JPH04166789A - 測量機 - Google Patents

測量機

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JPH04166789A
JPH04166789A JP29414290A JP29414290A JPH04166789A JP H04166789 A JPH04166789 A JP H04166789A JP 29414290 A JP29414290 A JP 29414290A JP 29414290 A JP29414290 A JP 29414290A JP H04166789 A JPH04166789 A JP H04166789A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、走査光学系から測定光束を出射させて、第一
方向としての水平方向に走査するのを一走査として、そ
の方向と直角な第二方向としての垂直方向に測定光束を
偏向させながらその走査を所定回数行って反射部材とし
てのコーナーキューブを二次元的に走査して、反射部材
の第一方向位置と第二方向位置とを求めることにより、
反射部材に測量機本体を自動追尾させる測量機に関し、
更に詳しくは反射部材までの距離を測距するための測距
手段としての測距光学系を備えた光波測距装置に関する
(従来の技術) 従来から、測量機として光波測距装置が知られているが
、この光波測距装置は船舶の甲板等に設置しで用いられ
る場合がある。その光波測距装置は測距光学系を有して
おり、この光波測距装置から遠く離れた測点に設置の反
射部材としてのコーナーキューブに向かって光波を出射
し、そのコーナーキューブからの反射光波を受光し、測
点までの距離を測定するようになっている。
ところで、光波測距装置を船舶の甲板などに設置して測
距を行う場合、船舶の捕れ等によって反射部材としての
コーナキューブを見失うことがある。そこで、近時は、
そのコーナキューブを自動追尾できるようにした光波測
距装置が開発されつつある。
(発明が解決しようとする課題) この従来の光波測距装置は、測距光学系を内蔵する測量
機本体としての光波測距装置本体そのものを水平方向、
垂直方向に回動させてコーナーキューブを探索走査し、
そのコーナキューブに光波測距装置を自動追尾させる構
成であり、機械的に探索する構造であるので探索走査に
時間がかかるという不具合がある。
そこで、走査光学系を用いて測定光束を第一方向に走査
するのを一走査として、その第一方向と直角な第二方向
に測定光束を偏向させながら、この走査を所定回数行う
ことにより、測定光束を二次元的に走査し、第一方向走
査開始時点から第一方向に沿っての走査により反射光束
が受光系に入射するまでの走査時間に基づき反射部材の
第一方向位置を検出し、受光系に反射光束が入射するま
での走査回数により反射部材の第二方向位置を検出し、
これによって自動追尾を行う自動追尾型光波測距装置が
考えられている。
ところで、測点までの距離が非常に遠いと、第13図に
示すように、光波測距装置本体100に設けられた走査
光学系101から出射された測定光束Pが反射部材10
2により反射されて反射光束P′として受光系103に
戻った時点では、測定光束Pの出射方向は、符号P′で
示す方向を向いている。従って、第14図に示すように
、第一方向走査開始時点ti+がら第一方向Hに沿って
の走査により反射光束P′が受光系103に入射するま
での走査時間t=ts−t1に基づき反射部材LO2の
第一方向位置104を演算により求めようとすると、光
波測距装置本体100と反射部材102との距離に起因
する測定光束Pの出射時点t2から受光時点t3までの
受光時間差(t3−t2)−2L(距離)/C(光束)
、すなわち、測定光束Pを出射してからその測定光束P
が反射部材102により反射され、その反射光束P′が
受光系103により受光されるまでの経過時間(t3 
t2)に基づき、反射部材102の実際の第一方向位置
104と反射部材102の見かけの第一方向位置105
との間に位置検出誤差△が発生する。従って、反射部材
102の第一方向位置を正確に検出できず、ひいては自
動追尾を正確に行うことができないことになる。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目
的とするところは、測量機本体と前記反射部材との距離
に起因する出射時点から受光時点までの受光時間差に基
づく反射部材の見かけの第一方向位置と反射部材の実際
