JPH04193927A - ろう付け後の熱伝導性及び犠牲陽極効果にすぐれたアルミニウム熱交換器用ブレージングフィン材 - Google Patents
ろう付け後の熱伝導性及び犠牲陽極効果にすぐれたアルミニウム熱交換器用ブレージングフィン材Info
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- JPH04193927A JPH04193927A JP2322311A JP32231190A JPH04193927A JP H04193927 A JPH04193927 A JP H04193927A JP 2322311 A JP2322311 A JP 2322311A JP 32231190 A JP32231190 A JP 32231190A JP H04193927 A JPH04193927 A JP H04193927A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、カーエアコンのコンデンサやエバポレータ、
あるいはラジェータなどのようにフィンと作動流体通路
構成材料とがろう付により接合されるAl熱交換器のブ
レージングフィン材に関し、特にろう付後の熱伝導度か
高く、犠牲陽極効果にすくれたフィン材に関する。また
、ろう付によって組立てられるルームエアコン用熱交換
器のブレージングフィン材にも適する。
あるいはラジェータなどのようにフィンと作動流体通路
構成材料とがろう付により接合されるAl熱交換器のブ
レージングフィン材に関し、特にろう付後の熱伝導度か
高く、犠牲陽極効果にすくれたフィン材に関する。また
、ろう付によって組立てられるルームエアコン用熱交換
器のブレージングフィン材にも適する。
[従来の技術]
カーエアコンのコンデンサやエバポレータ、自動車など
のラジェータ、ヒータ、インタークーラやオイルクーラ
などの熱交換器においては、Al−Cu系合金、Al−
Mn系合金、Al−M n −% Cu系合金などの作
動流体通路構成材料と、アルミニウム合金のフィン材と
がろう付により組立てられている。ろう材は通路構成材
料側に配置する場合とフィン材側に配置する場合がある
。後者の場合フィン材として、アルミニウム合金を芯材
とし、その両面にAl−3i系合金ろう材をクラッドし
た複合材が用いられる。そして、フィン材には、作動流
体通路構成材料を防食するために犠牲陽極効果が要求さ
れ、又、ろう付け時に高温加熱によって変形したり、ろ
うが侵食したりしないように優れた耐高温座屈性か要求
される。ろう付け時の変形やろうの侵食を防くにはM
nの添加が有効であり、芯材には3003合金や320
3合金などのAl−Mn系合金か用いられる。そして、
犠牲陽極効果を付与するためには、Al−Mn合金にZ
n、Sn。
のラジェータ、ヒータ、インタークーラやオイルクーラ
などの熱交換器においては、Al−Cu系合金、Al−
Mn系合金、Al−M n −% Cu系合金などの作
動流体通路構成材料と、アルミニウム合金のフィン材と
がろう付により組立てられている。ろう材は通路構成材
料側に配置する場合とフィン材側に配置する場合がある
。後者の場合フィン材として、アルミニウム合金を芯材
とし、その両面にAl−3i系合金ろう材をクラッドし
た複合材が用いられる。そして、フィン材には、作動流
体通路構成材料を防食するために犠牲陽極効果が要求さ
れ、又、ろう付け時に高温加熱によって変形したり、ろ
うが侵食したりしないように優れた耐高温座屈性か要求
される。ろう付け時の変形やろうの侵食を防くにはM
nの添加が有効であり、芯材には3003合金や320
3合金などのAl−Mn系合金か用いられる。そして、
犠牲陽極効果を付与するためには、Al−Mn合金にZ
n、Sn。
Inなどを添加して電気化学的に卑にする方法(例えば
特公昭5B−12395号公報参照)が、又、耐高温座
屈性(耐高温サグ性)をさらに向上させるためには、C
r、Ti、Zrなとを添加する方法(例えば特開昭54
−81354号公報参照)が提案されている。
特公昭5B−12395号公報参照)が、又、耐高温座
屈性(耐高温サグ性)をさらに向上させるためには、C
