JPH04135569A - 血液の貯留・濾過装置 - Google Patents
血液の貯留・濾過装置Info
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- JPH04135569A JPH04135569A JP2411695A JP41169590A JPH04135569A JP H04135569 A JPH04135569 A JP H04135569A JP 2411695 A JP2411695 A JP 2411695A JP 41169590 A JP41169590 A JP 41169590A JP H04135569 A JPH04135569 A JP H04135569A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/36—Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
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- A61M1/3627—Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
［０００１３
【産業上の利用分野］
この発明はカージオトミーリザーバと称され関心手術等
の外科手術に用いられる血液の貯留・濾過装置の構造に
関する。 ［０００２］ 【従来の技術】 カージオトミーリザーバは多くの外科的処置、例えば関
心手術においてカージオトミー吸引器やその他からの血
液を受け、消泡し、破砕片（デブリ： ｄｅｂｒｉｓ）
全濾過して患者の体内に戻すと行った処置に用いられる
。 ［０００３］ 米国特許３５０７３９５に開示されているカージオトミ
ーリザーバは、濾過材を通過する前に血液を薄板上に拡
散させるための板を血液の流入路に備えている。この薄
板は血液中から気泡を除去することを容易にしているも
のである。 ［０００４］ 米国特許３７６８６５３に開示されている濾過式カージ
オトミーリザーバは、装置の筒状の側壁に対して接線的
な平坦な流れとなるように血液を装置中に放出するもの
で、側壁に外科的処置による破砕片が沈着するようにな
っている。 ［０００５］ 米国特許３８９１４１６および３９９３４６１に開示さ
れているカージオトミーリザーバは上述の米国特許３５
０７３９５を改良したものである。底部入口から流入し
た血液は中央貯留室内へ入り、この中央貯留室壁の孔を
通って円筒状のフィルターへと進む。また、血液は再補
給口を経て装置の頂部から上記貯留室内へと入ってくる
。この頂部からの血液の流入に対して、飛散したり乱流
となったりすることがないよう防止する手段は施されて
いない。 ［０００６］ 米国特許４１５７９６５に開示されているカージオトミ
ーリザーバは、装置の頂部から入ってくる血液が上方に
伸びる円錐体の頂点に流れ落ち、層流となって下向きに
かつ外方に向かって流れ、フィルターに至るようになっ
ている。この構造は、気泡の形成を減らし、また飛散や
乱流化によって生ずる血液内の細胞の損傷を減する。 ［０００７］ 米国特許４２０８１９３に開示されているカージオトミ
ーリザーバは、装置の頂部から流入する血液は消泡用ス
ポンジ材を満たしである中央室内に速やかに入る。血液
は中央室の壁の孔を通って外側へ流れ、もう一つのフィ
ルターと消泡材の中を流れる。これと同様の装置が米国
特許４２４３５３１に開示されている。 ［０００８］ 米国特許４７３７１３９に開示されているリザーバは、
外科的処置による血液と静脈からの血液とを別途に処理
した後に一緒にする。外科的処置による血液は装置の頂
部から入り、漏斗を通り、頂部を上方に向けた円錐体の
頂点に流れ落ち円錐体の外面に沿って下方かつ外方に向
かって流れ、外方を囲む消泡および濾過用部材へと向か
う。流れ規制用の１枚の羽根が円錐体の上部を四分割し
ている［０００９］ 上記した各米国特許の発明の背景についての記載部分、
及び米国特許４７０５４９７．４５６８３６７、そして
４７４３３７１に、その他のカージオトミーリザーバの
記載がある。 ［００１０］
の外科手術に用いられる血液の貯留・濾過装置の構造に
関する。 ［０００２］ 【従来の技術】 カージオトミーリザーバは多くの外科的処置、例えば関
心手術においてカージオトミー吸引器やその他からの血
液を受け、消泡し、破砕片（デブリ： ｄｅｂｒｉｓ）
全濾過して患者の体内に戻すと行った処置に用いられる
。 ［０００３］ 米国特許３５０７３９５に開示されているカージオトミ
ーリザーバは、濾過材を通過する前に血液を薄板上に拡
