JPH0419861A - カセット装填装置 - Google Patents

カセット装填装置

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Publication number
JPH0419861A
JPH0419861A JP2082967A JP8296790A JPH0419861A JP H0419861 A JPH0419861 A JP H0419861A JP 2082967 A JP2082967 A JP 2082967A JP 8296790 A JP8296790 A JP 8296790A JP H0419861 A JPH0419861 A JP H0419861A
Authority
JP
Japan
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tray
cassette
slot
assembly
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP2082967A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Imaoka
今岡 義晴
Satoshi Ooka
聡 大岡
Kenichi Suda
健一 須田
Shigeyuki Ito
重幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0419861A publication Critical patent/JPH0419861A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えばビデオテープレコーダ(V T R)
等の記録再生装置に係り、特に、その装着されたカセッ
トテープをテープ駆動部に装填するカセット装填装置に
関する。
(従来のt術) 従来、VTRのカセット装填装置においては、カセット
テープを挿入口より水平状に挿入して、この挿入された
カセットテープを移送機構を介してテープ駆動部に移送
して着脱するいわゆるフロントローディング方式、キャ
ビネットの外部に移送されたテープ駆動部全体に対して
直接的にカセットテーブの着脱を行ういわゆるリニアス
ケ−ティング方式が知られている。
ところが、前者のフロントローディング方式では、挿入
されたカセットテープをキャビネット内の移送機構に受
渡して移送を行う構成上、装着動作の確認が困難なため
に、装着の信頼性の点て満足のいくものでなかった。ま
た、後者のリニアスケ−ティング方式にあっては、オペ
レータによるカセットテープの確実な装着が実現される
という点では満足の行くものの、テープ駆動部全体をキ
ャビネットの外部に移動される構成上、その移送機構を
含むテープ駆動部の構造が非常に複雑となるという問題
を有していた。
そこで、従来のリニアスケ−ティング方式のようにカセ
ットテープの装着の確認を行い得、しかも、構成の簡略
化を実現し得るようにしたカセット装填装置の開発が要
請されている。
このような要請を満足するカセット装填装置として、キ
ャビネットよりカセットテープを装着する移送保持用の
トレイを出入自在に配設し、このトレイを用いてテープ
駆動部への着脱を実現するトレイ方式が考えられている
。このトレイ方式のカセット装填装置にあっては、単に
トレイをキャビネットに対して出入自在に配設すれば良
いものでなく、トレイに装着されたカセットテープをテ
ープ駆動部まで移送して着脱することから、トレイとテ
ープ駆動部とを有機的に結合するための各種の構成が必
要となる。
ところが、上記トレイとテープ駆動部とを有機的に結合
するための構成としては、在来のフロントローディング
方式やリニアスケ−ティング方式と異なりカセットテー
プの装着されるトレイをキャビネットに対して出入自在
に配設し、このトレイにカセットテープを収容してテー
プ駆動部まで移送して装填する方式上、在来の方式の構
造を直接的に利用することが困難なもので、簡易な構成
と共に、簡単な取扱い操作を実現し、しかも、確実なト
レイ移送制御を実現するための構成が必要となる。
(発明が解決しようとする課題) 以上述へたように、トレイをキャビネットより出入自在
に配設してなるカセット装填装置にあっては、在来の方
式と異なることにより、簡単な取扱い操作と共に、高精
度なトレイ移送制御を実現するための構成の開発が要請
される。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、簡単な
取扱い操作で、高精度なトレイ移送制御を実現し得るよ
うにしたトレイ式のカセット装填装置を提供することを
目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、記録媒体が収容されるカセットが着脱され
るトレイをキャビネット前面に対して出入自在に設け、
このトレイを介して前記カセットテープを前記キャビネ
ット内の記録媒体駆動部に移送して装填するカセット装
填装置において、ト 駆動源より駆動され、前記トレイをカセッデが着脱され
るキャビネット前面より突出される第1の位置と前記記
録媒体駆動部に前記カセットを装填する第2の位置に移
送するもので、駆動源との間こ前記トレイが前記カセッ
トが着脱されるスロットアウト位置方向に移送されると
きにのみばね力が作用するように係着されるばね部材を
有したトレイ移送手段と、前記トレイの第1の位置にお
けるスロットイン方向の押圧操作に連動され、前記駆動
源を制御して作動されるもので、前記トレイ移送手段の
ばね部材のたわみ量に応した操作量を何したトレイ検出
手段と、このトレイ検出手段の作動に連動され、前記駆
動源を制御して前記トレイ移送手段を駆動制御し、前記
トレイを移送制御する制御゛手段とを備えて構成したも
のである。
(作用) 上記構成によれば、トレイ移送手段はトレイが、そのば
ね部材のばね力に抗して押圧操作されると、トレイ検出
手段が作動され、これに応動して制御手段が駆動源を制
御して、トレイを第1の位置から第2の位置に移送制御
する。また、トレイ移送手段はトレイの第2の位置にお
いて作動制御されると、そのばね部材のばね力が作用さ
れることなく、トレイを第2の位置から第1の位置に移
送制御する。これにより、トレイのスロットイン操作が
トレイをトレイ移送手段のばね部材のばね力に抗して押
圧操作するだけの比較的弱い操作力でのスロットイン操
作が可能となる。
(実施例) 以下、この発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
第1図乃至第3図はこの発明の一実施例に係るカセット
装填装置を示すもので、第1図はカセットテープの着脱
が可能なトレイスロットアウト状態を示し、第2図は水
平移動完了状態(垂直移動完了状態)を示し、第3図は
第2図の状態からカセットテープをテープ駆動部に装填
するトレイスロットダウン状態に至る途中を示す。すな
わち、この発明によるカセット装填装置は第4図に示す
カセットテープ200が着脱されるトレイ組立59を第
5図に示すようにキャビネット210より突出したスロ
ットアウト位置より略水平状に移送した後、昇降機構部
を用いて略垂直状に移送してテープ駆動部に装填される
スロットダウン位置の間を往復移動するように構成した
もので、トレイ組立59を往復案内する案内部とトレイ
組立59を往復駆動する動作機構部で構成される。なお
、トレイをスロットアウト状態からスロットダウン状態
に位置させるべくキャビネット内方向に移動させること
をスロットインと呼ぶことにする。
また、ここでは、便宜上、VTRセットを水平状態に置
いたときにオペレータ(使用者)がVTRセットのカセ
ットテープ200の取り出し口側に対向して立っている
と仮定した状態でのVTRセットの前面(A方向)・後
方(B方向)・左(C方向)・右(D方向)・上(E方
向)・下(F方向)として説明する。
まず、トレイ部について説明する。すなわち、トレイ組
立59は第6図に示すように、主要な要素としてトレイ
フレーム60、トレイプレート61、ポツプアップスラ
イダ62,66、ポツプアップスライダスプリング64
,681、左右−対のポツプアップレバー70、左右一
対のポツプアップレバースプリング71、カセット蓋ロ
ックレバ−72、解除レバースプリング73、クリック
レバー7478、クリックレバースプリング75.79
、トレイレール7680、カセットストッパー82、カ
セットストッパースプリング83で構成されている。
まず、トレイフレーム60に対してトレイプレート61
がネジ止め固定されていてカセットの保持部を形成する
トレイ組立59が形成される。トレイプレート61の中
央後方にはカセットテープ200の前後逆および上下逆
の誤挿入防止のための上方向への曲げ部61aを設けで
ある。また、トレイプレート61の左右後方にはカセッ
トテープ装着時の前後方向のストッパのための上方向へ
の曲げ部61bを設けである。さらに、トレイプレート
61にはスロットダウン状態でテープ駆動部との接触を
避けるために開口された複数の透孔61cが設けられる
。この透孔61cは、スロットアウト状態でキャビネッ
ト前面より突出していて手または指が貫通する面積大で
、キャビネット前面より突出するトレイフレーム60の
前面側(排出側)の側壁に至まで形成される。この透孔
61cの形状は、オペレータの安全を考慮したもので、
もしオペレータが手や指を挟まれた場合でも、トレイプ
レート61の薄い端面ではなく、幅の広い手前のフレー
ム61との間に挟まれ、怪我の防止が図られる。これは
透孔61cの単位面積当りの力が大幅に減少されること
により、手や指の怪我をする危険性がほとんどなくなる
ものである。
なお、透孔61cの形状は後方から手前に穴か小さくな
る方向に関しては前後の移動方向に対して略45度以下
の角度になるようにしである。これは、角度が大きくな
ると斜め部分の薄い端面とキャビネット210で挟まれ
て怪我をする危険性があるので、これの防止策である。
また、透孔61cとしては複数に分割することなく、第
7図に示すようにトレイプレート61が略コ字状となる
ように1つ大きく設けても良い。そして、この透孔61
cは前記の安全対策と共に、例えばVH8−Cカセット
等の異物が収容された場合、穴を挿通して下に落ちるこ
とにより、正規のカセットテープ以外の装着を防止する
機能も有する。
トレイフレーム60の左右の下部にはラックギヤ部60
a、60bを設けてあり、後述するトレイドライブギヤ
52,53によって水平移動動作を行う。トレイフレー
ム60の左右にはそれぞれトレイレール76.80がね
じ止め固定されていて、トレイフレーム60の左側面と
トレイレール76、トレイフレーム60の右側面とトレ
イレール80によって作成される左右一対の上および下
の溝60c、60dおよび76a、80aによって水平
移動のガイド(案内)がなされる。下側の左右一対の溝
76a、80aは後述するトレイリフター組立1のリフ
ター2の両側板の内側に前後にそれぞれ一対植設されて
いるガイドローラ4に係合する。このローラは電導性の
ある材質で作成されており、トレイレール76.80と
トレイリフター組立1との電導性を確保している。上記
下側の一対の溝76a、80aの開放端は上下にテーバ
をとってあり、ガイドローラ4と係合しやすいようにし
である。上側の一対の満60 c60dは後述するドア
ロックレバ−86,87に係合し、水平移動のガイドを
されると共に、ドアロックレバ−8687の動作を制御
する。上記上側の一対の満60c、60dの開放端は上
