JPH04118560U - 電気機器の電池収納構造 - Google Patents

電気機器の電池収納構造

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JPH04118560U
JPH04118560U JP2820091U JP2820091U JPH04118560U JP H04118560 U JPH04118560 U JP H04118560U JP 2820091 U JP2820091 U JP 2820091U JP 2820091 U JP2820091 U JP 2820091U JP H04118560 U JPH04118560 U JP H04118560U
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栄治 井上
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小島プレス工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気機器の電池交換作業を容易にし、かつ電
気機器のコンパクト化をはかる。 【構成】 ケースカバー51の変位可能な可動部54に
第2の係合部55と第4の係合部57とを設け、可動部
54を前方または後方に変位させることによって、ケー
スカバー51の電池ケース41への着脱を可能にすると
ともに、電池ケース41とケースカバー51とが一体化
された電池パック31の機器本体21への着脱を可能に
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば電話機等の電気機器における電池収納構造に関し、とくに 電池交換作業が容易な電池収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の通信技術の高度化に伴い、自動車電話や携帯電話が広く普及するに至っ ている。携帯電話は人が運ぶものであり、小型化が要求されている。また、これ らの電気機器は、ほとんど電池を必要とするものであり、電池の交換が容易にで きることが要求される。
【0003】 図17ないし図19は、従来の携帯電話の一例を示している。図17において 、1は電話機本体を示し2は乾電池パックを示している。乾電池パック2は、電 話機本体1に対して着脱可能となっている。乾電池パック2は、電池ケース3と ケースカバー4とから構成されている。電池ケース3は、図18に示すように、 複数本の乾電池5を収納するものである。ケースカバー4は、電池ケース3に収 納された電池5を覆うものであり、電池ケース3に対して着脱可能となっている 。 ケースカバー4の一方には、弾性変形可能な爪4aが形成されており、各爪4 aは電池ケース3と係合可能になっている。電池ケース3の一方には、弾性変形 可能な爪3aが形成されている。爪3aは電話機本体1と係合可能になっている 。電池ケース3の他方は、ケースカバー4と係合可能になっており、ケースカバ ー4の他方は、電話機本体1と係合可能になっている。
【0004】 このような携帯電話においては、乾電池5が消耗した場合は、乾電池パック2 が電話機本体1から離脱され、乾電池5の交換が行なわれる。乾電池5の交換が 行なわれると、ケースカバー4が電池ケース3で覆われる。この状態では、図1 9に示すように、ケースカバー4の一方に設けられた各爪4aが電池ケース3と 係合し、ケースカバー4の他方が電池ケース3と係合される。図17に示すよう に、電池ケース3とケースカバー4が一体化された乾電池パック2は、電話機本 体1に装着される。この状態では、電池ケース3の一方に設けられた爪3aが電 話機本体1と係合される。これによって、電話機本体1と乾電池パック2とが一 体化される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した携帯電話においては、つぎのような問題があった。ケ ースカバー4には2つの爪4aが設けられているので、乾電池5を取出す際には 、係合を解除させるために各爪4aを矢印A方向に押した状態で電池ケース3の 爪3aが設けられている部分を矢印B方向に持上げなければならず、乾電池5の 交換作業が煩わしいという問題がある。 また、電池ケース3の一方を持上げる際に、爪3aが形成される可動部分3b が矢印C方向に引張られることがあり、大きな引張力がかかると可動部分3bが 破損するおそれがある。 電池ケース3に対してケースカバー4を容易に着脱させる構造は、スペース的 に制約を受けなければ種々のものが考えられるが、上述したように携帯電話は人 が持ち運ぶものであるので、小型化を十分に考慮することが望まれる。
