JPH04196993A - 画像監視装置 - Google Patents

画像監視装置

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JPH04196993A
JPH04196993A JP2328476A JP32847690A JPH04196993A JP H04196993 A JPH04196993 A JP H04196993A JP 2328476 A JP2328476 A JP 2328476A JP 32847690 A JP32847690 A JP 32847690A JP H04196993 A JPH04196993 A JP H04196993A
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JP
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intruder
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JP2328476A
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Hajime Ohata
大波多 元
Yuichi Togashi
雄一 富樫
Hiroshi Fukuda
浩 福田
Shozo Abe
省三 阿部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、監視領域内における侵入物の検知を行なう画
像監視装置に関する。
(従来の技術) この種の画像監視装置の一例として、たとえば第13図
に示すものかある。すなわち、たとえばITVカメラ(
撮像手段)]は監視領域7内の画像を撮像し、電気信号
に変換する。このITVカメラ]で撮像された画像は、
伝送路2によって処理装置3と表示装置5に送られる。
表示装置5は、ITVカメラ1によって撮像された画像
を表示する。
一方、処理装置3は、入力される画像信号をA/D変換
でデジタル信号に変換し、たとえば時刻1=2の画像デ
ータとして画像メモリ(図示しない)に記憶する。そし
て、時刻1=1.の画像データを、これよりも前に取込
まれていた画像メモリ内の時刻t −t l−、の画像
データと画素単位で比較して、両者の差分を計算した後
、変化画素か“1″で表わされる差分2値化画像に変換
する。
処理装置3は、この差分2値化画像において、全ての画
素データが同じであれば、時刻1−1.から時刻t −
t l−1までの時間に監視領域7内では何も変化が起
きていないと判断する。
そして、引続き所定の時間おきに画像を取込み、画像デ
ータの比較を行なう。画像の比較において、任意の画素
においてデータの変化を生じていた場合には、侵入物で
ある可能性があるため、処理装置3は、所定の侵入物判
別アルゴリズムにより変化画像の解析を行ない、侵入物
であると判断した場合には、警報装置6を鳴らしたり、
監視者か表示装置5の表示画面上で侵入物が何であるか
を確認したりする。
なお、上記説明では、監視領域7内の全ての画像データ
について比較を行なうとしたか、全画素の比較には時間
がかかるため、あらかじめ侵入物検知を行なう領域を設
定するのが一般的である。
また、デジタル化された画像は一般にノイズ成分を含む
ため、フィルタリングを行なったり、比較時に所定の検
知レベル以上の差かなければ画像に変化がなかったとみ
なすような処理をするのが一般的である。
次に、監視を行なうための手順を説明する。まず、IT
Vカメラ1て撮像する監視領域7のうち、処理装置3で
侵入物の検知を行なう領域を設定する。この設定に当た
っては、第14図に示すように、たとえば表示装置5に
ITVカメラ1から送られた監視領域7内の画像を表示
し、ライトベン4で表示装置5の画面上の侵入物検知領
域(斜線部分)8を指示することによって行なう。この
操作により、処理装置3は、侵入物検知領域8内の画素
についてのみ処理を行なうようになる。
次に、侵入物を検知するための感度レベルを設定する。
この値は、後に時刻1−1 +−1と時刻1−1.の画
像データを比較する際に、変化が生じているとみなすた
めの閾値である。
以上で前準備を終了し、処理装置3ては、ITVカメラ
1からの画像信号をA/D変換し、連続的に取込む。そ
して、時刻1−11で取込まれた画像(第15図a参照
)は、それ以前の時刻t −t 、−1に取込まれた画
像(第15図す参照)と各画素単位で比較され、つまり
