JPH04157247A - 自動変速機用トルクコンバータ - Google Patents

自動変速機用トルクコンバータ

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JPH04157247A
JPH04157247A JP27688590A JP27688590A JPH04157247A JP H04157247 A JPH04157247 A JP H04157247A JP 27688590 A JP27688590 A JP 27688590A JP 27688590 A JP27688590 A JP 27688590A JP H04157247 A JPH04157247 A JP H04157247A
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JP
Japan
Prior art keywords
torque
torque converter
pump impeller
flow
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP27688590A
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English (en)
Inventor
Naoki Moriguchi
直樹 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH04157247A publication Critical patent/JPH04157247A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車両用自動変速機に用いられるトルクコン
バータに関するものである。
従来の技術 周知のように、自動車等の自動変速機に用いられている
トルクコンバータは、ハウジングと一体に形成されたポ
ンプインペラと、ハウジング内にポンプインペラに対向
配置されたタービンランナと、ポンプインペラとタービ
ンランナとの間に設けられたステータとを有し、またハ
ウジング内にはフルー、ドが充填されている。
そして、エンジンのクランクシャフトに、ドライブプレ
ートを介して連結されたハウジングが回転駆動されると
、ポンプインペラが回転して、回転軸の周りを回転する
フルードの流れが生じ、その結果、遠心力によってポン
プインペラとタービンランナとの間を循環するうず巻き
流が生じる。
しかし、ポンプインペラとタービンランナとの回転の速
度差が大きい間(すなわちコンバータレンジ)は、ター
ビンランナから流出したフルードがポンプインペラの回
転を妨げる方向に流れるため、両者間に配置されたステ
ータのブレードの角度によって、フルードの流れをポン
プインペラの回転を助ける方向に変換するようになって
いる。
トルクコンバータは上述のように、ポンプインペラの回
転エネルギをフルードの流動エネルギに変換し、さらに
そのフルードによってタービンランナを回転させること
によりトルクの伝達を行うものであるから、トルクの伝
達効率を高くするには、ポンプインペラとフルードとの
間、およびフルードとタービンランナとの間でのトルク
伝達に損失が生じないようにすることが重要である。そ
のため例えば、特開昭55−27598号公報には、フ
ルードとブレードとの間の摩擦による損失を少なくする
べく、ブレードの表面積が最も小さくなる構造が記載さ
れている。
発明が解決しようとする課題 しかしながらトルク伝達の際の損失は摩擦によるものだ
けではなく、ブレードのバイアス角の不適合によっても
生じる。ここでバイアス角とは、例えば第4図に示す従
来のトルクコンバータのポンプインペラ1で説明すると
、ポンプインペラ1のブレード2の流入口側(第4図に
おいて下側)において、トルクコンバタ−回転中心線O
とブレード入口部2aのシェル3例の端点Sとを含む平
面Aを規準とし、この平面Aに対してトルクコンバータ
回転中心線Oとブレード入口部2aのコア(ガイドリン
グ)4側端点Cを含む平面Bの成す角度を指すもので、
このバイアス角はブレード2のコア4側から見た時のポ
ンプインペラ1の回転する方向を負として表わされる。
すなわち、第4図においては平面Aに対して平面Bがト
ルクコンバータの回転方向(右回転)へ角度αだけ傾い
ているので、この場合のバイアス角は、−α0となる。
上述したように、従来のトルクコンバータにおいては、
ポンプインペラおよびタービンランナの各ブレード2は
、摩擦抵抗を最小とするためにマイナスのバイアス角と
なるように取付けられている。したがって摩擦抵抗は低
減できるが、トルクコンバータ内を循環する流れに直交
し、コア4からシェル3へ、またシェル3からコア4へ