散させるための板を血液の流入路に備えている。この薄
板は血液中から気泡を除去することを容易にしているも
のである。 ［０００４］ 米国特許３７６８６５３に開示されている濾過式カージ
オトミーリザーバは、装置の筒状の側壁に対して接線的
な平坦な流れとなるように血液を装置中に放出するもの
で、側壁に外科的処置による破砕片が沈着するようにな
っている。 ［０００５］ 米国特許３８９１４１６および３９９３４６１に開示さ
れているカージオトミーリザーバは上述の米国特許３５
０７３９５を改良したものである。底部入口から流入し
た血液は中央貯留室内へ入り、この中央貯留室壁の孔を
通って円筒状のフィルターへと進む。また、血液は再補
給口を経て装置の頂部から上記貯留室内へと入ってくる
。この頂部からの血液の流入に対して、飛散したり乱流
となったりすることがないよう防止する手段は施されて
いない。 ［０００６］ 米国特許４１５７９６５に開示されているカージオトミ
ーリザーバは、装置の頂部から入ってくる血液が上方に
伸びる円錐体の頂点に流れ落ち、層流となって下向きに
かつ外方に向かって流れ、フィルターに至るようになっ
ている。この構造は、気泡の形成を減らし、また飛散や
乱流化によって生ずる血液内の細胞の損傷を減する。 ［０００７］ 米国特許４２０８１９３に開示されているカージオトミ
ーリザーバは、装置の頂部から流入する血液は消泡用ス
ポンジ材を満たしである中央室内に速やかに入る。血液
は中央室の壁の孔を通って外側へ流れ、もう一つのフィ
ルターと消泡材の中を流れる。これと同様の装置が米国
特許４２４３５３１に開示されている。 ［０００８］ 米国特許４７３７１３９に開示されているリザーバは、
外科的処置による血液と静脈からの血液とを別途に処理
した後に一緒にする。外科的処置による血液は装置の頂
部から入り、漏斗を通り、頂部を上方に向けた円錐体の
頂点に流れ落ち円錐体の外面に沿って下方かつ外方に向
かって流れ、外方を囲む消泡および濾過用部材へと向か
う。流れ規制用の１枚の羽根が円錐体の上部を四分割し
ている［０００９］ 上記した各米国特許の発明の背景についての記載部分、
及び米国特許４７０５４９７．４５６８３６７、そして
４７４３３７１に、その他のカージオトミーリザーバの
記載がある。 ［００１０］
本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上述の各従来技
術と同様にカージオトミーリザーバと称されるタイプの
もので、装置内への血液の流入をスムースにかつ乱流形
成が少ない状態で行なえるという新規な構造の装置を提
供しようとするものである。 ［００１１］
術と同様にカージオトミーリザーバと称されるタイプの
もので、装置内への血液の流入をスムースにかつ乱流形
成が少ない状態で行なえるという新規な構造の装置を提
供しようとするものである。 ［００１１］
本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記目的を達成
するために、頂部に少なくとも一つの入口ポートを有す
ると共に底部に出口ポートを備え、外科処理側から送ら
れてくる血液を上記入口ポートから内部へ導き入れる得
るようにしたハウジングと、該ハウジング内にあって上
記入口ポートの下側で血液を受ける受液チャンバーと、
上記受液チャンバーを囲む血液の消泡手段を有する血液
処理手段とからなり、上記ハウジングの内壁と上記血液
処理部材の間に処理血液を集める血液集合手段を形成す
ると共に、上記受液チャンバーの壁を下降方向で中心側
に向かって傾斜させかつ頂部から底部にかけて無孔の部
位と開口を設けた部位とに区画し、該無孔の部位を上記
ハウジングの血液の入口ポートの下方に位置゛させて血
液を該無孔の部位の壁面に沿わせて下降させて上記出口
ポートまで導く血流規制手段を形成した構成としたもの
である。 ［００１２］ 本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記血流規制手
段が、上記受液チャンバーの頂部から底部にかけて内部
へ突出する一対の羽根であって、これらの羽根が上記無
孔の部位を含むスペー・スを画定する構成とすることが
できる。 ［００１３］ また本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記受液チ
ャンバーが下向きに尖った截頭型の概ね円錐形状を有し
、上記無孔の部位と開口を設けた部位とがそれぞれ頂部
側をラッパ状に拡開させている構成とすることができる
。この場合、上記開口を設けた部位は上記ラッパ状に拡
