JPH0420913A - 望遠鏡の主反射鏡支持機構 - Google Patents

望遠鏡の主反射鏡支持機構

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JPH0420913A
JPH0420913A JP12402790A JP12402790A JPH0420913A JP H0420913 A JPH0420913 A JP H0420913A JP 12402790 A JP12402790 A JP 12402790A JP 12402790 A JP12402790 A JP 12402790A JP H0420913 A JPH0420913 A JP H0420913A
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JP
Japan
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reflection mirror
reflecting mirror
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supporting
flange
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Katsushige Nakamura
勝重 中村
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Mitaka Kohki Co Ltd
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Mitaka Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は望遠鏡の反射鏡支持機構、特に大型反射天体
望遠鏡の主反射鏡の支持機構に関する。
〈従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉従来の
望遠鏡の反射鏡支持機構としては、例えば第6図及び第
7図に示すようなものが知られている。■が大型反射天
体望遠鏡で、この大型反射天体望遠鏡1の鏡筒2内の底
部に主反射鏡3が金属製のケース4に収納された状態で
支持されている。この主反射鏡3とケース4との間にク
リアランス(隙間)があると、主反射鏡3の光軸Aがず
れるため、両者を隙間なく密着状態にする要請がある。
ところが一方で、主反射鏡3がガラス製であり、金属製
のケース4と熱膨張率が相違するために、クリアランス
を全く無くすと、温度によっては、主反射鏡3がケース
4により締付けられて、主反射鏡3の反射面3aに歪み
を起こして反射像に悪影響を及ぼしたり、或いは最悪の
場合は主反射鏡3が割れてしまうこともあり得る。
このように、主反射鏡3の支持には前述の如き相反する
2つの要請を満足させる必要があるが、出願人の知ると
ころでは、上記の如き要請を完全に満足する反射鏡支持
機構はなかった。
この発明はこのような従来の技術に着目してなされたも
のであり、前記の如き要請を完全に満足させることがで
きる望遠鏡の反射鏡支持機構を提供せんとするものであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 この発明に係る望遠鏡の反射鏡支持機構は、上記の目的
を達成するために、支持フランジ上の一定高さ位置に配
された反射鏡の外側面を、支持フランジの等角三方位置
に配した支持体により当接支持するものであって、その
支持体が金属よりも熱膨張率の高い材質製であることを
要旨としている。
く実 施 例〉 以下、この発明の好適な一実施例を第1図〜第5図に基
づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
この実施例に係る大型反射天体望遠鏡の鏡筒5は、組立
或いは分解のために昇降装置6の上に垂直状態で載せし
れた状態となっている(第2図参照)。そして、7は支
持フランジで、鏡筒5の底部に取付けられる。この支持
フランジ7上には、等角三方位置に湾曲状の受板8が取
外し自在に立設されている。そして、この各受板8には
主反射鏡3の外側面に当接する「結晶性プラスチック」
であるジュラコン(商品名)製の支持体9が2個づつ取
付けである。
また、支持フランジ7の底面の等角三方位置には、主反
射鏡3を載せて水平度の調整を図るための載置台10が
ネジ11にて上下動自在に螺合されている。主反射鏡3
は主反射鏡3の取付作業上の理由から、人の手が入るく
らいの一定高さLが必要であるため、この載置台10に
載せることにより、前記高さしの確保と水平度の維持を
図っている。
そして、外側面が支持体9にて支持され且つ底面が載置
台10にて支持された状態の主反射鏡3は、環状体12
によりその外周上部が押さえられる。すなわち、環状体
12に設けられた3本の脚部13を支持フランジ7設け
た取付孔14に上側から挿入し、その脚部13の下端に
ナツト15を取付けることにより、主反射鏡3の支持は
完了する。
熱膨張 策(第3図(a)〜(C)照)次に、上記如き
主反射鏡3の支持機構における熱膨張対策を第3図(a
)〜(C)を用いて説明する。
説明の便宜上、従来の金属製支持体16を用いた比較例
を第3図(a)と第3図(b)に示した。第3図(a)
は、金属製支持体16を主反射鏡3の外側面に密着させ
て支持した状態と示している。そして、この第3図(a
)の状態から、主反射鏡3の周辺温度が上昇すると、第
3図(b)に示すように、ガラス製の主反射鏡3よりも
、金属製である支持フランジ7の熱膨張率の方が大きい
ため、支持フランジ7が外側へ膨張する長さdlが、主
反射鏡3が外側へ膨張する長さd2よりも大きくなり、
結果として金属製支持体16と主反射鏡3との間にはほ
ぼdi−d2に相当する隙間d3が生じてしまう。
金属製支持体16自体も内側の主反射鏡3へ向けて若干
熱膨張を起こすが、支持フランジ7の熱膨張の方が圧倒
的に大きいため、前記隙間d3をキャンセルす、る(う
める)はどのものではない。ところが、第3図(C)に
示した本発明に係るジュラコン(商品名)製の支持体9
