JPH04144428A - 移動無線通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コードレス電話システムの移動無線通信方式
に利用する。特に、ダイバーシチ方式の移動無線通信方
式に関するものである。

〔概要〕

本発明は移動無線通信方式において、 同−の無線ゾーン内の互いに異なる複数の無線基地局ど
うしでダイバーシチ受信を行うことにより、 無線基地局のアンテナ間の距離を十分にとることができ
良好な通信状態が得られ、かつ受信系統も１系統でよい
ようにしたものである。

〔従来の技術〕

第６図は従来例の移動無線通信方式のブロック構成図で
ある。第７図は従来例の移動無線通信方式のダイバーシ
チ受信回路のブロック構成図である。第８図は従来例の
移動無線通信方式の発呼シーケンスを示す図である。

従来、移動無線通信方式は、第６図に示すような構成で
ある。すなわち、無線電話機６５は、無線基地局６２の
無線ゾーン内に存在し、無線基地局６２は、アンテナ６
３．６４を持ちダイバーシチ受信を行っている。ダイバ
ーシチ受信の一つとしては、空間的に十分離した２本以
上の受信アンテナを用い、フェージングが独立となるパ
スを設け、受信レベルの高い方の検波出力信号を選択す
る方法がある。

第７図は無線基地局装置内の選択合成方式を用いたダイ
バーシチ受信回路の一例であり、７１ａ１７１ｂはアン
テナ、７２ａ　、７２１）は周波数変換回路、７３ａ　
、７３ｂは検波回路、７４ａ　、７４ｂは受信レベル検
出回路、７５は受信レベルの比較回路および７６は信号
の選択回路である。選択合成方法は、無線電話機６５か
ら送出された電波を、たとえば、２本のアンテナ７１ａ
　、　７１ｂから受信して周波数変換回路７２ａ　、７
２ｂでそれぞれ中間周波数信号に落とし、検波回路７３
ａ　、　７３ｂで信号を取出す。周波数変換回路７２ａ
　、　７２ｂの受信電波を受信レベル検出回路７４ａ　
、　７４ｂで検出し、比較回路７５でレベルを検出した
結果をもとに選択回路７６で受信レベルの高い方の信号
を選択する。次に、無線基地局６２から無線電話機６５
に信号を送信する場合には、受信レベルの高かったアン
テナから電波を出す。

このように、検波回路まで受信装置を２系統用いて受信
レベルの高い方の検波出力信号を選択し、より良好な通
信状態を保持する。動作はンンプルで信頼性もあり、ダ
イバーシチ利得も高いなどの特徴を持っている。

第８図において、無線電話機６５が発呼した場合に、無
線電話機６５は発呼信号８１を送信し、無線基地局６２
で受信された発呼信号８１は回線制御装置６１に送出さ
れる。回線制御装置６１は、無線基地局６２に発呼応答
信号８２を返す。その後に無線電話機６５はダイヤル信
号８３を送出し、同様に、無線基地局６２で受信された
ダイヤル信号８３は回線制御装置６１に送出される。回
線制御装置６１は、無線基地局６２にダイヤル受付信号
８４を返す。

次に、無線基地局６２は、通話チャネル指定信号８５を
無線電話機６５に送信し、無線電話機６５は、この指定
された通話チャネルに切替え、通話チャネル切替完了信
号８６を無線基地局６２を経て回線制御装置６１に送信
し、これにより通話路が設定される。

以上のようなシーケンスにおいて、無線電話機６５から
無線基地局６２への送信電波はアンテナ６３．６４で受
信され無線基地局６２内のダイバーシチ受信回路で受信
レベルの高い信号を選択する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来例の移動無線通信方式では、無
線基地局装置は、壁や天井などに取付けるので、外観や
取付は易さなどの点から小型軽量化の傾向にあり、一方
、ダイバーシチ効果を得るためにはアンテナ間の距離を
５〜１０波長程度離さなければならないために、たとえ
ば、２．６ＧＨｚでは約５Ｑｃｍ〜１ｍ程度アンテナ間
距離が必要で、無線基地局装置に２本（または複数）の
アンテナを設置してもその効果を十分に得ることは困難
な問題点があった。

