JPH04143450A - 排気ガス再循環制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は排気ガス再循環制御装置に関し、更に詳細には
自、動車等の内燃機関の排気ガス再循環システムにおけ
る制御装置の軸部支持構造に関する。

（従来の技術） 従来、この種の排気ガス再循環制御装置は例えば実開昭
６３−１６２９６４号公報などに開示されているように
構成されていた。この従来の排気ガス再循環制御装置は
第５図および第６図に示され、当該図を参照してその構
成を簡単に説明する。

第５図において、１は燃焼室２を有する機関、３は燃焼
室２に連設された排気ガイド通通用の排気管、４は排気
管３に接続され燃焼室２からの排気ガスを冷却するクー
ラ装置、５は該クーラ装置４に接続され、ここで冷却さ
れた排気ガスを導入して機関１の吸気管（図示せず）へ
の排気ガス再循環量を調整する排気ガス再循環制御装置
、６は該排気ガス再循環制御装置５内に設けられ吸気管
からの負圧信号によって応動し排気ガス通路の開度を調
節する調節弁、７は負圧室８を形成し、差圧により調節
弁６を作動させるゴム製のダイアフラムをそれぞれ示し
ている。

排気ガス再循環システムは第５図に概略的に示された各
装置によって構成され、排気管３へ排出された排気ガス
の一部はターラ装置１ｌＦ４によって冷却された後排気
ガス再循環制御装置５に導入される。この排気ガス再循
環制御装置５は第６図に示されるように構成されていた
。第６図において９はアルミダイカスト成形により形成
され内部に排気ガス通路１０を備えるハウジング、１０
ａは機関１の排気管３からの排気ガスが導入される通路
入口、１０ｂは機関Ｉの吸気管へ排気ガスを導出する通
路出口、１１は排気ガス通路１０を導入側通路と導出側
通路に分けるようにハウジング９の内壁を利用して設置
された環状の弁座、１２は軸方向に可動な軸部１３の下
端に一体的に形成され、弁座１１の開口を開閉して該開
口を通過する排気ガス量を調整する調節弁、１４はハウ
ジング９に固着され軸部１３を摺動可能に支持する軸受
部材、１５はこの軸受部材１４の下部に設けられ、排気
ガス通路ＩＯを流れる排気ガス中のカーボン等が軸受部
材１４の軸部摺動孔へ侵入するのを防ぐ断面０字状のホ
ルダ、１６はそれぞれダイアフラム７を挟持するように
２枚の円板１６ａ、１６ｂを固着して一体化し、中心部
に軸部１３の上端部を連結した押え板、１７はハウジン
グ１０の上部においてダイアフラム７を囲うように周囲
部に加締めにより固着され内部に負圧室８を形成するケ
ース、１８はケース１７と押え板１６との間に縮設配置
され、押え板１６を下方へ押圧する圧縮スプリング、１
９はケース１７に取付けられ、機関１の吸気管からの負
圧を負圧室８に導入する負圧導入管をそれぞれ示してい
る。

このように構成された従来の排気ガス再循環制御装置５
において、機関１の排気管３から導かれた排気ガスは通
路人口１０ａから排気ガス通路の導入側通路に入る。他
方、調節弁１２は負圧導入管１９を通じて負圧室８内に
導かれた負圧の太きさに応じて動作し、この調節弁１２
による弁座１１の開口開度によって導出側通路への排気
ガス流量が制御され、通路出口１０ｂから吸気管へ導出
される。このように再循環された排気ガスの一部は混合
気に供給され、燃焼室２番こ導入されて燃焼される。こ
れにより、排気ガス中の有害成分である窒素酸化物（Ｎ
０ｘ）の量は低減される。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、前述した従来の排気ガス再循環制御装置
では、軸部１３に対する支持不足を原因としてか該軸部
１３が傾くことがあり、その結果ｔａｎ弁１２と弁座１
１との当接が不安定となって排気ガスが漏れ、機関１の
不調をきたすことがあった。また、軸受部材１４の軸部
摺動孔へのカーボン等の侵入に対してはホルダ１５で防
止しているが、完全なる侵入防止はできず、その結果軸
部１３の円滑な摺動が行なわれないという問題があった
。

本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するために
なされたもので、軸部の傾き防止と共に軸受部の軸部摺
動孔へのカーボン等の侵入を防ぎ軸部の円滑な摺動を図
る排気ガス再循環制御装置を提供することにある。

帽１を解決するための手段） 本発明の排気ガス再循環制御装置は、ホルダの軸部挿通
孔内周面に軸部を支持するガイド部材を設けると共に軸
受部とホルダとで区画される閉鎖空間にそれぞれ軸部の
周面およびこの閉鎖空間の内周面に僅ずかな間隔をあけ
て配置された少なくとも２つの遮へい板を設けたことを
特徴とする。

（作　用） 本発明の排気ガス再循環制御装置によると、軸部は軸受
部とホルダのガイド部材とによって２点支持され、これ
により軸部のふれや傾きの発生がなくなり、またこの軸
受部とホルダとで区画される閉鎖空間に軸方向に沿って
複数の遮へい板が配置されているため軸受部の軸部摺動
孔への到達経路がジグザク状、換言すればラビリンス構
造となってカーボン等の流れ込みが阻止される。

（実施例） 以下、本発明の排気ガス再循環制御装置を添付図面に示
された実施例について更に詳細に説明する。

第１図には、本発明の一実施例に係る排気ガス再循環制
御装置２０が示されている。当該制御装置２０を示す第
１図において、第６図に示された従来の制御装Ｗ５を構
成する部分と同一部分又は相当する部分は同一の参照符
号を付してその説明を省略する。

