JPH04133666A - 電源回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 この発明は、商用電源を入力して所定の電圧・電流を出
力する電源回路に関する。

（ｂ）従来の技術 商用電源から所定の電圧・電流を負荷へ供給する電源回
路は、従来より電力変換効率が高く小型に構成すること
ができるスイッチングレギュレータと、商用Ｈａを整流
平滑してスイッチングレギュレータに直流電圧を供給す
る整流平滑回路とから構成されている。

ところて、商用Ｑ’ｌｌを整流平滑してスイッチングレ
ギュレータに直流電圧を供給する整流平滑回路は、例え
ば商用電源を整流するダイオードブリッジおよびその整
流出力を平滑する平滑コンデンサから構成されるが、商
用ｔａ、の投入時に平滑コンデンサに流れる充ＮＮ流が
突入電流として流れ、ヒユーズの溶断または電源スィッ
チの溶着が生じる場合がある。そこで従来よりこのよう
な突入電流を防止する回路が設けられている。第２図に
突入電流防止回路を備えた電源回路の例を示す。

第２図においてＳＷＩは電源スィッチ、Ｆｌはヒユーズ
、Ｒ１は電源制限抵抗、Ｃ２は、そのオン時に抵抗Ｒ１
をバイパスするトライアック（スイッチ素子）、Ｄｌは
商用電源を整流するダイオートブリッジ、Ｃ１は整流出
力を平滑するコンデンサ、Ｑｌはトランス１の一次巻線
Ｎ１に流れる電流を断続するスイッチングトランジスタ
、また、Ｄ２およびＣ２はトランスの１の二次巻線Ｎ２
の起電圧を整流平滑するダイオードおよびコンデンサで
ある。

第２図に示した回路において、電源スイッチＳＷｌをオ
ンすると、電流は抵抗Ｒ１を通り、ダイオードブリッジ
Ｄ１で整流され、コンデンサＣ１に充電される。コンデ
ンサＣ１の充’ＩＱ圧が所定値に達し、スイッチングト
ランジスタＱ１の発振が開始されると、トランス１の制
御巻線Ｎｃから出力される二次出力電圧が抵抗Ｒ２を介
してトライアックＱ２のゲートに与えられる。これによ
りトライアックＱ２はターンオンして抵抗Ｒ１の両端を
短絡する。したがってその後はトライアックＱ２を通し
て電流が流れる。

（Ｃ１発明が解決しようとする課題 ところが、このような突入電流防止回路を備えた従来の
電源回路においては、比較的断時間の長い瞬時停電が生
した場合や、電源スィッチの袋なオフ／オン動作によっ
ては充分な突入電流を制限することができない場合があ
った。即ち、第２図に示した例で、スイッチングトラン
ジスタＱ１のオンオフ動作は、コンデンサｃ１の充電電
圧が定常状態における充電電圧に達するまでに開始され
、また商用電源の停電あるいは電源スイ・ノチｓｗ１の
オフによって、コンデンサＣ１の電荷が放電されて、そ
の充電電圧が成るしきい値に達するまでスイ・ノチング
動作がｍａされる。スイッチング動作が行われている期
間は、トライアックＱ２がトランスの制御巻線Ｎｃの電
圧によりオン状態を保持する。したがって商用電源が供
給されてコンデンｆｃ１の充電電圧が上昇し、−旦スイ
ツチング動作が開始されてから停電状態となり、または
ｔ！スイッチがオフされ、その後トライアツタＱ２がオ
ン状態のまま停電復帰または電源スイッチの再投入が行
われたなら、コンデンサＣＩの充電電圧は定常状態にお
ける充電電圧より低下しているため、上記停電復帰また
は電源スィッチの再投入の際、トライアックＱ２を通し
て突入電流が流れることになる。

この発明の目的は、商用電源の比較的断時間の長い瞬時
停電や電源スィッチの急なオフ／オン操作によっても突
入電流を確実に防止できるようにして、ヒユーズの溶断
や電源スィッチの溶着の問題を解消した電源回路を提供
することにある。

