JPH04134116U - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ

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JPH04134116U
JPH04134116U JP4000691U JP4000691U JPH04134116U JP H04134116 U JPH04134116 U JP H04134116U JP 4000691 U JP4000691 U JP 4000691U JP 4000691 U JP4000691 U JP 4000691U JP H04134116 U JPH04134116 U JP H04134116U
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JP
Japan
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lid
closed
lids
protector
wire harness
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Pending
Application number
JP4000691U
Other languages
English (en)
Inventor
祐治 前田
智俊 神山
Original Assignee
矢崎総業株式会社
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Publication date
Application filed by 矢崎総業株式会社 filed Critical 矢崎総業株式会社
Priority to JP4000691U priority Critical patent/JPH04134116U/ja
Publication of JPH04134116U publication Critical patent/JPH04134116U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の蓋を有するワイヤハーネス用プロテク
タにおいて、一定の順序を経ないで蓋を閉じる場合には
蓋を閉じることができない。またワイヤハーネスの配索
方向に曲げモーメント等が作用し、蓋とプロテクタ本体
が変形した場合でも蓋が開くことができない。 【構成】 U字状の溝をなすプロテクタ本体の両側板に
互い違いに複数個の蓋を有するワイヤハーネス用プロテ
クタにおいて、隣接する各蓋の一方の蓋の端部内面には
該蓋と一体成形された係止孔を有する筒状突起を設け、
他方の蓋の端部内面には該係止孔に嵌合可能なピンを設
けて、一方の蓋を閉じ、次に他方の蓋を閉じるという一
定の順序で各蓋を閉じると、ピンが係止孔に係止すると
共に各蓋の端部が係合することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数の蓋を有するワイヤハーネス用プロテクタに関し、特に蓋を閉 じる際、一定の順序でなければ蓋を閉じることができないワイヤハーネス用プロ テクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の蓋を有するワイヤハーネス用プロテクタとしては、図4に示すよ うなものがある。
【0003】 この図において、ワイヤハーネス用プロテクタ1は、底板2aの両端に立設さ れた一対の側板2bを有するU字状の溝をなすプロテクタ本体2と、プロテクタ 本体2の各側板2bに開閉可能にヒンジ3a,3bにより互い違いに連結された 2個の蓋4a,4bとから構成されている。
【0004】 2個の蓋4a,4bのうち、一方の蓋4aの一端寄りには、その外面を削り肉 厚の薄い端部Xを設け、また、他方の蓋4bの一端寄りには、その内面を削り肉 厚の薄い端部Yを設けている。
【0005】 なお、各蓋4a,4bとプロテクタ本体2には、それぞれ留め具5a,5bが 設けられている。
【0006】 このような構成のため、一方の蓋4aを閉じ留め具5aを掛け、次に他方の蓋 4bを閉じ留め具5bを掛けると、各蓋4a,4bが各端部X,Yで重なり係合 してプロテクタ本体2のU字状の溝の開口部を遮蔽すると共に、各留め具5a, 5bにより各蓋4a,4bがプロテクタ本体2に固定されるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、一方の蓋4aの端部Xの内側寸法La と他方の蓋4bの端部Yの外 側寸法Lb の差は僅少であり、また各蓋4a,4bは可撓性を有するので、誤っ て各蓋4a,4bを前記と逆の順序で閉じる(すなわち、他方の蓋4bを閉じ次 に一方の蓋4aを閉じる)と、図5に示すように一方の蓋4aの端部Xが拡がり 変形しながら、一方の蓋4aの端部X内側が他方の蓋4bの端部Y外側に容易に 嵌り込み、留め具5aが掛かってしまう。
【0008】 また、このような構成では、一方の蓋4aを閉じ留め具5aを掛け、次に他方 の蓋4bを閉じ留め具5bを掛けるような一定の順序で各蓋4a,4bを閉じた 場合でも、図6に示すようにプロテクタ本体2およぴ各蓋4a,4bにワイヤハ ーネスwの配索方向に曲げモーメント等が作用し、プロテクタ本体2を下に各蓋 4a,4bを上にして各蓋4a,4bが上向きに凸状に変形すると、各蓋4a, 4bの端部X,Yの係合が外れ、留め具5a,5bが外れ、さらに各蓋4a,4 bが開く虞れがあった。
【0009】 本考案は上記実情に鑑みなされたもので、一定の順序を経ないで各蓋を閉じる 場合には、各蓋を閉じることができず、また、ワイヤハーネスの配索方向に曲げ モーメント等が作用し、プロテクタ本体を下に各蓋を上にして各蓋が上向きに凸 状に変形しても、各蓋が開くことができないワイヤハーネス用プロテクタの提供 を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案では、底板の両端に立設された一対の側板を 有するU字状の溝をなすプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体を開閉する2個 の蓋とから成り、一方の蓋を閉じ次に他方の蓋を閉じると、前記両蓋の端部が重 なり係合して前記プロテクタ本体のU字状の溝の開口部を遮蔽するワイヤハーネ ス用プロテクタにおいて、 前記一方の蓋の端部内面に該蓋と一体成形された係止孔を有する筒状突起を設 け、一方、前記他方の蓋の端部内面にピンを設けることとした。
【0011】
【作用】
一方の蓋を閉じ、次に他方の蓋を閉じるという一定の順序で各蓋を閉じると、 他方の蓋のピンが一方の蓋の係止孔に係止すると同時に、各蓋の端部が重なり係 合され得る。
