JPH04178219A - 複合金属板のプレス曲げ加工方法 - Google Patents

複合金属板のプレス曲げ加工方法

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JPH04178219A
JPH04178219A JP30461790A JP30461790A JPH04178219A JP H04178219 A JPH04178219 A JP H04178219A JP 30461790 A JP30461790 A JP 30461790A JP 30461790 A JP30461790 A JP 30461790A JP H04178219 A JPH04178219 A JP H04178219A
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JP
Japan
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bending
bent
shape
punch
composite metal
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JP30461790A
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Jiro Iwatani
二郎 岩谷
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の金属板間に粘弾性物質や異種金属等の
特性の異なる中間層を介在させてなる複合鋼板および複
数の金属板を積層・一体化させてなる複合鋼板等のプレ
ス曲げ加工方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、家具、電気部品、自動車部品等の各種機械器具の
構造部材、あるいは他の発生源から発生する振動や騒音
を防止するため、その制振部材として、振動減衰機能を
有す粘弾性樹脂層を中間に配した制振鋼板をはじめとし
て、振動減衰機能を有す軟質金属層を中間に配した複合
金属板や、複数の金属板を積層・一体化してなる複合金
属板等か開発されて実用に供されつつある。
また、軽量化の観点から、中間層として樹脂や軽金属等
の軽量材を用いた複合金属板等も開発され、実用化され
始めている。
一方、これら複合金属板は、その構造上、単層金属板に
比較して深絞り等の成形性に劣るため、主として曲げ加
工用途に使用されている。
しかし、これら複合金属板を、第3図に示すように、通
常の単層金属板の曲げ加工に適用されるパンチ(31)
とV型ダイ(32)を用いてプレス曲げ加工すると、当
該複合金属板(30)か、本来平坦であるべきフランジ
部において、ある角度θをもって曲げ方向の反対側に折
れ曲がるという現象、いわゆる“かもめ”現象が発生し
易いことが広く知られている。
この“かもめ°現象による複合金属板の形状不良の発生
を防止するため、従来より、そのプレス曲げ加工方法お
よび曲げ金型に種々の検討が加えられ、各種の提案がな
されている。
これら提案の代表的なものを挙げると、例えば■制振鋼
板の表裏二枚の鋼板の厚さに差を付け、その薄い方の鋼
板を曲げ外側にしてV曲げ加工する方法(特開昭60−
72724号公報)や、予め、曲げ対象部位の表裏いず
れかの構成素板に切欠や溝を設け、この切欠や溝に沿っ
てV曲げ加工する方法等のように、加工対象の複合金属
板に、予め何らかの処置や予備加工を施すもの: ■第4図および第5図に示すように、パンチ(41)(
51)の下降に応動してV字状に角度を変更する鋼板受
(42)(52)を設けたV曲げ金型(特開昭62−1
27125、62−127127号公報)や、第6図に
示すように、V型ダイ(62)と複合金属板(60)の
間に、該複合金属板(60)より厚い鋼板(61)を配
してV曲げ加工する方法(特開昭62−127126号
公報)等のように、曲げ加工に際し、複合金属板の曲げ
外側の構成素板のフランジ部における移動を規制するも
の:■■第7図示すように、パンチ(71)の下降に応
動し、一定の背圧のもとて両側方に移動する対のダイ(
72)ヲ設けたV曲げ金型(特開昭63−13620号
)等のように、曲げ加工に際し、複合金属板の曲げ外側
の構成素板のフランジ部近傍に“しごき”を与えるもの
: ■第8図aに示すように、複合金属板(80)に、その
曲げ対象部位に沿う突条(81)を予め形成し、次いて
、第8図すに示すように、この突条(81)に対応する
断面形状の溝(83)を先端部に設けたパンチ(82)
によって、突条(81)の突出方向と逆に曲げ加工する
方法(特公昭63−43618号)等のように、予め、
曲げ対象部位の中心部を本来の曲げ方向と異なる方向に
曲げるもの二等々に大別される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術には、それぞれ以下の問題点かあ
る。