【0006】 本考案は、上記の問題に着目し、携帯電話等の電気機器の電池交換作業が容易 に行なえ、しかも電気機器のコンパクト化がはかれる電池収納構造を提供するこ とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的に沿う本考案に係る電気機器の電池収納構造は、電池を収納する電池 ケースと、該電池を覆い電池ケースに対して着脱可能なケースカバーと、前記電 池ケースが着脱可能に設けられる機器本体とを有する電気機器において、つぎの ような手段がとられている。
【0008】 (1) 前記電池ケースおよびケースカバーにそれぞれ設けられ、該電池ケース の一方の端部とケースカバーの一方の端部とを係合させる第1の係合部と、 前記ケースカバーの他方の端部に形成され、外力を与えた時に変位可能な可動 部と、 前記ケースカバーの可動部と前記電池ケースの他方の端部にそれぞれ設けられ 、可動部に外力を与えた時に係合が外れ、外力を与えない時に係合可能な第2の 係合部と、 前記電池ケースおよび前記機器本体にそれぞれ設けられ、電池ケースの一方の 端部と機器本体の一方の端部を係合させる第3の係合部と、 前記ケースカバーの可動部と機器本体にそれぞれ設けられ、可動部に外力を与 えた時に係合が外れ、外力を与えない時に係合可能な第4の係合部と、 を具備したことを特徴とする電気機器の電池収納構造。
【0009】 (2) 前記電池ケースおよびケースカバーにそれぞれ設けられ、該電池ケース の一方の端部とケースカバーの一方の端部とを係合させる第5の係合部と、 前記電池ケースの他方の端部に形成され、外力を与えた時に変位可能な可動部 と、 前記電池ケースの可動部と前記ケースカバーの他方の端部にそれぞれ設けられ 、係合可能な第6の係合部と、 前記電池ケースおよび前記機器本体にそれぞれ設けられ、電池ケースの一方の 端部と機器本体の一方の端部を係合させる第7の係合部と、 前記電池ケースの可動部と機器本体にそれぞれ設けられ、可動部に外力を加え た時に係合が外れ、外力を加えない時に係合可能な第8の係合部と、 を具備したことを特徴とする電気機器の電池収納構造。
【0010】
【作用】
このように構成された請求項1に係る電気機器の電池収納構造においては、電 池ケースにケースカバーが装着される場合は、電池ケースの第1の係合部とケー スカバーの第1の係合部とが係合される。つぎに、ケースカバーの可動部が外力 によって変位し、可動部の第2の係合部と電池ケースの第2の係合部とが係合さ れる。 係合によって電池ケースにケースカバーが装着されると、この一体化された電 池パックが機器本体に装着される。この場合、電池ケースの第3の係合部が機器 本体の第3の係合部と係合される。つぎに、ケースカバーの可動部が外力によっ て変位し、可動部の第4の係合部と機器本体の第4の係合部が係合される。 このように、ケースカバーの可動部に第2の係合部と第4の係合部が設けられ ているので、可動部を外力によって変位させることにより、ケースカバーの電池 ケースへの着脱が可能となり、かつ電池ケースとケースカバーとが一体化された 電池パックの機器本体への着脱が可能となる。したがって、1つの可動部を前方 または後方に押圧することによって電池の交換が容易に行なえることになり、し かも1つの可動部に2つの係合部を設けたことにより構成が簡素化され、機器の コンパクト化がはかれる。
【0011】 つぎに、請求項2に係る電気機器の電池収納構造においては、電池ケースが機 器本体に装着される場合は、電池ケースの第7の係合部と機器本体の第7の係合 部とが係合される。つぎに、電池ケースの可動部が外力によって変位し、可動部 の第8の係合部が機器本体の第8の係合部に係合される。 係合によって電池ケースが機器本体に装着されると、電池ケースにケースカバ ーが装着される。この場合、電池ケースの第5の係合部にケースカバーの第5の 係合部が係合される。つぎに、電池ケースの可動部が外力によって変位し、可動 部の第6の係合部とケースカバーの第6の係合部が係合される。 このように、電池ケースの可動部に第6の係合部と第8の係合部が設けられて いるので、可動部を外力によって変位させることにより、電池ケースの機器本体 への着脱が可能になり、かつ電池ケースを機器本体へ装着した状態でのケースカ バーの着脱が可能となる。これによって、電池ケースを機器本体に装着した状態 での電池交換が可能となる。
【0012】
【実施例】 以下に、本考案に係る電気機器の電池収納構造の望ましい実施例を、図面を参 照して説明する。
【0013】 第1実施例 図1ないし図6は、本考案の第1実施例を示している。図中、11は、電気機 器としての携帯電話を示している。携帯電話11は、機器本体としての電話機本 体21と電池パック31とから構成されている。さらに、電池パック31は、電 池ケース41とケースカバー51とから構成されている。電話機本体21、電池 ケース41、ケースカバー51の材質は、本実施例では合成樹脂となっている。 図6に示すように、電池パック31は電話機本体21に対して着脱可能となっ ている。電話機本体21は略直方体に形成され、中央部は手で握り易いように湾 曲状にへこまされている。電池パック31の一部を構成する電池パック41は、 略箱形に形成されており、図1に示すように、複数本の電池(乾電池または蓄電 池)30を収納する機能を有している。電池パック41には、各電池30を整列 させる仕切壁42が形成されている。電池パック31の一部を構成するケースカ バー51は、電池ケース41に対して着脱可能となっている。ケースカバー51 は、電池ケース41に収納された電池30を覆う機能を有する。
