JPH0412534Y2 - - Google Patents

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JPH0412534Y2
JPH0412534Y2 JP14738586U JP14738586U JPH0412534Y2 JP H0412534 Y2 JPH0412534 Y2 JP H0412534Y2 JP 14738586 U JP14738586 U JP 14738586U JP 14738586 U JP14738586 U JP 14738586U JP H0412534 Y2 JPH0412534 Y2 JP H0412534Y2
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JP14738586U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、デイスプレイ装置やキーボード等の
電子機器の傾斜角度を調整する傾斜角度調整機構
に関する。
(ロ) 従来の技術 デイスプレイ装置等の電子機器の底部に可動脚
を設け、この可動脚を回動させることにより、電
子機器の傾斜角度を調整することは、従来より行
なわれている。
例えば、実開昭61−19293号公報(実公平2−
771号)には、可動脚を固定した回転軸に同軸的
に歯車を固着し、ばねで回転ストツパ部材を歯車
に向けて付勢することにより、可動脚を段階的に
ロツク可能な機構が開示されている。
又、実開昭60−1184号公報(実公平1−6535
号)には、可動脚の両端に設けられた回転軸に、
断面角形状の係止部と回転許容部とを、長さ方向
に分布して形成すると共に、本体底面の保持片に
は多角形状の穴を形成し、ばねにより係止部を多
角形状の穴に位置させて、可動脚を数段階にロツ
クする機構が開示されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記2件の公報に開示されている技術のうち、
前者では、回転ストツパ部材と歯車とのロツクを
解除するために操作レバーを操作しなければなら
ず、このため、傾斜角度を変化させるには、可動
脚と操作レバーの双方を操作するという面倒な作
業が必要であつた。
又、後者においては、ロツクの解除は、可動脚
を回転軸の軸方向に移動させるだけで行なえる
が、構造が非常に複雑であるという欠点があつ
た。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を解決するために、傾斜
角度調整機構を、可動脚と、電子機器に軸支され
前記可動脚と固定される回転軸と、該回転軸に固
定され前記可動脚と一体に回転するつめ車と、弾
性を有し前記つめ車と噛合して前記つめ車をロツ
クするロツク片と、該ロツク片を弾性に抗して前
記つめ車から離すための突出部を有し、前記回転
軸に貫入され前記つめ車に対して自由に回転可能
なロツク解除部材とより構成し、前記つめ車とロ
ツク解除部材には、一方に突起を形成し、他方
に、前記突起と係合し前記つめ車の第1及び第2
方向への回転に応じて前記ロツク解除部材を各々
第1及び第2方向へ回転させるための第1及び第
2係合部を形成し、前記つめ車の第1方向への回
転時所定位置において前記突出部をロツク解除位
置に位置せしめ、第2方向への回転時所定位置に
おいて前記突出部をロツク解除位置から解放する
ようにしたものである。
(ホ) 作用 本考案では、可動脚を第1方向へ回動させる
と、つめ車がロツク片の弾性に抗して回転しクリ
ツク運動を行なう。可動脚の回動を停止させれ
ば、ロツク片によりつめ車がロツクされ可動脚は
所定角度に保持される。従つて、電子機器の傾斜
角度は数段階に変化可能となる。つめ車の最後の
つめとロツク片が噛合している状態から、更に可
動脚を第1方向へ回動させると、つめ車とロツク
解除部材の突起と第1係合部が係合して、つめ車
の回転に応じてロツク解除部材を第1方向へ回転
させ、ロツク解除部材の突出部をロツク解除位置
に位置せしめる。このため、突出部がロツク片を
弾性に抗してつめ車から離し、ロツクは解除され
て、つめ車は第1方向とは逆の第2方向へ回転可
能となる。
そこで、可動脚を第2方向へ回動させると、つ
め車の最初のつめがロツク片に近づく位置におい
て、つめ車とロツク解除部材の突起と第2係合部
が係合して、つめ車の回転に応じてロツク解除部
材を第2方向へ回転させ、突出部をロツク解除位
置から解放するので、ロツク解除は外され、再び
つめ車はロツク片によりロツクされるようにな
る。
(ヘ) 実施例 第1図は、本考案をデイスプレイ装置に適用し
た場合の実施例を示す分解斜視図であり、1はデ
イスプレイ装置2の底部キヤビネツト、3は上部
