JPH0414257Y2 - - Google Patents

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JPH0414257Y2
JPH0414257Y2 JP11037088U JP11037088U JPH0414257Y2 JP H0414257 Y2 JPH0414257 Y2 JP H0414257Y2 JP 11037088 U JP11037088 U JP 11037088U JP 11037088 U JP11037088 U JP 11037088U JP H0414257 Y2 JPH0414257 Y2 JP H0414257Y2
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pin
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cable
fitted
connecting ring
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用空調用装置のうちレバー
式のヒータコントロールにおいて、レバーと各種
空調関連機器を繋ぐケーブルの連結構造に関する
ものである。
(従来の技術) 自動車のインストルメントパネルに組込まれる
ヒータコントロールベース20は、複数本のレバ
ー21が組付けられている。これらには内外気切
換えレバー、温度コントロールレバー等があり、
それぞれ内外気切換ダンパ、エアミツクスダンパ
等とケーブル22(プツシユプルケーブル)を介
して連繋されている。従来より、このケーブルを
連結させる仕方には、第5図および第6図に示す
ような二つの方式がよく知られている。
第5図に示すものは、レバー21側に取付け孔
23を貫通しておき、ここへケーブル22の先端
に形成された鉤部24を差込んで連結する方式で
ある。
これに対し、第6図のものはレバー21側に取
付け軸部25を立設しておき、ここへケーブル2
2先端に折曲げ形成された連結リング26を嵌込
んで接続する方式である。
(考案が解決しようとする課題) しかし、第5図のものの場合、ケーブル22に
対する外力の作用方向によつては、外れの虞れが
ある。
また、第6図のものの場合であれば、使用場所
によつては取付け軸部25が下向きとなつてしま
うことがある。この場合には、抜け対策をさらに
講じなければならない。その対策の一として、ケ
ーブル22の嵌込み後にゴムキヤツプを被せる方
法があるが、実際の作業ではヒータコントロール
ベース20を持ちながらのものとなるため、キヤ
ツプの被せ作業が容易でない。
さらに、取付け軸部を改良して、第7図に示す
ような一対の弾性爪27としたものもあるが、こ
の場合、作業者が強く嵌込むとケーブル22を曲
げてしまうことがある(第7図参照)。こうなる
と、レバー21の操作荷重が必要以上に大きくな
つてしまう。また、このように弾性爪27を設け
るということは、レバー自体との一体化、即ち樹
脂化を意味する。この場合には、強度を一定以上
に保つことの必要から板厚を増さなければならな
い。しかし、この分余分なスペースが必要となる
ばかりか、寒冷時を考慮すると爪自体は所定の強
度が必要になるが、単に強度アツプしたのでは、
逆に嵌込み荷重が高くなつて作業性が低下してし
まう。
本考案はこうした点に鑑み、作業性に優れると
ともに、外れ防止に有効なケーブル連結構造を提
供することを目的とした。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案はレバー
式ヒータコントロールにおける操作用レバーと、
これによつて操作される空調機器との間を、その
端部に連結用リングを有するケーブルによつて連
結する際の連結構造であつて、ケーブルが連結さ
れる側の部材には前記連結用リングが嵌付けられ
る金属製のピンを立設しかつこのピンの途中には
小径部を段差状に形成する一方、このピンに被装
可能でかつ前記連結リングを嵌込み可能な合成樹
脂製のキヤツプには、ピンの小径部における段差
縁に弾性的に係合可能な装着爪片と、連結用リン
グの嵌込み時には前記小径部における段差部内へ
撓んで連結用リングの嵌込みを許容し、常には外
側へ向けて張り出し状に形成されて連結リングに
対する抜け止めをなす抜け止め爪片とを有してな
る構成としたのである。
(作用) したがつて、上記の構成によれば、ケーブルを
連結する場合には、まずキヤツプをピンに被せ、
装着爪片をピンの小径部における段差縁に係合さ
せる。次いで、連結リングをキヤツプに嵌込む。
このリングの嵌込みに伴い、抜け止め爪片は内向
きに撓んでピンの小径部回りのスペース内に退避
し、その結果連結リングはキヤツプ部分を通過し
てピンの根本部分に位置し、弾性復帰した抜け止
め爪片にて抜け止めされた状態で連結される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
図面において、1は金属製の操作用レバーであ
り、図示しないヒータコントロールベース(樹脂
製)に対し揺動操作可能に組付けられている。そ
して、このレバー1の所定位置にはケーブル2に
対するピン3の植込み用の孔4が貫通している。
金属製のピン3はその取付け基部3aがこの孔4
に差込まれ、かしめられることによつて固定され
ている。ピン3は取付基部3aより上側へ順に、
大径部3b、小径部3c、中径部3dをそれぞれ
同軸で備えている。中径部3dの上面の周縁は全
周に沿つて面取り3eが施されている。
一方、樹脂製(本例ではポリプロピレン樹脂
製)のキヤツプ5は上下両方向に開口する略円筒
状に形成され、ピン3の上部に被せられてケーブ
ル2の抜け防止を果すためのものである。キヤツ
プ5はピン3に被せられた状態において、中径部
3dと小径部3cの側面が覆い隠され、大径部3
bのみが露出される長さに設定されている。ま
た、その外径はピン3の大径部3bとほぼ等し
く、その内径はピン3の中径部3dとほぼ等しい
設定となつている。また、キヤツプ5の上部開口