画素単位で差分が計算され、第15図(c)に示すよう
な差分画像が得られる。本来、この差分画像が時刻t 
−t l−1から時刻1−1.ての侵入物の動きを含ん
だ画像変化を示すわけだが、ノイズ成分も混ざっている
ので、その差分画像を最初に設定した適当な検知レベル
によって2値化して真の変化を抽出する。
これが差分2値化画像(第15図d参照)である。
そして、処理装置3は、上記差分2値化画像を解析し、
たとえば差分2値化画像において侵入物検知領域8内で
の“1”の画素数の和を求め、この求めた値が所定値よ
りも多かった場合、あるいは差分2値化画像の“1“の
領域の形状を所定のパターンと比較することによって、
侵入物ありと判断する。侵入物ありと判断した場合には
、警報装置6に命令を出し、警報装置6は異状検知の警
報を発する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記した従来の画像監視装置における侵入物
の検知は、上述したように、時間差のある2つの画面の
各画素単位で差分を計算することにより差分2値化画像
を求め、この差分2値化画像での変化領域を解析するこ
とによって行なわれる。すなわち、変化領域は差分2値
化画像で“1′となった画素で表わされるので、差分2
値化画像で“1′となる領域が多ければ、侵入物の検知
に要する時間か長くなることになる。つまり、差分2値
化画像で“1”となる条件は、差分画像での値と2値化
のための検知レベルで決まるため、2値化のための検知
レベルが小さいと侵入物の検知に要する時間が長くなる
といえる。一般に、監視画像では、ノイズや木の揺れな
ど、侵入物でない変化も多く、これらが差分2値化画像
で“1′となると、上記のように計算時間が長くなるこ
とになる。したがって、侵入物の検知に要する時間を短
くするためには、2値化のための検知レベルを大きくし
て、差分2値化画像で“1′となる画素を減らせばよい
が、そうすると真の侵入物で“1”となる領域が小さく
なり、変化領域の形状が変わるために、正しい検知が行
なわれなくなる危険性がある。
また、上記した従来の画像監視装置における侵入物の検
知は、上述したように、時間差のある2つの画面の差分
をとり、その違いにより行なわれる。すなわち、監視期
間中のある時点での1枚の画像をもとに侵入物を検知し
ようとするものであるが、1枚の画像データで侵入物を
検知するには情報量が不足していたり、ノイズか入って
いたりして、正確な検知ができないなどの問題かあった
そこで、本発明は、画像データを用いて画像の変化を検
出するだめの計算時間が短くて済み、また画像の変化を
検出した際には詳細な解析か可能となる画像監視装置を
提供することを目的とする。
また、本発明は、侵入物の検知がより正確に行なえ、侵
入物検知の性能向上か図れる画像監視装置を提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 第1の発明に係る画像監視装置は、監視領域内の画像を
撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像された画像を
連続的に取込んでデジタル化するA/D変換手段と、こ
のA/D変換手段でデジタル化された画像データの少な
くとも2画面の差を取ることによって得られた画像デー
タを、少なくとも第1の閾値およびこの第1の閾値より
も小さい第2の閾値でそれぞれ2値化する差分2値化手
段と、この差分2値化手段によって第1の閾値で2値化
された画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記差
分2値化手段によって第2の閾値で2値化された画像デ
ータを記憶する第2の記憶手段と、通常は前記第1の記
憶手段内の画像データを処理することにより画像の変化
検出を行ない、画像の変化を検出した際には前記第2の
記憶手段内の画像データを処理することにより、前記監
視領域内における侵入物の検知を行なう検知手段とを具
備している。
第2の発明に係る画像監視装置は、監視領域内の画像を
撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像された画像を
連続的に取込んでデジタル化するA/D変換手段と、こ
のA/D変換手段でデジタル化された画像データの少な
くとも2画面の差を取る手段と、この手段で得られる差
分画像データを少なくとも2画面以上用いて前記監視領
域内における侵入物の検知を行なう検知手段とを具備し
ている。