下と内側にテーバをとってあり、ドアロックレバ−86
,87と係合し易く、信頼性の高い動作が成されるよう
になっている。
上記トレイフレーム60の高さは略中央より前面側はカ
セットテープ200を載せたときにカセットテープ20
0が若干見えるように低めに設定されており、かつ前面
中央部分は左右部よりもさらに低く設定されており、ま
たフレームの左右両側壁にはカセットテープ200を装
着しやすいように下から上へ漸次面積が減少する方向に
傾斜した傾斜部60mを設けてあり、カセットテープ2
00の着脱性を考慮しである。フレームの左右両側壁は
、その後方部にトレイ組立59が出入りするキャビネッ
ト210の開口穴との隙間余裕を若干にしたカセットテ
ープがほぼ隠れるくらいの凸部60eが設けられて段状
に形成される。この凸部60eには下から上へ漸次幅が
減少する方向のに傾斜した傾斜部60nと前面から後方
に漸次幅が減少する方向に傾斜した傾斜部60pが端部
に設けられていて、カセットテープ200の着脱性が考
慮されているが、さらにカセットテープ200を装着す
るときにキャビネット210の開口穴の周囲にカセット
テープ200を当ててキャビネット210を傷付けない
ように、キャビネ・ソト210に当たる前に正規の場所
に案内する効果がある。トレイフレーム60の前面、左
右の上下の角部は所定のRを有した湾曲状に形成されて
おり、オペレータがエツジで怪我をしないように安全性
を考慮している。トレイフレーム60の前面側の内周壁
の角には第8図に示すようにカセットテープ200の一
方端(後方端部)の角のRと略同形状の湾曲部60kが
形成される。これはカセットテープ200の前後逆挿入
防止の1つてあって、カセットテープ200が前後進で
挿入された場合ハ、そのRの付いていない外形部か前記
トレイフレーム60の湾曲部60kに対向するので1Φ
人することはできない。カセットテープ200の前後逆
挿入防止としては他にも様々実施しているが、このこと
により一層確実になる。
トレイフレーム60の前面左側には内側から外側に貫通
する穴60fが設けられる。この穴60fは第9図に示
すように周知のVH8−Cカセット用のCカセットアダ
プター250のCカセット未ローディング横田レバー2
51の収納場所であり、高さ的に左下側の?M 60 
cに合っていて外観を損ねないように配慮されている。
もしCカセット未口−ディングのCカセットアダプター
250をスロットインした場合には第10図に示すよう
にCカセット未口−ディング検出レバー251が左下側
の’17460 cをとおってトレイレール76の溝7
6aに突き出ているのでスロットイン途中でトレイリフ
ター組立1のガイドローラ4で係止されそれ以上スロッ
トインできないので後述する制御部300(第11図参
照)の異常検出が働いて排出される。従ってCカセット
アダプター250を損傷したりVTR本体の部品を損傷
することはない。また、前記トレイフレーム60の左側
の穴60fは前面側が低くスロットイン方向が高くなる
ように傾斜した検出レバー案内用の傾斜部6(01が設
けられて、Cカセット末口−ディングのCカセットアダ
プター250が誤ってスロットインされ異常検出で排出
された状態で、後述するポツプアップする際に、その傾
斜部60flによりCカセット末口−ディング検出レバ
ー251がスムーズにCカセットアダプター250内に
収納され、取出すことが可能となる。また、トレイフレ
ーム60の左右の後方にはそれぞれ内側から外側に貫通
するテープエンド検出のための透過光の通る貫通穴60
g、60hが設けられる。これは高さ的に下側の満76
a、80aに合っていて外観を損わないように配慮され
ている。
トレイフレーム60にねし止め固定されているトレイレ
ール76.80はトレイフレーム60のラックギヤ部6
0a、60bが継続するようにそれぞれ下側にラックギ
ヤ部が設けられる。トレイフレーム60とトレイレール
76.80の間にはそれぞれクリックレバー74.78
が回動自在に挟持されている。このクリックレバー74
.78はそれぞれクリックレバースプリング75.79
でトレイフレーム60の下側の溝76a、80aが幅狭
になる方向に附勢されており、トレイ組立59のスロッ
トイン水平方向の移動終了時にはトレイリフター組立1
のガイドローラ4に係合してトレイリフター組立1に対
するトレイ組立59の位置を保持する。クリックレバー
74.78のガイドローラ4との係合部は所定の角度が
ついていて、これにより所定以内の位置ずれてはトレイ
組立59を引込み保持することができる。トレイレール
76.80の後方にはそれぞれトレイレール位置規制部
77.81が設けられていて、トレイ組立59のスロッ
トイン水平移動終了後に垂直動作に移行した際に後述す
るサイドシャーシトレイ規制部後12.28に係合する
。トレイ組立59はクリックレバー74.78で基本的
には保持されるが予想外の外力か加わった場合は離れる
ことがあるが、これによって離れる量を規制することが
でき、外力が解除された後は前述したように弓込み保持
することかできる。なお、サイドシャーシトレイ規制部
後12.28の係合始めの部分は案内用の曲げ部がつい
ており、トレイ組立59がスロットイン水平移動終了後
に垂直動作に移行した際に水平移動の量が若干不足して
いてもこの案内によって引込むことができる。従って、
スロットダウン時のトレイ組立59の位置を常に高精度
で保持することができるし、特にスロットアウト時に、
後述する移送切替用のシャフトギヤ18゜34とトレイ
レール7680の後方上部のラックギヤ部76b、80
bとが位相ずれを生しることなく噛合うことができ、安
定した動作を得ることができる。また、トレイレール位
置規制部77.81は第12図に示すようにトレイ組立
59がスロットアウト状態で、サイドシャーシ10.2
6に設けられたサイドシャーシトレイ位置規制部前13
29の上端面13a、29aに乗上げられる。これによ
り、トレイ組立59は、その満60c  60dとガイ
ドローラ4、ドアロックレバ−8687とのクリアラン
スに対して一方向に附勢され、トレイ組立59のスロッ
トアウト状態での上下のガタが少なくして商品としての
品位が高められる。左右のガタについては、トレイリフ
ター2によるガイドの他に、サイドシャーシトレイ規制
顔前13.29のそれぞれの内側とサイドシャーシ10
.26のそれぞれの後方の内側に設けた1対の絞り部1
0a、26aて精度良くトレイ組立59の左右をガイド
することで移動動作のスムーズさが確保される(第13
図参照)。さらに、スロットアウト状態では後述するト
レイ横用レバー89の弾性を利用してトレイ組立59の
左右ガタを一方向に附勢し、左右のガタを少なくして商
品としての品位を向上させている。すなわち、トレイレ
ール76.80は、そのラックギヤ部76b、80bを
上記シャフトギヤ18,34に噛合う前に、ガイドロー
ラ4の前面側の一対が上側方向にシフトされた溝60c
、60dに案内され、トレイ組立59の後方側が一旦押
し上げられる(第14図(a)参照)。これにより、ト
レイレール76.80は、そのラックギヤ部76b。
80bの後方部の平坦部がラックスライダ14゜30の
ラックギヤ部14f、30fに噛合っているシャフトギ
ヤ18,34の平坦部18a、34aを規制して、該シ
ャフトギヤ18,34の姿勢を修正する(第15図(a
)(b)(c)参照)。
しかるのち、シフトギヤ1g、34はトレイレール76
.80のラックギヤ部76b、80bに噛み合わされ、
ここに後述するようにラックスライダ14.30が作動
され(第15図(d)参照)、トレイ組立59が下降さ
れる。また、第14図(b)に示すスロックアウト時お
いては、トレイフレーム60の下側のラックギヤ部60
a60bが第16図に示すように一旦、移動方向に対し
て略平行な離間方向に移動案内されて、そのバックラッ
シュが吸収された後、トレイドライブギヤ左および右5
2.53の小ギヤ部52a53aと噛合い始めることに
より、小ギヤ部52a  53aとラックギヤ部60a
、60bO)噛合い始めに発生し易いギヤ飛びを防止す
る効果がある。
トレイ組立59の右側後方のフレーム内部にはトレイフ
レーム60とトレイプレート61に軸支されるようにカ
セット蓋ロック解除レバー72が設けられている。カセ
ッ蓋ロック解除レバー72は蓋ロツク解除部72a、ボ
ス部72bを有し、左右に回動自在に設けられ、解除レ
バースプリング73によってトレイ組立59の内側に附
勢されている(第17図参照)。これによって、カセッ
トテープがトレイ内に収容されたとき、カセットテープ
200の蓋ロツク解除釦202が押され蓋ロックが解除
される。カセット蓋ロック解除レバー72の蓋ロツク解
除部72aは内側から外側にむけて前後左右にテーパが
付けられているのでカセットテープ200の着脱をスム
ーズに行うことができる。カセット蓋ロック解除レバー
72はトレイ組立59に設けられているので、蓋ロツク
解除のための特別な動作をすることなく、非常にシンプ
ルな構造となっている。また、カセット蓋ロック解除レ
バー72は蓋ロツク解除部72aがトレイフレーム60
の内側面と路間等まで外側に附勢された場合、そのボス
部72bがトレイフレーム60の右下側の溝部60dに
突出される(第18図(b)参照)。これにより、カセ
ットテープの上下逆挿入が検出される。すなわち、カセ
ットテープが上下逆に挿入されると、第18図(a)に
示すようにカセット蓋ロック解除レバー72は蓋ロツク
解除部72aがカセットハーフ側面に押されてトレイフ
レーム60の内側面とほぼ同等まで附勢され、カセット
蓋ロック解除レバー72に設けであるボス部72bがト
レイフレーム60の右下側の溝部60dに突出するので
、該ボス部72bがスロットイン途中でトレイリフター
2のガイドローラ4に係止されて、それ以上スロットイ
ンができなくなる。すると、これを前記制御部300(
第11図参照)が検出して、その異常検出が作動し、ト
レイ組立59の排出が行われる。むろん正規の挿入状態
においては、カセット蓋ロック解除レバー72の蓋ロツ
ク解除部72aがカセットテープの蓋ロツク解除部に係
合するので、回動付勢されずに、そのボス部72bがト
レイフレーム60の右下側の溝部60dの底より内側に
位置され、以後の移送動作を許容する(第18図(a)
参照)。
トレイプレート61はトレイフレーム60に下側よりね
じ止め固定されている。カセットテープのハーフの帯電
をアースするために導電性の金属板が使用される。
トレイプレート61の一方面側(裏側)には選択式ポツ
プアップ機構と称するカセット取出し手段がほとんどが
該トレイプレート61の下側あるいはトレイフレーム6
0内に上方からの外観を損わないように配設される(第
19図及び第20図参照)。すなわち、トレイプレート
61の裏面側にはホップアップスライダ62.66が所
定の間隔を有して配置されている。トレイプレート61
の前面側の左右にはそれぞれ外側にスペーサスリーブ6
5がねじ止め固定され、このスペーサスリ−プロ5はホ
ップアップスライダ62.66それぞれに設けられた長
穴62a、66aに係合し、ポツプアップスライダ62
.66を左右方向と上下方向を規制し、前後に摺動自在
に保持する。トレイプレート61の手前左右のそれぞれ
内側にねじ止め固定されたスペーサスリーブ65はポツ
プアップスライダ62.66それぞれの内側の端部の上
下方向を規制する。
また、トレイプレート61の左右後方にはスペーサスリ
ーブ69がねじ止め固定され、このスペーサスリーブ6
9はポツプアップスライダ62゜66それぞれに設けら
