JPH04211723A - 減圧部材を備えたカップリング部品装置 - Google Patents

減圧部材を備えたカップリング部品装置

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JPH04211723A
JPH04211723A JP3016967A JP1696791A JPH04211723A JP H04211723 A JPH04211723 A JP H04211723A JP 3016967 A JP3016967 A JP 3016967A JP 1696791 A JP1696791 A JP 1696791A JP H04211723 A JPH04211723 A JP H04211723A
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unit
pressure
coupling part
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【技術分野】この発明は、クイックカップリングの雄ま
たは雌部品を構成するカップリング部品装置に関するも
のである。この装置は減圧部材を備え、雄および雌部品
を互いに連結するとき、カップリング部品内に高い媒体
圧力、たとえば２０〜５０ＭＰａの媒体圧力があっても
、減圧部材を作用させ、連結を達成することができる。 後者は長さ方向に変位する内側ユニットからなり、始動
位置において、それがカップリング部品内の第１チャン
バ内の媒体圧力を保ち、操作位置において、それが媒体
を開くか、または開いた状態に保ち、媒体がカップリン
グ部品の第２チャンバに導通する。減圧部材は媒体圧力
のための導通チャンネルおよび導通チャンネル内に配置
された遮断エレメントを有し、それをカップリング部品
の端面で遮断エレメントと相互作用をする操作部材を介
して操作することができる。
【０００２】
【従来技術】クイックカップリングのカップリング部品
に減圧部材を使用することがすでに知られている。減圧
部材により、少量の媒体（たとえば、圧力オイル、他の
液体、ガスなど）をカップリング部品の端面に導通させ
、これによってカップリング部品内の圧力を減少させる
ことが可能である。したがって、クイックカップリング
のカップリング部品を容易に連結することができる。 減圧部材を両方のカップリング部品内に配置することも
知られている。
【０００３】媒体圧力のための二重遮断作用を有するカ
ップリング部品内の減圧部材を使用し、第１遮断作用が
カップリング部品の第１離脱段階で圧力を遮断し、第１
遮断作用を補う第２遮断作用が離脱処理の最終段階で確
立されるようにすることも知られている。
【０００４】
【技術的課題】問題の形式のカップリング装置の場合、
それを使用する状況に関係なく同様のカップリング部品
構造の使用を可能にすることが強く要望されている。雌
部品内に圧力がある状態、および雄部品内に圧力がある
状態で連結がなされる場合がある。両方のカップリング
部品内に圧力がある状態、および両方のカップリング部
品内に圧力がない状態で連結がなされることもある。
【０００５】完全に漏れのない状態で連結および離脱が
なされるようにすることも要求されている。したがって
、基本的課題は高い圧力があっても、単一の同一のクイ
ックカップリングが使用される種々の状況および種々の
システム構造において、圧力漏れがないよう接続および
離脱することができるようにすることである。
【０００６】この目的で、特に、幅広い適用性をもち、
クイックカップリング部品構造の構成単位に従って使用
することができる減圧構造が要求される。一方のカップ
リング部品または両方のカップリング部品に問題の減圧
部材が設けられ、種々の状況に適用させるためのあつら
え式のカップリング構造が得られるようにすべきである
。
【０００７】この概念において、減圧部材を減圧作用お
よびクイック連結作用をもって動作させることが重要で
ある。減圧部材は容易に組み立てることができ、問題の
カップリング部品内に容易に設けることができる部品か
らなり、カップリング部品に減圧部材のないカップリン
グ部品と本質的に異なる構造を持たせる必要がないよう
にすべきである。
【０００８】完全に漏れがなく、媒体がカップリング部
品の端面に達しないようにすることが重要である。