キヤビネツトであつて、4が傾斜角度を調整する
ための平板状の可動脚である。
可動脚4には、先端にゴム製足部5が取り付け
られ、根元には、回動を円滑にするための円柱状
部6が一体に形成されており、底部キヤビネツト
2には、この円柱状部6を嵌入するための凹部7
が形成されている。そして、この凹部7には、可
動脚4を係止するための第1係止部8及び第2係
止部9が連設されている。
又、底部キヤビネツト2の両側には、以下に説
明する調整機構を取り付けるための取付け板10
を立設させており、取付け板10には、回転軸1
1を軸支するための軸孔12が設けられている。
回転軸11には、複数のつめ、本実施例では4つ
のつめが外周に形成された略扇形のつめ車13
が、一体成形されており、回転軸11を軸孔12
を介して、円柱状部6の挿入孔14に挿入し、外
方からねじ15を螺入することにより、つめ車1
3と可動脚4は、一体に回転するよう固定され
る。そして、このつめ車13と噛合してつめ車1
3をロツクする略「く」の字状の弾性を有するロ
ツク片16が、つめ車13の上部に位置するよう
に、ねじ17にて取付け板10に固定される。
ところで、つめ車13と取付け板10との間に
は、ロツク片16によるつめ車13のロツクを解
除するための略扇形のロツク解除部材18が、回
転軸11に貫入されており、ロツク解除部材18
は、ロツク片16を弾性に抗してつめ車13から
離すつめ車13の外径より長い突出部19を有
し、つめ車13に対して自由に回転可能なように
取り付けられている。具体的には、ロツク解除部
材18の貫通孔20の径を、取付け板10の軸孔
12の径より大きくし、回転軸11には、貫通孔
20及び軸孔12の径に各々対応する外径の異な
る第1軸部11a及び第2軸部11bを設け、こ
の第1軸部11aの軸方向への長さαを、ロツク
解除部材18の厚さβより長くすることにより、
ねじ15による固定時、つめ車13から軸方向の
押力を受けないようにして、つめ車13に対する
自由な回転を実現している。
更に、つめ車13の回転力をロツク解除部材1
8に伝え、可動脚4の操作により、つめ車13と
ロツク片16とロツク及びロツク解除を行なえる
ように、つめ車13の側面には、第1つめ13a
の近傍に内方へ突出する突起21が形成されてお
り、ロツク解除部材18には、つめ車13の第1
及び第2方向への回転時に、突起21と係合する
第1係合部22及び第2係合部23が形成されて
いる。この第2係合部23は突出部19に近接し
て形成されており、第1係合部22と第2係合部
23は、所定の回転角だけ隔てて形成され、両係
合部の間は、突起21が自由に回転できるように
切欠かれている。
又、取付け板10には、ロツク解除部材18の
突出部19が必要以上に回転してしまうことを防
止するための係止突起24が設けられている。
尚、底部キヤビネツト2は、デイスプレイ装置
1のシヤーシ(図示せず)に固定され、上部キヤ
ビネツト3は、その側面板3aが取付け板10を
覆うように配置され、同様にシヤーシに固定され
る。
以下、第2図イ〜ロの側面図を参照しながら、
本実施例の動作を説明する。
第2図イは、つめ車13の第1つめ13aがロ
ツク片16と噛合している第1ロツク状態を示
し、この状態が、傾斜角度の再も小さい状態であ
つて、可動脚4は第1係止部8に沿うように位置
する。この状態から可動脚4を矢印A方向に回動
させると、つめ車13はロツク片16の弾性に抗
して矢印B方向へ回転し、つめ車13の第2つめ
13bがロツク片16と噛合して、つめ車13を
ロツクするようになる。このため、可動脚4もロ
ツクされ、傾斜角度は第1ロツク状態より大きく
なる。同様に、可動脚4を矢印A方向に更に回動
させれば、つめ車13の第3つめ13c、第4つ
め13dが、各々ロツク片16と噛合し、従つ
て、4段階に傾斜角度を可変できる。つまり、可
動脚4を矢印A方向に回動させたときは、つめ車
13とロツク片16がクリツク運動を行ない、矢
印Aとは逆のC方向への回動は不可能となる。
つめ車13の第4つめ13dがロツク片16と
噛合している第4ロツク状態から、更に、可動脚
4を矢印A方向へ回動させると、第2図ロに示す
ように、つめ車13の突起21が、ロツク解除部
材18の第1係合部22と係合してロツク解除部
材18を矢印B方向へ回転されるので、突出部1
9がロツク解除位置に位置せしめられ、ロツク片
16はこの突出部19により弾性に抗して押し上
げられ、ロツク片16とつめ車13のロツクが解
除される。尚、可動脚4の矢印A方向への回動
は、第2係止部9により係止される。
このようにしてロツク解除状態になると、つめ
車13の矢印D方向への回転が可能になる。
そこで、可動脚4を矢印C方向へ回動させる
