JPH04126657U - 接触片 - Google Patents

接触片

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JPH04126657U
JPH04126657U JP3142191U JP3142191U JPH04126657U JP H04126657 U JPH04126657 U JP H04126657U JP 3142191 U JP3142191 U JP 3142191U JP 3142191 U JP3142191 U JP 3142191U JP H04126657 U JPH04126657 U JP H04126657U
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JP3142191U
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English (en)
Inventor
正人 幸崎
和成 松岡
Original Assignee
オムロン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、背が低く、変形しやすい接触片を
提供することを目的とする。 【構成】 一端部に接点を設け、他端部をベース等に取
り付けて立設する接触片において、取付基部の巾寸法の
中心線から偏心した位置に接点を設けることにより、高
さ寸法を変えずに接触片の有効なばね長さを長くするも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は接触片、例えば、電磁継電器の接点機構部を構成する接触片に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、接触片としては、例えば、図22に示すように、下端部に端子部3をカ シメ固定した可動接触片1があり、前記端子部3をベース5の凹部5aに圧入, 固定することにより、立設されるものがある。そして、前記可動接触片1の可動 接点2が取付基部の巾寸法の中心線4上に設けられているので、装置の小型化に つれて、可動接触片1の有効ばね長さが短かくなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、装置の小型化につれて前記可動接触片1の有効ばね長さが短く なっても、絶縁性を確保するため、接点間には所定の距離を必要とし、可動接点 2の移動量、すなわち、可動接触片1のたわみ量は同じであるので、可動接触片 1を駆動するためには大きな駆動力が必要になるという問題点があった。
【0004】 本考案は、前記問題点に鑑み、同一高さ寸法を有する接触片であっても、有効 ばね長さ寸法が長く、小さな駆動力で動作する接触片を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するため、一端部に接点を設け 、他端部をベース等に取り付けて立設する接触片において、取付基部の巾寸法の 中心線から偏心した位置に接点を設けた構成としたものである。
【0006】
【作用と考案の効果】 したがって、本考案によれば、取付基部の中心から接点の中心までの直線距離 が、前記中心線上に接点を設けた従来例よりも長くなる。 このため、可動接触片の有効ばね長さが長くなるので、同一高さ寸法の接触片 であっても変形しやすくなり、小さな駆動力で駆動できる。 しかも、接点が偏心した位置に組み付けられているので、接触片の捩り作用に よって接点同士が相互に転動しながら当接し、接点溶着が生じないという効果が ある。
【0007】
【実施例】
以下、本考案にかかる一実施例を図1ないし図23の添付図面に従って説明す る。
【0008】 本実施例にかかる電磁継電器は、大略、ベース10と、ヒンジばね40を介し て可動鉄片30を組み付けた電磁石部20と、接点機構部50と、スライド式カ ード60と、ケース70とからなるものである。
【0009】 ベース10は、上面中央部に断面略コ字形の枠体11を一体成形して空洞部1 2を形成したもので、この空洞部12の奥側開口部は図3に示すように枠体11 の絶縁壁13で密閉されている。さらに、ベース10は、図3および図4に示す ように、前記絶縁壁13の外方側に位置する部分に後述する可動接触片53等を 側方から組み付けて接点機構部50を構成できる圧入溝14,15,16を千鳥 状に交互に設けてある。