【０００９】
【解決】この発明の目的は、前述した問題を解決する装
置を提供することにある。この発明によれば、操作部材
がシールされ、媒体が端面に達することを、防止するこ
とができ、シールエレメントの両側の減圧チャンネルが
第１および第２チャンバに接続されるか、またはそれに
接続することができ、減圧部材の操作のとき、第１およ
び第２チャンバが接続部を介してチャンネルおよび開か
れた遮断エレメントに連通する２つのチャンバを形成し
、第１チャンバ内の圧力が減少し、長さ方向に変位する
ユニットを長さ方向に変位させるのは容易であり、媒体
の圧力があっても、漏れのない接続を得ることが可能で
ある。
【００１０】この発明の概念の展開は、減圧部材の構造
およびその各カップリング部品内での位置決めに関する
。したがって、減圧部材内に設けられる操作部材がユニ
ットの端面からチャンネル内に内方にのび、第１チャン
ネル部分内に長さ方向に変位可能に取り付けられ、クイ
ックカップリングのカップリング部品を互いに連結する
とき、操作部材の第１部分を前記端面から突出させ、ク
イックカップリング内の問題のカップリング部品と相互
作用する第２カップリング部品がそれに作用するように
することができる。
【００１１】この発明の実施例では、シール部材が操作
部材と相互作用し、シール部材によって操作部材の第１
部分をシールすることができる。減圧チャンネルを有す
るブッシュユニットによって減圧部材を形成することが
できる。減圧チャンネルは第２チャンネル部分を有し、
操作部材上に配置されたフランジ部材により、それが第
１カップリング部品、すなわちユニット内の操作部材の
長さ方向移動を生じさせる。ブッシュユニットに１つま
たはそれ以上の横方向凹部を設け、これをカップリング
部品、すなわちユニットの対応凹部と対向させ、クイッ
クカップリングのカップリング部品が連結位置にあり、
減圧部材を操作することができるとき、カップリング部
品内のチャンネルと第２チャンバ間の１つまたはそれ以
上の接続部を形成することができる。前記シール部材は
環状のもので、いわゆるバックアップシールとともに環
状チャンバ内に配置されていることが好ましい。好まし
い実施例では、ブッシュユニットは端面を越えてのびる
操作部材の第１部分、シール部材、および操作部材の支
持部分のための段差のある内部凹部を有する。
【００１２】この発明の実施例では、ブッシュユニット
がシート支持部分に向かって配置され、他の実施例では
、ブッシュユニットはシート支持部分を有する。シート
を球状本体、すなわちボールと相互作用させることがで
き、ボールは遮断エレメント内に配置されるか、または
それを形成する。本体、すなわちボールの一方側におい
て、操作部材がその第２部分を介して本体またはボール
に作用する。第２部分はシート支持部分を貫通する。 本体、すなわちボールの他方側において、遮断エレメン
トの後方に配置された第３チャンネル部分内のスプリン
グが本体、すなわちボールに作用する。減圧部材が操作
されるカップリング部品の位置において、カップリング
部品、すなわちユニットの１つまたはそれ以上の他の接
続部が第３チャンネル部分から第１チャンバにのびる。
【００１３】この発明の実施例では、互いに長さ方向に
変位することができる２つの伸縮要素を有するユニット
からなるカップリング部品に減圧部材が使用される。ス
プリングの作用および圧力により、第１要素がユニット
の始動位置および操作位置に影響する。カップリング部
品、すなわちユニットの先端において、第２要素がシー
ル、開閉作用に影響し、それは前記減圧部材からなる。
【００１４】この発明の実施例では、減圧チャンネルと
第１チャンバ間の第２接続部が第１および第２要素内の
互いに対向する凹部を介して導通する。その要素が互い
に対向し、第２要素が第１要素に完全に連結されるか、
または挿入される。
【００１５】また、この発明は、クイックカップリング
のカップリング部品を離脱するための減圧部材の作用お
よび構造に関するものである。
【００１６】
【利点】この発明によれば、簡単な方法で減圧部材を有
するカップリング部品を提供することができ、クイック
カップリングが使用される状況に応じてクイックカップ
リング部品およびその作用を選定することができる。こ
の発明は、連続生産に適し、漏れのない種々のクイック