（ｄ１課題を解決するための手段 この発明は、商用電源を整流平滑して、スイッチングト
ランジスタを介してトランスの一次巻線に直流電圧を印
加する整流平滑回路と、上記スイッチングトランジスタ
をオンオフ制御するスイッチング制御回路を備えるとと
もに、商用電源の入力ラインに電流制限抵抗とスイッチ
素子の並列接続回路が挿入され、トランスの二次出力電
圧が上記スイッチ素子の制御端子に与えられる突入電流
防止回路を備えた電源回路において、 整流平滑回路の出力電圧が一定値未満であるときスイッ
チング制御の動作を強制停止させる電圧検出回路を設け
たことを特徴とする。

（ｅ）作用 この発明の電源回路において、電圧検出回路は、整流平
滑回路の出力電圧が一定値未満であるときスイッチング
制御回路の動作を強制停止させる。この電圧検出回路を
従来の突入電流防止回路を備えた電源回路に付加したこ
とによって、整流平滑回路の出力電圧が一定値未満であ
るとき、トランスの二次出力電圧がスイッチ素子の制御
端子に与えられず、スイ・７チ素子はオフ状態となる。

従って、整流平滑電圧の出力電圧が一定値未満であると
きには、電流制限抵抗を通して通電される。

このことにより、瞬時停電の停電時間や電源スィッチの
オフ時間が中途半端であっても、停電復帰または電源ス
ィッチの再投入時の突入電源が確実に防止される。

（ｆ）実施例 この発明の実施例である電源回路を第１図に示第１図に
おいて、第２図に示した従来の電源回路と異なる点は、
スイッチングトランジスタＱ１を制御するコントロール
ＩＣ２とそのコントロールＸＣ２に対する電源回路をも
表したことおよび本発明の電圧検出回路二こ相当する回
路３を設けたー響（のり・ 第１図においてＮａはトランス１に設けられた補助巻線
であり、その起電圧が抵抗Ｒ１１、ダイオ−＋”　Ｄ　
３およびコンデンサＣ３により整流平滑され、さらにツ
ェナーダイオードＺＤ２により定電圧化されてコントロ
ールＩＣ２に電源供給される。このコントロールＴＣ２
は負荷供給電圧を検出してスイッチングトランジスタＱ
１のオンデユーテイ比を制御する。なお、起動時には抵
抗Ｒ６Ｒ７を介して電源供給を受ける。

第１図において電圧検出回路３は、ダイオードブリッジ
Ｄ１およびコンデンサＣ１からなる整流平滑回路の出力
電圧を検出して、その電圧が予め定めた一定値未満であ
るとき、上記コントロールＩＣ２の電源電圧をＯにして
、その動作を強制停止させる回路である。すなわち、抵
抗Ｒ３，Ｒ４は抵抗分圧回路を構成し、その分圧電圧が
ツェナーダイオードＺＤＩのツェナー電圧を超えるとき
ツェナーダイオードＺＤＩが導通し、ツェナー電流が抵
抗Ｒ５に流れるとともにトランジスタＱ３のベースに流
れる。これによりトランジスタＱ４のベース電位が略接
地電位となり、トランジスタＱ４がオフ状態となる。つ
まりこの状態ではコントロールＩＣ２に電源電圧が供給
されてスイッチング制御が行われる。

