JPH04130058U - 光透過式スモークメータ - Google Patents

光透過式スモークメータ

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JPH04130058U
JPH04130058U JP4557391U JP4557391U JPH04130058U JP H04130058 U JPH04130058 U JP H04130058U JP 4557391 U JP4557391 U JP 4557391U JP 4557391 U JP4557391 U JP 4557391U JP H04130058 U JPH04130058 U JP H04130058U
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JP
Japan
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light
receiving element
light receiving
emitting element
smoke
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Application number
JP4557391U
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English (en)
Inventor
順 市川
政之 和泉
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 黒煙のみならず白煙の濃度を周囲温度、電源
電圧等の変動があっても正確に測定する。 【構成】 発光素子12から所定の間隔をあけて発光素
子12に対向して第1受光素子21が設けられ、発光素
子12と第1受光素子21との間に排煙14が通過し、
第1受光素子21が受けた光量に応じて排煙14濃度を
測定する。第1受光素子21に近接して設けられた第2
受光素子22が発光素子12の発した光を受けないよう
に暗箱16に内蔵され、発光素子12が発した光を排煙
14内を通過させずに鏡17を介して受ける位置に第3
受光素子23が設けられ、第1受光素子21の検出した
検出値が第2及び第3受光素子22,23の検出した検
出値により補正される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は排煙濃度を測定する光透過式スモークメータに関する。更に詳しくは ディーゼルエンジンから排出される白煙の濃度を測定するのに適した光透過式ス モークメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、濃度のランクが2以上の排煙濃度の測定は目視により行われ、ディーゼ ル自動車から排出される黒煙のようにその濃度のランクが0から1までの範囲に ある排煙濃度の測定は反射式スモークメータにて行われている。反射式スモーク メータは、ポンプにより一定量吸込まれたディーゼルエンジンの排気黒煙がろ紙 に補集され、その汚染されたろ紙をフォトセル・アダプタの発光素子によってそ の汚染面が照射され、その反射光の強さが受光素子により測定されて表示器にそ の汚染度が表示されるように構成される。
【0003】 しかし、上記反射式スモークメータではディーゼルエンジンから排出される黒 煙の濃度の測定には適しているが、ディーゼルエンジンから排出される白煙の濃 度を測定できない問題点があった。
【0004】 この点を解消するために、発光素子から所定の間隔をあけて発光素子に対向し て第1受光素子が設けられ、発光素子と受光素子との間に排煙が通過し、受光素 子の受光量に応じて排煙濃度を測定するように構成された光透過式スモークメー タが知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記光透過式スモークメータの受光素子はその周囲の温度が変化する と、実際の排煙濃度が一定であってもその検出値が変化して正確な排煙濃度を測 定できない不具合があった。また発光素子の発する光量がその電源電圧等の変化 や発光素子の寿命により変化すると、実際の排煙濃度が一定であるにも拘らず受 光素子の検出値が変化して正確な排煙濃度を測定できない問題点があった。
【0006】 本考案の目的は、黒煙のみならず白煙の濃度を周囲温度、電源電圧等の変動が あっても正確に測定できる光透過式スモークメータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説 明する。 本考案は、発光素子12から所定の間隔をあけて発光素子12に対向して第1 受光素子21が設けられ、発光素子12と第1受光素子21との間に排煙14が 通過し第1受光素子21の受光量に応じて排煙14濃度を測定するように構成さ れた光透過式スモークメータの改良である。 その特徴ある構成は、第1受光素子21に近接して設けられかつ発光素子12 が発した光を受けないように暗箱16に内蔵された第2受光素子22と、発光素 子12が発した光を排煙14内を通過させずに受ける位置に設けられた第3受光 素子23とを備えたところにある。 また、この光透過式スモークメータ11は第2受光素子22又は第3受光素子 23のいずれか一方のみを備えることができる。
【0008】
【作用】
第1受光素子21の周囲の温度が変化すると、第1受光素子21の検出した検 出値から第1受光素子21とほぼ同様に温度変化する第2受光素子22の検出し た検出値が減算され、第1受光素子21の検出値は第1の補正がなされる。また 発光素子12の発光量が変化すると、発光素子12の所定の発光量に対して第3 受光素子23の検出する検出値である基準値と第3受光素子23の実際の検出し た検出値との偏差が第1受光素子21の検出した検出値に加減算され、第1受光 素子21の検出値は第2の補正がなされる。
【0009】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1に示すように、光透過式スモークメータ11は発光素子12とこの発光素 子12から所定の間隔をあけて発光素子12に対向して設けられた第1受光素子 21とを備える。発光素子12は第1受光素子21に対向する壁に開口部31a が形成された第1ケース31に内蔵され、第1受光素子21は発光素子12に対 向する壁に開口部32aが形成された第2ケース32に内蔵される。発光素子1 2と第1受光素子21との間には煙道13から排出された排煙14が通過するよ うに構成され、排煙14はこの例では自動車のディーゼルエンジンから排出され た白煙である。