開する部位の下側に頂部側から底部にかけて複数の開口
を設けたものとすることができる。 ［００１４］ さらに本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記ハウ
ジングが上記入口ポートを複数有し、各入口ポートが上
記受液チャンバーの上記無孔の部位上へ血液を分配する
ように構成してもよい。 ［００１５］ そして上記受液チャンバーの頂部から底部にかけて内部
へ突出する羽根をさらに一対設け、これら二対の羽根が
上記受液チャンバーの壁面を四分してなるものとするこ
とができ、その場合上記四分した上記受液チャンバーの
壁面が、頂部から底部にかけて無孔の部位と開口を有す
る部位とに交互に形成することができる。さらに上記ハ
ウジングの上部に、該ハウジング内の上記受液チャンバ
ー内へ外傷からのドレナージを供給する少なくとも一以
上のドレナージ入口ポートを設け、該ドレナージ入口ポ
ートの下側に上記受液チャンバーの無孔の部位を配する
ようにもできる。 ［００１６］ またさらに本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記
ハウジングの底部内側に突起を設けると共に上記受液チ
ャンバーの底部に上記ハウジングの突起に嵌め込む窪み
を設けたり、上記血液処理手段がデプスフィルター部材
を備えるように構成することができ、上記血液処理手段
がデプスフィルター部材を備える場合には上記血液処理
手段が上記受液チャンバーの壁部材に近接させた第一の
消泡部材、該第一の消泡部材を囲むデプスフィルター部
材及び該デプスフィルター部材を囲む第二の消泡部材か
らなるものとして構成できる。そして上記消泡部材が１
インチ当たり２０個の平均的径のポアを有し、上記デプ
スフィルター部材が２０ミクロンの平均的ポア径のフェ
ルトフィルターとするとよい。 ［００１７］
するために、頂部に少なくとも一つの入口ポートを有す
ると共に底部に出口ポートを備え、外科処理側から送ら
れてくる血液を上記入口ポートから内部へ導き入れる得
るようにしたハウジングと、該ハウジング内にあって上
記入口ポートの下側で血液を受ける受液チャンバーと、
上記受液チャンバーを囲む血液の消泡手段を有する血液
処理手段とからなり、上記ハウジングの内壁と上記血液
処理部材の間に処理血液を集める血液集合手段を形成す
ると共に、上記受液チャンバーの壁を下降方向で中心側
に向かって傾斜させかつ頂部から底部にかけて無孔の部
位と開口を設けた部位とに区画し、該無孔の部位を上記
ハウジングの血液の入口ポートの下方に位置゛させて血
液を該無孔の部位の壁面に沿わせて下降させて上記出口
ポートまで導く血流規制手段を形成した構成としたもの
である。 ［００１２］ 本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記血流規制手
段が、上記受液チャンバーの頂部から底部にかけて内部
へ突出する一対の羽根であって、これらの羽根が上記無
孔の部位を含むスペー・スを画定する構成とすることが
できる。 ［００１３］ また本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記受液チ
ャンバーが下向きに尖った截頭型の概ね円錐形状を有し
、上記無孔の部位と開口を設けた部位とがそれぞれ頂部
側をラッパ状に拡開させている構成とすることができる
。この場合、上記開口を設けた部位は上記ラッパ状に拡
開する部位の下側に頂部側から底部にかけて複数の開口
を設けたものとすることができる。 ［００１４］ さらに本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記ハウ
ジングが上記入口ポートを複数有し、各入口ポートが上
記受液チャンバーの上記無孔の部位上へ血液を分配する
ように構成してもよい。 ［００１５］ そして上記受液チャンバーの頂部から底部にかけて内部
へ突出する羽根をさらに一対設け、これら二対の羽根が
上記受液チャンバーの壁面を四分してなるものとするこ
とができ、その場合上記四分した上記受液チャンバーの
壁面が、頂部から底部にかけて無孔の部位と開口を有す
る部位とに交互に形成することができる。さらに上記ハ
ウジングの上部に、該ハウジング内の上記受液チャンバ
ー内へ外傷からのドレナージを供給する少なくとも一以
上のドレナージ入口ポートを設け、該ドレナージ入口ポ
ートの下側に上記受液チャンバーの無孔の部位を配する
ようにもできる。 ［００１６］ またさらに本発明に係る血液の貯留・濾過装置は、上記
ハウジングの底部内側に突起を設けると共に上記受液チ
