JPH0421540Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0421540Y2 JPH0421540Y2 JP4622388U JP4622388U JPH0421540Y2 JP H0421540 Y2 JPH0421540 Y2 JP H0421540Y2 JP 4622388 U JP4622388 U JP 4622388U JP 4622388 U JP4622388 U JP 4622388U JP H0421540 Y2 JPH0421540 Y2 JP H0421540Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- potential gradient
- medium
- cylindrical
- center electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 claims description 11
- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
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Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は媒体の殺菌を連続的あるいは一括処理
が可能な殺菌装置の改良に関する。
が可能な殺菌装置の改良に関する。
［従来の技術］
従来の殺菌装置の一例として第１１図に示すよ
うなものがある。これは、媒体の入口および出口
を有する円筒電極２内部に中心電極１例えば線電
極が配置されているだけで、中心電極１の近傍に
邪魔板がなく、入口から入つてくる原液が両電極
間に一様に流れることができるようになつてい
て、両電極１，２間に高電圧パルス電源４により
高電圧パルスを印加することにより、両電極１，
２間に生ずる電界でこの間を流通する原液を連続
的あるいは一括に殺菌処理した処理液が出口から
排出されるようになつている。図中３は絶縁キヤ
ツプ、５はポンプである。
うなものがある。これは、媒体の入口および出口
を有する円筒電極２内部に中心電極１例えば線電
極が配置されているだけで、中心電極１の近傍に
邪魔板がなく、入口から入つてくる原液が両電極
間に一様に流れることができるようになつてい
て、両電極１，２間に高電圧パルス電源４により
高電圧パルスを印加することにより、両電極１，
２間に生ずる電界でこの間を流通する原液を連続
的あるいは一括に殺菌処理した処理液が出口から
排出されるようになつている。図中３は絶縁キヤ
ツプ、５はポンプである。
［考案が解決しようとする課題］
第１１図に示す従来の殺菌装置においては、中
心電極１と円筒電極２間の電位勾配は第１２図の
ようになり、中心電極１の近傍で高く、円筒電極
２近くになるに従つて低くかつ横ばいとなる。こ
のため、電位勾配の緩やかな円筒電極２近くを流
通する媒体の殺菌効果は低くなる。
心電極１と円筒電極２間の電位勾配は第１２図の
ようになり、中心電極１の近傍で高く、円筒電極
２近くになるに従つて低くかつ横ばいとなる。こ
のため、電位勾配の緩やかな円筒電極２近くを流
通する媒体の殺菌効果は低くなる。
そこで、本考案は殺菌効果が向上する殺菌装置
を提供することを目的とする。
を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］
本考案の殺菌装置は、円筒電極内に中心電極を
配置し、この両電極間に電圧を印加することによ
り得られる電界によつて前記両電極間を流通する
媒体を殺菌するものにおいて、前記中心電極近傍
の電位勾配の急な領域に前記媒体を強制的に流通
させる手段を円筒電極内に設けたものである。
配置し、この両電極間に電圧を印加することによ
り得られる電界によつて前記両電極間を流通する
媒体を殺菌するものにおいて、前記中心電極近傍
の電位勾配の急な領域に前記媒体を強制的に流通
させる手段を円筒電極内に設けたものである。
［作用］
本考案は前記のように構成されているので、電
位勾配の急な中心電極近傍に媒体が流通するの
で、第１１図に示す従来装置に比べて殺菌効果が
向上する。
位勾配の急な中心電極近傍に媒体が流通するの
で、第１１図に示す従来装置に比べて殺菌効果が
向上する。
［実施例］
以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明するが、ここでは第１１図と異なる点のみを
説明する。第１図はその第１の実施例を説明する
ための図であり、第２図は第１図の−線に沿
つて切断し矢印方向に見た断面図である。すなわ
ち、円筒電極２内部に絶縁物からなるドーナツ形
の仕切板６を複数子を管軸方向に間隔を存して配
置したものである。
説明するが、ここでは第１１図と異なる点のみを
説明する。第１図はその第１の実施例を説明する
ための図であり、第２図は第１図の−線に沿
つて切断し矢印方向に見た断面図である。すなわ
ち、円筒電極２内部に絶縁物からなるドーナツ形
の仕切板６を複数子を管軸方向に間隔を存して配
置したものである。
以上のように第１の実施例では、仕切板６が設
けられているので、入口からの流入する媒体例え
ば原液は、強制的に中心電極１例えば線電極の近
