JPH04213274A - 自動色補正による電子式画像処理方法及び装置 - Google Patents

自動色補正による電子式画像処理方法及び装置

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JPH04213274A
JPH04213274A JP3022655A JP2265591A JPH04213274A JP H04213274 A JPH04213274 A JP H04213274A JP 3022655 A JP3022655 A JP 3022655A JP 2265591 A JP2265591 A JP 2265591A JP H04213274 A JPH04213274 A JP H04213274A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6027Correction or control of colour gradation or colour contrast

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  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は一般にオリジナルの像の調製に関
する。
【0002】より特別には、本発明は、電子式画像処理
の際の色相の自動修正に関する。
【0003】色相の自動修正においては、オリジナルの
像は、一連の列と行とに配された多数の点において三原
色で電子光学的に走査される。得られた濃度信号は一群
の点において平均化され、解像度の減じられた像を表す
少数にされた平均濃度信号を生ずる。次いで平均濃度信
号は色光度信号、即ち色差信号、及び輝度信号に変換さ
れる。この場合、この輝度信号及び色信号の対は点の各
グループと関連する。色補正回路を使用した電子式画像
処理は、カラー画像の複写(ポジ−ポジ)用、及びカラ
ーネガからのカラー写真の複写用に使用されることが多
くなっている。例えば、***公告第3629469号、
及びこれに引用された文献を参照されたい。上述のよう
に、オリジナルの像は一連の列と行を規定する多数の点
にて走査される。通常、オリジナルの像の走査は三原色
の赤、緑及び青で連続して行なわれる。オリジナルの像
を表す得られた電気信号は、特定の基準に従って変更又
は修正される。一般に、信号はデジタル化され、その後
デジタルメモリに一時的に蓄積される。変更された信号
はカラー露光装置、例えば一連の像上の点において作動
するCRT走査印刷システムに送られる。露光装置は電
気信号を光学像に変換し、続いて例えばカラーネガ印画
紙のような記録用材料が像に露光される。光学像は、電
気的な像の信号の変換により1点1点作られることが注
意される。
【0004】輝度信号及び色信号への転換はビデオ技術
から知られている。この場合、写真から得られた色、例
えば色相に差がある場合、あるいは転換中に色違いが生
じて補償しなければならない場合には、電子的手段によ
り色補正が行なわれる。
【0005】カラー像複写システムを使用するカラー写
真像の作成においては、色の望ましくない偏差は、通常
、総ての像の点のカラーベクトルの平均値を基準グレー
ポイントに対して調整することにより補償される。この
ために、実際的には、例えば1又は2つのカラーチャン
ネルにおける増幅度を増加することにより、カラーベク
トルにシフトを生じさせるように作用するカラーバラン
ス調整器が設けられている。また、オリジナルの像のモ
チーフに必要とされる場合、例えば芝の緑又は赤い夕焼
けの空の場合には、基準グレーポイントから予め定めら
れた偏差を生じさせることも可能である。平均値は全画
像に亙って取られるので、全体についてのカラー偏差又
は色相の補償又は補正しかできない。しかし、異なった
輝度を有する画像の部分に異なった色相が存在すること
がしばしばある。例えば、像の高輝度部分では赤(赤の
色相)に向かうシフトがあり、一方、低輝度部分は青緑
の色相を有することがある。この種の現象は「カラーイ
ンバランス」と呼ばれる。このような色相は上述の全体
的なカラーバランス調整又は調節では補償できない。 像の質を改善し得る方法を提供することが本発明の目的
である。
【0006】本発明の別の目的は、像の色相をより効果
的に補償し得る方法を提供することにある。
【0007】本発明の更に別の目的は、電子式画像処理
中に、輝度値が変化したときでも像全体に亙って総ての
形式の色相が自動的に補償され又は取り除かれるような
方法で改良された像の呈色を許容する方法を提供するこ
とにある。
【0008】本発明のなお別の目的は、像の質を改善し
得る装置を提供することである。
【0009】像の色相をより効果的に補償し得る装置を
提供することもまた本発明の目的である。
【0010】本発明の更に別の目的は、電子式画像処理
中に、輝度値が変化したときでも、像全体に亙って総て
の形式の色相が自動的に補償され又は除り除かれるよう
な方法で改良された像の呈色を許容する回路を含んだ装
置を提供することにある。
【0011】以上の目的、並びに説明の進行と共に明ら
かになるその他の目的が本発明により達成される。
【0012】本発明の1つの様相はオリジナルの像を調
製する方法にある。この方法は、原色の赤、緑及び青の
各々でオリジナルを走査すること、及び走査段階に基づ
