JPH04125836A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH04125836A
JPH04125836A JP2245252A JP24525290A JPH04125836A JP H04125836 A JPH04125836 A JP H04125836A JP 2245252 A JP2245252 A JP 2245252A JP 24525290 A JP24525290 A JP 24525290A JP H04125836 A JPH04125836 A JP H04125836A
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signal
recording
tape
video
audio
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JP2245252A
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Inventor
Shugoro Harihara
針原 修五郎
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気記録再生装置に関し、特に、磁気ヘッドを
介して磁気テープ上に信号を記録し、さらに、磁気ヘッ
ドを介して前記磁気テープから信号を再生する磁気記録
再生装置に関する。
[従来の技術] 従来より、磁気ヘッドを介して磁気テープ上に信号を記
録し、かつ前記磁気テープ上に記録された信号を再生す
るような磁気記録再生装置において、前記磁気テープの
磁性粉の剥離や汚れなどによって前記ヘッドのギャップ
部に異物が付着することがある。このような状態にある
磁気ヘッドを用いて信号記録を行なおうとすれば、前記
磁気テープ上に記録すべき信号に従った磁路を形成する
ことが不可能となり、正常な記録および再生ができなく
なることがあった。つまり、前記磁気ヘッドは、電気信
号と磁気信号との相互変換機能を備えており、その基本
構造は先端にギャップを設けたリング状のへラドコアに
コイルを巻きつけたものである。信号記録時には、前記
ギャップ部で生ずる洩れ磁界で記録媒体である磁気テー
プを磁化して記録し、再生時には前記ギャップ部にリン
クする記録媒体の残留磁束を読出して再生する機能を備
えている。したがって、前記ギャップ部が前述したよう
な原因で目つまりを起こし、この目づまりのために前記
洩れ磁界を生じることができなかったり、前記残留磁束
を収束するのに十分な磁路を形成できなくなり正常な記
録再生ができないことがあった。このため、使用者は前
記ヘッドの目づまりによる記録ミスを回避するために、
記録前に異常の有無を確認するようにしていた。つまり
、たとえばカメラ一体型ビデオテープレコーダを用いて
信号記録しようとする場合、まず磁気テープをビデオテ
ープレコーダにセットし、一定時間信号記録し、その後
巻戻し、巻戻しを停止させた後、前記記録信号を再生し
ていた。そしてこの再生時における再生画像と音声が正
常であるかどうかをビューファインダ画面およびイヤホ
ンなどからの画像と音声により確認し、正常と確認でき
たらカメラ撮影による映像記録ならびに音声記録を開始
するようにしていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように、従来は磁気テープを使用している磁気記
録再生装置において、磁気ヘッドの目づまりによる記録
ミスを防止するために、信号記録に先立ってまず磁気テ
ープをセットし、前記テープに一定時間信号を記録しそ
の後記録停止し、巻戻し後、再生してビューファインダ
やイヤホンなどによって映像および音声の信号が正常に
記録されているかどうかを確認するようにしていたが、
これら一連の手動による操作および確認作業は、煩わし
くまた手間が掛かるという問題があった。
それゆえに本発明の目的は、記録モード時に複雑な操作
および手間をかけずに信号記録の可否状態を予め検知す
るとともに、ユーザにその検知結果を知らせることので
きる磁気記録再生装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかる磁気記録再生装置は、ローディング手段
と、記録手段と、巻戻し手段と、再生手段と、検知手段
