JPH04169430A - カード受入・繰出装置 - Google Patents

カード受入・繰出装置

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JPH04169430A
JPH04169430A JP29311390A JP29311390A JPH04169430A JP H04169430 A JPH04169430 A JP H04169430A JP 29311390 A JP29311390 A JP 29311390A JP 29311390 A JP29311390 A JP 29311390A JP H04169430 A JPH04169430 A JP H04169430A
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pusher
feeding
straight
cards
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Isao Kidokoro
城所 勲
Tadanobu Amano
天野 忠信
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、と(にカードの種類、数量に応じて立体配
置された各収納ケースに、その上方開口部から投入され
るカードを受け入れて積層、収納するとともに、指令に
基づいて、このカードを1枚ずつ、選択された収納ケー
スの下部から繰り出す装置であって、主にテレホンカー
ドの自動販売機や集中在庫管理機などに組み込まれるカ
ード受入・繰出装置に関する。
【従来の技術] 従来例について、その側面図である第7図を参照しなが
ら説明する。同図において、カード9はケース41に、
その上方開口部から投入され、ケース41の一部である
底板43の上に積層、収納される。ケース41の左側壁
はゲート42で、その下端と底板43との間隙が繰出口
を構成し、ここから最下側のカード9が繰り出される。 繰出口は、その間隙寸法がカード9の厚さの1.5倍に
設計され、カード9の1枚だけの通過を許容するととも
に、カード9に多少の厚さ変動や湾曲変形があっても、
ここで支えることなく正常に繰出しがおこなわれること
を保証する。 繰出手段としての繰出ローラ47は、その外周面の一部
に歯車状突起部を備え、図示してないモータによって反
時計方向に回転される。最下側のカード9が、回転する
歯車状突起部との摩擦によって繰り出される。この摩擦
のために、積層、収納されたカード9は、その上方から
押圧される必要があり、この場合の押圧は、ハネ46の
付勢を受ける押圧板45を介してなされる。なお、バネ
46を用いる代わりに、押圧板45の自重による方式を
とることもできる。 【発明が解決しようとする課題】 以上説明したような従来の技術では、次の問題がある。 その一つは、カードの押圧方式がバネ方式であれ、自重
方式であれ、関連する部材ないし機構を、カードの投入
時の邪魔にならないように−時退避させる必要があるこ
とである。このことは、別の退避用機構を必要とし、そ
れだけ装置の構造、動作を複雑化し、信顛性の低下とコ
ストの増大とをもたらす。もう一つは、収納ケースごと
にカード繰出し用動力を必要とすることである。 このことは、カード用自動販売機や集中在庫管理機など
のように、収納ケースが多数配置される場合に、とくに
著しいスペース上、コスト上の不利をもたらす。 この発明の課題は、従来の技術がもつ以上の問題点を解
消し、信転性向上や構造の簡素化、小形化、低コスト化
などが図れるカード受入・繰出装置を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1に係るカード受入
・繰出装置は、 収納ケースにカードを受け入れて積層、収納するととも
に、このカードを1枚ずつ前記収納ケースの下部から繰
り出す装置において、 前記収納ケースの下部に水平に姿勢決めされて前記繰出
しの方向に往復直進可能に設けられ、上面に前記カード