くオリジナルの多数の領域の各々に対する輝度値の発生
を含む。輝度値は予め定められた範囲にわ亙たり、この
範囲は、輝度値の異なる1つ1つが異なったセグメント
内にあるように多数のセグメントに分割される。セグメ
ント内の輝度値を有するオリジナルの領域は、カラー優
位又はカラー非優位として分類される。選定されたセグ
メントの各々について少なくも1つの第2の値が算出さ
れ、この計算には、選定された各セグメントに対する第
2の値がそれぞれのセグメントの領域の全体色相を表す
ようにして優位領域及び非優位領域に異なった重みを割
り当てることが含まれる。それぞれの調整された第3の
値を発生させるために、第2の値の各々はグレーポイン
トを基準として調整され、第2及び第3の値の対に基づ
いて原色の各々についての補正曲線が確立される。
【0013】本発明の方法は電子式画像処理中における
色相の自動補正を可能にする。
【0014】走査段階は電子光学的に実行され、オリジ
ナルの走査は一連のN列及びM行を規定する多数の点に
おいて行なわれ得る。次に、生成段階は、各点における
赤、緑及び青の濃度値を生成すること、各々がオリジナ
ルの上記領域の1つに対応するグループに点を分割する
こと、及び各領域においての赤、緑及び青の平均濃度値
を得るためにグループの各々について赤、緑及び青の濃
度値をそれぞれ平均することを包含する。点はグループ
当たり一連のn列及びm行に分割することができる。こ
こでnはNよりも小さく、mはMよりも小さい。グルー
プの各列はj個の点を含み、各行はk個の点を含み、従
って n=N/j 及び m=M/k である。赤、緑
及び青の平均濃度値で表された像は、赤、緑及び青の当
初の濃度値で表された像よりも解像度が小さい。
【0015】発生段階は、各グループの赤、緑及び青の
平均濃度値を第1及び第2のクロミナンス値、即ち色差
値、及び輝度値に変換することを含む。輝度値を含んだ
輝度領域の各セグメントは、更にかかる輝度値に対応し
ている2つのクロミナンス値と組み合わされる。
【0016】オリジナルの種々の領域をカラー優位及び
カラー非優位に分類する段階は、各領域に対する区域的
な彩度値の決定及び彩度値の各々を閾値と共に使用する
ことを含む。これは、閾値と各彩度値との比較を含むこ
とが好ましい。
【0017】各選定されたセグメントについて少なくも
1つの第2の値を計算する段階は、各選定されたセグメ
ントについての第1及び第2の和の生成を含む。各選定
されたセグメントの第1の和は色相の影響を受け易いそ
れぞれの領域の第1のクロミナンス値を加えることによ
り得られ、一方、第2の値はこれらの領域の第2のクロ
ミナンス値を加えことにより得られる。従って、第1及
び第2の和は、それぞれセグメントの異なった領域につ
いての全クロミナンス値を表すと考えることができる。
【0018】第2の値を調整する段階は、グレー等価原
理を使用して行い得る。従って、調整段階は第1及び第
2の和をグレーポイントの方にシフトさせることを含み
得る。i番目の選択されたセグメントについての第1の
和をUiで表し、第2の和をViで表せば、これは数学
的には次のように表現される。
【0019】
【数1】 Ui + ΔUi = 0             
  (1)及び
【0020】
【数2】 Vi + ΔVi = 0             
(2)ここに、ΔUiはUiの移動を示し、ΔViはV
iの移動を示す。
【0021】あるいは、調整段階は、グレーポイントか
らはずれた予め定められた色又は色温度の方に第1及び
第2の和をシフトさせることを含み得る。これは数学的
には次のように表される。
【0022】
【数3】 Ui + ΔUi = Ugi           
 (3)及び
【0023】
【数4】 Vi + ΔVi = Vgi         (4
)ここに、Ugi及びVgiは新しい色に対する色光度
値である。
【0024】シフトされた和は、それそれのセグメント
についての調整後の全クロミナンス値を構成する。これ
らの調整された全クロミナンス値は、色相の補償された
オリジナルの全クロミナンス値を表わす。
【0025】本発明の方法は、各選定されたセグメント
に対する調整されていない全クロミナンス値、即ちシフ
トしていない第1及び第2の和を、対応する輝度値と共
に、各々のセグメントの領域についての調整されていな
い全濃度値を構成しているシフトしていない赤、緑及び
青の濃度値に変換する段階を含む。同様に、各選定され
たセグメントに対する調整された全クロミナンス値を、
関連する輝度値と共に、対応するセグメントの領域につ
いての調整された全濃度値を構成しているシフトされた
赤、緑及び青の濃度値に変換できる。調整された全体的
な赤、緑及び青の濃度値は、色相を補償したときの調整
されていない赤、緑及び青の濃度値をそれぞれ表す。
【0026】所定の原色の調整されていない全濃度値の
各々は、対応した調整済みの全濃度値を有する。i番目
の選定されたセグメントに対して3つの点(Ri、Ri
′)、(GiGi′)及び(Bi、Bi′)がある。 ここで、Ri、Gi、Bはそれぞれ調整されていない赤
、緑及び青の濃度値を示し、Ri′、Gi′、Bi′は
それぞれ調整された赤、緑及び青の濃度値を示す。各原
色についての点がプロットされ、好ましくはデカルト座
標システムにおいて対応した色の補正描線が作られる。 従って、原色の赤に対する点は赤の補正描線 R′=f