(作 用) 第1の発明に係る画像監視装置によれば、差分画像を第
1の閾値で2値化して、変化領域の形状が比較的大まか
な第1の差分2値画像を求めるとともに、差分画像を第
1の閾値よりも小さな第2の閾値で2値化して、変化領
域の形状か比較的明らかな第2の差分2値化画像を求め
、通常は第1の差分2値化画像で変化領域を検出して、
侵入物である可能性があると判定された場合には、第2
の差分2値化画像のうち、第1の差分2値画像で変化を
検出した領域に対応する部分の画像データのみを用いて
侵入物を検知するものである。
これにより、通常は、画素数の少ない画像データを用い
て画像の変化を検出するため計算時間が短くてすみ、ま
た画像の変化を検出した際には、画像の変化に対応する
領域が真の侵入物の形状に近い差分2値化画像を用いて
侵入物を検知するために詳細な解析が可能となる。
第2の発明に係る画像監視装置によれば、少なくとも2
画面以上の差分画像を用いて侵入物の検知を行なうこと
により、侵入物を検知するための情報量が著しく多くな
り、侵入物検知の性能向上か図れる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は、第1の実施例に係る画像監視装置の構成を示
すもので、第13図と同一部分には同一符号を付しであ
る。すなわち、ITVカメラ1は監視領域7内の画像を
撮像し、電気信号に変換する。このITVカメラ1て撮
像された画像は、伝送路2によって処理装置3と表示装
置5に送られる。表示装置5は、ITVカメラ1によっ
て撮像された画像を表示する。
一方、処理袋!3では、ITVカメラ1からの画像信号
を、サンプリングパルス生成回路]0から出力される所
定周期のサンプリングパルスにより、A/D変換器11
でデジタル信号に変換する。
このデジタル化された画像データは、サンプリングパル
ス生成回路10から出力される、たとえば上記サンプリ
ングパルスの周期と同じ周期を持つ書込みパルスで、画
像メモリ12に時刻1−1゜の画像データとして蓄えら
れる。
第1差分2値化回路14、第2差分2値化回路16は、
時刻t”l−1の画像データと時刻1−1゜の画像デー
タとの差分を取り、2値化するための回路であり、差分
画像を計算して、それぞれあらかじめ設定されている第
1の閾値と第2の閾値によって差分2値化画像を計算し
、第1差分2値化画像メモリ15、第2差分2値化画像
メモリ17にそれぞれの結果を保存する。
CPU13は、第1.第2差分2値化画像メモリ15.
17を参照することにより、画像の変化を解析して侵入
物を検知するためのものであり、通常は第1差分2値化
画像メモリ】−5を参照して、時刻1−1.の画像デー
タと、これよりも前に取込まれていた時刻1−1.1の
画像データとの画素単位での比較を行なうことにより、
画像の変化を検出する。ここで、全ての画素データか同
してあれば、時刻1−1.から時刻t −t l−、ま
での時間に検知領域8内では何も起きていないと判断し
、引続き所定の時間おきに画像を取込み、差分2値化画
像を計算して、第1差分2値化画像メモリ15を参照し
、画像の変化を検出する。
第1差分2値化画像メモリ15を参照して画像の変化を
検出した際には、侵入物である可能性があるため、CP
U13では、第2差分2値化画像メモリ17のうち、第
1差分2値化画像メモリ15を参照した際に変化を検出
した周辺の領域に対して、所定の侵入物判別アルゴリズ
ムにより画像の詳細な解析をする。その結果、侵入物で
あると判断された場合には、警報装置6を鳴らしたりす
るのは従来と同様である。
第2図(a)は、時刻1−1.での監視領域7の一部を
表した第1差分2値化画像メモリ15の内容であり、第
3図(b)は、同じ時刻て′同じ領域を表した第2差分
2値化画像メモリ17の内容である。第2差分2値化画
像メモリ17は、第1差分2値化画像メモリ15と画素
単位では1対1に対応しているために、第2図(b)の
(i、j)画素は同図(a)の(i、j)画素となって
おり、また、閾値が第1差分2値化画像メモリ15より
も小さいために、“1“となっている画素が多くなる。
したかって、第1差分2値化画像メモリ15の“1″の
データ数は第2差分2値化画像メモリ]7の“1′のデ
ータ数よりも少ないといえ、第1差分2値化画像メモリ
15を参照して画像の変化を検出するのは、第2差分2
値化画像メモリ17を参照する場合に比べ、少ない時間
で済むことになる。また、画素の対応は1対1であるた
めに、第1差分2値化画像メモリ15で変化を検出した
画素は、それが第2差分2値化画像メモリ17でも同じ
