JPH04198333A - 被覆把持具とその被覆方法 - Google Patents

被覆把持具とその被覆方法

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JPH04198333A
JPH04198333A JP2327250A JP32725090A JPH04198333A JP H04198333 A JPH04198333 A JP H04198333A JP 2327250 A JP2327250 A JP 2327250A JP 32725090 A JP32725090 A JP 32725090A JP H04198333 A JPH04198333 A JP H04198333A
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polysiloxane
hardness
groups
resin
coating
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JP2327250A
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Kiyoshi Tamura
清 田村
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S P KIZAI KK
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S P KIZAI KK
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は握手を持つ各種把持具の表面改良に関する。
〔従来の技術〕
ゴルフクラブ、テニス、バドミントン、ビンボン等の各
ラケットの握手部、自転車、オートバイ等の乗物のハン
ドルに着けられている握手は多くの場合天然ゴム又はN
Bゴム、ブタジェンゴム、SBゴム等の合成ゴムが使用
されている。これは握手の生命ともいえる非滑性である
ことが最大の理由となっている。又溝を入れて滑りに<
<シている。
〔発明が解決しようとする課穎〕
しかし、これら素材も手に汗をかくとか、雨が降ると力
・、あるいは乾燥するとか、冬場の寒い時期にはどうし
ても滑りやすく÷握手としての機能が低下するという欠
点がある。又年数の経過につれて硬くなシ、−層滑りゃ
すくなり、又労化して亀裂が入ることさえある。種々の
ゴム素材を変えてみるとか、溝模様を変えてみるとがし
ているが本質的改良ではないのが実状で、同業界で解決
すべき大きな技術課題となっている。特にゴルフ業界で
はグリップそのものでの改良は全く解決できない状態に
[ム逆に手袋に滑シ止めの機能をもたせたものが販売さ
れているが、これも本質的ではない。
本発明者はこれら把持具の欠点に付き、あらゆる角度か
ら鉄量検討した結果、汗も吸収し全く非滑性でその他前
述の欠点を一挙に解決する技術を発明するに至った。
〔課題を解決するための手段〕
即ち不発明は、まずその一つの発明として、(1)硬度
60以上のゴム弾性を有する樹脂にて成形されている把
持具の表面が、多次元構造を有し、かつ硬度lOから6
0であるポリシロキサンで被覆されている被覆把持具。
次にその被覆方法として特に、 (2)硬度60以上のゴム弾性を有する樹脂にてるポシ
ロキサンの有機溶剤溶液にて枦布し、湿気を含む空気中
に放置して反応硬化せしめてなる被覆方法。
更にもう一つの被覆方法として、 (3)硬度60以上のゴム弾性を有する樹脂にて成ポリ
シロキサンと分子末端に水酸基を結合するポリシロキサ
ンとの有機溶剤溶液中に両末端にインネ シアナート基を結合するポリブタジェンを添加し反応し
て得られた溶液を塗布し、湿気を含む空気中に放置して
反応硬化せしめてなる把持具の被覆方法である。
本発明は特定の把持具に対して、特定のポリシロキサン
との結合によって初めて目的1は達成されるものである
が、まず把持具そのものの材質が硬度60以上のゴム弾
