JPH04128967U - 液体リザーブタンク - Google Patents

液体リザーブタンク

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JPH04128967U
JPH04128967U JP958691U JP958691U JPH04128967U JP H04128967 U JPH04128967 U JP H04128967U JP 958691 U JP958691 U JP 958691U JP 958691 U JP958691 U JP 958691U JP H04128967 U JPH04128967 U JP H04128967U
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JP
Japan
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tank
float
cap
oil
reserve tank
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Pending
Application number
JP958691U
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English (en)
Inventor
規行 藤田
Original Assignee
スズキ株式会社
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 構造が簡単で、しかもタンク内の液体の漏洩
を確実に防止する液体リザーブタンクの提供。 〔構成〕 フロート20の上部に有底筒状部23を形成
するとともに、キャップ8底面に通気路16の開口を臨
ませ、振動等によってフロート20が跳ね上がった際
に、有底筒状部23で通気路16の開口を覆うようにし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は液体リザーブタンクに関するもので、詳しくは、液体の漏洩防止構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体リザーブタンク、例えばブレーキオイルリザーブタンクは、該タンク内の 圧力を常時大気圧に保つ必要があるため、キャップに通気路を形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車両に搭載されるブレーキオイルリザーブタンクは、車両の振動に よってタンク内のオイルが波打ち、通気路を通って漏洩する虞れがある。
【0004】 そこで、従来のブレーキオイルリザーブタンクでは、通気路を迷路によって構 成し、それによってオイルの漏洩を防止ていた。
【0005】 しかしながら、迷路により漏洩を確実に防止しようとすると、相当に複雑な迷 路を形成しなければならず、キャップの構造が複雑になって製造コストが高くな ってしまう。
【0006】 そこで、本考案の目的は、単純な構造で確実な漏洩の防止を図ることのできる 液体リザーブタンクを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る液体リザーブタンクでは、フロートの上部に有底筒状部を形成す るとともに、該筒状部の下部に孔を形成して筒状部内外を連通させ、さらにキャ ップの底面に通気路の開口を形成し、上記フロートが上動して上記筒状部の上縁 が上記キャップの底面に当接した場合に、上記筒状部で上記通気路の開口を覆う ようにしている。
【0008】
【作 用】
本考案に係る液体リザーブタンクでは、振動等により、タンク内の液体が大き く波打つと、それに伴ってフロートも上動し、該フロートの筒状部上端がキャッ プの底面に当接して、通気路の開口を覆い、タンク内の液体の漏洩を防止する。 なお、筒状部内に液体が溜まった場合には、その液体は孔を介してタンク内に戻 される。
【0009】
【実施例】
図1および図2は、本考案に係る液体リザーブタンクとして車両に搭載される マスタシリンダのオイルリザーブタンクを示している。
【0010】 このオイルリザーブタンクのタンク本体1は、内部に円筒状隔壁2を有し、該 隔壁2によって中央の内槽3と該槽3を囲む環状の外槽4とに分割されている。 そして、隔壁2には孔5が形成されており、この孔5によって両槽3,4が連通 されている。外槽4の下部にはアウトレットポート6が形成され、内槽3の上部 にはオイル供給口7が形成されている。
【0011】 そして、このオイル供給口7にはキャップ8が嵌着されている。キャップ8は 、アウタメンバ9、インナメンバ10およびシールメンバ11とによって構成さ れている。
【0012】 インナメンバ10は、アウタメンバ9に嵌着され、該アウタメンバ9との間に 中空部を形成している。このインナメンバ10には環状リブ12が形成れ、該リ ブ12の端部がアウタメンバ9の下面に当接して、上記中空部を2つの室13, 14に画成している。そして、環状リブ12の端部には切欠き15が形成され、 該切欠き15によって両室13,14が連通されている。さらに、このインナメ ンバ10の底壁には孔16が形成され、該孔16によって室13をタンク本体1 の内槽3内に連通させている。
【0013】 また、上記インナメンバ9は、底壁中央に下方に延びるガイドポール17を有 している。このガイドポール17内は中空になっており、該中空内にはコード1 8が挿入され、そのコード18に図示しないリードスイッチが接続されている。 このガイドポール17の下部にはストッパ19が配設されている。
【0014】 上記ガイドポール17には、フロート20が摺動自在に嵌合されている。この フロート20の摺動面には、上記リードスイッチを作動させるための磁石21が 埋設されている。このフロート20の上部には環状のリブ22が形成され、それ によって有底円筒状部23が形成されている。このリブ22は、タンク本体1の 円筒状隔壁2に近接して配置され、該隔壁2との間に狭い間隙24を形成してい る。また、この有底円筒23の底部には、孔25が形成され、該孔25はタンク 本体1の内槽3に達している。
【0015】 また、上記シールメンバ11はインナメンバ10の周面に嵌着され、キャップ 8とタンク本体1との間の密封を図っている。
