JPH04173718A - 透明な皮膜型マスカラ - Google Patents

透明な皮膜型マスカラ

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JPH04173718A
JPH04173718A JP29942790A JP29942790A JPH04173718A JP H04173718 A JPH04173718 A JP H04173718A JP 29942790 A JP29942790 A JP 29942790A JP 29942790 A JP29942790 A JP 29942790A JP H04173718 A JPH04173718 A JP H04173718A
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JP
Japan
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mascara
transparent film
eyelashes
carboxyvinyl polymer
vinyl acetate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29942790A
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English (en)
Inventor
Kikuko Katayama
片山 喜久子
Mitsuo Kawai
充夫 河合
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Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、透明な皮膜型マスカラに関し、詳しくは、ま
つ毛おるいはまゆ毛に塗布することにより、毛表面に透
明な皮膜を形成して、つやとハリを付与し、また本来、
毛のもつ自然な色相を生かしながら、メークアップ効果
(カール力、セット力)を上げることのできる透明な皮
膜型マスカラに関する。
[従来の技術] 従来の皮膜型マスカラは、有色顔料と皮膜形成剤と油分
と水を基本成分としてなる混濁液状のものであり、これ
をまつ毛に塗布し、まつ毛を着色して、まつ毛を如何に
太く長く見せるが、更にはまつ毛をもち上げカール感を
与え目もとに強いメリハリを与えるかを志向してきた。
しかしながら、最近の消費者は、マスカラの仕上りにも
バリエーションを求め、[まつ毛をより太く長くみせた
い」あるいは、メークアップ効果を求めながらも「ごく
自然にみせたい」など嗜好はざまざまである。
「まつ毛をより太く長くみせたい」場合、マスカラとし
ては、より有色顔料が多いか或いは、よりクリーミイな
タイプ等で、まつ毛上へのつきが多く、皮膜を厚いもの
にするが、化粧動作において、反復使用(塗布)Vるか
の方法が考えられるが、いずれも仕上がりはますます不
自然で使用性(のび)もわるく乾きも遅くなり化粧動作
増となり好ましい方法とはいえない。
「メークアップ効果がありごく自然な仕上りを求める」
場合、従来のマスカラを使用すれば、厚化粧っぽく、つ
やがないなど不自然さは免れえない。
このような状況の中で、本来まつ毛のもつ、つやなどを
生かし、ごく自然な仕上りが得られるマスカラで、かつ
容易によりボリューム感のある仕上りが得られるものが
望まれている。
[発明が解決しようとする課題] まつ毛に塗布することにより、毛表面に透明な皮膜を形
成して、まつ毛につやとハリを付与し、本来まつ毛のも
つ自然な色相を生かじながら、メークアップ効果(カー
ル力、セツI−力)を上げることかでき、かつ、ボリュ
ーム感のある仕上がりを容易に得るための補助効果(い
わゆる下地効果)をも有する透明な皮膜型マスカラを提
供することを課題とした。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決するためv?、意仙究し
た結果、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共
重合体とカルボキシビニルポリマーと塩基と水とエタノ
ールの5成分を必須成分とする透明な皮膜型マスカラで
あり、好ましい態様としては、ビニルピロリドン・酢酸
ビニル共重合体か全量の0.25〜8重量%であり、カ
ルボキシビニルポリマーが全量の0.1〜2重量%であ
り、塩基かカルボキシビニルポリマーの0.1〜2倍量
であり、水が全量の70〜93重量%であり、エタノー
ルが全量の5〜20重量%である透明な皮膜型マスカラ
である。
以下、本発明を詳細に述べる。
本発明で用いるビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体
とは、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの重量比が、お
よそ7:3〜2:8からなる共重合体である。
ビニルピロリドンの量比が多すぎると水に溶けやすくな
り汗や涙で落ちすぎて好ましくない。また酢酸ビニルの
量比が多すぎると水に溶けにくくなり化粧おどしがむず
