JPH04126552U - 液体注入容器 - Google Patents
液体注入容器Info
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- JPH04126552U JPH04126552U JP6275091U JP6275091U JPH04126552U JP H04126552 U JPH04126552 U JP H04126552U JP 6275091 U JP6275091 U JP 6275091U JP 6275091 U JP6275091 U JP 6275091U JP H04126552 U JPH04126552 U JP H04126552U
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Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】構造が簡単で、取扱いが容易であり、安価であ
り、かつ衛生的な、使い捨て可能な液体注入容器を提供
することを目的とする。 【構成】液体を収容する蛇腹状の容器本体と、この容器
本体の一方の端部に設けられた注入用チューブとを具備
し、蛇腹を圧縮することにより容器本体内の液体を注入
用チューブを介して注入する液体注入容器において、蛇
腹を構成する複数の蛇腹要素は、容器本体の端部に向か
うに従って次第に径が小さくなっており、それぞれの蛇
腹要素は、頂部で交わる第1の面と第2の面とを有し、
蛇腹の圧縮により第1の面は隣接する蛇腹要素の第2の
面の側に反転して、圧縮力の解除によっても圧縮前の形
状に復元しないように構成されていることを特徴とす
る。
り、かつ衛生的な、使い捨て可能な液体注入容器を提供
することを目的とする。 【構成】液体を収容する蛇腹状の容器本体と、この容器
本体の一方の端部に設けられた注入用チューブとを具備
し、蛇腹を圧縮することにより容器本体内の液体を注入
用チューブを介して注入する液体注入容器において、蛇
腹を構成する複数の蛇腹要素は、容器本体の端部に向か
うに従って次第に径が小さくなっており、それぞれの蛇
腹要素は、頂部で交わる第1の面と第2の面とを有し、
蛇腹の圧縮により第1の面は隣接する蛇腹要素の第2の
面の側に反転して、圧縮力の解除によっても圧縮前の形
状に復元しないように構成されていることを特徴とす
る。
Description
【0001】
本考案は、液体注入容器に係り、特に安価で取扱いが容易な、使い捨て可能な
簡易液体注入容器に関する。
【0002】
病院、診療所等の医療機関では、殆どの場合、手術前の患者に浣腸を施して、
直腸や大腸の中にある大便を排出した後に手術を行なっている また、妊産婦が
分娩する場合においても、分娩前に浣腸を施している。
【0003】
これらの浣腸を施す場合、従来は、グリセリンの50%水溶液を収容する注射
式浣腸器を用い、直腸に注入した後、浣腸器を洗浄し、再び液を入れ、何度も繰
り返し使用していた。
【0004】
しかし、近年、エイズやB型肝炎等の血液感染症が問題になるに伴い、使い捨
て型、いわゆるディスポーザブルタイプの浣腸器が使用され始めてきている。
これらのディスポーザブルタイプの浣腸器は、医療従事者(医師や看護婦等)
が使用する際には、片手又は両手で柔軟性のある容器本体を握り締めることによ
って、薬液を患者の直腸内に注入するものであった。しかし、容器本体は弾性を
有するため、手を放すと容器は元の形状に戻ろうとするので、直腸内の大便を容
器内に吸い込み、医療従事者に不快感をもたらしていた。
【0005】
このような大便の吸い込みを防ぐために、各種の逆流防止弁を先端に備えた浣
腸器も見受けられるが、このような浣腸器では、容器の復元力が強い場合、完全
な逆流防止は困難であり、どうしてもいくらかは逆流してしまうのが常であった
。これは、浣腸器の構造によるものであるので、解決は困難であると考えられて
いた。
【0006】
また、逆流防止弁の取り付けは、コストの増大を招き、安価で簡便なディスポ
ーザブルタイプの浣腸器の要求に逆行するものであった。更に、従来のディスポ
ーザブルタイプの浣腸器では、注入量の調節のため、押圧を途中で止めて手を放
すと、腸内の便が逆流する危険が常にあり、注入量の調節は困難であった。
【0007】
更にまた、従来のディスポーザブルタイプの浣腸器では、腸内に大便が多い場
合は、かなりの力を必要とし、特に先端に逆流防止弁を取り付けた場合は、薬液
注入の際に、それが逆に注入に対する抵抗となって、より一層の力を必要として
いた。なお、蛇腹式の浣腸器も知られているが、蛇腹を構成する蛇腹要素の径が
同一であるため、完全な収縮が困難であり、容器内に薬液が残留することが常で
あった。
【0008】