ャンバーの底部に上記ハウジングの突起に嵌め込む窪み
を設けたり、上記血液処理手段がデプスフィルター部材
を備えるように構成することができ、上記血液処理手段
がデプスフィルター部材を備える場合には上記血液処理
手段が上記受液チャンバーの壁部材に近接させた第一の
消泡部材、該第一の消泡部材を囲むデプスフィルター部
材及び該デプスフィルター部材を囲む第二の消泡部材か
らなるものとして構成できる。そして上記消泡部材が１
インチ当たり２０個の平均的径のポアを有し、上記デプ
スフィルター部材が２０ミクロンの平均的ポア径のフェ
ルトフィルターとするとよい。 ［００１７］
次に本発明の実施例を図面を参照して説明する。本発明
は種々の形態で具体化でき、以下の説明及び図面で示す
ものは好適な実施例であって本発明はこれに限定される
ものではない。 ［００１８］ 図中１０はハウジングで剛体のものであり、このハウジ
ング１０の形状は図、天のものに限定されるものではな
いが、図１及び図６に示すような概ね円筒状のものが好
ましい。またハウジング１０は、プラスチック、例えば
ポリカーボネートポリアクリレートもしくはポリエステ
ル等の熱可塑性のものによって形成した硬質の成形品で
あるものであって、装置内の血液レベルを視認できる透
明なものがよい。具体的に適当なプラスチック製品とし
ては、ポリカーボネート樹脂であって、ジェネラルエレ
クトリックカンパニー（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔ
ｒｉｃＣｏ、）がＬＥＸＡＮという商標で販売している
ものやモーベイコーポレーション（Ｍｏｂａｙ Ｃｏ
ｒｐｏｒａｔ １ｏｎ）がＭＡＲＫＲＯＬＯＮという商
標で販売しているものがある。 ［００１９］ ハウジング１０は、頂部１３、概ね円筒状の側壁１４及
びこの側壁１４に一体化された底部１５からなる。望ま
しくは排液を確実に行なえるように側壁１４を頂部から
底部にかけて絞るような形状として壁面を内側に傾斜さ
せる。頂部１３は別途にカバー材として形成するのがよ
い。頂部１３と側壁１４の上縁との間には液をシールす
るための環状のガスケット１６を設ける。頂部１３を接
着材、熱もしくは超音波により側壁１４に固着してシー
ルするようにしてもよい。装置への液体の流入及び装置
からの液体の流出は、少なくとも一つの入口ポート１７
を装置の頂部に、少なくとも一つの出口ポート１８を装
置の底部に設けることにより行なう。一般的には複数の
入口ポート１７を設け、複数の外科処置現場からの血液
を受は入れられるようにするとよい。 ［００２０３ ハウジング１０の頂部にはベントポート１９を設けてあ
る。また装置には医薬等の導入のための誘因ポート２０
．２１や、早急な装薬のためのプライミングポート２２
及び複数のチエストドレナージポート２３を設けてある
。装置内の圧力が規定の範囲内に収まるようにするため
二動作圧力開放弁２４を設けてある。通常使用せぬとき
はこれらのポートは図示せぬキャップにより覆っておく
。 ［００２１］ ハウジング１０内には受液チャンバー２６が配してあり
、装置内中央に血液貯留部を画定している。受液チャン
バー２６は概ね円錐形もしくは角状の形状のもので、頂
部を開き底部を閉じたものであり、頂部から底部にかけ
て下方にかつ内側に傾斜した内壁面を有している。また
受液チャンバー２６は二対の羽根３２．３３．５４．５
５により内壁面を四分しである。その四分下向壁面のう
ち第一の部位は頂部に第一のラッパ状の拡開部２８を備
えており、ハウジング１０の入口ポート１７のすぐ下か
ら底部まで連続する無孔の表面を有しており、そのため
装置内に流入するカージオトミー血液はこのアーチ状部
２８の表面に沿ってスムースに飛散することなく受液チ
ャンバー内に入り、乱流も最小限に抑えられる。他の内
部壁面のうちの一つも頂部にラッパ状拡開部２９を備え
、下側には少なくとも一つの開口３０が設けてあり、血
液が受液チャンバー２６外に出ることができるようにし
である。羽根３２．３３はハウジング１０内に流れ込む
血液を拡開部２８の無孔面上へ導いて受液チャンバー２
６内に流れ込ませるための血流規制手段を形成している
。 ［００２２］ 受液チャンバー２６の外周には、少なくとも血液を消泡
部材からなる血液処理手段を配しである。この血液処理
手段は少なくとも、第一の消泡部材３４、デプスフィル
ター部材３６、第二の消泡部材３８及び外套状部材４０
からなる。外套状部材４０はメツシュ状もしくはニット
状の布帛で、上述の消泡部材やフィルタ一部材を受液チ
ャンバー２６の外周面に位置決めするものである。受液
チャンバーの外壁面には最上部の開口３０よりも上側の