(Ri) の確立に使用され、原色の緑に対する点は緑
の補正描線Gi′=f(Gi) の確立に使用され、ま
た原色の青に対する点は青の補正描線 Bi′=f(B
i) の確立に使用される。描線は一連の連続した線分
又は単調に増加していく曲線の形式を取ることができる
【0027】補正描線を構成するためのデータを記憶す
ることでき、各原色毎にデータを記憶することが好まし
い。このために、各描線について個別のメモリが設けら
れる。メモリは消去可能でもプログラム可能でもよく、
更に例えば索引テーブルの形式のものでもよい。用語「
索引テーブル」はテーブル形式で一連の数値を記憶でき
る市販の電子部品を示すとして考える。
【0028】描線は、オリジナルの1点1点の走査中に
生成された赤、緑及び青の濃度値のための補正係数を得
るために使用される。赤の補正描線はオリジナルの1点
1点の走査中に得られた赤の濃度赤を補正するために使
用され、緑の補正描線はオリジナルの1点1点の走査中
に得られた緑の濃度赤を補正するために使用され、そし
て青の補正描線はオリジナルの1点1点の走査中に得ら
れた青の濃度赤を補正するために使用される。
【0029】予め定められたの輝度範囲のセグメントは
同じスパンを有し得る。あるいはセグメントのスパンは
輝度の増加と共に増加する。
【0030】それぞれのセグメントにクロミナンス値を
加えるより以前に行なわれる優位領域及び非優位領域に
対して異なる重みを割り当てる作業は、非優位領域のク
ロミナンス値に割り当てるよりも小さな重みを優位領域
のクロミナンス値に割り当てることを含み得る。重みの
減少はカラー優位の度合と共に階段状に変動し、又は一
般にクロミナンス値を表す信号の偏りに基づくことがで
きる。
【0031】前述のように、優位領域及び非優位領域は
、関係するセグメントの部分的彩度値の決定及び各彩度
値と閾値との比較により、互いに区別されることが好ま
しい。異なった閾値が輝度範囲の各セグメントと組み合
わせられ、閾値は輝度増加と共に単調に増加する。これ
らの閾値を、例えば索引テーブルに記憶することができ
る。
【0032】第1近似としては、閾値は直線的関係に従
うのが有利である。優位及び非優位の領域は次の基準を
使用して互いに区別される。
【0033】
【数5】 Sti  ≦  k0+(k1×Ypi)      
(5)ここせ、Stiはi番目のセグメントの閾値を示
し、Ypiはi番目のセグメントについて計算された輝
度値を示し、k0は10から20の間の値を有する定数
であり、そしてk1は0.05と0.15との間の値を
有する定数である。
【0034】先に示したように、予め定められた輝度範
囲の種々のセグメントにおいて原色の各々に対して算出
された色相補正係数は、一連の連続した線分の形で描線
にプロットされる。しかしながら、かかる描線は、各補
正描線に対して連続的な単調に増加する曲線が得られる
ように通常の数学的解法を使用して平滑化されることが
有利である。
【0035】本発明の手段により幾つかの利点が達成さ
れる。第1に、本発明の方法は、オリジナルと組み合わ
されたカラーチャンネルにおける包括的又は全体的な色
相だけでなく、特定の色及び異なった輝度区間における
差異に関係した色相も自動的に補正できる。環境に応じ
て、三原色の赤、緑及び青について3種の異なった補正
描線を得ることができる。
【0036】更に、オリジナルの領域をカラー優位及び
カラー非優位に分割するために使用される定数k0及び
k1の適切な選定により、個々の輝度区間にしばしば現
れることが見出されるこれらの色相が考慮に入れられ、
従来よりもより良く補正される。更に、本発明の方法は
、複数のオリジナル、例えば同じ光景の一部分を構成し
ている異なったオリジナルを走査し、次いで得られた濃
度信号の総てを3つ個のカラーチャンネルに対するそれ
ぞれの補正描線を確立するために使用するように変更可
能である。これらの補正描線はオリジナルの各々に適用
し得る。
【0037】本発明の別の様相はオリジナルの像を調製
する装置にある。この装置は、三原色の赤、緑及び青で
オリジナルを走査する手段、及び走査手段と機能的に組
み合わされたデータ処理手段を備ている。処理手段は、
オリジナルの多数の領域の各々に対してそれぞれの輝度
値を割り振ることにより予め定められた範囲の輝度値を
生成する手段、異なる輝度値の1つ1つが異なるセグメ
ントにあるように予め定められた範囲を多数のセグメン
トに分割する手段、セグメント内の輝度値を有する領域
をカラー優位領域及びカラー非優位領域として分類する
手段、それぞれのセグメントの領域に対する全体の色相
を各第2の値が表すように優位領域及び非優位領域に異
なる重みを割り振ることにより選択されたセグメントの
各々について第2の値を少なくも1つ計算する手段、そ
れぞれの調整された第3の値を生成するためにグレーポ
イントを基準として第2の各々の値を調整する手段、及
び第2の値と第3の値との組から各原色についての補正
描線を確立する手段を具備する。
【0038】本装置は、更に、異なる補正描線のために
それぞれの記憶手段を備えることが好ましい。
【0039】本発明の装置は、電子式画像処理中の色相
の自動補正に有利に使用できる。
【0040】本発明の特徴と考えられる新規な特徴が特
に特許請求の範囲において説明される。しかし、画像処
