JPH0422439A - 有機化合物又はその溶液の精製法 - Google Patents

有機化合物又はその溶液の精製法

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JPH0422439A
JPH0422439A JP12857190A JP12857190A JPH0422439A JP H0422439 A JPH0422439 A JP H0422439A JP 12857190 A JP12857190 A JP 12857190A JP 12857190 A JP12857190 A JP 12857190A JP H0422439 A JPH0422439 A JP H0422439A
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JP
Japan
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acid
chelate resin
solution
organic compound
metal ion
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Application number
JP12857190A
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English (en)
Inventor
Kimiaki Matsuda
松田 公昭
Ichiro Kosaka
小坂 伊知郎
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は金属イオンを含有する有機化合物又はその溶液
の精製方法に関するものである。さらに詳しくは、特定
のキレート樹脂を使用して有機化合物又はその溶液中の
不純物である金属イオンを効率よく除去する方法に関す
るものである。
〈従来の技術〉 化学、医薬、食品等の工場で、製造され使用されている
有機化合物製品中には、不純物元素である金属イオンを
大かれ少なかれ含有する。例えば水銀を例に挙げれば、
日本酒は0,005ppm 、ビールは02口04−0
.006ppm 、乳酸飲料は0.018〜0. O3
lppm C高分子加工、第23巻、377頁(197
4)〕含有する。このような製品中の金属イオンは、原
料の生物体中に存在する金属イオン、製造過程での同伴
、製造装置材質からの溶出、製造環境からの汚染等に由
来する。このような有機化合物製品中の金属イオンの規
制は分析技術の向上に伴い、増々厳しい方向に進んでい
る。
一般に液体中の微量不純物の除去方法としては、濾過や
、活性炭、イオン交換樹脂による吸着処理が知られてお
り、特に水溶液中のイオン成分の除去としてはイオン交
換樹脂による吸着処理が広く採用されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、通常のイオン交換樹脂による処理は、金
属イオンの除去の程度の点で必ずしも満足すべきもので
はない。とりわけ分子中にカルボキシル基を有する有機
化合物製品については、カルボキシル基と該製品中の金
属イオンがイオン又はキレート結合を形成する為に、満
足な結果が得られない。
111、      。かかる事情に鑑み、本発明者ら
は有機化合物特にカルボキシル基を有する有機化合物又
はその溶液中の金属イオンを効率よく除去する方法を見
出すべく鋭意検討した結果、アミノカルボン酸基および
/またはイミノカルボン酸基を有するキレート樹脂が有
機化合物中の金属イオンに対する選択吸着性が良く吸着
容量も大きいことを見出し本発明を完成するに至った。
く課題の解決手段〉 本発明は、金属イオンを含有する有機化合物又はその溶
液を、アミンカルボン酸基および/またはイミノカルボ
ン酸基を有するキレート樹脂と接触させて、当該有機化
合物中に含まれる金属イオンを吸着除去することを特徴
とする有機化合物又はその溶液の精製方法である。
本発明に使用されるキレート樹脂は、アミノカルボン酸
基および/またはイミノカルボン酸基を有するキレート
樹脂であり、樹脂基体、形状、製造方法は特に限定され
ない。一般には下記のものが例示される。
(1)クロルメチル基、スルホニルクロリド基、カルボ
ニルクロリド基、二)IJル基、m芒4=キに)仕蘂日
−イソシアナート基、エポキシ基、アルデヒド基、塩素
、臭素、ヨウ素のハロゲン原子等のアミン反応性基を有
した重合体に、グリシン、アラニン、β−アラニン、イ
ミノジ酢酸、イミノジプロピオン酸、エチレンジアミン
三酢酸、エチレンジアミン三酢酸等のアミノ酸化合物を
反応させて得られる樹脂、 (2)1級もしくは2級アミノ基を有するアミノ樹脂に
、ハロゲン化アルキルカルボン酸化合物、例えばモノク
ロル酢酸、モノブロム酢酸、モノクロルプロピオン酸、
