JPH04200345A

JPH04200345A - 魚体処理機

Info

Publication number: JPH04200345A
Application number: JP33486690A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Ogawa; 豊小川
Original assignee: Nippon Fillestar Co Ltd
Current assignee: Nippon Fillestar Co Ltd
Priority date: 1990-11-29
Filing date: 1990-11-29
Publication date: 1992-07-21
Anticipated expiration: 2010-04-12
Also published as: JPH0732668B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、魚体の腹部を切断して腹腔内の内臓および肋
骨などを除去するための魚体処理機に関する。

従来の技術典型的な先行技術は、本件出願人によって出願された特
願昭６１−２８８５３７　（特公平２−１７１４０）に
示されている。この先行技術では、処理部材としての掻
取り部材の掻取り部分の両側方に配置された腹部押圧用
ガイドローラによって、腹部が切開かれた魚体が掻取り
部材に搬送される際に、掻取り部材の抵抗によって魚体
の腹部が逃げてしまうことを防止している。

しかしながらこのような先行技術では、魚体の腹部の外
側面にそれぞれ当接する前記ガイドローラの外周面は、
その魚体の外側面の形状に対応した形状に形成されてい
ないので、前記腹部の外側面を全面にわたって均等に押
圧することができず、これによって腹腔の内面を掻取り
部材に接触させることができない部分が生じ、内臓ある
いは黒皮などを確実に除去することができないという問
題がある。

発明が解決しようとする課題したがって本発明の目的は、前記掻取り部材などの処理
部材を腹腔内で全面にわたって接触させて確実に内臓お
よび黒皮などを除去するための処理動作を確実に行うこ
とができるようにした魚体処理機を提供することである
。

課題を解決するための手段本発明は、搬送方向に向けて搬送される魚体の腹部を腹
部切断刃によって切開き、その腹部が切開かれた魚体の
腹腔内に、処理部材を挿入して処理を行う魚体処理機に
おいて、前記処理部材の腹腔内への挿入時における魚体の腹部外
側面の形状に対応する形状の支持面を有する支持部材を
、前記処理部材の両側方に近接して設けることを特徴と
する魚体処理機である。

作　　用本発明に従えば、魚体の腹腔内を処理するための処理部
材の両側方に近接して、処理部材の腹腔内への挿入時に
おける魚体の腹部外側面の形状に対応する形状の支持面
を有する支持部材を設けるようにしたので、切開かれた
腹部が前記両側方へ変位してしまうことを防止すること
ができ、これによって腹腔の内面を処理部材に均等に接
触させることができ、確実に腹腔内の内臓および黒皮な
どを除去することができる。

実施例第１図は本発明の一実施例の全体の構成を簡略化して示
す系統図である。なお、第１図において手前側の搬送ベ
ルトは省略して示されている。鉛直軸線まわりに回転駆
動される始端側プーリ１と終端側プーリ２とには、無端
状の搬送ベルト３が巻掛けられて張架される。このよう
な一対のプーリ１，２に巻掛けられた搬送ベルト３は、
魚体Ｆを挟んで第１図の紙面に対して手前側にも設けら
れる。

始端側プーリ１側から各搬送ベルト３間に供給された無
頭魚体Ｆは、頭部側を搬送方向Ａ下流側にし、尾部側を
搬送方向上流側に向けてかつ背部を上方にし、腹部Ｆａ
を下方にした姿勢で前記搬送方向Ａ下流側に向けて搬送
される。このようにして一対の搬送ベルト３によって搬
送方向Ａ下流側に向けて搬送される魚体Ｆは、その搬送
方向Ａに関して垂直に交差する水平な回転軸線まわりに
回転駆動される腹部切断用回転丸刃５によって腹部Ｆａ
が頭尾方向に切断される。