【0010】 電磁石部20は、両端部に鍔部21,22を有するスプール23の胴部(図示 せず)にコイル24を巻回し、前記胴部に設けた貫通孔(図示せず)に断面略T 字形状の鉄芯25を挿通し、鍔部21の正面から露出する一端部を磁極部25a とし、鍔部22から突出する他端部を略L字形に屈曲したヨーク26の垂直部に かしめ固定したものである。
【0011】 前記ヨーク26は、図5および図6に示すように、その水平部先端面26aの 上方隅部から位置決め突部26b,26bをそれぞれ突出し、この位置決め突部 26b,26bを鍔部21の正面から突出している。さらに、ヨーク26は、図 10および図11に示すように、その先端面26aを断面略く字形状とすること により、下方側縁部を後述する可動鉄片30の第1ヒンジポイント26cとし、 中央尖端部を第2ヒンジポイント26dとしてある。
【0012】 前記スプール23の鍔部21は、その正面両側縁部に後述するヒンジばね40 を係止するスリット21a,21aを有しているとともに、その上端面から逆L 字形を有する一対のガイド突起21b,21bを突出している。さらに、前記ス プール23の鍔部21は、その対向する側端面にコイル端子27,27を側方か ら圧入,固定してあり、前記コイル端子27の上端部に位置するからげ部27a にはコイル24の引き出し線をからげてハンダ付けしてある。
【0013】 可動鉄片30は、図7および図8に示すように、前記鍔部21の正面中央部に 組み付け可能な平面形状を有し、下端部近傍の両側縁部に前記ヨーク26の位置 決め突部26b,26bに係合可能な位置決め用切り欠き部31,31を設ける とともに、上端面に半円形の切り欠き部32を設けてある。
【0014】 そして、図9に示すように、前記切り欠き部31,31をヨーク26の位置決 め突部26b,26bにそれぞれ係合すると、前記鉄芯25の磁極部25aに可 動鉄片30が接離可能に対向する。
【0015】 前記ヒンジばね40は正面略E字形を有する薄板状ばね材からなり、両側の腕 部41,42を前記スプール23のスリット21a,21aに圧入固定すると、 中央部から延在する長舌部43が前記可動鉄片30の背面下端部を押圧し、前記 ヨーク26の水平先端面26aを支点として可動鉄片30が回動可能にヒンジ支 持される。
【0016】 そして、図14に示すように、前記ヒンジばね40を介して可動鉄片30を組 み付けた電磁石部20を、前記ベース10の空洞部12に側方から挿入すること により、一体に組み付けられる。 本実施例によれば、可動鉄片30の背面下方側にヒンジばね40を配すること により、可動鉄片30の駆動に基づき、その背面側に生じるデッドスペースを有 効に利用でき、装置の小型化を図れるという利点がある。
【0017】 接点機構部50は、図15ないし図17に示すように、折れ曲った一対の固定 接触片51,52と可動接触片53とからなり、各下端部に端子部51b,52 b,53bをカシメ固定したもので、各取付基部の巾寸法の中心線51d,52 d,53dからそれぞれ所定の距離だけ偏心した位置に、可動接点51a,52 a,53a,が設けられている。 このため、接点51a,52a,53aの中心から各取付基部の中心までの直 線距離が、前記中心線51d,52d,53d上に接点を設けた場合よりも長い ので、各接触片51,52,53の実質的な有効ばね長さが長くなる。このため 、高さ寸法が同一であっても、小さな駆動力で各接触片を駆動できる。 しかも、各接触片51,52,53の捩り作用によって接点同士が相互に転動 しながら当接するので、接点溶着が生じないという利点がある。 さらに、前記可動接触片53は可動接点53aの上方側にガイド孔53cを有 している。
【0018】 そして、固定接触片51,52の端子部51b,52bおよび可動接触片53 の端子部53bを、前記ベース10に設けた圧入溝14,15,16に側方から それぞれ圧入することにより、可動接点53aを間にして固定接点51a,52 aが対向する。
【0019】 本実施例によれば、固定接触片51,52、可動接触片53をベース10の圧 入溝14,15,16に側方からそれぞれ圧入,固定してあるので、端子部間の 絶縁距離を長くできる。しかも、従来例のように門型端子部を設ける必要がない ので、可動接触片53の巾寸法を大きくでき、断面積の増加によって電流を流し ても発熱温度が低いという利点がある。
【0020】 スライド式カード60は、図18および図19に示すように、平面略長方形の 合成樹脂製板材からなり、その中央部に方形の嵌合孔61を有し、両側端部に係 止金具62,63をそれぞれインサート成形したものである。そして、スライド 式カード60は、一方の端面から一対の駆動用突部64,64を突設し、その間 から前記係止金具62の位置規制用爪部62aを突出する一方、他方の端面から 前記係止金具63の押圧爪部63a,63aと、その間に位置する長舌部63b とを突出している。