カップリング構造を得ることができる。クイックカップ
リングは技術的操作性および信頼性のある操作部品から
なり、その寿命は長い。高い圧力で連結することも可能
である。
【００１７】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。 図において、カップリング構造の雄カップリング部品お
よび雌カップリング部品が符号１、２で示されている。 雄カップリング部品は第１要素３および第２要素４から
なる長さ方向に変位する内側ユニットを有する形式のも
のである。部品３、４は互いに伸縮可能に配置されてい
る。部品３、４は内部スプリングの作用に抗して互いに
押される。この場合、機械的スプリング５によってこれ
がなされる。この実施例では、部品３を部品４内に押し
込むことができ、シール部材６、７（シールリングおよ
びバックアップシール）によって部品が互いにシールさ
れる。部品はスプリング５が配置される内部シールチャ
ンバ８を形成する。部品３、４の伸長位置において、チ
ャンバ内の圧力は大気圧と対応する大きさになり得る。
【００１８】ユニット（要素３、４）はスプリングの作
用に抗して長さ方向に変位可能に配置されている。機械
的スプリング９によってこれがなされる。部品１、２を
互いに連結するとき、連結力により、ユニット３、４が
スプリング９の作用に抗して変位する。図３はスプリン
グ９が圧縮される部品１、２の完全連結位置を示す。部
品１、２を分離するとき、ユニット３、４は図１および
図２の位置に復帰する。図１は要素３、４が互いに完全
に伸長した状態を示す。この位置では、カップリングの
二重シール作用、すなわち二重遮断作用が生じる。第２
ユニット４によって第１遮断、すなわちシール作用が生
じる。遮断、すなわちシール作用が符号１０で示されて
おり、この実施例では、それは金属と金属のシールから
なる。要素３によって第２遮断作用、すなわちシール作
用が生じ、雄部品の先端１ａにおいて、要素３が雄部品
の外側部分１１の前部の内面にシール係合する。シール
部材１２、１３はそのシール作用をなす。ユニット（要
素３、４）はウイング、すなわちスポーク形状のエレメ
ント４ａを介して前記外側部分１１の内面１１ａに案内
される。図面の実施例では、要素４は要素３の後部を包
囲するキャップからなる。
【００１９】図２は部品３の遮断、すなわちシール作用
が解除され、遮断、すなわちシール作用１０が生じてい
る部品１、２間の連結段階を示す。この状態のとき、部
品３が部品４内に最大限に挿入される。図３では遮断、
すなわちシール作用１０も解除され、最大限に連結され
た要素３、４が全開位置に向かって後方に移動している
。
【００２０】部品３、４の操作力は雌部品の部分１４を
介して伝達される。部品１４は雌部品の外側部分１５に
対し長さ方向に変位することができる。雌部品は外側部
分１５および部分１４に対し長さ方向に変位することが
できる内側部分１６、１７からなる。この相対移動によ
り、連結部品の内部流路が媒体を開く前、部品１、２間
の信頼性のあるシール作用が得られ、同時に部品１、２
を離脱するとき、連結媒体の流路が閉じられるまで部品
１、２間のシール作用が得られる。これらの作用自体は
周知であり、この発明はそれに関するものではない。
【００２１】雄部品にユニット３、４内に配置される減
圧部材が設けられている。図面の実施例では、減圧部材
は要素３内に配置されている。減圧部材は圧力媒体を案
内するチャンネルを有し、チャンネルはチャンネル部分
１８ａ、１８ｂ、１８ｃ、１８ｄからなる。チャンネル
はカップリング部品、すなわちユニット３の端面１ａ、
３ａからカップリング部品、すなわちユニット内に後方
にのびる。減圧部材はシール部分２０と相互作用する球
状本体、ボールなどの遮断エレメント１９からなる。そ
の一方側において、エレメント１９が操作部材と相互作
用するか、またはそれに連結され、操作部材は第１部分
２１ａ、支持部材２１ｂおよび第２部分２１ｃを有し、
シート部分２０を貫通し、これによってエレメント１９
との相互作用またはエレメント１９への連結がなされる
。
【００２２】操作部材はチャンネル内を長さ方向に変位
することができる。操作部材の第１部分２１ａはチャン
ネル部分１８内にのび、その先端は端面３ａを越えて突
出することができる。支持部材（これはフランジ部材か
らなるものであってもよい）２１ｂがチャンネル部分１