かけて存在する圧力勾配について配慮されておらず、こ
の圧力勾配は、循環する主流を乱す二次流を発生させる
という問題があった。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、トル
クコンバータ内を循環する主流を乱す二次流の発生を抑
え、トルク比およびトルク伝達効率を向上させることの
できるトルクコンバータを提供することを目的としてい
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための手段として、この発明は、ポ
ンプインペラと、タービンランナとステータとを有する
自動変速機用トルクコンバータにおいて、前記ポンプイ
ンペラとタービンランナとのいずれか一方または両方の
それぞれのフルード流入口側におけるブレードのバイア
ス角を、トルクコンバータの回転する方向を負の方向と
した場合に、正の方向へ3.3度ないし9.3度の角度
範囲に設定したことを特徴としている。
作     用 ポンプインペラのバイアス各を、3.3度ないし9.3
度の角度範囲内の正方向の傾きとしたのでステータによ
り流れる方向を替えられたフルードが、スムースにポン
プインペラ内に流入し、その結果、トルクコンバータ内
を循環するフルードの流れに直交する方向の圧力勾配が
減少し、所謂主流に対する二次流が抑えられる。
したがってフルードの流れの乱れが少ないことによりス
テータのトルク増大作用が向上し、これによってトルク
比およびトルク伝達効率が向上する。
なお、ブレードのバイアス各を正方向に3.3度未満ま
たは9.3度を越える角度のいずれかに設定すると、二
次流が増加して循環流を乱し、トルク比やトルク伝達効
率に悪影響を及ぼす。
実  施  例 以下、この発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づ
いて説明する。
第1図は、トルクコンバタ−のポンプインペラを、第2
図はトルクコンバータの全体構成をそれぞれ示すもので
、ここに示すトルクコンバータ11は車両用自動変速機
に使用される一般的な偏平トルクコンバータである。
第2図において、トルクコンバータ11は、ハウジング
12の一部を構成するフロントカバー12aとポンプシ
ェル12bとを備え、このハウジング12内には、ポン
プシェル12bの内側に一体に形成されたポンプインペ
ラ13と、このポンプインペラ13に対しトルクコンバ
ータセンター面Fを境に対称に配置されたタービンラン
ナ14と、このポンプインペラ13とタービンランナ1
4との間に配置されたステータ15とが設けられている
タービンランナ14は、出力軸1.6に取付けられてお
り、このタービンランナ14とフロントカバー128と
の間には、円板状のロックアツプクラッチピストン17
が配置されるとともに、このロックアツプクラッチピス
トン17は、ダンパスプリング18を介して出力軸16
に取付けられている。また前記ステータ15は、ワンウ
ェイクラッチ15aを介して固定軸15bに取付けられ
ている。
さらにポンプインペラ13は多数のポンプブレード20
を備えており、各ポンプブレード20はポンプコア19
との間に所定のバイアス角に傾けられて取付けられ、ま
たタービンランナ14も、同様にタービンシェル14a
とタービンコア21との間に多数のタービンブレード2
2が所定の角度に傾けて取付けられている。
また、このトルクコンバータ11においては、従来一般
のトルクコンバータと同様に、エンジンのクランクシャ
フトに接続されたドライブプレート(それぞれ図示せず
)が、前記フロントカバー12aに連結されてトルク伝
達するようになっている。
そして第1図に示すように、ポンプインペラ13のポン
プシェル12bとポンプコア19との間に多数設けられ
たポンプブレード20は、ポンプシェル12bの環状の
凹部内に収容され、かつこの凹部の底部と環状のポンプ
コア19とに係止して取付けられている。
さらに詳しく説明すると、環状の凹部の内側すなわちポ
ンプシェル12bの内側は、はぼ放射方向に取付けられ
た多数のポンプブレード20によって多数の空間に区画
されており、ポンプシェル12bの底部と対向する位置
で各ポンプブレード20を固定する環状のポンプコア1
9の内周側には流入口23が、また外周側には流出口2
4が形成される。
そして、ポンプシェル12b内を多数の空間に区画して
いる各ポンプブレード20は、その流入口23側の端部
がポンプシェル12bと当接する点Sと、トルクコンバ
ータ11の回転中心線RQとを含む平面Aを基準とし、
この平面Aに対して同一のポンプブレード20の同じく
流入口23側の端部がポンプコア19と当接する点Cが
、回転方向(右回転)と逆の方向に位置するとともに、