【0014】 電池ケース41の一方には、第1の係合部43が形成されている。第1の係合 部43は、ケースカバー51の一方に形成された第1の係合部53と係合可能と なっている。電池ケース41の第1の係合部43は、凹状に形成され、ケースカ バー51の第1の係合部53は凸状に形成されている。ケースカバー51の他方 には、外力によって変位する可動部54が形成されている。可動部54の一側に は、第2の係合部55が形成されている。第2の係合部55は、電池ケース41 の他方に設けられた第2の係合部45と係合可能になっている。すなわち、可動 部54に矢印F1 方向の外力を与えた場合には、第2の係合部45と第2の係合 部55との係合が外れ、可動部54に外力を与えない場合は、第2の係合部45 と第2の係合部55とが係合可能となっている。
【0015】 電池ケース41の一方には、第3の係合部46が形成されている。第3の係合 部46は、電話機本体21に形成された第3の係合部26と係合可能となってい る。電池ケース41の第3の係合部46は、凸状に形成され、電話機本体21の 第3の係合部26は凹状に形成されている。ケースカバー51の他方に位置する 可動部54の外面には、第4の係合部57が設けられている。第4の係合部57 は、電話機本体21に形成された第4の係合部27と係合可能となっている。す なわち、可動部54に矢印F2 方向の外力を与えた場合には、第4の係合部27 と第4の係合部57との係合が外れ、可動部54に外力を与えない場合は、第4 の係合部27と第4の係合部57とが係合可能となっている。
【0016】 図2に示すように、ケースカバー51の側面部には、電池ケース41を取出す ための切欠部58が形成されている。ケースカバー51の内側上面には、電池3 0を押圧するための2本の突条部59が設けられている。また、ケースカバー5 1の他方には、コネクタ誤挿入を防止するための保護カバー部60が形成されて いる。電池ケース41の側面部には、ケースカバー51の切欠部58と嵌合可能 な凸状の保持部48が形成されている。電池ケース41の一方には、ケースカバ ー51の可動部54を指で押圧し変位させるための凹部49が形成されている。 電池ケース41の下面には、電源供給のための一対の接触子50が設けられてい る。
【0017】 つぎに、第1実施例における作用について説明する。 まず、電池30を収納し、電池パック31を電話機本体21に装着する手順に ついて説明する。図3に示すように、電池30が消耗した場合は、電池30が新 しいものと交換され、新しい電池30が電池ケース41に収納される。電池30 が電池ケース41に収納されると、電池30はケースカバー51によって覆われ る。図4は、電池ケース41の電池30をケースカバー51で覆う状態を示して いる。図に示すように、まず、ケースカバー51の第1の係合部53を電池ケー ス41の第1の係合部43と係合させ、この状態でケースカバー51を電池ケー ス41側に傾倒させる。さらに、ケースカバー51を傾倒させると、ケースカバ ー51の可動部54と電池ケース41の端部とが当接し、可動部54が外方に弾 性変形する。この状態では、ケースカバー51の可動部54に設けられた第2の 係合部55が電池ケース41の第2の係合部45を乗越えることが可能となり、 図6に示すように、第2の係合部45と第2の係合部55との係合が行なわれる 。これによって、電池ケース41とケースカバー51とが一体化され、電池パッ ク31が形成される。
【0018】 図6は、電池パック31を電話機本体21に装着させる状態を示している。ま ず、ここでは、電池ケース41の第3の係合部46を電話機本体21の第3の係 合部26と係合させ、この状態で電池パック31を電話機本体21側に傾倒させ る。さらに、電池パック31を電話機本体21側に傾倒させると、ケースカバー 51の可動部54が電話機本体21の中央部に当接し、可動部54が内方(F2 方向)に弾性変形する。この状態では、ケースカバー51の可動部54に設けら れた第4の係合部57が電話機本体21の第4の係合部27を乗越えることが可 能となり、図1に示すように、第4の係合部27と第4の係合部57とが係合さ れる。これによって、電池パック31は電話機本体21と一体化される。 このように、電池パック31の装着時には、ケースカバー51の可動部54が 他の部分との当接によって変位するので、電話の使用者が可動部54を変位させ る必要はなく、装着操作が容易となる。