の厚さ未満の前記繰出し用段差を有するとともに、前記
繰出方向に付勢される板状のプッシャと; このプッシャが前記付勢によって直進するのを阻止可能
な阻止部と; 前記プッシャと当接し、所定行程で前記繰出方向に往復
直進可能な拘束部と、 前記阻止部に前記プッシャの直進阻止を解除させうる解
除部と、 指令に基づいて前記解除部を始動させ、次に前記拘束部
を前記繰出方向の直進から前記所定行程で1往復直進さ
せる制御部とを有する駆動ユニットと;を備える。 請求項2に係るカード受入・繰出装置は、複数個の各収
納ケースにカードを受け入れて積層。 収納するとともに、このカードを1枚ずつ前記各収納ケ
ースの中で指令に基づき選択される収納ケースの下部か
ら繰り出す装置において、前記各収納ケースの下部に水
平に姿勢決めされて前記繰出しの方向に往復直進可能に
設けられ、上面に前記カードの厚さ未満の前記繰出し用
段差を有するとともに、前記繰出方向に付勢される板状
のプッシャと; この各プッシャが前記付勢によって直進するのを阻止可
能な阻止部と; 前記所定行程で前記繰出方向に往復直進可能で、かつ前
記各プッシャと当接可能な拘束部と、前記各阻止部に対
応する前記プッシャの直進阻止を解除させうる解除部と
、 前記指令に基づいてこの解除部を始動させ、次に前記各
拘束部を前記繰出方向の直進から前記所定行程で1往復
直進させる制御部とを有する共通な駆動ユニットと;を
備え、 この駆動ユニットは、前記指令に基づく解除部の始動前
に、その指令に基づいて選択された収納ケースに対応し
て位置決めされる。 請求項3に係るカード受入・繰出装置は、請求項2に記
載の装置において、各収納ケースが、そのカードの積層
方向、繰出方向、繰出口の位置を各々仮想円筒の軸線方
向、遠心方向、はぼ円周上に一致させ、この仮想円筒の
外周面に沿って縦。 横のマトリックス状に配列されてなる。 請求項4に係るカード受入・繰出装置は、請求項2に記
載の装置において、各収納ケースは、そのカードの積層
方向、繰出方向、繰出口の位置を各々垂直方向、水平方
向、仮想垂直面上に一致させ、この仮想垂直面に沿って
緬、横のマトリックス状に配列されてなる。 請求項5に係るカード受入・繰出装置は、請求項1ない
し4のいずれかの項に記載の装置において、阻止部は、
押しボタンの操作によって作動する掛止具であり、解除
部は、前記押しボタンに対応する直進形アクチュエータ
である。 請求項6に係るカード受入・繰出装置は、請求項1ない
し5のいずれかの項に記載の装置において、制御部は、
指令に基づいて、解除部の始動前に、拘束部を繰出しと
逆方向にわずかに直進させる。 請求項7に係るカード受入・繰出装置は、請求項1ない
し6のいずれかの項に記載の装置において、プッシャは
、繰出し側の縁部近傍で上面に開口する中空部を有し、
弾性薄板が、収納ケースの繰出口側の側壁の下端部に前
記繰出口に連通ずる形で形成される中空部に対応して前
記繰出口側の側壁の内面に貼着され、前記弾性薄板の下
端部が前記プッシャの中空部に達する。 請求項8に係るカード受入・繰出装置は、請求項7に記
載の装置において、弾性薄板は、繰出口の幅方向でその
中心に関して対称位置に配設される2個からなる。 請求項9に係るカード受入・繰出装置は、請求項7また
は8に記載の装置において、弾性薄板は、ポリエチレン
テレフタレートからなる。
【作用】
請求項1または、5ないし9のいずれかに係るカード受
入・繰出装置では共通的に、指令に基づき駆動ユニット
の解除部が始動し、阻止部を介してプッシャの直進阻止
状態を解除、つまりプッシャを直進可能状態にし、次に
拘束部が、繰出方向の直進から所定行程で1往復直進し
、この往復直進に応じて同時にプッシャが、付勢にした
がって往復直進し、1枚のカードが所定行程だけ繰り出
される。 請求項2ないし9のいずれかに係るカード受入・繰出装
置では共通的に、指令に基づいてまず、駆動ユニットが
選択された収納ケースに対応して位置決めされ、次に指
令に基づき駆動ユニットの解除部が始動し、阻止部を介
してプッシャの直進阻止状態を解除、つまりプッシャを