と、および報知手段とを備えて構成される。
前記ローディング手段は、記録モード時において、外部
から磁気テープが挿入されたことに応答して前記テープ
をローディングし、記録手段は、前記ローディング手段
によってローディングされた磁気テープに、磁気ヘッド
を介して所定時間期間、信号を記録するように動作し、
巻戻し手段は、前記記録手段による信号記録終了に応答
して前記所定時間期間、前記テープを巻戻すように動作
する。さらに、再生手段は前記巻戻し手段による巻戻し
終了に応答して前記所定時間期間、磁気ヘッドを介して
前記テープから前記信号を再生し、検知手段は前記再生
手段による再生信号に基づいて前記再生信号が異常であ
ることを検知するように動作し、さらに報知手段は前記
検知手段による検知結果を外部に報知するように動作す
る。
[作用コ 本発明にかかる磁気記録再生装置は、上述のように構成
されるので、前記ローディング手段によるローディング
完了後、ただちに所定時間期間信号記録を行ない、その
後巻戻し手段により前記所定時間期間磁気テープを巻戻
し、さらに再生手段により、前記所定時間期間に記録さ
れた信号を再生するという一連の動作を行なって、当該
所定期間中に記録されている信号が異常であるか否かを
検知手段により検知し、その検知結果を報知手段によっ
てユーザに報知することができる。したがって、該磁気
記録再生装置において、信号記録が不可能な状態を自動
的に検知し報知することによって、ユーザに対して事前
に信号記録機能の可否状況を知らせ記録ミスをなくすよ
うにできる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
なお、本実施例では、磁気記録再生装置として映像信号
、音声信号ならびにコントロール信号を記録するような
ビデオテープレコーダを想定しているが、適用光は、ビ
デオテープレコーダに限定されるものではない。
第1図は、本発明の一実施例よるビデオテープレコーダ
における記録モード時に事前に信号記録可能か否かを検
知するための動作を示す概略処理フロー図である。
図示される処理フローは、記録モード時にビデオテープ
が収納されたカセットがビデオテープレコーダに信号の
記録および再生が可能な状態で挿入された後、ただちに
ローディングを開始し、前記ローディング完了後、与え
られる信号を自動的に前記テープ上に一定時間記録し、
前記記録完了後に前記一定時間テープを巻戻し、さらに
前記巻戻し完了後、前記記録箇所を再生するというよう
な一連の処理を含んで構成されている。
第2図は、前掲第1図に示された処理フローに基づいて
動作するビデオテープレコーダにおけるビデオテープの
走行系を示す概略図である。
第3図は、前掲第1図に示された処理フローに基づいて
動作するビデオテープレコーダにおける信号記録可能か
否かを記録前に検知するための信号処理機能の構成を示
す概略ブロック図である。
第4図(a)および(b)は、前掲第3図に示された各
部の信号波形を正常状態時と異常状態時とに対比させて
示す概略図である。
第2図に示されるテープ走行系は、ビデオテープ1が巻
き取られて収納されたカセ・ソト2か外部から該ビデオ
テープレコーダに、そのカセット挿入口(図示せず)を
介して挿入され、さらに該テープ走行系にビデオテープ
1を供給可能なようにセットされた状態にある。
図示されるテープ走行系は、前記カセット2に巻き取ら
れて収納された前記テープ1を該走行系に供給するよう
に回転する供給リール3、前記供給リール3によって供
給された前記テープ1を該走行系から巻き取るように回
転する巻取リール4を含む。さらに、該テープ走行系は
、回転ドラム11と、前記回転ドラム11に取り付けら
れ回転しながら、前記ドラム11に供給されながら巻き
つけられた前記テープ1に映像信号を記録するためのビ
デオヘッド12を含む。また、供給された前記テープ1
に音声信号ならびにコントロール信号を記録するための
オーディオ/コントロールヘッド17、前記テープ1に
記録されたすべての信号を消去するための全幅消去ヘッ
ド8、および前記テープ1に記録された音声信号のみを
消去するためのオーディオ消去ヘッド16を含む。
また、該走行系は、前記供給リール3から供給されなが
ら巻取リール4に巻き取られるビデオテープ1を、その
テープ張力が均一に保たれながら安定供給および巻き取
