JPH04198239A - 帯電防止剤組成物及び熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

帯電防止剤組成物及び熱可塑性樹脂組成物

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JPH04198239A
JPH04198239A JP32701290A JP32701290A JPH04198239A JP H04198239 A JPH04198239 A JP H04198239A JP 32701290 A JP32701290 A JP 32701290A JP 32701290 A JP32701290 A JP 32701290A JP H04198239 A JPH04198239 A JP H04198239A
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antistatic
antistatic agent
thermoplastic resin
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JP32701290A
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Keisuke Sakurai
桜井 敬祐
Yoshifumi Fujitani
藤谷 嘉文
Shoji Tani
谷 昭二
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New Japan Chemical Co Ltd
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New Japan Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、幅広い熱可塑性樹脂に対して効果的な帯電防
止剤組成物並びに当該帯電防止剤組成物を配合してなる
熱可塑性樹脂組成物に関する。
[従来の技術] ノニオン系界面活性剤の1種であるポリオキシアルAエ
ンアルキルエーテルは、ポリエチレンやポリプロピレン
等のポリオレフィン系樹脂に対する帯電防止側として既
に知られたものであるが、それ単独では、現在、各方面
で要望されているほどの帯電防止効果を得ることが難し
い、又、このものは、他の熱可塑性樹脂、例えばポリ塩
化ビニル、塩化ビニリデンや塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体等の塩素含有ビニル系樹脂に対しては、顕著な効
果が認められない。
一方、4級アンモニウム塩勢のカチオン系界面活性剤や
スルホン酸型等のアニオン系界面活性剤は、−量的にノ
ニオン系界面活性剤より熱可塑性樹脂に対する帯電防止
効果が良好であるものの、更に優れた特性が求められて
おり、同時にそれぞれ単独では耐熱性に乏しく、ブリー
ドしやすい傾向がある等の問題点を有している。
このように、幅広い種類の熱可塑性樹脂に対してより有
効で、かつ種々の特性を同時に満足し得る帯電防止剤組
成物が望まれていたにも拘らず、現状で知られている組
成物は、その特性上、十分満足できるものではない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、かかる欠点を解消すべく鋭意検討の結果
、特定の構造を有するアルコール系化合物と、カチオン
系界面活性剤又はアニオン系界面活性剤とを所定比率で
含有してなる組成物が、所期の目的を達成し得ることを
見い出し、かかる知見に基づいて本発明を完成するに至
った。
即ち、本発明は、熱可塑性樹脂に対して汎用的で、かつ
新規有用な帯電防止剤組成物並びに帯電防止性に優れた
熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかる帯電防止剤組成物は、下記の一般式(1
)又は(2)で表されるアルコール系化合物の1種又は
2種以上(A成分)Lびカチオン系界面活性剤又はアニ
オン系界面活性剤(B成分)を必須の帯電防止剤成分と
して含有し、その重量比率が、A成分:B成分=5〜9
5 : 95〜5であることを特徴とする。
R’−[O(AO)mH] 、      (1>[式
中、R1は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数3〜22の脂肪
族アルコール残基、アルキル基で置換されていても良い
脂環式アルコール又は芳香族アルコールの残基を、Aは
炭素数2〜4のアルキレン基を表す0mは、夫々の(A
O)mにおいて同一又は興なって0〜20の整数であり