本実施例の排気ガス再循環制御装置２０では、導出側通
路内であって弁座１１の上方に軸受部２１がハウジング
９に固着されて配置され、第２図に示されるように軸受
部２１の中央部に形成された軸部摺動孔２１ａを軸部１
３が挿通している。

この軸受部２１の周囲下端面とハウジング９の内壁に形
成された段部とに周囲フランジ部２２ｂが挾まれて取付
けられた漏斗状のホルダ２２は中央の軸部挿通孔２２ａ
に取付けられた環状のガイド部材２３を備えている。軸
部１３はこのガイド部材２３を挿通すると共に該ガイド
部材２３により支持されている。

他方、この軸受部２１とホルダ２２とで区画された閉鎖
空間２４内には２つの遮へい板２５゜２６が配置されて
いる。１つの遮へい板２５はその外周囲端が軸受部２１
とホルダ２２のフランジ部２２ｂとに挟着されて固定さ
れ、中央の開口を軸部１３が通過している。この遮へい
板２５の中央開口はその内周部２５ａと軸部１３周囲面
との間に微少な間隙を形成して軸部１３の摺動に支障を
与えないような大きさで形成されている。この遮へい板
２５の上部には更に他の１つの遮へい板２６が配置され
、該遮へい板２６は先の遮へい板２５とは異なり軸部１
３に固着され、その外周端２６ａは軸受部２１の内側面
２１ｂと微少な間隙を形成している。この遮へい板２６
は第３図（ａ）および第３図（ｂ）に示されるような市
販のブツシュナツト等を利用することができるため入手
は非常に容易であるとともに、これを使用すれば、第４
図に示されるようにこのブツシュナツト２６を軸部１３
にはめ込むだけで取付けられるため軸部１３に対する加
工も不必要となる。なお、遮へい板２５は単なるワッシ
ャを利用することができる。

このように構成された排気ガス再循環制御装置２０にお
いて、軸部１３の上下運動により調節弁１２が弁座１１
を開閉するが、軸部１３は軸受部２１とホルダ２２の軸
部挿通孔内周部に固着されたガイド部材２３との２ケ所
によって支持されるため、傾きが微少となり、円滑な動
作が行える。

従って調節弁１２と環状弁座１１との当接もすきまなく
確実に安定して行える。なお、軸部１３の支持が２ケ所
となったために摺動抵抗を減少させる必要があり、その
ため軸受部２１の軸部摺動孔２１ａは従来より短くされ
ている。

他方、排気ガスのカーボン等はガイド部材２３の内周部
と軸部１３のすきまから空間２４内に侵入するが、遮へ
い板２５．２６とによって形成された軸方向に対してジ
グザグ状又はラビリンス構造により、軸受部２１の軸部
摺動孔２１ａへの侵入はほとんど完全に防止できる。従
って、カーボン等の侵入による円滑な動作に支障をきた
すということはなくなる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の排気ガス再循環制御装置
によれば、下端に調節弁を備えた軸部を軸受部とホルダ
のガイド部材との２ケ所で支持するようにしたことによ
り、軸部のふれや傾きの発生が防止され、調節弁の弁座
に対する当接位置精度が向上すると同時に安定し、機関
に不調を与えることがない、また、軸受部とホルダで区
画される空間部には少なくとも２枚の遮へい板を軸方向
に配置してラビリンス構成としたことにより軸受部の軸
部摺動孔へのカーボンの侵入もなく軸部の円滑な動作が
保障される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る排気ガス再循環制御装
置を示す断面図、第２図は第１図に示された排気ガス再
循環制御装置における軸部支持構造を拡大して示す断片
的な断面図、第３図（菊は遮へい板に利用し得るブツシ
ュナツトを示す平面図、第３図師）は第３図（ａ）に示
されたブツシュナツトの側面図、第４図は第３図（ａ）
のブツシュナツトを軸部に装着した状態を示す平面図、
第５図は従来の排気ガス再循環システムを示す構成説明
図、第６図は従来の排気ガス再循環制御装置を示す断面
図である。 ７・・・ダイアフラム、８・・・負圧室、９・・・ハウ
ジング、１０・・・排気ガス通路、１１・・・弁座、１
２・・・調節弁、１３・・・軸部、２０・・・排気ガス
再循環制御装置、２１・・・軸受部、２２・・・ホルダ
、２３・・・ガイド部材、２４・・・空間部、２５・・
・遮へい板、２６・・・遮へい板。 なお、各図中同一符号は同一部分又は相当する部分を示
す。 代理人　　　大　　岩　　増　　雄 第 図 Ｒ 第 図 ２５゜ 第 図 （ｂ） 第４ 図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ハウジングの内部に環状の弁座の開口部を介して連通
   する導入側通路および導出側通路を備え、差圧発生手段
   により可動な軸部の端部に設けられた調節弁が前記弁座
   の開口部を開閉して排気ガスの通過量を調整する排気ガ
   ス再循環制御装置において、いずれか一方の前記通路内
   に位置し前記軸部を摺動可能に支持すべく前記ハウジン
   グに取付けられた軸受部（２１）と、該軸受部（２１）
   の前記通路側に設けられ、前記軸部に対してガイド部材
   （２３）により支持すると共に前記軸受部と協働してそ
   の下部に閉鎖空間を形成するホルダ（２２）と、前記閉
   鎖空間内に軸方向に配置され、それぞれ前記軸部の周囲
   面および前記閉鎖空間の内周面との間に僅ずかな間隔を
   あけて設けられた少なくとも２つの遮へい板とを含んで
   なる排気ガス再循環制御装置。