かしくなって好ましくない。
尚、実使用に当っては、あらかじめエタノールまたはプ
ロピレングリコールなどに分散させて、透明な液状にし
たものが便利である。
また、市販品をそのまま用いることもできる。
例えば、ビニルピロリドンと酢酸ビニルが7:3の共重
合体のジエチルフタレート変性アルコール50%溶液(
BASF社製、以下、ルビスコール73Eと略称する。
)やビニルピロリドンと酢酸ビニルが6:4の共重合体
のゲラニオール変性アルコール50%溶液(BASF社
製、以下ルビスコール64Eと略称する。)なとを挙げ
ることかできる。
ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体の含有量は、全
量の0.25〜8重醋%か好ましく、更に好ましくは0
.5〜5重量%である。
0.25重量%より低濃度になると、皮膜強度が弱くな
りカール力やセット力を付与し難くなる。
また、8重量%より高濃度になると、ビニルピロリドン
・酢酸ビニル共重合体特有の臭いが不快感を与え、透明
感が劣ると共に、透明な皮膜型マスカラの粘度が高くな
りすぎ、塗布が難くなり好ましくない。
本発明で用いるカルボキシビニルポリマーとは、酸性高
分子化合物で、主としてアクリル酸の重合したものであ
り、市販品をそのまま用いることができる。
例えば、グツドリッチ社(米国〉製のカーボボール93
4、カーポポール9401カーボポール941などを挙
げることができる。
カルボキシビニルポリマーの含有量は、全量の0.1〜
2重量%が好ましく、更に好ましくはO13〜1.5重
量%である。0.1重量%より低濃度になると、カール
感を付与し難くなる。また、2重量%より高濃度になる
と、透明な皮膜型マスカラの伸びか重くなり、毛先でダ
マになるなど均一に塗布し難くなり好ましくない。
本発明で用いる塩基とは、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、炭酸ナトリウム、トリエタノールアミン、アル
ギニンなどを挙げることができる。
この塩基は、カルボキシビニルポリマーの水分散系を中
和し、粘度の安定域を得るために配合するものであり、
好ましくはpH4〜12、更に好ましくはpH5〜11
であり、カルボキシビニルポリマー 本発明で用いる水とは、精製水のことであり、含有量は
、全量の70〜93重量%である。
本発明で用いるエタ′ノールとは、発酵エタノール、合
成エタノール、変性エタノールなどを挙げることができ
る。
エタノールの含有量は、全量の5〜20重量%か好まし
く、更に好ましくは8〜15重量%である。
5重量%より低濃度では、透明な皮膜型マスカラの塗布
後の乾燥時間が長くなり好ましくない。
また、20重量%より高濃度では、透明な皮膜型マスカ
ラを塗布後、エタノールの揮散により、眼への刺激が強
くなりあまり好ましくない。
本発明の透明な皮膜型マスカラには、前記必須成分の他
に、マスカラに通常用いられる各種成分を配合すること
ができる。
例えば、微粒子酸化チタンなどの紫外線防護剤、水溶性
シリコーン油、ケラチン末などの毛髪保護剤、キチンや
キトサン及びこれらの誘導体や多価アルコールなどの保
湿剤、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサン
タシガムなどの天然高分子化合物、その他香料、色素、
防腐剤、抗酸化剤、あるいはニンジンエキス、ニコチン
il!tDL−α−トコフェロール、バントテニルエチ
ルエーテル、水溶性プラセンタエキスなどの薬効成分な
どを挙げることができ、これらを1種または2種以上を
組み合わせて適宜配合することができる。
本発明の透明な皮膜型マスカラは、例えば水に、カルボ
キシビニルポリマーを添加し、溶解した後、ビニルピロ
リドン・酢酸ビニル共重合体の変性アルコール溶液とエ
タノールを順次添加して混和し、最後に塩基を添加する
が、またはカルホキジビニルポリマー水溶液に塩基を添
加した後、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体の変
性アルコール溶液とエタノールを添加し攪拌混合する方
法で調製することができる。
本発明の透明な皮膜型マスカラは、透明あるいは半透明
の高粘な液状を呈しており、長期間の保存に対しても極
めて安定であり、塗布する際には軽くのびて乾きも早く
、まつ毛上に均一な皮膜が形成され、つやとハリを付与
し、ごく自然なメークアップ効果(カール力、セット力
)が得られる。
また、その効果は、長期間持続し、化粧おとしも容易で
あるといった特徴をもったものである。
[実施例] 以下、実施例にて本発明を具体的に説明するが、本発明
は、これら実施例に限定されるものではない。尚、配合
量は重量部である。
(以下余白) 実施例1.2 透明な皮膜型マスカラ (処方)表1゜ (製法) 室温にて、攪拌しなから■に■を加え、均質に分散させ
る。これにあらかじめ均質に分散してあいた■を加える
よく攪拌しながら、■を徐々に7J[]える。
これを容器につめて製品とする。
次に、本発明品の官能テストを行う。
〈実験方法と結果〉 (a)試料 本発明の実施例1及び2と比較対照のための比較例1.