画素に対応するため、第2差分2値化画像メモリ17の
どの領域で詳細な解析を行なえばよいかは容易にわかる
次に、第3図ないし第5図を用いて画像に変化が生じた
場合のCPUI 3の処理の流れについて説明する。第
3図(a)は、侵入物検知領域8として4本の道路を含
む領域として選んだ様子を示し、第3図(b)(c)は
、それぞれ検知領域8に人が侵入していない場合、侵入
している場合の撮像画像を示している。また、第4図は
、第3図の一部の領域20の画像データであって、第4
図(a)(b)は、それぞれ第3図(b)(c)に対応
する画像データである。
第1差分2値化回路14、第2差分2値化回路16は、
第4図(a)(b)の画像データを参照して差分2値化
画像を計算する。検知領域8に侵入物が侵入していない
場合には、単位時間ごとに第4図(a)の画像データを
取込むことになり、単位時間経過後の差分画像は、第5
図(a)に示すように、ノイズ分と例えば木の揺れのみ
を含むものとなる。時刻1−11において、侵入物か侵
入すると、第4図(b)の画像データが得られ、時刻t
 −t I−、と1−1.ての差分画像は、第5図(b
)に示すようになる。第1差分2値化回路14、第2差
分2値化回路16は、第5図(a)(b)に示した差分
画像をもとに差分2値化画像を計算するもので、たとえ
ば第]差分2値化回路14ては閾値「8」で2値化を行
ない、第2差分2値化回路16ては閾値「4」で2値化
を行なう。
第2図(a)(b)は、それぞれ第1差分2値化画像、
第2差分2値化画像を表わしている。
CPU1Bにおいては、通常、第2図(a)の第1差分
2値化画像メモリ15の画像データを参照して、たとえ
ば“1”の画素数を数えることによって、検知領域8の
一部で画像変化かあったか否かを検出する。ここで、た
とえば“1”の数か所定数以上検出された場合には、こ
の変化が侵入物であるか否かを確認するために、第2図
(b)の第2差分2値化画像メモリ17に蓄えられてい
る画像データを参照することとし、第1差分2値化画像
メモリ15の参照で変化を検出した周辺の差分2値化画
像を解析し、たとえば差分2値化画像において再び“コ
−”の画素数の和を求め、この値が所定値よりも多かっ
た場合、あるいは“1”の画素の領域の形状を所定のパ
ターンと比較することによって、侵入物ありと判断する
なお、ここで第2差分2値化画像メモリ17を参照して
侵入物を検知する場合、第1差分2値化画像メモリ15
て変化を検出をした周辺のみて差分を行なうとしたが、
前述のように、第1差分2値化画像メモリ15と第2差
分2値化画像メモリ17の画素は1対1に対応している
ことから、容易に計算することができる。
以下、第6図に示すフローチャートを用いて本実施例の
監視の手順について説明する。まず、ITVカメラ1で
撮像する監視領域7のうち、処理装置3で侵入物の検知
を行なう領域を設定する。
この設定に当たっては、第14図に示すように、たとえ
ば表示装置5にITVカメラ1から送られた監視領域7
内の画像を表示し、ライトベン4で表示装置5の画面上
の4本の道路が交差する領域を侵入物検知領域8として
指示することによって行なう。この操作により、処理装
置3は、侵入物検知領域8内の画素についてのみ処理を
行なうようになる。
次に、侵入物を検知するための第1.第2の感度レベル
を設定する。この第1.第2の感度レベルは、後に時刻
t −t l−、と時刻1−11の画像データを比較す
る際に、差分2値化画像を得るための第1.第2の閾値
である。
以上で前準備を終え、処理装置3ては、ITVカメラ1
からの画像信号をA/D変換器11てA/D変換し、連
続的に取込む。そして、A/D変換された画像データは
、たとえばA/D変換のサンプリングパルスと同じ周期
を持つ書込みパルスで、画像メモリ12に時刻t−tl
の画像データとして蓄えられる。第1差分2値化回路1
4、第2差分2値化回路16は、画像メモリ12内の時
刻1−1.の画像データと、それ以前に取込まれたt 
x t l−1の画像データとの差分画像を計算し、そ
れぞれあらかじめ設定されている第1.第2の閾値で2
値化することにより、第1差分2値化画像と第2差分2
値化画像を求め、それぞれ第1゜第2差分2値化画像メ
モリ15.17に蓄える。
CPU13は、通常は、第1差分2値化画像メモリ15
の画像データを参照して画像の変化を検出する。第〕−
差分2値化画像メモリ15の画像データで画像の変化が
検出されなければ、時刻1−1 +−+から1−1.ま