りされるような走行経路を維持するためにガイドポール
5、テンションポール6、供給ガイドローラ9、供給傾
斜ポール10、巻取傾斜ポール13、巻取ガイドローラ
14、固定ガイド18、ピンチローラ19およびキャプ
スタン20を含む。また、図示されるようにビデオテー
プ1はその走行経路においてローラに巻きつけられる部
分が多いために該テープ1自体の縦振動が発生しやす。
そこで、該走行系は、これを防止するために、さらに供
給インピーダンスローラ7および巻取インピーダンスロ
ーラ15を含む。
第2図に示されるように、カセット2挿入直後は、点線
で示されるように、供給側および巻取側のガイドローラ
9および14、ならびに傾斜ポール10および13はカ
セット2内にあり、ピンチローラ19はビデオテープ1
から離れた位置にある。
次に、外部からカセット2が挿入され、ビデオテープレ
コーダにより前記挿入が検知されると、ただちにローデ
ィングモータ(図示せず)が回転駆動されて供給および
巻取ガイドローラ9および14ならびに傾斜ポール10
および13がカセ・ソト2内から図中の一点鎖線方向に
移動し、ビデオテープ1をカセット2内から所定位置ま
で引き出して回転ドラム11に巻きつけるように動作す
る。
これに並行して、ピンチローラ19がキャプスタン20
方向へ移動してビデオテープ1をキャプスタン20に圧
着させる。応じて、キャプスタン20は前記テープ1を
一定速度で送るように前記テープ1の走行速度にほぼ等
しい速度で回転を開始する。このとき、ピンチローラ1
9はビデオテーブ1がキャプスタン20の外周で滑らな
い程度に、ビデオテープ1をキャプスタン20に圧着さ
せるように動作する。
以上のようにして、供給リール3から該テープ走行系に
供給されるビデオテープ1は安定走行経路を得て巻取り
−ル4側へ巻き取られるように走行する。このとき、前
記ビデオヘッド12、オーディオ/コントロールヘッド
17がビデオテープ1に接して、映像信号、音声信号な
らびにコントロール信号の記録および再生を行なうよう
に動作する。
次に、前掲第2図に示されたビデオテープ走行系におい
てビデオテープ1に記録およびビデオテープ1から再生
される信号の処理機能について第3図を参照して説明す
る。
第3図に示される信号の処理機能は、ビデオテープ1に
記録され、その後再生された映像信号、音声信号および
コントロール信号に基づいて、ビデオテープ1上に正常
に各信号が記録されいたか否かを判定するための機能を
有している。前記判定処理のために、該処理機能におい
ては、再生映像信号からはドロップアウト検出出力信号
S1、再生音声信号からは音声出力信号S2および再生
コントロール信号からはヒステリシス出力信号S3をそ
れぞれ得るようにして、これら信号S1ないしS3を処
理してその処理結果に基づいて信号記録状態が正常であ
ったか否かを判定するようにし、この判定結果を外部に
報知することができるように構成されている。
詳細には、図示される信号処理機能は、ビデオテープ1
上をトラッキングしながら与えられる各信号を記録する
とともに、再生されて得られる信号を出力側に導出する
ビデオヘッド12、オーディオヘッド17aおよびコン
トロールへラド17bを含む。さらに、該信号処理機能
は、前記ビデオヘッド12によって記録および再生され
る映像信号を入力し、応じて増幅処理する記録および再
生映像信号処理部21、前記処理部21によって増幅さ
れた再生映像信号を入力し、応じて前記入力再生映像信
号の利得調整およびドロップアウト検出処理を行なうA
GC(自動利得調整の略)およびドロップアウト検出部
24を含む。前記検出部24において処理された後に出
力される再生映像信号は、その後復調回路で復調され、
さらにドロップアウト補償回路で再生映像信号のドロッ
プアウト期間が補償される。
前記処理部24は、再生映像信号中に含まれる信号の短
時間の欠落期間であるドロップアウト期間を検出してド
ロップアウト検出出力信号S1を出力するように動作し
ている。前記ドロップアウトは、磁気テープへのごみま
たは異物の付着、テープ表面の規定外の大きな凹凸また
はビデオヘッド12の目づまりによって起こる異常であ
る。
また、該信号処理機能は、前記オーディオヘッド17a
によって記録および再生される音声信号を入力し、応じ
て増幅処理する記録および再生音声信号増幅処理部22
、図示されないマイクロホンより記録すべき音声信号を