この点Cと回転中心線RQとを含む平面Bと前記平面A
とが成す角度β、すなわちバイアス角が約+6.6度に
設定されている。また図に示す例では、流路外径が27
0■、偏平率が0.9に設定されている。
なお、第2図において符号25はフルードの循環流、2
6は平均流線、27は平均流線に直交する方向に流れる
二次流である。
次に、上記のように構成されるこの実施例の作用を説明
する。
第2図に示すように、ハウジング12と一体のポンプイ
ンペラ13が回転すると、ポンプインペラ13の外周側
(第2図において上側)に開口する流出口24から送出
されるフルードは、タービンランナ14の外周側に開口
する流入口(図示せず)に流れ込み、中心側の流出口(
図示せず)から送出された後、ステータ15によって向
きを変えられてポンプインペラ13の中心側に開口する
流入口23に流れ込んで循環し、このフルードの循環流
25によって、ポンプインペラ13からタービンランナ
14にトルク伝達される。
このとき、ポンプインペラ13のブレード20のバイア
ス角βを正側へ+6.6度に設定しであるため、二次流
27の発生が少なくなり、この二次流による循環流25
の乱れも小さくなる。その結果、ステータ15側からの
フルードの流れが、ポンプインペラ13の流入口23に
円滑に流入し、トルク比およびトルク伝達効率が向上す
る。すなわち、フルードに与えられたエネルギが不要に
消費されず、高率良くタービンランナ14に伝達すれる
第3図は、この実施例のトルクコンバータ11と従来の
トルクコンバータとの性能比較を行ない、その結果をグ
ラフに表わしたもので、この第3図中にそれぞれ実線で
示すように、この実施例のトルクコンバータ11は、ト
ルク比t1 トルク伝達効率ηおよびトルク伝達容量C
が、この図で破線で示した従来のトルクコンバータのト
ルク比t′、トルク伝達効率η′およびトルク伝達容量
C′の値よりそれぞれ向上していることが解る。
なお、この実施例においては、ポンプインペラ13のポ
ンプブレード20のバイアス角について説明したが、タ
ービンランナ14のタービンブレード22のバイアス角
についても同様に設定され、タービンランナ14のフル
ードの流入口は外周側の開口となる。
また前記実施例では、バイアス角が+6.6度の例につ
いて説明したが、この発明は前記の実施例に限定される
ものではなく、バイアス角が+3.3度から+9.3度
の範囲で同様な効果を得ることができる。
発明の詳細 な説明したようにこの発明の自動変速機用トルクコンバ
ータは、ポンプインペラとタービンランナとのいずれか
一方または両方のブレードのバイアス角を、+3.3度
から+9.3度の範囲に設定したので、トルクコンバー
タ内の循環流と直交する方向の二次流の発生が抑えられ
、トルク比およびトルク伝達効率をそれぞれ向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図はポンプインペラの要部拡大図、第2図はトル
クコンバータの全体の構成および発生するフルードの流
れを模式的に示す説明図、第3図は従来品との比較テス
トの結果を示す線図、第4図は従来のトルクコンバータ
の要部を示す説明図である。 11・・・トルクコンバータ、  12・・・ハウジン
グ、12a・・・フロントカバー、  12b・・・ポ
ンプシェル、  13・・・ポンプインペラ、  14
・・・タービンランナ、 15・・・ステータ、 16
−・・出力軸、19・・・ポンプコア、  20・・・
ポンプブレード、23・・・流入口、 24・・・流出
口、 25・・・循環流、26・・・平均流線、 27
・・・二次流。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 渡 辺 丈 夫 第1図 第2図 13・、15ンアインペラ      RO:回転中心
1轍14・タービシ勺ン力 15 ステータ 第3図 珠遺Lt(e)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ポンプインペラと、タービンランナとステータとを有す
    る自動変速機用トルクコンバータにおいて、 前記ポンプインペラとタービンランナとのいずれか一方
    または両方のそれぞれのフルード流入口側におけるブレ
    ードのバイアス角を、トルクコンバータの回転する方向
    を負の方向とした場合に、正の方向へ3.3度ないし9
    .3度の角度範囲に設定したことを特徴とする自動変速
    機用トルクコンバータ。
JP27688590A 1990-10-16 1990-10-16 自動変速機用トルクコンバータ Pending JPH04157247A (ja)

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