傍に向つて流れ、第３図に示すように電位勾配の
急な領域（第３図の破線から左側）を流通するこ
とから殺菌効果は向上し、またこれと同時に仕切
板６を通過後は流れは広がり、この集合と分散を
繰返し、原液および処理中の液体が攪拌されるこ
とから媒体の殺菌効果が均一となる。
けられているので、入口からの流入する媒体例え
ば原液は、強制的に中心電極１例えば線電極の近
傍に向つて流れ、第３図に示すように電位勾配の
急な領域（第３図の破線から左側）を流通するこ
とから殺菌効果は向上し、またこれと同時に仕切
板６を通過後は流れは広がり、この集合と分散を
繰返し、原液および処理中の液体が攪拌されるこ
とから媒体の殺菌効果が均一となる。
第４図は本考案の第２の実施例を説明するため
の図であり、円筒電極２内側に、所望の電気抵抗
を有する素焼の多孔質又はセラミツク、テフロン
等の絶縁物に微孔を数多く設けた円筒状の抵抗物
１６を設けたものである。
の図であり、円筒電極２内側に、所望の電気抵抗
を有する素焼の多孔質又はセラミツク、テフロン
等の絶縁物に微孔を数多く設けた円筒状の抵抗物
１６を設けたものである。
この第２の実施例のように抵抗物１６を円筒電
極２内側に配設することにより、中心電極１例え
ば線電極の近傍の電位勾配の急な領域に媒体例え
ば原液が強制的に流通させられるので、殺菌効果
が従来装置に比べて向上する。さらに、抵抗物１
６を設けることにより、抵抗の大きい負荷が直列
に挿入されたことになるので、電流が少なくな
り、消費電力の低減が可能となるとともに、円筒
電極２内部の電位勾配を第５図のように調整する
ことができる。第１１図のような構成では殺菌す
る流体の導電率が高くなるにつれ、同一の殺菌効
果を得るためには、より多くの電流または電圧あ
るいは電力が必要となり、消費電力が増える。
極２内側に配設することにより、中心電極１例え
ば線電極の近傍の電位勾配の急な領域に媒体例え
ば原液が強制的に流通させられるので、殺菌効果
が従来装置に比べて向上する。さらに、抵抗物１
６を設けることにより、抵抗の大きい負荷が直列
に挿入されたことになるので、電流が少なくな
り、消費電力の低減が可能となるとともに、円筒
電極２内部の電位勾配を第５図のように調整する
ことができる。第１１図のような構成では殺菌す
る流体の導電率が高くなるにつれ、同一の殺菌効
果を得るためには、より多くの電流または電圧あ
るいは電力が必要となり、消費電力が増える。
第６図および第８図は本考案の第３の実施例を
説明するための図であり、中心電極として円筒状
の導体に多数の孔をあけた多孔質管電極２６を用
いるか、または中心電極１例えば線電極の周囲に
多孔質絶縁管２６Ａを設け、この多孔質絶縁管２
６Ａまたは多孔質管電極２６内部に媒体例えば原
液を流通させることにより、原液は第６図の矢印
のように流れることから、第７図に示すように電
位勾配の急な領域を必ず通ることになり、殺菌効
果が従来装置に比べて向上する。
説明するための図であり、中心電極として円筒状
の導体に多数の孔をあけた多孔質管電極２６を用
いるか、または中心電極１例えば線電極の周囲に
多孔質絶縁管２６Ａを設け、この多孔質絶縁管２
６Ａまたは多孔質管電極２６内部に媒体例えば原
液を流通させることにより、原液は第６図の矢印
のように流れることから、第７図に示すように電
位勾配の急な領域を必ず通ることになり、殺菌効
果が従来装置に比べて向上する。
第９図は本考案の第４の実施例を説明するため
の図であり、円筒電極２の底部の絶縁キヤツプ３
の底面中央に攪拌子が位置するように、前記絶縁
キヤツプ３にマグネツト式攪拌機３６を設けたも
のである。
の図であり、円筒電極２の底部の絶縁キヤツプ３
の底面中央に攪拌子が位置するように、前記絶縁
キヤツプ３にマグネツト式攪拌機３６を設けたも
のである。
第９図のように構成されたものにおいて、媒体
例えば原液を殺菌処理する際に、攪拌機３６を回
転駆動させることにより、媒体は攪拌子７により
攪拌されながら高圧パルス電源４から発生したパ
ルス電圧が印加される。この場合、媒体は第９図
の矢印のごとく攪拌子７により攪拌されることか
ら、第１０図に示す電位勾配の急な領域を万偏な
く通るようになり、殺菌効果は第１１図の従来装
置に比べて向上する。
例えば原液を殺菌処理する際に、攪拌機３６を回
転駆動させることにより、媒体は攪拌子７により
攪拌されながら高圧パルス電源４から発生したパ
ルス電圧が印加される。この場合、媒体は第９図
の矢印のごとく攪拌子７により攪拌されることか
ら、第１０図に示す電位勾配の急な領域を万偏な
く通るようになり、殺菌効果は第１１図の従来装
置に比べて向上する。
なお、本考案は以上述べた実施例に限らず例え
ば、第１図、第４図、第６図、第９図の構成のも
のを複数個必要に応じて、直列あるいは並列に配
置するようにしてもよい。
ば、第１図、第４図、第６図、第９図の構成のも
のを複数個必要に応じて、直列あるいは並列に配
置するようにしてもよい。
［考案の効果］
以上述べた本考案によれば、中心電極近傍の電
位勾配の急な領域に、媒体を強制的に流通させる
手段を円筒電極内に設けたので、電位勾配の急な
中心電極近傍に媒体が流通することから、従来装
置に比べて殺菌効果が向上する殺菌装置を提供で
きる。
位勾配の急な領域に、媒体を強制的に流通させる
手段を円筒電極内に設けたので、電位勾配の急な