本考案は、このような事情の下になされたものであって、構造が簡単で、取扱
いが容易であり、安価であるとともに、薬液の残留が少なく、かつ衛生的な、使
い捨て可能な液体注入容器を提供することを目的とする。
【0009】
本考案によると、液体を収容する蛇腹状の容器本体と、この容器本体の一方の
端部に設けられた注入用チューブとを具備し、前記蛇腹を圧縮することにより容
器本体内の液体を前記注入用チューブを介して体腔内に注入する液体注入容器で
あって、前記蛇腹を構成する複数の蛇腹要素は、前記容器本体の他方の端部に向
かうに従って次第に径が小さくなっており、かつそれぞれの蛇腹要素は、その頂
部で交わる第1の面と第2の面とを有し、前記蛇腹の圧縮により前記第1の面は
隣接する蛇腹要素の第2の面の側に反転して、圧縮力の解除によっても圧縮前の
形状に復元しないように構成されていることを特徴とする液体注入容器が提供さ
れる。
【0010】
【作用】
本考案の液体注入容器では、その使用に際し容器本体の蛇腹を圧縮すると、蛇
腹を構成する蛇腹要素の第1の面が隣接する蛇腹要素の第2の面の側に反転し、
第2の面に密着ないし近接する。これによって容器本体の内容積は減少し、容器
本体内の浣腸液は注入チューブを介して人体内に注入される。
【0011】
このとき、反転した第1の面は、反転の方向に弾性力が働いているため、圧縮
力の解除によっても元に戻らず、従って、蛇腹要素は圧縮前の形状に復元するこ
とはない。これは丁度、傘が風にあおられて反転する現象に似ている。
【0012】
また、本考案の液体注入容器では、蛇腹要素は、容器本体のいずれか一方の端
部に向かうに従って次第に径が小さくなっている。そのため、蛇腹要素の反転の
際には、径の大きな蛇腹要素が径の小さな蛇腹要素にかぶさり、反転を確実に行
うことを可能としている。また、このようにすべての蛇腹要素が重なりあうこと
により、容器内の浣腸液はほぼ完全に注入され、浣腸液の残留はほとんど生じな
い。
【0013】
このように、圧縮力の解除によっても圧縮された容器本体は復元しないため、
注入ノズルに逆流防止弁を設けなくても、便が容器内に逆流することがない。ま
た、蛇腹要素の第1の面の反転は、圧縮力を加減することにより、すべての蛇腹
要素についてではなく、所望の数の蛇腹要素について行うことが出来る。このよ
うに所望の数の蛇腹要素の第1の面を反転させることにより、浣腸液の注入量を
適宜調整することが出来る。
【0014】
以下、図面を参照して、本考案の一実施例について説明する。
図1は、本考案の一実施例に係る浣腸用注入容器を示す断面図、図2はその底
面図である。図1において、参照数字1は蛇腹状の容器本体を示し、その一方の
端部には、浣腸液注入用のノズル2が設けられている。容器本体1の他方の端部
は閉塞していて、押圧部3が形成されている。これら容器本体1、ノズル2、押
圧部3は、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等の合成樹脂により一体
成型されている。もちろん、別々に成型して、接合することも可能である。この
ような注入容器の材質は、特に制限されないが、後述するように、容器本体を構
成する蛇腹が圧縮により反転し、かつ圧縮力の解除によっても体腔内からの逆圧
に抗して元の形状に復元しないように、適度の柔軟性、剛性、伸縮性及び弾性を
有するものであることが望ましく、これらの点から、特にポリプロピレンが好ま
しい。
【0015】
容器本体1は、ノズル2の側から順に配列された径の異なる5つの蛇腹要素1
1〜15から構成される。それぞれの蛇腹要素11〜15は、ノズル側の第1の
面11a〜15aと、押圧部側の第2の面11b〜15bとを有している。蛇腹
要素11〜15の径は、ノズル2の側から順に小さくなっている
【0016】
ノズル2の周囲を人差し指と中指とで挟んで保持した状態で、押圧部3を押圧
すると、蛇腹の圧縮により第2の面に伸長力が働いて伸長し、第2の面11b〜
15bは押圧部側に反転するとともに収縮し、隣接する蛇腹要素の第1の面と密
着ないし近接する。即ち、蛇腹要素は、折りたたまれた状態で隣接する蛇腹要素
にかぶるようになる。そのため、容器本体は圧縮された状態で保持され、圧縮力
を解除しても復元することはない。
【0017】
以上、蛇腹要素の径が押圧部側に向かうに従って次第に小さくなる例について
説明したが、逆に押圧部側に向かうに従って次第に大きくなくように構成するこ
とも可能である。また、本考案を浣腸器に適用した例について説明したが、本考
案は、それに限定されるものではなく、造影剤注入器、ちつ洗浄器等に適用する
ことも可能である。
【0018】
以上説明したように、本考案の液体注入容器によると、高価な逆流防止弁を設
けることなく、逆流を容易に防止することが可能である。また、本考案の液体注