性を有する樹脂である。ここで、この硬度とは、日本工
業規格(J工5)JISK630+  によるスプリン
グ式硬さ試験A形によるものである。つまシ厚み12m
m以上の被検体の平滑面に該試験機の押針部を垂直に保
ちつつ接触させる。次にそのま壕加圧して、指針が最高
に到達した時の目盛を読む。3回置−操作を繰返し、そ
の平均値を硬度とする。
この硬度60以上のゴム弾性を有する樹脂とは、例えば
、天然ゴム、つまシゴム樹液からつくられる非合成的ゴ
ム又はゴム弾性を有する合成樹脂、ン又はアクリロニト
リルとブタジェンの共重合ゴム、クロロプレンゴム、エ
チレンとプロピレンの共1’ 合710 硫ゴム、ウレ
タンゴム、フン素ゴム、するいはポリアミド、ポリエス
テルあるいはこれらと他の共重合成分を重合して得たゴ
ム弾性的性質を有する樹脂である。
従って、硬度が60以上でも、ゴム弾性のない樹脂は本
発明の目的は達成されない。特に握った時の感触性に違
和感があり、心地よいプレーができない。これらの樹脂
は把持具、例えばゴルフクラブのグリップであれば、こ
のグリップの形状の金型を使って圧縮成形により加熱加
硫又は加熱のみによって成形されている。一般に滑シ止
めとデザインとを考慮して色々溝による模様化が行なわ
れているが、本発明にあっては、その溝は必要条件では
々い。これも特徴の一つといえる。
次にこの把持具の表面が被覆される特定の樹脂について
説明する。
この樹脂は特にポリシロキサンであって、かつ次の条件
が必須となる。その一つがポリシロキサンが単に直線的
なものではなく、多次元構造をとっていることである。
この多次元構造とは、@線状のポリシロキサン同志が相
互に梯子状又は網目状となって複雑力大きな分子構造を
形成していることである。この構造の形成はゴム弾性が
付与される前提となるものである。このゴム弾性は把持
具を握った時の心地よ、!7慇触性に大きな効果を与え
るものである。しかしどんなゴム的樹脂でも心地より感
触が得られるものではなく、中でも本発明のポリシロキ
サンに限定されるということでを乙。この多次元構造を
イラスト的に図示すると次のようになる。
もう一つの条件として、これら多次元構造ポリシロキサ
ンの中でも、特に物性的に表面硬度が重要となシ、硬度
で10から60、好ましくは20から50のものに限ら
れるということである。これは最適な感触性と非滑性、
汗除去その他種々の本発明の目的を最大限に達成するた
めに必要不可欠の条件である。従ってこれらの二つの条
件を満足しなIA樹脂はポリシロキサンであっても目的
は達成されなし)。
この硬度が10より小さいと握った時の気持よい感触性
が得られず、又べとつきがあわ、耐摩耗等の物性におい
ても好ましくないものとなる。
逆にCOよυ太きいと非滑性が低下、っまり清り易く、
感触性においてもクツション的な忌じがなくなシ快活的
なプレーができないなどの欠点がある。把持具の性質と
被覆、つまシ適度の厚みで被覆することによる特定のポ
リシロキサンと転ロキサンの骨格となる高分子構造を一
般式で示せば次のとおシである。
C絶−へ 以上の条件を満足させるポリシロキサン被覆とするため
の方法は特に限定されない。例えば次の方法があじ会z
、−−)τ賽金友、Rは木青惠5律7+i/崎−椿じめ
コ。
重合度200〜1000 好ましくは300〜700の
両末端水酸基を有するボリア0キサンに架橋剤(多次元
化剤)として、加水分解可能な基を三つ以上有する多官
能/ラン化合物を無水状態で反応させる。ここで多官能
7ラン化合物を一般式で示せは次のとおシである。
R# R′−8i−R R′ アルコキシ基、アルキルケトキシム基、アミド基、アミ
ン基等である。
ン化合物である。これら加水分解可能な基を有する多官
能シラン化合物が、雪発物質としての末端水酸基含有ポ
リシロキサンの水酸基と触媒(スズ又はチタン化合物)
の存在下、有機溶剤(例えばトルエン、キシレン等)中
のもとで反応し、加水分解可能な基を2ないし3個結合
するポリシロキサン溶液に変化する。このものは水分が
