JPH0420230Y2 - - Google Patents

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JPH0420230Y2
JPH0420230Y2 JP1987170802U JP17080287U JPH0420230Y2 JP H0420230 Y2 JPH0420230 Y2 JP H0420230Y2 JP 1987170802 U JP1987170802 U JP 1987170802U JP 17080287 U JP17080287 U JP 17080287U JP H0420230 Y2 JPH0420230 Y2 JP H0420230Y2
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coagulated
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coagulated thin
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は湯葉の連続製造装置、特にその凝固薄
膜引き上げ機構の改良に関するものである。
[従来の技術] 豆乳を加熱し、その液面に形成される凝固薄膜
を採取して得られる湯葉は、わが国の伝統的食品
として広く知られており、特に近年では大豆の有
する高品質タンパク質及び植物性脂質を豊富に含
有する健康食品としても注目されている。
従来、この湯葉を製造するには、大豆を水に浸
漬した後、摩砕・濾過して豆乳を得、該豆乳を加
熱槽に注入して90℃程度の温度で10〜15分間加熱
する。そして、液面に形成された凝固薄膜を棒で
一枚ずつすくい上げて乾燥処理する方法によつて
いた。
しかしながら、このような古典的湯葉の製造方
法では、作業が複雑であり、しかも凝固薄膜が液
面にできるのを待つて一枚ずつすくい上げるので
時間がかかり、また連続化も困難である。
そこで従来においても、湯葉の製造装置につい
ては各種の改良がなされてきた(特開昭51−
22844、特開昭54−80448、特開昭55−50872)。
例えば、特開昭55−50872には次のような湯葉
の連続製造装置が開示されている。
すなわち、第7図にも示されるように、豆乳槽
10内には豆乳12が注入されており、該豆乳槽
10の下部には加熱装置14が設置されている。
そして、この状態で加熱装置14により豆乳槽
10内の豆乳12を加熱すると、該豆乳12の液
面に凝固薄膜16が形成される。
該凝固薄膜16は豆乳槽10内に配置されたロ
ープ18に連動して矢印方向に移動し、ベルト
コンベア20により引き上げられる。
このベルトコンベア20は、凝固薄膜を反転さ
せた後乾燥室22内を通り、上部より凝固薄膜を
乾燥させ、平湯葉として採取する。
従つて、この従来装置によれば、凝固薄膜の引
き上げが容易になると共に、湯葉製造の連続化を
も図れる。
[考案が解決しようとする問題点] 従来技術の問題点 しかしながら、このような従来の湯葉の連続製
造装置にあつては、基本的には平湯葉しか製造で
きず、例えば、かさばらずしかも取扱が容易な巻
取湯葉を自動的に製造することはできなかつた。
従つて、巻取湯葉を製造する場合には、一度製
造した平湯葉をロール状に巻取る必要があり、工
程が複雑化してしまう。
しかも、従来の装置によると湯葉表面に豆乳が
相当量付着しているため流れ出た豆乳がコンベア
を濡らすと共に、湯葉を反転させるので湯葉中に
付着した豆乳液が染み込み、湯葉の品質を低下さ
せるという欠点があつた。
また、豆乳表面より採取された凝固薄膜は、乾
燥室で一律に乾燥されてしまうため、水分量管理
が困難である。このため、湯葉が必要以上に硬化
してしまい、巻取作業なども困難となり、場合に
よつては破損を生じたりする危険もあつた。
一方、豆乳表面より採取した凝固薄膜をそのま
ま巻取れば、水分量が多いため破損という虞はな
いが、腐敗性が高くなるという問題点を生じる。
すなわち、凝固薄膜の下面は豆乳に接してお
り、従つて湯葉の一面にも豆乳が付着したままと
なつてしまう。
この豆乳は栄養価が高い反面きわめて腐敗しや
すく、湯葉の保存性にも悪影響を与えてしまうの
である。
考案の目的 本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的は保存性のよい湯葉を連続
的に製造することのできる湯葉の連続製造装置を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案にかかる湯
葉の連続製造装置は、コンベア部と、豆乳除去部
と、を含む。
そして、前記コンベア部は、加熱豆乳の液面に
形成された凝固薄膜を連続的に引き上げる。
前記豆乳除去部は、凝固薄膜の豆乳面よりの引
き上げ後に、該凝固薄膜下面に付着した豆乳残液
を凝固薄膜を反転する前に下方または側方より除
去する。
[作用] 本考案にかかる湯葉の連続製造装置は、前述し
た構成を有するので、コンベア部により連続的に
引き上げられた凝固薄膜は、豆乳除去部によりそ
の下面の豆乳が除去される。
ここで、本考案においては、凝固薄膜下面の豆
乳を乾燥させてしまうのではなく、物理的に除去
しているため、凝固薄膜の硬度が上昇しその後の
加工処理が困難となつてしまう虞がない。