の第一方向位置との位置検出誤差を補正して正確に反射
部材の第一方向位置を求めることのできる測量機を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係わる請求項1に記載の測量機は、上記の課題
を解決するため、 測定光束を第一方向に走査するのを一走査として、その
方向と直角な第二方向に測定光束を偏向させながら前記
走査を所定回数行うことにより測定点に設けられた反射
部材を二次元的に走査する走査光学系の投光系と、 該走査光学系の投光系により出射された測定光束のうち
前記反射部材により反射された測定光束を受光する走査
光学系の受光系と、 該受光系に前記反射光束が入射するまでの走査回数によ
り前記反射部材の第二方向位置を検出するとともに、前
記第一方向の走査開始時点から第一方向に沿っての走査
により反射光束が前記受光系に入射するまでの走査時間
に基づき前記反射部材の第一方向位置を検出する演算部
と、該演算部からの信号により測量機本体を前記測定点
に向けて自動追尾させる制御手段と、前記反射部材まで
の距離を測定する距離測定手段とを備え、 前記演算部は、測量機本体と前記反射部材との距離に起
因する出射時点から受光時点までの時間差に基づく前記
反射部材の見かけの第一方向位置と反射部材の実際の第
一方向位置との位置検出誤差を、前記測距光学系により
求められた距離に基づいて補正する補正手段を有するこ
とを特徴とする。
本発明に係わる請求項2に記載の測量機は、上記の課題
を解決するため、 測定光束を第一方向に走査するのを一走査として、その
方向と直角な第二方向に測定光束を偏向させながら前記
走査を所定回数行うことにより測定点に設けられた反射
部材を二次元的に走査する走査光学系の投光系と、 該走査光学系の投光系により出射された測定光束のうち
反射部材により反射された測定光束を受光する走査光学
系の受光系と、 該受光系に前記反射光束が入射するまでの走査回数によ
り反射部材の前記第二方向位置を検出するとともに、前
記第一方向の走査開始時点から第一方向に沿っての走査
により反射光束が前記受光系に入射するまでの走査時間
により前記反射部材の第一方向位置を検出する演算部と
、 該演算部からの信号により測量機本体を前記測定点に向
けて自動追尾させる制御手段とを備え、前記演算部は、
測量機本体と前記反射部材との距離に起因する出射時点
から受光時点までの受光時間差に基づく反射部材の見か
けの第一方向位置と反射部材の実際の第一方向位置との
位置検出誤差を、正方向と逆方向とに前記第一方向の走
査を行って、正方向の走査により得られた反射部材の見
かけの第一方向位置と逆方向の走査により得られた反射
部材の見かけの第一方向位置とにより相殺して、反射部
材の実際の第一方向位置を求める補正手段を有すること
を特徴とする。
(作 用) 本発明に係わる請求項1に記載の測量機によれば、走査
光学系の投光系は、測定光束を第一方向に走査するのを
一走査として、その方向と直角な第二方向に測定光束を
偏向させながらその走査を所定回数行うことにより測定
点に設けられた反射部材を二次元的に走査する。走査光
学系の受光系は、その走査光学系により出射された測定
光束のうち反射部材により反射された測定光束を受光す
る。演算部は、その受光系に反射光束が入射するまでの
走査回数により反射部材の第二方向位置を検出するとと
もに、第一方向の走査開始時点から第一方向に沿っての
走査により反射光束が受光系に入射するまでの走査時間
に基づき反射部材の第一方向位置を検出する。
補正手段は、測量機本体と反射部材との距離に起因する
出射時点から受光時点までの受光時間差に基づく反射部
材の見かけの第一方向位置と反射部材の実際の第一方向
位置との位置検出誤差を、測距光学系により求められた
距離に基づいて補正する。制御手段は、位置検出誤差を
補正した上で演算部からの信号により測量機本体を測定
点に向けて自動追尾させる。
本発明に係わる請求項2に記載の測量機によれば、補正
手段は、測量機本体と反射部材との距離に起因する出射
時点から受光時点までの受光時間差に基づく反射部材の
見かけの第一方向位置と反射部材の実際の第一方向位置
との位置検出誤差を、正方向と逆方向とに第一方向の走
査を行って、正方向の走査により得られた反射部材の見
かけの第一方向位置と逆方向の走査により得られた反射
部材の見かけの第一方向位置とにより相殺して、反射部
材の実際の第一方向位置を求める。
(実施例) 以下、本発明に係わる測量機を光波測距装置に適用した
