JPH04142007A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH04142007A
JPH04142007A JP26534190A JP26534190A JPH04142007A JP H04142007 A JPH04142007 A JP H04142007A JP 26534190 A JP26534190 A JP 26534190A JP 26534190 A JP26534190 A JP 26534190A JP H04142007 A JPH04142007 A JP H04142007A
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JP
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thin film
layer
magneto
wavelength
rotation angle
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JP26534190A
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Yoichi Osato
陽一 大里
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、大容量メモリ、電子ファイルシステム等を構
成する光磁気記録再生装置に用いられる光磁気記録媒体
に関する。
[従来の技術] 光磁気記録媒体は、高密度で情報が記録でき、しかも、
書き換え可能な媒体として、近年盛んに開発が行われて
いる。このような媒体としては、例えば特開昭58−7
3746号に記載されているように、希土類−遷移金属
非晶質合金薄膜から成る磁気記録層を備えたものが多く
用いられている。
上記光磁気記録媒体は、一定方向の磁界を印加しなから
情報に応じて強度変調された光ビームを照射する、或は
、光ビームを連続照射しなから情報に応じて変調された
磁界を印加する等の方法によって、磁化方向の変化とし
て情報が記録される。また、このように記録された情報
は、スポット状に集光された直線偏光の光ビームを媒体
に照射し、その反射光を検光子を通して光検出器で受光
することによって再生される。これは、反射光の偏光方
向が、磁気光学カー効果によって、磁気記録層の磁化方
向に応じて互いに逆回りに回転し、検光子を通すことに
よって、この回転を光強度の変化に変換して検出できる
からである。従って、磁気記録層が有するカー効果によ
る回転角(カー回転角)が大きいほど、高いS/N比で
情報の再生が出来ることになる。
上記媒体の記録密度は、光ビームのスポット径によって
制限を受ける。これは、記録層に形成された情報を示す
磁区(記録ビット)がビームスポットよりも極端に小さ
くなると、連続する記録ビットをこのビームスポットで
判別して読み出すことが出来な(なるからである。従っ
て、より高い記録密度を実現するためには、光ビームの
スポット径をどんどん小さくしていく必要がある。
一方、光ビームのスポット径は、このビームを媒体上に
集光する対物レンズの有効Fナンバーと、光ビームの波
長とによって決まり、波長が短いほど、スポット径を小
さくすることが出来る。このため、現在は発振波長80
0 nm程度の半導体レーザな光源として用いているが
、更に短い波長の光ビームを発する光源の開発が盛んに
行われている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしなから、上記のようにより波長の短い光ビームが
用いられるようになった場合、従来の希土類−遷移金属
合金単層の記録媒体においては、カー回転角が小さくな
るといった問題があった。例えば、従来の媒体は、40
0〜600 nmの波長域の光に対するカー回転角は、
800 nmの波長を有する光に対するカー回転角より
、30〜50%はど小さくなってしまう。
これに対し、日本金属学会会報第28巻第9号第717
〜722頁 (1989)には、遷移金属の薄膜と、C
u、Ag、Au等の金属から成る薄膜とを交互に積層し
た周期構造膜において、カー回転角が増大する現象が記
載されている。
本発明は、上記周期構造膜を更に改良することによって
、短波長域の光に対しても大きなカー回転角を示し、S
/N比の高い情報再生が可能な光磁気記録媒体を提供す
ることを目的とする。
C問題点を解決するための手段] 本発明の上記目的は、膜面と垂直方向に磁化容易軸を有
する磁気記録層を備えた光磁気記録媒体において、Rを
