JPH04182479A - 茶カテキン類の製造方法 - Google Patents

茶カテキン類の製造方法

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JPH04182479A
JPH04182479A JP2311390A JP31139090A JPH04182479A JP H04182479 A JPH04182479 A JP H04182479A JP 2311390 A JP2311390 A JP 2311390A JP 31139090 A JP31139090 A JP 31139090A JP H04182479 A JPH04182479 A JP H04182479A
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tea catechins
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tea
mixture
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JP2311390A
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English (en)
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Fumihisa Yoshibe
文久 良辺
Hirobumi Osu
大須 博文
Chuichi Takeo
竹尾 忠一
Akira Tanaka
明 田中
Bunichi Suehiro
文一 末広
Kenji Shibata
憲司 柴田
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SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESHIYON SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESHIYON SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は茶カテキン類の製造方法にかかわるもので、と
くに茶葉を原料として高純度の茶カテキン類を低コスト
で製造可能な茶カテキン類の製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 茶葉中に多く含まれているカテキン類はポリフェノール
化合物であり、フラバノールの一種である。茶葉に含ま
れる主なカテキンはエピカテキン、エピガロカテキン、
ならびにこれらの没食子酸エステルであるエピカテキン
ガレート、および)  エピガロカテキンガレートの4
種がある。こ九らの茶カテキン類には、抗酸化作用、抗
菌作用、その他強力な生理活性作用があることが知られ
ている。
こうした茶カテキン類を純度良く製造するには、共存す
るカフェインや茶色素、アミノ酸、糖類、ステロイド、
カテキン酸化物等の夾雑物の分離が不可欠である。
従来、茶葉から茶カテキンを高純度で回収する技術とし
て、液液抽出法を用いる方法が知ら九でいる。この方法
は、茶葉から温水ないしは熱水などを用いて抽出した茶
カテキン類を他の有機溶媒に転溶するものである。
たとえば、吉日(茶業研究報告 第13号4頁 195
9年4月)はポリフェノール混合物の抽出操作として、
緑茶を水で抽出し、クロロホルムで洗浄後、酢酸エチル
により抽出する方法を紹介している。
また特公平1−44234号では、同様の方法により天
然抗酸化剤を製造している。
また特開昭64−9922号では、茶抽出液をヘキサン
、およびクロロホルムにより洗浄したのち、酢酸エチル
により目的物を抽出している。
これらの方法は茶カテキン類が親木性であるとともに、
Wや遊離アミノ酸等とは異なって、疎水性有機溶媒とも
親和力が強いことを利用し、これら両方の溶媒を用いて
茶カテキン類を選択的に抽出回収しようとするものであ
るが、抽出に多量の各種有機溶媒を必要とし、高純度の
茶カテキン類を得るためには長時間を要するとともに、
生産コスト上の問題がある。
一方、特開昭63−135484号に開示された参考例
では、茶抽出液に対し水および大豆油を用いて液液抽出
を行い、大豆油に脂溶性成分のみを溶解させてこれを除
去した水相を回収し、目的とする茶カテキン類を得てい
る。この方法では、こうした回収成分に茶カテキン類と
ともに糖類およびアミノ酸類が多量に含まれているため
、茶カテキン類の純度としては当然低いという問題があ
本発明者らは、吸着剤を用いて茶カテキン類を選択的に
吸着させ、有機溶媒を用いて溶離することにより高純度
の茶カテキン類を回収する吸着分離技術を開発した(特
開平1−175978号、特願平1−135463号)
。これらの方法によれば、合成吸着剤を充填したクロマ
トカラムに茶抽出物を注入し、水および有機溶媒の濃度