また、空間ダイバーシチ受信を行う場合には、無線基地
局装置に受信装置が２系統必要である。

同一無線ゾーン内で多数の無線端末を使用する場合に、
同時に複数の端末を接続するために無線基地局を複数設
置する場合があるが、常時使用されている無線基地局は
少なく、大多数は使用されていない。このために、設備
的に無駄が生じ、高価なものになるなどの問題があった
。

本発明は上記の問題点を解決するもので、空間ダイバー
シチ受信に十分なアンテナ間の距離を得ることができ良
好な通信状態が得られ、かつ無線基地局装置の受信装置
も１系統でよい移動無線通信方式を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、複数の無線電話とそれぞれ無線回線を介して
互いに通信を行う無線送受信手段を含む複数の無線基地
局と、この複数の無線基地局を制御する回線制御装置と
を備え、上記各無線基地局の無線送受信手段は各無線電
話機からの上り信号の品質を測定しその測定結果を上記
回線制御装置に与える測定手段を含む移動無線通信方式
において、上記二つ以上の無線基地局を同一の無線ゾー
ンに割付け、上記回線制御装置は上記各測定手段の測定
結果に基づき同一の無線ゾーンごとに上記複数の無線基
地局の受信する上り信号を比較する比較手段およびこの
比較手段の比較結果に基づき各上り信号ごとに通信状態
の良い無線回線を選択して該当する無線電話機に下り信
号を送出する選択手段を含むダイバーシチ制御手段を備
えたことを特徴とする。

また、本発明は、上記回線制御装置は上記二つ以上の無
線基地局の内の空き無線基地局を割付けてダイバーシチ
送受信を行う手段を含むことができる。

さらに、本発明は、上記各無線基地局および上記各無線
電話機の無線送受信手段は同一の上り下り周波数を使用
して通信を行う構成であることができる。

〔作用〕

二つ以上の無線基地局を同一の無線ゾーンに割付けてダ
イバーシチ制御を実行する。すなわち、無線基地局は測
定手段で各無線電話機からの上り信号の品質を測定して
測定結果を回線制御装置に与える。回線制御装置のダイ
バーシチ制御手段は、比較手段で上記各測定手段の測定
結果に基づき同一の無線ゾーンごとに複数の無線基地局
の受信する上り信号を比較する。選択手段でこの比較手
段の比較結果に基づき各上り信号ごとに通信状態の良好
な無線回線を選択して該当する無線電話機に送出する。

また、回線制御装置は上記二つ以上の無線基地局の内の
空き無線基地局を割付けてダイバーシチ送受信を行う場
合がある。

さらに、各無線基地局および各無線電話機の無線送受信
手段は同一の上り下り周波数を使用して通信を行う場合
がある。

以上により無線基地局のアンテナ間の距離を十分にとる
ことができ良好な通信状態が得られ、かつ受信系統も１
系統にできる。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照して説明する。第１
図は本発明一実施例移動無線通信方式のブロック構成図
である。第２図は本発明の移動無線通信方式の回線制御
装置のブロック構成図である。第３図は本発明の移動無
線通信方式の無線基地局のブロック構成図である。第４
図は本発明の移動無線通信方式の無線電話機のブロック
構成図である。第１図〜第４図において、移動無線通信
方式は、複数の無線電話機１５とそれぞれ無線回線１２
を介して互いに通信を行う無線送受信手段を含む複数の
無線基地局１３と、複数の無線基地局１３を制御する回
線制御装置１１とを備え、回線制御装置１１は、電話網
とコードレス電話システムとのインタフェース回路２１
、一般電話網とコードレス電話システムとの回線を接続
するスイッチ回路２２と、スイッチ回路２２と、無線基
地局１３とのインタフェース回路２３と、制御装置２４
と、メモリ２５とを含み、各無線基地局１３の無線送受
信手段は、アンテナ１４と、無線送受信機３２と、回線
制御装置１１とのインタフェース３３と、制御装置３５
と、メモリ３６とを含み、各無線電話機１５は、アンテ
ナ４１と、無線送受信機４２と、制御装置４３と、表示
装置４４と、メモリ４５と、音声回路４６とを含み、さ
らに各無線基地局１３ａ、１３ｂは無線送受信機３２に
接続され無線電話機１５からの上り信号の品質を測定す
る測定手段として受信レベル検出回路３４および制御装
置３５の一部を含む。

