JPH04129514U - プレス成形装置のストリツパー機構 - Google Patents

プレス成形装置のストリツパー機構

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JPH04129514U
JPH04129514U JP3546091U JP3546091U JPH04129514U JP H04129514 U JPH04129514 U JP H04129514U JP 3546091 U JP3546091 U JP 3546091U JP 3546091 U JP3546091 U JP 3546091U JP H04129514 U JPH04129514 U JP H04129514U
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JP
Japan
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punch
stripper plate
stripper
locking recess
locking
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Application number
JP3546091U
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English (en)
Inventor
幸雄 加納
Original Assignee
株式会社カノウモールド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、プレス成形装置に装備されるスト
リッパー機構に関するものである。 【構成】 本考案は、パンチホルダーにパンチリテーナ
を介して保持されたパンチと、このパンチの下部で、か
つその長手方向に向かって少なくとも一条設けられる長
溝状の係止凹部と、この係止凹部に挿設された係止部材
としての鋼球体と、前記パンチの下部に遊嵌されるスト
リッパープレートと、このストリッパープレートの放射
方向より、前記係止凹部に向かって設けられ、かつ前記
係止部材を係止凹部方向に付勢する締付けボルト等の締
付け部材と、前記ストリッパープレートの復帰を司るパ
ンチリテーナとストリッパープレートとの間に設けた少
なくとも一条のバネと、で構成されプレス成形装置のス
トリッパー機構であり、前記ストリッパープレートの取
付けスペースを、極めて少なくしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プレス成形装置に装備されるストリッパー機構に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種ストリッパー機構の一般的構造としては、下記のような構成とな っている。
【0003】 先ず、図2に示すように、ダイホルダ1とパンチホルダ2からなるダイセット において、ダイリテーナ4により、ダイ3をダイホルダ1上に保持固定させ、ま たパンチリテーナ5によりパンチ6をパンチホルダ2の下面に保持固定する。
【0004】 このダイセットのストリッパー機構において、パンチ6に対して、ストリッパ ープレート9は、パンチホルダ2より垂設したストリッパーボルト8を介して、 前記パンチ6の下部に遊嵌され、パンチ6の降下で、上方(図面上で上側)に移 行し、上方へ移行した際に、前記ストリッパーボルト8に捲装したバネ7を圧縮 する構成となっている。
【0005】 そして、上方に移行したストリッパープレート9は、前記圧縮されたバネ7の 反撥力により、原位置に復帰する構成となっている。
【0006】 尚ストリッパープレート9に対しては、ストリッパーインサート10が、図示 しないボルトを介して保持されている。
【0007】 また図示の例の如く、ストリッパープレート9のスペースは取れるが、図示し ない、例えば、カム型ダイセット方式の如く、ストリッパープレート9の取付け スペース(図示の例では、ストリッパーボルト8、及びこのストリッパーボルト 取付用の支持板11を設けるスペースを云う。以下同じ)が、極めて少ない場合 では、前記ストリッパー機構は、採用できない。
【0008】 したがって、前記の如く、ストリッパープレート9の取付けスペースが、極め て少ない場合には、通常ウレタンゴムを使用するウレタンダイレクトストリッパ ー機構等が採用されている。
【0009】 一方、本考案に類する技術文献としては、実公平2ー21148号のクランプ 装置、実公平2ー25535号のバーリング用金型等の登録実用新案がある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
前記ストリッパーボルト、バネを使用する従来構造のストリッパー機構は、ス トリッパープレートの取付けスペースが取れない、例えば複合カム型ダイセット 方式において採用ができず、改良の余地がある。
【0011】 同様に、登録実用新案に開示されている、ストリッパー機構に関しても、ほぼ 同様に解釈される処である。