直進可能状態にし、次に拘束部が、繰出方向の直進から
所定行程で1往復直進し、この往復直進に応じて同時に
プッシャが、付勢により往復直進し、1枚のカードが所
定行程だけ繰り出される。 なお、収納ケースは、請求項3に係る装置におけるよう
に、カードの積層方向、繰出方向、繰出口の位置を各々
仮想円筒の軸線方向、遠心方向。 はぼ円周上に一致させ、この仮想円筒の外周面に沿って
縦、横のマトリックス状に配列される、または請求項4
に係る装置におけるように、カードの積層方向、繰出方
向、繰出口の位置を各々垂直方向、水平方向、仮想垂直
面上に一致させ、この仮想垂直面に沿って縦、横のマト
リックス状に配列される。 請求項5に係るカード受入・繰出装置ではとくに、押し
ボタンが、解除部としてのアクチュエータによって押圧
されて直進し、阻止部としての掛止具が外され、その結
果プッシャが付勢によって直進可能な状態になる。 請求項6に係るカード受入・繰出装置ではとくに、解除
部の始動前に、拘束部が繰出しと逆方向にわずか直進し
、その後プッシャを直進させてプッシャと阻止部とを隔
離させる。 請求項マないし9のいずれかに係るカード受入・繰出装
置ではとくに、繰出口が弾性薄板によって遮断される形
になっているから、受け入れた最下側のカードの先端部
が誤って繰出口に詰まったり、または最下側のカードが
誤って繰出口から少し押し出された状態になり、かつ下
がら2枚目のカードが傾斜し、その後端部が垂れ下がっ
たとき、この2枚目のカードがプッシャの段差部で押さ
れて繰出口で詰まる等の、要するに繰出し時のカード詰
まりが防止される。 請求項8に係るカード受入・繰出装置ではとくに、カー
ドが幅方向の対称位置の2箇所で、各弾性薄板によって
阻止されるから、繰出し方向に対して傾斜することなく
正規に方向法めされる。 請求項9に係るカード受入・繰出装置ではとくに、弾性
薄板がポリエチレンテレフタレートからなるため、腰が
強く、表面摩擦が小さく、かつ板厚の精度が良く、結果
的に動作が安定する。
【実施例】
本発明に係るカード受入・繰出装置の実施例について以
下に図面を参照しながら説明する。第1図は第1.第2
.第3の各実施例に共通な側面図である。 第1実施例は大別すると、互いに1対1に対応するケー
ス側と駆動側とからなる。第1図において、ケース側の
構成は次のとおりである。1はケースで、その上方の開
口部からカード9が投入される、、2はゲートで、ケー
ス1の左側の側壁に相当し、その下端部の中央を方形に
切り込む形で中空部2cが形成される。4はプッシャで
、右端部にカードの厚さ未満の、繰出し用の段差部4a
を、下面に台形状の突起部4bを、ゲート2の下端に対
向する位置に中空部4cを、また下面の右端部にビン4
dをそれぞれ備える。なお、中空部4cは、後述する弾
性薄板3の下端を受け入れる空間であればよく、穴や凹
部の形をとることができる。 5は枠で、押棒6を軸線方向に直進可能に支えるととも
に、下端面に板バネ7を設ける。押棒6は、その左端部
に押しボタン6aを備え、右端部が板ハネ7の傾斜面6
二当接する。板バネ7の右端部は丸く曲げられ、この部
分が突起部4bと当接可能である。ビン4dと枠5との
間にバネ8が張設され、プッシャ4は、図示してないス
トッパによって位置決めされる。ここで、ケース1と枠
5とは、固定されて静止し、プッシャ4と押棒6とは、
詳しく後述するように可動である。枠5.押棒6および
板バネ7が、発明における阻止部に相当する。 また、3は弾性薄板で、中空部2Cの幅より狭い幅の帯
状をなし、その下端がプッシャ4の中空部4cの内部に
達するように、ゲート2の内面中央部に貼着される。こ
の実施例での弾性薄板3は、厚さO,19mのポリエチ
レンテレフタレート板である。この材料は通常、登録商
標「マイラjの名で呼ばれ、本来、絶縁板、絶縁膜とし
て用いられることが多い。この材料はまた、腰が強((
バネ定数が比較的大きく)、表面摩擦が小さく、板厚の
精度が高く、かつ細かい厚さ段階で材料が整備されてい
る。 次に、駆動側は大別すると、発明番こおける解除部と拘
束部と制御部とからなる。駆動側は一点鎖線で囲んだ駆