このような腹部切断用回転丸刃５近傍には、第２図に示
されるように、鉛直軸線まわりに回転駆動される支持部
材である側圧ローラ６ａ、６ｂが設けられる。この側圧
ローラ６ａ、６ｂは、前記搬送ベルト３ａ、３ｂがそれ
ぞれ嵌まり込んで支持される。各側圧ローラ６ａ、６ｂ
の軸７ａ、７ｂの上端部は、軸受８ａ、８ｂによってそ
れぞれ鉛直な回転軸線まわりに回転自在に軸支されてお
り、各軸受８ａ、８ｂはばね９によって相互に近接する
方にでばね付勢される。これによって、相互に近接して
対向する搬送ベルト３ａ、３ｂの張架部分３ａｌ、３ｂ
ｌによって魚体Ｆは両側から弾発的に挟持される。した
がって腹部切断用回転丸刃５によって前記腹部Ｆａが切
断される際に、魚体Ｆが各張架部分３ａ１．３ｂ１間で
変位してしまうおそれはなく確実に回転丸刃５によって
腹部Ｆａを頭尾方向に切断することができる。また前記
張架部分３ａｌ、３ｂｌが相互に近接する方向に付勢さ
れることによって、魚体Ｆの大きさあるいは形状が異な
る場合であっても、その魚体の大きさあるいは形状に応
じて前記張架部分３ａ１゜Ｂｂ１間で確実に挟持するこ
とができる。このようにして腹部切断用回転丸刃５によ
って腹部Ｆａが切断された魚体Ｆは搬送方向Ａ下流側に
搬送される。

第３図は、第１図の切断面線■−■から見た断面図であ
る。前記腹部切断用回転丸刃５の搬送方向Ａ下流側近傍
にはガラティングプーリ９が設けられる。このガラティ
ングプーリ９は、水平な回転軸線まわりに回転駆動され
る回転軸１１に固定され、各搬送ベルト３ａ、３ｂ間に
近接した魚体Ｆの移動経路において前記搬送方向Ａに抗
する方向Ｂに回転駆動される。

このようなガラティングプーリ１０の回転軸線方向両側
には、前記搬送ベルト３ａ、３ｂに近接して一対の支持
部材である側圧ローラ１２ａ、１２ｂが設けられる。各
側圧ローラ１２ａ、１２ｂは、鉛直な回転軸線まわりに
回転駆動される回転軸１４ａ、１４ｂの下端部に取付け
られており、各側圧ローラ１２ａ、１２ｂよりも鉛直軸
線方向上方にはベルト案内用ローラ１３ａ、１３ｂが同
軸に設けられる。各回転軸１４ａ、１４ｂの上端部は、
軸受１５ａ、１５ｂによって鉛直な回転軸線まわりに回
転自在に軸支される。各軸受１５ａ１１５ｂはばね１６
によって相互に近接する方向にばね付勢される。前記側
圧ローラ１２ａ、１２ｂは、円錐台状の外周面１７ａ、
１７ｂを有する。

魚体Ｆの腹腔１８内に前記ガラティングプーリｌＯが嵌
まり込んだ状態で、魚体Ｆの腹皮、Ｆ　ｂ　１　。

Ｆｂ２は外側方に押出されており、したがって腹皮Ｆｂ
ｌ、Ｆｂ２は外側方に開こうとする。このような外側面
１９ａ、１９ｂには前記側圧ローラ１２ａ、１２ｂの下
部外周面１７ａ、１７ｂがぴったりと当接した状態で相
互に近接する方向に弾発的に付勢する。したがって腹皮
Ｆｂｌ、Ｆｂ２の内面はガラティングプーリ１０にほぼ
均等に当接させることができ、このような状態で前記ガ
ラティングプーリ１０が矢符Ｂ方向に回転駆動されるこ
とによって、腹腔１８内の内臓が掻取られる。

第４図は、前記一対の側圧ローラ１２ａ、１２ｂのうち
一方の側圧ローラ１２ａ付近の拡大断面図である。前記
側圧ローラ１２（総称する場合には添字ａ、ｂは省略す
る）は、たとえばステンレス鋼またはアルミニウムなど
の金属製のローラ本体２１と、ローラ本体２１に嵌着さ
れるカバ一体２２とを含む。カバ一体２２は、たとえば
発泡合成樹脂または軟質ゴムなどの可視性および弾発性
を有する材料から成り、前記魚体Ｆの外側面１９の形状
に対応する形状に変形することができる。

このようなカバ一体２２を設けることによって、魚体Ｆ
の腹皮Ｆｂの厚みが異なっても、その魚体の外側面１９
に対応して第４図の上下方向にローラ１２の外周面１７
を当接させた状態とすることができる。したがって腹腔
１８内にガラティングプーリ２０が挿入された状態であ
っても、腹皮Ｆｂが両側方にむやみに拡開してしまうお
それはなく、確実に腹腔１８の内面にガラティングプー
リ１０の外周面を当接させた状態で掻取り動作を行うこ
とができる。これによって確実に腹腔１８内の内臓およ
び黒皮などを除去することができる。