を変えて順次溶出することにより不純物をさきに除去し
、残った茶カテキンを高濃度で回収することができるも
のである。
しかし、その後の研究の結果、こうした充填剤を用いて
選択的に吸着する方法により製造した茶カテキン類には
着色の原因となる褐色物質が含まれることが判明し、こ
の褐色物質は茶カテキン類の酸化重合物であることが推
定された。またこれらの褐色物質には、抗酸化力や他の
生理活性作用がなく、茶カテキン類の純度をさらに向上
するためにこれら褐色物質を除去する必要が生じた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は以上のような諸間厘にかんがみてなされたちの
で、上述のような吸着分離方法による茶カテキン類から
その酸化重合物を除去することにより、高純度で抗酸化
能等の高い茶カテキン類を低コストで製造することがで
きる茶カテキン類の製造方法を提供することを!!題と
する。
camを解決するための手段] すなわち、第一の発明は、茶葉から水溶性成分を抽出す
る第1の抽出工程と、この水溶性成分を、合成吸着剤あ
るいはゲルろ過剤を充填したクロマトカラムに充填し、
このクロマトカラムに成分を吸着させる吸着工程と、こ
うした吸着成分を。
メタノール、エタノールもしくはアセトンの1種、ある
いはこれらの混合物からなる約40%〜100%の水溶
液によりそれぞれ溶出する溶出工程と、こうした溶出液
を酢酸エチル、メチルイソブチルケトンもしくはジエチ
ルエーテルの1種、あるいはこれらの混合物に転溶した
のち、有機成分を留去する第2の抽出工程とを有するこ
とを特徴とする茶カテキン類の製造方法である。
また、有機溶媒に転溶する抽出工程と、クロマトカラム
に通す吸着工程とを逆にすることもできる。
すなわち第二の発明は、茶葉から水溶性成分を抽出する
第1の抽出工程と、この抽出液を酢酸エチル、メチルイ
ソブチルケトンもしくはジエチルエーテルの1種、ある
いはこれらの混合物に転溶したのち、有機成分を留去す
る第2の抽出工程と、この抽出成分を、合成吸着剤ある
いはゲルろ過剤を充填したクロマトカラムに充填し、こ
のクロマトカラムに成分を吸着させる吸着工程と、こう
した吸着成分を、メタノール、エタノールもしくはアセ
トンの1種、あるいはこれらの混合物からなる約40%
〜100%の水溶液によりそれぞれ溶出する溶出工程と
を有することを特徴とする茶カテキン類の製造方法であ
る。
なお上記茶カテキン類は、エピカテキン、エピガロカテ
キン、エピカテキンガレート、およびエピガロカテキン
ガレートの4種を主成分とする混合物であることが望ま
しい。
また上記合成吸着剤は、スチレン・ジビニルベンゼン、
あるいはメタアクリル酸エステルを母体とする吸着剤で
あることが望ましい。
さらに上記ゲルろ過剤は、デキストラン誘導体あるいは
親水性ビニルポリマーを母体とする吸着剤であることが
望ましい。
以下、本発明をより具体的に説明する。
第1図に、とくに第一の発明による茶カテキン類の製造
方法の概略工程を示す。
本発明者らは、上記褐色物質等の着色物質を除去し、茶
カテキン類の純度を従来の方法によるものよりさらに向
上させて白色状回収物を得るために、従来の充填剤を用
いる選択的吸着法と、液液抽出法とを組み合わせる方法
を考察した。
すなわち、本発明の原料である茶は、生葉、不発酵茶、
半発酵茶、および煎茶など各種形態のものが用いられる
が、まず第1の抽出工程としてたとえば80℃以上の熱
湯を用いて5分〜10分程度抽畠することにより水溶性
成分を得る。なお、メタノール等の含水有機溶媒を用い
る場合、一般的には約60℃程度の低温で、より長時間
の抽出操作を行う。
これらの水溶性成分ないしは茶抽出液を濃縮したのち、
吸着剤を充填したクロマトカラムに注入し、この吸着剤
に諸成分を吸着させる(吸着工程)。
上記吸着剤としては、合成吸着剤およびゲルろ過剤を採
用することができる。 合成吸着剤には、一般的な合成
吸着樹脂たとえばHP−IMGおよびHP−2MG (
三菱化成)、XAD−7およびXAD−8(オルガノ)
などのメタアクリル酸エステル系や、S−761(デュ
オライト)などのスチレンジビニルベンゼン系の吸着剤
がある。ゲルろ過剤には、デキストラン誘導体あるいは
親水性ビニルポリマーを母体とする吸着剤などのゲルろ
適用の樹脂たとえばセファデックスLH−20(ファル
マシア)や、トヨパールHW−40(東ソー)などがあ
る。
なお、上述の注入によりクロマトカラムからは水相とし
て、糖、金属、蛋白などを分離する。
つぎに上記クロマトカラムに残留した成分を、親水性有
機溶媒たとえばメタノール、エタノールもしくはアセト
ンの1種、あるいはこれらの混合物からなる約40%〜
80%の濃度の溶離剤を用いて溶出する(溶出工程)。
溶出用の溶媒は、上記親水性有機溶媒が適しているが、
茶カテキン類を溶離するため、40%〜80%の濃度が
有効である。40%以下の場合は溶出が遅れ、また80
%以上の場合には濃度向上の効果は得られず、いずれの