Gd、Tb、Dy、Ho、Ndから選択される1種以上
の元素、TをFe、Co、Niから選択される1種以上
の元素、MをZr、Nb、In、Sn、Sb、Ta、W
から選択される1種以上の元素、Nを100 nm −
1000nmの波長範囲に薄膜における吸収端を有する
前記R,TおよびM以外の1種以上の元素としたときに
、前記磁気記録層を、RxT、−、で表される組成を有
する第1の薄膜層と、N y M 、−yで表される組
成を有する第2の薄膜層とを交互に、夫々2層以上積層
して形成し、以下の条件 0.15≦X≦03 03≦Y≦1 を満足させることによって達成される。
[実施例] 第1図は、本発明の光磁気記録媒体の一実施例を示す略
断面図である。図中、1はガラス、プラスチック等から
成る透明基板を示す。この基板1上には、第1の薄膜層
2..22.・・・2I、および第2の薄膜層3+、3
i、・・・ 3゜が交互に積層されている。
第1の薄膜層は、RをGd、Tb、Dy、Ho、Ndか
ら選択される1種以上の元素、TをFe、Co、Niか
ら選択される1種以上の元素としたときに、RxT+−
xで表される組成を有する材料から成る。ここで、Xは
、0.15≦X≦0.3 の範囲に設定される。
第2の薄膜層は、MをZr、Nb、In、Sn、Sb、
Ta、Wから選択される1種以上の元素、Nを 100
 nm −1000nmの波長範囲に薄膜における吸収
端を有する前記R,TおよびM以外の1種以上の元素と
したときに、NvMl−rで表される組成を有する材料
から成る。ここで、Yは、 0.3≦Y≦1 の範囲に設定される。Nとして用いられる元素は、例え
ば、Al、Zn、Au、Ag、Bi、Cr、Mo、Si
、Ge、Cuなどが挙げられる。これらの元素の光の吸
収端(反射率、透過率の変化が起こる波長)を、表1に
示す。
表1 前記第1の薄膜層は、各々5〜50人の厚さに形成され
るのが望ましく、更に望ましくは5〜20人に形成され
る。一方、第2の薄膜層は、各々1人〜50人の厚さに
形成されるのが良い。ただし、第1の薄膜層の厚さが2
0Å以下の場合には、これら第1の薄膜層間の磁気的結
合を保つために、第2の薄膜層は、1人〜20人の厚さ
とする必要がある。
第1の薄膜層2..2.、・・・、2.、および第2の
薄膜層31.3□、・・・、3、を合わせた磁気記録層
の総膜厚は、100〜1000人に形成されるのが良い
。ただし、この記録層の基板1と反対側に金属膜等から
成る反射層を設けた場合には、記録層の総膜厚は、10
0〜300人とされるのが好ましい。
本発明のような薄膜層の周期的構造(超格子構造)は、
例えばマグネトロンスパッタリング装置を用いて作成す
ることが出来る。マグネトロンスパッタリング装置は、
第2図のような構成を有している。第2図において、真
空槽lO内には、回転する基台11が設けられている。
この基台11の下面には、記録媒体の基板12が保持さ
れる。基台11に対向した位置には、基台の回転軸を中
心に等間隔に複数個のスパッタ源13.14が設けられ
ている。15は、スパッタ源からの薄膜材料の放射範囲
を規制するマスクである。また、16はスパック源から
の放射を制御するシャッター、17.18はマグネット
を示す。
上記のような構成において、基台11を回転させなから
、スパッタ源13.14より第1の薄膜層の材料及び第
2の薄膜層の材料をそれぞれ放射させ、基板12上に交
互に堆積させる。
この際、真空槽10中の残留ガス圧は、1,0XIO−
’Pa以下、スパッタリング中のArガス圧は、1〜5
X10−’Paとされている。また、スパッタ源は負極
側とされている。スパッタ源に置かれるターゲットは、
単一元素のターゲット、合金ターゲット或いは、これら
を組み合わせたものなど、様々なものを用いて、薄膜層
の組成を所要のものとすることが出来る。
以下に、本発明の更に具体的な実施例を示す。
実」1例」2 第2図々示のようなスパッタリング装置を用いて、第1
図のような光磁気記録媒体を作製した。基板1としては
、予めプリフォーマット信号および案内溝が刻まれたポ
リカーボネートディスク板を用いた。スパッタ源13と
しては第1の薄膜層を形成するTbo、 asFeo、
 6GO0,18を用い、スパッタ源14として第2の
薄膜層を形成するAgを用いた。
第1の薄膜層の厚さは各5人、第2の薄膜層の厚さは各
4人とし、これらの薄膜層を、記録層全体の厚さが約6
00人となるように交互に積層した。形成された記録層
の磁化容易軸は、膜面に垂直な方向であった。更に、こ
の記録層の上に513N4から成る保護層を400人の
厚さに形成した。
