JPH04171308A - 発泡シーリング剤を付着させた止め具およびその製造方法 - Google Patents

発泡シーリング剤を付着させた止め具およびその製造方法

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JPH04171308A
JPH04171308A JP29672990A JP29672990A JPH04171308A JP H04171308 A JPH04171308 A JP H04171308A JP 29672990 A JP29672990 A JP 29672990A JP 29672990 A JP29672990 A JP 29672990A JP H04171308 A JPH04171308 A JP H04171308A
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JP
Japan
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foaming
resin
nail
sealing resin
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP29672990A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Nakada
中田 了介
Hitoshi Kawagishi
川岸 等
Keiji Tajima
啓治 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ThreeBond Co Ltd
Original Assignee
ThreeBond Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04171308A publication Critical patent/JPH04171308A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発泡シーリング剤を付着させたシール効果の秀
れた釘、タフピングネジ、リベット等の止め具およびそ
の製造方法に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、屋根の施工は、野地板の上に屋根下葺材を敷き
タンカーで固定した後、この上に予め釘穴の開いた瓦、
スレート系及び金属などの屋根材(以下屋根瓦と称す、
)を置き、屋根瓦の上から釘を打ちつけ固定し屋根瓦を
葺く方法が行われている。
この方法によって施工された屋根の屋根瓦の隙間から漏
れた雨水などは、屋根下葺材によって野地板への漏水を
防いでいる。しかしながら屋根瓦から打ちつけた釘が屋
根下葺材を貫通する為、釘と屋根下葺材との間に隙間が
あき、完全な釘穴のシールが出来ず、釘の周囲から漏水
する問題があった。
従来、この問題を解決する手段として、例えば特開平1
−269707号で示されるように、シーリング剤を付
着させた釘が提案された。第4図はこの釘lを示し、そ
の先端の表面にシーリング剤2が付着されている。
第5図に示すように、この釘lを使って屋根の施工を行
うと、釘1を打ちつけた時針1に付着させたシーリング
剤2が釘1と屋根下葺材3との間に出来、隙間を塞ぎ、
シーリング効果を発揮する。
そして、釘1と屋根下葺材3に生じた隙間すなわち釘孔
からの野地板4への漏水を防ぐのである。
なお、5は屋根瓦である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この釘に付着させるシーリング剤は単に
普通の樹脂であり、これを通常の浸漬手段でコーティン
グしているため、シール効果を発揮する所定の厚みを得
るためには、樹脂を高粘度化したり、チクソトロピック
性を付与しなければならない。一般にこのような樹脂は
温度が高くなると粘度が低下し、低くなると上昇する傾
向がある。そこでこれらを一定の状態に管理するために
は、様々な装置が必要になり、またその管理も複雑で作
業性が悪いものとなってしまう。またこのような樹脂を
用いても尚コーテイング後の乾燥工程において樹脂が流
下して第6図に示すように、釘1の先端部下部に樹脂溜
まり2aができてしまうという難点もある。
このような樹脂溜まり2aができると、釘1の先端の位
置がわからず、打ち込みにくいし樹脂も無駄になる。
一方、前述のような管理をそれ程必要としない低粘度の
樹脂を用いる場合には、樹脂溜まりができにくいかわり
に、−度の塗布では、なかなか必要な膜厚が得られず、
従って、数度の重ね塗りを行う必要があり手間がかかる
という問題がある。
本発明はこのような従来の課題に着目してなされたもの
で、樹脂溜まりのない、量産性の良い発泡シーリング剤
を付着させた止め具およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するため、本発明は止め具の少なくと
も先端部の表面に、発泡シーリング剤を付着させ、この
止め具を樹脂に発泡剤を投入し撹拌配合して発泡性シー
リング樹脂を得る発泡性シーリング樹脂撹拌配合工程と
、発泡性シーリング樹脂に止め具の少なくとも先端部を
浸?a塗布する発泡性シーリング樹脂浸漬塗布工程と、
止め具に塗布した発泡性シーリング樹脂を自然乾燥する
自然乾燥工程と、止め具に塗布し乾燥した発泡性シーリ
ング樹脂を加熱発泡処理する加熱発泡焼付は処理工程と
により製造したものである。
〔作 用〕
発泡性シーリング樹脂浸漬塗布工程で塗布された発泡性
シーリング樹脂の厚さは加熱発泡焼付は処理工程で増倍
し、このため、発泡性シーリング樹脂浸漬工程における
塗布厚さを薄目にしても発泡後にあっては所定の厚さが