【0012】 またウレタンダイレクトストリッパー機構等では、前述の如く、ストリッパー プレートの取付けスペースの問題点は解消される。
【0013】 しかしながら、ウレタン等の劣化が発生しやすく、トランスファープレス、或 は順送りプレス加工、複合カム型ダイセット方式等では、大いに弊害が生ずる蓋 然性がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、ストリッパープレートの取付けスペースが、極めて少ない ダイセットにおいても、装着ができること、機構が簡素化され、保守管理が容易 で、かつ低コストで装置又は製品化できること。また商品化しても何ら問題が生 じないこと。等を考慮して、下記のような構成を採用する。
【0015】 即ち、本考案は、パンチホルダーにパンチリテーナを介して保持されたパンチ と、 このパンチの下部で、かつその長手方向に向かって少なくとも一条設けられる 長溝状の係止凹部と、 この係止凹部に挿設された係止部材としての鋼球体と、 前記パンチの下部に遊嵌されるストリッパープレートと、 このストリッパープレートの放射方向より、前記係止凹部に向かって設けられ 、かつ前記係止部材を係止凹部方向に付勢する締付けボルト等の締付け部材と、 前記ストリッパープレートの復帰を司るパンチリテーナとストリッパープレー トとの間に設けた少なくとも一条のバネと、 で構成されているプレス成形装置のストリッパー機構である。
【0016】
【作用】
次に本考案の組付け方法、及び作用を説明する。
【0017】 先ず、組付け方法は、パンチホルダに設けたパンチリテーナにパンチを吊架支 持する。
【0018】 そして、パンチリテーナとパンチの下部に遊嵌したストリッパープレート(ス トリッパーでも可能)、又はバネ受けとの間に、バネを数条設ける。
【0019】 つづいて、パンチの下部にストリッパープレートを遊嵌し、このストリッパー プレートの放射方向に向かって貫設した各貫通孔より各係止部材(この一例では 、鋼球体であり、以下鋼球体で説明する。)を挿設し、該各鋼球体をパンチの各 係止凹部(この一例では、切込長溝であり、以下長溝で説明する。)と、ストリ ッパープレートとの間にそれぞれ位置させる(勿論、各貫通孔、各鋼球体等が、 単独でも可能であるので、説明は省略する。また単独でも、複数でも同様である ので、以下各用語は、単一で説明する。)。
【0020】 その後、前記貫通孔の螺孔部に、締付けボルトを螺入して、この締付けボルト の細孔部又は図示しないが駒体を介して、前記鋼球体を押圧し、長溝の底部に圧 接する。
【0021】 この鋼球体の押圧及び締付けボルトの緊締を介して、ストリッパープレートが パンチの下部に、摺動自在に取付けられる。
【0022】 以上のような構成において、パンチホルダが降下してくると、ダイの先端面と ストリッパープレートのクランプ面との間で、被加工物(図示せず)を挾持する 。
【0023】 その後、更にパンチホルダが降下してくると、パンチは、その長溝に挿設され た鋼球体にガイドされ、かつ鋼球体の転動を介してスムーズに降下し、前記パン チホルダの降下に追従する。
【0024】 そして、パンチホルダの先端部が、ダイの挿入穴に挿入させ、抜き加工、切断 加工等の各種加工がなされる(勿論、パンチホルダ、ダイ等が複数の場合も同様 である。)。
【0025】 尚ストリッパープレートは、パンチの降下に伴って、パンチホルダ側に移行し 、もってバネを圧縮する。
【0026】 その後、前記加工が終了し、パンチホルダが上昇すると、ストリッパープレー トは、圧縮されたバネの反撥力により降下し、かつパンチの長溝に挿設された鋼 球体にガイドされ、かつ鋼球体の転動を介してスムーズに降下され、最終的には 最初の状態に戻る。
【0027】 そして、加工製品又は残滓加工物の取出し、又は廃棄がなされ、前記の加工が 処理する。
【0028】 尚前記ストリッパープレートの各種対応における取外しは、締付けボルトの解 除及び鋼球体等の取外しを介して、簡易になし得るものである。
【0029】 また本考案では、係止部材を、鋼球体で構成することにより、締付けボルトの 適度の緊締と、パンチホルダのスムーズな摺動に大いに役立つ処である。
【0030】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0031】 尚前述の各部材及び名称と同一の構成部品は、同じ名称及び番号を使用する。
【0032】 パンチホルダ2には、パンチリテーナ5を介してパンチ16(キーパンチでも 可能)が吊架支持されている。
【0033】 そして、このパンチ16の下部16aには、その長手方向に伺う長溝116が 形成されている。
【0034】 図中19は、前記パンチ16の下部16aに遊嵌されたストリッパープレート で、このストリッパープレート19の放射方向(パンチ16の長手方向と直交す る方向)には、鋼球体30が挿入される貫通孔119が設けられている。
【0035】 尚前記貫通孔119には、この貫通孔119に挿設される締付けボルト31の 螺部31aが螺合される螺孔部119aと、この締付けボルト31の細径部31 b又は駒体が挿設される細孔部119bと、が形成されている。