比1ユ 実施例1と同一の装置を用い、スパッタ源1314を同
時にスパッタし、実施例1と同様の基板上に (Tbo
、 zsFeo、 5coo、 +a] s Ag4の
単一膜を形成した。この膜の厚さは、600人とした。
また、成膜時のスパッタ速度は、スパッタ源13が5人
/sec、スパッタ源14を4人/secとした。この
膜の上に、 5131N4から成る保護層を400人の
厚さに形成した。
ヒ紋里ユ 実施例1と同一の装置において、スパッタ源13のみを
用いて、実施例1と同様の基板上に600人の厚さの単
層のTk)o、 aJeo、 5cOo、 +s膜を形
成した。そして、この膜の上に、 Si3N4から成る
保護層を400人の厚さに形成した。
上記実施例1、比較例1および比較例2のカー回転角の
波長依存性を、基板を通して測定した。この結果を第3
図に示す。第3図において、横軸は読み出し光の波長、
縦軸はその波長におけるカー回転角を示す。
第3図から、以下のことがわかる。実施例1は比較例2
と比較すると、400〜600 nm付近の波長域にお
いて、カー回転角の増大が見られる。これは、吸収端の
波長が550 nm付近にあるAg膜(第2の薄膜層)
の効果と考えられる。一方、比較例1は、実施例1およ
び比較例2のいずれに対してもカー回転角が低下してい
る。これは、TbFeCo中に分散したAgが、この膜
の磁性を希釈してしまうためと考えられる。
例 2−1〜2−11 第1の薄膜層および第2の薄膜層の材料を表2に示すよ
うに種々に変化させ、実施例1と同様の方法で周期構造
膜をな有する光磁気記録媒体を作製した。形成された記
録層の磁化容易軸は、いずれも膜面に垂直な方向であっ
た。
比較例 3−1および3−2 比較例2と同様にして、基板上に、Dyo、 2□F 
eo、 ascOo、 +aCro、 02単層膜を成
膜し、更に保護層を形成して、比較例3−1を作製した
。同様に、Gdo、 +zTbo、 tJeo、 gc
Oo、 +a単層膜を有する比較例3−2を作製した。
上記実施例1〜2−11および比較例1〜3−2のAr
ガスレーザ(波長488 nm )とHe−Neレーザ
(波長633 nm )に対する夫々の性能指数を、表
2に示す。ここで、性能指数とは、その波長における磁
気光学効果の大きさを示すもので、表2において各側の
性能指数は、比較例2の性能指数を1として、これとの
比で表した。
性能指数は、第4区のような装置を用いて測定した。第
4図において、ガスレーザ21から発したレーザ光は、
偏光子22を通してサンプル23に照射される。そして
、サンプル23で反射された光は、検光子24を通って
パワーメータ25で検知される。測定は、次のような過
程で行われた。まず、サンプル23を不図示の電磁石で
一方向に着磁した。次に、このサンプル23にレーザ光
を照射した状態で、偏向子22と検光子24の透過軸方
位を調整して、消光状態とした。続いて、サンプル23
を電磁石によって反対方向に磁化し、偏向子22と検光
子24の透過軸方位は変えずに、パワーメータ25に入
射する光量を測定した。この測定値は、サンプルの反射
率とカー回転角にほぼ比例した値で、光磁気記録媒体の
性能を示す指数となる。例えば、基準値とした比較例2
の測定光量は、波長488 nmにおいて600uW、
波長633 nmにおいて480u Wであった。
表2において、実施例2−1〜2−4と比較例3−1、
実施例2−5と比較例3−2を夫々比較すると、本発明
のような周期構造膜を用いることによって、短波長の光
に対する磁気光学効果が大きくなることがわかる。
本発明において、第2の薄膜層中のNで示される元素を
、500 nmより短い波長域に薄膜における吸収端を
有する元素(例えばA1、Zn、Mo、Si、Ge等)
と、500 nmより長い波長域に薄膜における吸収端
を有する元素(例えばAu、Ag、Bi、Cr、Cu等
)との合金とすると、所望の波長で大きなカー回転角を
示す媒体を得ることが出来る。これは、合金の組成を変
化させることによって、第2の薄膜層の吸収端を所望の
値に調整することが出来るからである。この例を以下に
説明する。
施例3−1〜3−4 実施例1と同様の方法により、光磁気記録媒体を作製し
た。この際、一方のスパッタ源としては、第1の薄膜層
を形成するGd0゜5Dyo1.−Feo、 55co
o、 +sを用い、他方のスパッタ源として第2の薄膜
層を形成するZnとAuとを用いた。ZnとAuとの組
成比は、表3に示すように各実施例ごとに異ならせた。
第1の薄膜層の厚さは各15人、第2の薄膜層の厚さは
各4人とし、これらの薄膜層を、記録層全体の厚さが約
600人となるように交互に積層した。形成された記録