【0016】 このリザーブタンクでは、キャップ8を取り外し、それによって開口されたタ ンク本体1のオイル供給口7からオイルを供給する。そして、十分にオイルを供 給した後、キャップ8を再びタンク本体1に装着して、タンク本体1のオイル供 給口7を閉じる。
【0017】 この状態におけるリザーブタンクは、図1に示した状態にあり、タンク本体1 の内槽3は、キャップ8の通気路、即ち孔16,室13,切欠き15,室14等 を介して外部に連通されている。したがって、タンク本体1内は大気圧に維持さ れる。また、フロント20は、オイルの液面26に対応する位置に留まる。
【0018】 このリザーブタンクでは、該タンク内のオイルがアウトレットポート6を介し てマスタシリンダ等へ送給される。タンク内のオイルが減少し、オイルの液面2 6が低下すると、それに伴ってフロート20も下降する。フロート20が所定の 位置まで下降すると、磁石21によってガイドポール17内のリードスイッチが 作動され、それによって運転席の前面等に設置された警報ランプが点灯される。
【0019】 このリザーブタンクが振動を受け、オイルの液面26が図2に示したように波 打つと、フロート20もそれに伴って上下動する。従来のリザーブタンクでは、 振動が大きいと、波頭26aはキャップ8の底面に達し、オイルが孔16からキ ャップ8内に浸入する虞れがあるが、本考案の上記リザーブタンクでは、図2に 示したように、フロート20とタンク本体1の内槽3の隔壁2との間隙24が狭 いため、波頭はそこで干渉され、上方への飛散が阻止される。さらにフロート2 0の上端縁がキャップ8の底面に当接し、孔16を有底円筒状部23で覆うため 、孔16からキャップ8内へのオイルの浸入が阻止される。なお、有底円筒状部 23内に溜ったオイルは孔25およびガイドポール17とフロート20との間隙 27を介して内槽3内に戻される。
【0020】 なお、上記実施例では、オイルの液面高さを検出するために使用されているフ ロートを利用している。したがって、このオイルリザーブタンクでは、リードス イッチを配設するためのガイドポール17が突設され、該ポール17にフロート 20が嵌合されているが、このような構造のオイルリザーブタンク7でない場合 、即ちガイドポール17を備えていないリザーブタンクの場合にも本考案が適用 できることは勿論である。
【0021】 また、上記実施例の場合には、ガイドポール17とフロート20との間には間 隙27が形成されることになるため、有底円筒状部23に留ったオイルはその間 隙27から内槽3へ戻される。したがって、この実施例のオイルリザーバタンク では、孔25は必ずしも必要としない。
【0022】 さらにまた、上記実施例では有底円筒状部23をフロート20に一体成形して いるが、有底円筒状部23を別体に形成し、それをフロート20の上部に取付け てもよい。
【0023】
【考案の効果】
上記したように、本考案に係る液体リザーブタンクでは、振動を受けてタンク 内の液体が波打っても、フロートの有底筒状部がキャップの通気路端の孔を覆う ため、液体が孔からキャップ内に浸入することはない。したがって、簡単な構造 でタンク内の液体の漏洩は確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液体リザーブタンクの縦断面図で
ある。
【図2】本考案に係る液体リザーブタンクの振動時の状
態を示した要部断面図である。
【符号の説明】
1 タンク本体 2 隔壁 3 外槽 6 アウトレットポート 7 オイル供給口 8 キャップ 9 アウタメンバ 10 インナメンバ 11 シールメンバ 16 孔 17 ガイドポール 20 フロート 23 有底円筒状部 24 間隙 25 孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートの上部に有底筒状部を形成する
    とともに、該筒状部の下部に孔を形成して筒状部内外を
    連通させ、さらにキャップの底面に通気路の開口を形成
    し、上記フロートが上動して上記筒状部の上縁が上記キ
    ャップの底面に当接した場合に、上記筒状部で上記通気
    路の開口を覆うようにしたことを特徴とする液体リザー
    ブタンク。
JP958691U 1991-02-01 1991-02-01 液体リザーブタンク Pending JPH04128967U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP958691U JPH04128967U (ja) 1991-02-01 1991-02-01 液体リザーブタンク

Applications Claiming Priority (1)

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JP958691U JPH04128967U (ja) 1991-02-01 1991-02-01 液体リザーブタンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04128967U true JPH04128967U (ja) 1992-11-25

Family

ID=31899883

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP958691U Pending JPH04128967U (ja) 1991-02-01 1991-02-01 液体リザーブタンク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200052845A (ko) * 2018-11-07 2020-05-15 주식회사 만도 브레이크 오일 저장탱크의 캡 및 이를 포함하는 차량

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6298983A (ja) * 1985-10-25 1987-05-08 Seiko Epson Corp 印写装置

Patent Citations (1)

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