位置に突起２７が設けてあり、締め付は用の帯状体４２
により上部をまとめられた外套状部材４０がこの突起２
７に掛は止めである。 ［００２３］ 消泡部材３４．３８は好ましくは熱処理により網状ポリ
ウレタンフォームとしたものにより形成する。典型的な
消泡部材３４．３８としては平均的なサイズのポアを１
インチ（２，５４ｃｍ）当たり２０個有する。望ましく
は双方とも適当な消泡材をコーティングする。デプスフ
ィルター部材３６には例えば２０ミクロンのフェルトフ
ィルターを用いる。 ［００２４］ 外套状部材４０とハウジング１０の側壁１４の内面４４
との間は処理血液の集液室を形成する。出口ポート１８
はこの集液室の底部に開口する。 ［０００２５］ ハウジング１０の底部１５は出口ポート１８に向かって
下方向にテーパー状になっており、受液チャンバーから
出口ポートへの排液を容易にしである。底部１５の中央
部は、図６に想像線で示したように内部へ突出する突起
４６となっており （外観としては窪み）、その中央に
受液チャンバー２６を保持した際の座りを良くするため
の小突起４８（これも外観としては窪み）を設けてある
。これらの突起４６及び小突起４８は受液部分の体積を
減らし、またそれゆえに出口ポート１８への排液を容易
にしている。 ［０００２６］ 受液チャンバー２６の底部には上述の小突起４８との対
応位置に窪み５０を設けてあり、ハウジング１０に対し
て受液チャンバー２６を位置決めしやすくしである。窪
み５０はまた受液チャンバー２６の最も下にある開口３
０の下部に生じるデッドスペースを減らしている。 ［０００２７］ もし本装置を単独で外科手術に用いるとしたら、受液チ
ャンバー２６の開口部２９は羽根３２．３３の外側で頂
部のラッパ状に拡開した部分により囲まれる。 もっとも図示の例では受液チャンバー２６は底部から上
部までずっと無孔の拡開部５２を有している。この拡開
部５２はハウジング１０の頂部１３に設けたチエストド
レナージポート２３の下方に位置している。一対の羽根
５４．５５は、血液がチエストドレナージポート２３か
ら受液チャンバー２６へ流れ込むに際して無孔の拡開部
５２に沿って流れるように規制している。この構造は外
科的処置の後も本装置を使い続け、チエストドレンから
集めた血液を処理して人体に戻すことができるようにし
ている。この拡開部５２は先の拡開部２８との対向位置
に形成してあり、このため受液チャンバー２６は既述の
ように二つの開口部位を羽根３２．５４間及び羽根３３
．５５間に有することになる。 ［０００２８］ 拡開部５２は拡開部２８よりもラッパ形状を小さなもの
に形成する。なぜならばチエストドレナージ管はその数
が通常少なく、外科処置による血液入口ポートよりも少
ない血液量だからである。 ［０００２９］ 手術中には、外科処置側からの血液は入口ポート１７へ
供給され、層流状となって受液チャンバー２６の無孔壁
面部２４に沿って流れ、室内へと流れ込む。血液はその
後開口３０を通過し、消泡部材やフィルタ一部材を通過
し、集液室４４内へと入り、出口ポート１８から装置外
へと出ていく。血液はそれから人体へと戻されるが、通
常は人体へ戻される前に酸素の補給処理や冷却などの処
理を受ける。 ［０００３０］ 手術後、入口ポート１７は接続する管の閉止及びクラン
プによるか、もしくは接続する管の引き抜きとキャップ
を被せることにより閉じられる。もし患者がチエストド
レナージを要求するときは、患者に取付けられているド
レン管の開放端をチエストドレナージポート２３に接続
し、チエストドレンを濾過して患者の体へと戻すように
する。患者への血液の戻しはＩＶ（静脈用）ポンプを出
血量に対応させてプログラムして用いるか、点滴式に重
力を用いて間欠的かつ周期的に行なうかする。手術によ
る血液の入口ポートとチエストドレナージ用のポートと
はそれぞれ別途に設けるのがよい。なぜならばこれらに
連結される管がその機能上サイズが異なるからである。 もし医薬等を血液中に加える必要があれば、誘因ポート
２０により医薬等を受液チャンバーに加えるか、誘因ポ
ート２１により集液室に加える。 ［０００３月
は種々の形態で具体化でき、以下の説明及び図面で示す
ものは好適な実施例であって本発明はこれに限定される
ものではない。 ［００１８］ 図中１０はハウジングで剛体のものであり、このハウジ
ング１０の形状は図、天のものに限定されるものではな
いが、図１及び図６に示すような概ね円筒状のものが好
ましい。またハウジング１０は、プラスチック、例えば
ポリカーボネートポリアクリレートもしくはポリエステ
ル等の熱可塑性のものによって形成した硬質の成形品で
