JPH04128277U - 断熱輸送容器 - Google Patents

断熱輸送容器

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JPH04128277U
JPH04128277U JP4329591U JP4329591U JPH04128277U JP H04128277 U JPH04128277 U JP H04128277U JP 4329591 U JP4329591 U JP 4329591U JP 4329591 U JP4329591 U JP 4329591U JP H04128277 U JPH04128277 U JP H04128277U
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JP
Japan
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foam
shell
plastic
plastic foam
shells
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Application number
JP4329591U
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English (en)
Inventor
和男 西村
武文 竹中島
Original Assignee
象印マホービン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 内外二重の殻体3,4の間でプラスチックを
発泡させてなるものにおいて、前記殻体3,4の側面と
プラスチック発泡体6とを、粘着ウレタンフォーム12
などで接着又は粘着させてなる断熱輸送容器 【効果】 内側殻体3及び外側殻体4とプラスチック発
泡体6とが粘着又は接着しているで、その両者が衝撃な
どで剥がれても粘着力又は接着力で接合状態を保持し、
内側殻体3と外側殻体4とが分離することがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は断熱輸送容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の断熱輸送容器として、内外二重の殻体の間でプラスチックを発泡 させてなる断熱輸送容器が広く使用されている。
【0003】 すなわち、内外の各殻体をポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチック で成形し、これを嵌合してその間の空所に発泡硬化性のポリウレタンなどの樹脂 液を注入し、発泡硬化させてなるものである。
【0004】 この構造のものは安価な材料を使用して、相当に大容量の容器を製作すること ができ、また断熱性も良好なものであって、汎用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの構造においては、殻体の材料としてポリエチレンやポリプロ ピレンなどのポリオレフィン系のプラスチックが使用され、また発泡体としては 通常ポリウレタンが使用されるため、殻体と発泡体との間の接着性に乏しいとい う欠点がある。
【0006】 前記構造の容器においては、内外の殻体は単に嵌合されているだけであって、 その間のプラスチック発泡体を介して一体化している。そのため殻体と発泡体と の間が剥がれると、内外の殻体の接合力がなくなり、分離してしまうことがある 。特に輸送中に苛酷な取扱いを受けるような場合には、衝撃で容易に分離してし まうのである。
【0007】 また両者の材質を変更することにより、殻体と発泡体との接着性に優れたもの とすることもできるが、高価なものとなり、また過度に接着性が良いと、発泡成 形時に生じた発泡体の歪みや、使用時に熱いものを入れたときに、容器全体が変 形し、寸法精度が不安定なものとなる。
【0008】 本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、内外の殻体が分離すること がなく、また安価で寸法精度に優れた断熱輸送容器を提供することを目的とする ものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
而して本考案の断熱輸送容器は、内外二重の殻体の間でプラスチックを発泡さ せてなる断熱輸送容器において、前記殻体の側壁におけるプラスチック発泡体に 接する面と、前記プラスチック発泡体とを、接着又は粘着させてなることを特徴 とするものである。
【0010】 また本考案のより好ましい構成としては、前記プラスチック発泡体が発泡硬化 性ポリウレタンであり、前記殻体のプラスチック発泡体に接する面に、部分的に ウレタンフォームを粘着剤を介して粘着した後、殻体間でポリウレタンを発泡硬 化させてなるものである。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0012】 図1は本考案の断熱輸送容器の一実施例を示すものであって、1は本体、2は 蓋である。本体1は内側殻体3と外側殻体4とを嵌合して殻体5を形成し、その 内側殻体3と外側殻体4との間の空所には、プラスチック発泡体6が充填されて いる。また蓋2も同様に、中空の殻体7の内部に、プラスチック発泡体8が充填 されている。
【0013】 本体1の材質としては、内側殻体3及び外側殻体4にはポリプロピレンが使用 され、プラスチック発泡体6としては、発泡硬化性のポリウレタンが使用されて いる。
【0014】 図2は本体1の上縁部を拡大して示したものであって、内側殻体3の上縁から 外方に突出する鍔部9の外端部にリブ10,11が垂設され、そのリブ10,1 1の間に外側殻体4の上端が嵌合されている。
