JPH0421378Y2 - - Google Patents

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JPH0421378Y2
JPH0421378Y2 JP1986044455U JP4445586U JPH0421378Y2 JP H0421378 Y2 JPH0421378 Y2 JP H0421378Y2 JP 1986044455 U JP1986044455 U JP 1986044455U JP 4445586 U JP4445586 U JP 4445586U JP H0421378 Y2 JPH0421378 Y2 JP H0421378Y2
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curved
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fireproof
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は湾曲した表面を有する被覆パネルの
裏側に耐火材を固着した湾曲複合耐火パネルに関
する。
(従来の技術) 建物の外壁等に用いる複合耐火パネルとして
は、たとえば実開昭59−194420号公報に示される
ように、軽量気泡コンクリート板、石綿セメント
板、石綿セメントけい酸カルシウム板などの耐火
パネルに、この耐火パネルの表面部とほぼ同じ大
きさの主板部の四周に折曲片部を連設した箱状の
ほうろうパネルなどから成る被覆パネルを被せ、
主板部を接着剤により、折曲片部を釘などによ
り、それぞれ上記耐火パネルに連結固着したもの
が多く用いられている。そして主板部が湾曲板状
を呈する被覆パネルを用いて、表面側が湾曲した
湾曲複合耐火パネルを製造する場合も、上記と同
様な方法により製造していた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上記の方法で湾曲複合耐火パネルを製
造する場合、被覆パネルの表面側の曲率半径を有
する下型と、耐火パネルの表面側の曲率半径を有
する上型から成る強固な金型により、耐火パネル
と被覆パネルの積重ね品を加圧保持して主板部の
凹凸を矯正しつつ接着剤を固化させる必要があ
る。このため製品形状の変るごとに金型を製作せ
ねばならないので費用がかさみ、また平板状の場
合と異なり1組の金型で同時に複数個の製品を得
ることができないので、生産能率も劣るものであ
つた。さらにプレス設備および熟練したプレス作
業員を必要とするので、これらを有さない工場で
は製造できなかつた。
この考案は上記従来の問題点を解決するもの
で、プレスおよび金型を用いることなく簡潔な工
程で製造でき、設備費および工具費が安価で済
み、製造時間も短くて済む湾曲複合耐火パネルを
提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) しかしてこの考案の湾曲複合耐火パネルは、湾
曲板状の主板部の四周に折曲片部を連設した箱状
の被覆パネルの裏側に、可撓性を有する平板状の
耐火パネルを嵌込み、上記主板部に沿つて湾曲し
た上記耐火パネルの湾曲辺の裏面縁部に係合する
湾曲した係合面を有する取付枠を、上記折曲片部
に固着したことを特徴とする湾曲複合耐火パネル
である。
(作用) この考案の湾曲複合耐火パネルにおいては、取
付枠の湾曲した係合面によつて耐火パネルは主板
部の裏面に沿つて湾曲するように規制される。こ
れによつて耐火パネルは耐火パネル自体の材料の
弾性によりほぼ均一な曲げ半径の円筒面を有する
湾曲板状に変形するので、この耐火パネルに重ね
られている主板部の裏側面(耐火パネル側)への
膨出部分が表面側に向うよう耐火パネルによつて
押圧され、主板部の凹凸が軽減化されて表面精度
のすぐれた湾曲複合耐火パネルが得られる。
(実施例) 以下第1図乃至第5図によりこの考案の一実施
例を説明する。
第1図乃至第3図に示すように、被覆パネル1
は長手方向に湾曲した湾曲板状の主板部2の四周
に折曲片部3を連設した箱状を呈する板厚1.6mm
のほうろうパネルから成る。4はパネルの建物躯
体への取付用のクリツプで、折曲片部3に溶接さ
れている。クリツプ4と折曲片部3の重ね合せ部
には、タツピンねじ5(後述)よりも大直径の孔
6および7が、クリツプ4および折曲片部3にそ