れた角穴62b、66bに係合されて、該ポツプアップ
スライダ62.66の上下方向を規制する。この角穴6
2a、66aとスペーサスリーブ69のクリアランスの
分だけポツプスライダ62.66は前記トレイプレート
61の前面側のスペーサスリーブ65を中心に左右に回
動することができる。ポツプアップスライダ62.66
にはそれぞれカセット検出ボス63゜67がトレイプレ
ート61の逃げ穴を貫通した状態で植設されている。カ
セット検出ボス6367は外側に附勢されたときはトレ
イフレーム60の左右に設けられた収納場所に収納され
る。
ポツプアップスライダ62.66はそれぞれポツプアッ
プスライダスプリング64.68で通常は内側に附勢さ
れている。カセットテープ200がトレイ組立59にセ
ットされているときカセットテープのカセットハーフ左
右側面で外側に附勢される。ポツプアップスライダ62
.66はそれぞれトレイプレート61とトレイレール7
6、トレイプレート61とトレイレール右80に接触し
ていて導電性がある。このことにより、前述したように
、カセットテープ200に帯電した静電気が、カセット
ハーフからポツプアップスライダスプリング64.68
からトレイレール76.80を通り、ガイドローラ4か
らトレイリフター2、トレイリフター動作部3、サイド
シャーシ10.26およびメインシャーシの経路でアー
スされる。
トレイプレート61の前面側左右には一対のポツプアッ
プレバー70が軸支されている。ポツプアップレバー7
0はポツプアップレバースプリング71によって通常は
先端が下に下がるように附勢されており、その先端がト
レイプレート61上面よりも若干上になるようにポツプ
アップスライダ62.66のポツプアップレバー収納穴
62d66d内に収納されている。これはカセットテー
プ200がセットされたときに直接にトレイプレート6
1で受けるのではなく、先にポツプアップレバー70で
受けることにより、そのクツション効果でセツティング
時の衝撃音を軽減するものである。ポツプアップレバー
70は、その前方端部に湾曲部70aが形成され、この
湾曲部70aがホップアップスライダ62.66に係合
し、これらポツプアップスライダ左および右62.66
が後方に摺動すると、ポツプアップレバー70の先端が
持ち上げられる。ポツプアップスライダ62゜66が前
方に戻るとポツプアップレバー70の先端は下がり通常
位置に戻る。
ポツプアップスライダ62.66はそれぞれの後方先端
に曲り部62c、66cが設けられており、カセットテ
ープがセットされた状態でスロットアウトした場合は、
前述したようにカセットテープによって、曲り部62c
、66cが外側に附勢されているので、杉油り部62c
、66cかスロットアウト途中で後述するポツプアップ
制御レバー57に係合する。これにより、ポツプアップ
スライダ左および右62.66はトレイ組立59に対し
て相対的に後方にIf1動されて、ポツプアップレバー
70を駆動し、カセットテープ200の先端を持ち上げ
る。従ってスロットアウト状態ではカセットテープ20
0の手前側が持ち上げられ取り出しやすい状態となる(
第21参照)。なお、後述するが、ポツプアップレバー
70はトレイ組立59のスロットアウト状態において、
ポツプアップスライダ62.66が回動されて曲り部6
2c、66cがポツプアップ制御レバー57より離間さ
れることにより、ポツプアップレバー70か反転されて
逃げる構造になっているので、以後のスロットイン動作
に支障を来すことがない。
また、カセットテープがない状態でスロットアウトした
場合には、ポツプアップスライダ6266がポツプアッ
プスライダスプリング64゜68で内側に附勢されてい
るので、それぞれの先端の曲り部62c、66cがポツ
プアップ制御レバー57の内側に逃げることにより、ポ
ツプアップレバー70の先端が下がった通常状態でスロ
ットアウトされ、ここにカセットテープ200の装着が
スムーズに行い得る。そして、スロットアウトでカセッ
トテープ200の手前側が持ち上げられている状態でカ
セットテープ200を取り外した場合、前述したように
カセットテープ200が取り除かれると、ポツプアップ
スライダ62゜66はポツプアップスライダスプリング
64゜68で内側に附勢され、それぞれの曲り部62c
66cがポツプアップ制御レバー57の内側に逃げるこ
とにより、ポツプアップレバー70がポツプアップレバ
ースプリング71によって通常位置まで戻され、これに
伴なってポツプアップスライダ62.66も前面方向に
戻され、次のカセットテープ200の装着が可能となる
また、ポツプアップスライダ62.66にはカセット検
出ボス63.67が前後方向の位置を所定の間隔だけす
らせた位置に回動自在にて搭載される。これにより、カ
セットテープ200を装着する際に、該カセットテープ
200かカセット検出ボス63.67を外側に押し退け
ていくことになるが、この押し退は力を分散することに
より適度の負荷となり、スムーズなカセット装着を実現
すると共に、カセットテープ200をトレイ組立59よ
り取り外した場合に前述したようにポツプアップレバー
70、ポツプアップスライダ6266がポツプアップス
ライダスプリング6468のばね力により通常位置に戻
るが、その戻りタイミングを左右でずらすことにより戻
り時の衝撃音を分散・軽減する。また、カセット検出ボ
ス63.67が前後方向の位置を所定の間隔だけすらせ
であることにより、オペレータが仮にカセットテープ2
00の取り出しに失敗した場合でも一対のポツプアップ
レバー70のうち少なくとも一方の先端が持上がった状
態が保たれて、引続いてカセットテープ200の手前が
浮上がった取出し易い状態が保たれ、カセット取出しが
スムーズに行うことかできる。
なお、トレイ組立59にカセットテープの収容されてい
ない状態においては、ポツプアップスライダ62.66
は内側に附勢されていてそれぞれの先端の曲り部62c
、66cはポツプアップ制御レバー57の内側に逃げて
いると説明したが、ポツプアップスライダ62.66の
角穴62b566bとスペーサスリーブ大69のクリア
ランスを設定することにより、カセットテープがない状
態でもそれぞれの先端の曲り部62 C% 66 cが
ポツプアップ制御レバー57の内側に係合するように構
成することができる。この場合はスロットアウト状態に
おいて、ポツプアップレバー70は常に先端が持上った
状態となるが、カセットテープ200を装着してカセッ
トテープ200を押し下げると、ポツプアップレバー7
0、ポツプアップスライダ62.66、ポツプアップ制
御レバー57による動作でトレイ組立59がセットに引
き込まれる。トレイ組立59を押込んだ場合と同じ動作
になるのでカセットテープ200を押し下げることでス
ロットインを開始させることができる。
なお、一連のポツプアップ機構の説明では左右1対の機
構を前提に説明してきたか、機構的にはノr。
右どちらか片方の機構でも可能である。
また、先にポツプアップスライダ6266はそれぞれポ
ツプアップスライダスプリング6468て通常は内側に
附勢されていると説明したか、これは、スロットダウン
状態でカセットテープ200かテープ駆動部に装着され
ている時もカセット検出ボス63.67でカセットテー
プが左右から挟持されていることであり、カセットテー
プ200の振動を押えることでワウフラッタ−の向上、
ンッターの向上、騒音の低減等、セット性能改善に効果
がある。
また、トレイ組立59には、例えばVTRセント出荷時
等において、第21図に示すようにポツプアップデモカ
ードと称する表示部材91が着脱自在に収容される。こ
の表示部材91は例えば取扱い説明等が表示されており
、手前側(前面側)で折返されて上下2枚になっていて
、通常は閉じる方向に附勢されている(第23図参照点
鎖線で示す)。表示部材91の下面側はポツプアップレ
バー70の動作用の逃げ穴を有し、カセットテープ20
0の底面と路間等の形状をしており、トレイ組立59に
やや圧入気味に装着される。表示部材91の上面側はス
ロットアウト状態でトレイ組立59に接触することなく
開閉できるように若干小さめになっていて、その表面に
は上述したように取扱い説明等の各種のデザイン文字お
よびイラストが印刷されており、前述した選択式ポツプ
アップ機構の作用でスロットアウトにおいて、ポツプア
ップレバー70によって上方向に開くので、購入者(オ
ペレータを含む)に対する取扱いの確実化が図れる効果
がある。
トレイフレーム60の後方には内部目隠しを兼ねるカセ
ットストッパ82が上下方向に回動自在に軸支されてい
る(第23図参照)。カセットストッパ82には回動支
点部として、軸82a。
82bが一体的に設けられており、この軸82a。
82bが、そのモールドの弾性を利用してトレイフレー
ム60の支点穴60i、60jに挿入される。そして、
カセットストッパ82は第23図に示すようにトレイレ
ール76.80がねじ111でトレイフレーム60にね
し固定されると、該ねじ111で軸82a、82bの抜
は量が規制され、その離脱が阻止される。カセットスト
ッパ82はカセットストッパスプリング83によって閉
じる方向に附勢されており、スロットインの動作に連動
して後述する補強板後37に設けられたカセット蓋オー
プナ38でカセットテープ200の蓋201と一緒に開
放される。なお、カセットストッパ82の回動支点は第
24図に示すようにカセットテープ200の蓋201の
支点と前後・上下の位置を同じに設定されており、装着
されたカセットテープ200の蓋201と一緒に回動さ
れる。
カセットストッパ82の右より付近にはスロットダウン
で開放されたときに手前斜め上からテープ駆動部のテー
プ走行部品350が見える窓部82Cが設けられる(第
6図参照)。一方、補強板後37にも同様な穴37aが
設けられてあり、これによって、装置の組立状態におい
て、支障なくテープ駆動部のテープ走行調整等の検査・
試験を行うことができる。このように、カセットストッ
パ82はスロットアウト時にテープ駆動部内部を目隠し
てオペレータの指等のテープ駆動部への侵入を阻止する
役も果たす。また、第25図に示すようにトレイプレー
ト61の後方左右に設けられているカセットテープの前
後方向のストッパである曲げ部61bを乗り越えて装着
された場合の最終的なストッパとしても兼用される。
次に、動作機構部について説明する。すなわち、動作機
構部は前記トレイ組立59を収納して上下に動作させる
トレイリフター組立1、サイドシャーシ組立9.25、
サイドシャーシ組立9.25を結合保持している補強板
後37、補強板前85、補強板前下55、駆動モータ3
5を減速して伝達するトレイドライブ組立39、この駆
動力をサイドシャーシ組立9,25に同期して伝達する
駆動伝達部で構成されている。
トレイリフター組立1は昇降機構を構成するもので、リ
フター2、ガイドローラ4、カセット保持用の板ばね5
、ホールドローラ6、ローラ軸7、カセット検出スイッ
チ8で構成されている。リフター2の側板内側には前後
の4か所にガイドロラ4がポストで回転自在に軸支され
ていて、前述したようにトレイ組立59の下側の’/7
Q 76 a86aに係合してトレイリフター組立1の
左右方向の位置を規制し前後方向の移動をガイドし、上
下方向の保持を行う。リフター2の外側には左右の前後
の4ケ所にリフター動作ビン3が設けられていて、リフ
ター動作ビン3は後述するサイドシャーシ10.26の
計4か所のガイド穴を貫通してラックスライダ左および
右14.30の計4か所のリフト満14a、14b、3
0a、30bに係合している。サイドシャーシ10.2
6の計4か所のガイド穴10b、10c、26b、26