【0021】 そして、図20に示すように、スライド式カード60の長舌部63bを可動接 触片53のガイド孔53cに挿入し、押圧爪部63a,63aで可動接触片53 を押圧する一方、位置規制用爪部62aを可動鉄片30の切り欠き部32に位置 決めし、スライド式カード60の突部64,64をスプール23のガイド突起2 1b,21bの間に押し込むと、図21に示すように、前記ガイド突起21b, 21bが前記突部64,64の段部64a,64aにワンタッチで係止し、前記 カード60がスライド移動可能に支持される。 本実施例によれば、カード60の両端部に係止金具62,63をインサート成 形してあるので、カード60に熱変形や反りが生じにくい。しかも、カード60 がスライド移動しても、係止金具63を介してカード60を可動接触片53に連 結してあるので、従来例のように樹脂部分から摩耗粉が生ぜず、摩耗粉による接 触不良が生じない。さらに、係止金具63の融点が高いので、カード60が熱溶 融しにくいとともに、前述の組立方法から明らかなように組み立てが容易である ので、生産性が向上するという利点がある。
【0022】 ケース70は、前記ベース10に嵌合可能な箱形状を有し、その天井面中央部 から円環状突部71が内方に向けて突出している。さらに、ケース70は、上面 隅部にガス抜き孔72を有するとともに、折り取ることにより、使用中に生じた 硝酸ガスを抜くためのガス抜き孔を形成する突起73を有する。
【0023】 そして、電磁石部20等の内部構成部品を組み付けたベース10に前記ケース 70を嵌合すると、突部71の下端部がカード60の嵌合孔61を介してベース 10の枠体11の上面に当接する(図2)。そして、ベース10の底面にシール 剤(図示せず)を注入,固化してシールし、ガス抜き孔72から内部のガスを抜 いた後、前記ガス抜き孔72を熱溶融させて密封することにより、組み立て作業 が完了する。
【0024】 本実施例によれば、突部71を介してケース70の天井面が位置規制されるの で、ケース70の上面に外力が加わっても、ケース70の天井面が撓まないので 、カード60の動作が妨げられない。 また、前記突部71の軸心上に成形金型のゲートを配するようにすれば、成形 樹脂の流れが良くなり、成形性が向上するという利点がある。
【0025】 なお、ケース70に設けた突部71をベース10に設けた枠体11の上面に当 接させるものに限らず、例えば、突部71を電磁石部20のスプール23に当接 するようにしてもよく、あるいは、枠体11の上面に突部を設けてケース70の 天井面に当接させてもよい。さらに、カード60には嵌合孔でなく切り欠き部を 設けておいてもよい。
【0026】 次に、前述の構成からなる電磁継電器の動作について説明する。 電磁石部10が無励磁の場合、可動接触片53は自己のばね力で図2において 左方向に付勢され、可動接点53aが固定接点51aに接触している。
【0027】 コイル24に電圧を印加して電磁石部10を励磁すると、鉄芯25の磁極部2 5aが可動鉄片30を吸引するため、可動鉄片30が第1ヒンジポイント26c を支点として回動し始め(図10)、途中から第2ヒンジポイント26dを支点 として回動することにより(図11)、可動鉄片30の上端部がカード60に設 けた突部64,64の先端面を押圧する。このため、スライド式カード60が図 2において右方向にスライドし、カード60の押圧爪部63a,63aが可動接 触片53の上端部を押圧する。この結果、可動接触片53が回動し、可動接点5 3aが固定接点51aから固定接点52aに切り替る。
【0028】 そして、前記電磁石部10の励磁を解くと、可動接触片53は自己のばね力で 復帰し、スライド式カード60が押し戻されて可動鉄片30が前述とは逆方向に 回動し、可動接点53aが切り替り、元の状態に復帰する。
【0029】 本実施例によれば、図10および図11に示すように、可動鉄片30の回動支 点が第1ヒンジポイント26cから第2ヒンジポイント26dに変化することに より、吸引力特性が変化するので(図12)、動作電圧が定格電圧の50%とな る。これは、ヨーク26の先端面26aを平滑面とし、回動支点が移動しない場 合(図13)と比較すると、当社比で動作電圧が定格電圧の60%から50%に 低下することを意味する。このため、第1ヒンジポイント26cを支点とする場 合には、低い電圧で大きな初期駆動力が得られるので、消費電力を節約できると いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例にかかる電磁継電器の分解斜視図で