r、Ti、Zrなとを添加する方法(例えば特開昭54
−81354号公報参照)が提案されている。
又、本出願人らは、先にMnを含有させることな(Fe
を増量含有させることにより、強度、熱伝導度に優れた
熱交換器フィン材(特願平1−218[1i47、特願
平1−218849)を提案した。
を増量含有させることにより、強度、熱伝導度に優れた
熱交換器フィン材(特願平1−218[1i47、特願
平1−218849)を提案した。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、近年、熱交換器の軽量化、コストの低減など
の要求か強く、これに対応するためには熱交換器の構成
材料(作動流体通路構成材やフィン材など)を薄肉化す
ることが必要となっている。しかしフィン材を薄肉化す
ると伝熱断面積が小さくなるために、熱交換性能に支障
をきたすという問題か生じている。
の要求か強く、これに対応するためには熱交換器の構成
材料(作動流体通路構成材やフィン材など)を薄肉化す
ることが必要となっている。しかしフィン材を薄肉化す
ると伝熱断面積が小さくなるために、熱交換性能に支障
をきたすという問題か生じている。
この問題を解消するためには、ろう付け後のフィン材の
熱伝導度を高めることか有効であるか、Al−Mn系合
金の場合、ろう付け時に高温でMnか固溶するため、熱
伝導度の低下か著しい。又、熱伝導度を高めるために、
純アルミニウム(1050,1070など)にZn、S
n、InあるいはCr、Ti、Zrなどを添加したフィ
ン材を使用する試みも行なわれているか、この場合、耐
高温座屈性に劣り、又、熱伝導度は高いもののろう付け
後の強度か低いためにフィン倒れが生じやすく、問題の
根本的な解決にはなっていない。
熱伝導度を高めることか有効であるか、Al−Mn系合
金の場合、ろう付け時に高温でMnか固溶するため、熱
伝導度の低下か著しい。又、熱伝導度を高めるために、
純アルミニウム(1050,1070など)にZn、S
n、InあるいはCr、Ti、Zrなどを添加したフィ
ン材を使用する試みも行なわれているか、この場合、耐
高温座屈性に劣り、又、熱伝導度は高いもののろう付け
後の強度か低いためにフィン倒れが生じやすく、問題の
根本的な解決にはなっていない。
更に最近になって通路構成材料として亜鉛被。
環チューブか使われることが多くなり、この場合ろう何
時に亜鉛拡散層を形成し、チューブの防食をはかってい
る。そして、このようなチューブと従来のフィン材すな
わちAt−MnにZnSSn、Inなどを添加したフィ
ン材とをろう付して用いると、フィンよりも亜鉛拡散層
の方が電位が卑であるため、フィンよりも亜鉛拡散層が
先に腐食し、チューブからフィンが離脱してしまうとい
う問題がある。
時に亜鉛拡散層を形成し、チューブの防食をはかってい
る。そして、このようなチューブと従来のフィン材すな
わちAt−MnにZnSSn、Inなどを添加したフィ
ン材とをろう付して用いると、フィンよりも亜鉛拡散層
の方が電位が卑であるため、フィンよりも亜鉛拡散層が
先に腐食し、チューブからフィンが離脱してしまうとい
う問題がある。
先に提案したr M nを含有させることなくFeを増
量含有させることにより、強度、熱伝導度に優れた熱交
換器フィン材」は、芯材の両面にAl−Si系ろう材が
存在しないので、裸の(ろう材を有さない)チューブ材
との接合には適さない。
量含有させることにより、強度、熱伝導度に優れた熱交
換器フィン材」は、芯材の両面にAl−Si系ろう材が
存在しないので、裸の(ろう材を有さない)チューブ材
との接合には適さない。
本発明はこれらの点を根本的に解決せんとす・るもので
ある。
ある。
[課題を解決するための手段]
本発明者らは、種々のアルミニウム合金について検討を
行い、従来のAl−Mn系合金を芯材とするフィン材に
比べてろう付け後の熱伝導度か大幅に向上し、強度も高
く、犠牲陽極効果、特に亜鉛被覆チューブに対する犠牲
陽極効果および耐高温座屈性に優れたブレージングフィ
ン材を見出し、本発明を完成した 即ち、本発明は、F e : 0.8〜1.8%を含
み、Z n : 0.3〜3.0%、I n : 0
.005〜0.2%およびS n : 0.01〜0.