あるものであって、装置内の血液レベルを視認できる透
明なものがよい。具体的に適当なプラスチック製品とし
ては、ポリカーボネート樹脂であって、ジェネラルエレ
クトリックカンパニー（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔ
ｒｉｃＣｏ、）がＬＥＸＡＮという商標で販売している
ものやモーベイコーポレーション（Ｍｏｂａｙ Ｃｏ
ｒｐｏｒａｔ １ｏｎ）がＭＡＲＫＲＯＬＯＮという商
標で販売しているものがある。 ［００１９］ ハウジング１０は、頂部１３、概ね円筒状の側壁１４及
びこの側壁１４に一体化された底部１５からなる。望ま
しくは排液を確実に行なえるように側壁１４を頂部から
底部にかけて絞るような形状として壁面を内側に傾斜さ
せる。頂部１３は別途にカバー材として形成するのがよ
い。頂部１３と側壁１４の上縁との間には液をシールす
るための環状のガスケット１６を設ける。頂部１３を接
着材、熱もしくは超音波により側壁１４に固着してシー
ルするようにしてもよい。装置への液体の流入及び装置
からの液体の流出は、少なくとも一つの入口ポート１７
を装置の頂部に、少なくとも一つの出口ポート１８を装
置の底部に設けることにより行なう。一般的には複数の
入口ポート１７を設け、複数の外科処置現場からの血液
を受は入れられるようにするとよい。 ［００２０３ ハウジング１０の頂部にはベントポート１９を設けてあ
る。また装置には医薬等の導入のための誘因ポート２０
．２１や、早急な装薬のためのプライミングポート２２
及び複数のチエストドレナージポート２３を設けてある
。装置内の圧力が規定の範囲内に収まるようにするため
二動作圧力開放弁２４を設けてある。通常使用せぬとき
はこれらのポートは図示せぬキャップにより覆っておく
。 ［００２１］ ハウジング１０内には受液チャンバー２６が配してあり
、装置内中央に血液貯留部を画定している。受液チャン
バー２６は概ね円錐形もしくは角状の形状のもので、頂
部を開き底部を閉じたものであり、頂部から底部にかけ
て下方にかつ内側に傾斜した内壁面を有している。また
受液チャンバー２６は二対の羽根３２．３３．５４．５
５により内壁面を四分しである。その四分下向壁面のう
ち第一の部位は頂部に第一のラッパ状の拡開部２８を備
えており、ハウジング１０の入口ポート１７のすぐ下か
ら底部まで連続する無孔の表面を有しており、そのため
装置内に流入するカージオトミー血液はこのアーチ状部
２８の表面に沿ってスムースに飛散することなく受液チ
ャンバー内に入り、乱流も最小限に抑えられる。他の内
部壁面のうちの一つも頂部にラッパ状拡開部２９を備え
、下側には少なくとも一つの開口３０が設けてあり、血
液が受液チャンバー２６外に出ることができるようにし
である。羽根３２．３３はハウジング１０内に流れ込む
血液を拡開部２８の無孔面上へ導いて受液チャンバー２
６内に流れ込ませるための血流規制手段を形成している
。 ［００２２］ 受液チャンバー２６の外周には、少なくとも血液を消泡
部材からなる血液処理手段を配しである。この血液処理
手段は少なくとも、第一の消泡部材３４、デプスフィル
ター部材３６、第二の消泡部材３８及び外套状部材４０
からなる。外套状部材４０はメツシュ状もしくはニット
状の布帛で、上述の消泡部材やフィルタ一部材を受液チ
ャンバー２６の外周面に位置決めするものである。受液
チャンバーの外壁面には最上部の開口３０よりも上側の
位置に突起２７が設けてあり、締め付は用の帯状体４２
により上部をまとめられた外套状部材４０がこの突起２
７に掛は止めである。 ［００２３］ 消泡部材３４．３８は好ましくは熱処理により網状ポリ
ウレタンフォームとしたものにより形成する。典型的な
消泡部材３４．３８としては平均的なサイズのポアを１
インチ（２，５４ｃｍ）当たり２０個有する。望ましく
は双方とも適当な消泡材をコーティングする。デプスフ
ィルター部材３６には例えば２０ミクロンのフェルトフ
ィルターを用いる。 ［００２４］ 外套状部材４０とハウジング１０の側壁１４の内面４４
との間は処理血液の集液室を形成する。出口ポート１８
はこの集液室の底部に開口する。 ［０００２５］ ハウジング１０の底部１５は出口ポート１８に向かって
下方向にテーパー状になっており、受液チャンバーから
出口ポートへの排液を容易にしである。底部１５の中央
部は、図６に想像線で示したように内部へ突出する突起
４６となっており （外観としては窪み）、その中央に
受液チャンバー２６を保持した際の座りを良くするため
の小突起４８（これも外観としては窪み）を設けてある
。これらの突起４６及び小突起４８は受液部分の体積を