ないかぎり安定に存在する。従って就布する前には密封
される容器の中で、できるだけ冷暗所にて保存し、使用
時に取り呂して霞布すればよいので取扱いは有する3な
いし4官能ンラン化合物から生成される2ないし3個の
これらの官能基を末端に結合するポリシロキサンがより
好ましい理由は、把持具との接着強度が窩く、又は多次
元化度広(硬化反応)が円滑に進行し、被覆作業性も良
好である。
その結果、強靭な被膜が把持具表面に形成されるからで
ある。
ここで水酸基末端のボリア0キサンそのものが混合され
てもよく、場合によっては握った時に感触、汗の吸収等
に好ましい結果が得られる。この場合の混合量は3〜3
0%位いである。多くても元化反応は大きく、その結果
被覆膜の物性も若干ことなる。硬度も高くなり、膜強度
も太きぐなる。
又他の方法としては、例えば1合度5000から100
00位いの下記の一般式で示す高分子量直線状ボリア0
キサンを加硫剤(架橋剤)として有機過酸化物、例えば
ベンゾイルパーオキサイド、パラクロルベンゾイルパー
オキサイドあるいはジ・ターシャリブチルパーオキサイ
ド等のペーストを微量添力Uする。この時会成シリカ等
の補強用充てん剤、この充てん剤の混合を助長する低分
子量のオルガノポリシロキサンを可塑剤として混合する
こうして得られたポリシロキサンを把持具に直接塗9つ
けるか、シート状又は把持具の形状に予め成形しておい
て、これを把持具にかぶせる。この状態では多次元構造
で、かつ硬度10から70のものではないので、これを
加熱する。つまシ加熱によって加硫(架橋)させて達成
できる。
この加熱は、有機過酸化物自身が分解して、ラジカルを
発生し、このラジカルが一般式で示すボリア0キサンの
一′R″をアタックしてボリア0キサン同志を結合して
、多次元化する。
ここでRはメチルのようなアルキル基、ビニル基、フェ
ニルのようなアリール基、i−→→−−nは重合度で5
000 〜10000位いのもの、加熱温度は有機過酸化物が分
解し、ラジカルを発生する温度で大体150〜250°
Cである。加熱の進行と共に、把持具に接着し、被膜を
形成する。
この加熱タイプの場合には、原料が半固形ないし固形状
で圧縮、耐量、押高等の各成形法も利用できるので、把
持具上に直接成形加熱することもできる。
又他の方法として、イノシアネート基を結合するポリブ
タジェンと添加反応せしめて、ウレタン結合を有するポ
リシロキサンを把持具に被覆することもできる。これは
ポリシロキサン単独よシもより強靭1被覆把持具ができ
るので、よシ好ましい。次にこれについて説明する。
キ゛サンと水酸基を末端に結合するポリシロキサンとの
混合有機溶剤溶液中に両末端にイノシアネート基を有す
るポリブタジェンを添加する。このポリブタジェンは液
体状のポリブタジェンジオールにトルイレンイソシアネ
ート等のジイソ7アネートを付加度広によって得ること
ができる。このポリブタジェンジイソシアネートの添加
量は水酸基末端のポリシロキサンの量に対して轟モルが
好マしい。このポリブタジェンジオール(分子量500
〜5ooo1i・・)が水酸基と反応して、ウレタン結
合を介してポリブタジェンとポリシロキサンとがいる。
して10%以下の少量であることが望しい。これは10
%以上であるで把持具上の皮膜が時間の経過と共に着色
するので好ましくないからである。
このものは水分がない状態では安定にす鴫存在するので
、密封容器中に保存しておけば、、保持具へへの塗布時
に取出して使用すればよいので、取扱いは容易である。
次に把持具への塗布、乾燥、硬化方法について説明する
まず把持具の表面をトルエン、アルコール等の有機溶剤
で洗浄し、脱脂、ゴミ等を除去する。あるいは洗剤を使
って水洗する。洗浄撫後は熱風乾燥する。この洗浄され
た把持具上にハケ、スプレーあるいはポリエチレンの袋
を手にかぶせて、この上に該溶液をたらして、保持具表
面をしごくような方法で均一に塗布する。塑布厚みは0
.1から3n、好ましくは0.3〜2f1位いと比較的
厚く々るように塗布する。