【0036】 そして、前記締付けボルト31の細径部31b先端には、鋼球体30を確実に キャッチできるように球面部311bが形成されている。
【0037】 尚締付けボルト31以外の締付け部材としては、例えば締付けバネ材、同方向 又は異方向よりの差し込み部材等が考えられる。
【0038】 以上のようにして、鋼球体30を貫通孔119より挿入し、その後締付けボル ト31を螺入(緊締)すると、鋼球体30のほぼ1/2は、パンチ16の長溝1 16内に、また他のほぼ1/2がストリッパープレート19の貫通孔119内に それぞれ位置する。
【0039】 これにより、ストリッパープレート19が、パンチ16の下部16aに遊嵌さ れるとともに、鋼球体30を介して、パンチ16の長手方向に摺動可能に構成さ れる。
【0040】 尚従来と同様ストリッパーインサート10を設けることも可能である。
【0041】 図中32は前記ストリッパープレート19の上端に設けられるバネ受けで、こ のバネ受け32とパンチリテーナ5又はパンチホルダ2との間には、前記ストリ ッパープレート19の復帰を司るバネ33が設けられている。
【0042】 以上は、パンチ16が単一構造を説明したが、複合カム型ダイセット方式でも 同様に解釈される。
【0043】
【考案の効果】
以上で詳述したように、本考案は、パンチの下部に、鋼球体の係止部材及び締 付け部材とを介して、ストリッパープレートを遊嵌する構成としたので、下記の ような効果を有する。
【0044】 (1)ストリッパープレートのスペースを最小にできる。
【0045】 (2)スペースの最小を介して、複合カム型ダイセット方式の各種加工に採用 できる。
【0046】 (3)パンチへのストリッパープレートの取付け、取外しが、ワンタッチでで きる。
【0047】 (4)係止部材を鋼球体と、締付け部材に球面部を設ければ、ストリッパープ レートの吊架支持と、摺動作用等を確実になし得る。
【0048】 (5)従来の各種加工装置にも、低コスト、かつ簡易に採用できる考案である 。
【0049】 (6)また部品点数が少なく、構造の簡素化、保守管理の容易化に寄与できる 。
【0050】 (7)係止部材に鋼球体を採用すれば、本装置の標準化構成を、容易に造り得 る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例を示した断面図である。
【図2】従来のプレス成形装置の要部を断面した説明図
である。
【符号の説明】
1 ダイホルダ 2 パンチホルダ 3 ダイ 4 ダイリテーナ 5 パンチリテーナ 6 パンチ 7 バネ 8 ストリッパーボルト 9 ストリッパープレート 10 ストリッパーインサート 11 支持板 16 パンチ 16a 下部 116 長溝 19 ストリッパープレート 119 貫通孔 119a 螺孔部 119b 細孔部 30 鋼球体 31 締付けボルト 31a 螺部 31b 細径部 311b 球面部 32 バネ受け 33 バネ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチホルダーにパンチリテーナを介し
    て保持されたパンチと、このパンチの下部で、かつその
    長手方向に向かって少なくとも一条設けられる長溝状の
    係止凹部と、この係止凹部に挿設された球体、駒体等の
    係止部材と、前記パンチの下部に遊嵌されるストリッパ
    ープレートと、このストリッパープレートの放射方向よ
    り、前記係止凹部に向かって設けられ、かつ前記係止部
    材を係止凹部方向に付勢する締付けボルト等の締付け部
    材と、前記ストリッパープレートの復帰を司るパンチリ
    テーナとストリッパープレートとの間に設けた少なくと
    も一条のバネと、で構成されているプレス成形装置のス
    トリッパー機構。
  2. 【請求項2】 請求項1の締付けボルトの軸心と、係止
    部材の球心とが、同一水平面上に位置する構成となって
    いるプレス成形装置のストリッパー機構。
JP3546091U 1991-05-20 1991-05-20 プレス成形装置のストリツパー機構 Pending JPH04129514U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054694A1 (ja) * 2004-11-19 2006-05-26 Amada Company, Limited パンチ金型
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JP2013248668A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh & Co Kg 工作機械及びワークピース部分を押し出す方法

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JPS5750103U (ja) * 1980-09-09 1982-03-20

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