での時間に監視領域7内では何も変化が起きていないと
判断し、引き続き所定の時間おきに画像を取込み、画像
データの比較を行なう。
第1差分2値化画像メモリ15の画像データを参照して
画像の変化を検出した際には、侵入物である可能性があ
るため、第2差分2値化画像メモリ17のうち、第1差
分2値化画像メモリ15て変化を検出した周辺の画像デ
ータを参照して、所定の侵入物判別アルゴリズムにより
画像の詳細な解析を行ない、侵入物の有無を判別する。
その結果、侵入物ありと判断した場合には、警報装置6
に命令を出し、警報装置6は異常検知の警報を発する。
このように、第1の実施例によれば、差分画像を2種類
の閾値で2値化して同時に蓄えることにより、変化した
とみなした画素数の少ない第1の画像データと、変化し
たとみなした画素数の多い第2の画像データを作り、通
常は第1の画像データを用いて画像の変化検出を行ない
、画像の変化を検出した際には、第2の画像データのう
ち、第1の画像データで変化を検出した領域に対応する
部分の画像データを用いて侵入物を検知するものである
これにより、通常は、画素数の少ない画像データを用い
て画像の変化を検出するため、計算時間が短くてすみ、
また画像の変化を検出した際には、画像の変化に対応す
る範囲の画素数の多い画像データを用いて侵入物を検知
するために、詳細な解析が可能となる。
なお、前記第1の実施例では、閾値を2種類設けるとし
て説明してきたが、より多くの閾値を設けてもかまわな
い。また、差分2値化回路、差分2値化画像メモリとも
に2つ設けるとして説明してきたが、これらをCPUの
機能の中に取込むことも可能であり、この場合には装置
の簡素化か図れる。
第7図は、第2の実施例に係る画像監視装置の構成を示
すもので、第1図と同一部分には同一符号を付しである
。すなわち、ITVカメラ1は監視領域7内の画像を撮
像し、電気信号に変換する。
このITVカメラ1で撮像された画像は、伝送路2によ
って処理装置3と表示装置5に送られる。
表示装置5は、ITVカメラ1によって撮像された画像
を表示する。
一方、処理装置3に送られた画像信号は、サンプリング
パルス発生回路10から出力される所定周期のサンプリ
ングパルスによりA/D変換器11でデジタル信号に変
換され、たとえば時刻1−1.の画像データとして画像
メモリ12内に蓄えられる。そして、この時刻1−1.
の画像データは、これよりも前に画像メモリ12内に取
込まれていた時刻t −t l−、の画像データと画素
単位で比較され、全ての画素データが同じてあれば、1
−11−1からt−tlまでの時間に監視領域7内では
何も変化が起きていないと判定する。そして、引続き所
定の時間おきに画像を取込み、画像データの比較を行な
う。画像の比較において、任意の画素においてデータの
変化を生じていた場合には、侵入物である可能性がある
ため、CPU1Bは、所定の侵入物判別アルゴリズムに
より変化画像の解析を行ない、侵入物であると判定した
場合には、警報装置6を鳴らしたりする。
次に、第8図ないし第11図を用いて本実施例を更に詳
細に説明する。まず、第14図に示すように監視領域7
として2つの道路が交わる交差点の様子を選び、侵入物
検知領域を例えば4本の道路を含む領域8と設定したと
する。第8図は第14図の交差点の横断歩道を含む領域
20を拡大したもので、第8図(a)ないしくd)は、
それぞれ時刻t1.t2.t3.t4ての撮像画像の例
で、時刻1−13で侵入物が現われたと仮定している。
第9図(a)ないしくd)は、第8図(a)ないしくd
)に対応する画像データを示している。第10図(a)
ないしくC)は、第9図(a)ないしくd)の差分画像
であり、第10図(a)ないしくc)は、それぞれt1
〜t2゜t2〜t3+  t3〜t4での差分画像を表
わし、第11図(a)ないしくc)は、第10図(a)
ないしくc)の差分画像をそれぞれ閾値「4」て2値化
した場合の差分2値化画像を表わしている。
侵入物の検知に当たり、時刻t−tiでは、それ以前の
時刻1=1.−1と画像の比較を行ない、変化を検出す
るのは従来と同じである。すなわち、時刻t = t 
2では、それ以前の1−1.と比較すると、侵入物かな
いために、その差分画像は第10図(a)のようにはと
んと変化かなく、差分2値化画像は第11図(a)のよ
うになり、侵入物はないと判定される。時刻t=t3で
は、侵入物により差分画像は第10図(b)のようにな
り、その結果、第11図(b)の差分2値画像が得られ
、侵入物であるらしいことがわかる。従来は、この時点