れぞれ穿設されており、被覆パネル1はこれらの
孔を重ね合せてクリツプ4を溶接した後、ほうろ
う加工されている。また耐火パネル8は厚さ10〜
30mmのけい酸カルシウム板から成り、主板部2よ
りやや小さい平面形状を有し、被覆パネル1に裏
側から嵌込まれ、主板部2に重ね合せられてい
る。折曲片部3には、耐火パネル8を主板部2と
の間で挟持する形で、取付枠10がタツピンねじ
5により固着してある。この取付枠10は、長手
方向の折曲片部3に沿つて延びるR曲げ加工した
アングルから成る一対の縦枠材11と、巾方向の
折曲片部3に沿つて延びるアングルから成る一対
の横枠材12と、両縦枠材11の中間部を連結す
るアングル製の補強材13とから成り、各枠部材
の端部を連結板14を介して一体に溶接したもの
である。縦枠材11、横枠材12および補強材1
3の主板部2に対向する係合面11a,12aお
よび13aは、耐火パネル8の裏面に係合して、
耐火パネル8を湾曲板状に規制する機能を有し、
縦枠材11はその湾曲した係合面11aの曲げ半
径が、主板部2の表面の曲げ半径から主板部2お
よび耐火パネル8の板厚を差引いた値に等しくな
るようにR曲げ加工されている。
第4図および第5図は、上記構成の湾曲複合耐
火パネル16の製造工程を示し、先ず第4図aに
示すように湾曲した主板2部に沿つて該主板部の
四辺縁部を支承する湾曲した支承面21を有する
支持台20上に、被覆パネル1を表面側を下にし
て載せる。この支持台20は、R曲げ加工したア
ングル材22等を用いて安価に製作できる。次に
同図bに示すように、被覆パネル1の裏側に耐火
パネル8を載せ、さらにこの上に縦枠材11と横
枠材12を折曲片部3の内壁面に沿わせて耐火パ
ネル8上に載せる。そして同図cおよび第5図に
示すように複数個の万力23(1個のみ図示)に
より縦枠材11および横枠材12と、支持台20
の支承面21形成部材(この実施例ではアングル
材)の下面との間を締付けて、耐火パネル8を縦
枠材11および横枠材12と主板部2との間には
さみ込む。これによつて可撓性を有する耐火パネ
ル8の縁部は主板部2の裏面に沿うよう主板部2
に圧接される。この状態でクリツプ4取付部の孔
6および7を通してタツピンねじ5を縦枠材11
および横枠材12にねじ込み、これらと折曲片部
3とを連結固着する。次に縦枠材11と横枠材1
2の各端部を連結板14を介して溶接して相互に
固着し、さらに補強板13を、係合面13aを耐
火パネル8の裏面に向けて手等により該裏面に向
つて押え込み、この押え込み状態で両端部を連結
板14を介して縦枠材11に溶接して、湾曲複合
耐火パネル16を得る。
上記構成の湾曲複合耐火パネル16において
は、縁部を縦枠材11および横枠材12によつて
主板部2に沿うように規制された可撓性を有する
耐火パネル8は、パネル材料の弾性によつてほぼ
均一な曲げ半径の湾曲板状に変形し、この耐火パ
ネルの表面に接する主板部2のうねりなどの凹凸
が矯正され、主板部2の表面精度が向上する。こ
れにより従来のようなプレスによる前面圧着をお
こなわなくても、表面精度のすぐれた湾曲複合耐
火パネルを得ることができる。考案者の実測結果
によると、上記被覆パネル1(但し主板部2の平
面寸法=825mm×2847mm、表面の曲げ半径=14000
mm)の単体時の主板部表面には、半径14000mmの
曲面に対して±6mmの凹凸(うねり状の焼成ひず
み)があつたが、上記湾曲複合耐火パネル16に
組立後の主板部表面の凹凸は±1mmにまで矯正さ
れた。
この考案は、上記実施例に限定されるものでは
なく、たとえば上記実施例では補強材13を有す
る取付枠10を用いたので、この補強材13によ
り耐火パネル8の中央部付近が補強されて耐火パ
ネル8の湾曲精度が向上し、主板部2の表面精度
も向上するという長所を有するが、パネル巾の狭
い場合や耐火パネルの厚さが厚い場合等は、この
補強材13を省略してもよい。また同様に横枠材
12も、パネル巾の狭い場合や耐火パネルの厚さ
が厚い場合等は省略してもよい。また上記実施例
では主板部2と耐火パネル8の間には接着剤を介
在させてないので、製作工程が特に簡潔であると
いう長所を有するが、補強等のためにウレタンゴ
ム系等の遅乾性の接着剤を主板部と耐火パネルの
間に介在させてもよい。また取付枠10と折曲片
部3の固着はクリツプ4部以外の部分でおこなつ
てもよいし、またタツピンねじ5のほか、リベツ
ト、ボルト、溶接、接着など他の手段により固着