８ｂ内に取り付けられており、これが操作部材の長さ方
向移動を生じさせる。部品１、２を互いに連結するとき
、操作部材がチャンネル内に挿入され、エレメント１９
がシートから動作し、チャンネルが開かれる。操作部材
の作用が解除されると、スプリング１９およびチャンネ
ル部分１８ｃ内の圧力により、シートに押し付けられる
エレメント１９によってチャンネルが閉じられる。
【００２３】他方側において、スプリングがチャンネル
に作用する。この実施例では、周知の形式の力伝達部材
２３を介してエレメント１９に力を生じさせるスプリン
グ２２によってこれがなされる。チャンネル部分１８ｃ
をユニット３、４の１つまたはそれ以上の凹部（たとえ
ば、孔）２４、２４ａを介してユニット３、４の外側の
第１チャンバ２５に接続することができる。チャンネル
部分１８ｂをユニット３の１つまたはそれ以上の凹部（
たとえば、孔）２４ｂを介してユニット３、４の外側の
第２チャンバ２６に接続することができる。
【００２４】前記チャンバ２５、２６が図２に示されて
おり、チャンバ２５はシール１０の後方に配置され、チ
ャンバ２６はシール１０の前方に配置されている。要素
が完全に押し込まれたときに限り、チャンネル１８、１
８ａ、１８ｂ、１８ｃ間の接続が確立される。図２に示
されているカップリング部品１、２の位置において、接
続部２４、２４ａ、２４ｂが遮断、すなわちシール１０
の両側で開かれる。
【００２５】図１および図２に示されているように、雄
および雌部品の部分３、４の端面３ａ、１４ａ間にギャ
ップ２７が形成される。このギャップについては、部分
１４から操作部材２１ａ、２１ｂ、２１ｃに伝達される
力が十分大きくなく、操作部材がスプリング２２の力お
よびチャンバ２５に接続されたチャンネル部分１８ｃ内
のエレメント１９に対する圧力を克服することができな
いとき、それによってギャップが形成されるものである
。しかしながら、部分１４から部品３への力の伝達が図
２の状態から継続されると、エレメント１９の抵抗力が
克服され、エレメント１９をシート部分２０から持ち上
げることができる。これによってチャンバ２５、２６間
の接続がなされ、チャンバが連通する。凹部２４、２４
ａ、２４ｂおよびエレメント１９間の接続が確立される
。チャンバ２５からチャンバ２６に媒体がわずかに導通
し、これによってチャンバ２５の圧力が解除される。
【００２６】操作部材がシールされ、チャンネル内の媒
体は端面３ａに達しない。チャンネル部分１８ａ内に配
置され、操作部材の第１部分２１ａをシールするシール
部材２８（これは環状シールおよびバックアップシール
からなるものであってもよい）によってシールがなされ
る。操作部材の第２部分２１ｃの断面が減少し、これに
長さ方向溝が設けられており、操作部材を介して容易に
導通させることができる。前述したところに従って同様
のカップリング部品内で第１チャンバから第２チャンバ
への導通がなされる。
【００２７】チャンネル１８、１８ａ、１８ｂ、１８ｃ
がブッシュユニット２９内に配置されており、これはユ
ニット３の対応凹部のねじ１３、すなわち内部ねじに堅
固に押し込まれるか、またはそれにねじ付けられる。ブ
ッシュユニットに横方向凹部３１が設けられており、こ
れをユニットの接続部２４ｂに対向させることができる
。ブッシュユニットはシート部分２０に押し付けられ、
他の実施例では、それはブッシュユニットの部分を構成
するものであってもよい。ブッシュユニットはシール３
２を介して要素３のシェルに対しシールされる。雄部品
は周知の方法でチューブまたは導管に接続され、チュー
ブまたは導管は使用者、圧力源などに接続される。 それが雌部品から離脱される位置において、圧力Ｐをチ
ャンバ２５内に残存させることができる。この圧力はチ
ャンバ２０の圧力Ｐ’を越える。したがって、前述した
ところにより、減圧部材によってチャンバ内の圧力均衡
が得られる。雄および雌部品の開位置において、媒体（
液体、ガスなど）の流路が確立される。クイックカップ
リングが使用される状況により、流れの方向は方向３３
、３４のいずれかであり得る。部品を離脱するとき、ユ
ニット４および遮断作用１０によって遮断作用が確立さ
れる。その後、部品３、４を手動で伸長させることがで
き、シール１２、１３の第２遮断作用が確立される。 チャンバ８の圧力が媒体流路のチャンネル３３、３４の