で侵入物と判定していたが、1画面の結果では、明らか
に侵入物と判定できなかったり、ノイズなどにより誤っ
て侵入物とみなされている可能性があるため、本実施例
では引き続き時刻1−14で1−13との差分画像を求
める。この差分画像では、第10図(c)のように、以
前に侵入物があって、その移動した領域と、以前侵入物
かなくて今回移動してきた2箇所に差か生じる。
二の差分2値化画像は第11図(c)のようになり、同
図Aの部分で、侵入物かあるらしいことか判定される。
CPU13では、時刻t−t3.t4て続けて侵入物ら
しい結果が得られたために、最終的に侵入物であると判
断し、警報装置6を鳴らしたりする。
以下、第12図に示すフローチャートを用いて本実施例
の監視の手順について説明する。ます、ITVカメラユ
で撮像する監視領域7のうち、処理装置3内で侵入物の
検知を行なう領域を設定する。この設定に当たっては、
第14図に示すように、たとえば表示装置5にITVカ
メラ1から送られた監視領域7内の画像を表示し、ライ
トベン4て表示装置5の画面上の4本の道路が交差する
領域を侵入物検知領域8として指示することによって行
なう。この操作により、処理装置3は、侵入物検知領域
8内の画素についてのみ処理を行なうようになる。
次に、侵入物を検知するための感度レベルを設定する。
この感度レベルは、後に時刻t == t Hと時刻t
−tiの画像データを比較する際に、変化が生している
とみなすだめの閾値である。
以上で前準備を終え、処理装置3では、ITVカメラ1
からの画像信号をA/D変換器11てA/D変換し、連
続的に取込む。そして、A/D変換された画像データは
、たとえばA/D変換のサンプリングパルスと同じ周期
を持つ書込みパルスで、画像メモリ12に時刻1−1.
の画像データとして蓄えられる。この時刻1−2で取込
まれた画像データ(第15図a参照)は、それ以前の時
刻1−1.1に取込まれた画像データ(第15図す参照
)と各画素単位で比較され、つまり画素単位で差分が計
算され、第15図(C)に示すような差分画像が得られ
る。本来、この差分画像が時刻t −t l−1から時
刻1−1.での侵入物の動きを含んだ画像変化を示すわ
けたが、ノイズ成分も混さっているので、その差分画像
を最初に設定した適当な検知レベルによって2値化して
真の変化を抽出する。これが差分2値化画像(第15図
d参照)である。
そして、CPU1Bは、上記差分2値化画像を解析し、
たとえば変化のあった画素の数を数えて、侵入物の有無
の可能性を判断する。侵入物の可能性があると判断され
た場合には、その旨を記憶し、引き続き単位時間後に画
像を取込み、差分画像を求めて、同様に侵入物の可能性
を判断する。ここで、再び侵入物の可能性ありと判断さ
れた場合には、最終的に侵入物であると判断して、警報
装置6に命令を出し、警報装置6は異常検知の警報を発
する。
このように、第2の実施例によれば、撮像時間の異なる
2画面の差分2値化画像データを用いて侵入物の検知を
行なうことにより、従来に比して侵入物を検知するため
の情報量が著しく多くなり、侵入物検知の性能向上が図
れる。
なお、前記第2の実施例では、侵入物を検知するために
、時間差のある2画面の差分2値化画像データを求め、
その変化画素データの数を数えるとしたが、その他の方
法でも本発明の主旨に影響を与えない。
また、複数の画像による判断を連続2画面で侵入物の可
能性があると判断した場合として説明してきたが、連続
3画面以上の判断でも問題はなく、また、各画面単位で
可能性かあり、なし判定するのではなくて、可能性を百
分率で表わし、所定の画面数で所定以上の確率で侵入物
であるらしいと判定された場合にのみ、最終的に侵入物
と判断するなどの応用が可能である。さらに、連続した
複数画像での侵入物の動きから、最終的に侵入物と判断
することも可能である。
その他、本発明の主旨を変えない範囲で様々な応用が可
能なことは言うまでもないことである。
[弁明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、画像データを用い
て画像の変化を検出するための計算時間が短くて済み、
また、画像の変化を検出した際には詳細な解析が可能と
なる画像監視装置を提供できる。
また、本発明によれば、侵入物の検知がより正確に行な
え、侵入物検知の性能向上か図れる画像監視装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1の実施例を説明する
ためのもので、第1図は画像監視装置の概略構成を示す