cはリフター動作ビン3を上下にガイドするようになっ
ている。ラックスライダ14.30の計4か所のリフト
溝はそれぞれ中央部にリフター動作ビン3を上下させる
傾斜溝部があり、リフター動作部3をアップ位置で保持
する溝部が手前に、リフター動作部3をダウン位置で保
持する溝部が後方に接続されている。これにより、トレ
イリフター組立1は前後方向に位置規制された状態でラ
ックスライダ14.30が後方位置ではアップ位置に、
ラックスライダ14.30が手前位置ではダウン位置に
動作される。なお、前後2対計4か所のサイドシャーシ
10.26のガイド穴10’b10c  26−b、2
6cのうち1対はりフター動作ビン3とのクリアランス
を小さくし他の1対は大きくしである。これは部品の製
造バラツキを吸収し、且つトレイリフター組立1の前後
方向位置規制の精度を保持するためである。
リフター2には左右に大きな2個の穴2a2bが設けら
れる。この穴2a、2bはセット調整時にトルクカセッ
ト監視用のもので、カセット装填装置をVTRに設置し
た状態で、各種の検査等を実現する。なお、リフター2
の左右の穴2a。
2bは、その周囲が曲げ及び絞り加工により補強が施さ
れており、板ばね5の保持を実現するようになっている
また、リフター2には第26図に示すように3個のホー
ルドローラ6が所定の間隔を有して配設される。このホ
ールドローラ6はそれぞれローラ軸7によって回転自在
に板ばね5に軸支されてトレイリフター組立1上部の中
央付近と左右端付近の3か所にねじ止め固定され、カセ
ットテープ保持部を形成している。板ばね5は予め撓み
を持って固定されていて、スロットイン動作でカセット
テープが挿入されるとさらに所定量撓んでカセットテー
プを押付は保持する。ホールドローラ6はスロットイン
動作でのカセットテープ挿入をスムーズにする効果と、
カセットテープの上面が摺動によって傷付けられるのを
防止する効果がある。
また、カセットテープ保持部は、前記Cカセットアダプ
ター250の蓋252(第9図参照)が閉じられていな
い状態で挿入された場合に、蓋252を閉じる働きもす
る。そして、ホールドローラ6の位置は、左右端付近の
2か所に対して中央付近を前後方向に所定間隔だけすら
して配置され、カセットテープ200の平面状の3点の
面押えとなっている。このことによりカセットテープ保
持の安定性が大幅に向上する。また、ホールドローラ6
が中央付近に配置したこと及び面押えの効果により、カ
セットテープ200の振動が押えられワウフラッタ−の
向上、ジッターの向上、騒音の低減等、セット性能の向
上が図られる。また、ホールドローラ6は少なくとも中
央付近のものをゴム等の弾性材または制振材で形成する
か、あるいは、中央付近のカセットテープ保持部を制振
構造にすることにより、前記セット性能の向上がさらに
図れる。
なお、上記セット性能は、前述したようにカセット検出
ボス63.67によりカセットテープの左右からの挟持
と前述の面押えをおこなうことにより、カセットテープ
の左右・上下方向の立体的な押えを実現して、その改善
を図っている。
また、トレイリフター組立1には、その上部の左右の後
方にそれぞれリフター2と板ばね5に挟まれる形でカセ
ット検出スイッチ8が計2個設けられている。カセット
検出スイ□ッチ8は第27図(a)に示すように板ばね
5て動作され、通常この板ばね5に押されてON状態に
なっていて、カセットテープ200があると、板ばね5
が所定ユ上方向に撓むことによりOFF状態となる(同
図(b)参照。板ばね5をカセット検出スイッチ8の動
作に兼用することで非常に簡素な構造となっている。2
個のカセット検出スイッチ8は再び第11図に示すよう
に制御部300に並列に接続されており、トレイ組立5
9がスロットインされた場合に2個のカセット検出スイ
ッチ8の双方ともOFFの場合にのみ制御部がカセット
テープ有りと判断し、トレイ組立59を後述するように
スロットイン位置まで駆動する。この際、カセット検出
スイッチ8のどちらか一方、あるいは両方がON(オン
)状態においては、トレイ組立59は後述するスロット
アウト位置とスロットダウン位置の間の第3の停止位置
で停止される。タイミング的には第28図に示すように
カセットテープ検出を第3の停止位置に到達するまでに
行えるように板ばね5、ホールドローラ6、カセット検
出スイッチ8の位置が設定され、第3の停止位置で停止
するために特別なドライブ制御を行う必要はない。この
第3の停止位置はトレイ組立59がキャビネット210
内に収納された位置であり、トレイ組立59の水平移動
終了位置付近あるいは上下移動開始位置付近である。ト
レイ組立59はカセットテープ200なしでもキャビネ
ット210内に収納する目的でスロットインされるため
、カセットテープ200が収容されていないと、スロッ
トダウン位置ではなく第3の停止位置でトレイ組立5つ
を停止・待機させることによってイジェクト信号からス
ロットアウトエンドまでの時間短縮を図り、操作性の向
上を図っている。そして、2個のカセット検出スイッチ
8がトレイリフター組立1の左右に配置されていること
で、カセットテープ200が長手方向に挿入されたり、
あるいは正規のカセットテープ以外、例えばCカセット
βカセット等が挿入された場合にも、両方ともOFF 
(オフ)されず、トレイ組立59は第3の停止位置を通
り過ぎてスロットダウン位置まで行くことはない。また
、カセット検出スイッチ8は通常、ON(オン)の状態
にあるので、仮に何等かの原因でカセット検出スイッチ
8が故障してOFF (オフ)となった場合でも制御部
300がカセットテープ有りと判断するのことにより、
以後の通常操作が可能となる。この場合、カセットテー
プ200の収容されていない状態においては、スロット
ダウン位置まで行くことになるが、後述するテープエン
ド検出用のフォトセンサ2347が両方ともON(オン
)されることで、制御部300が異常を検出してトレイ
組立59を排出させるようになっている。
上記サイドシャーシ組立9はサイドシャーシ10、ラッ
クスライダ14、ラック付勢用のスプリング15、ドラ
イブギヤ16、シフトギヤスプリング17、シフトギヤ
18、センサシャッタ19、シャッタスプリング20、
シャツタ軸ねじ21、センサホルダ22、フォトセンサ
23、トレイダウン検出スイッチ24で構成される。サ
イドシャーシ組立25はサイドシャーシ26、ラックス
ライダ30、ラック付勢用のスプリング31、ドライブ
ギヤ32、シフトギヤスプリング33、シフトギヤ34
、駆動モータ35、駆動プーリ36で構成される。サイ
ドシャーシ組立9と25は補強板後37、補強板前85
、補強板前下55等で結合保持され、全体で凹型の構造
を呈している。サイドシャーシ左組立9と25はメイン
シャーシにねし固定される。
上記ラックスライダ14とラックスライダ30、スプリ
ング15と31、シフトギヤ18と34、シフトギヤス
プリング17と33は略左右対称に配置されている。
ラックスライダ14とラックスライダ30はそれぞれサ
イドシャーシ10と26の外側に配置され、それぞれの
上下に設けられた水平方向移動ガイド満14c、14d
、30c、30dはサイドシャーシ10のラックスライ
ダガイドボス11とサイドシャーン26のラックスライ
ダガイドボス27に係合している。上下の水平方向移動
ガイドF714 c 、  14 d 、  30 c
 、  30 dの間には前述したようにトレイリフタ
ー組立1を上下に動作するためのリフト溝14a、14
b  30a30bが前後に設けてあり、リフタ一部2
のリフター動作ビン3が係合されている。このリフト溝
14a、14b、30a、30bの後方下部、スロット
ダウン位置でリフター動作部3が係合する部分は一度リ
フター動作ビン3が最下点に下がった後にわずかに持上
がるように形成されている。
これは駆動ベルト44の反動、予期しない外力等こよっ
てラックスライダ14とOが戻されリフター動作ビン3
の係合が傾斜溝部に移動してカセットテープの圧着が不
完全になることたを防止するためのもので、前記形状に
よりリフター動作部3の係合が傾斜溝に移動するために
はリフター動作ビン3を再度最下点まで下げる必要があ
り、この負荷によってリフター動作ビン3の係合位置の
移動は防止されるのでカセットテープ200の完全な圧
着が保たれる。なお、前記形状は計4個の全部のリフト
溝14a、14b、30a、30bに設ける必要はなく
、少なくとも1か所で良い。ラックスライダ14と30
はそれぞれスプリング15と31によって後方に通常は
附勢されている。
ラックスライダ14と30のそれぞれ手前下側にはラッ
クギヤ部14e、30eが設けられていて、後述するド
ライブギヤ16,32に噛合い水平方向に動作されるこ
とができる。ラックスライダ14と30のそれぞれ後方
上側にはラックギヤ部14f、30fとその後方部に平
坦部14g。
30gが設けられる。このラックスライダ14゜30は
、そのラックギヤ部14f、30fがシフトギヤ18,
34に噛合い水平方向に動作され、あるいはシフトギヤ
18,34を回転動作することができ、後方部の平坦部
14g、30gはラックギヤ部14f、30fがシフト
ギヤ18,34に噛合う前にシフトギヤ18.34の平
坦部18a、34aに当接することによってシフトギヤ
18.34の姿勢を修正する。しかるのち、シフトギヤ
18.34はラックスライダ14.30のラックギヤ部
14f、34fに噛合う。ラックスライダ14と30の
それぞれ後方上側のラックギヤ部14f、30fとその
後方部の平坦部14g、30gの上方部は補強板後37
によって上方向を規制されていて水平移動をガイドされ
ている。また、ラックスライダ14と30はラックギヤ
部14f、30fがシフトギヤ18,34に噛合う時に
は、そのラックギヤ部14e、30eの上端部側がサイ
ドシャーシ10.26の手前上方の外側への曲げ絞り部
10d、26dによって上方向を規制されていて水平移
動をガイドされている。これは、それぞれのギヤ部の噛
合いを精度良く開始し、かつ継続させるためである。
ラックスライダ14と30のそれぞれ後方には第29図
に示すようにテープエンド検出のための透過光が通過す
るための貫通穴14h、30hが設けられている。この
貫通穴14h、30hは第30図に示すように左右でA
−Bの間隔を有して形成され、ラックスライダ14と3
0が後方から手前に水平移動するにしたがって、テープ
終端検出用の光源400からの透過光が後方では透過、
途中では遮蔽、手前では透過に切替わるようになってい
る。このタイミングとしては、例えば貫通穴14hをラ
ックスライダ14が後方位置から動き出した直後に透過
から遮蔽に切替わり、貫通穴30hを貫通穴14hが遮
蔽になってから若干経過した後に透過から遮蔽に切替わ
るように設定する。これは、前記第28図に示すように
フォトセンサ23.47の出力タイミングに時間差を持
たせ、該テープエンド検出用のフォトセンサ23゜47
の出力の時間差を利用して前記第3の停止位置を検出す
るためである。
ラックスライダ14と30のそれぞれ外側には前後方向
に水平の凹部14i、30iが設けられていて、前述の
テープエンド検出のための透過光を案内する上記貫通穴
14h、30hはこの凹部14 i、30 i内に設け
られている。この凹部14i  30iには第31図に
示すようにセンサホルダ22.45に形成された凸部2
2b。
45bがクリアランスを持ってセット上からみて重複す
るように挿入される。センサホルダ2245の凸部22
b、45bにはテープエンド検出のための透過光が通過