、nは1〜6の整数である。] HO(AO)mH(2> [式中、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を表し、pは
1〜25の整数である。] 一般式(1)又は(2)で表されるアルコール系化合物
(A成分)は、所定のアルコールに対し、要すれば、所
定量のアルキレンオキシドを付加せしめることにより調
製される。
かかるアルコールとして、具体的には、まずヘキサノー
ル、ヘプタツール、n−オクタツール、2−エチルヘキ
サノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、
ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール
、ゾーマリルアルコール、オレイルアルコール、ガドレ
イルアルコール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘ
キサノール、ベンジルアルコール等の脂肪族、脂環式、
芳香族の一価アルコールが例示され、特に、炭素数8〜
22の脂肪族飽和アルコールやオレイルアルコール等が
好ましい。
次いで、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,
4−シクロヘキサンジメタツール、1,6−ヘキサンジ
オール、3−メチル−1,5−ベンタンジオール、エイ
コサン−1゜2−ジオール等の二価アルコールが例示さ
れ、特に、トリエチレングリコール、3−メチル−1゜
5−ベンタンジオール、ポリエチレングリコール(分子
量200〜1000)mポリプロピレングリコール(分
子量200〜2000)等が好ましい。
更に、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
、ジペンタエリスリトール、グリセリン、ソルビトール
等の多価アルコール等が例示され、特にグリセリン、ソ
ルビトール等が好ましい。
アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド(以下
「E○」と略記する。)mプロピレンオキシドもしくは
ブチレンオキシド又はそれらの共付加体が例示される。
一般式(1)におけるアルキレンオキシドの付加モル数
(m)が20を越える場合や一般式(2)におけるアル
キレンオキシドの付加モル数(p)が25を越える場合
には、いずれも樹脂に対する相溶性が低下して好ましく
ない。
アルコールにアルキレンオキシドを付加する場合、付加
モル数が単一にならず前後に分布する場合が多々見られ
るが、本発明においては一般式(1)又は(2)に表さ
れるアルコール化合物であれば単一物のみならず、付加
モル数の異なったものの混合物であっても適用すること
ができる。
又、A成分であるアルコール系化合物は単独で又は2種
以上の化合物を組み合わせて用いられる。
本発明に係るB成分の一種であるアニオン界面活性剤と
しては1例えばアルキルスルフォネート型、アルキルエ
ーテルカルボン酸型、ジアルキルスルフオサクシネート
型、アルキルスルフォート型、ポリエチレングリコール
サルフェート型、アlレキlレアミドサlレフエート型
、アlレキlレス!レフオネート型、アルキルアミドス
ルフォネート型、アルキlレエーテルスルフオネート型
、アルキlレアリー!レスlレフォネート型、アルキl
レスlレフオサクシネート型、α−オレフィンスルフォ
ネート型、α−スルフオ脂肪酸エステル型、アルキルフ
ォスファイト型、アルキルフォスフェート型等の各種の
界面活性剤が例示され、なかでもアルキル(炭素数8〜
22)スルフォネート型、アルキル(炭素数8〜22)
エーテルカルボン酸型(EO=1〜10モル)mジアル
キル(炭素数8〜22〉スルフオサクシネート型のアニ
オン系界面活性剤が好ましい。
又、他のB成分であるカチオン系界面活性剤としては、
アルキルアミドアミン型、アルキルトリメチル型、アル
キルジメチルベンジル型、アルキルアミド型等の第4級
アンモニウム塩、アルキルオキサゾリン型、アルキルイ
ミダシリン型、アミノエチルイミダシリン型、ジヒドロ
インドール型、アルキルアミノトリアゾール型、有機酸
塩、塩酸塩、アルキルアミドピリジニウム塩、アルキル
エーテルピリジニウム塩等の各種のカチオン系界面活性
剤が例示され、なかでも第4級アンモニウム塩、特に耐
熱性に優れている点で第4級アンモニウムの過塩素酸塩
が好ましい。
A成分とB成分との配合比率は、重量基準でA:B=5
〜95 : 95〜5、好ましくは、30〜90 : 
70〜10程度である。かかる重量比率から外れた組成
では、本発明所定の効果を得ることができない。
本発明は、上記帯電防止剤組成物を所定量配合してなる
新規有用な帯電防止性の熱可塑性樹脂を提供することを
も目的とする。