媒体圧力および圧力Ｐを下まわるよう選定されることが
好ましい。
【００２８】減圧部材を有する連結部品３を製造するこ
とは好都合である。部品３にチャンネル部分１８ｃのた
めの孔およびブッシュユニット２９が設けられる。ブッ
シュユニットの孔にねじ溝が形成される。ユニットに横
方向凹部２４、２４ｂが設けられる。ブッシュユニット
２９が分離ユニットとして製造され、これにねじ溝２８
および横方向孔３１が設けられる。この方法で減圧部材
を形成するのは容易である。まず、スプリング２２がそ
の凹部１８ｃ内に設けられる。その後、部材２３、エレ
メント１９、シート２０、ブッシュユニットおよびシー
ル３２が設けられる。交換にあたって、孔と適合するシ
ールは少くとも部分的に機械強度を有する材料からなる
。いわゆるバックアップシールを使用してもよい。
【００２９】この発明は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形を加えることが可能である。
【００３０】図４ａ〜図４ｄでは、長さ方向に変位する
ユニットが符号３’で示され、第１チャンバが符号２５
’で示され、第２チャンバが符号２６’で示されている
。チャンバ２６’は全体が包囲されたチャンバ、たとえ
ばカップリング部品１’内で包囲されたチャンバを形成
する。媒体圧力チャンネルは符号１８ａ’、１８ｃ’で
示されており、遮断エレメント１９’を有する。部分２
１ａ’および支持部材、すなわちハウジング３５および
バルブ部材３６によって操作部材が形成されている。 部材３５はウイング形状のエレメント３８上のカップリ
ング部品１’の外側スリーブ３７に対し長さ方向に移動
することができ、エレメント３８は３つまたはそれ以上
の数であってもよい。バルブ部材３６は部材３５のチャ
ンバ３９内でスプリング部材４０の作用に抗して変位す
ることができる。ユニット３’はスリーブ３７に対し変
位可能に配置されている。ユニット３’は支持部分、す
なわちハウジング４０’内に取り付けられ、ハウジング
４０’は２つまたはそれ以上のウイング形状のエレメン
ト４１を介してカップリング部品１’に固定されている
。ユニット３’の長さ方向変位は内部スプリング部材４
２の作用に抗してなされる。ユニット３’がスプリング
部材４２のシート４３に押し付けられ、シール部材４４
を支持し、シートに対する効果的シール作用が得られる
ようにすることが好ましい。第１および第２チャンバが
２つの連通室を形成し、遮断エレメントが開かれるとき
、これを接続部２４’、２４ｂ’を介して接続すること
ができる。シート４３を支持する部分４５がねじ４６で
スリーブ３７の先端にねじ込まれ、シール部材４７でシ
ールされる。シール部材４８により、バルブ部材４６が
支持ハウジング内でシールされる。スプリング４０およ
びストップ部材（フランジ）４９により、バルブ部材３
６がその遮断位置に保持される（図４ａ）。スリーブ３
７はその前端に部材３６のシール外面５１と相互作用す
る支持シール内面５０を有する。前記シール面において
、シール部材５２、５３がスリーブ３７および部材３６
内に配置されている。部材はチャンバ２６’の媒体を圧
縮せず、ハウジング３５内に挿入することができるよう
構成されている。部材３６はハウジング３５の外部に突
出する部分の本質的に同一の外径をもち、部材３６はそ
の全長にわたって同一直径をもち、一定の長さ方向範囲
にわたってのびる内部凹部を有する部品からなることが
好ましい。
【００３１】カップリング部品１’のチャンバ２５’（
またはチャンバへの導管接続部）に高い圧力（たとえば
、２０〜５０ＰＭａ）Ｐ１があっても、比較的小さい開
力（手動力）によってカップリング部品１’を開くこと
ができる。第２チャンバ２６’内に比較的高い圧力Ｐ２
があるとき、開操作をなすこともできる。チャンバ３９
内の圧力は値Ｐ２よりも実質上低い（たとえば、大気圧
）。Ｐ２はＰ１よりも低く、Ｐ１の１０〜２０％の値で
あるということができる。したがって、バルブ部材を容
易に支持ハウジング３５内で変位させることができる。 第１チャンバ２５’内に生じる高い圧力により、ユニッ
ト３’が常時閉じられる。したがって、カップリング部
品１’が圧力の二重遮断作用をもって操作され、小さい
開力でそれを開くことができ、漏れは生じない。
【００３２】第２カップリング部品（たとえば、雌部品