ある。
【図2】 本実施例にかかる電磁継電器の断面図であ
る。
【図3】 本実施例にかかるベースの平面図である。
【図4】 本実施例にかかるベースの要部断面図であ
る。
【図5】 本実施例にかかるヨークの平面図である。
【図6】 本実施例にかかるヨークの側面図である。
【図7】 本実施例にかかる可動鉄片の正面図である。
【図8】 本実施例にかかる可動鉄片の側面図である。
【図9】 本実施例にかかる可動鉄片の組み付け状態を
示す斜視図である。
【図10】 本実施例にかかる可動鉄片の動作説明図で
ある。
【図11】 本実施例にかかる可動鉄片の動作説明図で
ある。
【図12】 本実施例にかかる電磁継電器の吸引力特性
図である。
【図13】 比較例にかかる電磁継電器の吸引力特性図
である。
【図14】 本実施例にかかる電磁石部の組み立て説明
図である。
【図15】 本実施例にかかる固定接触片の取り付け状
態を示す断面図である。
【図16】 本実施例にかかる他の固定接触片の取り付
け状態を示す断面図である。
【図17】 本実施例にかかる可動接触片の取り付け状
態を示す断面図である。
【図18】 本実施例にかかるカードの平面図である。
【図19】 本実施例にかかるカードの側面図である。
【図20】 本実施例にかかるカードの取り付け状態を
示す斜視図である。
【図21】 本実施例にかかるカードの取り付け状態を
示す斜視図である。
【図22】 従来例にかかる接触片の取り付け状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
10…ベース、11…枠体、12…空洞部、13…絶縁
壁、20…電磁石部、23…スプール、24…コイル、
25…鉄芯、25a…磁極部、26…ヨーク、26a…
水平部先端面、26b…位置決め突部、26c…第1ヒ
ンジポイント、26d…第2ヒンジポイント、30…可
動鉄片、31…切り欠き部、50…接点機構部、51,
52…固定接触片、51a,52a,…固定接点、51
b,52b…端子部、51d,52d…中心線、53…
可動接触片、53a…可動接点、53b…端子部、53
d…中心線、60…カード、70…ケース、71…突
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に接点を設け、他端部をベース等
    に取り付けて立設する接触片において、取付基部の巾寸
    法の中心線から偏心した位置に接点を設けたことを特徴
    とする接触片。
JP3142191U 1991-05-08 1991-05-08 接触片 Pending JPH04126657U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3142191U JPH04126657U (ja) 1991-05-08 1991-05-08 接触片

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3142191U JPH04126657U (ja) 1991-05-08 1991-05-08 接触片

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Publication Number Publication Date
JPH04126657U true JPH04126657U (ja) 1992-11-18

Family

ID=31914680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3142191U Pending JPH04126657U (ja) 1991-05-08 1991-05-08 接触片

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JP (1) JPH04126657U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235062A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Omron Corp 電磁継電器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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