モノブロムプロピオン酸、またはこれらのアルカリ金属
もしくはアルカリ土類金属の塩等を反応させて得られる
樹脂、(3)1級もしくは2級アミノ基を有するアミノ
樹脂に、アクリル酸、メタクリル酸、アセチレンジカル
ボン酸、マイレン酸、又はこれらの酸のアルカリ金属、
アルカリ土類金属塩若しくはメチル、エチルエステル等
(以下、アクリル酸系化合物と称する)を反応させ、エ
ステルの場合にはさらに加水分解を行わせて得られる樹
脂、 等が挙げられる。これらの樹脂は、スミキレートMC−
30、MC−75、MC−76(J21flt友化学2
fv)、デュオライトC−466(デュオライトインタ
ーナショナル社製)、ダイヤイオンCR−10(三菱化
成社製)、ユニセレック[IR−10,20,30,4
0,50,(ユニチカ社製)等として市販されている。
本発明の対象である有機化合物又はその溶液は、不純物
として金属イオンを含み、キレート樹脂のアミノカルボ
ン酸基および/またはイミノカルボン酸基と、金属イオ
ンと同等またはそれ以上の強固なキレート結合を形成す
ることのない有機化合物の溶液あれば特に制限されるも
のではない。
又これらの有機化合物自身が室温で液体の場合はその有
機化合物自身であってもよい。
例示スると、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、メチルアルコール、スバラギン酸、
アスパラギン、アルギニン、ンスティン、グルタミン酸
、グルタミン、グリンン、ヒスチジン、インロイノン、
ロインン、リジン、メチオニン、オルニチン、フェニル
アラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトフ
ァン、チロンン、バリン等のアミノ酸又はこれらの7ミ
ノ酸のアルカリ金属塩若しくは鉱酸塩、グルコース、フ
ラクトース、アミロース、グリコーゲン、レクチン、ガ
ラクトース、セルロース、グルコマンナン、ガラクトマ
ンナン、サイクロデキストリン、フラクタン、オリゴ糖
等の糖類、アデニン、グアニン、シトニン、ウラシル、
チミン、アデノシン、イノシン、グアノシン、チミジン
、5゛−アデニル酸、5°−イノシン酸、5′−グアニ
ル酸、5’−キサニチル酸、5゛−シチジル酸、5“−
ウリジル酸、5′−チミジル酸等の核酸系化合物、チア
ミン、チアミン1リン酸、ヒドロキシエチルチアミンリ
ボフラビン、フラピン5゛−リン酸、ピリドキシン、ピ
リドキサール、ピリドキサミン、ピリドキシン5−リン
酸、ニコチン酸、ニコチンアミド、パントテン酸、葉酸
、リボ酸、ビオチン等のビタミン類、アジピン酸、アニ
リン、フェノール、モルホリン、クマリン、尿酸、アン
トラキノン、ピリジン、ナフトール、H酸、ウロトロビ
ン、インドフェノール、ロゾール酸、ピロガロール、J
酸、キノリン等の=0、−叶、−COOH,NL>0又
は>tillの基を有する医薬染料中間体、尿素、チオ
尿素、メラミン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホオキシド等の> C=0、−NH,又は> C=Sの
基を存する有機化学薬品、しょうゆ、酒、焼酎、乳酸、
アミノ酸、核酸等の醗酵液、オレンジ、みかん、リンゴ
、ブドウ等果物の果汁液等の有機化合物の酸性、中性、
アルカリ性の水溶液や、有機化合物自身が室温で液体の
場合はその有機化合物自身が挙げられる。
特に分子中にカルボキシル基を有する有機化合物の場合
は金属イオンと安定な錯体を形成しゃすいた約、イオン
交換樹脂による不純物イオンの除去は著しく困難であり
、本発明のアミノカルボン酸基および/またはイミノカ
ルボン酸基を有するキレート樹脂による処理が特に有効
である。
本発明における精製の対象である有機化合物溶金属イオ
ンと有機化合物溶液との結合力より強いものであれば特
に制限されるものではない。
例示すると、周期律表IB族のCu、Δg1Δu、■族
のMg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、Hg、I[I
族のΔ1SGa、In、Tl5Sc。
¥1■族のFe、Co、Ni、Ru、Rh、Pa、0s
Spt、ランクメイド元素のLa、Ce。
Pr1Nd、Pm、Sm、Fu、Cd、Lu、アクチノ
イド元素のUのイオンが挙げられる。
本発明に使用されるアミノカルボン酸基および/または
イミノカルボン酸基を有するキレート樹脂は金属イオン
とりわけ2価以上の金属イオンに対しても吸着性が高く
、有機化合物とキレート形成をしている金属イオンに対
しても吸着性を有するために、そのような有機化合物に
含まれる金属イオンの除去に好ましく用いられる。キレ
ート樹脂と接触させる有機化合物の溶液が有機化合物の
水溶液である場合、一般にph2〜10の範囲で実施さ
れるが、金属イオンの種類によっては全ph領域で実施