）２’は固定された中央本体５４、それと相互作用する
長さ方向に変位する内側スリーブ５５および内側スリー
ブの外側に配置された長さ方向に変位する保護スリーブ
５６からなる。スリーブ５５、５６はスプリング５７、
５８の作用に抗して互いに変位することができ、本体５
４に対し変位することができる。部品１’に外側ロッキ
ング部材５８（ロッキングスリーブ、ロッキングボール
など）が設けられている。内側スリーブは内部で固定さ
れた後方内側スリーブ５９内に取り付けられ、本体５４
は後端で支持部材６０、支持ウイングなどに堅固に取り
付けられ、これは接続媒体のための流路６１を有する。 本体５４およびスリーブ５５のシール面は円錐状である
ことが好ましい。スリーブ５５はその最大挿入位置を決
定するストップ面６４およびスリーブ５５（およびスリ
ーブ本体１’）に対するスリーブ５６の最大挿入位置を
決定するストップ面６５を有する。部材６０は本体５４
内に固定され（たとえば、ねじ６６によって）、シール
部材６４でスリーブ本体２”に対しシールされている。
【００３３】スリーブ５９は部材６０上に取り付けられ
るか、またはそれに向かって取り付けられており、スプ
リング５７のための支持面を有する。シール６７は部材
６０とスリーブ５９間のギャップをシールする。シール
部材６８によってスリーブ５５、５９がシールされる。 スリーブ５５はスプリング５８のための支持面を有する
。スリーブ５５にその長さ方向にのびる細長い部分５５
ａが設けられている。
【００３４】部品１’、２”が連結されるとき、図４ｂ
に示されているように、まず、保護スリーブ５６が内側
スリーブ５５に対し長さ方向に変位し、部材３６が部材
３５に対し変位する（連結段階では、スプリング４２に
より、それが長さ方向変位位置に配置される）。シール
部材５３が部分５５ａをシールする。内側スリーブ５５
は本体５４の部分６２にシール係合したままである。こ
の連結段階のとき、部材３６および面５０が長さ方向に
突出する部分を有し、二重シール５２、５３があるため
、外部への漏れは生じない。圧力Ｐ２は比較的高くても
よい。
【００３５】連結動作が図４ｃの位置まで継続されると
、遮断エレメント１９’が作用する。接続部２４’、開
かれた遮断エレメント１９’、接続部２４ｂ’を介して
パイロット流れが生じ、これによってチャンバ２５’内
の高い圧力Ｐ１が逃げる。図面の実施例では、圧力ピン
６９が使用され、スプリング４２によって遮断エレメン
ト（ボール）１９’が閉じた状態に保たれる。圧力ピン
にヘッド部が設けられ、これが一点支持でエレメント１
９’に支持される。ヘッド部はユニット３’の凹部内で
内壁に向かって案内される。圧力ピンのヘッドにパイロ
ット流れのためのサイド流路（図示せず）が設けられて
おり、これはチャンバ２５’からチャンバ２６’にのび
るものであってもよい。このような圧力ピンを有する装
置がすでに知られている（たとえば、米国特許第４，５
６４，０４２号明細書参照）。パイロット流れは矢印７
０、７１で示されている。このユニット３’の減圧作用
の後、図４ｄに示されているように、ユニット３’をそ
のシート４３から移動させることができる。この移動は
スプリング４２の作用に抗してなされる。この連結移動
のとき、内側スリーブも本体５４に対し変位する。した
がって、カップリング部品１内に高い圧力があっても、
カップリング１’、２’を通る主要流れのための媒体流
路が確立される。これを漏れのない状態で確立すること
も可能である。逆の方法で部品１’、２”が離脱され、
まず、ユニット３’によってインプット側面７３に対す
る高い圧力が遮断され、その後、逆の順序でシールスリ
ーブ５５およびバルブ部材３６が遮断され、同時に、信
頼性のあるシール作用が得られ、漏れのない離脱作用が
得られる。この場合、カップリング部品２’の圧力Ｐ３
はゼロである。カップリング部品自体を他の状況で使用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るクイックカップリングの互いに
連結される雄および雌部品が第１位置にある状態を示す
縦断面図である。
【図２】図１のカップリング部品が第２位置にある状態
を示す縦断面図である。
【図３】図１および図２のカップリング部品が第３位置
にある状態を示す縦断面図である。
【図４】他の実施例を示す縦断面図であり、図４ａはカ