このようにして内臓および黒皮などが除去された魚体Ｆ
は、搬送ベルト３ａ、３ｂに挟持されたままの状態で搬
送方向Ａ下流側に搬送され、前記ガラティングプーリ１
０の搬送方向Ａ下流側に近接して配置された中骨除去用
掻取り部材２５によって中骨Ｆｃが除去される。

第５図は第１図の切断面線■−■から見た断面図であり
、第６図は第５図の切断面線■−■から見た断面図であ
る。なお、第６図において中骨除去用回転丸刃２６ａ、
２６ｂは省略して示されている。前記搬送ベルト３ａ、
３ｂに挟持された状態で搬送方向Ａ下流側に搬送されて
きた魚体Ｆは、案内ローラ２７ａ、２７ｂ間で中骨除去
用回転丸刃２６ａ、２６ｂよって中骨Ｆｃおよび肋骨Ｆ
ｄが腹腔内から切取られる。

各回転丸刃２６ａ、２６ｂの回転軸線は相互に角度θ１
を成して、各回転刃２６ａ、２６ｂの刃先が魚体Ｆの搬
送経路寄り、すなわち第５図の上方になるにつれて相互
に近接するように傾斜されている。前記案内ローラ２７
ａ、２７ｂは、鉛直な回転軸線まわりに回転自在な回転
軸２８ａ、２８ｂの軸線方向下端部に固定されており、
各回転軸２８ａ、２８ｂの上端部は軸受２９ａ、２９ｂ
によって各回転軸線まわりに回転自在に軸支される。軸
受２９ａ、２９ｂは、ばね３０によって相互に近接する
方向にばね付勢され、これによって各案内ローラ２７ａ
、２７ｂは相互に近接する方向にばね付勢されて搬送ヘ
ルド３ａ、３ｂの内側に配置される張架部分３ａ１．３
ａ２を相互に近接する方向に付勢している。

このような案内ローラ２７ａ、２７ｂの下方には、支持
部材である押圧棒３１ａ、３１ｂ；３２ａ、３２ｂ；３
３ａ、３３ｂが各対を成して設けられる。魚体Ｆの搬送
経路に関して一方側に配置される押圧棒３１ａ、３２ａ
、３３ａは鉛直な軸線を有する軸棒３４ａに上下に間隔
をあけて軸支されており、この軸棒３４ａの基端部は装
置の機体などの固定位置に固定されている。このような
軸棒３４ａに軸支された各押圧棒３１ａ〜３３ａは、軸
棒３４ａの軸線まわりに角変位自在である。

各押圧棒３１ａ〜３３ａは、魚体Ｆの搬送方向Ａ下流側
になるにつれて内方寄りに滑らかに弯曲した押圧部３５
ａ〜３７ａを有し、前記軸棒３４ａに関して押圧部３５
ａ〜３７ａとは反対側の端部には、引張ばね３８ａ〜４
０ａの一端部がそれぞれ係止される。各引張ばね３８ａ
〜４０ａの他端部は、装置の機体などにそれぞれ係止さ
れる。もう一方の引張ばね３８ｂ〜４０ｂもまた同様に
押圧棒３１ｂ〜３３ｂに係止されており、各押圧棒３１
ａ〜３３ｂ；３１ｂ〜３３ｂの各押圧部３５ａ〜３７ａ
　；　３５ｂ〜３７ｂは相互に近接する方向にばね付勢
される。これらの押圧部３５ａ〜３７ａ　；　３５ｂ〜
３７ｂによって、各搬送ベルト３ａ、３ｂから下方に突
出した魚体Ｆの腹皮Ｆｂを押圧して外側方への拡がりを
防止している。