縁にも面取り5aが施されている。
さて、キヤツプ5の側壁面には計4本の切込み
7がほぼ等角度毎の位置にかつそれぞれが下端か
ら中央よりやや上側位置(小径部3cの高さ寸法
より大)にかけて入れられており、これによつて
キヤツプ5の側壁面はそれぞれ一対ずつの装着爪
片8と抜止め爪片9との部分に分画される。
両装着爪片8は拡開方向への適度の弾性変形が
許容されるとともに、その内壁面側においてピン
3の中径部3dの下端に係脱可能に係止する鉤状
の爪部10を備えている。またピン3への嵌込み
を考慮して、両装着爪片8の内面は下向きに拡開
するテーパー状に形成されている。
両抜止め爪片9は下端側にゆくに従つて拡開す
るような形状となつており、ピン3に装着した状
態において自然状態ではその下端がピン3の大径
部3bより突出して連結リング6に対する抜止め
を図ることができ、連結リング6を嵌込む際には
内向きに撓み変形してその側面がピン3の大径部
3bとほぼ面一となる。すなわち、小径部3cと
中径部3dとの段差量が、抜け止め爪片9に対す
る収納代として設定されているのである。
本実施例は上記のように形成されたものであ
る。
ケーブル2の連結作業にあたり、まずピン3に
キヤツプ5を被せておく。この場合、キヤツプ5
をピン3の頂部に当てがつて押込んでやると、両
装着爪片8は中径部3dを通過する際に、比較的
容易に拡開し、通過後には弾性復帰して爪部10
が中径部3dの下面に係止する。すなわち、キヤ
ツプ5は比較的軽い荷重にて差込みがなされるも
のの、爪部10の係合によりピン3からの外れが
有効に防止される。
次いで、ケーブル2の連結リング6をキヤツプ
5の上方から嵌込み、ピン3の大径部3bの下端
部にまで押込む。この場合、両抜止め爪片9は内
向きに撓み、連結リング6がここを通過すると復
帰する。この結果、ケーブル2は連結リング6が
両抜け止め爪片9にて抜け止めされた状態で連結
される。
なお、連結リング6は通常、金属材にて形成さ
れたピン3の大径部3bに位置しているため、レ
バー操作時等に作用する荷重によつても折損する
ようなことはない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ばケーブルの連結作業において、連結用リングを
取付ける場合、キヤツプが樹脂材にて形成されて
いることから、抜け止め片を容易に撓み変形させ
ることができ、したがつてピンへの挿入作業が容
易となる。一方、連結状態において、キヤツプは
装着爪片にて、リングは抜け止め片によつてそれ
ぞれ抜け止めされているため、ケーブルの外れが
有効に回避されている。また、ピンは金属製のピ
ンの根本部分に位置しているため、ピンの折損も
回避されている。
【図面の簡単な説明】
第1図はケーブルの連結状態を示す断面図、第
2図はピンとキヤツプとの係合状態を示す断面
図、第3図はケーブルの連結作業を示す分解斜視
図、第4図はレバー式ヒータコントロールを示す
斜視図、第5図から第7図はそれぞれ従来の連結
構造の概略を示す正面図である。 1……操作用レバー、2……ケーブル、3……
ピン、3c……小径部、5……キヤツプ、6……
連結リング、8……装着爪片、9……抜け止め爪
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レバー式ヒータコントロールにおける操作用レ
    バーと、これによつて操作される空調機器との間
    を、その端部に連結用リングを有するケーブルに
    よつて連結する際の連結構造であつて、ケーブル
    が連結される側の部材には前記連結用リングが嵌
    付けられる金属製のピンを立設しかつこのピンの
    途中には小径部を段差状に形成する一方、このピ
    ンに被装可能でかつ前記連結リングを嵌込み可能
    な合成樹脂製のキヤツプには、ピンの小径部にお
    ける段差縁に弾性的に係合可能な装着爪片と、連
    結用リングの嵌込み時には前記小径部における段
    差部内へ撓んで連結用リングの嵌込みを許容し、
    常には外側へ向けて張り出し状に形成されて連結
    リングに対する抜け止めをなす抜け止め爪片とを
    有してなるを特徴とするヒータコントロール用ケ
    ーブルの連結構造。
JP11037088U 1988-08-23 1988-08-23 Expired JPH0414257Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11037088U JPH0414257Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23

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JP11037088U JPH0414257Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23

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Publication Number Publication Date
JPH0230714U JPH0230714U (ja) 1990-02-27
JPH0414257Y2 true JPH0414257Y2 (ja) 1992-03-31

Family

ID=31347466

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JP11037088U Expired JPH0414257Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23

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JPH0230714U (ja) 1990-02-27

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