かかる熱可塑性樹脂としては、先ずハロゲン含有ビニル
系樹脂が挙げられる。ここでハロゲン含有ビニル系樹脂
とは、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、及び塩化
ビニルもしくは塩化ビニリデンと酢酸ビニル等のビニル
系化合物との共重合体の如き塩素含有化合物又は当該塩
素を他のハロゲン原子に代えてなる化合物をその構成単
位とするビニル系樹脂の総称である。更には、酢酸ビニ
ル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂
、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ニトリル−
ブタジェンゴム、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタ
ール系樹脂、アクリロニトリル−スチレン系樹脂、クロ
ロプレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリア
クリル系樹脂、エチレン−ビニル共重合体、プロピレン
−ビニル系共重合体、ブチラール樹脂、ウレタン系樹脂
等が例示される。
熱可塑性樹脂に対する帯電防止剤組成物の配合量は、そ
の用途に応じて適宜選択することができるものの、通常
、熱可塑性樹脂100重量部に対し、A成分とB成分と
の総量で0.1〜30重量部、好ましくは0. 5〜2
0重量部程度である。
0.1重量部未満では、十分にその効果を発揮すること
ができず、30重量部を越えて配合した場合には、ブリ
ード現象やブルーム現象が生ずる傾向があり、いずれも
好ましくない。
本発明にかかる熱可塑性樹脂組成物には、必要に応じて
各種のエステル、安定剤、酸化防止剤、充填剤等の各種
の添加剤を配合することができる。
ここで、上記各添加剤は、予め本発明にかかる帯電防止
剤成分と併用することにより帯電防止剤組成物の構成成
分として用いても良い、このとき、帯電防止性に優れ、
かつ樹脂用副資材として要求される緒特性をバランス良
く備えた組成物を得ることができる。
上記のエステルとしては、炭素数1〜24のアルキル基
及び/又はアルケニル基を有する、脂肪族−塩基酸エス
テル、脂肪族多塩基酸エステル、芳香族−塩基酸エステ
ル、芳香族多塩基酸エステル、リン酸エステル等が例示
され、具体的には、例えばブチルステアレート、オクチ
ルオレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート(以
下「DOP、と略記する。)mジオクチルフタレート、
ジオクチルフタレート、ジブトキシエチルフタレート、
ジオクチルアジペート、トリオクチルトリメリテート、
トリクレジルフォスフェート等が挙げられる。これらの
エステル類は、本発明にかかる帯電防止剤組成物にあっ
ては希釈側として、又、熱可塑性樹脂組成物にあっては
可塑側として機能する。その配合量は、適用する樹脂の
種類により適宜選択される6例えば、塩素含有ビニル系
樹脂に対しては、軟質配合として樹脂100重量部に対
し、25〜200重量部程度、硬質配合としては同じく
1〜25重量部重量部例示される。
又、安定剤としては、マグネシウム、カルシウム、バリ
ウム、カドミウム、亜鉛、鉛等の金属石鹸系安定側、三
塩基性硫酸鉛や二塩基性亜すン酸船等の鉛系安定剤、ジ
プチル錫ジラウレート、ジオクチル錫シマレート、ジプ
チル鍋メルカプト等の錫系安定剤、リン化合物、エポキ
シ化合物、β−ジケトン化合物、過塩素酸塩、ハイドロ
タルサイト等の安定化助剤が挙げられる。これらの安定
剤の配合量は、その目的に応じて適宜選択されるものの
、通常、樹脂100重量部に対し、0.1〜10重量部
程度である。
酸化防止剤としては、上記において熱安定側として例示
した化合物であって、かつ酸化防止効果を有する化合物
を始め、4− tert−ブチルヒドロキシトルエン等
のフェノール系化合物、4− tart−ブチルピロカ
テコール等のジヒドロキシもしくはトリヒドロキシベン
ゼン類、ビスフェノールA等のビスフェノール類、ジラ
ウリルチオジプロピオネート等の含硫黄化合物類、オク
チル化ジフェニルアミン等のアミン類等が例示される。
これらの酸化防止剤の配合量は、その目的に応じて適宜
選択されるものの、通常、樹脂100重量部に対し、0
.01〜1重量部程度用いられる。
充填剤としては、最も汎用的に使用される炭酸カルシウ
ムの他にシリカ、アルミナ、クレー、タルク、長石粉、
ケイ藻土、チタニア、フェライト等の金属酸化物、ガラ
ス、金属、炭素等の繊維及び粉末、ガラス球、グラフデ
ィト、カーボンブラック、アスベスト、炭酸マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、硫酸バ