得られるものである。
さらに、塗布工程で発泡性シーリング樹脂を薄目に塗布
できるため、樹脂溜まりが出来ることがなく、また非常
に量産性に秀れたものとなる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を従来例と同一の
部品に同一符号を付して説明する。
第1図に示すように、本発明の止め具としての釘lの先
端部の表面に発泡シーリング剤6が付着されている。
この発泡シーリング剤6が付着された釘lの製造工程は
次の通りである。
(1)  シリコーン樹脂(T B 2310  黄色
)を主成分とし、これに溶剤(トリクロールエタン)に
て溶解した発泡剤(F30D  松本油脂製薬(株)製
)をシリコーン樹脂の3%重量比投入し撹拌配合して発
泡性シーリング樹脂を得る(発泡性シーリング樹脂撹拌
配合工程)。
(2)  第2図に示すように、パンチパネル7に複数
穿設された直径5flの孔8,8.・・・・・・に釘1
゜■、・・・・・・を投入セットし、次にこのパンチパ
ネル7を第3図に示すように、予め用意した前記発泡性
シーリング樹脂9を入れたKS−3型デインプ塗布器I
Oに投入し、釘1の首下3璽■まで釘lの先端部に発泡
性シーリング樹脂9を浸漬塗布する(発泡性シーリング
樹脂浸漬塗布工程)。
その後発泡性シーリング樹脂9の塗布された釘1,1.
・・・・・・は先端部約5削をスポンジ溶剤を含ませた
槽に浸漬し、釘1の先端部の樹脂を除去する(図示省略
)。
(3)発泡性シーリング樹脂9が塗布された釘1.1.
・・・・・・を支持したパンチパネル7を乾燥用台車に
投入し、12時間以上放置し自然乾燥する(自然乾燥工
程)。
(4)乾燥後、台車ごと160℃の乾燥炉にて10分間
加熱し、釘1の先端部に塗布した発泡性シーリング樹脂
9を加熱発泡処理する(加熱発泡焼付は処理工程)。
かくして第1図に示すような先端部に発泡シーリング剤
6が付着した釘1の製造が完了する。
なお、発泡性シーリング樹脂浸漬塗布工程で塗布された
発泡性シーリング樹脂9の厚さは加熱発泡処理工程で約
2倍の厚さとなった。すなわち発泡倍率は約2倍で、発
泡シーリング剤6の厚さが著しく増倍した。したがって
、発泡性シーリング樹脂浸漬工程における塗布厚さを薄
目にしておいても発泡後にあっては適切なシール効果が
得られる所定の厚さが得られる訳である。
本発明に使用される樹脂はシリコーン樹脂の他に、ウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹
脂、スチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、フッ素樹脂等、
またはこれらの共重合体や、ブチルゴムイソプレンゴム
、ニトリルゴム等の合成ゴム、天然ゴムの1種以上が使
用できる。
このように、塗布工程で発泡性シーリング樹脂9を薄目
に塗布できるため、従来例のように樹脂溜まりが出来る
ことがなく、また発泡性シーリング樹脂9を薄目に塗布
し加熱発泡させれば良いため、非常に量産性に秀れたも
のとなる。
なお、上記実施例では止め具として釘を使用したが、本
発明においてはその他、タッピングネジ、リベット等に
も適用できることは勿論である。
また、止め具の使用法は第3図で示すような従来例と同
様である。
さらに、上記実施例では発泡シーリング剤6を釘1の先
端部に付着させたが、本発明はこれに限定されず、釘1
の全体あるいはその中間、要するに少なくとも先端部に
付着されていれば良い。
〔効 果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、樹脂溜まり
のない量産性に秀れたシーリング剤を付着した止め具を
提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る止め具である釘の断面図、第2図
および第3図は夫々発泡性シーリング樹脂浸漬工程の説
明図、第4図は従来例の釘を示す断面図、第5図は従来
例の釘を使った屋根の施工例を示す断面図、第6図は従
来例の釘の不具合例を示す断面図である。 1・・・・・・釘(止め具)、6・・・・・・発泡シー
リング剤、9・・・・・・発泡性シーリング樹脂。 喜1墓     纂2泪 喜3目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)止め具の少なくとも先端部の表面に、発泡シーリ
    ング剤を付着させたことを特徴とする止め具。
  2. (2)樹脂に発泡剤を投入し撹拌配合して発泡性シーリ
    ング樹脂を得る発泡性シーリング樹脂撹拌配合工程と、
    発泡性シーリング樹脂に止め具の少なくとも先端部を浸
    漬塗布する発泡性シーリング樹脂浸漬塗布工程と、止め
    具に塗布した発泡性シーリング樹脂を乾燥する乾燥工程
    と、止め具に塗布し乾燥した発泡性シーリング樹脂を加
    熱発泡処理する加熱発泡焼付け処理工程とにより止め具
    の少なくとも先端部にシーリング剤を付着させた止め具
    を製造したことを特徴とする発泡シーリング剤を付着さ
    せた止め具の製造方法。
JP29672990A 1990-10-31 1990-10-31 発泡シーリング剤を付着させた止め具およびその製造方法 Pending JPH04171308A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016171636A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 ファナック株式会社 ステータおよびステータの製造方法

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