実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1@において、1は測量台、2は測点に設置された反
射部材としてのコーナキューブである。
測量台1はたとえば船舶の甲板などに設置されている。
この測量台1には光波測距装置3が据え付けられている
。この光波測距装置3は固定台4と水平回動部5とを有
する。水平回動部5は、第2図に示すように固定台4に
対して矢印A方向に回転され、支持部6を有する。支持
部6には垂直方向回動軸7が設けられ、垂直方向回動軸
7には測量機本体としての測距装置本体8が設けられて
いる。測距装置本体8は、水平回動部5の回転により第
一方向に対応する水平方向に回動されると共に垂直方向
回動軸7の回転により第1図に矢印Bで示すように第二
方向に対応する垂直方向に回転される。
その測距装置本体8には測距手段としての測距光学系9
と走査光学系10とが設けられている。この測距光学系
9は第3図に概略示すように投光部11と受光部12と
を有する。投光部11は光源13を有する。受光部12
は受光素子14を有する。光源13は赤外レーザー光束
を出射する。その赤外レーザー光束はビームスプリッタ
15のダイクロイックミラー16により対物レンズ17
に向けて反射され、カバーガラス18を介して測距装置
本体8から平行光束として出射される。
赤外レーザー光束はコーナキューブ2により反射され、
カバーガラス18を介して対物レンズ17に戻り、ビー
ムスプリッタ15のダイクロイックミラー19により反
射され、受光素子14に収束される。
その受光素子14の受光出力は、図示を略す公知の計測
回路に入力され、コーナキューブ2までの距離が測距さ
れる。
測距光学系9は結像レンズ20、レチクル板21を有し
ており、可視光は対物レンズ17、ダイクロイックミラ
ー16.19を通過して、結像レンズ20に至り、レチ
クル板21に収束され、測定者は接眼レンズ22を介し
てコーナキューブ2を含めて測点箇所を視認できる。
走査光学系10は第4図に示すようにレーザーダイオー
ド23、コリメータレンズ24、水平方向偏向素子25
、垂直方向偏向素子26、反射プリズム27.28.2
9、対物レンズ30、カバーガラス31、反射プリズム
32、ノイズ光除去用フィルタ33、受光素子34を有
する。レーザーダイオード23、コリメータレンズ24
、水平方向偏向素子25、垂直方向偏向素子26、反射
プリズム27.28.29は投光部を大略構成している
。対物レンズ30、反射プリズム32、ノイズ光除去用
フィルタ33、受光素子34は受光部を大略構成してい
る。水平方向偏向素子25、垂直方向偏向素子26はた
とえば音響光学素子から構成されている。
レーザーダイオード23は測距光学系9の測距光波の波
長とは異なる波長の赤外レーザー光を測定光束Pとして
出射する。その赤外レーザー光はコリメータレンズ24
によって平行光束にされ、水平方向偏向素子25に導か
れる。この水平方向偏向素子25は第5図に示すように
赤外レーザー光を水平方向(第一方向)Hに偏向させる
機能を有する。
垂直方向偏向素子26は赤外レーザー光を垂直方向(第
一方向と直角な第二方向)■に偏向させる機能を有する
。その水平方向偏向素子25、垂直方向偏向素子26の
制御については後述する。
その赤外レーザー光はその水平方向偏向素子25、垂直
方向偏向素子26により水平方向、垂直方向に偏向され
て反射プリズム27に導かれ、この反射プリズム27に
より反射され、反射プリズム28.29を経由して対物
レンズ30に導かれる。対物レンズ30には貫通孔35
が対物レンズ30の光軸と同軸に形成されている。その
反射プリズム29により反射された赤外レーザービーム
はその貫通孔35を通って測距装置本体8の外部に出射
され、この赤外レーザービームによってコーナーキュー
ブ2の探索走査が行われる。探索範囲内にコーナキュー
ブ2があると、赤外レーザービームがコーナーキューブ
2により反射されて対物レンズ30に戻る。その赤外レ
ーザービームはその対物レンズ30により収束され、反
射プリズム32により反射され、ノイズ光除去用フィル
ター33を通過して受光素子34に結像される。ノイズ
光除去用フィルター33は赤外レーザービームの波長と
同一の波長の光を透過させる機能を有する。
この走査光学系10によれば、投光部と受光部とが同軸
であるので、コーナキューブ2により反射された赤外レ
ーザービームを確実に受光できるメリットがある。また
、ノイズ光除去用フィルター33を設けであるので、赤
外レーザービームの波長以外の波長の光をカットでき、
探索走査を確実に行うことができる。