リウム、ドーソナイト、シムボン、ラヂオライト、セラ
イト、ナバサイト、アタパルジャイト シラス、ケイ灰
石、黒雲母、ケイ酸マグネシウム、石コウ、セリサイト
等が例示され、単独でもしくは2種以上を組み合わせて
用いられる。これらの充填剤の配合量は、その目的に応
じて適宜選択されるが、通常、樹脂100重量部に対し
、0.1〜500重量部程度用いられる。
本発明にかかる熱可塑性樹脂組成物には、必要に応じて
紫外線防止剤、着色側、発泡剤、滑剤、補強剤、架橋側
、防菌刑、防黴剤、難燃剤、離型側、防虫側、忌避剤、
プレートアウト防止剤等の各種添加剤を併用することが
できる。
当該熱可塑性樹脂組成物は所定量の各構成成分を混合す
ることにより調製され、その添加順序は問わない、実際
には混合浴に成分を同時に投入し、加温下に混練する方
法が好ましい、又、樹脂に対して各成分を別途添加し、
バンバリーミキサ−等でブレンドすることもできる。
かくして得られる熱可塑性樹脂組成物は、レザー、フィ
ルム、シート、発泡品、床材、壁紙、履物、ホース、電
線、ペーストゾル、包装材、屋根材、テント類等に適用
される軟質配合物として、又、プレート、波板、床材、
容器、レコード、玩具、包装材、屋根材、パイプ等に適
用される硬質配合物として有用である。
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物は、注型成形、圧縮成
形、トランスファー成形、押出成形、射出成形、インフ
レーション成形、吹き込み成形、回転成形、カレンダー
加工、ライニング加工、スラッシュ成形、デイツプ成形
、積層成形等により適宜成形加工される。
[実施例] 以下に実施例を示し、本発明の詳細な説明する。
尚、各側における組成は重量基準で表し、それらの特性
の評価は、以下の方法に従って行った。
i笈■1 表面抵抗:JIS  K  6911に準拠した。
体積抵抗:JIS  K  6723に準拠した。
L11 0一ル加工時において、ロールに樹脂組成物が巻き付く
時間が2分以内の場合にはタック性が良好(0)と、2
分を越える場合には不良(×)とした。
紅ノ5史:」[ニ プレスシートを室温下で1週間放置した後、ブリードの
有無を目視で観測した。ブリードがない場合を(0)m
ある場合を(×)とした。
E五1 プレスシートの着色度を目視にて観測し、無色透明又は
白色不透明の場合を良好(○)と、黄色又は黄色不透明
の場合を不良(×)と判定した。
帯電防止剤成分であるA成分、B成分は、各側において
次のとおりに略記する。
A−1ニラウリルアルコール A−2=オレイルアルコール A−3:)リエチエングリコール A−4: 3−メチル−1,5−ベンタンジオールA−
5:ポリオキシエチレン(3モル)ラウリルエーテル A−6:ポリオキシエチレン(5モル)オレイルエーテ
ル A−7:ポリエチレングリコール#300B−1=ジラ
ウリルジメチルアンモニウムバークロレート B−2:ラウロイルアミノ10ピルジメチルヒドロキシ
エチルアンモニウムバークロレート B−3ニラウリルヒドロキシエチルジメチルパークロレ
ート B−4=ドデカンス!レフオネートナトリウムB−5:
ジオクチlレスルフオサクシネートナトリウム B−6:ドデシルエーテルカlレボン酸ナトリウムE0
3モル付加物 実施例1 次の組成を有する熱可塑性樹脂組成物を163〜165
℃、ロール間隙0. 8m■、4分の条件下で混練し、
165℃、100にΩ/C−2,10分の条件下でプレ
ス成形して肉厚1■■のシートを調製しポリ塩化ビニル
(平均重合度:1450)DOP          
      50ステアリン酸カルシウム      
0.3ステアリン酸亜鉛         0,2帯電
防止削成分 A−11,5 B−10,5 このものの特性を評価した結果を第1表に示す。
実施例2〜3 帯電防止剤成分の種類を変えた他は実施例1に準じてシ
ートを調製し、このものの特性を評価した。得られた結
果を第1表に示す。
比較例1〜5 帯電防止剤成分として、A成分又はB成分のみを用いた
他は実施例1に準じてシートを調製し、このものの特性
を評価した。得られた結果を第1表に示す。
比較例6 帯電防止剤成分を配合しない他は実施例1に準じてシー
トを調製し、このものの特性を評価した。
得られた結果を第1表に示す。
実施例4 次の組成を有する熱可塑性樹脂組成物を165〜170
℃、ロール問No、  8mm、4分の条件下テ混練し
、170℃、100 kL’cm’、1o分の条件下で
プレス成形して肉厚1−のシートを調製した。
ポリ塩化ビニル(平均重合度:1450)DOP   
            35アクリル系樹脂加工性改
良剤(カネエースPA−20、鐘淵化学工業社製)  
     3ステアリン酸カルシウム      0.