場合にも不経済である。60%前後が望ましい。
茶カテキン類を溶出した溶媒は一度これを濃縮し、有機
溶媒を除いたのち、次工程(12の抽出工程)に供する
。なお有機溶媒を除かない場合には1次工程の抽出効率
が低下するとともに、次工程において使用する溶媒量が
多くなり不経済である。
かくして溶媒を除去した液から抽出成分を有機溶媒に転
溶させる(第2の抽出工程)。
なお有機溶媒としては、水への溶解量が小さいこと、溶
媒除去の必要性から沸点がそれほど高くないこと、さら
に茶カテキン類はある程度溶解する□が前記褐色物質は
全く溶解しないことが望まれる。こうした要縛を満足す
る溶媒に該当するものとして、酢酸エチル、メチルイソ
ブチルケトン、あるいはジエチルエーテルなどが好適で
あり、とくに酢酸エチルが望よしい。
一方、ジエチルエーテル以外のエーテル類たとえばイソ
プロピルエーテルや、ベンゼン、クロロホルム、石油エ
ーテルおよびヘキサン等は茶カテキン類の溶解度が低く
、またn−ブタノール等のアルコール類は褐色物質も溶
解するために不適当である。
こうした第2の抽出工程により、水相に茶カテキン類の
酸化重合物を溶解し、有機溶媒中に茶カテキン類を転溶
することによって両者を分離する。
一般には、茶カテキン類を転溶させた有機溶媒は減圧下
でこれを留去し、ついで凍結乾燥あるいは噴霧乾燥によ
り茶カテキン類を粉末化し、これを各種製品形態に加工
する。
以上のように、充填剤を用いる選択的吸着法と、液液抽
出法を連続して行う二段処理法を採用することにより、
高純度の茶カテキン類の製造が可能となった。
[作用] 本発明による茶カテキン類の製造方法においては、茶の
抽出液をカラムクロマトグラフィーで処理することによ
り茶カテキン類を吸着分離し、つぎの工程で液液抽出分
離することとしたので、従来分離不可能であった褐色物
質を分離可能となるとともに、多量の有機溶媒を必要と
せず、高純度の茶カテキン類を低コストで製造すること
ができる。
[実施例] つぎに本発明の詳細な説明する。
(実施例1) 煎茶IKgを熱水10リツトルにより10分間抽出し、
圧搾後、減圧濃縮および遠心分層を行い茶抽出液2リツ
トルを製造した。
この茶抽出液を、メタアクリル酸エステルを母体とした
合成吸着剤(三菱化成製ダイヤイオンHP−2MG)約
700ミリリツトル充填したクロマトカラムに全量注入
ののち、70%エタノール1.7リツトルで溶離した。
この液を高速液体クロマトグラフィーにより分析する。
高速液体クロマトグラフィーの分析条件は以下の通りで
ある。すなわち、 クロマトカラム: カプセルパックCl8(資生堂) 4.6mm径X250mm長 溶出用溶離液: 溶離液A: メタノール/水/リン酸 (22%/78%10.1%) 溶離液B: メタノール100% グラジエント: 0〜15分 B液  0% 15〜35分 B液 O→20% 35〜50分 B液 20→100% (当初溶離液Aで溶出し、試料注入v115〜35分の
間に溶離液を0〜20%とし、35〜55分の間に20
〜100%にそれぞれリニアーに上昇させる二段階グラ
ジェント法) 流 量: 1ミリリットル/分 試料量: 5マイクロリツトル 検出器二 ′M外線吸光光度計 波長 0−22分 UV280nm 22〜50分 UV350nm である。
上記高速液体クロマトグラフィーによる分析結果を第2
図に示す。図示のように、茶カテキン類(1,2,4,
5の4種)の純度的68%が得られた。この抽出物を含
む溶離液を減圧濃縮し、エタノールを除去し、約500
ミリリツトルを回収した。
この液を同種の酢酸エチルで3回処理し、酢酸エチル層
を合わせて減圧濃縮ののち常法にしたがって凍結乾燥し
て白色固形物的80gを得た。
この粉末を高速液体クロマトグラフィーで分析すると、
第3図に示すように褐色物質に由来するピークが消失し
、茶カテキン類の純度は約85%であった。
(応用例) 実施例1の方法で得られたカラム分画ののちの茶カテキ
ン類とit’sエチル精製後の茶カテキン類とについて
、それぞれ少量をエタノールで溶解し、リノール酸に添
加することにより抗酸化能を調べた。この抗酸化能の測
定は過酸化物価(POV)により判定した。
すなわち、無添加のものと、それぞれ1100pp添加
したのものを10ミリリツトルずつ100ミリリツトル
ビーカに取り、40℃の恒温室に放置し、常法にしたが
いヨードデンプン反応により過酸化物価(pov)を測
定した。
第4図はこの抗酸化能曲線を示す。図示のように、カラ
ム分画品に比較して、積製品の抗酸化作用が強力である
ことがわかる。
(比較例1) 本発明と対比するために、従来公知の方法による抽出を
行った。
実施例1と同様な茶抽出物1.5リツトルを同量のクロ
ロホフムで洗浄後、1.5リツトルの酢酸エチルで3回
(合計4.5リツトル)処理して抽出成分を転溶した。
酢酸エチル層を合わせて減圧濃縮で溶媒を留去ののち、
凍結乾燥により茶カテキン類104gが製造された。茶
カテキン類の純度は75%であった。本発明の方法が、
溶媒使用量および純度ともに優れていた。