第6図は制御手段のブロック回路図を示すもので、この
第6図において、36は制御手段の一部を構成するマイ
クロコンピュータ、37は水平方向・垂直方向(H−V
)スキャンコントローラ、38は基準パルス発生器、3
9はH方向D/Aコンバータ、40は■方向D/Aコン
バータ、41. 42はスィーブオスシレータ、43は
加算器、44.44’ はドライバ、45.45′はモ
ータ、46.46′はエンコーダである。
モータ45の回転は歯車列などからなる減速機構(図示
を略す)を介して、水平回動部5又は垂直回動軸7に伝
達されるものである。エンコーダ46.46′はモータ
45.45’の回転に基づき検出パルスをマイクロコン
ピュータ36に向かって出力する。
レーザーダイオード23はマイクロコンピュータ36に
よって駆動制御される。マイクロコンピュータ36は水
平方向(H)、垂直方向(V)の探索走査のためのスタ
ートパルスTSを水平方向・垂直方向(H−V)スキャ
ンコントローラ37に向かって出力する。水平方向・垂
直方向(H−V)スキャンコントローラ37はそのスタ
ートパルスTSに基づいて基準パルス発生器38のクロ
ッグパルスCLをカウントし、そのカウント値HCTを
H方向D/Aコンバータ39に出力する。H方向D/A
コンバータ39はそのカウント値HCTに基づき第7図
に示すように周期的に三角波電圧TRを発生する。この
三角波電圧TRの一周期は一水平探索走査に対応してい
る。この三角波電圧TRはスィーブオスシレータ41に
入力される。スィーブオスシレータ41は三角波電圧T
Rを周波数変換して、水平方向偏向素子25を駆動する
。その水平方向偏向素子25は三角波電圧TRの電圧値
に対応した水平方向角度に赤外レーザービームを偏向さ
せる。
水平方向・垂直方向(H−V)スキャンコントローラ3
7は一水平走査が終了するたびにスキャン同期信号SC
をマイクロコンピュータ36に向かって出力する。H−
Vスキャンコントローラ37はスキャン同期信号SCを
カウントし、カウント値■CTを■方向D/Aコンバー
タ40に出力する。■方向D/Aコンバータ40はその
カウント値VCTに基づき一水平走査毎に電圧が高くな
る階段波電圧W■を発生する。その階段波電圧W■はス
ィーブオスシレータ42に入力されている。スィーブオ
スシレータ42は階段波電圧Wvを周波数変換して、垂
直方向偏向素子26を駆動する。その垂直方向偏向素子
26はその階段波電圧Wvに対応した垂直方内角度に赤
外レーザービームを偏向させる。
今、マイクロコンピュータ36によって指令された探索
範囲が第8図に符号にで示すようなものであるとし、コ
ーナーキューブ2が走査線番号1から最終の走査線番号
rまでによって定義される一探索範囲内にあるものとす
る。走査線番号1の水平走査から走査線番号n−2まで
の走査では、コーナーキューブ2がその走査範囲内にな
いので、赤外レーザービームはそのコーナーキューブ2
により反射されず、従って、受光素子34にはその赤外
レーザービームの反射光束が戻らない。走査線番号n 
−1から走査線番号n+1までの走査では、その走査範
囲内にコーナーキューブ2が存在する。
従って、受光素子34には、その赤外レーザービームの
反射光束が戻る。従って、受光素子34は走査線番号n
−1から走査線番号n+1までの走査の間に第9図に示
すような受光パルスRPを発生する。
その受光パルスRPは加算器43に入力される。
加算器43には水平方向・垂直方向(H−V)スキャン
コントローラ37のクロックパルスCLが入力され、ス
タートパルスTsを含めてスキャン同期信号SC発生時
のカウント個数を「0」として受光パルスRPの立ち上
がり時のグロックパルスCLのカウント個数と受光パル
スRPの立ち下がり時のクロックパルスCLのカウント
個数とを一水平走査毎に加算する。マイクロコンピュー
タ36はスキャン同期信号SCが入力される都度、加算
器43の出力値を読み取る。そして、−水平走査毎にそ
の出力値を算術平均する。これによって、コーナーキュ
ーブ2の水平方向位置が求められる。
たとえば、走査線番号n−1から走査線番号n+1まで
の走査において受光パルスRPの立ち上がり時のカウン
ト値HCTを、Hn−1、Hn %Hn*+%  受光
パルスRPの立ち下がり時のカウント値HCTを、H’
n−+、H’n、H’n*+とすれば、走査線番号n−
1の走査によるコーナーキューブ2の水平方向位置Hn
 −+は、 Hn −+ = (Ho−+ + H’ n−+ ) 
/ 2同様に、走査線番号n、走査線番号n+1の走査
による水平方向のコーナーキューブ2の水平方向位置H