2%のうち1種又は2種以上を含有し、更にZ r :
0.05〜0.25%、Cr:0.05〜0.25%
の1種または2種を含有し、不純物としてのMnを0.
3%以下とし、残部A1及びその他不可避的不純物から
なるアルミニウム合金を芯材とし、その両面にAl−3
i系ろう材をクラッドしたことを特徴とするろう付け後
の熱伝導性及び犠牲陽極効果にすぐれたAl熱交換器用
ブレージングフィン材である。
行い、従来のAl−Mn系合金を芯材とするフィン材に
比べてろう付け後の熱伝導度か大幅に向上し、強度も高
く、犠牲陽極効果、特に亜鉛被覆チューブに対する犠牲
陽極効果および耐高温座屈性に優れたブレージングフィ
ン材を見出し、本発明を完成した 即ち、本発明は、F e : 0.8〜1.8%を含
み、Z n : 0.3〜3.0%、I n : 0
.005〜0.2%およびS n : 0.01〜0.
2%のうち1種又は2種以上を含有し、更にZ r :
0.05〜0.25%、Cr:0.05〜0.25%
の1種または2種を含有し、不純物としてのMnを0.
3%以下とし、残部A1及びその他不可避的不純物から
なるアルミニウム合金を芯材とし、その両面にAl−3
i系ろう材をクラッドしたことを特徴とするろう付け後
の熱伝導性及び犠牲陽極効果にすぐれたAl熱交換器用
ブレージングフィン材である。
本発明における各成分の限定理由は下記のとおりである
。
。
(1)芯材
Fe:Feは合金の強度すなわちろう付け前のフィン材
の強度とともにろう付け後の強度を向上させる。本発明
合金はMnを含まないために、強度向上のためには、0
.8%以上のFeが必要である。Feか多いほど強度が
向上し、1.0%以上が望ましい。一方、1.8%を超
えると鋳造時に粗大な晶出物か生成し、板材の製造が困
難になる。
の強度とともにろう付け後の強度を向上させる。本発明
合金はMnを含まないために、強度向上のためには、0
.8%以上のFeが必要である。Feか多いほど強度が
向上し、1.0%以上が望ましい。一方、1.8%を超
えると鋳造時に粗大な晶出物か生成し、板材の製造が困
難になる。
FeはM nと異なり、ろう何時に固溶して熱伝導度を
下げたり電位を責にしたりすることがないので、熱伝導
度および犠牲陽極効果特に亜鉛被覆チューブに対する犠
牲陽極効果に優れたフィン材の芯材への添加元素として
適する。
下げたり電位を責にしたりすることがないので、熱伝導
度および犠牲陽極効果特に亜鉛被覆チューブに対する犠
牲陽極効果に優れたフィン材の芯材への添加元素として
適する。
Z n SI n % S n :フイン材の電位を卑
にし、犠牲陽極効果を付与する。特にAl−Fe系合金
にこれらの元素を添加すると効果的に電位が卑になり、
特に亜鉛被覆チューブへの犠牲陽極効果が良好となる。
にし、犠牲陽極効果を付与する。特にAl−Fe系合金
にこれらの元素を添加すると効果的に電位が卑になり、
特に亜鉛被覆チューブへの犠牲陽極効果が良好となる。
下限未満では効果が十分でなく、上限を越えると自己耐
食性が劣化する。
食性が劣化する。
Zr、Cr:ZrおよびCrは耐高温座屈性を向上させ
る。下限未満ては効果が十分てなく、上限を越えるとろ
う付後の熱伝導度か低下する。
る。下限未満ては効果が十分てなく、上限を越えるとろ
う付後の熱伝導度か低下する。
Mn、不純物としてのM nは、前述のように含有量か
多くなると、熱伝導度か低下するほか電位を責にするの
で少ないほうか好ましい。しかし、その含有量か0 、
3 %以下であれば許容される。
多くなると、熱伝導度か低下するほか電位を責にするの
で少ないほうか好ましい。しかし、その含有量か0 、
3 %以下であれば許容される。
その他の元素では、本発明合金の効果を損わない範囲で
、Si、Mg、Tiなどを含んでもよい。ただし、いず
れも含有量か多くなると熱伝導度か低下する。従って、
Siは0.6%以下、Mgは0 、296以下、Tiは
0.05%以下にすることか望ましい。Mgはフッ化物
フラックスろう付けを行う場合にはフラックスと反応す
るので更に低く、すなわち0.1%以下に抑えることか
望ましい。Tiは鋳造時の結晶微細化のために合金元素
として添加してもよいし、Al−Ti−B微細化剤とし
