JPH04136369U - 多孔可変オリフイス弁 - Google Patents

多孔可変オリフイス弁

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JPH04136369U
JPH04136369U JP4358991U JP4358991U JPH04136369U JP H04136369 U JPH04136369 U JP H04136369U JP 4358991 U JP4358991 U JP 4358991U JP 4358991 U JP4358991 U JP 4358991U JP H04136369 U JPH04136369 U JP H04136369U
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port
fixed
movable
orifice
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愿二 岡田
茂 高東
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株式会社クボタ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 固定多孔板13の各ポート14に対応する複
数のオリフィス16を有する可動オリフィス15を、固
定多孔板の各ポートを閉塞する位置と開放する位置とに
わたって移動自在に設け、固定多孔板と可動オリフィス
板の間に、固定多孔板の各ポートに対応する領域ごとに
群をなす複数の小ポート18を有する中間多孔板17を
設けた。 【効果】 小ポートの閉塞に伴って下流側の流量および
圧力が減少するが、開放している各小ポートにおける流
路断面の形状は変化しないので、各小ポートにおける被
制御流体の流れ状態は可動オリフィス板の移動の前後に
おいて変わらず、キャビテーションが発生せず、騒音,
振動の発生を防止しながらきめ細かく確実に流量.圧力
などを制御することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上水道、工業用水道、農業用水道等において用いられ、流路断面に 分布した多数のポートによって流れを分割して制御する多孔可変オリフィス弁に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の多孔可変オリフィス弁として、たとえば図4に示すようなものがある。 図4において、弁箱1は上水道、工業用水道、農業用水道等の管路2の途中に介 装されて流路の一部を形成しており、弁箱1の内部に配置された可動オリフィス 板3には複数のオリフィス4が流路断面に均一に分布して形成されている。そし て、可動オリフィス板3の下流側には各オリフィス4に対応する複数のポート5 を有した固定多孔板6が弁箱1に固定して設けられており、可動オリフィス板3 を固定多孔板6に沿って摺動させ、固定多孔板6の流路断面を可動オリフィス板 3で絞ることによって各オリフィス4を流れる被制御流体の流量や圧力などを制 御している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の構成によっては固定多孔板6の複数のポート5により 被制御流体の流れを複数のジェット状に分割し、騒音,振動の原因であるキャビ テーションの発生を防止しているが、各ポートにおいては可動オリフィス板3に よって流路断面積を減少させるときに、流路断面形状が非対象となることによっ て流れに乱れが生じ、騒音,振動を招く問題があった。
【0004】 本考案は上記課題を解決するもので、騒音,振動の発生を防止するとともに、 きめ細かく確実に流量.圧力などを制御することができる多孔オリフィス弁を提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の多孔可変オリフィス弁は、弁箱内に流路 断面に沿って複数のポートを形成する固定多孔板と、この固定多孔板の各ポート に対応する複数のオリフィスを有して固定多孔板の各ポートを閉塞する位置と開 放する位置とにわたって移動自在に設けた可動オリフィス板とを備えた多孔可変 オリフィス弁において、固定多孔板と可動オリフィス板の間に、固定多孔板の各 ポートに対応する領域ごとに群をなす複数の小ポートを有する中間多孔板を設け た構成としたものである。
【0006】 また、中間多孔板と可動オリフィス板とを一体に形成したものである。 また、中間多孔板と固定多孔板とを一体に形成したものである。 本考案の多孔可変オリフィス弁は、弁箱内に流路断面に沿って複数のポートを 形成する固定多孔板と、この固定多孔板の各ポートに対応する複数のオリフィス を有して固定多孔板の各ポートを閉塞する位置と開放する位置とにわたって移動 自在に設けた可動オリフィス板とを備えた多孔可変オリフィス弁において、固定 多孔板の各ポートを群をなす複数の小ポートに分割形成したものである。
【0007】
【作用】