塗布後は有機溶剤を速やかに蒸発除去するために熱風で
5分前稜加熱する。そしてその″1″!湿気のある空気
中に放置し、全体がゴム状に反応硬化するのを待つ。湿
気のない環境では多次元化反応をしないので、硬度10
からGOの間の樹脂には変化しない。放置時間は湿気量
と温度にも影響する。例えば湿度50%(相対湿度)で
温度25°Cでは24時間位い、50°Cで12時間位
い、90゜Cでは数時間である。勿論湿度が50%以上
では更に短縮さnる。
水分を吸収することによって、ポリシロキサンの末端に
持つアルコキシ基等が反応し、アルコール等を発生し、
ここを起点に次から次へのポリシロキサン分子同志が工
応し多次元構造を形成し、ゴム的性質が付与さするので
ある。
次に本発明を実施例に工って詳述する。
〔実施例1〕 重合度5000両末端に水酸基を有するジメチルポリシ
ロキサンにトリメトキシ−メチルシラン化合物をトルエ
ンーキンレン溶剤中で、絶乾状態で反応させ、末端に2
個のメトキン基を有するポリマーをつくった。この溶液
の粘度は2800センチポイズであった。次にこの溶液
にラウリン酸スズ化合物奢0,1%添郭する。一方天然
ゴム(硬度70)製のゴルフグリップがクラブに装填さ
れている12本のゴルフクラブを珈備する。このクラブ
は5年間使用されたもので、グリップはかなシ硬直し、
又清多やすい状態となっていた。塗布する前に0、キシ
レンを布に浸漬してグリップを清掃し、次に前記ポリシ
ロキサノ溶液を塗布する。塗布はポリエチレンの袋を手
にかぶせてこの上に液をたらして、グリップにこす9つ
けるようにして塗布する。ヘヤードライヤーで数分加熱
乾燥し、−昼夜放置する(湿度60〜70%)。厚さ0
.7n、つ膜が全体に均一に被覆されて;ハた。このも
のはゴム硬度35で、網目構造を形成していた。網目構
造はキシレン等pて不溶解性となることで簡単に判別で
きる。
次に得られたゴルフクラブで各クラブにつき100個の
ポールを打った。握った時O感触はしっとりと吸いつく
ような慇じで−軽くグリップしても全く手が滑るような
ことはなく、飛距離も10〜20ヤード長く、又弾道は
゛まっすぐで気持ちよく打球できた。千O甲(二汗もか
でようなことはなかった。勿論、下地の天然ゴムとの接
着性もよく、剥離することは全くなかった。この時グロ
ーブ着用の場合、と素手の場きについてもテストしたが
、素手の方が気分的にもよかった。又グリップに水をか
けてぬらした。水は水滴となって付着しているが、はじ
く状態であるので振シ廻すだけで水を除去することがで
き、水をとった後は、再び滑らない心地よいグリップと
なっていることが確認された。これは雨天でのプレーに
極めて有効である。
〔実施例2〕 重合、t 300 の両末端に水酸基を有するジメチル
ポリシロキサンにテトラメチル、エチルケトキシムシラ
ン化合物を絶乾状態で反応させて、末端に三つのアルキ
ルケトキシム基を有するポリシロキサンを得る。この時
の反応は0.1%のラウリン酸スズ化合物を触媒として
、トルエンとキシレンの有機溶剤中でラウリン酸スズを
触媒として反応させた。K応液の粘度は300ロセンチ
ポイズであった。これに充填剤として合成シリカを10
%添加した。
一方把持具として、硬度75のスチレン−ブタジェン合
成ゴムグリップでつくられている使用後8年経過したゴ
ルフクラブ2本を準備する。このクラブは3番アイアン
であった。この2本のクラブのグリップを石けん水でよ
く洗浄して、水洗後熱風で乾燥する。この1本に前述の
溶液をハケにて鞍布し、硬化時の樹脂膜の厚みが1ff
になるように乾燥塗布を3回線シ返した。次に湿度80
%温度70°Cの中に5時開放賞した。グリップ表面に
は樹脂が完全に硬化、接着されていた。この樹脂の硬度
は45で、ゴム弾性をもっていて、かつ若干粘着性が付
与されていた。
2本の3@アイアンクラブについて50球のボールを素
手で打って比較した。た布しないクラブは清シやすいの
で、握手を強くした。その結果肩に力が入り、飛距離が
でなかったり、スライスとかチョロとか打球が一定し力