理の改良された方法、並びに画像調製用の改良された装
置の構成及び作動モードは、その他の特徴及び方法と装
置の利点と共に、特別の実施例について添付図面を参照
し行なわれる以下の詳細な説明の熟読から理解されるで
あろう。
【0041】図1はオリジナルの画像を調製するための
本発明による装置のブロック図である。装置は電子式画
像処理用に設計され、かかる処理中に色相の自動補正が
できる。
【0042】走査器1がオリジナル8を1点1点、電子
光学的に走査する。走査器1は、線状のCCDの形式の
センサー、即ち1列に配置された一連の感知用セルを有
するCCDを備える。このCCDは、オリジナル8がM
列×N行を規定する多数の像点にて走査されるように、
一定速度でオリジナル8の面の上方を垂直方向に動かさ
れる。オリジナル8は、三原色での走査が連続して行な
われるように、三原色の赤、緑及び青の各々で走査され
る。このために、走査に使用される光の経路内に適切な
フィルターが連続して設けられている。走査器1は各点
及び各原色について電気的な結像信号を発生させる。結
像信号は対応点の各々に相対する原色の濃度を表す。
【0043】ここで、各行は1024個の像点からなり
(M=1024)、各列は2048個の像点からなる(
N=2048)とする。従って、結像信号で表された電
子光学的な像は、三原色の赤、緑及び青の各において、
N×M=2048×1024個の像エレメント又は画素
により構成される。
【0044】走査器1から得られた結像信号(アナログ
信号)は、図示されていないアナログ−デジタル変換器
においてデジタル化される。得られたデジタル信号の流
れは、デジタル化された結像信号を記憶するメモリ2及
びメモリ2と並列に配されたデータ平均化装置3の間で
分割される。データ平均化装置3は、走査器1からの電
子光学的な像を表すデータの量を減らすように機能する
。データ平均化装置3は、オリジナルのN×M個の像点
、又は各原色のN×M個の画素を、各々がオリジナル8
の予め定められた領域に対応している多数のグループに
分割する。これらのグループは、各グループの像点又は
画素が一連の行と列とを奇異呈するように形成される。 各行はk個の像点又は画素を含み、各列はj個の像点又
は画素を含む。但し、jはNよりも小さく、kはMより
も小さい。そこで、グループ及びオリジナル8の対応し
た領域は n=N/j及び m=M/k のような一連
のn行とm列とを定める。オリジナル8が2024×1
204の像点で走査され、且つ各グループが64行×6
4列の像点又は画素を含むとすれば、グループ及びオリ
ジナル8の対応領域は32行と16列の組を規定する。
【0045】各グループについて、データ平均化装置3
は各原色の濃度値を平均し、赤、緑及び青それぞれの濃
度値の平均値を作る。従って、各原色毎にN×M個のオ
リジナルの濃度値で表されるオリジナルの電子光学的な
像は、各原色毎にn×m個の平均濃度値より構成された
低解像度の像によって置換される。
【0046】平均濃度値はコンピューター4に送られ、
ここで各グループの平均の赤、緑及び青の濃度値は、次
式により輝度値Yp及び2つのクロミナンス値Up及び
Vpに変換される。
【0047】
【数6】 Yp = 0.3R+0.6G+0.1B      
(6)
【0048】
【数7】 Up = B−Yp                
    (7)
【0049】
【数8】 Vp = R−Yp                
    (8)ここで、Rは赤の平均濃度、Gは緑の平
均濃度、そしてBは青の平均濃度である。
【0050】転換により得られた輝度値は予め定められ
た輝度範囲に広げられる。この範囲は、隣接している予
め定められた数i個のセグメント又は区間Yi、例えば
32のセグメント又は区間に分割される。輝度値の全範
囲を区間Yiに分割し、この区間を隣接した区間が隣り
合うように配置することにより、輝度区間Yiの1つに
各輝度値Ypとこれに対応しているクロミナンス値Up
、Vpの対とを割り振ることが可能になる。この方法で
、像点又は画素の各グループ、従ってオリジナル8の各
予め定められた領域が輝度区間Yiと組み合わさられる
。それぞれの輝度値Ypに基づいて輝度値及びクロミナ
ンス値Yp、Up、Vpの各組が次のように輝度区間Y
iの1つに割り当てられる。
【0051】 Yp → Ypi Up → Upi Vp → Vpi コンピューター4が、次式を使用して、像点又は画素の
各グループ、即ちオリジナル8の各予め定められた点に
ついて彩度ベクトルの大きさSpiを計算する。
【0052】
【数9】 Spi = (Upi2+Vpi2)1/2     
           (9)次に、コンピューター4
は、彩度の閾値Stiを使用して彩度値Spiの各々を
ソート又は級別する。オリジナル8のSpi>Stiの
予め定められた領域は比較的高い彩度を有する。これら
の領域は、カラー優位領域を構成し、高彩度の色に対し
てはグレー等価原理が適用できないので色相の補正のと
きには考慮されない。更に、色相はカラー優位領域にお
いては破壊的な影響を持たない。
【0053】対照的に、低輝度領域、即ちSpi≦St
iのカラー非優位領域では、色相は非常に重要である。 従って、Spi≦Stiを特徴としカラー非優位領域を
構成するオリジナル8の予め定められた領域だけが像の
補正について考慮される。
【0054】カラー優位領域とカラー非優位領域との差