しかも、最も腐敗しやすい豆乳残液が除去され
ているため、湯葉の保存性も大幅に向上する。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
第1図には本考案の一実施例にかかる湯葉の連
続製造装置の概略構成が示されており、前記従来
技術と対応する部分には符号100を加えて示し
説明を省略する。
本実施例にかかる湯葉の連続製造装置は、所定
の大きさの巻取湯葉を連続製造するために、コン
ベア部100と、豆乳除去部102と、巻取部1
04を含む。
ここで、前記コンベア部100はコンベアベル
ト140と、モーター142に連動した駆動プー
リ144と、コンベアベルト140に適度のテン
シヨンを与えるテンシヨンプーリ146と、4個
のプーリ148,150,152,154と、よ
りなる。そして、加熱槽114により加熱された
豆乳槽110内の豆乳112表面に形成された凝
固薄膜116をコンベアベルト140により連続
的に引き上げる。
豆乳除去部102は、本実施例では第2図Aに
も示すように断面円形の棒をプーリ154に近接
した位置に差渡して形成している。そして、該豆
乳かきとり棒102により凝固薄膜116下面に
付着した豆乳残液がかき取られ、豆乳付着のほと
んど無い凝固薄膜116がコンベアベルト140
に載置されることとなる。
ここで、豆乳かきとり棒102は、凝固薄膜を
損傷することのないよう薄膜との接触部が曲面を
形成する棒状体、または丸棒よりなり、このよう
な棒状体を豆乳槽に渡架し凝固薄膜の引き上げ部
分において、該薄膜の下方または側方から接する
ように配設するものである。
巻取部104は、搬送ローラ132と、巻取ロー
ラ134と、切断器136と、巻取湯葉採取器1
38とよりなる。
そして、プーリ148,154の間には搬送ロ
ーラ132が位置し、該搬送ローラ132は、駆
動モーター156によりコンベアベルト140と
同方向、すなわち図中矢印方向に回転する。
前記搬送ローラ132と近接して、巻取ローラ
134が設けられており、該巻取ローラ134は
駆動モーター158により搬送ローラ132と同
方向に回転する。
切断器136は、前記巻取ローラ134の上部
に位置し、その切断刃は搬送ローラ132に押圧
接触可能に位置している。
巻取湯葉採取器138は、前記巻取ローラ13
4及びその駆動モーター158を載置した回動枠
160と、該回動枠160を回動可能に支持する
ピストンシリンダ162と、切断された巻取湯葉
164を受け入れる受入器166とよりなる。そ
して、ピストンシリンダ162のピストンロツド
162aをシリンダ内に収納することにより回動
枠160が搬送ローラ132の回転中心を軸とし
て下方に回動し、搬送ローラ132と巻取ローラ
134の近接部上部に載置された巻取湯葉を前記
受入器166内に収納する。
なお、コンベアベルト140の下方には洗浄器
168が備え付けられており、必要に応じてコン
ベアベルト140の水洗を行う。
本実施例にかかる巻取湯葉の連続製造装置は、
概略以上のように構成され、次に第3図から第6
図を参照しつつその動作について説明する。
まず、第3図において、豆乳槽110内に形成
された凝固薄膜116は、その端部が引き上げら
れ、コンベアベルト140上に載置される。
該コンベアベルト140は、駆動プーリ144
により矢印方向に移動しており、凝固薄膜11
6はコンベアベルト上を搬送ローラ132方向に
搬送されることとなる。
次に、第4図に示されるように、コンベアベル
ト140上の凝固薄膜116が搬送ローラ132
の上部に至ると、該凝固薄膜116とコンベアベ
ルト140が分離し、凝固薄膜116はそのまま
搬送ローラ132上に載置され、コンベアベルト
140はプーリ148方向に移動する。
ここで、凝固薄膜116の採取当初には、該凝
固薄膜116がコンベアベルト140に付着した
ままプーリ148方向に移動することもあるが、
この場合には、プーリ148と駆動プーリ144
の間に配置された剥離ローラ172がコンベアベ
ルトとは逆方向に回転しているため、凝固薄膜1
16はコンベアベルト140より剥離され搬送ロ
ーラ132上に確実に載置される。
次に、第5図に示されるように、凝固薄膜11
6の先端が巻取ローラ134に至ると、該巻取ロ
ーラ134は前記搬送ローラ132と同方向に回
転しているので、凝固薄膜116は搬送ローラ1
32よりはなれる。
そして、両ローラ132,134の近接部で凝
固薄膜116は巻取られ、巻取湯葉164が形成
される。
巻取湯葉164が所定の大きさになると、切断
器136が作動し、搬送ローラ132上の凝固薄
膜116が切断される。
ここで、本実施例においては、巻取湯葉164
の大きさは、巻取時間によつて制御することとし
ている。
以上のように両ローラ132,134上に所定
の大きさの巻取湯葉164が形成されると、第6
図に示されるように、巻取湯葉採取器138が作
動する。
すなわち、ピストンシリンダ162のピストン
ロツド162aがシリンダ内に収容されると、該
ピストンシリンダ162に支持されていた回動枠
160が下方に回動する。
そうすると、両ローラ132,134の近接部
上部に位置していた巻取湯葉164が図中点線に
示すように巻取ローラ134を乗り越えて転がり
落ち、受入器166に収容される。