するための貫通穴22a45aが設けられていて、その
左右外側にテープエンド検出用の受光素子、フォトセン
サ2347が保持される。これにより、例えば図示しな
い上面キャビネットの空気抜き穴から外光貫通穴22a
  45aを通ってフォトセンサ23.47に到達して
制御部を確実に動作させる。
また、サイドシャーシ10の後方内側にはセンサシャッ
タ19がセンサシャツタ軸ねじ21によって回動自在に
軸来されている(第32図参照)。
センサシャッタ19は上記光源400からの光をフォト
センサ23に透過する透過穴10fを、遮蔽あるいは透
過させるように動作するレバーであって、シャッタスプ
リング20によって通常は透過する方向に附勢されてい
る。トレイ組立59がスロットインされて水平移動が終
了する少し手前位置、前面キャビネット内に収納された
位置てセンサシャッタ19は第32図に示すタイミング
でトレイ組立59のトレイフレーム60の左側後端上部
の形状16jに動作されて遮蔽するように回動して、ラ
ックスライダ14の貫通穴14hを透過する透過光を遮
蔽あるいは透過制御して監視区間を設定し、前記第3の
停止位置を所望の位置に設定する。このことによって、
信頼性の高い駆動制御が実現される。また、このことに
よって、第3の停止位置を水平から垂直への動作切替え
を行う以前に設定することにより、水平動作時に比べて
比較的大きな駆動力が要求される垂直動作との駆動力の
切替が可能となるために、その省電力化が図れる。
ここで、フォトセンサ23.47の出力は制御部300
に入力される(第11図参照)。制御部300はスロッ
トインが開始されてから第3の停止位置に至までの時間
をカウントし、所定の時間を過ぎた状態で、動作異常と
判断して駆動モータ35を反転させる異常検出ロジック
が組み込まれている。この所定の時間としては環境変化
・経時変化・バラツキ等を考慮して通常の数倍の時間が
設定される。従って、例えばトレイプレート61の穴6
1cに手または指を入れた状態でスロットインされた場
合、挾まれてから駆動モータ35か反転解除するまでに
大幅な時間を要するものであるが、センサシャッタ19
の効果により小さな駆動力で短時間に第3の停止位置に
移動されることとなり、その挾まれ力は小さく、しかも
駆動モータ35の反転解除に要する時間が非常に短かく
なることにより、オペレータに対する安全性か保たれる
上記センサシャッタ1つを用いた異常検出(安全対策)
の手段としては、トレイフレーム60の左側後端部の形
状を変えて、トレイ組立59が前面キャビネットに収納
されるまでの間にセンサシャッタ19の遮蔽、透過の動
作を第33図に示すタイミングで数面繰返す監視区間を
設け、ることにより、検出の迅速化を図ることが可能で
ある。このセンサシャッタ19の数回の遮蔽、透過によ
ってスロットイン開始から第3の停止位置までを細かく
分割することにより、各々の区間の移動に要する時間を
制御部300で判定して異常を検出するもので、検出時
間が大幅に短縮され、手または指を挾まれた状態におい
て、はとんど瞬時に駆動モータ35の反転が可能となり
、さらに、その安全性の向上が図れる。
なお、スロットイン開始から第3の停止位置までを細か
く分断して異常を検出する手段としては、上記例に限る
ことなく、トレイ組立59の動作に対応して動作する図
示しないスリット付の回転板またはスライド板と光検出
装置の組合せ、トレイ組立59に設けた複数の動作部と
スイッチの組合せによって得られる信号で分割して検出
することも可能である。
サイドシャーシ10.右26の後方のそれぞれの内側に
はシフトギヤ18,34が所定の角度の回転ができるよ
うに軸支されている。シフトギヤ18.34はそれぞれ
シフトギヤスプリング1733によって一方向にばね力
が附勢されている。
シフトギヤ18,34は前述したようにトレイレール7
6.80の後方上部のラックギヤ部76b80bおよび
ラックスライダ14と30の後方上側のラックギヤ部1
4f、30fに噛合うことかできて、トレイレール76
.80の後方へのill 作でラックスライダ14と3
0を前面方向に動作させ、ラックスライダ1430の後
方への動作でトレイレール76と80を前面方向に動作
させ、トレイレール7580とラックスライダ]4゜3
0の動作の切替えを行う。
サイドシャーシ1026の前面下側のそれぞれの外側に
はドライブギヤ16,32か回転臼(IIこ軸支されて
いる。ドライブギヤ16.32はそれぞれラックスライ
ダ14.30のそれぞれの手前下側のラックギヤ部14
e、30eに噛合ってこれらを動作する内側のギヤ部1
6a、32aと、後述するトレイドライブギヤ52.5
3に噛合って駆動される外側のギヤ部16b、32bて
構成されている。内側のギヤ部16a、32aと外側の
ギヤ部16b、32bのギヤ歯数の比は1:2で構成さ
れていて、ギヤの位相合せを行う際は2歯毎に位相の合
う箇所があり、組立作業性が大幅に向上する。なお、こ
のギヤ歯数の比は1:2でなくとも、1:整数であって
トレイドライブギヤ5253の小ギヤ部52a、53a
と大ギヤ部52b  53bのギヤ歯数の比と同じであ
れば同様な効果が得られる。ドライブギヤ16,32の
外側のギヤ部16b、32bはラックスライダ14.3
0の浮き防止の役割も兼ねており、回転時にラックスラ
イダ14.30に干渉しないように逃げのテーバが設け
られる。
サイドシャーシ10.26のそれぞれの内側の後方には
前述したように1対の絞り部10a。
26aが設けられていて、トレイ組立59の左右を精度
良くガイドしている。またサイドシャーシ10.26の
それぞれの内側の後方には前述したように1対のサイド
シャーシトレイ規制部後12゜28が設・けられていて
、トレイリフター組立1の確実な前後方向の位置規制と
、トレイレール7680の後方上部のラックギヤ部76
b、80bとシフトギヤ18,34との精度良いギヤの
噛合いを実現している。またサイドシャーシ10.26
のそれぞれの内側の手前には前述したように1対のサイ
ドシャーシトレイ規制部面13.29が設けられていて
、スロットアウト状態でトレイレール位置規制部77.
81と当接し、トレイ組立59の左右を精度良くガイド
するとともにスロットアウト状態でのトレイ組立59の
上下のガタつきを低減させている。
サイドシャーシ組立25の後方下側にはトレイダウン検
出用のスイッチ24が配設される。スイッチ24は水平
移動中か上下移動中かを検出するもので、ラックスライ
ダ30の下端面30jによって駆動され、ラックスライ
ダ30が後方にあるとき、すなわち、トレイ組立59の
スロットアウト位置から水平移動終了まではOFF、ラ
ックスライダ右30が手前方向に動作した直後から手前
方向動作終了まで、トレイ組立59の上下移動開始から
スロットダウン位置まではONになっている。スロット
アウト位置、スロットダウン位置の判別はスイッチ24
とトレイ検出スイッチ90の組合せにより、トレイ検出
スイッチ90のみがONのときはスロットアウト位置、
トレイ検出スイッチ90とスイッチ24の両方がONの
ときはスロットダウン位置と制御部300で判別する。
これにより、例えば動作中に停電あるいはコンセントが
抜かれて検出回路がリセットされてしまった場合でも、
トレイ組立59がどの位置にあるかを判断するために特
別なロジックプログラムを組む必要がなくなり、単に水
平移動中か上下移動中かを検出するスイッチ24を設け
ることにより、即座に位置を判断することが可能となり
、素直にそれぞれの場合に応じた迅速な制御が実現され
る。
サイドシャーシ10の左外側にはセンサホルダ22が固
定されている。センサホルダ22のラックスライダ14
側には数箇所の凸部22bが設けられており、ラックス
ライダ14の左外側への浮きを規制している。このこと
により、ラックスライダ14は単純形状のラックスライ
ダガイドボス11に係合するだけで特にワッシャー等も
必要とせず部品点数の削減に寄与している。
また、センサホルダ22にはその外側に中継基板23a
が取付けられる。この中mu板23aには上記フォトセ
ンサ23の端子がハンダ付けされて取付けられる。なお
、中継基板23aは、表面が黒色で塗装されていて、セ
ットによってはキャビネット左横側の空気抜き穴から入
射した外光が透過してフォトセンサ23を誤動作させる
ことかないように、これを防止している。これにより、
フォトセンサ23には外光の侵入が確実に阻止される。
サイドシャーシ組立25の後方には駆動モータ35がね
し止め固定されていて、駆動モータ35のシャフトに保
持固定されている駆動プーリ36で駆動力をベルト44
を介してプーリギヤ42に伝達する。ベルト44の右外
側には図示しないベルトカバーが設けられていてセット
の配線材等とベルト44が接触するのを防止している。
サイドシャーシ組立25の右外側には駆動モータ35の
駆動力を減速して伝達するトレイドライブ組立39が設
けられていて、トレイドライブ組立39はトレイドライ
ブベース40、減速ギヤ41、プーリギヤ42、中継ギ
ヤ43、上記ベルト44、センサホルダ45、中継基板
46、フォトセンサ47で構成されている。
トレイドライブベース40は減速ギヤ41、プーリギヤ
42、中継ギヤ43をその右外側に回転自在に軸支して
いる。ベルト44によってプーリギヤ42に伝達された
駆動力はプーリギヤ42で第1段の減速を行い減速ギヤ
41に伝達する。減速ギヤ41で第2段の減速を行い中
継ギヤ43に伝達する。中継ギヤ43は後述するコネク
タギヤ50に伝達する。なお、トレイドライブベース4
0はサイドシャーシ26に固定される。
トレイドライブベース40の右外側にはセンサホルダ4
5が固定されている。センサホルダ45のラックスライ
ダ30側には数箇所の凸部(第3図中では、図の都合上
、図示せず)が設けられており、これがトレイドライブ
ベース40のにげ穴を貫通してラックスライダ30の右
外側への浮きを規制している。これにより、ラックスラ
イダ30は単純形状のラックスライダガイドボス27に
係合するだけで特にワッシャー等も必要とせず部品点数
の削減に寄与している。
センサホルダ45にはその外側に中継基板46が取付け
られる。この中継基板46には上記フォトセンサ47の
端子がハンダ付けされて取付けられる。なお、中継基板
46は、表面が黒色で塗装されていて、セットによって
はキャビネット右横側の空気抜き穴から入射した外光が
基板を透過してフォトセンサ47を誤動作させることが
ないように、これを防止している。中継基板46には各
種の検出信号がほとんど集結され、集約されて電気回路
に接続される。これにより、フォトセンサ47はフォト
センサ23と同様に外光の侵入が確実に阻止される。
補強板後部は補強板後37とカセット蓋オープナ38で
構成される。補強板後37は第35図に示すように左右
の前後に設けられた4個以上の位置決め穴37bがサイ
ドシャーシ10.26の上方に設けられた位置決め部1
0g、26gに係合され、サイドシャーシ10.26に
ねじ止め固定される。サイドシャーシ10.26の上方
に設けられた位置決め部は曲げ等のない素直な形状であ
り、補強板後37は左右の前後に設けられた4個以上の
位置決め穴は1工程で同時加工されるのでサイドシャー
シ10.26は非常に高精度の幅寸法および互いの平行
度を維持することができる。
従って組立、ての際に、特別な組立治具を使用する必要
はない。補強板後37は動作機構部筐体の補強を行うと
ともに、セットの上部に外力が加わって上部キャビネッ
トが変形したときのリミッタも兼ねる。また、補強板後
37にはセット斜め上からメカデツキのテープ走行部品
が見えるような穴37aを設けてあり、セット調整作業
