JPH0418837Y2 - - Google Patents

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JPH0418837Y2
JPH0418837Y2 JP17783187U JP17783187U JPH0418837Y2 JP H0418837 Y2 JPH0418837 Y2 JP H0418837Y2 JP 17783187 U JP17783187 U JP 17783187U JP 17783187 U JP17783187 U JP 17783187U JP H0418837 Y2 JPH0418837 Y2 JP H0418837Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内側に複数のアンダーカツトを持つ物
品を射出成形するために用いられる射出成形型の
ためのアンダーカツト処理装置に関するものであ
る。
(従来の技術) アンダーカツトを持つ物品を射出成形するため
の金型には傾斜スライドコアが設けられ、射出成
形型から成形品を取外す際に金型の一部を斜方向
に逃がすようになつている。ところが第4図に示
されるように、射出成形型20の相互に近接した
位置に2つの傾斜スライドコア21,22が設け
られている場合には、第2の傾斜スライドコア2
2のロツド26をそのまま延長するとエジエクタ
ープレート23上の2つのスライドブロツク2
4,25が互いに重なり干渉しあうこととなるた
め、第1の傾斜スライドコア21は通常タイプの
スライド構造とするが、第2の傾斜スライドコア
22はロツド26の途中にピン27を設けた構造
とせざるを得ないことがある。しかし第4図のよ
うなアンダーカツト処理装置はエジエクタープレ
ート23を上昇させた際にピン27に大きい力が
繰返し作用することとなるため、耐久性に乏しく
ピン27が折損し易い欠点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し
て、射出成形型の近接位置に2個の傾斜スライド
コアを設ける必要のある場合にも各傾斜スライド
コアを円滑に作動させることができ、しかも優れ
た耐久性を持たせることができる射出成形型にお
けるアンダーカツト処理装置を目的として完成さ
れたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は射出成形型の近接位置に設けられた2
個の傾斜スライドコアのうちの一方を作動させる
ための第1のスライドブロツクの上面に、他方の
傾斜スライドコアを作動させるための第2のスラ
イドブロツクをスライド自在に取付けたことを特
徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を第1図〜第3図に示す実施例によ
つて更に詳細に説明すると、1は射出成形型、
2,3は射出成形型1上の互いに近接する位置に
設けられたアンダーカツト部、4,5は各アンダ
ーカツト部に対応させて設けられた第1及び第2
の傾斜スライドコアである。また6は射出成形型
1の下方に設けられたエジエクタープレートであ
つて、従来と同様に第1の傾斜スライドコア4か
ら延びるロツド7の先端はエジエクタープレート
6上にスライド自在に支持された第1のスライド
ブロツク8に固定されている。本考案において
は、このスライドブロツク8上に第2のスライド
ブロツク9が第1のスライドブロツク8に対して
スライド自在に取付けられており、第2の傾斜ス
ライドコア5から延びるロツド10の下端が第2
のスライドブロツク9に固定されている。本実施
例では第2図に示すように第1の傾斜スライドコ
ア4のロツド7が中央に、また第2の傾斜スライ
ドコア5のロツド10が両側に位置する構造とな
つているが、このような細部の構造についてはこ
れに限定されるものではない。
(作用) このように構成されたものは、常法により内側
にアンダーカツトを持つ成形品20を第1図のよ
うに成形したのち図示されない上型を開き、エジ
エクタープレート6を射出成形型1に向つて接近
させる。これとともに第3図に示すように第1の
傾斜スライドコア4は第1のスライドブロツク8
によつて斜上方に押上げられ、またこれと同時に
第2の傾斜スライドコア5も第2のスライドブロ
ツク9によつて斜上方に押上げられる。このよう
な押上げが円滑に行われるためには、各スライド
ブロツク8,9がエジエクタープレート6に対し
て自由にスライドできる必要があるが、本考案に
おいては第2図にも明示されるように両方のスラ
イドブロツク8,9は相互に自由に、かつ相互に
干渉することなくスライドできるから各傾斜スラ
イドコア4,5はそれぞれスムーズに斜上方にス
ライドできることとなる。この結果、成形品20
が図示のように上方へ押上げられる過程で各傾斜
スライドコア4,5が成形品20のアンダーカツ
トから外れ、成形品20が支障なく取外せること
となる。しかもロツド7,10はいずれも従来か
ら広く用いられているストレート状のものである
から耐久性に優れ、第4図に示されるもののよう
に、折損事故等が生ずるおそれもない。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、第
1のスライドブロツクの上面に第2のスライドブ
ロツクをスライド自在に取付けることによつて、
近接した位置に設けられた2つの傾斜スライドコ
アを相互に干渉が生ずることなく円滑に作動させ
ることができ、しかも優れた耐久性を持たせるこ
とができたものである。よつて本考案は従来の問
題点を一掃した射出成形型におけるアンダーカツ
ト処理装置として、その実用的価値は極めて大き
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
はその要部を第1図の左側から見た断面図、第3
図は作動状態を示す断面図、第4図は従来例を示
す断面図である。 1……射出成形型、4,5……傾斜スライドコ
ア、8……第1のスライドブロツク、9……第2
のスライドブロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出成形型1の近接位置に設けられた2個の傾
    斜スライドコア4,5のうちの一方を作動させる
    ための第1のスライドブロツク8の上面に、他方
    の傾斜スライドコア5を作動させるための第2の
    スライドブロツク9をスライド自在に取付けたこ
    とを特徴とする射出成形型におけるアンダーカツ
    ト処理装置。
JP17783187U 1987-11-21 1987-11-21 Expired JPH0418837Y2 (ja)

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JP17783187U JPH0418837Y2 (ja) 1987-11-21 1987-11-21

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JP17783187U JPH0418837Y2 (ja) 1987-11-21 1987-11-21

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Publication Number Publication Date
JPH0183518U JPH0183518U (ja) 1989-06-02
JPH0418837Y2 true JPH0418837Y2 (ja) 1992-04-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1082429C (zh) * 1997-09-29 2002-04-10 三星电子株式会社 用于塑料注模的模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4372765A1 (en) 2022-11-17 2024-05-22 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Bio-electrode, bio-electrode composition, and method for manufacturing bio-electrode
EP4383279A1 (en) 2022-12-05 2024-06-12 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Bio-electrode composition, bio-electrode, and method for manufacturing bio-electrode

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CN1082429C (zh) * 1997-09-29 2002-04-10 三星电子株式会社 用于塑料注模的模具

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JPH0183518U (ja) 1989-06-02

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