nS Hnや1は、それぞれ、 Hn= (H,+H’ n)/2 Hn+1: (Hn*++H’ n++) / 2とし
て求められる。
従って、コーナーキューブ2の平均的な水平方向位置H
は、これらを平均して求めればよい。
ところが、第10図に示すように、測定光束Pを第一方
向Hに走査するのを一走査として、第二方向に測定光束
を偏向させながらこの走査を所定回数行うことによって
二次元的にコーナーキューブ2を走査するに際して、第
一方向走査開始時点し自から第一方向Hに沿っての走査
により反射光束P′が走査光学系10の受光系に入射す
るまでの走査時間t=tII t+に基づき反射部材2
の第一方向位置104を演算により求めようとすると、
光波測距装置本体8と反射部材2との距離に起因する測
定光束Pの出射時点t2から受光時点t3までの受光時
間差(ta  t2)、すなわち、測定光束Pを出射し
てからその測定光束Pが反射部材2によす反射され、そ
の反射光束P′が走査光学系1oの受光系により受光さ
れるまでの経過時間(ta−t2)に基づき、反射部材
2の実際の第一方向位置104と反射部材2の見かけの
第一方向位置105との間に位置検出誤差△が発生する
そこで、第11図に示すように、第一方向の走査を逆方
向に行う。そして、見かけの第一方向位置105′を求
める。すなわち、逆方向の第一方向走査により得られた
走査時間をL′=j@’  t+’とし、第一方向の全
走査時間をT1  正方向の真の走査時間をql  逆
方向の真の走査時間をt′とすると、 t=q十△、 
t′ =q′ +Δ、 q+q’  =Tだから、t’
 −t=q’ −q=zとして、真の走査時間qは、 q−(T−Z)/2として求められ、位置検出誤差△が
正方向の見かけの第一方向位置と逆方向の見かけの第一
方向位置とを求めることによって相殺される。
コーナーキューブ2の垂直方向位置■は、受光素子34
が赤外レーザー光束を受光したときの走査線番号の総和
をその受光回数で除算して求める。
たとえば、第8図に示す例の場合には、走査線番号の総
和は3nであり、受光回数は3回であるので、コーナー
キューブ2の垂直方向位置Vは、nとして求めることが
できる。
すなわち、反射部材2の第二方向位置は走査光学系10
の受光系に反射光束が入射するまでの走査回数により検
出される。
その水平方向位置H1垂直方向位置■は適宜処理され、
測距装置本体8の追尾データが後述のようにして算出さ
れ、マイクロコンピュータ36はこの追尾データに基づ
いて、ドライバ44を制御する。
すなわち、モータ45が駆動されて、測距装置本体は8
測距光学系9の光軸がコーナーキューブ2の方向を向く
ように水平方向、垂直方向に回動され、これによって、
コーナーキューブ2に対する自動追尾が行われる。
よって、マイクロコンピュータ36は、走査光学系10
の受光系に反射光束P′が入射するまでの走査回数によ
り反射部材2の第二方向位置を検出するとともに、第一
方向の走査開始時点から第一方向に沿っての走査により
反射光束が走査光学系の受光系に入射するまでの走査時
間により反射部材2の第一方向位置を検出する演算部と
して機能すると共に、測量機本体を測定点に向けて自動
追尾させる制御手段として機能する他、測量機本体と反
射部材との距離に起因する出射時点から受光時点までの
受光時間差に基づく反射部材の見かけの第一方向位置と
反射部材の実際の第一方向位置との位置検出誤差を、正
方向と逆方向とに第一方向の走査を行って、正方向の走
査により得られた反射部材の見かけの第一方向位置と逆
方向の走査により得られた反射部材の見かけの第一方向
位置とにより相殺して、反射部材の実際の第一方向位置
を求める補正手段として機能する。
なお、受光時間差と反射部材2までの距離との間には相
関関係があるので、測距光学系9により得られた距離に
基づき位置検出誤差△を補正してもよい。また、第12
図に示すように、第一方向の走査を第二方向Vへの偏向
に伴って正方向H1逆方向H′に交互に行って補正する
構成とすることもできる。
(効 果) 本発明に係わる測量機は、以上説明したように構成した
ので、測量機本体と前記反射部材との距離に起因する出
射時点から受光時点までの受光時間差に基づく反射部材
の見かけの第一方向位置と反射部材の実際の第一方向位
置との位置検出誤差を補正して正確に反射部材の第一方
向位置を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる光波測距装置の概略構成を示す
側面図、 第2図は本発明に係わる光波測距装置の概略構成を示す