上記した多孔可変オリフィス弁においては、可動オリフィス板の各オリフィス と中間多孔板の小ポートの各群と固定多孔板の各ポートが全く一致する全開状態 において、弁箱内に流入した被制御流体はオリフィスから小ポートに流入し、小 ポートからポートに流入する。このとき、被制御流体は、可動オリフィス板の各 オリフィスによって複数の流れに分割され、中間多孔板の各小ポートによってさ らに細分化された後に、固定多孔板のポートにおいて合流し、各ポートからジェ ット状の流れとなって下流側に流れる。
【0008】 そして、被制御流体の流量や圧力を制御するときには、可動オリフィス板を移 動させて各オリフィスに対応して群をなす中間多孔板の小ポートのうちの適当数 を閉塞する。このとき、中間多孔板における小ポートの閉塞に伴って下流側の流 量および圧力が減少するが、中間多孔板の開放している各小ポートにおける流路 断面の形状は変化しないので、各小ポートにおける被制御流体の流れ状態は可動 オリフィス板の移動の前後において変わらず、キャビテーションが発生せず、騒 音,振動の発生を防止しながらきめ細かく確実に流量.圧力などを制御すること ができる。
【0009】 また、中間多孔板と可動オリフィス板とを一体に形成した場合には、可動オリ フィス板とともに移動する中間多孔板の小ポートが固定多孔板によって閉塞され る。
【0010】 上記した多孔可変オリフィス弁においては、可動オリフィス板の各オリフィス と固定多孔板の小ポートの各群とが全く一致する全開状態において、弁箱内に流 入した被制御流体はオリフィスから小ポートに流入し、小ポートを通って下流に 流れる。このとき、被制御流体は、可動オリフィス板の各オリフィスによって複 数の流れに分割され、固定多孔板の各小ポートによってさらに細分化された後に 各小ポートからジェット状の流れとなって下流側に流れる。
【0011】 そして、被制御流体の流量や圧力を制御するときには、可動オリフィス板を移 動させて各オリフィスに対応して群をなす固定多孔板の小ポートのうちの適当数 を閉塞する。このとき、固定多孔板における小ポートの閉塞に伴って下流側の流 量および圧力が減少するが、固定多孔板の開放している各小ポートにおける流路 断面の形状は変化しないので、各小ポートにおける被制御流体の流れ状態は可動 オリフィス板の移動の前後において変わらず、キャビテーションが発生せず、騒 音,振動の発生を防止しながらきめ細かく確実に流量.圧力などを制御すること ができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図2において、弁 箱11は上水道、工業用水道、農業用水道等の管路12の途中に介装されて流路 の一部を形成している。また、弁箱11の内部には固定多孔板13が設けられて おり、固定多孔板13には流路断面に沿って複数のポート14が形成されている 。さらに、固定多孔板13の上流側に位置して可動オリフィス板15が配置され ており、可動オリフィス板15には固定多孔板13の各ポート14に対応する複 数のオリフィス16が形成されている。また、可動オリフィス板15は固定多孔 板13の各ポート14を閉塞する位置と開放する位置とにわたって移動自在に設 けられている。
【0013】 そして、固定多孔板13と可動オリフィス板15の間には中間多孔板17が配 置されており、中間多孔板17には固定多孔板13の各ポート14に対応する領 域ごとに群をなす複数の小ポート18が形成されている。
【0014】 以下、上記構成における作用を説明する。可動オリフィス板15の各オリフィ ス16と中間多孔板17の小ポート18の各群と固定多孔板13の各ポート14 が全く一致する全開状態において、管路12から弁箱11の内部に流入した被制 御流体はオリフィス16から中間多孔板17の小ポート18に流入し、小ポート 18から固定多孔板13のポート14に流入する。
【0015】 このとき、被制御流体は可動オリフィス板15の各オリフィス16に流入する ことによって複数の流れに分割され、中間多孔板17の各小ポート18に流入す ることによってさらに細分化される。その後に、固定多孔板13のポート14に おいて合流し、各ポート14からジェット状の流れとなって下流側の管路12に 流れる。
【0016】 そして、被制御流体の流量や圧力を制御するときには、可動オリフィス板15 を移動させて各オリフィス16に対応して群をなす中間多孔板17の小ポート1 8のうちの適当数を閉塞する。
【0017】 このとき、中間多孔板17における小ポート18の閉塞に伴って下流側の管路 12に流れ出る被制御流体の流量および圧力が減少するが、中間多孔板17の開 放された各小ポート18における流路断面の形状は変化しないので、各小ポート 18における被制御流体の流れ状態は可動オリフィス板15の移動の前後におい て変わらない。このため、キャビテーションが発生せず、騒音,振動の発生を防 止しながら、きめ細かく確実に流量.圧力などを制御することができる。
【0018】 尚、中間多孔板17と固定多孔板13とを一体に設けても良く、さらに中間多 孔板17と可動オリフィス板15とを一体に移動可能に形成しても良い。 この場合には可動オリフィス板15とともに移動する中間多孔板17の小ポー ト18が固定多孔板13によって閉塞される。
【0019】 図3は本考案の他の実施例を示すものであり、先の実施例と同様の作用を行う 部材については同一番号を付して説明を省略する。図3において、可動オリフィ ス板15の下流側に位置して固定多孔板21が設けられており、固定多孔板21 には可動オリフィス板15の各オリフィス16に対応する領域ごとに群をなして 複数の小ポート22が形成されている。