かった。一方塗布したクラブは全く清らないので、軽い
握手で十分であるので、従って肩に力が入らないので5
0球ともほぼ同−距N(約160m)で打球できた。両
者の差は驚くべき効果の差である。また打った瞬間衝撃
が手に伝達されないような感じがあシ、非常に気分的に
乗ってくる。本発明の樹脂は衝撃を吸収する効果もある
ことがわかる。
次に両者のクラブを50°Cの熱湯に1時間浸漬し、数
比して5口振シ廻して表面の水を除去した。
その結果塗布したクラブは表面の水は全くなく、滑らな
いもとの状態であった。一方僚布しないクラブは水が残
り、グリップした時に一層滑シやすくなっていた。雨天
時問題である?Il#シやすさを本発明が一挙解決して
くれることも理解できる。
又他のテストとして、塗布したグリップに汗を塗シつけ
て表面を観察した。20秒後には表面の汗のぬれはなく
なシ、通常の状態であった。一方弁塗布のクラブは5分
後でも表面がぬれたままであった。汗を吸収するような
こともない。この効果の差は特に夏場でのプレーにも大
きく効果を発揮するものである。
〔実施例3〕 実施例1のメトキン末端のポリシロキサンに、5%(重
り(対談ポリシロキサン)の両末端水酸基を結合する重
合度500  のボリア0キサンを混合する。この混合
はトル工7−キシレン有機溶剤中で行う(A液)一方分
子量2500 のポリブタジェンジオールをヘキサン−
キシレンa合溶媒に溶解した60%(固形分)溶液を準
備し、これに当モルのトルイレンジイソシアネートを添
加する。反応は速やかに進行し、インシアネート両末端
のポリブタジェン溶液を得る(B液)。次にA液(固形
分として60%溶液となっている)100ダとB液5g
とを混合する。直ちに反応して全体が若干白濁する(C
液)。一方ブタジエンーアク=0ニトリル系コム弾性素
材でつくったゴルフ用グリップ2個を準備する。このグ
リップの硬度は70であった。又このグリップには全く
溝なく表面は平面的である。
他の1個のグリップにはC液を実施例と同じ条件で塗布
し、グリップ面に被覆膜を固定した。この被覆膜、つ硬
度は4Qであった。これと被覆しないグリップと比較テ
ストした。
テストの一つとして、滑度を調べた。実際的テストのた
め1τ、H指と人差指でグリップの先端が入る大きさの
円形をつくる。この中にグリップの先端を挿入し、他端
部を回転させる。指円形と接触する部分が回転を始める
時点の他端部の回転数を読んで両者の差?調べる。その
結果、塗布したグリップfd4.5回転でやっと指円形
部分が動き始めた。それに対して塗布しないグリップは
1.5回で動き始めた。両者の滑性の差が明白である。
尚、実施例1の皮膜よシ若干白く着色しているが、伸度
は約1.5倍と大きかった。
〔実施例4〕 重合度5,500のジメチルポリシロキサンニ50%ペ
ースト状のベンゾイルパーオキサイド0.5%、補強充
填剤として3%の合成シリカ及び加塑剤として、オイル
状の水素原子結合ポリシロキサンを添加混合する。混合
は射出成形機中で混練しながら押土し、シートをつくる
。この時の温度は40〜50°Cで行う。得られたソー
トは生ゴムであって、未加硫つまり多次元化叉応はして
いない。この/−トを粉砕してキシレンとトルエンの溶
媒ニ溶解し30%溶液とする。
実施例1と同じグリップのクラブを2本準備し、その1
本に前述の30%溶液を塗布し、溶剤を完全に蒸発除去
する。次に150°Cで3分間加熱する。
この時の検布厚さは1.5 flであシ、硬度は6oで
あった。把持具とは十分に接着し、強じんな膜を形成し
ていた。
非塗膜のクラブのグIJ ンプと比較して滑りにくいが
実施例1.2.3と各々比較すると滑りやすく若干硬い
暦触を受ける。
〔比較実施例〕
実施例3で用いた分子量2,500のポリブタジェンオ
ールとインシアネート両末端のボリブタジエンシイソン
アネートとをトルエン−キシレン溶剤中で当モル反応さ
せ、40%(固形分)のポリブタジェンウレタン溶液を
得る。このウレタン化反応では0.1%のラウリン酸ス
ズ化合物を触媒として60°Cで反応させた。