性を考慮している。カセット蓋オープナ38は補強板後
37の下側にねじ止め固定されていて、スロットイン動
作の際にカセットテープ200の蓋201とカセットス
トッパ82を開放する働きをしている(第24図参照)
補強板前組立84は補強板前85、ドアロックレバ−8
6,87,2個のドアロックレバ−スプリング88、ト
レイ検出レバー89、トレイ検出スイッチ90で構成さ
れる。補強板前85は左右に設けられた位置決め穴85
aがサイドシャーシ10.26に設けられた位置決め部
10e26eに係合し、サイドシャーシ10.26に高
精度の幅間法を維持するようにねじ止め固定される。補
強板前85は動作機構部筐体の補強を行うとともに、セ
ットの上部に外力が加わって上部キャビネットが変形し
たときのリミッタも兼ねる。
また、カセットテープを取り出すときに、予想外の力で
カセットテープの手前側が持上げられた場合に補強板前
85の前面部が当接してリミッタとなり(第36図参照
)、カセットテープ200がキャビネット210のカセ
ットテープ出し入れ開口部を持ち上げて変形させること
を防止している。
このため、補強板前85の前面部は所定の角度で上方に
折曲されている。
補強板前85の右側下にはトレイ検出バー89が回動自
在に軸支されていて、補強板前85にねじ止め固定され
ているトレイ検圧スイッチ90を動作する。トレイ検出
レバー89の後方部89aがラックスライダ30の凸部
30kによって、また、トレイ検出レバー89の手前部
89bがトレイレール80の突片80cによって動作さ
れ、スロットアウト位置とスロットダウン位置の面位置
でトレイ検出スイッチ90をONに動作させる。
トレイ検出レバー89は上記以外の位置ではトレイ検出
スィッチ90自体の復元力によってOFFする方向に附
勢されている。
補強板前85の左右のそれぞれ内側にはドアロックレバ
−86,87が回動自在に軸支される。
ドアロックレバ−86,87は動作ボスト86a。
87a10ツク爪部86b、87bと動作ボスト86c
  87cを有する。そして、ドアロックレバ−868
7は前記トレイフレーム60の上部の溝60d、60c
を第37図に示すようにガイドするとともに、この満6
06.60cに制御されて、キャビネット210のカセ
ットテープ田し入れ開口部を開閉するカセットドア21
1のロック部材212をロックまたは解除する(第38
図第39図参照)。カセットドア211はキャビネット
210に回動自在に軸支されていて附勢スプリング21
3によって閉じる方向に附勢されている。すなわち、ド
アロックレバ−86,87はそれぞれドアロックレバ−
スプリング88によってカセットドア211のロック部
材212をロックする方向に附勢して保持する。そして
、トレイ組立59がスロットイン状態からスロットアウ
ト動作が開始されると、トレイ組立59に押されてカセ
ットドア211は附勢スプリング8のばね力に抗して開
かれる(第38図(b)参照)。この際、ドアロックレ
バ−右および左86.87は、その動作ボスト86c、
87cがまだトレイフレーム60の左右上部の溝606
,60cに係合しているのでドアロックレバ−86,8
7のロック爪部86b、87bがカセットドア211の
ロック部材212より離脱されて解除される。カセット
ドア211のロック部材212の先端にドアロックレバ
−86,87のロック爪部86bb、87bを押し退け
るテーパ形状が設けられているが、これは仮にカセット
ドア211が閉じるときに部品精度バラツキ等によって
カセットドア211のロック部材212とドアロックレ
バ−右および左8687のロック爪部86bb、87b
が干渉することがあってもカセットドア211が最後ま
で閉じられるように配慮したものである。また、このス
ロットアウト状態からトレイ組立59がスロットインさ
れると、トレイフレーム60の左右上部の溝からドアロ
ックレバ−86,87の動作ボスト86c、87cが外
れてドアロックレバ−スプリング88によってドアロッ
クレバ−右および左86.87のロック爪部86bb、
87bがカセットドア211のロック部材212に係合
され、カセットドア211は閉じた位置でロックされる
。カセットテープ200がすでに入っている状態でカセ
ットドア211の開放を可能とすると、手をセットの中
に入れたまま誤ってスロットアウト動作をし、手を挾ま
れて怪我をする事故の発生する虞があるか、トレイ組立
59がキャビネット2]0の中に収納された状態ではカ
セットドア211が閉じられていてロックされているの
でオペレータが上記のような怪我をすることはない。
トレイ組立59か手前方向にスロットアウトされる場合
は、まずドアロックレバ−86,87の動作ボス86a
、87aがトレイフレーム60の左右上部の溝に係合す
ることによって動作され、ドアロックレバ−86,87
のロック爪部86b87bがカセットドアのロック部材
から解除された後にトレイ組立5つに押されてカセット
ドア211が開かれる。
カセットドア211とキャビネット210の間には図示
しない弾性部材を介して第2のオーブン/クローズスイ
ッチ100が設けられていて(第39図参照)、カセッ
トドア211の閉じた位置は911性部材(図示せず)
の予圧で決められる。
この状態では第2のオープン/クローズスイッチ100
は所定のクリアランスを持ってOFF状態となっており
、カセットドア211が弾性部材(図示せず)の弾性力
に抗してさらに閉じたときに第2のオーブン/クローズ
スイッチ100がONするようになっている。なお、カ
セットドア211のリミッタである弾性部材(図示せず
)は、第2のオーブン/クローズスイッチ100そのも
のを兼用することも可能である。また、カセットドア2
11が閉じられているときには、例えば別に設けたオー
ブン/クローズスイッチ101を押すことでスロットア
ウトすることができるが、カセットドア211本体を押
すことによってもスロットアウトすることができるよう
になっている。
なお、第2オーブン/クローズスイツチ100およびオ
ーブン/クローズスイッチ101はそれぞれの出力端が
前記制御部300に接続され、その0N−OFFに応動
して制御部300を介してカセットドア211の開閉を
実現する。
補強板面下組立54は補強板前下55、左右2個のポツ
プアップ制御レバー保持板56、左右2個のポツプアッ
プ制御レバー57、左右2個のポツプアップ制御レバー
スプリング58で構成さる。
補強板前下55はサイドシャーシ左10、サイドシャー
シ右26と補強板前85に挟持される形で取付けられて
いる。補強板前下55は動作機構部筐体の補強を行うと
ともに、サイドシャーシ左10、サイドシャーシ右26
間の高精度の幅寸法を維持し、さらにオペレータに対し
メカデツキ内部を目隠しする働きをする。補強板前下5
5の左右部には1組のポツプアップ制御レバー57を回
動自在に軸支したポツプアップ制御レバー保持板56が
ねし止め固定されている。先に説明したように、ポツプ
アップ制御レバー57はトレイ組立59のポツプアップ
スライダ左および右62゜66のそれぞれの後方先端に
設けられた曲げ部62c、66cに係合することで選択
的ポツプアップ機構を動作する。ポツプアップ制御レバ
ー57はポツプアップ制御レバースプリング58によっ
てポツプスライダ左および右62.66の後方先端の曲
げ部62c、66cに係合する方向に附勢されていて、
スロットアウト動作ではポツプアップスライダ左62お
よび右66の後方先端の曲げ部62c、66cに係合し
これを動作させ、スロットイン動作ではポツプアップス
ライダ左62、ポツプアップスライダ右66の後方先端
の曲げ部62C,66cに押されて逃げる方向に回動す
ることができる。
駆動力を左右のサイドシャーシ部に同期して伝達する駆
動伝達部はコネクトスプリング49、コネクトギヤ50
、トレイドライブシャフト51、トレイドライブギヤ左
および右52.53で構成される。トレイドライブシャ
フト51はサイドシャーシ左および右10.26を貫通
して設けられており、その左右端にはトレイドライブギ
ヤ左および右52.53が左右のギヤの位相を同期させ
て保持している。トレイドライブギヤ左および右525
3は第40図に示すようにそれぞれサイドシャーシ左お
よび右10.26の内側にトレイフレーム60の左右下
部に設けられたラックギヤ部60a、60bと噛合いこ
れらを動作する小ギヤ部52a、53aと、この小ギヤ
部52a。
53aの外径よりも若干径の大きいサイドシャーシ左お
よび右10.26との軸受は部52d。
53dと、ラックスライダ左および右14.30のそれ
ぞれ手前下側に設けられたラックギヤ部14e  30
eと噛合いこれらを動作する大ギヤ部52b、53bで
構成される(第41図参照)。
こうすることによってトレイドライブギヤ左および右5
2.53は単純な上下割り型で樹脂成形することかでき
る。そして、これらトレイドライブギヤ左および右52
53は第42図に示すように六角の押出し成形されたし
トレイドライブシャフト51に軸支され、その小ギヤ部
52a53aが6の倍数の歯数に設定される。これによ
り、トレイドライブギヤ左および右5253は左右のギ
ヤ位相を気にすることなく容品に組込むことかすのうと
可能となる。また、小ギヤ部52a、53aと大ギヤ部
52b  53bのギヤ歯数の比はドライブギヤ左およ
び右1632の内側のギヤ部16a、32aと外側のギ
ヤ部16b、32bのギヤ歯数の比と同し1;2(例え
ば12歯:24歯)で構成されると共に、2歯毎に位相
の合うマークXが設けられ(第41図参照)、これらマ
ークが合うように組立られる。なお、このギヤ歯数の比
は1:2でなくとも、1:整数であってドライブギヤ左
および右16.32の内側のギヤ部16a、32aと外
側のギヤ部16b、32bのギヤ歯数の比と同じであれ
ば同様な効果が得られる。
なお、トレイドライブギヤ左および右5253の小ギヤ
部52a、53aはドライブギヤ左および右16.32
の内側のギヤ部16a。
32aと同じ歯数に形成して、シャフトギヤ左および右
1g、−34の、トレイレール左および右76.80の
それぞれ後方上部のラックギヤ部76b、80bと噛合
う内側のギヤ部とラックスライダ左14とラックスライ
ダ右30のそれぞれ後方上側のラックギヤ部14f、3
0fに噛合う外側のギヤ部は同一のギヤを使用している
が、トレイドライブギヤ左および右52.53の小ギヤ
部52a、53aとドライブギヤ左および右16゜32
の内側のギヤ部16a、32aは必ずしも同じ歯数、同
じモジュールである必要はない。この場合、トレイドラ
イブギヤ左および右52.53の小ギヤ部52a、53
aとドライブギヤ左および右16.32の内側のギヤ部
16a、32aのピッチ円径の比と、シャフトギヤ左お
よび右18゜34の内側のギヤ部と外側のギヤ部のピッ
チ円径の比を同じにすれば良い。
例えばドライブギヤ左および右16..32の内側のギ
ヤ部16a、32aのピッチ円径に対してトレイドライ
ブギヤ左および右52.53の小ギヤ部52a、53a
のピッチ円径を大きくした場合、トレイドライブギヤ左
および右52.53で駆動されるトレイ組立59の水平
移動の減速比は大きくなり、指や手を挟まれたときの力
が弱められる。前述したように水平移動の動作負荷は上
下移動の動作負荷に比べて小さいことにより、上記のよ
うにそれぞれのピッチ円径を異ならせて、各々に適正な
減速比を与えることにより、駆動モータ35を1種類の
駆動電圧で安全で信頼性の高い駆動が実現できる。この
ように、1種類の駆動電圧で駆動モータ35の駆動制御
を実施して、指や手を挟まれたときの力のみを弱めるこ