【0019】 つぎに、電池パック31を電話機本体21から離脱させる手順について説明す る。 電池パック31が電話機本体21に装着された状態で、ケースカバー51の可 動部54を指で押圧し矢印F2 方向に変位させると、電話機本体21の第4の係 合部27と可動部54に設けられた第4の係合部57との係合が解除される。こ の状態でケースカバー51の可動部54側を引上げることにより、電池パック3 1は電話機本体21から離脱される。
【0020】 図5は、電話機本体21から離脱された電池パック31を示している。電池パ ック31内の電池の交換は、つぎのようにして行なわれる。まず、ケースカバー 51の可動部54が指で押圧され、可動部54は弾性変形によって矢印F1 方向 に変位される。この状態では、可動部54の第2の係合部55と電池ケース41 の第2の係合部45との係合が解除される。第2の係合部45と第2の係合部5 5との係合が解除された状態で、電池ケース41の両側の保持部48が指で保持 され、ケースカバー51から電池ケース41が引上げられる。これによって、電 池ケース41とケースカバー51との離脱が行なわれ、電池30の交換が可能に なる。
【0021】 このように、ケースカバー51の可動部54に第2の係合部45と第4の係合 部57が設けられているので、可動部54を指の押圧によって前方または後方に 変位させることにより、ケースカバー51の電池ケース41への着脱が可能とな り、かつ電池ケース41とケースカバー51とが一体化された電池パック31の 電話機本体21への着脱が可能となる。したがって、1つの可動部54の操作に よって電池30の交換が容易に行なえることになり、しかも1つの可動部54に 2つの係合部45、57を設けたことにより構成が簡素化され、機器のコンパク ト化がはかれる。
【0022】 第2実施例 図7ないし図12は、本考案の第2実施例を示している。本実施例と第1実施 例が異なるところは、係合構造のみであり、その他の部分は第1実施例に準じる ので、準じる部分に第1実施例と同一の符号を付すことにより、準じる部分の説 明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。後述する他の実施例も同様とす る。
【0023】 図7に示すように、電池ケース41の一方には、第5の係合部143が形成さ れている。第5の係合部143は、電話機本体21の一方に形成された第5の係 合部153と係合可能になっている。電池ケース41の第5の係合部143は凹 状に形成され、電話機本体21の第5の係合部126は凸状に形成されている。 電池ケース41の一方には、外力によって変位する可動部144が形成されてい る。可動部144の一側の頂部には、第6の係合部145が形成されている。第 6の係合部145は、ケースカバー51に設けられた第6の係合部155と係合 可能になっている。電池ケース41にケースカバー51が装着された状態で、ケ ースカバー51を矢印F4 方向に引張ることにより、可動部144に矢印F3 方 向の外力を加えた場合は、第6の係合部145と第6の係合部155との係合は 維持され、第5の係合部143と第5の係合部153との係合が外れるようにな っている。ケースカバー51に矢印F4 方向の引張力が働かず可動部144に外 力が与わらない場合は、第5の係合部143と第5の係合部153との係合が可 能となっている。
【0024】 電池ケース41の一方には、第7の係合部146が形成されている。第7の係 合部146は、電話機本体21に形成された第7の係合部126と係合可能にな っている。電池ケース41の第7の係合部146は、凹状に形成されており、電 話機本体21の第7の係合部126は凸状に形成されている。電池ケース41の 他方に位置する可動部144の外面には、第8の係合部147が設けられている 。第8の係合部147は、電話機本体21に形成された第8の係合部127と係 合可能となっている。すなわち、可動部144に矢印F3 方向の外力を加えた場 合には、第8の係合部147と第8の係合部127との係合が外れ、可動部14 4に外力を加えない場合は、第8の係合部147と第8の係合部127とが係合 可能となっている。
【0025】 電話機本体21の電池パック31の装着面には、電池ケース41の接触子50 と接触可能な接触子29が設けられている。電源パック31の電池30からの電 流は、接触子29、50を介して電話機本体21内に流れるようになっている。 電池ケース41には、電池30と接触されるターミナル40が設けられている。