て添加してもよいか、上記の範囲内に抑えることが望ま
しい。
、Si、Mg、Tiなどを含んでもよい。ただし、いず
れも含有量か多くなると熱伝導度か低下する。従って、
Siは0.6%以下、Mgは0 、296以下、Tiは
0.05%以下にすることか望ましい。Mgはフッ化物
フラックスろう付けを行う場合にはフラックスと反応す
るので更に低く、すなわち0.1%以下に抑えることか
望ましい。Tiは鋳造時の結晶微細化のために合金元素
として添加してもよいし、Al−Ti−B微細化剤とし
て添加してもよいか、上記の範囲内に抑えることが望ま
しい。
また、Ga5B1もフィン材の電位を更に卑にし、犠牲
陽極効果を高めるので添加してもよい。
陽極効果を高めるので添加してもよい。
(2)ろう材
ろう材としてはAl−3i系合金を用いる。
通常6〜13%のSiを含む合金を用いる。ろう材中の
Siの一部は、ろう材中に芯材中に拡散(固体拡散)し
、強度向上に寄与する。
Siの一部は、ろう材中に芯材中に拡散(固体拡散)し
、強度向上に寄与する。
又、フィン材全体の犠牲陽極効果を高めるためにろう材
中にZnS In、あるいはSnを添加してもよい。
中にZnS In、あるいはSnを添加してもよい。
[実施例]
実施例1
第1表に示すA−Rの芯材用合金と、ろう材用合金40
45 (Al−10%St)を溶解、鋳造した。
45 (Al−10%St)を溶解、鋳造した。
芯材用合金の鋳塊に均質化処理を施し、これと・ 予
め熱間圧延しておいたろう材とを組合せて、熱間合せ圧
延、冷間圧延、中間焼鈍および仕上げ冷間圧延を行い、
0.13mm (ろう材クラッド率:両面10%)のブ
レージングフィン材No、1〜18を作製した。次にろ
う付け時と同様に窒素ガス中で600℃×3分間の加熱
を行った後、引張試験、電気伝導度測定を行い、pH3
に調整した3%NaC1水溶液中に8時間浸漬後、自然
電極電位を測定した。なお、一般に金属の熱伝導度と電
気伝導度は比例関係にあるので、ここでは熱伝導度に代
えて電気伝導度(25℃において)を測定したものであ
る。また600℃×3分間の加熱の後、芯材中へのろう
の侵食状況を断面金属組織により観察し、ろう付性を判
断した。
め熱間圧延しておいたろう材とを組合せて、熱間合せ圧
延、冷間圧延、中間焼鈍および仕上げ冷間圧延を行い、
0.13mm (ろう材クラッド率:両面10%)のブ
レージングフィン材No、1〜18を作製した。次にろ
う付け時と同様に窒素ガス中で600℃×3分間の加熱
を行った後、引張試験、電気伝導度測定を行い、pH3
に調整した3%NaC1水溶液中に8時間浸漬後、自然
電極電位を測定した。なお、一般に金属の熱伝導度と電
気伝導度は比例関係にあるので、ここでは熱伝導度に代
えて電気伝導度(25℃において)を測定したものであ
る。また600℃×3分間の加熱の後、芯材中へのろう
の侵食状況を断面金属組織により観察し、ろう付性を判
断した。
以上の結果を第2表に示す。
本発明例No、1〜7の場合、ろう付後の引張強さ及び
電気伝導度が従来のフィン材No、18より高く、ろう
付性も良好であり、自然電極電位も卑であって犠牲陽極
効果にすぐれている。
電気伝導度が従来のフィン材No、18より高く、ろう
付性も良好であり、自然電極電位も卑であって犠牲陽極
効果にすぐれている。
比較例No、8は芯材中のFeが少ないために引張強さ
が低く、No、9は逆にFeが多いために健全なフィン
材か得られていない。
が低く、No、9は逆にFeが多いために健全なフィン
材か得られていない。
No、10は芯材中のZn、In、およびSnか少ない
ために自然電極電位がやや貴である。
ために自然電極電位がやや貴である。
No、11はZnが多いために電気伝導度がやや低い。
No、12.13は、InまたはSnが多いが、この評
価では不具合が出ていない。
価では不具合が出ていない。
No、14は芯材中のZr5Crが少ないためにろう付
性が不良である。No、15およびNo、16はZr又
はCrか多いために電気伝導度が低い。
性が不良である。No、15およびNo、16はZr又
はCrか多いために電気伝導度が低い。
No、17は芯材中の’tv1 nが多いために、電気
伝導度か低く、自然電極電位もやや責である。
伝導度か低く、自然電極電位もやや責である。