動ユニット11で、解除部に相当するのは、ソレノイド
12.レバー13およびバネ14であり、拘束部に相当
するのは、円板15゜ビン16およびスライダ17であ
る。制御部は図示してない。 レバー13は逆り字状部材で、符号を付けてない軸のま
わりに回動可能に支えられ、回動軸に関し一方の側がソ
レノイド12の可動部と連結され、他方の側がバネ14
と連結されて反時計方向に付勢される。バネ14と連結
された側の端部が、押棒6の押しボタン6aに近接対向
する。 円板15は、その外周近傍にビン16が立設され、図示
してないモータによって時計方向回転する。スライダ1
7はL状部材で、図で横方向に往復直進可能に支持され
ている。スライダ17は、一方の脚部にスリットが切ら
れ、ここにビン16が係合し、他方の脚部の端面がプッ
シャ4の左端面と、わずかな間隔をもって対向している
。この構成から明らかなように、拘束部は、機構的には
クランク機構であり、原動節であるスライダ17の動き
9位置に応じて、従動節であるプッシャ4の動き9位置
を拘束する。ここで、駆動ユニット11は、カード9の
繰出しを邪魔しないように、紙面と直角に拘束をずらせ
て設置される。 第1実施例の動作について、各工程図である第1図〜第
4図を参照しながら説明する。第1図はカード繰出し動
作前、つまり初期状態の側面図でもあり、第2図は第1
動作としての予備動作時の側面図、第3図は第2動作と
しての阻止解除時の側面図、第4図は第3動作としての
繰出動作時の側面図である。 初期状態では、第1図に示すように、プッシャ4は、バ
ネ8の付勢で左方に移動するのが、突起部4bと板バネ
7との当接によって阻止されている。なお、この状態で
、プッシャ4の左端面と、スライダ17の脚部の右端面
との間には、既に述べたように、わずかな間隙がある。 また、ケース1の上方開口部から投入されるカード9が
、プッシャ4の上面に積層、収納される。 繰出動作の指令があると、まず第2図に示すように、円
板15が時計方向に約30度だけ回転してスライダ17
を右方向にわずか移動させ、この移動に応じてプッシャ
4を右方向にわずか移動させる。この移動によって、板
バネ7の右端部と突起部4bとが隔離する。この隔離は
、次の板バネ7の阻止解除動作を容易にするための予備
動作である。ここで、第2図の予備動作は、あくまで板
ハネ7による突起部4bの阻止解除を容易にするために
とったもので、必須のものではない。たとえば、板バネ
7の右端部に小さいローラを設ける方式にすれば、板バ
ス7と突起部4bを隔離しなくても阻止解除は可能であ
る。もちろん、ローラを設けることはコスト的には不利
であり、信転性の面から見ても、この実施例のようにす
るのが有利である。 次に、第3図に示すように、ソレノイド12がオンされ
、レバー13を介して押棒6が、右方向に押され、その
先端部で板バネ7の斜面を押して板バネ7の先端部を下
方に移動させる。この状態がプッシャ4の直進阻止に対
する解除である。 次に、円板15が時計方向にほぼ1回転して、プッシャ
4を所定行程だけ往復直進させ、この動作によってカー
ド9を段差部4aで押して所定行程だけ繰り出す。なお
、第4図はカード繰出し中の状態を示す。繰り出された
カード9は、図示してない搬送手段によって受け継がれ
別の所定箇所まで搬送される。 ここで、若干補足すると、突起部4bが板バネ7の先端
部を乗り越えたら、板バネ7は復帰してもよく、したが
って、ソレノイド12のオン時間は比較的短くてよい。 プッシャ4が1往復して復帰するとき、その復路で、突
起部4bの右斜面が板バネ7の斜面を無理なく押し、こ
れを通過するから動作上の支障にならない。しかし、プ
ッシャ4が連続して往復動し、カードの連続繰出しをお
こなうときには、その間ソレノイド12は連続してオン
される。 また、弾性薄板3は、投入されたカード端部が繰出口の
箇所に塞ぐように位置してカード詰まりを生じるのを防
止する。すなわち、第3図に示すように、弾性薄板3の
下端部が繰出口を完全に遮断するからである。しかもカ
ード9の繰出しのときには、弾性薄板3は、第4図に示