ップリング部品の最初の連結段階を示し、図４ｂはカッ
プリング部品の次の連結段階を示し、図４ｃはカップリ
ング部品の次の連結段階を示し、図４ｄはカップリング
部品の最終連結段階を示す。
【符号の説明】
１、２　　雄および雌部品 １ａ、３ａ　　端面 ３、４　　ユニット １８、１８ａ、１８ｂ、１８ｃ　　導通チャンネル１９
　　遮断エレメント ２１ａ、２１ｂ、２１ｃ　　操作部材 ２４、２４ａ、２４ｂ　　接続部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】　　クイックカップリングの雄または雌部
    品１、２を構成するカップリング部品装置であって、雄
    および雌部品を互いに連結するとき、カップリング部品
    に高い媒体圧力Ｐ、たとえば、２０〜５０ＭＰａの媒体
    圧力があっても、操作することができる減圧部材を備え
    、前記カップリング部品は長さ方向に変位する内側ユニ
    ット３、４を有し、始動位置において、前記内側ユニッ
    トが前記カップリング部品の第１チャンバ２５内の媒体
    圧力を保ち、操作位置において、前記内側ユニットが媒
    体を開くか、または開いた状態に保ち、媒体が前記カッ
    プリング部品の第２チャンバ２６に導通し、前記減圧部
    材は媒体圧力の導通チャンネル１８、１８ａ、１８ｂ、
    １８ｃおよびそのチャンネル内に配置された遮断エレメ
    ント１９を有し、前記遮断エレメントをカップリング部
    品の端面で前記遮断エレメントと相互作用する操作部材
    ２１ａ、２１ｂ、２１ｃを介して作用させることができ
    るようにしたカップリング部品装置において、前記操作
    部材は導通媒体が前記カップリング部品の端面１ａ、３
    ａに達することを防止することができるようシールされ
    ており、前記遮断エレメントの両側のチャンネルは前記
    第１および第２チャンバ２５、２６に接続されているか
    、またはそれに接続することができ、前記減圧部材の操
    作のとき、前記第１および第２チャンバが接続部２４、
    ２４ａ、２４ｂを介して前記チャンネルおよび開かれた
    遮断エレメントに連通する２つのチャンバを形成し、前
    記第１チャンバの圧力Ｐが減少し、前記ユニットの長さ
    方向移動が容易であり、媒体圧力が存在しても漏れのな
    い接続を得ることができるようにしたことを特徴とする
    カップリング部品装置。
  2. 【請求項２】　　前記操作部材が前記カップリング部品
    、すなわちユニットの端面１ａ、３ａから前記チャンネ
    ル内に内方にのび、第１チャンネル部分１８内に長さ方
    向に移動可能に取り付けられており、その第１部分２１
    ａを前記端面３ａから突出させ、前記クイックカップリ
    ングのカップリング部品を互いに連結するとき、そのカ
    ップリング部品と相互作用するクイックカップリングの
    第２カップリング部品２を前記第１部分２１ａに作用さ
    せることができ、シール部材２８が前記操作部材の第１
    部分２１ａを前記チャンネルを構成する前記カップリン
    グ部品の部分に対しシールし、前記チャンネルの導通媒
    体が前記端面３ａに達しないようにしたことを特徴とす
    る請求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】　　前記チャンネルは前記カップリング部
    品の凹部内に設けられたブッシュユニット２９内に配置
    され、前記ブッシュユニットは前記操作部材上に配置さ
    れたフランジ部材２１ｂによって前記第１カップリング
    部品内の操作部材の長さ方向移動を生じさせる第２チャ
    ンネル部分１８ｂを構成し、前記ブッシュユニットに横
    方向凹部３１が設けられ、これを前記カップリング部品
    の対応凹部２４ｂと対向させ、前記クイックカップリン
    グのカップリング部品が前記減圧部材を操作することが
    できる連結位置にあるとき、前記カップリング部品のチ
    ャンネルと第２チャンバ間の１つまたはそれ以上の接続
    部を形成することができ、その接続部が前記チャンネル
    内の遮断エレメントの外側、すなわち前方に配置される