前記中骨用回転丸刃２６ａ、２６ｂの最も近接した部分
Ｐの搬送方向Ａ下流側近傍には、前記掻取り部材２５が
配置される。この掻取り部材２５先端部付近における搬
送方向Ａに垂直な軸直角断面は、大略的に逆Ｖ字状に形
成されており、前記回転丸刃２６ａ、２６ｂの先端部Ｐ
付近で切取られた中骨Ｆｃおよび肋骨Ｆｄが魚体Ｆの搬
送方向Ａ下流側への搬送によって掻取られる。このとき
、魚体Ｆの腹皮Ｆｂは前記軸棒３４の押圧部３５によっ
て相互に近接する方向に押圧されるので、各腹皮Ｆｂｌ
、Ｆｂ２は掻取り部材２５の両側板４１ａ、４１ｂに弾
発的に押圧された状態となっており、これによって前述
したように回転丸刃２６ａ、２６ｂによって切断された
中骨Ｆｃおよび肋骨Ｆｄが確実に掻取られる。なお、こ
のような掻取り部材２５の上方、すなわち第５図の上方
には、魚体Ｆの背部を下方に向けて弾発的に押圧するロ
ーラなどによって実現される押圧手段が設けられており
、回転丸刃２６ａ、２６ｂによる切断時および掻取り部
材２５による掻取り動作時において魚体の浮き上がりが
防止されている。

以上のように、処理部材としての腹部切断用回転丸刃５
、ガツテイングブーリ１０、中骨除去用回転丸刃２６ａ
、２６ｂおよび掻取り部材２５の両側方に近接して、支
持部材としての側圧ローラ６ａ、　　６ｂ、　　１２ａ
、　　１２ｂ、　　３１ａ〜３３ａ；３１ｂ〜３３ｂを
設け、魚体Ｆの外側面１９ａ。

１９ｂが相互に近接する方向に弾発的に押圧されるのて
、魚体Ｆが搬送ベルト３ａ、３ｂによって挟持された状
態であっても、腹皮Ｆｂｌ、Ｆｂ２は相互に離反する方
向に開いてしまうおそれはなく、確実に処理部材によっ
て魚体処理作業を行うことができる。

本発明の他の実施例として、前記側圧ローラ６ａ、６ｂ
；　１２ａ、１２ｂおよび押圧棒３１ａ〜３３ａ；３１
ｂ〜３３ｂは相互に近接する方向にばね付勢するように
したけれども、魚体Ｆの搬送経路に関していずれか一方
だけを他方に近接する方向に付勢するようにしてもよく
、また一定の位置に固定的に設けるようにした構成であ
ってもよい。

発明の効果本発明によれば、処理部材の両側方に近接して支持部材
を設けるようにしたので、魚体の腹部の不所望な変位を
防止することができ、したがって処理部材による確実な
処理作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の簡略化した系統図、第２図
は第１図の切断面線■−■から見た断面図、第３図は第
１図の切断面線■−■から見た断面図、第４図は一方の
側圧ローラ１２ａ付近の拡大断面図、第５図は第１図の
切断面線■−Ｖから見た断面図、第６図は第５図の切断
面線Ｖｌ−■から見た断面図である。３ａ、３ｂ・・・搬送ベルト、５・・・腹部切断用回転
丸刃、６ａ、６ｂ、１２ａ、１２ｂ−側圧ローラ、１０
・・・ガツテイングブーリ、１７・・・外周面、１８・
・・腹腔、１つ・・・外側面、２５・・・中骨除去用掻
取り部材、２６ａ、２６ｂ・・・中骨除去用回転丸刃、
３１　ａ　〜３３　ａ　；　３　ｌ　ｂ　〜３３　ｂ−
押圧棒、Ｆ−・・魚体、Ｆａ・・・腹部、Ｆｂ・・・腹
皮、Ｆｃ・・・中骨、Ｆｄ・・・肋骨代理人　　弁理士　画数　圭一部第２図第３図手続補正書（方式）平成　３年　３月１８日特願平２−３３４８６６住所名称　日本フイレスタ株式会社代表者４、代理人住　所　大阪市西区西本町１丁目１３番３８号　新興産
ビル国装置ＥＸＯ５２５−５９８５１ＮＴＡＰＴ　　Ｊ
国際ＦＡＸ　（０６）５３８−０２４７（代表）平成　
３年　３月１２日〈発送臼）６、補正の対象図面および委任状７、補正の内容（１）図面の浄書（内容に変更なし）。（２）別紙のとおり委任状を補充する。以　　上

Claims

【特許請求の範囲】搬送方向に向けて搬送される魚体の腹部を腹部切断刃に
よつて切開き、その腹部が切開かれた魚体の腹腔内に、
処理部材を挿入して処理を行う魚体処理機において、前記処理部材の腹腔内への挿入時における魚体の腹部外
側面の形状に対応する形状の支持面を有する支持部材を
、前記処理部材の両側方に近接して設けることを特徴と
する魚体処理機。