No、18は3003+Z n合金を芯材とした従来の
フィン材であるか、引張り強さがやや低く、電気伝導度
か低く、自然電極電位もやや責である。
フィン材であるか、引張り強さがやや低く、電気伝導度
か低く、自然電極電位もやや責である。
第1表
零3003にZnを添加しtこもの
第2表
実施例2
実施例1で作製したブレージングフィン材をコルゲート
加工し、亜鉛溶射押出チューブ(材f + Al−0,
lCu−0,3Mn、Zn付着m : 12g/m
2) と1合せてフッ化物フラックスろう付し、第1
図つような試験片を作成した。この試験片を4週4のC
ASS試験(JIS D 0201)および4週間の塩
水1霧試験(JIS Z 2371)に供し、チューブ
の最大1食深さ、フィンの腐食状況およびフィンのチュ
ーブからの離脱状況を調べた。
加工し、亜鉛溶射押出チューブ(材f + Al−0,
lCu−0,3Mn、Zn付着m : 12g/m
2) と1合せてフッ化物フラックスろう付し、第1
図つような試験片を作成した。この試験片を4週4のC
ASS試験(JIS D 0201)および4週間の塩
水1霧試験(JIS Z 2371)に供し、チューブ
の最大1食深さ、フィンの腐食状況およびフィンのチュ
ーブからの離脱状況を調べた。
結果を第3表に示す。
本発明例No、1〜7の場合、最大腐食深さが1さく、
フィンの腐食状況も異常なく、フィンつ離脱も生じてい
ない。
フィンの腐食状況も異常なく、フィンつ離脱も生じてい
ない。
比較例No、8〜18の場合、チューブが亜鉛溶」チュ
ーブであるので最大腐食深さが小さいが、Jo、1O1
No、17、No、I8においてフィンの離脱く生し、
No、11〜13においてフィンの消耗が顕=である。
ーブであるので最大腐食深さが小さいが、Jo、1O1
No、17、No、I8においてフィンの離脱く生し、
No、11〜13においてフィンの消耗が顕=である。
第3表
実施例3
実施例1で作成したブレージングフィン材ヲコルゲート
加工し、裸の押出チューブ(材質:At−0,lCu−
0,3Mn)と組合せてフッ化物フラックスろう付し、
第1図のような試験片を作成した。
加工し、裸の押出チューブ(材質:At−0,lCu−
0,3Mn)と組合せてフッ化物フラックスろう付し、
第1図のような試験片を作成した。
この試験片を4週間の5WAAT試験(ASTM G4
3)に供し、フィン接合部のチューブの最大腐食深さ、
防食距離(フィン非接合部で深い孔食か発生した点から
フィン接合部までの最短距離)、フィンの腐食状況を調
べた。
3)に供し、フィン接合部のチューブの最大腐食深さ、
防食距離(フィン非接合部で深い孔食か発生した点から
フィン接合部までの最短距離)、フィンの腐食状況を調
べた。
結果を第4表に示す。
第4表
本発明例No、1〜7の場合、最大腐食深さが小さく、
防食距離も大きく、フィンの腐食状況も異常ない。
防食距離も大きく、フィンの腐食状況も異常ない。
比較例No、8〜18についてみると、No、10にお
いてZn、InsおよびSnが少ないために最大腐食深
さか大きく、防食距離か短い。No。
いてZn、InsおよびSnが少ないために最大腐食深
さか大きく、防食距離か短い。No。
11〜13の場合Zn、I’n、またはSnが多いため
にフィンの消耗が顕著である。No、17の場合Mnが
多いために防食距離が短い。従来のフィン材No、18
の場合、芯材が3003+ Z nであるため防食距離
が短い。
にフィンの消耗が顕著である。No、17の場合Mnが
多いために防食距離が短い。従来のフィン材No、18
の場合、芯材が3003+ Z nであるため防食距離
が短い。
[発明の効果]
本発明によると、ろう付後の熱伝導度、犠牲陽極効果、
特に亜鉛被覆チューブに対する犠牲陽極効果にもすぐれ
るフィン材が提供でき、フィン材の薄肉化が可能となり
、熱交換器の軽量化、低コスト化に寄与する。
特に亜鉛被覆チューブに対する犠牲陽極効果にもすぐれ
るフィン材が提供でき、フィン材の薄肉化が可能となり
、熱交換器の軽量化、低コスト化に寄与する。
第1図イは本発明の効果を試験するための試験片の正面
図、同口は同端面図である。 1・・・フィン、 2・・・チューブ。 特許出願人 住友軽金属工業株式会社 代理人 弁理士 小 松 秀 岳