すように、湾曲変形してカード9の通過を許容する。 なお、カード詰まりの原因としては、前記のほかに、最
下側のカードが誤って繰出口から少し飛び出し、そのた
め次のカードが右側に傾斜してカード後端部がプッシャ
の段差部で押され、その結果として繰出口で詰まる、と
いう場合もある。この原因のときでも、最初のカードの
繰出口からの飛び出しが阻止され詰まり防止の効果があ
る。 既に述べた弾性薄板3の材料は、この動作に最適である
。つまり、腰が強いから、投入カードの阻止が確実にお
こなわれ、表面摩擦が小さいから、円滑な繰出動作の妨
げにならず、かつカードを損傷しない。また、板厚の精
度が高いこと、および種々の厚さ段階の材料が整備され
ていることは、詰まり防止と繰出動作の最適条件を選定
するのに都合が良い。言いかえれば、もっとも適切な詰
まり防止と繰出動作をするための弾性薄板の寸法決定が
容易になる。 また、ここでは図示してないが、2個の弾性薄板を、繰
出口の幅方向の中心に関して対称に左右に配設し、この
2個の弾性薄板を間隔を置いて配設したことによって、
カードの繰出方向の規正をし、その斜行を防止すること
ができる。 第2の実施例について、その斜視図である第5図を参照
しながら説明する。第5図において、各ケースLA、I
B、ICなどは、そのカードの積層方向、繰出方向、繰
出口の位置をそれぞれ仮想円筒21の軸線方向、遠心方
向、はぼ円周上に一致させ、この仮想円筒21の外周面
に沿って縦。 横のマトリンクス状に配列される。第5図では、ケース
は縦方向の1列だけを代表的に示した。 このような円筒状配列は、周知のように、できるだけ小
さいスペース内に多数のケースを納めるのに効果がある
。この多数個のケースに対して、駆動ユニット11は共
通な1個だけで、指令に基づき、選定されたケースの対
向位置に移動し、第1実施例におけると同様な動作によ
って、カード繰出しをおこなう。この場合、阻止解除が
、実施例の方式のように押圧形であることは、駆動ユニ
ット11と各ケースとの動作上の連結関係を簡単にする
効果がある。 第3の実施例について、その斜視図である第6図を参照
しながら説明する。第6図において、各ケースIA、I
B、ICなどは、そのカードの積層方向、繰出方向、繰
出口の位置をそれぞれ垂直方向、水平方向、仮想垂直面
22上に一致させ、この仮想垂直面22に沿って縦、横
のマトリックス状に配列される。第6図では、ケースは
縦方向の1列だけを代表的に示した。 この多数個のケースに対し、駆動ユニット11は共通な
1個だけで、指令に基づき、選定されたケースの対向位
置に移動し、第1実施例におけると同様な動作によって
、カード繰出しをする。 この場合、阻止解除が、実施例の方式のように押圧形で
あることは、第2実施例におけるのと同様に、駆動ユニ
ット11と各ケースとの動作上の連結関係を簡単にする
効果がある。また、このような平面状配列は、ケースの
配列設置が容易であるとともに、駆動ユニット11の選
定動作が縦。 横の2方向直進であるから、それだけ機構的に容易にな
る長所がある。
【発明の効果】
請求項1または、5ないし9のいずれかに係るカード受
入・繰出装置では共通的に、指令に基づき駆動ユニット
の解除部が始動し、阻止部を介してプッシャの直進阻止
状態を解除、つまりプッシャを直進可能状態にし、次に
拘束部が、繰出方向の直進から所定行程で1往復直進し
、この往復直進に応じて同時にプッシャが、付勢にした
がって往復直進し、1枚のカードが所定行程だけ繰り出
される。したがって、信転性向上や構造の簡素化。 小形化、低コスト化などが図れる。 請求項2ないし9のいずれかに係るカード受入・繰出装
置では共通的に、指令に基づいてまず、駆動ユニットが
選択された収納ケースに対応して位置決めされ、次に指
令に基づき駆動ユニットの解除部が始動し、阻止部を介
してプッシャの直進阻止状態を解除、つまりプッシャを
直進可能状態にし、次に拘束部が、繰出方向の直進から
所定行程で1往復直進し、この往復直進に応じて同時に
プッシャが、付勢により往復直進し、1枚のカードが所