2 (b)実験方法 被験者30名の女性に、マスカラを毎朝1回1週間実使
用テストさせ、下記衣2の評価項目について自己評価し
てもらいその平均値を求める。
乾きの早さ:まつ毛に塗布後1分経過時の乾き具合 塗布後の透明感:まつ毛に塗布後10分経過時の透明度
合 マスカラ下地としての効果:試料をまつ毛に塗布後、下
記の従来のマスカラを重ね て塗布した時のメークアップ効果 〈従来型のマスカラの処方と製法〉 ■及び■を80℃に加熱し、各々攪 拌溶解する。■を■に加え乳化す る。冷却後■を添加し均一に混合 し、製品とする。
セツティング:まつ毛(またはまゆ毛)を好みに整えな
がら塗布し、5時間経過 後の安定度合 カールの安定性:塗布後5時間経過時のカールの安定度
合 (C)評価基準 各評価項目に対し ◎:非常によい ○:よい Δニ一部問題有 (d)結果 表2゜ 表2から明らかなように、本発明の実施例1及び2は、
いずれも高い評点が得られているが、特に乾きの早さ、
塗布後の透明感、マスカラ下地としての効果、まつ毛の
セツティングに優れていることがわかる。
一方、エタノールを含有していない比較例1ては、乾き
が遅く、それに伴なって、つきの均一性およびまつ毛の
セツティングカールの安定性で評点が劣り、また、ビニ
ルピロリドン・酢酸ビニル共重合体のかわりにポリビニ
ルアルコールを含有する比較例2では、まつ毛の皮膜強
度か弱いため、マスカラ下地としての効果やまつ毛のセ
ツティング、カールの安定性で評点か劣ることがわかる
実施例3 アイブロー (処方) (製法) 室温にて、攪拌しなから■に■を加え、均質に分散させ
る。これにあらかじめ均質に分散しておいた■を加える
よく攪拌しながら、■を徐々に加える。
これを容器につめて製品とする。
本発明品を、まゆ毛に塗布した時、まゆ毛を好みの形に
整えながら、すばやくセットでき、そのセツティング効
果は長時間持続しうるちのであった。
[発明の効果] 本発明の透明な皮膜型マスカラは、まつ毛に塗布するこ
とにより、毛表面に透明な皮膜を形成してまつ毛につや
とハリを付与し、本来まつ毛のもつ自然な色相を生かし
ながらメークアップ効果(力−ルカ、セット力)を上げ
ることができ、また、マスカラ下地として使う時には、
従来型のマスカラを重ねて塗布することにより、これま
でより容易にボリューム感のある仕上りが得られる。
更に、まゆ上用化粧料でも良好な結果が得られた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体とカルボ
    キシビニルポリマーと塩基と水とエタノールの5成分を
    必須成分とする透明な皮膜型マスカラ。
  2. (2)ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体が、全量
    の0.25〜8重量%である請求項(1)記載の透明な
    皮膜型マスカラ。
  3. (3)カルボキシビニルポリマーが、全量の0.1〜2
    重量%である請求項(1)記載の透明な皮膜型マスカラ
  4. (4)塩基が、カルボキシビニルポリマーの0.1〜2
    倍量である請求項(1)記載の透明な皮膜型マスカラ。
  5. (5)水が、全量の70〜93重量%である請求項(1
    )記載の透明な皮膜型マスカラ。(6)エタノールが、
    全量の5〜20重量%である請求項(1)記載の透明な
    皮膜型マスカラ。
JP29942790A 1990-11-05 1990-11-05 透明な皮膜型マスカラ Pending JPH04173718A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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