ここで本発明の特徴とするところは、無線基地局１３ａ
　、　１３ｂを同一の無線ゾーンに割付け、回線制御装
置１１は受信レベル検出回路３４の測定結果に基づき同
一の無線ゾーンごとに無線基地局１３ａ、１３ｂの受信
する信号を比較する比較手段としてスイッチ回路２２に
接続された比較回路２６およびこの比較回路２６の比較
結果に基づき各上り信号ごとに通信状態の良い無線回線
を選択して該当する無線電話機に下り信号を送出する選
択手段として選択回路２７および制御装置２４の一部を
含むダイバーシチ制御手段を備えることにある。

また、無線基地局１３ａ　、１３ｂおよび無線電話機１
５の無線送受信機３２．４２は互いに同一の上り下り周
波数を使用して時分割多重により通信を行う構成である
。

〔文献、　１９９０年電子情報通信学会春季全国大会論
文集、マルチキャリアＴＤＭＡ／ＴＤＤによるマイクロ
セルディジタル移動通信、　　Ｂ−３３５，堀用。

他； 電子情報通信学会誌、コードレス電話方式の技術動向、
　　Ｐ８５７〜８６０．　Ｖｏｌ、７３．１９９０−８
．へ坂、他〕このような構成の移動無線通信方式の動作
について説明する。

第５図は本発明の移動無線通信方式の発呼シーケンスを
示す図である。

第５図は無線電話機１５がコードレス電話システムに対
し、発呼信号を送出して発呼応答信号が戻ってくるまで
の発呼シーケンスで、二つの無線基地局１３ａ　、　１
３ｂを用いた場合のダイバーシチ受信方法のシーケンス
である。

第１図〜第５図において、無線電話機１５が発呼した場
合に、同一無線ゾーンをサービスする無線基地局１３ａ
　、１３ｂは、無線電話機１５から送出された発呼信号
５１の受信レベルを検出した後に、回線制御装置１１に
受信レベル通知５３ａ　、　５３ｂを送出する。回線制
御装置１１は、無線基地局１３ａ　、　１３ｂからの受
信レベル通知５３ａ　、　５３ｂを比較回路２６で比較
を行い、かりに無線基地局１３ａで受信した受信レベル
通知５３ａが高かった場合に、選択回路２７は受信レベ
ルの高い無線基地局１３ａを選び、制御装置２４で無線
基地局１３ａからの発呼信号５１を受信する。次に、そ
の選択結果通知５７を各無線基地局１３ａ１３ｂに通知
し、回線制御装置１１は発呼応答信号５８を受信レベル
の高かった無線基地局１３ａを経て無線電話機１５に送
信する。

このように、複数の無線基地局で無線電話機からの送信
信号の受信レベルを検出し、回線制御装置で、その受信
レベルを比較してレベルの高い方の信号を選択する。無
線電話機に送信する場合にはこの高いレベルで受信され
た無線基地局から行う。

また、無線電話機とコードレス電話システムとの間で、
ダイヤル信号の送信と送達確認、通信チャネルの指定、
切替完了信号および通話信号などの送受信をする場合に
おいても、」二の方法を用いることができる。

さらに、グイバーシチ効果を得るために三つ以上の複数
の無線基地局を用いて同様に空間ダイバーシチを行うこ
とも可能である。

同一無線ゾーンをづ−ビスする複数の無線基地局が通話
に多く使用されると、上述のような呼接続や通話におけ
る空間ダイバーシチが回能になる。

その場合に、たとえば、通話におけるダイバーシチをや
め、空き無線基地局を設けて制御チャネルを優先してダ
イバーシチを行う方法がある。また、たとえば、同一無
線ゾーンで呼接続を制御する無線基地局が一つの場合は
、その他の無線基地局の中の一つをダイバーシチ用に使
用して通話には用いないなどの方法がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、無線基地局のアンテナ
間の距離を十分にとることができ良好な通信状態が得ら
れ、かつ受信系統も１系統にできる優れた効果がある。