別化に使用される閾値Stiは一定ではなく、i個の輝
度区間に対して異なっている。従って、差別用の基準S
pi>Sti及びSpi≦Stiは、i番目の輝度区間
と組み合わされた領域の彩度値Spiがその区間の特定
の閾値Stiと比較されることを示す。
【0055】閾値Stiの決定の際に、比較的小さな輝
度値については、比較的低彩度領域が色相に大きい影響
を有し、一方、対照的に、かかる彩度の領域は輝度値の
大きな色相には事実上影響がないか又は極く僅かしか影
響しないことが考慮される。この観察と一致して、数量
的に確立された閾値Stiは、輝度値の増加と共に増大
している。
【0056】更に、グレーポイントU=0、V=0に対
るシフトが閾値Stiの決定の際に考慮される。かかる
シフトは次式を用いて計算できる。
【0057】
【数10】        Spi =  [(Upi−Uoi)2
+(Vpi−Voi)2]1/2       (10
) ここで、Uoi及びVoiはそれぞれの輝度区間につい
ての平均色相を示し、これらは色相の補正より前に計算
される。
【0058】実際上、個々の輝度区間の閾値Stiが索
引テーブルに読み込まれ、オリジナル8の予め定められ
た領域をカラー優位領域とカラー非優位領域とに分類す
る際にコンピューター4によって検索される。
【0059】補正された像の再生に使用されるカラー写
真記録材料の感光特性もまた閾値Stiの決定の際に考
慮される。
【0060】閾値Sti計算の簡素化された方法は、S
tiと輝度値Yとの間の次の線形関係に基づく。
【0061】
【数11】 Sti = k0+(k1×Yi)   (11)ここ
で、k0は10≦k0≦20の値を有する定数であり、
k1は0.05≦k1≦0.15の値を有する定数であ
る。示された範囲内のk0及びk1の正確な値は、カラ
ー写真記録用材料の感光特性に応じて決定される。
【0062】この近似においては、閾値Stiは輝度に
正比例して増加する。
【0063】図2はU、V色クロミナンス面を示し、更
に一定輝度曲線の組を示す。図2に見られるように、同
じ輝度値Yを有する同じ彩度の領域は、それぞれ彩度値
を表す半径の円上に位置する。式(11)の線形の関係
により、円の半径は輝度値Yと正比例して増加する。閾
値に基づき先に分類された基準毎に、所定の輝度値Yの
カラー優位領域はそれぞれの円の外側にあり、一方、色
相の補正を決定するカラー非優位領域はそれぞれの円の
内側にある。通常、円はグレーポイントU=0、V=0
を中心とする同心円である。しかし、図2においては、
異なる色相が異なる輝度区間に発生し、更に種々の領域
の解析(カラー優位とカラー非優位の領域の弁別)中に
おいて期待される平均色相Uoi、Voiを中心とする
各輝度区間の中心部分の解析ができるように円の中心が
移動されるとする。
【0064】この方法で規定されたカラー非優位領域か
ら、原色の赤、緑及び青の補正描線が次のようにして確
立される。
【0065】カラー非優位領域を含んだ各輝度区間iの
カラー非優位領域について、対応するクロミナンス値U
pi、Vpiを加算することにより、平均又は全体の色
相Ui、Viが計算される。
【0066】
【数12】   各輝度区間について、グレーポイント(U=0、V
=0)に方にシフトさせることにより、グレー等価原理
に従って全色相が補正される。これは式(1)及び(2
)を使って達成される。
【0067】
【数13】 Ui+ΔUi = 0               
  (1)及び
【0068】
【数14】 Vi+ΔVi = 0               
  (2)あるいは、グレーポイントから外れた特定の
点Ugi、Vgiの方へのシフトにより各輝度区間に対
して全色相を補正又は調整することができる。この場合
は、式(3)と(4)とが使用される。
【0069】
【数15】 Ui+ΔUi = Ugi             
  (3)及び
【0070】
【数16】 Vi+ΔVi = Vgi             
  (4)かかる調整は、個々の試験及び主観的な美学
的見地に従って、グレーバランスとは反対に、例えば「
より暖かい」色温度(黄又は赤の方にシフト)又は「よ
り寒い」色温度が好まれるときに使用される。この形式
の調整がなされるときには、経験的に決められたUgi
とVgiの値がテーブルに保持されねばならない。
【0071】全クロミナンシ値Ui、Viの補正又は調
整の場合は、それぞれの輝度区間の輝度値Ypiは変化
せずに留どまる。
【0072】オリジナル、又は補正されない全クロミナ
ンス値Ui、Vi、及び補正(シフト)された全色光度
値Ui+ΔUi、Vi+ΔViは、輝度値Ypiと共に
次式を使用して赤、緑及び青の濃度値に復元される。
【0073】
【数17】      Ri = Vi+Ypi         
                         
       (12)
【0074】
【数18】      Gi = Ypi−0.5Vi−0.166
Ui                      (
13)
【0075】
【数19】      Bi = Ui+Ypi         
                         
       (14)
【0076】
【数20】      Ri’= (Vi+ΔVi)+Ypi   
                         