平面図、 第3図は第1図に示す測距光学系の概略構成を示す光学
図、 第4図は第1図に示す走査光学系の概略構成を示す光学
図、 第5図は第4図に示す走査光学系の偏向状態を模式的に
説明するための斜視図、 第6図は本発明に係わる光波測距装置の制御手段のブロ
ック図、 第7図は第6図に示す制御手段のタイミングチャー ト
、 第8図は本発明に係わる光波測距装置による探索範囲の
一例を示す図、 第9図は第6図に示す受光素子の受光パルスの一例を示
す図、 第10図は正方向の第一方向走査の説明図、第11図は
逆方向の第一方向走査の説明図、第12図は正方向逆方
向走査の他の例を示す説明図、 第13図は測量機の走査の一例を示す平面図、第14図
は正方向走査のみに基づく位置検出誤差の説明図、 である。 2・・・コーナーキューブ(反射部材)3・・・光波測
距装置 8・・・測距装置本体(測量機本体) 9・・・測距光学系(測距手段) lO・・・走査光学系 25・・・水平方向偏向素子 26・・・垂直方向偏向素子 36・・・マイクロコンピュータ 104・・・実際の第一方向位置 105・・・見かけの第一方向位置 H・・・第一方向 ■・・・第二方向 P・・・測定光束 第10図 第12図 第11図 104’

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)測定光束を第一方向に走査するのを一走査として
    、その方向と直角な第二方向に測定光束を偏向させなが
    ら前記走査を所定回数行うことにより測定点に設けられ
    た反射部材を二次元的に走査する走査光学系の投光系と
    、 該走査光学系の投光系により出射された測定光束のうち
    前記反射部材により反射された測定光束を受光する走査
    光学系の受光系と、 該受光系に前記反射光束が入射するまでの走査回数によ
    り前記反射部材の第二方向位置を検出するとともに、前
    記第一方向の走査開始時点から第一方向に沿つての走査
    により反射光束が前記受光系に入射するまでの走査時間
    に基づき前記反射部材の第一方向位置を検出する演算部
    と、 該演算部からの信号により測量機本体を前記測定点に向
    けて自動追尾させる制御手段と、前記反射部材までの距
    離を測定する距離測定手段とを備え、 前記演算部は、測量機本体と前記反射部材との距離に起
    因する出射時点から受光時点までの受光時間差に基づく
    前記反射部材の見かけの第一方向位置と反射部材の実際
    の第一方向位置との位置検出誤差を、前記測距光学系に
    より求められた距離に基づいて補正する補正手段を有す
    ることを特徴とする測量機。
  2. (2)測定光束を第一方向に走査するのを一走査として
    、その方向と直角な第二方向に測定光束を偏向させなが
    ら前記走査を所定回数行うことにより測定点に設けられ
    た反射部材を二次元的に走査する走査光学系の投光系と
    、 該走査光学系の投光系により出射された測定光束のうち
    反射部材により反射された測定光束を受光する走査光学
    系の受光系と、 該受光系に前記反射光束が入射するまでの走査回数によ
    り反射部材の前記第二方向位置を検出するとともに、前
    記第一方向の走査開始時点から第一方向に沿っての走査
    により反射光束が前記受光系に入射するまでの走査時間
    により前記反射部材の第一方向位置を検出する演算部と
    、 該演算部からの信号により測量機本体を前記測定点に向
    けて自動追尾させる制御手段とを備え、前記演算部は、
    測量機本体と前記反射部材との距離に起因する出射時点
    から受光時点までの受光時間差に基づく反射部材の見か
    けの第一方向位置と反射部材の実際の第一方向位置との
    位置検出誤差を、正方向と逆方向とに前記第一方向の走
    査を行つて、正方向の走査により得られた反射部材の見
    かけの第一方向位置と逆方向の走査により得られた反射
    部材の見かけの第一方向位置とにより相殺して、反射部
    材の実際の第一方向位置を求める補正手段を有すること
    を特徴とする測量機。
  3. (3)前記第一方向の正方向・逆方向走査を第二方向へ
    の偏向に伴つて交互に行うことを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の測量機。
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