定行程だけ繰り出される。したがって、複数個の収納ケ
ースと共通な駆動ユニットとの構成になるから、信転性
向上や構造の簡素化、小形化。 低コスト化などが図れる。 請求項3に係るカード受入・繰出装置ではとくに、収納
ケースが仮想円筒の外周面に沿って縦。 横のマトリックス状に配列されるから、装置全体の省ス
ペース化が図れる。 請求項4に係るカード受入・繰出装置ではとくに、収納
ケースが仮想垂直面に沿って縦、横のマトリックス状に
配列されるから、駆動ユニットの移動に係る構造の簡素
化が図れる。 請求項5に係るカード受入・繰出装置ではとくに、押し
ボタンが、解除部としてのアクチュエータによって押圧
されて直進し、阻止部としての掛止具が外され、その結
果プッシャが付勢によって直進可能な状態になるから、
解除部と阻止部とに係る構造の簡素化が図れる。 請求項6に係るカード受入・繰出装置ではとくに、解除
部の始動前に、拘束部が繰出しと逆方向にわずか直進し
、同時にプッシャを直進させてプッシャと阻止部とを隔
離させるから、阻止部によるプッシャの直進阻止の解除
が容易になる。 請求項フないし9のいずれかに係るカード受入・繰出装
置では共通的に、繰出口が弾性薄板によって遮断される
形になっているから、繰出し時のカード詰まりが防止さ
れる。その結果、信頼性が向上し装置の稼動率向上が図
れ、かつカードの損傷ないし破損がなくなる。しかも、
手段が簡単であるから、実施しやすく低コスト化が図れ
る。 請求項8に係るカード受入・繰出装置ではとくに、カー
ドが幅方向の対称位置の2箇所で、各弾性薄板によって
遮断され、繰出しに対する抵抗を受けるから、繰出し方
向が規正され、斜行が防止される。その結果、カード繰
出しが正規方向におこなわれ、かつカード詰まり防止の
確実性が支援される。 請求項9に係るカード受入・繰出装置ではとくに、弾性
薄板がポリエチレンテレフタレートからなるため、腰が
強く、表面摩擦が小さく、かつ板厚の精度が良く、結果
的に動作が安定する。その結果、カード詰まり防止が支
援されるのはもちろん、カードの損傷がなく、詰まり防
止動作の最適条件の選定が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る第1.第2.第3の各実施例に共
通な側面図、 第2図、第3図、第4図は同じ(その動作を示す各工程
での側面図、 第5図は第2実施例の概略配置を示す斜視図、第6図は
第3実施例の概略配置を示す斜視図、第7図は従来例の
側面図である。 符号説明 1:ケース、2:ゲート、2c:中空部、3:弾性薄板
、4:プッシャ、4a:段差部、4b:突起部、4C:
中空部、4d:ピン、5二枠、6:スライダ、6a:押
しボタン、7:板バネ、8:バネ、9:カード、 11:駆動ユニット、I2:ソレノイド、13ニレバー
、14:バネ、15:円板、16:ピン、17:スライ
ダ、21:仮想円筒、ンl、/イド         
      膚51 口糸2図 拓6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)収納ケースにカードを受け入れて積層、収納すると
    ともに、このカードを1枚ずつ前記収納ケースの下部か
    ら繰り出す装置において、 前記収納ケースの下部に水平に姿勢決めされて前記繰出
    しの方向に往復直進可能に設けられ、上面に前記カード
    の厚さ未満の前記繰出し用段差を有するとともに、前記
    繰出方向に付勢される板状のプッシャと; このプッシャが前記付勢によって直進するのを阻止可能
    な阻止部と; 前記プッシャと当接し、所定行程で前記繰出方向に往復
    直進可能な拘束部と、 前記阻止部に前記プッシャの直進阻止を解除させうる解
    除部と、 指令に基づいて前記解除部を始動させ、次に前記拘束部
    を前記繰出方向の直進から前記所定行程で1往復直進さ
    せる制御部とを有する駆動ユニットと;を備えることを
    特徴とするカード受入・繰出装置。 2)複数個の各収納ケースにカードを受け入れて積層、