層の磁化容易軸は、いずれも膜面に垂直な方向であった
。更に、この記録層の上にSi3N4から成る保護層を
400人の厚さに形成した。
各実施例の吸収端波長は、表3に示すように変化した。
表3 比較例4 実施例3−1〜3−4と同一の装置において、第1の薄
膜層を形成するためのスパック源のみを用いて、基板上
に600人の厚さの単層のGdo、 oaDyo、 +
5Feo、 e5coo、 ts膜を形成した。そして
、この膜の上に、SiJ+から成る保護層を400人の
厚さに形成した。
上記実施例3−1〜3−4およ−び比較例4のカー回転
角の波長依存性を、基板を通して測定した。この結果を
第5図に示す。第5図において、横軸は読み出し光の波
長、縦軸はその波長におけるカー回転角を示す。
第5図かられかるように、本発明のような周期構造を用
いることによって、従来の単層の磁性膜を用いた媒体に
比べ、短波長におけるカー回転角を増大させることが出
来る。また、本発明の構成において、第2の薄膜層を合
金とし、その組成を変化させることによって、カー回転
角の波長依存性を所望のものに調整することが出来る。
本発明において、第2の薄膜層を、Nで示される元素の
内、耐食性および耐熱性を向上させる元素(例えばMo
)を含む合金とすることによって、更に情報の保存安定
性に優れた光磁気記録媒体を実現することができる。こ
の例を以下に説明する。
前述したように、本発明において第2の薄膜層の組成は
、N、M、−Yで表されるものであるが、ここで、Mで
示される元素は、媒体の耐食性および耐熱性を同上させ
るものである。この例を以下に説明する。
11五A 第2図々示のようなスパッタリング装置を用いて、第1
区のような光磁気配録媒体を作製した。基板1としては
、予めプリフォーマット信号および案内溝が刻まれたポ
リカーボネートディスク板を用いた。スパッタ源13と
しては第1の薄膜層を形成するTbo2Feo、 tc
o。1を用い、スパッタ源14として第2の薄膜層を形
成するMoCuを用いた。
第1の薄膜層の厚さは各10人、第2の薄膜層の厚さは
各4人とし、これらの薄膜層を、記録層全体の厚さが約
1000人となるように交互に積層した。形成された記
録層の…化容易軸は膜面に垂直な方向であった。更に、
この記録層の上にSi3N、から成る保護層を600人
の厚さに形成した。
及亘土ニ スパッタ源14として、Cuを用いた他は、実施例4と
同様の方法で周期構造の磁気記録層を有する記録媒体を
作製した。
第1の薄膜層の厚さは各50人、第2の薄膜層の厚さは
各8人とし、これらの薄膜層を、記録層全体の厚さが約
1000人となるように交互に積層した。この膜の上に
、 5IJ4から成る保護層を600人の厚さに形成し
た。
ヒ蚊画工 実施例4と同一の装置を用い、スパッタ源13.14を
同時にスパッタし、実施例4と同様の基板上に tTb
o、 Jeo、 7COO,l)−MoCu  の単一
膜を形成した。この膜の厚さは、1000人とした。ま
た、成膜時のスパッタ速度は、スパッタ#i13が12
5人/sec、スパッタ源14を2人/seeとした。
この膜の上に、 Si3N、から成る保護層を600人
の厚さに形成した。
比t2 ff1l互 実施例4と同一の装置において、スパッタ源13のみを
用いて、実施例4と同様の基板上に1000人の厚さの
単層のTbo、 Jeo、 7COO,IIIIを形成
した。そして、この膜の上に、 Si3N4から成る保
護層を600人の厚さに形成した。
上記実施例4、実施例5、比較例5および比較例6のカ
ー回転角の波長依存性を、基板を通して測定した。この
結果を第5図に示す。第5図において、横軸は読み出し
光の波長、縦軸はその波長におけるカー回転角を示す。
第5図から、以下のことがわかる。実施例4および5は
、比較例6と比較すると、400〜7(In nmの波
長域にわたって、カー回転角が増大している。これは、
吸収端の波長が550nm付近にあるCuの効果と考え
られる。一方、比較例5は、Cu元素がTbFeCo層
に混在しているもので、実施例4および5のようにカー
回転角の増大は見られず、比較例6に近い特性を示す。
次に、上記サンプルの保磁力と飽和磁化を測定した。そ
して、これらのサンプルを1圓°Cに加熱したオーブン
の中に50時間放置した後、再び保磁力と飽和磁化を測
定した。この測定の結果を表4に示す。表4において、
保磁力の単位はKOe、飽和磁化の単位はemu/cc
である。
表4 表4から、 第2の薄膜層の材料として、 O を含む合金を用いると、媒体の耐食性および耐熱性を向
上させる効果があることがわかる。
