JPH04168063A - トナージェット画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は複写機、プリンター、プロッター、ファクシミ
リ、デイスプレィなどに利用し得る画像形成装置に関す
るものである。

［従来の技術］ 従来、アパチャーを有した電極に画像信号を印加するこ
とによりトナー粒子のアパチャー通過を制御し、支持体
上に画像を得る画像記録装置は米国特許第３６８９９３
５号で提案されている。この提案では絶縁体の層を挟ん
で片面に連続した導電体の層（基準電極）と、もう一方
の面に互いに絶縁された複数の導電層（制御電極）とか
ら構成されている。さらに各絶縁された複数の制御電極
毎に３層を貫いて少なくも１列のアパチャーを有してい
るアパチャー電極体と、制御電極に基準電極との間に選
択的に電位を与える手段と、印加された電位によってア
パチャーを通るトナー粒子の流れを変調されるよう帯電
した粒子を投射する手段と、支持体とアパチャー電極体
が相対的に移動し支持体を粒子流路中に位置決めする手
段とから構成されている。この方式において帯電したト
ナー粒子をアパチャー近傍に供給する手段として、特開
昭６２−２４８６６２号公報ではトナー担持ローラーの
表面にトナーを担持してローラーの回転によってアパチ
ャー近傍にトナーを搬送する方式が開示され、特開昭５
８−４４４５７号公報ではトナー搬送体とアパチャー電
極の間に交番電界を印加し帯電トナーをクラウド状にし
て搬送する方式が開示され、また、特開昭５８−１１４
９７４号公報では空気流にトナー粒子をのせて搬送する
方式が提案されていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記のようにトナー粒子をアパチャー近
傍に供給するために担持ローラーを用いたものは、トナ
ーが担持ローラーに付着する鏡像力、ファンデルワール
ス力等の力が比較的大きい。

そのため、トナーを担持ローラーから引き剥しアパチャ
ーを通過させるために強電界が必要であり、高圧電源が
必要となる。また、交番電界を必要とするものは高圧交
流電源を必要とし、さらに交番電界がトナーのアパチャ
ー通過を制御する制御電界を乱すため画像が不鮮明で、
装置が高価になるという欠点があった。そして空気流を
利用するものは空気流を発生させるためにコンプレッサ
ー等の装置を必要とし、トナージェット画像形成装置全
体か複雑で高価になる欠点があった。

本発明は上述した問題点を解決するためになされたもの
であり、高圧交流電源やコンプレッサーといった高価な
装置を必要とせず、アパチャー通過制御のし易いトナー
供給手段を用いることによって、安価なトナージェット
画像形成装置を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明の画像形成装置は、ア
パチャーを備えた電極に画像信号を印加することにより
帯電されたトナーのアパチャー通過を制御し、トナー供
給源とアパチャー付き電極を挟んで反対側に設けた支持
体上に画像を形成するトナージェット画像形成装置にお
いて、前記アパチャー付き電極の近傍にトナーを担持さ
せて搬送するトナー担持体を設け、そのトナー担持体の
アパチャー近傍位置にトナーを剥離する剥離プレートを
圧設配置した構成とした。

［作用コ 上記の構成を有する本発明によれば、担持体に担持され
アパチャー近傍まで搬送されたトナーは剥離ブレードに
剥離されブレード上を躍動するので、担持体との鏡像力
やファンデルワールス力等の力から解放されて比較的小
さな電界でトナーのアパチャー通過を制御できる。

［実施例コ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図に示すように、アパチャー電極体１は絶縁層２の
トナー供給源側に基準電極３、支持体１０側に制御電極
４を有し、基準電極３、絶縁層２及び制御電極４を貫く
アパチャー６が多数−列に支持体１０の幅分形成されて
いる。

第１図においてアパチャー電極体１の制御電極４側には
支持体１０を接しながら搬送する背面電極１１が配設さ
れている。各制御電極４は画像信号によって電圧を発生
する制御電圧駆動回路８にそれぞれ接続されている。背
面電極１１は負の高圧電源１２に接続されている。

アパチャー電極体１の基準電極３側には担持ローラー２
０と担持ローラー２ｏに平行に配置された供給ローラー
２３か、トナー２２を蓄えたトナーケース２１内に配設
されている。担持ローラー２０と供給ローラー２３は互
いに接触しており、その接触位置の上部に層規制板２５
が圧接されている。担持ローラー２０のアパチャー６面
に対向する位置には剥離ブレード２４がその刃先を担持
ローラー２０の回転方向と対向させ、担持ローラー２０
に圧接するよう配置されている。基準電極３、剥離ブレ
ード２４及びトナーケース２１は接地されている。

上述のような構成において作用を以下に詳述する。

担持０−ラー２０と供給ローラー２３の矢印方向の回転
により、トナー２２は担持ローラー２０との摩擦によっ
て正に帯電させられ担持ローラー２０に担持される。担
持されたトナー２２は層規制板２５によって一定の厚み
にされ、アパチャ−６対向面に向かって搬送される。こ
こでトナー２２は剥離ブレード２４によって担持ローラ
ー２０から剥離され、剥離ブレード２４上を次々に搬送
されてくるトナー２２に押されながら剥離ブレード２４
上を躍動しながら移動する。

ここで画像信号に応じて制御電極４に負の電圧を印加す
ると、印加された制御電極４のもつアパチャー６にはア
パチャー６の裏面から表面に向かう電気力線が形成され
、正に帯電しているトナー２２は裏面から表面に引き出
され、さらには背面電極１１によって形成されている飛
翔電界によって支持体１０上に飛翔、保持され画像部を
形成する。非画像部に対応するアパチャー６の制御電極
４には基準電極３と同電位か正電圧を印加することによ
り、背面電極１１による飛翔電界をシールドするかもし
くはアパチャー６内に表面から裏面に向かう電気力線を
形成することにより、トナー２２のアパチャー６通過を
抑える。このプロセスを支持体１０を搬送させながら繰
り返すことにより支持体１０全面にトナー像が形成され
る。

以上説明したように本実施例によれば、トナー２２は剥
離ブレード２４上で躍動した状態で供給されるので、高
価な装置を必要とせず、比較的小さなアパチャー電界で
トナー２２のアパチャー６通過を制御できるという効果
がある。

［発明の効果コ 以上詳述したことから明らかなように本発明によれば、
アパチャー付き電極の近傍にトナーを担持させて搬送す
るトナー担持体を設け、そのトナー担持体のアパチャー
近傍位置にトナーを剥離する剥離ブレードを圧設配置し
たので、高圧交流電源やコンプレッサーといった高価な
装置を必要とせす、アパチャー通過制御のし易いトナー
供給手段を用いることによって安価なトナージェット画
像形成装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第２図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図はトナージェット画像形成装置の構成
図であり、第２図はアパチャー電極体の詳細を示す斜視
図である。 図中、１はアパチャー電極体、２は絶縁層、３は基準電
極、４は制御電極、６はアパチャー、１０は支持体、１
１は背面電極、２０は担持ローラー、２２はトナー、２
３は供給ローラー、２４は剥離ブレードである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、アパチャーを備えた電極に画像信号を印加すること
   により帯電されたトナーのアパチャー通過を制御し、ト
   ナー供給源とアパチャー付き電極を挟んで反対側に設け
   た支持体上に画像を形成するトナージェット画像形成装
   置において、 前記アパチャー付き電極の近傍にトナーを担持させて搬
   送するトナー担持体を設け、 そのトナー担持体のアパチャー近傍位置にトナーを剥離
   する剥離ブレードを圧設配置したことを特徴とするトナ
   ージェット画像形成装置。