【0015】 そして内側殻体3の側壁上端部の外面及び、外側殻体4の側壁上端部の内面に は、それぞれ軟質ウレタンフォーム12が、粘着剤13を介して貼着されている 。この軟質ウレタンフォーム12は、市販の粘着ウレタンフォームテープなどを そのまま使用することができる。また軟質ウレタンフォーム12を内側殻体3及 び外側殻体4に接着してもよい。
【0016】 この軟質ウレタンフォーム12は、内側殻体3の外面及び外側殻体4の内面に その全周に亙って貼着してもよいが、プラスチック発泡体6の歪みや熱による断 熱輸送容器の変形を防ぐためには、適宜の数に分けて間歇的に貼着するのが好ま しい。
【0017】 また軟質ウレタンフォーム12を側壁の広い範囲に亙って貼着することもでき るが、図面に示すように、内側殻体3及び外側殻体4の上端からやゝ下った位置 に貼着するだけで、本考案の効果を充分に奏することができ、また貼着面積を過 度に広くすると断熱輸送容器に変形が生じ易いので好ましくない。また底面に貼 着しても、効果は乏しい。
【0018】 そして軟質ウレタンフォーム12を貼着した内側殻体3及び外側殻体4を嵌合 して殻体5を形成し、内側殻体3と外側殻体4との間の空所に発泡硬化性のポリ ウレタン樹脂液を注入し、当該空所内において発泡硬化させて、本考案の断熱輸 送容器を得る。
【0019】 また本考案の他の実施例として、軟質ウレタンフォーム12に代えて、片面又 は両面粘着テープなどを貼着してもよく、またその位置に粘着剤を塗布しておい ても同様の効果が得られる。
【0020】
【作用】
以下本考案の作用を、図の実施例に基いて説明する。本考案においては内側殻 体3及び外側殻体4のプラスチック発泡体6に接する面に軟質ウレタンフォーム 12が貼着されているので、その両殻体3,4間の空所に樹脂液を注入して発泡 硬化させたとき、その樹脂液の一部が軟質ウレタンフォーム12と一体化し、強 固に接合される。
【0021】 そしてその軟質ウレタンフォーム12を貼着した粘着剤13は、軟質ウレタン フォーム12と一体化したプラスチック発泡体6と内側殻体3又は外側殻体4と の間に介在し、両者を粘着させる。
【0022】 本考案において通常は、樹脂液がその発泡硬化の過程において軟質ウレタンフ ォーム12の気泡中に侵入し、軟質ウレタンフォーム12を取込んで一体のプラ スチック発泡体6を形成するが、発泡硬化の情況によっては厳密に一体化しない こともある。しかしながらプラスチック発泡体6と軟質ウレタンフォーム12と は共にウレタン系の材料であり、強固に接着し得る。従ってこの場合は、プラス チック発泡体6と内側殻体3及び外側殻体4とは、軟質ウレタンフォーム12及 び粘着剤13を介して粘着する。
【0023】 また軟質ウレタンフォーム12に代えて、両面粘着テープを貼着したり、粘着 剤を塗布したりした場合においては、これらはプラスチック発泡体6と一体化す ることはないが、プラスチック発泡体6が発泡硬化した状態において、両面粘着 テープや粘着剤はそのプラスチック発泡体6に粘着しており、内側殻体3及び外 側殻体4とプラスチック発泡体6とは、その両面粘着テープ又は粘着剤を介して 粘着している。
【0024】
【考案の効果】
従って本考案によれば、側壁においてプラスチック発泡体6と内側殻体3及び 外側殻体4とが粘着又は接着しているので、内側殻体3及び外側殻体4とプラス チック発泡体6とが衝撃などにより剥がれたとしても、粘着又は接着した部分に おいて接合しており、完全に分離することがない。特に内側殻体3と外側殻体4 とを引抜く方向に大きな抵抗があり、内側殻体3と外側殻体4とが分離すること がないのである。
【0025】 また、内側殻体3及び外側殻体4に粘着ウレタンフォームを貼着して粘着性を もたせることにより、製作工程が簡単になると共に、ウレタンフォームが機械的 にも且つ化学的にもポリウレタン発泡体6と一体化し、より強固に接合すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の断熱輸送容器の中央縦断面図
【図2】 本考案の断熱輸送容器の主要部の中央縦断面
【符号の説明】
3 内側殻体 4 外側殻体 6 プラスチック発泡体 12 軟質ウレタンフォーム

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外二重の殻体(3,4)の間でプラス
    チックを発泡させてなる断熱輸送容器において、前記殻
    体(3,4)の側壁におけるプラスチック発泡体(6)
    に接する面と、前記プラスチック発泡体(6)とを、接
    着又は粘着させてなることを特徴とする、断熱輸送容器
  2. 【請求項2】 前記プラスチック発泡体が発泡硬化性ポ
    リウレタンであり、前記殻体のプラスチック発泡体に接
    する面に、部分的にウレタンフォームを粘着剤を介して
    粘着した後、殻体間でポリウレタンを発泡硬化させてな
    ることを特徴とする、請求項1の断熱輸送容器
JP4329591U 1991-05-13 1991-05-13 断熱輸送容器 Pending JPH04128277U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053762A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Daisen Kogyo:Kk 発泡成形体、発泡成形方法および箱型断熱容器
JP2021181327A (ja) * 2020-05-19 2021-11-25 三甲株式会社 容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55115783A (en) * 1979-02-27 1980-09-05 Victor Co Of Japan Ltd Magnetic recording and reproduction system for color video signal

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