と、ロツク解除部材18は、突出部19がロツク
片16の弾性により付勢されているので、第2図
ロの状態を保持し、つめ車13のみが矢印D方向
へ回転する。そして、第2図ハに示すように、つ
め車13の第1つめ13aがロツク片16に近づ
く状態になると、突起21が第2係合部23と係
合し、つめ車13の回転に応じてロツク解除部材
18を矢印D方向へ回転させるので、突出部19
によるロツク解除が解放され、ロツク片16は再
び第1つめ13aと噛合し、第1ロツク状態に戻
る。
つまり、可動脚4を操作するだけで、傾斜角度
の段階的変化とロツク解除が実現できる。
ところで、上述の実施例においては、つめ車1
3に突起21を、そして、ロツク解除部材18に
第1及び第2係合部22及び23を設けたが、第
3図に示すように、ロツク解除部材25に突起2
6を設け、つめ車27に突起26を挿入可能な円
周方向に伸びる溝28を形成して、その端部を第
1及び第2係合部29及び30としても良い。
又、ロツク解除部材18は、必ずしもつめ車13
の内側に配置する必要はなく、つめ車13に対し
て自由に回転可能なように取り付けるのであれ
ば、つめ車13の外側でも良い。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、非常に簡単な構成で、電子機
器の傾斜角度を数段階に可変できるロツク機能を
有する調整機構を実現でき、更には、ロツク機構
を解除するための特別な操作レバーが不要とな
り、可動脚を操作するだけで所望の傾斜角度に調
整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す分解斜視図、第
2図は本実施例の複数の動作状態を示す側面図、
第3図は他の実施例を示す要部斜視図である。 2……底部キヤビネツト、4……可動脚、11
……回転軸、13……つめ車、16……ロツク
片、18……ロツク解除部材、19……突出部、
21……突起、22……第1係合部、23……第
2係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子機器の底部に可動脚を設け、該可動脚の回
    動により電子機器の傾斜角度を調整する機構であ
    つて、前記可動脚と、前記電子機器に軸支され前
    記可動脚と固定される回転軸と、該回転軸に固定
    され前記可動脚と一体に回転するつめ車と、弾性
    を有し前記つめ車と噛合して前記つめ車をロツク
    するロツク片と、該ロツク片を弾性に抗して前記
    つめ車から離すための突出部を有し、前記回転軸
    に貫入され前記つめ車に対して自由に回転可能な
    ロツク解除部材とより成り、前記つめ車とロツク
    解除部材には、一方に突起を形成し、他方に、前
    記突起と係合し前記つめ車の第1及び第2方向へ
    の回転に応じて前記ロツク解除部材を各々第1及
    び第2方向へ回転させるための第1及び第2係合
    部を形成し、前記つめ車の第1方向への回転時所
    定位置において前記突出部をロツク解除位置に位
    置せしめ、第2方向への回転時所定位置において
    前記突出部をロツク解除位置から解放することを
    特徴とした電子機器の傾斜角度調整機構。
JP14738586U 1986-09-25 1986-09-25 Expired JPH0412534Y2 (ja)

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JPS6354177U JPS6354177U (ja) 1988-04-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010122792A1 (ja) * 2009-04-23 2010-10-28 パナソニック株式会社 画面角度調整機構付の映像表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010122792A1 (ja) * 2009-04-23 2010-10-28 パナソニック株式会社 画面角度調整機構付の映像表示装置
US8690112B2 (en) 2009-04-23 2014-04-08 Panasonic Corporation Video display device with screen angle adjustment mechanism

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JPS6354177U (ja) 1988-04-12

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