得て、得られた前記音声信号を記録可能なように処理す
る音声信号記録処理部25およびマイク増幅処理部29
、ならびにライン出力処理部26を含む。前記ライン出
力処理部26は、前段に接続された前記増幅処理部22
において増幅された再生音声信号をさらにライン出力レ
ベルにまで増幅するような機能を備え、このように増幅
されてライン出力レベルを有した再生音声信号は音声出
力信号S2として出力される。
さらに、該信号処理機能は、前記コントロールヘッド1
7bによって記録および再生されるコントロール信号を
入力し応じて増幅処理する記録および再生コントロール
信号増幅処理部23、前記処理部23に与えるべきコン
トロール信号を予め記録可能なように信号処理するコン
トロール信号記録処理部27、およびヒステリシス増幅
処理部28を含む。
前記ヒステリシス増幅処理部28は、前掲第2図に示さ
れたキャプスタン20の回転を駆動制御することによっ
てビデオテープ1送りを制御するためのキャプスタンサ
ーボ(図示せず)の制御用基準信号を、再生コントロー
ル信号から得るように動作している。このようにして得
られた信号はヒステリシス出力信号S3として出力され
る。
前記信号S1ないしS3は同時にマイクロコンピュータ
30に与えられる。マイクロコンピュータ30は前記信
号S1ないしS3が与えられたことに応じて、前記各信
号に含まれる異常の有無を判別し、その判別結果に基づ
いて接続されるLED(Light  Emittin
g  Diodeの略)31を点滅制御して、外部に対
して再生信号の異常または正常を報知するように動作す
る。
第4図(a)および(b)は、前述した信号S1ないし
S3の正常状態時および異常状態時における各信号の概
略波形を示している。
第4図(a)および(b)に示されるように、ドロップ
アウト検出出力信号S1は、正常状態時には第4図(a
)のように“H”レベルを維持して安定出力されるか、
ビデオヘッド12の目づまりなどにより正常にビデオテ
ープ1をトラッキングできなかった場合は、第4図(b
)に示されるように矩形波状もしくは“L”レベルを維
持して出力される。
また、音声出力信号S2は、通常は何らかの信号が再生
されるので、正常時には第4図(a)のようにアナログ
的に変化する信号か検出されるが、オーディオヘッド1
7aの目づまりなと゛により正常にビデオテープ1をト
ラッキングできなかった場合は、第4図(b)に示され
るように直流的な信号が出力される。
さらに、前記ヒステリシス出力信号S3は正常時には第
4図(a)のように矩形波状の信号が出力されるが、コ
ントロールヘッド17bか目づ′まりなどにより正常に
ビデオテープ]−をトラッキングできなかった場合は、
第4図(b)のように、“H”レベルまたは“L”レベ
ルを維持して出力される。
前記信号S1ないしS3は、マイクロコンピュータ30
に同時に与えられる。応じてマイクロコンピュータ30
は前記信号S1ないしS3を、まず内蔵するA/Dコン
バータに入力し、A/D変換処理する。その後、前記A
/D変換処理結果に基ついて、各信号の波形か正常であ
るか異常であるかを判断するように処理しており、前記
信号S1ないしS3のいずれか1つでも第4図(b)の
ように検出されれば、応じてLED31を点滅させて、
ユーザに信号の再生状態が異常であることを報知するよ
うにしている。次に、前掲第3図に示された信号処理機
能の動作について説明する。
該信号処理機能が搭載されたビデオテープレコーダは、
記録部(図示されない)より与えられる映像信号を記録
および再生映像信号増幅処理部21を介してビデオヘッ
ド12によりビデオテープ1上に記録する。また、マイ
クロホンより集音された音声をマイク増幅処理部29、
音声信号記録処理部25および記録および再生音声信号
増幅処理部22を介してオーディオヘッド17aにより
ビデオテープ1上に記録する。また同様にして、該ビデ
オテープレコーダ内部で得られたコントロール信号をコ
ントロール信号記録処理部27および記録および再生コ
ントロール信号増幅処理部23を介してコントロールヘ
ッド17bによりビデオテープ1上に記録する。
その後、ビデオテープ1ノコーダは前記記録されたビデ
オテープ1上の信号を再生する。まず、ビデオテープレ
コーダは、ビデオヘッド12、オーディオヘッド17a
およびコントロールヘッド17bを介してビデオテープ