が可能であり、その条件は、適宜予備実験を行うことに
より設定することができる。
有機化合物又はその溶液とキレート樹脂との接触方法は
特に制限されるものではなく、キレート樹脂を充填した
塔内へ有機化合物又はその溶液を通液する方法、有機化
合物又はその溶液中へキレート樹脂を浸漬し次いで濾過
分離する方法等が例示される。有機化合物又はその溶液
とキレート樹脂との接触温度も特に制限されるものでは
な(通常0〜110℃で実施可能であるが、有機化合物
と金属イオンとの結合を切り金属イオンどキレート樹脂
との結合を早めるためには高温が望ましく、好ましくは
40〜100℃特に好ましくは50〜100℃で実施さ
れる。また、接触時間も特に制限されるものではない。
有機化合物又はその溶液量に対する使用するキレート樹
脂量、接触温度及び接触時間等は適宜予備実験を行うこ
とにより設定することができる。
本発明のキレート樹脂により吸着された不純物である金
属イオンは適当な溶離剤を用いて溶離回収することがで
きる。溶離剤としては、吸着した金属イオン種類により
異なるが一般に1〜6規定濃度の塩酸、硝酸等の酸性水
溶液が用いられる。
このようにして不純物である金属イオンを脱着した後の
キレート樹脂はそのまま、あるいは必要に応じて水及び
/または水酸化す) IJウム、水酸化カリウム、アン
モニア等の塩基性水溶液もしくは硫酸、塩酸、硝酸等の
鉱酸水溶液で処理を行った後、再び有機化合物又はその
溶液中の不純物である金属イオンの吸着に繰り返し用い
ることができる。
〈発明の効果〉 本発明のアミノカルボン酸基および/またはイミノカル
ボン酸基を有するキレート樹脂は、有機化合物又はその
溶液中の不純物である金属イオンに対する選択吸着性が
良く、吸着容量も大きく金属イオンの吸着平衡濃度を著
しく低下させることができるので金属イオンを含有する
有機化合物又はその溶液の精製には有効であり、その工
業的価値は極めて大きいものがある。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが
、本発明は実施例によって制限されるものではない。
実施例1 アミノカルボン酸基を有する市販のキレート樹脂である
スミキレ−)” IC−75(住人化学工業社製)(以
下、本樹脂をキレート樹脂Aと称する。
) 20m1を充填したカラムに鉄を3.2mg/j!
、銅を0.8mg/C:lパル)・を13mg/β、を
含有する有機酸水溶液(酢酸12%、グルタル酸8%、
アジピン酸4%含有)20βを下向流にて、5V10H
r’の速度で室温下に通液したところ、流出液中の金属
濃度はいずれも0.01mg/j!以下であった。
実施例2及び3 実施例1で用いたアミノカルボン酸基を有するキレート
樹脂Aを、イミノニ酢酸基を有する市販のキレート樹脂
であるスミキレート’MC−30(住人化学工業社製、
以下本樹脂をキレート樹脂Bと称する)1イミノニ酢酸
基を有する市販のキレート樹脂であるユニセレック”V
R−30(ユニチカ社製、以下本樹脂をキレート樹脂C
と称する)に変えた以外は実施例1と同様にして吸着試
験を行った。その結果を第1表に示した。
第1表 比較例 実施例1で用いたアミノカルボン酸基を有するキレート
樹脂へを、市販の弱酸性イオン交換樹脂であるデンオラ
イ)” C−464(ローム・アンド・ハース社製)に
変えた以外は実施例1と同様にして吸着試験を行った。
その結果を第2表に示す。
第2表 (以下余白)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属イオンを含有する有機化合物又はその溶液を
    、アミノカルボン酸基および/またはイミノカルボン酸
    基を有するキレート樹脂と接触させて、当該有機化合物
    中の金属イオンを吸着除去することを特徴とする有機化
    合物又はその溶液の精製法。
  2. (2)有機化合物が、分子中にカルボキシル基を有する
    ものである請求項1の有機化合物又はその溶液の精製法
JP12857190A 1990-05-17 1990-05-17 有機化合物又はその溶液の精製法 Pending JPH0422439A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0618185A1 (en) * 1993-03-22 1994-10-05 BP Chemicals Limited Process for the removal of corrosion metal contaminants from liquid compositions
CN1045577C (zh) * 1993-02-22 1999-10-13 住友电气工业株式会社 玻璃予制品的火焰磨蚀方法

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