(実施例2) 実施例1と同様の方法で実施した。ただし、精製用の有
機溶媒を酢酸エチルのかわりにメチルイソブチルケトン
およびジエチルエーテルのそれぞれを用いた。
その結果、茶カテキン類の回数量はそれぞれ75g、6
5gであり、また純度はそれぞれ83%、79%であっ
た。
(実施例3) 実施例1と同様の方法で実施した。ただし、カラム充填
剤として、LH−20(セファデックス)、HW−40
(トヨパール)、およびS−761(デュオライト)を
用いた。
実施例1の結果と合わせてjI5図の表にその結果を示
す。S−761を除いて樹脂による性能の相違は本条件
ではあまりなかった。
(実施例4) 実施例1と同様の方法により茶抽出液2リツトルを製造
し、この茶抽出液を同量の酢酸エチルで3回抽出した。
酢酸エチル層約6リツトルを合わせて減圧濃縮して酢酸
エチルを留去し、固形物的120gを得た。これに水を
加えて溶解させ、500ミリリツトルとし、実施例1と
同じ合成吸着剤(HP−2MG)約175ミリリツトル
を充填したクロマトカラムに全量注入したのち、70%
エタノール450ミリリツトルで溶離した。
この液を実施例1と同様に凍結乾燥して白色固形物的8
0gを得た。
したがって、製造法の手順を変更すると、つまり茶葉か
ら抽出した水溶性成分をまず有機溶媒に転溶し、この有
機溶媒を除去後、再度水に溶解し、クロマトカラムに通
すという工程を取ると、転溶のための有機溶媒量は多量
に使用するが、吸着剤の量はすくなくてすみ、その負荷
量を上げることができるという効果がある。
なお、得られた製品の量および純度は実施例1で実施し
た結果と同じである。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、クロマトカラム吸着分離
工程および液液抽出工程の二段処理により、高い抗酸化
能その他有用な生理活性機能を有する茶カテキン類を従
来にない高純度で安価に製造することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による茶カテキン類の精製方法の工程の
概略を示す説明図、 jIZ図は吸着分離によるクロマトグラムを示す説明図
。 13図は吸着分離ののち液液抽出によるクロマトグラム
の説明図、 第4図は本発明の方法により製造された茶カテキン類の
リノール酸に対する抗酸化能を示すグラフ、 第5図は茶カテキン類回収量および純度を示す表である
。 特許出願人 食品産業ハイセパレーションシステム技術
研究組合

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)茶葉から水溶性成分を抽出する第1の抽出工程と
    、 この水溶性成分を、合成吸着剤あるいはゲルろ過剤を充
    填したクロマトカラムに充填し、このクロマトカラムに
    成分を吸着させる吸着工程と、こうした吸着成分を、メ
    タノール、エタノールもしくはアセトンの1種、あるい
    はこれらの混合物からなる約40%〜100%の水溶液
    によりそれぞれ溶出する溶出工程と、 こうした溶出液を酢酸エチル、メチルイソブチルケトン
    もしくはジエチルエーテルの1種、あるいはこれらの混
    合物に転溶したのち、有機成分を留去する第2の抽出工
    程とを有することを特徴とする茶カテキン類の製造方法
  2. (2)茶葉から水溶性成分を抽出する第1の抽出工程と
    、 この抽出液を酢酸エチル、メチルイソブチルケトンもし
    くはジエチルエーテルの1種、あるいはこれらの混合物
    に転溶したのち、有機成分を留去する第2の抽出工程と
    、 この抽出成分を、合成吸着剤あるいはゲルろ過剤を充填
    したクロマトカラムに充填し、このクロマトカラムに成
    分を吸着させる吸着工程と、こうした吸着成分を、メタ
    ノール、エタノールもしくはアセトンの1種、あるいは
    これらの混合物からなる約40%〜100%の水溶液に
    よりそれぞれ溶出する溶出工程とを有することを特徴と
    する茶カテキン類の製造方法。
  3. (3)前記茶カテキン類が、エピカテキン、エピガロカ
    テキン、エピカテキンガレート、およびエピガロカテキ
    ンガレートの4種を主成分とする混合物であることを特
    徴とする請求項(1)あるいは(2)記載の茶カテキン
    の製造方法。
  4. (4)前記合成吸着剤が、スチレン・ジビニルベンゼン
    、あるいはメタアクリル酸エステルを母体とする吸着剤
    であることを特徴とする請求項(1)あるいは(2)記
    載の茶カテキンの製造方法。
  5. (5)前記ゲルろ過剤が、デキストラン誘導体あるいは
    親水性ビニルポリマーを母体とする吸着剤であることを
    特徴とする請求項(1)あるいは(2)記載の茶カテキ
    ンの製造方法。
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