    (15)
【0077】
【数21】      Gi’= Ypi−0.5(Vi+ΔVi)
−0.166(Ui+ΔUi)    (16)
【0078】
【数22】      Bi’= (Ui+ΔUi)+Ypi   
                         
    (17) ここに、Ri、Gi、Biはそれぞれ非補正のクロミナ
ンス値Ui、Viから得られた非補正の赤、緑及び青の
濃度値を示し、一方、Ri′、Gi′、Bi′はそれぞ
れ補正されたクロミナンス値Ui+ΔUi、Vi+ΔV
iから得られた補正された赤、緑及び青の濃度値を示す
。補正されていない赤の濃度値Riの各々は、それぞれ
の補正された赤の濃度値Ri′と組み合わされてRi対
Ri′の描線上の点を規定し、補正されていない緑の濃
度値Giの各々は、それぞれの補正された緑の濃度Gi
′と組み合わされてGi対Gi′の描線上の点を規定し
、補正されていない青の濃度値Biの各々は、それぞれ
の補正された青の濃度値Bi′と組み合わされてBi対
Bi′の描線上の点を規定する。
【0079】各原色についての未補正及び補正済みの濃
度値を使用して、好ましくはデカルト座標上の補正描線
又は曲線がそれぞれの色について確立される。Ri、R
i′面を示す図3は、赤色のための補正描線又は曲線 
 Ri′=f(Ri) の展開を示す。  各輝度区間
iについて、区間の全色相Ui、Viに相当するオリジ
ナルの又は非補正の赤濃度値Ri(xで示される)が新
しい補正された赤濃度値Ri′(点o参照)と組み合わ
される。点oと別の点oとを結んで一連の連続した線分
の形の描線が生ずる。この線分からなる描線は通常の数
学的平滑化手順により連続曲線に転換できる。例えば、
線分の描線を平滑化する通常の方法の1つにおいては、
線分描線の各点が最終の平滑曲線の近似を表す描線上の
点Pnに割り振られ、新しい点Pnが決められる。新し
い点Pnは、点Pn−1とPn+1とを結ぶ線の中心と
最初の点Pnとの間の中央に置かれる。図3の逆S字状
の曲線のような平滑な曲線が得られるまで、この手順が
多数回(反復)繰り返される。
【0080】図3は更に45°の線  Ri′=Ri 
 を示す。この線と逆S字状の線との比較は、曲線の上
方部分の  Ri′<Ri  が像の高輝度に対応して
いることを示す。これに反して、逆S状状曲線の下方部
分の  Ri′>Ri  は像の低輝度に相当する。こ
れは、赤に向かうシフトは像の輝度が低い所で発生し、
一方、赤の比率は像の輝度の高い所で減少しなければな
らないことを意味する。異なる輝度における異なる色相
がどのようにして個々に補償されるかが明らかとなった
【0081】図4に示されるように、三原色の赤、緑及
び青の各々について補正曲線が得られる。補正曲線の各
々は輝度値の増加と共に単調に増加する。
【0082】図1に戻ると、走査器1により生成された
赤、緑及び青の濃度信号は、それぞれ赤、緑及び青のカ
ラーチャンネルを通ってプリンター7に伝送される。こ
のプリンターは走査器1から得た電子光学的な像の再生
を送り出す。伝送中、濃度信号は処理され、この処理に
は色相のための濃度信号を補正することが含まれている
。実際上は、補正は、それぞれのカラーチャンネルと組
み合わされ且つ対応する濃度信号の経路内に置かれた個
々の索引テーブル5内に、各補正曲線のデータを読み込
むることによって実施される。
【0083】先に述べたように、走査器1によって生成
された赤、緑及び青の濃度信号はデジタル化され、得ら
れたデジタル信号の流れは記憶装置2とデータ平均化装
置3との間で分割される。赤、緑及び青のデジタル濃度
信号は、それぞれ赤、緑及び青のカラーチャンネルに沿
ってメモリ2を離れ、対応している索引テーブル5に進
む。デジタル化された濃度信号は、各原色のデジタル化
された濃度信号が他の原色の濃度信号とは別個に修正さ
れる上述の方法で、索引テーブル5によって修正される
。従って、赤のカラーチャンネルと組み合わされた索引
テーブル5は赤の濃度信号を修正し緑のカラーチャンネ
ルと組み合わされた索引テーブル5は緑の濃度信号を修
正し、青のカラーチャンネルと組み合わされた索引テー
ブル5は青の濃度信号を修正する。修正された濃度信号
は、索引テーブル5から一時記憶用のメモリ6に伝えら
れる。走査器1から得られ色相の補正された電子光学的
な像を現す修正された濃度信号は、メモリ6から例えば
カラー印画紙上に像を記録するプリンター7によって復
元される。
【0084】概説した以上の手順は色相の自動補正に使
用できる。この手順は、全体の色相を取り除くだけでな
く、更に個々の輝度区間がオリジナル8の適切な領域と
関連する程度に、即ちオリジナル8がほぼグレーである
領域を含む程度に、前述の「カラー化バランス」をも、
取り除く能力がある。もし特別の輝度区間と関連したほ
ぼグレーの領域が無いならば、かかる区間においては補
正は行なわれない。しかし、上述の補正曲線の平滑化の
ため、補正は次の最高輝度区間において行なわれる。対
照的に、従来技術による色相の全体的な補正中は、ほぼ
グレーの領域と関連しない区間があるときでも、カラー
補正は総ての区間に対して行なわれる。これに対して、
輝度区間の全部又は大部分がほぼグレーの領域と関連す
る場合には、色相の全体的な補正に対する色温度の調整
が要求されないような方法で、個々の区間についての全