 3ステアリン酸亜鉛         0.2ステア
リン酸             2炭酸カルシウム 
         200帯電防止剤成分 A−44 B−33 このものの特性を評価した結果を第2表に示す。
実施例5〜6 帯電防止剤成分を変えた他は実施例4に準じてシートを
調製し、このものの特性を評価した。得られた結果を第
2表に示す。
比較例7〜12 帯電防止剤成分としてA成分又はB成分のみを用いた他
は実施例4に準じてシートを調製し、このものの特性を
評価した。得られた結果を第2表に示す。
実施例7 次の組成を有する熱可塑性樹脂組成物を105〜110
℃、ロール部隊0.5■■、4分の条件下で混練し、1
20℃、100 ko/c■2.10分の条件下でプレ
ス成形して肉厚1−のシートを調製した。
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体く酢酸ビニル含有量:
15%)           100DOP    
             25ステアリン酸    
         2炭酸カルシウム        
   400帯電防止剤成分 A−27 B−23 このものの特性を評価した結果を第3表に示す。
実施例8〜9 帯電防止剤成分の種類を変えた他は実施例7に準じてシ
ートを調製し、このものの特性を評価した。得られた結
果を第3表に示す。
比較例13〜18 帯電防止剤成分としてA成分又はB成分のみを用いた他
は実施例7に準じてシートを調製し、このものの特性を
評価した。得られた結果を第3表に示す。
比較例19 帯電防止剤成分を配合しない他は実施例7に準じてシー
トを調製し、このものの特性を評価した。
得られた結果を第3表に示す。
[発明の効果〕 本発明にかかる帯電防止剤組成物は、適用する各成分、
いわゆるA成分とB成分とが相乗的に機能する結果、ポ
リオレフィン系樹脂のみならず、ハロゲン含有ビニル系
樹脂等の幅広い熱可塑性樹脂に適用でき、かつ、かかる
帯電防止剤組成物を配合してなる熱可塑性樹脂組成物か
ら調製される成形品は、その電気抵抗値が低く、優れた
帯電防止能を有するものである。さらに、タック性、耐
ブリード性、耐熱性等の緒特性にも優れている。
特許出願人 新日本理化株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の一般式(1)又は(2)で表されるアルコー
    ル系化合物の1種又は2種以上(A成分)及びカチオン
    系界面活性剤又はアニオン系界面活性剤(B成分)を必
    須の帯電防止剤成分として含有し、その重量比率が、A
    成分:B成分=5〜95:95〜5であることを特徴と
    する帯電防止剤組成物。 R^1−[O(AO)_mH]_n(1) [式中、R^1は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数3〜22
    の脂肪族アルコール残基、アルキル基で置換されていて
    も良い脂環式アルコール又は芳香族アルコールの残基を
    、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を表す。mは、それ
    ぞれの(AO)_mにおいて同一又は異なって0〜20
    の整数であり、nは1〜6の整数である。] HO(AO)_pH(2) [式中、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を表し、pは
    1〜25の整数である。] 2、熱可塑性樹脂100重量部に対し、請求項1記載の
    帯電防止剤成分を0.1〜30重量部配合してなること
    を特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
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