1上に記録された各信号を再生するようにトラッキング
制御する。
前記ビデオヘッド12によって再生されて得られた信号
は記録および再生映像信号増幅処理部21ならびにAG
Cおよびドロップアウト検出処理部24を通過して、そ
の後、復調処理されて映像信号として出力されるととも
に、ドロップアウト検出出力信号S1がマイクロコンピ
ュータ30に与えられる。
同時に、オーディオヘッド17aによって再生された信
号は記録および再生音声信号増幅処理部22およびライ
ン出力処理部26を介して音声出力信号S2として、ラ
イン出力経路を介して外部に音声出力されるとともに、
音声出力信号S2としてマイクロコンピュータ30に与
えられる。
また、同時に、コントロールヘッド17bによって再生
された信号は、記録ゼよび再生コントロール信号増幅処
理部23およびヒステリシス増幅処理部28によって得
られたサーボ回路の基準信号であるヒステリシス出力信
号S3はサーボ回路およびマイクロコンピュータ30に
与えられる。
−・方、マイクロコンピュータ30は、前記与えられる
信号S1ないしS3を人力し、応じてA/D変換処理し
、上述したように異常または正常の判定処理を行ない、
その結果に応じてLED31の点滅制御を行なう。した
がって、ユーザはLED31の点滅状態を確認すること
で、ビデオテープ1上に記録された信号が正常に記録さ
れていたか否か、あるいは信号の再生状態が正常である
か否かを容易に確認することができる。
次に、本発明の一実施例によるビデオテープレコーダに
おける記録可能か否かを信号記録前に検知するための動
作について、第1図ないし第4図(a)および(b)を
参照して説明する。
なお、第1図に示される処理フローは、予めプログラム
として前掲第3図に示されたマイクロコンピュータ30
の図示されない内部メモリにストアされてεす、図示さ
れないCPU (中央処理装置の略)の制御に基づいて
実行される。
まず、ユーザは映像とともに音声も記録しようと該ビデ
オテープレコーダを記録モードに設定する。その後、ユ
ーザは信号を記録しようとするビデオテープ1が収納さ
れたカセット2を該ビデオテープレコーダに挿入する。
応じてマイクロコンピュータ30は前記カセット2が挿
入された事を判別する。前記カセット2の挿入有無の判
別は、第1図のステップSIO(rgJ中では、SIO
と略す)の処理において判別される。
ステップSIOの判別処理において、マイクロコンピュ
ータ30のCPUは、前記カセット2が挿入されたこと
を判別すると、応じて処理を次のステップS15に移行
させるが、前記カセット2が挿入されていないと判別す
る間は、ステップS10の判別処理が繰返し実行される
。つまり、マイクロコンピュータ30は、ユーザにより
カセット2が挿入されたことが検知されたことに応じて
、初めて以降の処理が実行されるように動作している。
したがって、動作モードが記録モードに設定されていて
も、ユーザによりカセット2が挿入されるまでは、以降
の処理は実行されず、該ビデオテープレコーダは、いわ
ゆる待機状態を維持することになる。
ステップ815およびステップS20の処理において、
マイクロコンピュータ30は、カセット2が挿入された
ことに応答して、ローディングモータを駆動する。前記
ローディングモータは、ビデオテープ1がカセット2か
ら前掲第2図に示されたテープ走行系にローディングさ
れて記録可能な状態になるまで駆動される。以上のよう
にして、前掲第2図の実線で示されるようにビデオテー
プ1は回転ドラム11に巻きつけられてテープ走行系に
セットされる。
その後、マイクロコンピュータ30はステップS25お
よびステップS30のループ処理を実行して、前述のよ
うにしてローディングされたビデオテープ1を供給リー
ル3から巻取リール4方向へ走行させながら、各へ・ン
ドを介して与えられる映像信号、音声信号およびコント
ロール信号が前記テープ1上に並行して記録されるよう
に処理する。この記録処理は、予め定められた短い所定
時間期間継続して行なわれる。前記所定時間期間は予め
マイクロコンピュータ30の内部メモリにデータとして
設定されており、前記所定時間期間の計時は、マイクロ
コンピュータ30の内蔵するタイマにより行なわれる。
ステップS30の処理において、マイクロコンピュータ
30のCPUは、前記タイマによる計時データを参照し
て、前記計時データが前記所定時間期間内であると判別