体的な色相が互いに補償し合う情況が生ずる。全体的な
カラー補正と輝度に依存カラー補正とを組み合わせるこ
とにより、両方式の補正の利点を組み合わせることがで
きる。このようにして、ほぼグレーの領域のない場合に
おいても色相の補正ができ、同時に輝度に依存した「カ
ラーインバランス」も補正できる。
【0085】更に説明しなくとも以上の説明により本発
明の本質は完全に示されたであろう。従来技術の見地よ
り、技術に対する本発明の貢献の一般的及び特定的な様
相の本質的な特性を明らかに構成する特徴を失うことな
く、これを種々の応用例に容易に適用できる。従って、
かかる変更は特許請求の範囲の意味と範囲内に含まれる
と理解すべきである。
【0086】本発明の主な特徴及び実施態様は以下のと
おりである。
【0087】1.オリジナルの像を調製する方法であっ
て、原色の赤、緑及び青の各々で該オリジナルを走査し
、走査段階に基いて該オリジナルの多数の領域の各々に
対する輝度値を生成させ、ここで、該輝度値は予め定め
られた範囲に亙り、該輝度値の異なる1つ1つが異なる
セグメント内にあるように、該範囲を多数のセグメント
に分割し、該セグメント内の輝度値を有する領域をカラ
ー優位又はカラー非優位領域として分類し、選定された
セグメントの各々について少なくも1つの第2の値を計
算し、ここで、この計算段階は選定された各セグメント
の第2の値がそれぞれのセグメントの領域に対する全体
色相を表すようにして優位領域及び非優位領域に異なる
重みを割り振ることを含み、それぞれの調整された第3
の値を生成させるために、第2の値の各々をグレーポイ
ントを基準として調整し、そして、第2及び第3の値の
組に基いて原色の各々についての補正描線を確立する、
段階を含む方法。
【0088】2.走査段階が電子光学的に行なわれる上
記第1項に記載の方法。
【0089】3.走査段階は、一連のN行及びM列を規
定する多数の点における前記オリジナルの走査を含み、
生成段階は、該点の各々に対する赤、緑及び青の濃度値
を生成すること、各々が前記領域の1つに対応するグル
ープに該点を分割すること、及び該領域の各々に対する
赤、緑及び青の平均濃度値を得るために該グループの各
々について赤、緑及び青の濃度値をそれぞれ平均化する
ことを含む上記第1項に記載の方法。
【0090】4.点の分割段階は、前記点をグループ当
たり一連のn行及びm列に分割する段階を含み、ここで
、nはNよりも小さく、mはMよりも小さい上記第3項
に記載の方法。
【0091】5.生成段階は、各グループの赤、緑及び
青の平均濃度値をクロミナンス値の対及び輝度値に変換
することを含む上記第3項に記載の方法。
【0092】6.分類段階は、前記領域の各々に対する
局所的な彩度値を決定すること及び該彩度値の各々と共
に閾値の使用を含む上記第1項に記載の方法。
【0093】7.生成段階は、各領域に対する第1及び
第2のクロミナンス値を生成することを更に含み、各選
定されたセグメントに対する計算段階は、第1の和を得
るために色相の影響を受けるそれぞれの領域の第1のク
ロミナンス値を加えること、及び第2の和を得るために
色相の影響を受けるそれぞれの領域の第2のクロミナン
ス値を加えることを含む上記第1項に記載の方法。
【0094】8.調整段階は、前記第1及び第2の和を
グレーポイントの方に、又はグレーポイントから外れた
予め定められたカラーの方にシフトさせることを含む上
記第7項に記載の方法。
【0095】9.生成段階は、前記領域の各々に対する
赤、緑及び青の濃度値の生成及び各領域に対する濃度値
を輝度値及びクロミナンス値へ変換することを含み、計
算段階は、選定されたセグメントに対する全クロミナン
ス値を計算することを含み、調整段階は、調整されたク
ロミナンス値を生成するために、全クロミナンス値を調
整することを含み、そして;全クロミナンス値を調整さ
れていない赤、緑及び青の濃度値に変換すること及び調
整されたクロミナンス値を調整された赤、緑及び青の濃
度値に変換することを更に含み、該クロミナンス値を変
換する段階は調整段階に続き旦つ確立段階より以前に行
なわれる上記第1項に記載の方法。
【0096】10.前記描線の各々は、一連の連結され
た線分又は単調に増加する曲線から成る上記第1項に記
載の方法。
【0097】11.前記描線の各々のデータを別々に記
憶する段階を更に含む上記第1項に記載の方法。
【0098】12.走査段階は、多数の点における前記
オリジナルの走査を含み、生成段階は、該点の各々に対
する赤、緑及び青の濃度値の生成を含み;それぞれの描
線を使用して前記赤、緑及び青の濃度値を補正する段階
を更に含む上記1に記載の方法。
【0099】13.分類段階は、前記領域の各々に対す
る部分的な彩度値の決定、及び各彩度値と閾値との比較
を含む上記第1項に記載の方法。
【0100】14.分類段階は、閾値が輝度値の増加と
共に単調に増加するような方法で前記セグメントに異な
った閾値を割り振ることを含む上記第13項に記載の方
法。15.前記閾値を記憶する段階を更に含む上記第1
4項に記載の方法。
【0101】16.前記閾値が次式により割り振られる
上記第14項に記載の方法。
【0102】
【数23】Sti ≦ k0+(k1×Ypi)ここで
、Stiはi番目のセグメントの閾値を示し、Ypiは
i番目のセグメントの輝度値を示し、k0は10≦k0
≦20である定数であり、k1は0.05≦k1≦0.