とが可能となることにより、水平移動のみを低い駆動電
圧で実施して、指や手を挾まれたときの力を弱くしたり
する場合に比して、迅速な動作制御が可能となる。
また、トレイドライブギヤ53の右外側にはコネクトス
プリング49を介してコネクトギヤ50がトレイドライ
ブギヤ右53と同軸上に軸支されている。コネクトギヤ
50は中継ギヤ43からの駆動力が伝達され、トレイド
ライブギヤ右および左53,52、トレイドライブシャ
フト51に伝達する。このようにまずトレイドライブギ
ヤ右および左53.52、トレイドライブシャフト51
に駆動力を伝達し、それから左右のサイドシャーシ部に
伝達することで、途中経路のギヤのバックラッシュの影
響が除外され、スロットイン、スロットアウトのスムー
ズな動作を得ることができる。
コネクトスプリング49はトレイドライブギヤ53とコ
ネクトギヤ50のそれぞれから出ているボス53c、5
0aを当接させこれら挟む形で係着される。スロットア
ウト状態(第43図(b)参照)のときはコネクトギヤ
50から49を介してトレイドライブギヤ53、スロッ
トイン状態(同図(a)参照)のときはコネクトギヤ5
0から直接にトレイドライブギヤ53に駆動力が伝達さ
れる。スロットアウト状態からスロットインを開始させ
ようとしてトレイ組立5つを後方へ押すと(第43図(
c)参照)、トレイ組立59の左右下側のラックギヤ部
60a、60bによって、トレイドライブギヤ左52、
トレイドライブギヤ右53は回転する。このとき、コネ
クトギヤ50は駆動モータ35に直結になっているため
に動作負荷が大きく回転できないがコネクトスプリング
49がたわむことによって、トレイドライブギヤ左およ
び右52.53の回転が吸収される。トレイ組立59の
作動部がトレイ検出レバー89から外れることによって
、トレイ検出スイッチ90はONからOFFに切替わり
、回路によって駆動モータ35が回転されスロットイン
が開始される。
なお、トレイドライブギヤ左および右52.53はトレ
イ検出スイッチ90がONからOFFに切替わってから
もさらにコネクトギヤ50に対してコネクトスプリング
49のたわみ量だけ相対的に回転できる余裕がある。こ
れにより、コネクトスプリング49はトレイ組立59が
、そのばね力に抗して押圧操作するだけの小さな操作力
でされると、そのたわみ量だけトレイ組立59の移動を
許容して、トレイ検出スイッチ90をONさせ、上述し
たようなスロットイン動作を実現する。
コネクタスプリング49の代替案として、トレイ組立5
9にスロットアウト位置を保持するクリック機構等で構
成することも可能である。この場合にはスロットアウト
でクリック機構等でスロットアウト位置を保持するまで
駆動モータ35を回転継続し、その後、トレイ検出スイ
ッチ90がONからOFFに切替わった後、余裕のある
程度に駆動モータ35を逆転させてコネクトギヤ50を
トレイドライブギヤ左および右52.53に対して相対
的に回転させる。トレイドライブギヤ左および右525
3はトレイドライブギヤ53とコネクトギヤ50のそれ
ぞれから出ているボス53c、50aが当接するまでは
駆動モータ35から切り離されているので、スロットイ
ンさせるための挿入力はクリック機構等を解除する力た
けとなり、同様に小さな押圧操作力でスロットインを開
始させることができる。
また、コネクトスプリング49を用いた場合でも上記ク
リック機構等を用いた場合と同様に、スロットアウト後
もさらに回転を継続させ、コネクトスプリング49がた
わんで逃げてトレイドライブギヤ右53とコネクトギヤ
50のそれぞれから出ているボスで直接駆動力を伝達す
ることでスロットアウトを確実にさせ、その後、トレイ
検出スイッチ90がONからOFFに切替わった後も余
裕のある程度に駆動モータ35を逆転させてから停止さ
せることにより、コネクトギヤ50をトレイドライブギ
ヤ左および右52.53に対して相対的に所定の角度回
転させておくことで、コネクトスプリング49の力はさ
らに小さくすることができ、さらに小さい押圧操作力で
作動制御することができる。
サイドシャーシ右組立25の外側の手前下側にはダンパ
ー92が前記ドライブギヤ右32に噛合うように設けら
れている。ダンパー92はスロットアウト動作をスムー
ズにする効果があり、例えば一方向クラッチ機能をもた
せ、スロットインではダンパーが外されスロットアウト
ではダンパー機能が効くようにすると、スロットインさ
せるための挿入力がダンパー分だけ軽減され、良い操作
性を維持することができる。ダンパー92は第44図に
示すようにドライブギヤ右32に噛合うギヤ部92aと
ダンパー本体92bで構成され、ダンパー本体92bに
は第45図に示すように回転ボス92cが、ギヤ部92
aの回転中心軸と同軸に設けられ、この回転ボス92c
は前記サイドシャーシ右26に設けられた案内部である
長大26fを貫通して該サイドシャーシ右26の内側に
突出される。この回転ボス92cにはサイドシャーシ右
26の内側で、逃げ部110aと係止部110bを有す
る回転板110が固定されていて、ダンパー92を回転
自在で長穴26fに沿って(i′1動自在に保持してい
る。サイドンヤーシ右26には回転板110の係止部1
10bと係合する係止形状26gが設けられており、ド
ライブギヤ右32がスロットアウト方向に回転するとき
は、回転ボス92cと長穴26fとの若干の回転負荷と
ドライブギヤ右32の回転方向により、ダンパー92は
前面側に附勢させられてサイドンヤーシ右26の保圧形
状26 gと回転板110の係止部110aが係合して
、ダンパー本体92bの回転を制!ヒさせるのでダンパ
ー機能が働く (第46図(b)参照)。そして、ドラ
イブギヤ右32がスロットイン方向に回転するときは、
ドライブギヤ右32の回転方向と回転ボス92cと長穴
26fとの若干の回転負荷と回転板110の逃げ顔形状
によりダンパー92は後方側に附勢させられて回転板1
10の係止部110bがサイドンヤーシ右26の係止形
状26gから逃げ、ダンパー本体92bがギヤ部92a
と一緒に回転するのてダ〉バー機能が働かない(第46
図(a) 参照)。トライブギヤ右32の回転方向と、
サイドシャーシ右26の長穴26fと、回転ボス92c
と長孔26fの若干の回転負荷と、サイドシャーシ右2
6の係止形状26gと、回転板110が協働して一方向
有効ダンバーを構成する。
次に、カセットテープの装填および取出し動作について
説明する。
先ず、カセットテープが収容されていない停止状態では
、トレイ組立59が第3の停止位置で停止されている。
この状態からトレイ組立9をスロットアウトする場合は
オーブン/クローズスイッチ101あるいはカセットド
ア211を押圧操作する。すると、オーブン/クローズ
スイッチ10aあるいはカセットドア211で動作され
る第2のオーブン/クローズスイッチ100がONされ
る。これらオーブン/クローズスイッチ101および第
2のオーブン/クローズスイッチ100は前記第11図
に示すように制御部300が接続されており、ON信号
を制御部300に出力する。制御部300はON信号に
応動して、駆動回路301に駆動信号を出力する。駆動
回路301は、駆動モータ35を電源回路302からの
第1の電圧で駆動モータ35を回転させ、トレイ組立5
9をスロットアウトさせる。この際、テープカセット2
00が挿入されていないことにより、トレイ組立59は
、その前述した選択式ポツプアップ機構の作用により2
個のポツプアップレバー70は下がった位置に制御され
、カセットテープ200が収容可能となる。
すなわち、上記トレイ組立59が前面方向に移動してく
る途中において、スロットアウトエンドより若干後方の
位置でトレイ検出レバー89がトレイ組立59の作動部
によって動作され、トレイ検出スイッチ90がOFFか
らONに切替わる。
このトレイ検出スイッチ90は、その出力端が制御部3
00に接続されており、これを制御部300が検出して
、駆動モータ35を第1の電圧で所定時間回転駆動を継
続した後、第2の電圧て駆動モータ35を所定の時間反
転させ、次に、駆動モータ端子間をショートしてブレー
キを掛けて停止させ、その後、駆動モータ端子間をオー
ブンにして待機する。第1の電圧は通常の動作を行う電
圧であり、第2の電圧は後述する安全対策のために設定
された電源回路で第1の電圧より低(設定されている。
スロットアウトエンドでさらに所定時間回転継続させる
のは確実にエンド位置まで附勢させるためであり、その
後、駆動モータ35を所定の時間反転させるのはコネク
トギヤ50にトレイドライブギヤ左および右52.53
に対して所定量の相対回転を与えて、次のスロットイン
動作のためのトレイ組立59の挿入動作を備えるためで
ある。駆動モータ35の所定時間反転を第2の電圧で行
うことと、その後の駆動モータ端子間ショートブレーキ
によって、この所定量の相対回転は、トレイ組立59が
押込まれたときにトレイ検出スイッチ90がONからO
FFに切替わった後もトレイドライブギヤ53がコネク
トギヤ50に対して相対回転できる所定の余裕がある位
置に精度良く停止することができる。その後の駆動モー
タの端子間のオーブンは、仮に何等かの原因で駆動モー
タ35が駆動されなかった場合の対策である。自動的に
スロットインされない場合はマニュアルでトレイ組立5
9をキャビネット210内に押込むこともあるが、途中
から駆動モータ35が動作状態になっても、それまでの
間、駆動モータ端子間がオーブンになっているので、端
子間ショートに比べて駆動モータ端子間のオーブンでは
比較的軽い押圧操作力で押込むことができる。また、セ
ットの電源が入っていない状態でも、駆動モータ端子間
オーブンになっているので比較的軽い押圧操作力でマニ
ュアルてトレイ組立59をキャビネット210内に押込
むことができる。
次に、スロットアウト状態からスロットインさせる場合
には、オーブン/クローズスイッチ101を切替操作あ
るいはトレイ組立59を押圧操作することにより実施さ
れる。すなわち、オーブン/クローズスイッチ101が
押された場合は該スイッチ101のONを制御部300
が検出して駆動モータ35を駆動回路301および電源
回路302を介して第2の電圧で回転させスロットイン
させる。また、トレイ組立59が押された場合は、トレ
イ組立59の左右下側のラックギヤ部60a、60bて
動作されるトレイドライブギヤ左52、トレイドライブ
ギヤ右53はコネクトスプリング49がたわむことによ
って、コネトクギャ50に対して相対的に回転するので
駆動モータ35とは切り離されており、軽い押圧操作力
で押込むことができる。トレイ組立59が押込まれてト
レイ組立59の作動部がトレイ検出レバー89から外れ
ることによりトレイ検出スイッチ90がONからOFF
に切替わり、これを制御部が検出して駆動モータ35を
駆動回路301および電源回路302を介して第2の電
圧で回転させスロットインさせる。
スロットアウトエンドではテープエンド検出のための透
過光は左右側とも透過になっているが、水平移動の終了
付近では、ラックスライダ左14またはセンサシャッタ
19とラックスライダ右30の動作によって、左側が遮
蔽、右側が透過となっている第3の停止位置が設定され
ている。この第3の停止位置はスロットアウト位置とス
ロットイン位置の中間位置で、トレイ組立59がキャビ
ネット201内に収納される位置以降で、トレイ組立5
9の上下方向の動作が始まった若干後厄前に設定されて
いる。
なお、カセットテープ200なしでスロットインされた
場合は第3の停止位置の、テープエンド検出のための透
過光の左側が遮蔽に切替わった位置で、カセット検出ス