このようにして、本実施例にかかる装置によれ
ば、自動的に巻取湯葉が製造されることとなる。
ここで、巻取湯葉の製造中、前記豆乳かきとり
棒102は凝固薄膜116下面の豆乳を除去して
いるので、巻取湯葉164中にはほとんど豆乳残
液が存在せず、該巻取湯葉の保存性は大幅に向上
する。
しかも、凝固薄膜自体の乾燥を行うわけではな
いので該凝固薄膜の硬度が必要以上に上昇してし
まうことはなく、巻取作業も容易に行うことがで
きる。
なお、巻取湯葉164が受入器166に収容さ
れると、前記ピストンシリンダ162は再度復帰
し、回動枠160は第5図に示す状態となる。
そして、前記と同様の作用により両ローラ13
2,134の近接部上部に凝固薄膜116が巻き
取られ、巻取湯葉の連続製造が行われる。
なお、本実施例において、巻取湯葉採取器は回
動枠に巻取ローラを設置した構成としたが、これ
に限られるものではなく、例えば搬送ローラと巻
取ローラを離隔させ、その間隙より巻取湯葉を落
下・採取する構成とすることも好適である。
また、本実施例において、豆乳除去部は豆乳か
きとり棒より構成したが、例えば、第2図Bに示
すように圧搾空気にて豆乳残液除去を行うことも
好適である。
すなわち、同図において、豆乳除去部102
は、凝固薄膜116の下面または側面に該凝固薄
膜116の進行方向とは逆方向を向けて凝固薄膜
の全幅にわたつてエアの噴出孔を適当な間隔をあ
けて並列に豆乳槽の間に渡架して配置されたエア
ノズル102aと、該エアノズル102aに圧搾
空気を供給するエアコンプレツサー102bとよ
りなる。
そして、前記エアノズル102aより圧搾空気
を凝固薄膜116下面に吹き付けることにより、
豆乳残液は除去されコンベアベルト140上には
ほとんど豆乳付着の無い凝固薄膜116が載置さ
れることとなる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案にかかる湯葉の連
続製造装置によれば、豆乳除去部により凝固薄膜
下面の豆乳残液を除去した後に湯葉を形成するこ
ととしているので、製造適性を低下させることな
く保存性のよい湯葉を製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる湯葉の連続製造装置
の全体説明図、第2図は、本考案に用いられる豆
乳除去部の説明図、第3図は、コンベア部へ凝固
薄膜を載置させる状態の説明図、第4図は、コン
ベア部より凝固薄膜を剥離させる状態の説明図、
第5図は、凝固薄膜の巻取状態の説明図、第6図
は、巻取湯葉採取器の作動状態の説明図、第7図
は、従来の平湯葉の連続製造装置の説明図であ
る。 10,110……豆乳槽、12,112……豆
乳、14,114……加熱装置、16,116…
…凝固薄膜、100……コンベア部、102……
豆乳除去部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 加熱豆乳の液面に形成された凝固薄膜を連続
    的に引き上げるコンベア部と、 凝固薄膜の豆乳面よりの引き上げ後であつて
    凝固薄膜を反転する以前に下方または側方より
    該凝固薄膜下面に付着した豆乳残液を除去する
    豆乳除去部と、 を含むことを特徴とする湯葉の連続製造装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)記載の装置におい
    て、豆乳除去部は、凝固薄膜のコンベア部への
    載置位置に近接して配置され凝固薄膜下面に当
    接する豆乳かきとり棒よりなることを特徴とす
    る湯葉の連続製造装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲(1)記載の装置におい
    て、豆乳除去部は、凝固薄膜のコンベア部への
    載置位置に近接して配置され凝固薄膜下面に該
    凝固薄膜の進行方向とは逆方向を向けて圧搾空
    気を吹き付けるエアノズルと、該エアノズルに
    圧搾空気を供給するエアコンプレツサーと、よ
    りなることを特徴とする湯葉の連続製造装置。
JP1987170802U 1987-11-09 1987-11-09 Expired JPH0420230Y2 (ja)

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JP1987170802U JPH0420230Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

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JPH0174792U JPH0174792U (ja) 1989-05-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4832664A (ja) * 1971-09-03 1973-05-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4832664A (ja) * 1971-09-03 1973-05-01

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