15である定数である。
【0103】17.前記描線が一連の連結された線分か
ら成り、該描線を平滑化する段階を更に含む上記第1項
に記載の方法。
【0104】18.オリジナルの像を調製する装置であ
って、オリジナルを三原色の赤、緑及び青で走査する手
段と、該走査手段と機能的に組み合わされたデータ処理
手段とから成り、該データ処理手段が、前記オリジナル
の多数の領域の各々にそれぞれの輝度値を割り振ること
によって予め定められた範囲の輝度値を生成させる手段
と、該輝度値の異なる1つ1つが異なるセグメントにあ
るように予め定められた範囲を多数のセグメントに分割
する手段と、セグメント内の輝度値を有する領域をカラ
ー優位領域及びカラー非優位領域に分類する手段と、各
第2の値がそれぞれのセグメントの領域の全体的な色相
を現すような方法にて、優位領域及び非優位領域に異な
る重みを割り振ることによって、選定されたセグメント
の各々に対する少なくも1つの第2の値を計算する手段
と、それぞれの調整された第3の値を生成するために、
第2の値の各々をグレーポイントを基準として調整する
手段と、第2の値及び第3の値の組から原色の各々につ
いての補正描線を確立する手段とを備えている装置。
【0105】19.異なった描線のために、それぞれの
記憶手段を備えている上記第18項に記載の装置。
【0106】20.前記走査手段は、多数の点にてオリ
ジナルを走査する手段及び各点に対して赤、緑及び青の
濃度値を生成する手段を備え、更にそれぞれの描線とそ
れぞれの点の輝度とに基づき赤、緑及び青の濃度信号を
修正する手段を備えている上記第18項に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】オリジナルの像を調製するための本発明による
装置のブロック図である。
【図2】一定輝度の一連の曲線を示している、あるクロ
ミナンス値の描線と別のクロミナンス値の描線である。
【図3】補正曲線の展開を示す非補正濃度対補正濃度の
描線である。
【図4】それぞれ原色の赤、緑及び青のための3本の異
なった補正曲線を示す非補正濃度対補正濃度の描線であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  オリジナルの像を調製する方法であっ
    て、原色の赤、緑及び青の各々で該オリジナルを走査し
    、走査段階に基いて該オリジナルの多数の領域の各々に
    対する輝度値を生成させ、ここで、該輝度値は予め定め
    られた範囲に亙り、該輝度値の異なる1つ1つが異なる
    セグメント内にあるように、該範囲を多数のセグメント
    に分割し、該セグメント内の輝度値を有する領域をカラ
    ー優位又はカラー非優位領域として分類し、選定された
    セグメントの各々について少なくも1つの第2の値を計
    算し、ここで、この計算段階は選定された各セグメント
    の第2の値がそれぞれのセグメントの領域に対する全体
    色相を表すようにして優位領域及び非優位領域に異なる
    重みを割り振ることを含み、それぞれの調整された第3
    の値を生成させるために、第2の値の各々をグレーポイ
    ントを基準として調整し、そして、第2及び第3の値の
    組に基いて原色の各々についての補正描線を確立する、
    段階を含む方法。
  2. 【請求項2】  オリジナルの像を調製する装置であっ
    て、オリジナルを三原色の赤、緑及び青で走査する手段
    と、該走査手段と機能的に組み合わされたデータ処理手
    段とから成り、該データ処理手段が、前記オリジナルの
    多数の領域の各々にそれぞれの輝度値を割り振ることに
    よって予め定められた範囲の輝度値を生成させる手段と
    、該輝度値の異なる1つ1つが異なるセグメントにある
    ように予め定められた範囲を多数のセグメントに分割す
    る手段と、セグメント内の輝度値を有する領域をカラー
    優位領域及びカラー非優位領域に分類する手段と、各第
    2の値がそれぞれのセグメントの領域の全体的な色相を
    現すような方法にて、優位領域及び非優位領域に異なる
    重みを割り振ることによって、選定されたセグメントの
    各々に対する少なくも1つの第2の値を計算する手段と
    、それぞれの調整された第3の値を生成するために、第
    2の値の各々をグレーポイントを基準として調整する手
    段と、第2の値及び第3の値の組から原色の各々につい
    ての補正描線を確立する手段とを備えている装置。
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