イッチ8がOFFになっていないので、制御部300が
これを検出して第3の停止位置で駆動モータ35を停止
する。
そして、カセットテープ200を装着してスロットイン
すると、カセット検出スイッチ8が第3の停止位置の手
前でONからOFFに切替わる。
すると、制御部300は、次ぎにテープエンド検出のた
めの透過光の左側が遮蔽に切替わった位置を第3の停止
位置と判断して、駆動モータ35の電圧を第2の電圧か
ら第1の電圧に切替える切替信号を駆動回路301に出
力する。駆動回路301は電源回路302からの電圧を
第1の電圧に切替えて駆動モータ35を駆動制御し、さ
らにスロットイン動作させる。トレイ組立59はこの左
右下側のラックギヤ部60a、60bに噛合っているト
レイドライブギヤ左および右52.53によって後方に
水平動作されるが、水平移動の終りでトレイレール左お
よび右76.80の後方上部のラックギヤ部76b、8
0bはシャフトギヤ左および右18.34に噛合いこれ
を動作させ、シャフトギヤ左および右18.34はラッ
クスライダ左および右14.30の後方上部のラックギ
ヤ部14f、30fに噛合いこれを手前方向に動作させ
る。トレイ組立59のトレイフレーム60の左右下側の
ラックギヤ部60a、60bはトレイドライブギヤ左お
よび右52.53から外れ、ラックスライダ左および右
14.30はドライブギヤ左および右1632に噛合い
、さらに手前に動作される。このトレイレール左および
右7680からドライブギヤ左および右16.32への
動作切替えが前述したように実施され、ここにトレイ組
立59かトレイリフター組立1に収容保持される。そし
て、ラックスライダ左および右]430が前面に動作さ
れると、ラックスライダ左および右14.30に設けで
あるリフト満によって、これに係合しているリフター動
作部3が案内されてトレイリフター組立1が下降され、
トレイリフター組立〕に保1!jされているトレイ組立
59が下降して、カセットテープ200をテープ駆動部
に装着する。ラックスライダ左14が手前方向に動作を
開始すると、スイッチ24はOFFからONに切替わる
。ラックスライダ右30は手前方向の移動終了位置でト
レイ検出レバー89を動作してトレイ検出スイッチ90
をOFFからONに切替える。制御部300はスイッチ
24がONでトレイ検出スイッチ90がOFFからON
に切替ったことを検出して駆動モータ35を停止し、ス
ロットイン動作を終了する。
なお、制御部300はスロットイン開始から第3の停止
位置までの所用時間を監視していて、通常の動作時間に
余裕係数を乗じて設定される異常検出時間を経過した場
合は異常検出が働いて駆動モータ35を反転させてトレ
イ組立59を排出する。従って、カセットテープ200
がない状態でオペレータが誤って手または指を入れた状
態で、スロットインされ、キャビネット210とトレイ
フレーム60の間で挟まれた場合には異常検出が働いて
駆動モータ35が反転されて解除され、スロットアウト
される。この際、スロットインの水平移動は第2の電圧
で駆動されていることにより、仮に手や指が挾まれた場
合にも、その力が軽減されていることにより、オペレー
タの安全が保たれる。
上記監視する時間としては、スロットイン開始から第3
の停止位置までの所用時間ではなくスロットイン開始か
らカセット検出スイッチ8がONからOFFに切替わる
までを監視区間として設定しても良い。すなわち、監視
する時間をカセット検出スイッチ8が切替わる位置を第
3の停止位置の若干手前で、且つトレイ組立59の穴が
キャビネット210内に隠れる位置に設定するもので、
監視する移動区間が短くなり、通常の動作時間に余裕係
数を乗じて設定される異常検出時間が短縮化されて、例
えば手または指が挟まれた場合の解除までの時間か短縮
される。これによると、カセットテープ200なしの状
態では、カセットテープ有りの状態に比して動作負荷か
小さく動作が速くなるものであるが、カセットテープ有
りの場合のカセット検出スイッチ8の切替え位置に至る
までの時間で第3の停止位置に到達できるからである。
また、カセットテープ有りの場合のスロットイン途中で
の駆動モータ35の第2の電圧から第1の電圧への切替
えをカセット検出スイッチ8の切替え位置でおこなって
も良い。この場合にも、カセットテープなしの状態にお
けるスロットインにおいては、第3の停止位置に到達し
た時点て優先的に停止させるこができる。
そして、スロットインされたトレイ組立59からカセッ
トテープ取出しを行う場合には、再びオープン/クロー
ズスイッチ101を切替操作するか、あるいはトレイ組
立5つを押圧操作する。すると、制御部300はオープ
ン/クローズスイッチ101あるいは第2のオープン/
クローズスイッチ100がONされた切替信号を検出し
て駆動モータ35を第1の電圧でスロットアウト方向に
回転させる。スロットインの場合とは逆の順序でドライ
ブギヤ左16、ドライブギヤ右32からトレイレール左
76、トレイレール右80への動作切替えが行われ、ト
レイ組立59はスロットイン動作と略逆の動作でスムー
ズにスロットアウトされる。そして、スロットアウトさ
れると、上述したように選択式ポツプアップ機構が作用
されて2個のポツプアップレバー70は一方端部が上昇
され、トレイ組立59内のカセットテープの前面側を持
上げ、ここに、オペレータはカセットテープをトレイ組
立59内より取出すことができる。カセットテープ20
0が取出されると、2個のポツプアップレバー70は再
び選択式ポツプアップ機構の作用で一方端部が下降され
て元の位置に復帰収容され、次のカセットテープ装着に
備え待機する。
このように、上記カセット装填装置はトレイ組立59を
水平状に移送駆動する一対のトレイドライブギヤ左およ
び右52.53のうちトレイドライブギヤ右53に対し
て駆動力を伝達するコネクトギヤ50との間にコネクト
スプリング49をトレイ組立59のカセットテープ着脱
位置でのみばね力が作用するように介在させ、トレイ組
立59がコネクトスプリング4つのばね力に抗して押圧
操作されると、トレイ検出スイッチ90がONされ、制
御部300を介して駆動モータ35を駆動制御してスロ
ットインを行うように構成した。これによれば、トレイ
組立59のスロットイン操作がトレイ組立59をコネク
トスプリング49のばね力に抗して押圧操作するだけの
比較的弱い操作力でのスロットイン操作が可能となるこ
とにより、可及的に簡単な取扱い操作が実現される。そ
して、トレイ組立59のカセット装填位置からのスロッ
トアウト動作時には、駆動モータ35からの駆動力がコ
ネクトギヤ50を介して直接的にトレイドライブギヤ右
53に伝達されて、トレイ組立59のスロットアウト動
作が行われることにより、可及的にトレイ組立59の高
精度な移送制御も実現される。
なお、上記実施例では、磁気テープが巻装されたカセッ
トテープを用いたトレイ式のカセット装填装置に適用し
た場合を代表して説明したが、これに限ることなく、例
えば記録媒体としてコンパクトディスク(CD)を収容
してなるカセットを用いたCDシステム等におけるカセ
ット装填装置にも適用可能である。
よって、この発明は上記実施例に限ることなく、その他
、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施
し得ることは勿論のことである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、簡単な取扱い
操作で、高精度なトレイ移送制御を実現し得るようにし
たトレイ式のカセット装填装置を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの発明の一実施例に係るカセット
装填装置を示したもので、第1図はスロットアウト状態
、第2図はスロットイン途中、第3図はスロットイン完
了状態を示す斜視図、第4図はこの発明の適用されるカ
セットテープを示した斜視図、第5図乃至第46図は第
1図乃至第3図の各部詳細を説明するために示した図で
ある。 1・・・トレイリフター組立、2−・・リフター 3・
・・リフター動作ビン、4・・・ガイドローラ、5・・
・板ばね、6・・・ガイドローラ、7・・・ローラ軸、
8・・・カセット検出スイッチ、9.25・・・サイド
シャーシ組立、10.26・・・サイドシャーシ、11
.27・・・ラックスライダガイドポスト、12.13
・・・サイドシャーシトレイ規制部後および前、14.
30・・・ラックスライダ、16.32・・・ドライブ
ギヤ、1834・・・シフトギヤ、19・・・センサシ
ャッタ、21・・・センサシャツタ軸ねじ、23.47
・・・フォトセンサ、23a、46・・・中継基板、2
4・・・スイッチ、28.29・・・サイドシャーシト
レイ規制部後および前、35・・・駆動モータ、36・
・・駆動プーリ、37・・・補強板後、38・・・カセ
ット蓋オープナ、39・・・トレイドライブ組立、40
−= )レイドライブベース、41・・・減速ギヤ、4
5・・・センサホルダ、50・・・コネクトギヤ、51
・・・トレイドライブシャフト、5253・・・トレイ
ドライブギヤ、54・・・補強板前組立、55・・・補
強板前下、56・・・ポツプアップ制御レバー保持板、
57・・・ポツプアップ制御レバー 59・・トレイ組
立、60・・・トレイフレーム、61・・・トレイプレ
ート、62 66・・・ポツプアップスライダ、63.
67・・・カセット検出ボス、70・・・ポツプアップ
レバー 72・・・カセット蓋ロック解除レバー 74
.78・・・クリックレバー 76.80・・・トレイ
レール、77.81・・・トレイレール位置規制部、8
2・・カセットストッパ、84・・・補強板前組立、8
5・・・補強板前、8687・・・ドアロックレバ−8
9・・・トレイ検出レバ90・・・トレイ検出スイッチ
、91・・・表示部材、92・・・ダンパー 100・
・・第2のオーブン/クローズスイッチ、101・・・
オープン/クローズスイッチ、110・・回転板、20
0・・・カセットテープ、210・・・キャビネット、
250・・・Cカセットアダプター 300・・・制御
部、301・・・駆動回路、302・・・電源口路、4
00・・・光源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 記録媒体が収容されるカセットが着脱されるトレイをキ
    ャビネット前面に対して出入自在に設け、このトレイを
    介して前記カセットテープを前記キャビネット内の記録
    媒体駆動部に移送して装填するカセット装填装置におい
    て、 駆動源より駆動され、前記トレイをカセットが着脱され
    るキャビネット前面より突出される第1の位置と前記記
    録媒体駆動部に前記カセットを装填する第2の位置に移
    送するもので、駆動源との間に前記トレイが前記カセッ
    トを着脱されるスロットアウト位置方向に移送されると
    きにのみばね力が作用するように係着されるばね部材を
    有したトレイ移送手段と、 前記トレイの第1の位置におけるスロットイン方向の押
    圧操作に連動され、前記駆動源を制御して作動されるも
    ので、前記トレイ移送手段のばね部材のたわみ量に応じ
    た操作量を有したトレイ検出手段と、 このトレイ検出手段の作動に連動され、前記駆動源を制
    御して前記トレイ移送手段を駆動制御し、前記トレイを
    移送制御する制御手段とを具備したことを特徴とするカ
    セット装填装置。
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