ここで、停電状態となったとき、または電源スィッチＳ
Ｖｖ’ｌがオフされたとき、コンデンサＣ１の充電電圧
が徐々に低下する。コンデンサＣ１の充電電圧が一定値
未満となって抵抗Ｒ３，Ｒ４の分圧電圧がツェナーダイ
オードＺＤＩのツェナー電圧未満となったときトランジ
スタＱ３がオフする。このことによりトランジスタＱ４
のベース電位が抵抗Ｒ６，Ｒ８，Ｒ９およびＲＩＯによ
り定まる分圧電圧となってトランジスタＱ４がオン状と
なる。その結果コントロールＩＣ２の電源電圧が略接地
電位となって、スイッチング制御が強制停止される。ス
イッチングトランジスタＱ１のオンオフ動作が停止され
ることにより、トランス１の制御巻線Ｎｃの起電圧も０
となって、トライアックＱ２がターンオフする。このこ
とにより、電流制限抵抗Ｒ１を通じて通電される突入電
流防止状態となる。そのまま停電状態または電源スイ。

チＳＷＩのオフ状態が継続されれば、抵抗Ｒ３Ｒ４およ
び抵抗Ｒ６，Ｒ７，トランジスタＱ４に流れる電流によ
り、コンデンサＣ１の充電電圧がさらに低下する。その
後再び停電復帰または電源スィッチＳＷ１がオンされた
なら、電流制限抵抗Ｒ１を通して通電が行われ、コンデ
ンサＣ１の充電電圧が一定値を超えたとき、ツェナーダ
イオードＺＤＩおよびトランジスタＱ３がオンし、トラ
ンジスタＱ４がオフしてコントロールＩＣ２に電源電圧
が供給される。これによりスイッチング制御が開始され
、トランスの制御巻線Ｎｃの起電圧によりトライアック
Ｑ２が再びターンオンする。

なお、−旦停電状態となってから、またはｔｆｉスイッ
チＳＷＩがオフされてから、ごく短時間の経過後停電復
帰または電源スィッチＳＷＩが再投入されたなら、コン
デンサＣ１の充を電圧が殆ど低下しないためトランジス
タＱ４がオンされることはなく、従ってトライアックＱ
２がオン状態を保つが、このような場合にはそもそもコ
ンデンサＣＩの充電電圧が殆ど低下していないため、停
電復帰時または電源スィッチＳＷＩの再投入時に突入電
流が流れることはない。

なお、以上に示した実施例では、スイッチ制御回路とし
てコン［・ロールＩＣを用い、その電源電圧を停止する
ことによってスイッチング制御を強制停止させるように
構成したが、コントロールＩＣのデッドバンド制御端子
やエラー入力端子の電位を制御することによってスイッ
チング制御を強制停止させるようにしてもよい。また、
スイッチングトランジスタＱ１を自動発振回路素子とし
て用い、その正帰還動作を停止させることによってスイ
ッチング動作を強制停止させるようにしてもよい。

（ｇ）発明の効果 この発明によれば、商用電源の供給停止により整流平滑
回路の出力電圧が一定値未満となったとき、スイッチン
グ制御動作が強制停止される。したがって比較的断時間
の長い瞬時停電が生じた場合や、電源スィッチの急なオ
フ／オン操作が行われた場合でも商用電源の供給開始時
に突入電流が生じる程整流平滑回路の出力電圧が低下し
ている時には必ず電流制限抵抗を通して通電されるため
、商用ＮＢの供給断続状態に関わらず突入電流が防止さ
れ、ヒユーズの溶断や電源スィッチの溶着が確実に防止
される。

Ｉ トランス、 コントロールＩ 電圧検出回路、 電流制限抵抗、 トライアック　（スイ （スイ ッチング制御卸回路） ッチ素子）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）商用電源を整流平滑して、スイッチングトランジ
   スタを介してトランスの一次巻線に直流電圧を印加する
   整流平滑回路と、上記スイッチングトランジスタをオン
   オフ制御するスイッチング制御回路を備えるとともに、
   商用電源の入力ラインに電流制限抵抗とスイッチ素子の
   並列接続回路が挿入され、トランスの二次出力電圧が上
   記スイッチ素子の制御端子に与えられる突入電流防止回
   路を備えた電源回路において、 整流平滑回路の出力電圧が一定値未満であるときスイッ
   チング制御の動作を強制停止させる電圧検出回路を設け
   たことを特徴とする電源回路。