【0020】 この構成によれば、可動オリフィス板15の各オリフィス16と固定多孔板2 1の一群の小ポート22が全く一致する全開状態において、管路12から弁箱1 1の内部に流入した被制御流体はオリフィス16から固定多孔板21の小ポート 22に流入に流入する。
【0021】 このとき、被制御流体は可動オリフィス板15の各オリフィス16に流入する ことによって複数の流れに分割され、固定多孔板21の各小ポート22に流入す ることによってさらに細分化され、小ポート22からジェット状の流れとなって 下流側の管路12に流れる。
【0022】 そして、被制御流体の流量や圧力を制御するときには、可動オリフィス板15 を移動させて各オリフィス16に対応して群をなす固定多孔板21の小ポート2 2のうちの適当数を閉塞する。
【0023】 このとき、固定多孔板21における小ポート22の閉塞に伴って下流側の管路 12に流れ出る被制御流体の流量および圧力が減少するが、固定多孔板22の開 放された各小ポート22における流路断面の形状は変化しないので、各小ポート 22における被制御流体の流れ状態は可動オリフィス板15の移動の前後におい て変わらない。このため、キャビテーションが発生せず、騒音,振動の発生を防 止しながら、きめ細かく確実に流量.圧力などを制御することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、小ポートの閉塞に伴って下流側の流量およ び圧力が減少するが、開放している各小ポートにおける流路断面の形状は変化し ないので、各小ポートにおける被制御流体の流れ状態は可動オリフィス板の移動 の前後において変わらず、キャビテーションが発生せず、騒音,振動の発生を防 止しながらきめ細かく確実に流量,圧力などを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す多孔可変オリフィス弁
の全体縦断面図である。
【図2】同実施例における小ポートの拡大断面図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例を示す多孔可変オリフィス
弁の全体縦断面図である。
【図4】従来の多孔可変オリフィス弁の全体縦断面図で
ある。
【符号の説明】
11 弁箱 13 固定多孔板 14 ポート 15 可動オリフィス板 16 オリフィス 17 中間多孔板 18 小ポート

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に流路断面に沿って複数のポート
    を形成する固定多孔板と、この固定多孔板の各ポートに
    対応する複数のオリフィスを有し、固定多孔板の各ポー
    トを閉塞する位置と開放する位置とにわたって移動自在
    に設けた可動オリフィス板とを備えた多孔可変オリフィ
    ス弁において、固定多孔板と可動オリフィス板の間に、
    固定多孔板の各ポートに対応する領域ごとに群をなす複
    数の小ポートを有する中間多孔板を設けたことを特徴と
    する多孔可変オリフィス弁。
  2. 【請求項2】 中間多孔板と可動オリフィス板とを一体
    に形成したことを特徴とする請求項1記載の多孔可変オ
    リフィス弁。
  3. 【請求項3】 中間多孔板と固定多孔板とを一体に形成
    したことを特徴とする請求項1記載の多孔可変オリフィ
    ス弁。
  4. 【請求項4】 弁箱内に流路断面に沿って複数のポート
    を形成する固定多孔板と、この固定多孔板の各ポートに
    対応する複数のオリフィスを有して固定多孔板の各ポー
    トを閉塞する位置と開放する位置とにわたって移動自在
    に設けた可動オリフィス板とを備えた多孔可変オリフィ
    ス弁において、固定多孔板の各ポートを群をなす複数の
    小ポートに分割形成したことを特徴とする多孔可変オリ
    フィス弁。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2459991C1 (ru) * 2011-02-10 2012-08-27 Юрий Степанович Панчеха Клапан импульсно-предохранительный шиберный прямого действия (варианты)
JP2014218342A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 オイレス工業株式会社 支持用エアプレートおよびその気体流抵抗器
CN107202171A (zh) * 2017-06-19 2017-09-26 苏州德兰能源科技股份有限公司 一种自调压型智能调节阀
CN110513532A (zh) * 2019-08-15 2019-11-29 浙江盾安禾田金属有限公司 阀门消音器及具有该阀门消音器的电子膨胀阀
JP2020153447A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社栗本鐵工所 多孔可変オリフィス弁

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