すれば、再びステップ825の処理に移行して前述の記
録処理を継続する。しかし、前記計時データが前記所定
時間期間を越えたと判別されれば、処理はただちに次の
ステップS35に移行する。つまり、マイクロコンピュ
ータ30のCPUは、前記ローディング完了後は、前記
所定時間期間、前掲第2図に示された走行系上をビデオ
テープ1を走行させなから、各種ヘッドを駆動制御して
映像信号、音声信号およびコントロール信号をビデオテ
ープ1に記録するように処理している。
前記ステップS30の処理において、CPUは前記記録
処理が前記所定時間期間継続されたことを検知したこと
に応じて、ステップS35の処理を実行する。ステップ
S35の処理において、マイクロコンピュータ30のC
PUは、テープ走行系上のテープ走行を停止させ、かつ
記録処理を停止するとともに、内蔵するタイマをリセッ
ト処理してその計時データを初期化する。その後、マイ
クロコンピュータ30のCPUは次のステップS40お
よびステップS45のループ処理を、前述のステップS
25およびステップS30の記録処理と同様に繰返し実
行する。ステップS40ないしステップS45の処理に
おいて、マイクロコンピュータ30は、前記テープ走行
系上に供給されているビデオテープ1を巻取リール4か
ら供給リール3方向へ、前記所定時間期間だけ巻戻し制
御して、ステップS50の処理において初期のローディ
ング完了状態に設定するとともに、タイマをノセット処
理する。その後、次のステップS55以降の処理に移行
する。ステップS55ないしステップS75の処理にお
いて、CPUは前述のようにして記録された各種信号を
再生処理して、得られた前記信号S1ないしS3に基づ
いて、異常検知処理している。
まず、マイクロコンピュータ30のCPUは、ステップ
S55の処理において、前述のようにして供給リール3
側へ巻き戻されたビデオテープ1を巻取リール4側へ再
度、走行させるように第2図のキャプスタン20を回転
駆動させる。これにより、供給リール3側に巻き戻され
ていたビデオテープ1は回転ドラム11に巻きつけられ
ながら再度、巻取リール4側へ走行される。このとき、
ビデオテープ1はビデオヘッド」、2、オーディオ/コ
ントロールへラド17が接触されて、トラッキングされ
ることによって、前述したステップS25ないしステッ
プS30の処理においてビデオテープ1上に記録された
映像信号、音声信号およびコントロール信号が再生出力
される。このとき、前掲第3図において述べたように再
生された映像信号とともにドロップアウト検出出力信号
S1が得られ、同様にして再生された前記音声信号およ
びコントロール信号とともに音声出力信号S2およびヒ
ステリシス出力信号S3が得られる。前記信号S1ない
しS3はマイクロコンピュータ30に逐次与えられるの
で、応じてマイクロコンピュータ30のCPUはステッ
プS60の処理において、前記信号S1ないしS3を、
まずA/D変換処理して、各信号が第4図(a)および
(b)に示されるように異常状態にあるか、あるいは正
常状態にあるかを判別する。このとき、前記信号S1な
いしS3のすべては、第4図(a)に示されるような正
常状態であることが判別されると後述するステップS7
0以降の処理に移行する。しかし、前記信号S1ないし
S3のいずれか1つでも第4図(b)に示されるような
異常状態にあると検出されれば、ただちに次のステップ
S65の処理に移行する。ステップS65の処理におい
て、マイクロコンピュータ30のCPUはLED31を
点滅制御させて再生信号の異常状態検知をユーザに報知
する。その後、ステップS70以降の処理に移行する。
ステップS70の処理において、マイクロコンピュータ
30は内部のタイマによる計時データを参照して、今回
の再生処理が前記所定時間期間継続されたか否かを判別
する。すなわち、ビデオテープ1上に前回記録された信
号がすべて再生完了したか否かを判別している。このと
き、再生処理継続期間が前記所定時間期間内にあり再生
未完了であると判別されれば、再度ステップS55の処
理に戻り、以下同様にして処理を繰返す。つまり、ステ
ップ855ないしステップS70で構成されるループ処
理により、再生処理するとともに得られた前記信号S1
ないしS3に基づく、正常記録可否状態の検知結果を報
知している。
ステップS70の判別処理において、前記再生処理が前
