JPH04137151U - モルタル用ローラ - Google Patents

モルタル用ローラ

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Publication number
JPH04137151U
JPH04137151U JP4494191U JP4494191U JPH04137151U JP H04137151 U JPH04137151 U JP H04137151U JP 4494191 U JP4494191 U JP 4494191U JP 4494191 U JP4494191 U JP 4494191U JP H04137151 U JPH04137151 U JP H04137151U
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JP
Japan
Prior art keywords
mortar
roller
protrusions
tip
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP4494191U
Other languages
English (en)
Inventor
銛純 藤井
Original Assignee
株式会社イナツクス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナツクス filed Critical 株式会社イナツクス
Priority to JP4494191U priority Critical patent/JPH04137151U/ja
Publication of JPH04137151U publication Critical patent/JPH04137151U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モルタル表面に凹条を効率良くつける。 【構成】 グリップ10の先端のブラケット11、12
間にローラ本体13を枢着する。このローラ本体13の
外周面に突条15、16を周方向に延設する。突条1
5、16の間に先端が入り込むように掻出片17を設
け、バネによりその先端を突条15、16間のローラ本
体外周面に押し付ける。 【効果】 ローラ本体13をモルタル表面に沿って転動
させると、突条15、16間に挟まれたモルタルが剥ぎ
取られ、モルタル表面に凹条が形成される。このように
モルタル表面に凹条を付けると、モルタル層同志の結合
力が高くなり、タイルの張り付け強度も向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モルタルにより躯体表面にタイルを張り付けるタイル張り工法に用 いられるモルタル用ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
モルタルによりタイルを躯体表面に張り付ける場合、躯体表面に下地モルタル を通常は複数回に分けて塗り付け、この下地モルタルの上に張付モルタルを用い てタイルを張り付ける。この場合、タイルの裏面に張付モルタルを盛り付けるよ うに塗り付け、この張付モルタルを下地モルタルに押し付け、しっかりと張り付 ける。なお、張付モルタルを下地モルタルの上に層状に塗着し、この下地モルタ ルの上にタイル裏面を押し付ける方法もある。
【0003】 上記のタイル張り工法において、躯体表面は、十分に清掃した後、水でしめら せておく。また、タイルが吸水性を有するものであるときには、タイルも水でし めらせておく。
【0004】 このタイルの裏面には凹凸が形成されており、タイルと張付モルタルとの結合 強度を高くするようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のタイル張り工法においては、下地モルタルの表面が平坦であるため 、下地モルタルと張付モルタルとの結合強度がいま一つ不足するおそれがあり、 十分な結合強度を得るために入念にきわめて注意深く施工する必要があり、施工 が徒に手間取るものとなり易かった。
【0006】 そこで、本出願人は、躯体表面に下地モルタルを塗着し、該下地モルタルの上 に張付モルタルを介してタイルを張り付けるタイル張り工法において、下地モル タルの表面に凹凸を形成することを提案した(特願平2−159066号)。
【0007】 かかるタイル張り工法においては、下地モルタルの表面に凹凸が設けられてい るので、下地モルタルと張付モルタルとの結合強度が高い。この結果、タイルの 躯体への張付強度がきわめて高いものとなる。
【0008】 本考案は、このモルタルの表面に凹凸を効率良くつけることができる工具を提 供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1のモルタル用ローラは、グリップの先端に枢着されたローラ 本体と、該ローラ本体の外周面に周方向に延設された突条とを備えてなるもので ある。
【0010】 請求項2のモルタル用ローラは、請求項1のモルタル用ローラにおいて、前記 突条は、1対又は複数対設けられており、且つ、対をなす突条同志の間からモル タルを掻き出すための掻出片を、該掻出片の先端が突条同志の間のローラ本体の 外周面に当接するように設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
本考案のローラのローラ本体をモルタルの表面に押し付けた状態でローラを移 動させる。そうすると、ローラ本体がモルタル表面に押し付けられた状態で転動 する。そして、ローラ本体の表面の突条によりモルタル表面に凹条が形成される 。
【0012】 請求項2のモルタル用ローラのローラ本体をモルタル表面に沿って移動させる と、対をなす突条同志の間に挟まれたモルタルが剥ぎ取られるようにして凹条が 形成される。この剥ぎ取られたモルタルは、突条同志の間に挟まるが、掻出片に より掻き出される。
【0013】
【実施例】
第1図は実施例に係るモルタル用ローラの斜視図、第2図は第1図のII−II線 に沿う断面図である。
【0014】 グリップ10の先端にブラケット11、12が一体に設けられ、該ブラケット 11、12の間にローラ本体13がピン14により枢着されている。このローラ 本体13の外周面には1対又は複数対(本実施例では1対)の突条15、16が 周方向に延設されている。この突条15、16同志の間に先端が入り込むように して掻出片17が設けられている。この掻出片17の後端はピン18によりブラ ケット11、12に枢着されている。図示はしないが、このピンにはつる巻バネ が巻装され、このバネによって掻出片17は、その先端がローラ本体13の外周 面に押し付けられている。
【0015】 このように構成されたローラ10をモルタル表面に沿って移動させると、ロー ラ本体13の外周面がモルタル表面に接触し且つ突条15、16がモルタル表面 に食い込んだ状態でローラ本体13が転動する。これにより、突条15、16同 志の間に挟み込まれたモルタル表面層がローラ本体13の外周面に付着して剥ぎ 取られ、モルタル表面に線状の凹条が形成される。突条15、16同志の間に付 着したモルタルは、掻出片17により掻き取られる。