をおこなつてもよい。またこの考案における被覆
パネルとしては、ほうろうパネル以外にステンレ
スパネル、カラー鉄板パネル、合成樹脂被覆鉄板
パネルなど各種のパネルを用いることができ、ま
た可撓性を有する耐火パネルとしては、けい酸カ
ルシウム板の他に、石綿セメント板、石膏ボード
などの各種の耐火パネルを用いることができる。
以上は長手方向に湾曲した湾曲耐火パネルにつ
いて説明したが、この考案は巾方向(短手方向)
に湾曲した複合耐火パネルにも適用でき、また主
板部の一部が湾曲した複合耐火パネルにも適用で
きるものである。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、プレス
および金型を用いることなく簡潔な工程により湾
曲複合耐火パネルを製造することができ、設備費
および工具費が安価で済み、製造時間も短時間で
済む。また取付枠の湾曲した係合面によつて耐火
パネルは主板部の裏面に沿つて湾曲するように規
制され、これによつて耐火パネルは耐火パネル自
体の材料の弾性によりほぼ均一な曲げ半径の円筒
面を有する湾曲板状に変形するので、この耐火パ
ネルに重ねられている主板部の裏側面(耐火パネ
ル側)への膨出部分が表面側に向うよう耐火パネ
ルによつて押圧され、主板部の凹凸が軽減化され
て表面精度のすぐれた湾曲複合耐火パネルが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す湾曲複合耐
火パネルの裏面側の斜視図、第2図は第1図のA
−A線部分断面図、第3図は同じくB−B線部分
断面図、第4図a〜cは第1図の湾曲複合耐火パ
ネルの製造工程説明縦断面図、第5図は第4図c
のC−C線部分断面図ある。 1……被覆パネル、2……主板部、3……折曲
片部、5……タツピンねじ、8……耐火パネル、
10……取付枠、11a……係合面、16……湾
曲複合耐火パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 湾曲板状の主板部の四周に折曲片部を連設した
    箱状の被覆パネルの裏側に、可撓性を有する平板
    状の耐火パネルを嵌込み、上記主板部に沿つて湾
    曲した上記耐火パネルの湾曲辺の裏面縁部に係合
    する湾曲した係合面を有する取付枠を、上記折曲
    片部に固着したことを特徴とする湾曲複合耐火パ
    ネル。
JP1986044455U 1986-03-26 1986-03-26 Expired JPH0421378Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986044455U JPH0421378Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JP1986044455U JPH0421378Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JPS62155111U JPS62155111U (ja) 1987-10-02
JPH0421378Y2 true JPH0421378Y2 (ja) 1992-05-15

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JP1986044455U Expired JPH0421378Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4661237B2 (ja) * 2005-01-31 2011-03-30 株式会社イトーキ 湾曲パネル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112022U (ja) * 1974-07-15 1976-01-29
JPS578219B2 (ja) * 1975-03-27 1982-02-15

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Patent Citations (2)

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JPS5112022U (ja) * 1974-07-15 1976-01-29
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