記所定時間期間継続されたことが判別されると、次のス
テップS75の処理において、再生処理を停止するとと
もに、タイマをリセットする。その後、該ビデオテープ
レコーダはユーザの操作による動作指示を待つ待機状態
へと移行する。
以上のように、ユーザかビデオテープレコーダを記録モ
ードに設定すると、該ビデオテープレコーダは、ユーザ
によってカセット2が挿入されたことに応答して上述し
たような記録、巻戻しおよび再生の一連の処理を自動的
に開始する。そして、前記再生によって得られたドロッ
プアウト検出出力信号S1、音声出力信号S2ならびに
ヒステリシス出力信号S3に基づいて、これらの出力信
号S1ないしS3から再生信号が正常状態にあるか異常
状態にあるかを判別している。そして、異常状態である
かまたは正常状態であるかを外部に対して報知し、ユー
ザに正常な信号記録が可能であるか否かを知らせること
ができる。したがって、ユーザは、記録モードにおける
記録開始前の短期間で、自動的に、該ビデオテープレコ
ーダか記録可能な状態にあるか否かを知ることができる
ので、記録ミスによる記録のやり直しなとの無駄な手間
を省略することができる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、磁気テープを採用してい
る磁気記録再生装置において、繁雑な操作や手間をかけ
ずに、記録開始に先立って、信号記録の可否状態をユー
ザに知らせることができる。
したがって、ユーザにとっては、記録ミスを防ぐために
、テープを挿入し、記録、巻戻し、再生のボタン操作を
いちいち行なって、ビューファインダやイヤホンにより
記録状態を確認した後に本格的に記録開始するというよ
うなわずられしい操作が省略できるので、該磁気記録再
生装置の操作性が向上するという効果かある。
さらに、ユーザにとっては、上述したような磁気記録再
生装置の異常を予め知ることによって、その異常を解析
し、正常状態に戻すように処理するでかがりを早めに得
ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるビデオテープレコー
ダにおける記録モード時に事前に信号記録可能か否かを
検知するための動作を示す概略処理フロー図である。第
2図は、第1図に示された処理フローに基づいて動作す
るビデオテープレコーダにおけるビデオテープの走行系
を示す概略図である。第3図は、第1図に示された処理
フローに基づいて動作するビデオテープレコーダにおけ
る信号記録可能か否かを記録前に検知するための信号処
理機能の構成を示す概略ブロック図である。 第4図(a)および(b)は、第3図に示された各部の
信号波形を正常状態時と異常状態時とに対比させて示す
概略図である。 図において、1はビデオテープ、2はカセット、3は供
給リール、4は巻取リール、11は回転ドラム、12は
ビデオヘッド、17aはオーディオヘッド、17bはコ
ントロールヘッド、30はマイクロコンピュータ、31
はLED、SLはドロップアウト検出出力信号、S2は
音声出力信号ならびにS3はヒステリシス出力信号であ
る。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  記録モード時において、外部から磁気テープが挿入さ
    れたことに応答して、前記テープをローディングするロ
    ーディング手段と、 前記ローディング手段による前記ローディング終了に応
    答して、所定時間期間、磁気ヘッドを介して前記テープ
    に信号を記録する記録手段と、前記記録手段による前記
    信号記録終了に応答して、前記所定時間期間、前記テー
    プを巻戻す巻戻し手段と、 前記巻戻し手段による巻戻し終了に応答して、前記所定
    時間期間、磁気ヘッドを介して前記テープから前記信号
    を再生する再生手段と、 前記再生手段による再生信号に基づいて、前記再生信号
    が異常であることを検知する検知手段と、前記検知手段
    による検知結果を外部に報知する報知手段とを備えた、
    磁気記録再生装置。
JP2245252A 1990-09-14 1990-09-14 磁気記録再生装置 Pending JPH04125836A (ja)

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