この溶液を実施例1で使用したゴルフグリップ上に厚さ
1朋になるように塗布、乾燥した。乾燥は70°Cの熱
風で行う。この皮膜の硬度は4oであった。塗布しない
グリ、プよシも若干滑らないが、実施例1.2.3と比
較して明ら〃・に清りやすく、又グリップのゴムとの接
着性が悪く、部分的に剥離する部分があシ、又炎天下(
50〜60゜Cの真夏)で3日間放置1−たら淡黄色に
着色した。
これは商品価値からも望しくない。耐候性が悪いもわか
る。
〔比較実施例〕
1合度7,000のジメチルボリンロキサン に20%
のペースト状のジターシャリブチルパーオキサイド5%
と可塑剤として液状の水素原子結合のオルガノポリソロ
キサン3%を混合し、更に二軸押圧機に供給して90°
Cで加熱しながら、十分混合しつつ1闘厚みの7−トを
作成する。これを実施例2で用いたゴルフグリップに巻
きつける。この時グリップのゴムとの接着を強化するた
め(C予めンリコーン系のプライマーをグリップに歓布
しておく。次に180°Cに加熱し、三次元化反応と同
時にグリップに接Miせる。得られたq布膜の硬度は7
5であった。このものを握ったが、非塗膜グリップより
もむしろ滑り易く、又握った時の感触も硬く、あまシ良
い惑じではなかった。
一方、重合度150 のメチルーエチルケトキンム基2
個を末端に結合するポリシロキサンのキノ1フ30 混合する。この溶液を実施例1と同じグリップに同様に
して塗布乾燥、空気中に放置した。グリップ表面に厚さ
1flの塗膜を形成せしめる。この塗膜の硬度は8であ
った。粘着性がかなシあシ、又普膜も弱く、傷がつきや
すい。実用上使用は困難のものであった。
〔作用・効果〕
本発明は特定素材からなる各種分野の把持具の表面に特
定の樹脂を被覆するものであることにより、次の効果を
発現する。
従来の把持具に対して、 A1握手の滑シに対して経時変化なく一定状態で、完全
な非滑性化を達成せしめる。
81手中の汗を吸収し、−層の非滑性(ヒを達成せしめ
る。このA,Bの効果は例えばゴルフのスコアメークに
大きく寄与する。
C1人畜無害である。
D1溌水性にすぐれ、雨天での使用にも最適である。
E1耐熱(200°C)、iN! ( − 3 0°C
)に優れているので、極端な温度変化に対しても上記効
果に変化はない。
F、手とのフイ7)性、感触性が抜部である。このこと
は心地よいプレーができることになる。
硬い把持具の上に軟かくかつり,ジョン性にすぐれてい
る樹脂が被覆され、との樹脂が打球した時の衝撃を吸収
することも理由があると考えられる。
特許土願人   1)村  清

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硬度60以上のゴム弾性を有する樹脂にて成形され
    ている把持具の表面が多次元構造を有し、かつ硬度10
    から60であるポリシロキサンで被覆されていることを
    特徴とする被覆把持具。 2 硬度60以上のゴム弾性を有する樹脂にて成形され
    ている把持具の表面を分子末端に2ないし3個のアルコ
    キシ基又はケトキシム基、ケトン基を結合するポシロキ
    サンの有機溶剤溶液にて塗布し、湿気を含む空気中に放
    置して反応硬化せしめることを特徴とする把持具の被覆
    方法。 3 硬度60以上のゴム弾性を有する樹脂にて成形され
    ている把持具の表面を分子末端に2ないし3個のアルコ
    キシ基又はケトキシム基、ケトン基を結合するポリシロ
    キサンと分子末端に水酸基を結合するポリシロキサンと
    の有機溶剤溶液中に両末端にイソシアネート基を有すポ
    リプジエンを添加し反応して得られた溶液を塗布し、湿
    気を含む空気中に放置して反応硬化せしめることを特徴
    とする把持具の被覆方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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