本発明においては、上記Nで示される元素を除いた他の
元素を第2の薄膜層に添加しても良い。例えば、第2の
薄膜層の組成をN、Mとしたとき、Mで示される元素と
してはZr、Nb、In、Sn、Sb、Ta、Wを用い
ることが出来る。これらの元素は耐食性および耐熱性を
向上させるものである。この例を以下に説明する。
施例6−1〜6−12 第1および第2の薄膜層の材料、膜厚を変化させた他は
、実施例4と同様な方法および構成で、表5に示すよう
な種々の光磁気記録媒体を作製した。形成された記録層
の磁化容易軸は膜面に垂直な方向であった。
比較例7−1  び7−2 磁性膜の材料を異ならせた他は、比較例6と同様の方法
および構成で光磁気記録媒体を作製した。
上記実施例6−1〜6−12及び比較例6〜7−2のサ
ンプルの保磁力および性能指数を測定した後、これらの
サンプルを100’ Cに加熱したオーブンの中に50
時間放置し、再び保磁力および性能指数の測定を行った
。その結果を表5に示す。ここで、性能指数の測定は、
実施例1において説明した方法と同一の方法で行った。
また、性能指数の表記は、比較例6の性能指数を1とし
て、これとの比で示した。
表5から、第2の薄膜層に、Mで示される元素を添加す
ることによって、更に媒体の耐食性および耐熱性を向上
させる効果があることがわかる。
\J 本発明は、以上説明した実施例の他にも様々な応用が可
能である。例えば、前述のように記録層の基板とは反対
側に反射層を設けたり、記録層と基板との間にSi3N
、等の誘電体から成る保護層を設けても良い。また、第
1の薄膜層および/または第2の薄膜層に、上記R1T
、NおよびMで示される元素以外の元素を添加しても構
わない。ただし、この場合に添加元素は、薄膜層の特性
を損なわないように、全体の組成に対して30atmi
c%以下とされるのが好ましい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は光磁気記録媒体の記録層
を、希土類−遷移金属合金から成る薄膜と、 100〜
1000 nmの波長に吸収端を有する元素から成る薄
膜とを交互に積層することによって形成したので、短い
波長の読み出し光に対するカー回転角を増大させ、情報
再生におけるS/N比を向上させる効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光磁気記録媒体の一実施例を示す略断
面図、第2図は本発明の媒体を作製するための装置を示
す柵略図、第3図は本発明の一実施例におけるカー回転
角の波長依存性を示す区、第4図は光磁気記録媒体の性
能指数を測定するための装置を示す概略図、第5図及び
第6図は夫々本発明の他の実施例におけるカー回転角の
波長依存性を示す図である。 l ・・・ 透明基板 2、.22.・・l 2n・・・ 第1の薄膜層31,
3□、・・、3o・・・ 第2の薄膜層第2図 第3図 波長 (nm) 第5図 一トーー  実施例3−1 一μ−← 実施例3−2 魚 4(Xl ヌ幻 ■幻 1X1 反り 慎幻 波長 (nm) 第6図 実施11’14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)膜面と垂直方向に磁化容易軸を有する磁気記録層
    を備えた光磁気記録媒体において、 RをGd、Tb、Dy、Ho、Ndから選択される1種
    以上の元素、TをFe、Co、Niから選択される1種
    以上の元素、MをZr、Nb、In、Sn、Sb、Ta
    、Wから選択される1種以上の元素、Nを100nm〜
    1000nmの波長範囲に薄膜における吸収端を有する
    前記R、TおよびM以外の1種以上の元素としたときに
    、前記磁気記録層が、R_xT_1_−_xで表される
    組成を有する第1の薄膜層と、N_YM_1_−_Yで
    表される組成を有する第2の薄膜層とを交互に、夫々2
    層以上積層して成り、以下の条件0.15≦X≦0.3 0.3≦Y≦1 を満足することを特徴とする光磁気記録媒体。
  2. (2)前記NがAl、Zn、Au、Ag、Bi、Cr、
    Mo、Si、Ge、Cuから選択される1種以上の元素
    から成る特許請求の範囲第1項記載の光磁気記録媒体。
  3. (3)前記Nが、500nmより短い波長域に薄膜にお
    ける吸収端を有する元素と、500nmより長い波長域
    に薄膜における吸収端を有する元素とから成る特許請求
    の範囲第1項記載の光磁気記録媒体。
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