すなわち、■予め、複合金属板の表裏の構成素板の板厚
に差を付けたり、切欠や溝を設けたりする場合では、“
かもめ”現象の発生を抑止できるものの、工程が煩雑に
なり生産性に劣るだけでなく、構成素板の厚さの不同や
切欠・溝なとのため、その用途範囲に大きな制約が生じ
る。
また、■曲げ加工に際し、曲げ外側の構成素板の移動を
規制する金型や方法の場合、“かもめ”現象の発生を抑
制する効果が認められるものの、その抑制効果には限界
かあり、更に、第4図および第5図に示す金型ではその
構造が複雑となり、また、第6図に示す方法では曲げ加
工の都度にバックアップ用の鋼板が必要で経済性に劣る
また、■曲げ加工に際し、曲げ外側の構成素板に“しご
き”を与える金型では、その構造が複雑となるに加え、
“しごき“により製品表面に疵が生じ易いという問題点
がある。
また、■第8図に示す方法では、複合金属板の曲げ部の
中心部位の曲げ外側の構成素板を、−旦突条に膨出形成
した後、曲げ加工の最終段階においてダイスとの摩擦抵
抗により伸張させる一方、対応する曲げ内側の構成素板
と剥離させることで、その曲げ加工による表裏の構成素
板間の線長差を相殺して“かもめ“現象の発生を抑止で
きるものの、その効果を得るには、曲げ部における表裏
の構成素板の剥離か必至とされた構成からくる問題点が
ある。例えば、中間に剪断接着強度の高い樹脂層を介在
させた制振鋼板等のように、複合構造強度の高い複合金
属板の場合、表裏の構成素板を剥離させることか困難に
なるため、曲げ加工の最終段階における曲げ外側の構成
素板の伸張量を制御し難くなり、結果として“かもめ”
現象の発生か抑制し難くなる。更に、その曲げ工程が2
工程となり工数を要するに加え、その曲げ部の表裏の構
成素板が剥離して空隙を形成するため、曲げ部の構造強
度が低下し易いに加え、何らかの対処を施さない限り、
その使用に際して曲げ部の間隙に水分等が進入して腐食
し易くなるという問題点も派生する。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、対象とする複
合金属板の構成に影響されることなく、“かもめ”現象
の発生を確実に抑止できる複合金成板のプレス曲げ加工
方法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は以下の構成とされて
いる。すなわち、本発明に係る複合鋼板のプレス曲げ加
工方法は、複合金属板をプレス曲げ加工するに際し、ま
ずその曲げ対象部位の中心部を逆V字状に曲げ、続いて
、この逆V字状曲げ部を保持しながら、この逆V字状曲
げ部の近傍の両側それぞれを7字状に曲げ、その曲げ対
象部位を断面W字状に曲げ加工することを特徴とする。
〔作用〕
複合金属板をプレス曲げ加工する際に発生する“かもめ
′現象は、その曲げ部に生じる内外面の線長差に起因す
るフランジ部における各構成素板間のずれによって引き
起こされるが、本発明においては、複合鋼板の曲げ対象
部位の中心部を逆V字状に曲げ、続いて、この逆V字状
曲げ部の近傍の両側それぞれを7字状に曲げ、その曲げ
対象部位を断面W字状に曲げ加工するので、その曲げ成
形の最終段階において、曲げにより生じる各構成素板間
の線長差を、互いに補完し合う関係にある逆方向7曲げ
により解消して、“かもめ”現象の発生を確実に抑止す
ることができる。
また、逆V字状曲げ部を保持しながら、この逆V字状曲
げ部の近傍の両側それぞれを7字状に曲げるので、その
V字状的げに際し、逆V字状曲げ部における各構成素板
を剥離させる懸念かない。
更には、曲げ部は断面W字状に曲げ成形されるので、そ
の構造強度も高めることかできる。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図a乃至第1図Cは本発明の実施例のプレス曲げ加
工方法の概念説明図である。
第1図a乃至第1図Cにおいて、(1)は複合金属板で
あって、この複合金属板mは、例えば、二枚の鋼板材(
1a)、(lc)の間に、粘弾性樹脂層(1b)を介在
させてなる制振型複合鋼板である。
(2)はパンチであって、このパンチ(2)は、その最
先端部に小さな逆V字状溝(2b)を設け、加圧先端部
(2a)の断面形状をW字状としたもので、ここでは図
示を省略したプレスの加圧ラムに取り付けられている。
(3)は主金型であって、この主金型(3)は、パンチ
(3)の下方の定位置に配設され、パンチ(2)と対向
する上面に主成形V溝(3a)を設けたものである。
また、この主金型(3)の主成形V溝(3a)の中心部
には、上端にパンチ(2)の逆V字状溝(2b)に対応
する角錐状の断面形状とした一次成形突部(4a)を有
する平板状の可動ダイ(4)が、当該主金型(3)を上
下方向に貫通して、上下動可能に装着されている。
そして、この可動ダイ(4)は、その下方に配された連
結環(5)を介して、ここでは図示を省略した下方の弾
機に連結されてあり、無負荷時には、上端の一次成形突
部(4a)を主金型(3)の上面より高く突出させて保
