JPH04183820A - 内圧疲労特性の優れたシリンダーチューブ用鋼管の製造方法 - Google Patents

内圧疲労特性の優れたシリンダーチューブ用鋼管の製造方法

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JPH04183820A
JPH04183820A JP31377790A JP31377790A JPH04183820A JP H04183820 A JPH04183820 A JP H04183820A JP 31377790 A JP31377790 A JP 31377790A JP 31377790 A JP31377790 A JP 31377790A JP H04183820 A JPH04183820 A JP H04183820A
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JP
Japan
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steel pipe
internal pressure
cylinder tube
fatigue due
superior resistance
Prior art date
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Pending
Application number
JP31377790A
Other languages
English (en)
Inventor
Daigo Sumimoto
住本 大吾
Hirohisa Ichihara
市原 弘久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシリンダーチューブ用鋼管の製造方法に関する
〔従来の技術〕
従来、油圧シリンダーあるいは空気圧シリンダーに用い
られるシリンダーチューブはJIS G 3473に記
載されているように種々の製造方法があるが、電気抵抗
溶接管あるいは継目無管を冷間引抜きして製造されるの
が一般的である。
冷間引抜きの方法は第1図に示すように、鋼管1をダイ
ス2及びプラグ3を介して引き抜く冷牽法が一般的であ
る。このような冷牽法で製造されたシリンダーチューブ
は、シリンダーメーカーにおいて、シリンダーの内面の
平滑性を上げてシール性及び内圧疲労特性を向上させる
ために、ホーニング加工してからシリンダーに加工され
る。ホーニング加工はシリンダーチューブの内面を切削
し、ローラーで押しつぶすか、あるいはパフ研磨などに
より表面を平滑にする加工である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の、鋼管をダイス及びプラグを介して引抜きする冷
牽法によると、引抜きを行わない同じ強度の鋼管に比較
して、シリンダーチューブの最重要特性である内圧疲労
特性が劣化されている。この理由の一つは残留応力が引
張方向に働くためであり、他の理由は比例限強度が低下
するためである。
一般に残留応力を除去するためには、応力除去焼きなま
しをすればよいが、このために強度が低下するので、予
めこれを考慮した成分系にしておくことが必要となり、
コスト高になる。但し、このような問題点を解決する手
段として特開平2−197313号公報記載のような方
法もある。
本発明は、鋼管を引抜きしてシリンダーチューブ用鋼管
を製造するに際しての内圧疲労特性の劣化の原因の一つ
である比例限強度を向上させることにより、内圧疲労特
性の優れたシリンダーチューブ用鋼管の製造方法を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨とするところは、鋼管を引抜きしてシリン
ダーチューブ用鋼管を製造する際に、引抜き後に300
〜350℃にて熱処理をすることを特徴とする内圧疲労
特性の優れたシリンダーチューブ用鋼管の製造方法にあ
る。
以下に第1図〜第5図に基づき本発明の詳細な説明する
。第2図はシリンダーチューブ用鋼管を製造する従来の
工程である。素管は電気抵抗溶接管又は継目無管とし、
これを焼鈍あるいは焼準した後、第1図の方法にて引抜
きを行う。その後そのままで加工されるか、又は応力除
去焼きなましを行った後に加工される。ここで引抜きの
ままで使用される場合は、引抜きを行わない同じ強度の
鋼管に比較して、第3図の引張試験における応力−歪曲
線に示すように比例限強度が低くなる。このため、内圧
疲労強度が低くなる。又、引抜き後に応力除去焼きなま
しを行なった場合、第3図に示すように降伏点・破断強
度の低下に伴い比例限強度も低下し、内圧疲労強度も低
くなる。いずれにしろ、第2図のような従来の工程では
、引抜きを行なわない同じ強度の鋼管に比較して、内圧
疲労特性は低いということになる。
そこで本発明は、引抜き後に低温焼鈍を行うことにより
、内圧疲労特性を向上させようとするものである。
第4図に本発明の方法による工程を示す。引抜きまでは
従来の工程と同じで、素管は電気抵抗溶接管又は継目無
管とし、これを焼鈍あるいは焼準した後、第1図の方法
にて引抜きを行う。この後、本発明の特徴である300
〜350℃の熱処理を行う。第5図に引張試験における
応力−歪曲線を示すが、従来法に比べ本発明の方法は比
例限強度が向上する。これにより内圧疲労強度が向上す
ることになる。ここで引抜き後の熱処理温度を300〜
350℃とするのは、300℃未満では比例限強度の上
昇が認められないし、350℃超では軟化し、強度が低
下するためである。
以上のように本発明は、引抜き後の熱処理により内圧疲
労特性の向上を図ることを目的とする。
以上本発明について説明したが、引抜き後の熱処理にお
いて、温度とともに保定時間も重要である。保定時間は
材質、引抜きのりダクションによって変える必要がある
が、通常3〜30分である。
〔実施例〕
JIS G 3445 STKM13C,サイズ φ5
7.OX t3.5電縫鋼管を本発明法と従来法とを比
較した結果を第1表に示す。
第1表に示すように、本発明によれば、引抜き後の熱処
理を行い、その熱処理温度及び保定時間を制御すること
により、内圧疲労特性の優れたシリンダーチューブ用鋼
管を製造することができる。
〔発明の効果] 従来の、鋼管をダイスおよびプラグを介して引抜きする
冷牽法では、引抜きを行わない同じ強度の鋼管に比較し
て、シリンダーチューブの最重要特性である内圧疲労特
性を劣化させる。この理由の一つは残留応力が引張方向
に働くためであり、他の理由は比例限強度が低下するた
めである。
一般に残留応力を除去するためには、応力除去焼きなま
しをすればよいが、このために強度が低下するので、予
めこの強度低下を考慮した成分系にしておくことが必要
となり、コスト高にならざるを得なかった。
本発明によれば、強度を低下させることなしに、比例限
強度を向上させることにより、内圧疲労特性の優れたシ
リンダーチューブ用鋼管を製造することが可能となるの
で、工業生産性、経済性上の問題がなく、産業上貢献す
るところが極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は引抜き法の説明図、第2図は従来法の工程図、
第3図は従来法で製造した場合の応力−歪曲線図、第4
図は本発明法の工程図、第5図は本発明法で製造した場
合の応力−歪曲線図である。 1・・・管、2・・・ダイス、3・・・プラグq′欺−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼管を引抜きしてシリンダーチューブ用鋼管を製造する
    際に、引抜き後に300〜350℃にて熱処理をするこ
    とを特徴とする内圧疲労特性の優れたシリンダーチュー
    ブ用鋼管の製造方法。
JP31377790A 1990-11-19 1990-11-19 内圧疲労特性の優れたシリンダーチューブ用鋼管の製造方法 Pending JPH04183820A (ja)

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