ブロック図、第2図は差分2値化画像メモリ内の画像デ
ータの例を示す図、第3図は撮像画像の例を示す図、第
4図および第5図は侵入物検知の動作を説明するために
用いる画像データの例を示す図、第6図は監視の処理手
順を説明する→ローチャート、第7図ないし第12図は
本発明の第2の実施例を説明するためのもので、第7図
は画像監視装置の概略構成を示すブロック図、第8図は
監視領域の一部を拡大して示す図、第9図ないし第11
図は侵入物検知の動作を説明するために用いる画像デー
タの例を示す図、第12図は監視の処理手順を説明する
フローチャート、第13図は画像監視装置の一例を示す
構成図、第14図は侵入物検知領域の設定方法を説明す
る図、第15図は画像監視装置の動作を説明するために
用いる画像データの例を示す図である。 1・・・ITVカメラ(撮像手段)、3・・、処理装置
、5・・・表示装置、6・・・警報装置、7・・・監y
l領域、8・・・検知領域、10・・・サンプリングパ
ルス生成回路、11・・A/D変換器、12・・画像メ
モリ、13・・・CPU、14・・・第1差分2値化回
路、16・・・第2差分2値化回路、15・・・第1差
分2値化画像メモリ、17・・第2差分2値化画像メモ
リ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 J → 第2図(a) 第2図(b) 第3図(C) 」 → 第4図(a) 第4図(b) 」 → 第5図(a) 第5図(b) 第6図 第7図 第8図(a) 第8図(b) 第8図(C) 第81!!!!(d) 」 → 第9図(a) 第9図(b) J→ 第9図(C) 第9図(d) 第10図(a) 第10図(b) 第10図(C) 第11図(a) 第11図(b) 第11図(C) 第12図 第14図 第15図(a) 第15図(b)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)監視領域内の画像を撮像する撮像手段と、 この撮像手段で撮像された画像を連続的に取込んでデジ
    タル化するA/D変換手段と、 このA/D変換手段でデジタル化された画像データの少
    なくとも2画面の差を取ることによって得られた画像デ
    ータを、少なくとも第1の閾値およびこの第1の閾値よ
    りも小さい第2の閾値でそれぞれ2値化する差分2値化
    手段と、 この差分2値化手段によって第1の閾値で2値化された
    画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記差分2値
    化手段によって第2の閾値で2値化された画像データを
    記憶する第2の記憶手段と、通常は前記第1の記憶手段
    内の画像データを処理することにより画像の変化検出を
    行ない、画像の変化を検出した際には前記第2の記憶手
    段内の画像データを処理することにより、前記監視領域
    内における侵入物の検知を行なう検知手段とを具備した
    ことを特徴とする画像監視装置。
  2. (2)監視領域内の画像を撮像する撮像手段と、この撮
    像手段で撮像された画像を連続的に取込んでデジタル化
    するA/D変換手段と、 このA/D変換手段でデジタル化された画像データの少
    なくとも2画面の差を取る手段と、この手段で得られる
    差分画像データを少なくとも2画面以上用いて前記監視
    領域内における侵入物の検知を行なう検知手段と を具備したことを特徴とする画像監視装置。
JP2328476A 1990-11-28 1990-11-28 画像監視装置 Pending JPH04196993A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0943054A (ja) * 1995-07-27 1997-02-14 Sharp Corp 画像処理装置
JP2006024149A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Foundation For The Promotion Of Industrial Science 画像上移動物体認識方法及び装置
JP2009537923A (ja) * 2006-05-24 2009-10-29 ソニー コンピュータ エンタテインメント ヨーロッパ リミテッド データ処理の制御

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