減らし、またそれゆえに出口ポート１８への排液を容易
にしている。 ［０００２６］ 受液チャンバー２６の底部には上述の小突起４８との対
応位置に窪み５０を設けてあり、ハウジング１０に対し
て受液チャンバー２６を位置決めしやすくしである。窪
み５０はまた受液チャンバー２６の最も下にある開口３
０の下部に生じるデッドスペースを減らしている。 ［０００２７］ もし本装置を単独で外科手術に用いるとしたら、受液チ
ャンバー２６の開口部２９は羽根３２．３３の外側で頂
部のラッパ状に拡開した部分により囲まれる。 もっとも図示の例では受液チャンバー２６は底部から上
部までずっと無孔の拡開部５２を有している。この拡開
部５２はハウジング１０の頂部１３に設けたチエストド
レナージポート２３の下方に位置している。一対の羽根
５４．５５は、血液がチエストドレナージポート２３か
ら受液チャンバー２６へ流れ込むに際して無孔の拡開部
５２に沿って流れるように規制している。この構造は外
科的処置の後も本装置を使い続け、チエストドレンから
集めた血液を処理して人体に戻すことができるようにし
ている。この拡開部５２は先の拡開部２８との対向位置
に形成してあり、このため受液チャンバー２６は既述の
ように二つの開口部位を羽根３２．５４間及び羽根３３
．５５間に有することになる。 ［０００２８］ 拡開部５２は拡開部２８よりもラッパ形状を小さなもの
に形成する。なぜならばチエストドレナージ管はその数
が通常少なく、外科処置による血液入口ポートよりも少
ない血液量だからである。 ［０００２９］ 手術中には、外科処置側からの血液は入口ポート１７へ
供給され、層流状となって受液チャンバー２６の無孔壁
面部２４に沿って流れ、室内へと流れ込む。血液はその
後開口３０を通過し、消泡部材やフィルタ一部材を通過
し、集液室４４内へと入り、出口ポート１８から装置外
へと出ていく。血液はそれから人体へと戻されるが、通
常は人体へ戻される前に酸素の補給処理や冷却などの処
理を受ける。 ［０００３０］ 手術後、入口ポート１７は接続する管の閉止及びクラン
プによるか、もしくは接続する管の引き抜きとキャップ
を被せることにより閉じられる。もし患者がチエストド
レナージを要求するときは、患者に取付けられているド
レン管の開放端をチエストドレナージポート２３に接続
し、チエストドレンを濾過して患者の体へと戻すように
する。患者への血液の戻しはＩＶ（静脈用）ポンプを出
血量に対応させてプログラムして用いるか、点滴式に重
力を用いて間欠的かつ周期的に行なうかする。手術によ
る血液の入口ポートとチエストドレナージ用のポートと
はそれぞれ別途に設けるのがよい。なぜならばこれらに
連結される管がその機能上サイズが異なるからである。 もし医薬等を血液中に加える必要があれば、誘因ポート
２０により医薬等を受液チャンバーに加えるか、誘因ポ
ート２１により集液室に加える。 ［０００３月
本発明に係る血液の貯留・濾過装置は以上説明してきた
ようなものなので、従来のものに比べ装置内への血液の
流入をスムースにかつ乱流形成が少ない状態で行なえる
ようになるという効果がある。
ようなものなので、従来のものに比べ装置内への血液の
流入をスムースにかつ乱流形成が少ない状態で行なえる
ようになるという効果がある。
【図１】
図１は本発明の一実施例を示す側面図である。
【図２】
図２は図１の装置の平面図である。
【図３】
図３は受液チャンバーの平面図である。
【図４】
図４は図３中の４−４線に沿う縦断面図である。
【図５】
図５は受液チャンバーの底面図である。
【図６】
図６はハウジング及び受液チャンバーの要部を切り欠い
て示す部分断面側面図である。
て示す部分断面側面図である。
【図７】
図７は図６中の一部を拡大して示す断面図である。
１０ ハウジング
１３ 頂部
１４ 側壁
１５ 底部
１６ ガスケット
１７ 人口ポート
１８ 出口ポート
１９ ベントポート
２０．
２８、
３２、
２１ 誘因ポート
プライミングポート
チエストドレナージポート
二動作圧力開放弁
受液チャンバー
突起
２９．５２ 拡開部
開口
３３．５４．５５ 羽根
第一の消泡部材
デプスフィルター部材
第二の消泡部材
外套状部材
帯状体
ハウジングの内壁面
突起
小突起
窪み
【図１】
図面
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図７】
【図６】
Claims (12)
- 【請求項１】頂部に少なくとも一つの入口ポートを有す
ると共に底部に出口ポートを備え、外科処理側から送ら
れてくる血液を上記入口ポートから内部へ導き入れる得