    ようにしたことを特徴とする請求項１または請求項２に
    記載の装置。
  4. 【請求項４】　　前記シール部材が環状シールおよびパ
    ッキングシール（バックアップシール）からなるシール
    部材のための環状チャンバ１８ａ内の第２チャンネル部
    の前方に配置され、前記ブッシュユニットは前記端面の
    外側に突出する前記操作部材の部分２１ａ、前記シール
    部材および前記操作部材の支持部分２１ｂのための段差
    のある内部凹部を有することを特徴とする請求項２また
    は請求項３に記載の装置。
  5. 【請求項５】　　前記ブッシュユニットはシート支持部
    分２０に支持されているか、またはそれを有し、そのシ
    ートを前記遮断エレメントの一部を形成する球状本体、
    すなわちボール１９と相互作用させることができ、その
    一方側において、前記操作部材がその第２部分２１ｃを
    介して前記ボール１９に作用し、その第２部分は前記シ
    ート部分を貫通しており、前記ボール１９の他方側にお
    いて、前記遮断エレメントの後方に配置された第３チャ
    ンネル部分１８ｃ内のスプリング２２が前記ボール１９
    に作用し、前記減圧部材が操作されるとき、前記カップ
    リング部分２４、２４ａの１つまたはそれ以上の他の接
    続部が前記第３チャンネル部分１８ｃから前記第１チャ
    ンバ２５にのびるようにしたことを特徴とする請求項２
    〜請求項４のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項６】　　前記長さ方向に変位するユニットは互
    いに長さ方向に変位することができる２つの伸縮要素３
    、４からなり、長さ方向に変位する第１要素が前記スプ
    リング９の作用および媒体圧力を介して前記ユニットの
    始動位置および操作位置に影響し、前記第２要素３は前
    記カップリング部品の先端でシール、開および遮断作用
    １２、１３に影響し、この第２要素が前記減圧部材から
    なることを特徴とする請求項１〜請求項５のいずれかに
    記載の装置。
  7. 【請求項７】　　前記減圧チャンネルと前記第１チャン
    バ間の第２接続部が前記第１および第２要素３、４の互
    いに対向するよう配置することができる凹部を介して導
    通し、前記第２要素が前記第１要素に対する完全接続位
    置にあるとき、前記第１および第２要素が互いに対向す
    るよう配置されるようにしたことを特徴とする請求項１
    〜請求項６のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項８】　　前記雄および雌カップリング部品が互
    いに連結されるとき、前記第１要素がまずその始動位置
    に配置され、前記第１要素の遮断作用１０によって前記
    第１および第２チャンバ２４、２６が分離され、高い媒
    体圧力Ｐを前記第１チャンバ２５内に生じさせることが
    でき、連結が継続され、前記雄および雌部品が連結位置
    に達し、前記第２要素が前記第１要素内に完全に挿入さ
    れ、前記減圧部材が操作されるとき、前記減圧チャンネ
    ル、その開かれた遮断エレメント１９および前記遮断エ
    レメントの両側の減圧チャンネルへの前記チャンバの接
    続部を介して前記第１および第２チャンバ間の接続部が
    形成されるようにしたことを特徴とする請求項６または
    請求項７に記載の装置。
  9. 【請求項９】　　前記雄部品および雌部品の両方が減圧
    部材を有することを特徴とする請求項１〜請求項８のい
    ずれかに記載の装置。
  10. 【請求項１０】　　長さ方向に変位するユニットはスプ
    リング９の作用に抗して変位し、前記雄および雌部品を
    離脱させるとき、前記スプリング９が前記ユニットをそ
    の遮断位置に復帰させ、前記ユニットがその始動位置に
    あるとき、前記減圧チャンネルへの接続部が遮断される
    ようにしたことを特徴とする請求項１〜請求項９のいず
    れかに記載の装置。
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