は、熱膨張率がガラス等に比べて大変に大きいため、支
持体9自体が内側の主反射鏡3へ向けて大きく熱膨張を
起こし、前記隙間d3をうめることができる。従って、
低温時も高温時もジュラコン(商品名)製の支持体9は
常に主反射鏡3の外側面に当接し、主反射鏡3を確実に
支持することができる。尚、支持体9の熱膨張が追いつ
かない程の急激な温度変化に対しては、支持体3の形状
により対応することができる。すなわち、この支持体3
の当接面には非接触状態となる凹部17が、また支持体
9の背面と受板8との間には所定の隙間I!(第1図参
照)が、それぞれ設けられているため、主反射鏡3の周
辺温度が急激に低下し、支持体9が強い力で主反射鏡3
の外側面に押しつけられるような状況になっても、支持
体9がたわみ変形し易く、主反射鏡3の歪み変形や破損
を回避することができる。
次に、主反射鏡3の組立・分解について説明する。
組 立(第4図参照) 前述のように主反射鏡3を支持フランジ7上の一定高さ
しで且つ水平に支持させる必要があるため、主反射鏡3
の組立には前記高さしに相当する高さのブロックゲージ
Bを用いる。すなわち、まず支持フランジ7上の等角三
方位置にブロックゲージBをセットし、その上に主反射
鏡3を載せる。
この主反射鏡3をブロックゲージBの上に載せた状態で
は、一定高さしと水平度は完全に保たれている。そして
、この状態から支持フランジ7に螺合しである載置台1
0のネジ11を回して、載置台lOを徐々に上昇させ、
各載置台10の上部を主反射鏡3の底部へ接触させた状
態とする。そして、その後ブロックゲージBを取り外せ
ば、載置台10がブロックゲージBの代わりとなり、前
記高さし及び水平度の確保はそのまま載置台lOに引き
継がれることとなる。
分 解(第5 参照) 主反射鏡3は反射面3aの再メツキ等のために時々鏡筒
5から取外す必要がある。このような場合には、鏡筒5
を昇降装置6の上にセットした後に、支持フランジ7を
鏡筒5から外し、昇降装置6を下げて支持フランジ7だ
けを取り出す。そして、取り出した支持フランジ7がら
環状体12と受板8をそれぞれ取り外す。そうすると、
主反射鏡3は載置台lOの上に載せられただけの状態と
なるが、主反射鏡3の一定高さLは維持されているため
に、この高さLに相当する部分に手を入れて主反射鏡3
を容易に持ち上げて、そのままメツキ作業現場へ運ぶこ
とできる。従来はこの高さLを設けるような考慮がなさ
れていなかったため主反射鏡3の取外しに4〜5人の作
業員を要しが、本発明の場合だと1人で分解して持ち運
ぶことができる。尚、60cm以上の主反射鏡だと重量
が100kgを越えるので、その場合には2人必要とな
る。尚、上記の説明では主反射鏡を例としたが、本発明
は副反射鏡にも適用できる。
尚、以上の説明において、結晶性プラスチックとしてジ
ュラコン(商品名)を例としたが、金属よりも熱膨張率
が高ければジュラコン(商品名)でなくても良い。
〈発明の効果〉 この発明に係る望遠鏡の反射鏡支持機構は、以上説明し
てきた如き内容のものなので、反射鏡の周辺温度が変化
しても反射鏡の反射面が歪んだり或いは光軸がズしたり
することがない。また、主反射鏡の組立分解も容易で、
反射鏡の再メツキ等を容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る反射鏡支持機構の斜
視図、 第2図は反射鏡支持機構を昇降装置に載せた状態を示す
側面図、 第3図(a)は金属製支持体を用いた場合の比較例を示
す反射鏡及び支持フランジの側面図、第3図(b)は高
温時の状態を示す第3図(a)相当の側面図、 第3図(C)は結晶性プラスチック製の支持体を用いた
場合を示す第3図(b)相当の側面図、第4図は反射鏡
をブロックゲージに載せた状態を示す側面図、 第5図は支持フランジを鏡筒から外した状態を示す側面
図、 第6図は従来の大型反射天体望遠鏡を示す側面図、そし
て 第7図は従来の反射鏡支持機構を示す側面図である。 3 ・−主反射鏡 7−・ 支持フランジ 9− 支持体 L −・・−高さ 第 図 第 5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持フランジ上の一定高さ位置に配された反射鏡
    の外側面を、支持フランジの等角三方位置に配した支持
    体により当接支持する望遠鏡の反射鏡支持機構であって
    、 上記支持体が金属よりも熱膨張率の高い材質製であるこ
    とを特徴とする反射鏡支持機構。
  2. (2)金属よりも熱膨張率の高い材質が、結晶性プラス
    チックである請求項1記載の反射鏡支持機構。
JP12402790A 1990-05-16 1990-05-16 望遠鏡の主反射鏡支持機構 Granted JPH0420913A (ja)

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JP12402790A JPH0420913A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 望遠鏡の主反射鏡支持機構

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JP12402790A JPH0420913A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 望遠鏡の主反射鏡支持機構

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JPH0420913A true JPH0420913A (ja) 1992-01-24
JPH0536766B2 JPH0536766B2 (ja) 1993-05-31

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671946B1 (ko) * 2005-05-27 2007-01-19 박금순 주반사경 이송수단을 구비한 반사 망원경

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