入容器は、衛生的であり、かつ構造が簡単で、かつ安価であるとともに、薬液の
残留が少なく、取扱いが容易なため、その応用範囲は広い。
【図1】本考案の一実施例に係る液体注入容器の断面
図。
図。
【図2】本考案の一実施例に係る液体注入容器の底面
図。
図。
1…容器本体、2…ノズル、3…押圧部、11〜15…
蛇腹要素、11a〜15a…第1の面、11b〜15b
…第2の面。
蛇腹要素、11a〜15a…第1の面、11b〜15b
…第2の面。
Claims (1)
- 【請求項1】 液体を収容する蛇腹状の容器本体と、こ
の容器本体の一方の端部に設けられた注入用チューブと
を具備し、前記蛇腹を圧縮することにより容器本体内の
液体を前記注入用チューブを介して体腔内に注入する液
体注入容器において、前記蛇腹を構成する複数の蛇腹要
素は、前記容器本体のいずれか一方の端部に向かうに従
って次第に径が小さくなっており、かつそれぞれの蛇腹
要素は、その頂部で交わる第1の面と第2の面とを有
し、前記蛇腹の圧縮により前記第1の面は隣接する蛇腹
要素の第2の面の側に反転して、圧縮力の解除によって
も圧縮前の形状に復元しないように構成されていること
を特徴とする液体注入容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275091U JPH04126552U (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 液体注入容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275091U JPH04126552U (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 液体注入容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04126552U true JPH04126552U (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=31930136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6275091U Pending JPH04126552U (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 液体注入容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04126552U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07204266A (ja) * | 1994-01-18 | 1995-08-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 液体注入容器 |
JPH0928792A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-04 | Sekisui Chem Co Ltd | 液体容器 |
WO2020196724A1 (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 株式会社晩聲社 | 細菌叢移植用組成物、その製造方法、移植用器具及び移植方法 |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP6275091U patent/JPH04126552U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07204266A (ja) * | 1994-01-18 | 1995-08-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 液体注入容器 |
JPH0928792A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-04 | Sekisui Chem Co Ltd | 液体容器 |
WO2020196724A1 (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 株式会社晩聲社 | 細菌叢移植用組成物、その製造方法、移植用器具及び移植方法 |
JPWO2020196724A1 (ja) * | 2019-03-27 | 2021-04-08 | 株式会社晩聲社 | 細菌叢移植用組成物、その製造方法、移植用器具及び移植方法 |
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