【0012】 逆に、一定の順序を経ないで蓋を閉じると、一方の蓋の筒状突起が他方の蓋の 外面に当るので、各蓋の端部が重なり係合され得ない。
【0013】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案を説明する。
【0014】 図1において、本考案に係るワイヤハーネス用プロテクタは、前記の従来のワ イヤハーネス用プロテクタと一部が相異するのみで、その他は同一である。以下 の説明では、同一点は従来例で説明した通りであるので、その説明を省略し相異 点を説明する。なお、図1では、本考案に係る実施例と従来例との相異を明確に するため、従来例の場合と同様の機能を果す同様の部材については従来例で用い た符号と同一の符号を用いた。
【0015】 本考案に係る実施例が前記の従来例と相異するところは、一方の蓋4aの端部 Xの内面に蓋4aと一体成形された係止孔6aを有する筒状突起6を設け、また 、他方の蓋4bの端部Yの内面に係止孔6aに嵌合可能なピン7を設け、係止孔 6aとピン7により構成される係止部を形成したことである。その他の部分につ いては本考案に係る実施例が前記の従来例と相異するところはない。
【0016】 このような構成によれば、図2に示すように一方の蓋4aを閉じ、次に他方の 蓋4bを閉じると、ピン7が係止孔6aに嵌入できると同時に各蓋4a,4bが 重なり合って係合することができる。
【0017】 このため、ワイヤハーネスの配索方向へ曲げモーメント等が作用し、プロテク タ本体2を下に各蓋4a,4bを上にして、各蓋4a,4bが上向きに凸状に変 形した場合でも、ピン7と係止孔6aの嵌合状態は確実に保持されるので、各蓋 4a,4bの端部X,Yの係合が外れることはない。従って、各留め具5a.5 bを掛けなくても各ヒンジ3a,3bにより各蓋4a,4bは固定されるので、 各蓋4a,4bは開くことができない。
【0018】 また、他方の蓋4bを閉じ、次に一方の蓋4aを閉じるような前記と逆の順序 で各蓋4a,4bを閉じると、図3に示すように一方の蓋4aの突起6が他方の 蓋4bの外面に当るので、前記の従来例のように他方の蓋4bの外面に一方の蓋 4aを係合することができない。
【0019】 なお、プロテクタ本体の両側板に互い違いに3個以上の蓋を設け、前記と同様 に蓋を閉じる際、各蓋の重なり合う端部にピンと係止孔により構成される係止部 を設けることもできる。
【0020】 また、プロテクタ本体と蓋をヒンジで連結せずに、プロテクタ本体と蓋を分離 し別体とすることもできる。
【0021】 さらに、プロテクタ本体の溝の形状は、断面が台形状、多角形状などの諸種の 形状としてもよいことは言うまでもない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、一定の順序を経ないで、各蓋を閉じる場 合は、各蓋の端部が係合され得ないので、従来例のように各蓋を閉じることがで きない。
【0023】 逆に、一定の順序を経て各蓋を閉じる場合は、他方の蓋のピンが一方の蓋の係 止孔に係止すると同時に、各蓋の端部が係合され得るので、ワイヤハーネスの配 索方向に曲げモーメント等が作用し、プロテクタ本体を下に各蓋を上にして各蓋 が上向きに変形した場合でも、各蓋が開くようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るワイヤハーネス用プロテクタの一
実施例を示し、蓋を開いた状態を示す全体斜視図であ
る。
【図2】図1のワイヤハーネス用プロテクタの両蓋の端
部で断面した断面図であり、一定の順序を経て蓋を閉じ
たときの状態を示す。
【図3】図1のワイヤハーネス用プロテクタの両蓋の端
部で断面した断面図であり、一定の順序を経ないで蓋を
閉じたときの状態を示す。
【図4】従来のワイヤハーネス用プロテクタの一例を示
し、蓋を開いた状態を示す全体斜視図である。
【図5】図3のワイヤハーネス用プロテクタの両蓋の端
部で断面した断面図であり、一定の順序を経ないで蓋を
閉じたときの状態を示す。
【図6】図3のワイヤハーネス用プロテクタが凸状に変
形され、両蓋の係合が外れかかった状態を示す全体斜視
図である。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用プロテクタ 2 プロテクタ本体 4a 一方の蓋 4b 他方の蓋 6 突起 6a 係止孔 7 ピン X 一方の蓋の端部 Y 他方の蓋の端部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の両端に立設された一対の側板を有
    するU字状の溝をなすプロテクタ本体と、前記プロテク
    タ本体を開閉する2個の蓋とから成り、一方の蓋を閉じ
    次に他方の蓋を閉じると、前記両蓋の端部が重なり係合
    して前記プロテクタ本体のU字状の溝の開口部を遮蔽す
    るワイヤハーネス用プロテクタにおいて、前記一方の蓋
    の端部内面に該蓋と一体成形された係止孔を有する筒状
    突起を設け、一方、前記他方の蓋の端部内面にピンを設
    けて、一方の蓋を閉じ次に他方の蓋を閉じると、他方の
    蓋のピンが一方の蓋の係止孔に係止されることを特徴と
    するワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 【請求項2】 3個以上の蓋を有し、蓋を閉じる際、重
    なり合う各蓋の端部にピンと係止孔により構成される係
    止部を有する請求項1記載のワイヤハーネス用プロテク
    タ。
JP4000691U 1991-05-30 1991-05-30 ワイヤハーネス用プロテクタ Pending JPH04134116U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004357415A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用プロテクタ
JP2012005217A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用のプロテクタ
JP2015186988A (ja) * 2014-03-10 2015-10-29 住友電装株式会社 ワイヤハーネスの配索構造
JP2021005949A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 住友電装株式会社 ワイヤハーネス用プロテクタ

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JP2012005217A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用のプロテクタ
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