    収納するとともに、このカードを1枚ずつ前記各収納ケ
    ースの中で指令に基づき選択される収納ケースの下部か
    ら繰り出す装置において、前記各収納ケースの下部に水
    平に姿勢決めされて前記繰出しの方向に往復直進可能に
    設けられ、上面に前記カードの厚さ未満の前記繰出し用
    段差を有するとともに、前記繰出方向に付勢される板状
    のプッシャと; この各プッシャが前記付勢によって直進するのを阻止可
    能な阻止部と; 前記所定行程で前記繰出方向に往復直進可能で、かつ前
    記各プッシャと当接可能な拘束部と、前記各阻止部に対
    応する前記プッシャの直進阻止を解除させうる解除部と
    、 前記指令に基づいてこの解除部を始動させ、次に前記各
    拘束部を前記繰出方向の直進から前記所定行程で1往復
    直進させる制御部とを有する共通な駆動ユニットと;を
    備え、 この駆動ユニットは、前記指令に基づく解除部の始動前
    に、その指令に基づいて選択された収納ケースに対応し
    て位置決めされる構成にしたことを特徴とするカード受
    入・繰出装置。 3)請求項2に記載の装置において、各収納ケースは、
    そのカードの積層方向、繰出方向、繰出口の位置をそれ
    ぞれ仮想円筒の軸線方向、遠心方向、ほぼ円周上に一致
    させ、この仮想円筒の外周面に沿って縦、横のマトリッ
    クス状に配列されてなることを特徴とするカード受入・
    繰出装置。 4)請求項2に記載の装置において、各収納ケースは、
    そのカードの積層方向、繰出方向、繰出口の位置をそれ
    ぞれ垂直方向、水平方向、仮想垂直面上に一致させ、こ
    の仮想垂直面に沿って縦、横のマトリックス状に配列さ
    れてなることを特徴とするカード受入・繰出装置。 5)請求項1ないし4のいずれかの項に記載の装置にお
    いて、阻止部は、押しボタンの操作によって作動する掛
    止具であり、解除部は、前記押しボタンに対応する直進
    形アクチュエータであることを特徴とするカード受入・
    繰出装置。 6)請求項1ないし5のいずれかの項に記載の装置にお
    いて、制御部は、指令に基づき、解除部の始動前に、拘
    束部を繰出しと逆方向にわずか直進させる構成にしたこ
    とを特徴とするカード受入・繰出装置。 7)請求項1ないし6のいずれかの項に記載の装置にお
    いて、プッシャは、繰出し側の縁部近傍で上面に開口す
    る中空部を有し、弾性薄板が、収納ケースの繰出口側の
    側壁の下端部に前記繰出口に連通する形で形成される中
    空部に対応して前記繰出口側の側壁の内面に貼着され、
    前記弾性薄板の下端部が前記プッシャの中空部に達する
    ように構成したことを特徴とするカード受入・繰出装置
    。 8)請求項7に記載の装置において、弾性薄板は、繰出
    口の幅方向でその中心に関して対称位置に配設される2
    個からなることを特徴とするカード受入・繰出装置。 9)請求項7または8に記載の装置において、弾性薄板
    は、ポリエチレンテレフタレートからなることを特徴と
    するカード受入・繰出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007280156A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Puromekku:Kk カード発行機
JP2011126715A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mueller Martini Holding Ag 堆積体から印刷物を分離するための方法および装置
CN114275571A (zh) * 2022-01-27 2022-04-05 广东顶峰精密技术有限公司 可调式手机辅料模切装置

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