中心電極近傍に媒体が流通することから、従来装
置に比べて殺菌効果が向上する殺菌装置を提供で
きる。
第１図は本考案の第１の実施例を説明するため
の図、第２図の−線に沿つて切断し矢印方向
に見た断面図、第３図は第１図の円筒電極と中心
電極例えば線電極との間の電位勾配を示す図、第
４図は本考案の第２の実施例を説明するための
図、第５図は第４図の円筒電極と中心電極例えば
線電極との間の電位勾配を示す図、第６図および
第８図は本考案の第３の実施例を説明するための
図、第７図は第６図および第８図の円筒電極と中
心電極例えば線電極との間の電位勾配を示す図、
第９図は本考案の第４の実施例を説明するための
図、第１０図は第９図の円筒電極と中心電極例え
ば線電極との間の電位勾配を示す図、第１１図は
従来の一例を説明するための図、第１２図は第１
１図の円筒電極と中心電極例えば線電極との間の
電位勾配を示す図である。 １……中心電極例えば線電極、２……円筒電
極、３……絶縁キヤツプ、４……高電圧パルス電
源、５……ポンプ、６……仕切板、１６……抵抗
物、２６……多孔質管電極、２６Ａ……多孔質絶
縁管、７……攪拌子、３６……マグネツト式攪拌
機。
の図、第２図の−線に沿つて切断し矢印方向
に見た断面図、第３図は第１図の円筒電極と中心
電極例えば線電極との間の電位勾配を示す図、第
４図は本考案の第２の実施例を説明するための
図、第５図は第４図の円筒電極と中心電極例えば
線電極との間の電位勾配を示す図、第６図および
第８図は本考案の第３の実施例を説明するための
図、第７図は第６図および第８図の円筒電極と中
心電極例えば線電極との間の電位勾配を示す図、
第９図は本考案の第４の実施例を説明するための
図、第１０図は第９図の円筒電極と中心電極例え
ば線電極との間の電位勾配を示す図、第１１図は
従来の一例を説明するための図、第１２図は第１
１図の円筒電極と中心電極例えば線電極との間の
電位勾配を示す図である。 １……中心電極例えば線電極、２……円筒電
極、３……絶縁キヤツプ、４……高電圧パルス電
源、５……ポンプ、６……仕切板、１６……抵抗
物、２６……多孔質管電極、２６Ａ……多孔質絶
縁管、７……攪拌子、３６……マグネツト式攪拌
機。
Claims (1)
- 円筒電極内に中心電極を配置し、この両電極間
に電圧を印加することにより得られる電界によつ
て両電極間を流通する媒体を殺菌するものにおい
て、前記中心電極近傍の電位勾配の急な領域に、
前記媒体を強制的に流通させる手段を前記円筒電
極内に設けた殺菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4622388U JPH0421540Y2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4622388U JPH0421540Y2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01150942U JPH01150942U (ja) | 1989-10-18 |
| JPH0421540Y2 true JPH0421540Y2 (ja) | 1992-05-18 |
Family
ID=31272499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4622388U Expired JPH0421540Y2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0421540Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005107821A1 (en) * | 2004-05-07 | 2005-11-17 | University Of Waterloo | Electric field fluid treatment chamber |
| WO2011024229A1 (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-03 | テルモ株式会社 | 弱酸性電解水生成装置 |
| US9487875B2 (en) * | 2012-12-27 | 2016-11-08 | Osaka Electro-Communication University | Producing electrolyzed liquid |
| US9546428B2 (en) | 2013-03-01 | 2017-01-17 | Osaka Electro-Communication University | Producing electrolyzed liquid |
| CN107207291B (zh) | 2015-01-21 | 2018-10-02 | 三菱电机株式会社 | 水处理装置以及水处理方法 |
-
1988
- 1988-04-07 JP JP4622388U patent/JPH0421540Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01150942U (ja) | 1989-10-18 |
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