【0016】 このようにしてローラ10で凹条を形成した後は、例えば次のようにしてタイ ル張りを行なう。
【0017】 第3図において、予め躯体1の表面に凹凸が形成されており、この躯体1の表 面に下地モルタル2が塗着されている。本実施例では、下地モルタルは複数回( 例えば3〜4回)に分けて塗り付けられている。この下地モルタル2の表面をロ ーラ10でローラ掛けすることにより、該下地モルタル2の表面に凹凸が付けら れている。この下地モルタル2の上に張付モルタル3を介してタイル4が張り付 けられている。この張付モルタル3は、下地モルタル2の上に塗り付けられても 良く、タイル4の裏面に盛り付けるように塗り付けられても良い。このタイル4 の裏面には凹凸が形成されている。
【0018】 なお、本実施例では下地モルタル2を複数回(例えば3回)に分けて塗ってい るが、第1層の下地モルタルを塗り付けた後、この第1層の下地モルタルの表面 を凹凸付けし、その後、第2層の下地モルタルを塗り付けている。また、第2層 の表面を凹凸付けした後、第3層の下地モルタルを塗り付け、この第3層の表面 に凹凸付けした後、この第3層の下地モルタルの上に張付モルタル3を介してタ イル4を張り付けている。
【0019】 このようなタイル張り工法によると、下地モルタル2が躯体1にしっかりと張 り付けられ、張付モルタル3が下地モルタル2にしっかりと張り付けられ、しか もタイル4の裏面の凹凸によりタイル4が張付モルタル3にしっかりと張り付い ている。また、複数層よりなる下地モルタル2の層同志の間もしっかりと結合し 合っている。この結果、タイル4が躯体1にきわめてしっかりと張り付けられる 。なお、躯体1、下地モルタル2、張付モルタル3及びタイル4間に生じる躯体 1の表面と平行方向の圧縮応力にも十分に耐えるようになる。
【0020】 ローラ10で上記の如く凹条付けする場合、1mm以上の深さの凹条を形成す るのが好ましい。
【0021】 躯体1にモルタルで補修を施した後、タイル張りするには、この補修モルタル の表面にも凹凸付けするのが好ましい。
【0022】 上記実施例では、三角形の断面形状の突条15、16が図示されているが、本 考案ではこれ以外の形状の突条を設けても良い。例えば、この突条としては、第 4図に示すように、方形の断面形状であっても良い。また、この突条15、16 は、第5図のように傾斜していても良く、第6、7図のように一方の突条が傾斜 していても良い。さらに、第6、7図の如く、突条15、16同志の間のローラ 外周面に爪状の凸部19を設けても良い。
【0023】 本考案では、第8図の如く、突条15、16同志の間のローラ外周面20を溝 状に深くしても良い。本考案では、突条15、16は、周方向において蛇行して も良い。
【0024】 本考案では、第8図の如く、対をなす突条15、16の頂部同志の間に架橋す るようにロッド21を設けても良い。
【0025】 本考案では複数対の突条を設けても良い。
【0026】
【効果】
以上の通り、本考案のモルタル用ローラによると、モルタルの表面に凹条を効 率良く形成することができる。このローラで凹条を形成した後にタイル張りする と、タイルをきわめてしっかりと張り付けることができる。
【0027】 請求項2のモルタル用ローラによると、ローラ本体からモルタルを掻き取るこ とができるため、モルタル表面に凹条を付ける作業効率が一層高いものとなる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るモルタル用ローラの斜視図であ
る。
【図2】実施例に係るモルタル用ローラの断面図であ
る。
【図3】タイル施工例を示す断面図である。
【図4】突条の形状を示すローラ断面図である。
【図5】突条の形状を示すローラ断面図である。
【図6】突条の形状を示すローラ断面図である。
【図7】突条の形状を示すローラ断面図である。
【図8】ローラ本体の外周面の断面斜視図である。
【符号の説明】
1 躯体 2 下地モルタル 3 張付モルタル 4 タイル 10 モルタル用ローラ 13 ローラ本体 15、16 突条

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップの先端に枢着されたローラ本体
    と、該ローラ本体の外周面に周方向に延設された突条と
    を備えてなるモルタル用ローラ。
  2. 【請求項2】 請求項1のモルタル用ローラにおいて、
    前記突条は、1対又は複数対設けられており、且つ、対
    をなす突条同志の間からモルタルを掻き出すための掻出
    片を、該掻出片の先端が突条同志の間のローラ本体の外
    周面に当接するように設けたことを特徴とするモルタル
    用ローラ。
JP4494191U 1991-06-14 1991-06-14 モルタル用ローラ Pending JPH04137151U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4494191U JPH04137151U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 モルタル用ローラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP4494191U JPH04137151U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 モルタル用ローラ

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ID=31924945

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JP4494191U Pending JPH04137151U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 モルタル用ローラ

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JP (1) JPH04137151U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342730A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Inax Corp タイル張り工法
JP2002360313A (ja) * 2001-06-04 2002-12-17 Idemitsu Unitech Co Ltd 咬合具及び咬合具付き包装用袋

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342730A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Inax Corp タイル張り工法
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