るようにしたハウジングと、該ハウジング内にあって上
記入口ポートの下側で血液を受ける受液チャンバーと、
上記受液チャンバーを囲む血液の消泡手段を有する血液
処理手段とからなり、上記ハウジングの内壁と上記血液
処理部材の間に処理血液を集める血液集合手段を形成す
ると共に、上記受液チャンバーの壁を下降方向で中心側
に向かって傾斜させかつ頂部から底部にかけて無孔の部
位と開口を設けた部位とに区画し、該無孔の部位を上記
ハウジングの血液の入口ポートの下方に位置させて血液
を該無孔の部位の壁面に沿わせて下降させて上記出口ポ
ートまで導く血流規制手段を形成してなる血液の貯留・
濾過装置。 - 【請求項２】上記血流規制手段が、上記受液チャンバー
の頂部から底部にかけて内部へ突出する一対の羽根であ
って、これらの羽根が上記無孔の部位を含むスペースを
画定する請求項１の血液の貯留・濾過装置。 - 【請求項３】上記受液チャンバーが下向きに尖った截頭
型の概ね円錐形状を有し、上記無孔の部位と開口を設け
た部位とがそれぞれ頂部側をラッパ状に拡開させている
請求項１または２の血液の貯留・濾過装置。 - 【請求項４】上記開口を設けた部位は上記ラッパ状に拡
開する部位の下側に頂部側から底部にかけて複数の開口
を設けたものである請求項３の血液の貯留・濾過装置。 - 【請求項５】上記ハウジングが上記入口ポートを複数有
し、各入口ポートが上記受液チャンバーの上記無孔の部
位上へ血液を分配するようになっている請求項１ないし
４のいずれかの血液の貯留・濾過装置。 - 【請求項６】上記受液チャンバーの頂部から底部にかけ
て内部へ突出する羽根をさらに一対設け、これら二対の
羽根が上記受液チャンバーの壁面を四分してなる請求項
２ないし５のいずれかの血液の貯留・濾過装置。 - 【請求項７】上記四分した上記受液チャンバーの壁面が
、頂部から底部にかけて無孔の部位と開口を有する部位
とに交互に形成されている請求項６の血液の貯留・濾過
装置。 - 【請求項８】上記ハウジングの上部に、該ハウジング内
の上記受液チャンバー内へ外傷からのドレナージを供給
する少なくとも一以上のドレナージ入口ポートを設け、
該ドレナージ入口ポートの下側に上記受液チャンバーの
無孔の部位を配した請求項７の血液の貯留・濾過装置。 - 【請求項９】上記ハウジングの底部内側に突起を設ける
と共に上記受液チャンバーの底部に上記ハウジングの突
起に嵌め込む窪みを設けてある請求項１ないし８のいず
れかのの血液の貯留・濾過装置。 - 【請求項１０】上記血液処理手段がデプスフィルター部
材を備える請求項１ないし９のいずれかの血液の貯留・
濾過装置。 - 【請求項１１】上記血液処理手段が上記受液チャンバー
の壁部材に近接させた第一の消泡部材、該第一の消泡部
材を囲むデプスフィルター部材及び該デプスフィルター
部材を囲む第二の消泡部材からなる請求項１０の血液の
貯留・濾過装置。 - 【請求項１２】上記消泡部材が１インチ当たり２０個の
平均的径のポアを有し、上記デプスフィルター部材が２
０ミクロンの平均的ポア径のフェルトフィルターである
請求項１１の血液の貯留・濾過装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US452964 | 1982-12-29 | ||
| US07/452,964 US5127900A (en) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | Cardiotomy reservoir |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04135569A true JPH04135569A (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=23798682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2411695A Pending JPH04135569A (ja) | 1989-12-19 | 1990-12-19 | 血液の貯留・濾過装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5127900A (ja) |
| EP (1) | EP0437957A1 (ja) |
| JP (1) | JPH04135569A (ja) |
| CA (1) | CA2032595A1 (ja) |
Cited By (2)
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