同一の無線ゾーン内で多数の無線端末を同時に接続する
ために無線基地局を多数設置する場合には特に経済化が
はかれる利点が大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例移動無線通信方式のブロック構
成図。 第２図は本発明の移動無線通信方式の回線制御装置のブ
ロック構成図。 第３図は本発明の移動無線通信方式の無線基地局のブロ
ック構成図。 第４図は本発明の移動無線通信方式の無線電話機のブロ
ック構成図。 第５図は本発明の移動無線通信方式の発呼シーケンスを
示す図。 第６図は従来例の移動無線通信方式のブロック構成図。 第７図は従来例の移動無線通信方式のダイバーシチ受信
回路のブロック構成図。 第８図は従来例の移動無線通信方式の発呼シーケンスを
示す図。 １１．６１−・・回線制御装置、１２ａ　、１２ｂ　、
　６０−・・有線回線、１３ａ　、　１３ｂ−無線基地
局、１４．１４ａ　、　１４ｂ　。 ４１．６３．６４．７１ａ　、　７１ｂ−・・アンテナ
、１５．６５・・・無線電話機、２Ｌ　２３．３３・・
・インタフェース、２２・・・スイッチ回路、２４．３
５．４３・・・制御装置、２５．３６．４５・・・メモ
リ、２６．７５・・・比較回路、２７．７６・・・選択
回路、３２．４２−・・無線送受信機、３４．７４ａ　
、　７４ｂ　−・・受信しベル検出回路、４４・・・表
示装置、４６・・・音声回路、５１．８１・・・発呼信
号、５２ａ　、　５２ｂ・・・受信レベル検出、５３ａ
、５３ｂ・・・受信レベル通知、５４・・・受信レベル
比較、５５・・・高受信レベルを選択、５６・・・送信
無線基地局の選択、５７・・・選択結果通知、５８・・
・発呼応答信号、７２ａ、？２ｂ・・・周波数変換回路
、７３ａ　、　７３ｂ・・・検波回路、８２・・・発呼
応答信号、８３・・・ダイヤル信号、８４・・・ダイヤ
ル受付信号、８５・・・通話チャネル指定信号、８６・
・・通話チャネル切替完了信号。 特許出願人　日本電信電話株式会社 代理人　　弁理士　　井　出　直　孝 従来例 ダイノぐ−シチ受う名目路 亮 図 従来例　党４シーγンス 刀８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の無線電話とそれぞれ無線回線を介して互いに
   通信を行う無線送受信手段を含む複数の無線基地局と、
   この複数の無線基地局を制御する回線制御装置とを備え
   、 上記各無線基地局の無線送受信手段は各無線電話機から
   の上り信号の品質を測定しその測定結果を上記回線制御
   装置に与える測定手段を含む移動無線通信方式において
   、 上記二つ以上の無線基地局を同一の無線ゾーンに割付け
   、 上記回線制御装置は上記各測定手段の測定結果に基づき
   同一の無線ゾーンごとに上記複数の無線基地局の受信す
   る上り信号を比較する比較手段およびこの比較手段の比
   較結果に基づき各上り信号ごとに通信状態の良い無線回
   線を選択して該当する無線電話機に下り信号を送出する
   選択手段を含むダイバーシチ制御手段を備えた ことを特徴とする移動無線通信方式。 ２、上記回線制御装置は上記二つ以上の無線基地局の内
   の空き無線基地局を割付けてダイバーシチ送受信を行う
   手段を含む請求項１記載の移動無線通信方式。 ３、上記各無線基地局および上記各無線電話機の無線送
   受信手段は同一の上り下り周波数を使用して通信を行う
   構成である請求項１記載の移動無線通信方式。