図、同口は同端面図である。 1・・・フィン、 2・・・チューブ。 特許出願人 住友軽金属工業株式会社 代理人 弁理士 小 松 秀 岳
Claims (1)
- Fe:0.8〜1.8%(重量%、以下同じ)を含み
、Zn:0.3〜3.0%、In:0.005〜0.2
%およびSn:0.01〜0.2%のうち1種又は2種
以上を含有し、更にZr:0.05〜0.25%、Cr
:0.05〜0.25%の1種または2種を含有し、不
純物としてのMnを0.3%以下とし、残部Al及びそ
の他不可避的不純物からなるアルミニウム合金を芯材と
し、その両面にAl−Si系ろう材をクラッドしたこと
を特徴とするろう付け後の熱伝導性及び犠牲陽極効果に
すぐれたAl熱交換器用ブレージングフィン材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2322311A JPH04193927A (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | ろう付け後の熱伝導性及び犠牲陽極効果にすぐれたアルミニウム熱交換器用ブレージングフィン材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2322311A JPH04193927A (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | ろう付け後の熱伝導性及び犠牲陽極効果にすぐれたアルミニウム熱交換器用ブレージングフィン材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04193927A true JPH04193927A (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=18142214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2322311A Pending JPH04193927A (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | ろう付け後の熱伝導性及び犠牲陽極効果にすぐれたアルミニウム熱交換器用ブレージングフィン材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04193927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08260086A (ja) * | 1995-03-24 | 1996-10-08 | Mitsubishi Alum Co Ltd | ブレージングシート及び熱交換器に用いられる管 |
CZ301990B6 (cs) * | 2000-02-03 | 2010-08-25 | Corus L. P. | Použití kompozitního materiálu ze slitiny hliníku jako výchozí suroviny pro holá žebra výmeníku tepla |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP2322311A patent/JPH04193927A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08260086A (ja) * | 1995-03-24 | 1996-10-08 | Mitsubishi Alum Co Ltd | ブレージングシート及び熱交換器に用いられる管 |
CZ301990B6 (cs) * | 2000-02-03 | 2010-08-25 | Corus L. P. | Použití kompozitního materiálu ze slitiny hliníku jako výchozí suroviny pro holá žebra výmeníku tepla |
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