【0010】 第2ケース32に外接して設けられた暗箱16には第2受光素子22が内蔵さ れ、暗箱16は第2受光素子22が発光素子12の発した光を受けないように形 成される。また第1ケース31には発光素子12が発した光を鏡17を介して受 ける第3受光素子23が内蔵され、第3受光素子23が鏡17を介した光のみを 受けるように発光素子12は遮光筒18により被包される。発光素子12はこの 例ではタングステンランプ又はネオンランプであり、第1、第2及び第3受光素 子21,22,23はこの例ではCdS、CdSe又はPbS等の多結晶をベー スとした光導電素子である。また発光素子12は電源19に接続される。
【0011】 第1、第2及び第3受光素子21,22,23の検出出力はコントローラ24 の入力インタフェース25を介して比較回路26に接続され、比較回路26には 増幅回路27及び出力インタフェース28を介して表示器33が接続される。ま た比較回路26にはメモリ29が接続され、メモリ29には発光素子12の所定 の発光量に対して第3受光素子23の検出する検出値である基準値が記憶される 。比較回路26は第1受光素子21及び第2受光素子22の検出したそれぞれの 検出値に基づいて演算し、第1受光素子21の検出値は第1の補正がなされるよ うになっている。また比較回路26は上記基準値及び第3受光素子23の検出し た実際の検出値に基づいて演算し、第1受光素子21の検出値は第2の補正がな されるようになっている。表示器33には発光素子12が発した光を完全透過す るときを0%、完全不透過するときを100%とした不透過率を百分率で表した 排煙濃度が表示されるようになっている。 また図2は時間の経過に対する排煙濃度の変化を示し、図中において実線が補 正される前の排煙濃度の変化を示し、破線が第1の補正がなされた排煙濃度の変 化を示し、一点鎖線が更に第2の補正がなされた排煙濃度の変化を示す。
【0012】 このように構成された光透過式スモークメータの動作を図1及び図2に基づい て説明する。 第1受光素子21の周囲の温度が変化すると、第2受光素子22の周囲の温度 も第1受光素子21とほぼ同様に変化する。比較回路26は第1受光素子21の 検出した検出値から第2受光素子22の検出した検出値を減算し、第1受光素子 21の検出値は図2の破線で示すように第1の補正がなされる。また電源19の 電圧等の変化により発光素子12の発光量が変化すると、比較回路26はメモリ 29に記憶された基準値と第3受光素子23の実際に検出した検出値との偏差が 第1受光素子21の検出した検出値に加算又は減算され、第1受光素子21の検 出値は図2の一点鎖線で示すように更に第2の補正がなされる。このように補正 された第1受光素子21の検出値は増幅回路27及び出力インタフェース28を 介して表示器33に排煙濃度として表示される。この結果、表示器33には常に 正確な排煙濃度が表示される。
【0013】 なお、実施例では第2受光素子及び第3受光素子の双方を用いて第1受光素子 の検出値を補正したが、これは一例であって第1受光素子の温度を常に一定にす ることができれば第2受光素子を用いずに第3受光素子のみでよく、発光素子が 常に一定の光量を発するようにできれば第3受光素子を用いずに第2受光素子の みでよい。 また、実施例では発光素子としてタングステンランプ又はネオンランプを挙げ たが、これに限らず電気エネルギを光エネルギに変換する素子であれば発光ダイ オード又はその他の素子でもよい。 また、実施例では受光素子としてCdS、CdSe又はPbS等の多結晶をベ ースとした光導電素子を挙げたが、光エネルギを電気エネルギに変換する素子で あればフォトダイオードやフォトトランジスタ等の光起電力素子でもよい。 更に、実施例ではディーゼルエンジンの排出する白煙の濃度を検出したが、デ ィーゼルエンジンの排出する黒煙の濃度又はその他の排煙濃度を検出してもよい 。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、発光素子から所定の間隔をあけて発光素 子に対向して第1受光素子が設けられ、発光素子と第1受光素子との間に排煙が 通過し、第1受光素子が受けた光量に応じて排煙濃度を測定し、第1受光素子に 近接して設けられた第2受光素子が発光素子の発した光を受けないように暗箱に 内蔵され、発光素子が発した光を排煙内を通過させずに直接受ける位置に第3受 光素子が設けられたので、光透過式スモークメータに起因する誤差が補正され、 排煙の濃度を正確に測定することができる。この光透過式スモークメータは反射 式スモークメータでは測定できない白煙の濃度の検出に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の光透過式スモークメータの構
成図。
【図2】時間の経過に対する排煙濃度の変化を示す図。
【符号の説明】
11 光透過式スモークメータ 12 発光素子 14 排煙 16 暗箱 21 第1受光素子 22 第2受光素子 23 第3受光素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子(12)から所定の間隔をあけて前
    記発光素子(12)に対向して第1受光素子(21)が設けら
    れ、前記発光素子(12)と前記第1受光素子(21)との間に
    排煙(14)が通過し前記第1受光素子(21)の受光量に応じ
    て前記排煙(14)濃度を測定するように構成された光透過
    式スモークメータにおいて、前記第1受光素子(21)に近
    接して設けられかつ前記発光素子(12)が発した光を受け
    ないように暗箱(16)に内蔵された第2受光素子(22)又は
    前記発光素子(12)が発した光を前記排煙(14)内を通過さ
    せずに受ける位置に設けられた第3受光素子(23)のいず
    れか一方又は双方を備えたことを特徴とする光透過式ス
    モークメータ。
JP4557391U 1991-05-21 1991-05-21 光透過式スモークメータ Pending JPH04130058U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101694079B1 (ko) * 2015-12-23 2017-01-09 대전대학교 산학협력단 광소멸법에 의한 연기농도 측정장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63124935A (ja) * 1986-11-14 1988-05-28 Hochiki Corp 減光式煙感知器
JPH01105134A (ja) * 1987-10-19 1989-04-21 Komatsugawa Kakoki Kk 測光装置

Patent Citations (2)

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