持され、加圧成形時には、一定の背圧のもとて下降動す
るものとされている。
ここで、複合金属板(11は、第1図aに示すように、
まず、その曲げ対象部位の中心線を、可動ダイ(4)の
−吹成形突部(3a)の先端に合致させて、主金型(3
)上に配置される。
次いて、第1図すに示すように、パンチ(2)を圧下さ
せ、その先端部の逆V字状溝(2b)と可動ダイ(4)
の−吹成形突部(4a)とによって、複合金属板(11
曲げ中心部を逆V字状に曲げる。
次いで、複合金属板(1)の曲げ中心部を逆V字状曲げ
部を、パンチ(2)の逆V字状溝(2b)と可動ダイ(
4)の−吹成形突部(4a)とて、一定の背圧で挟持し
て保持しながら、更にパンチ(2)を圧下させ、第1図
Cに示すように、複合金属板(11の曲げ対象部をパン
チ(2)の加圧先端部(2a)にて主金型(3)の主成
形V溝(3a)面に押圧して、この複合金属板(11の
曲げ対象部位を断面W字状に曲げ加工するのである。
なお、主金型(3)の主成形V溝(3a)の内角の角度
は複合金°成板(11のスプリングバックを考慮して所
期の曲げ角度よりやや小さな角度とされる。
このようにして曲げ成形する本実施例のプレス曲げ加工
においては、その曲げ成形の最終段階において、曲げに
より生じる各構成素板間の線長差を、互いに補完し合う
関係にある逆方向7曲げにより解消して、“かもめ”現
象の発生を確実に抑止することができる。また、逆V字
状曲げ部を保持しながら、この逆V字状曲げ部の近傍の
両側それぞれをV字状に曲げるので、そのV字状曲げに
際し、逆V字状曲げ部における各構成素板を剥離させる
ことがなく、健全な曲げを達成できる。
更には、その曲げ加工は1工程で効率良く達成できるに
加え、曲げ部は断面W字状に曲げ成形されるので、その
構造強度も高めることができる。
最後に、本発明方法の具体的な実施例について述べる。
厚さ0.4mmの2枚の鋼板の間に厚さ50μのポリオ
レフィン系樹脂層を介在させてなる厚さ0、8mmの制
振鋼板を、上記構成の曲げ金型を用い、上記手順に基づ
いて、その斜視図である第2図に示す箱体Bにプレス曲
げ加工した。得られた箱体Bは、“かもめ”現象が一切
認められず、その平面部が平坦で歪みのない良好な寸法
精度を示し、しかも、各曲げ部が断面W字状に形成され
ているため、形状剛性が高く構造強度に優れたものでと
なり、本発明方法の優れた効果が確認できた。
なお、本例で得られた箱体Bは、その各曲げ部の角形凹
部に、弾性コーナ部材を貼着することで、安全性および
外観に優れる遮音ケースとして、使用に供することがで
きた。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明に係る複合金属板のプレス
曲げ加工方法によれば、対象とする複合金属板の構成に
影響されることなく、“かもめ′現象の発生を確実に抑
止でき、寸法精度および構造強度に優れるプレス曲げ成
形部材を効率良く得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至第1図Cは本発明の実施例の複合金属板の
プレス曲げ加工方法の概念説明図、第2図は本発明方法
によりプレス曲げ成形された箱体を示す斜視図、 第3図は従来の複合金属板の■曲げ加工における°かも
め”現象の説明図、 第4図乃至第8図すは従来の曲げ技術の説明図である。 (1)−複合金属板 (2)−バンチ (2b)−一逆V字状溝 (3)−生金型 (3a)−一次成形突部 (4)−可動ダイ (4a)−−一次成形突部 (5)一連結環 特許出願人  株式会社 神戸製鋼所 代 理 人  弁理士  金丸 章− 第1図と 第2図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複合金属板をプレス曲げ加工するに際し、まずその曲げ
    対象部位の中心部を逆V字状に曲げ、続いて、この逆V
    字状曲げ部を保持しながら、この逆V字状曲げ部の近傍
    の両側それぞれをV字状に曲げ、その曲げ対象部位を断
    面W字状に曲げ加工することを特徴とする複合金属板の
    プレス曲げ加工方法。
JP30461790A 1990-11-09 1990-11-09 複合金属板のプレス曲げ加工方法 Pending JPH04178219A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152397A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Daihatsu Motor Co Ltd プレス成形方法およびプレス成形用プレス素材
JP2012211495A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Komatsu Ltd 建設機械のブームの製造装置および製造方法

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