【0026】 つぎに、第2実施例における作用について説明する。 電池30が新しいものと交換されると、電池ケース41は、図11に示すよう に、電話機本体21に装着される。この場合、図に示すように、まず電話機本体 21の第7の係合部126と電池ケース41の第7の係合部146とが係合させ 、この状態で電池ケース41を電話機本体21側に傾倒させる。さらに、電池ケ ース41を傾倒させると、電池ケース41の可動部144が電話機本体21の中 央部に当接し、可動部144が内方に弾性変形する。この状態では、電池ケース 41の可動部144に設けられた第8の係合部147が電話機本体21の第8の 係合部127に向って進み、図7に示すように、第8の係合部147と第8の係 合部127との係合が行なわれる。これによって、電池ケース41は電話機本体 21と一体化される。
【0027】 電池ケース41が電話機本体21に装着されると、電池ケース41へのケース カバー51の装着が行なわれる。この場合は、まずケースカバー51の第5の係 合部153と電池ケース41の第5の係合部143との係合が行なわれる。この 状態でケースカバー51を電池ケース41側に傾倒させると、ケースカバー51 の第6の係合部155が電池ケース41の第6の係合部145と当接し、可動部 144が内方に弾性変形する。この状態では、ケースカバー51の第6の係合部 155が可動部144の第6の係合部145を乗越えることが可能になり、図1 に示すように、第6の係合部155と第6の係合部146との係合が行なわれる 。これによって、ケースカバー51は電池ケース41に装着され、電話機本体2 1と電池ケース41とケースカバー51とが一体化される。
【0028】 つぎに、ケースカバー51と電池ケース41との離脱について説明する。 ケースカバー51が電池ケース41に装着された状態でケースカバー51を矢 印F4 方向に引張り、電池ケース41の可動部144を矢印F3 方向に変位させ る。これにより、ケースカバー51の第5の係合部153と電池ケース41の第 5の係合部143の係合が解除される。第5の係合部143と第5の係合部15 3との係合が解除された状態でケースカバー51の一方を持上げると、ケースカ バー51は電池ケース41から離脱される。なお、ここで、ケースカバー51に は、電話機本体21側に形成されたストッパ挿入穴28に挿入可能なストッパ5 1aが設けられているので、ケースカバー51を矢印F4 方向へ引張った際に、 可動部144が必要以上に弾性変形することは阻止され、第8の係合部147と 第8の係合部127との係合が外れて、電池ケース41が電話機本体21から離 脱することは防止される。
【0029】 ケースカバー51の電池ケース41からの離脱が完了すると、電池ケース41 内の電池30が露出するので、この状態で電池30の交換が可能となる。したが って、電池ケース41の離脱操作が不要となり、第1実施例よりも電池交換の操 作が容易となる。
【0030】 電話機本体21からの電池ケース41の離脱は、つぎのように行なわれる。ま ず、可動部144が指の押圧力によって矢印F3 方向に弾性変形され、電話機本 体21の第8の係合部127と可動部144の第8の係合部147との係合が外 される。この状態で電池ケース41の一方が持上げられ、これに伴って電話機本 体21の第7の係合部126と電池ケース41の第7の係合部146との係合も 解除される。これにより、電池ケース41は電話機本体21から完全に離脱され る。
【0031】 第3実施例 図13ないし図16は、本発明の第3実施例を示している。本実施例は、ほぼ 第2実施例に準じる構成であり、第5の係合部の構造が若干異なるのみである。 図13において、ケースカバー51のコネクタ誤挿入のために設けられた保護カ バー部60の端部には、第5の係合部153が設けられている。この保護カバー 部60に対向する電池ケース41の保護部160には、第5の係合部153と係 合可能な第5の係合部143が設けられている。電池ケース41の保護部160 は、補強用リブ161で補強されている。保護部160は、電池ケース41にケ ースカバー51が装着された時に、保護カバー部60で覆われるようになってい る。
【0032】 このように構成された第3実施例においては、ケースカバー51を後方(矢印 F4 方向)に引張ることにより可動部144を変位させ、第5の係合部143と 第5の係合部153との係合を解除させる。これによって、電池ケース41から のケースカバー51の離脱が可能となり、第2実施例と同様に電池ケース41を 電話機本体21に装着させたままの状態で、電池30の変換が可能となる。
【0033】 なお、上記各実施例は、電気機器としての携帯電話を例にとって説明したが、 テープレコーダ、ラジオ、計算機、トランシーバ等の電気機器に適用することは 勿論可能である。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る電気機器の電池収納構造によるときは、以 下の効果が得られる。 (イ) ケースカバーの変位可能な可動部に第2の係合部と第4の係合部を設け るようにしたので、1つの可動部を前方または後方に変位させることによって、 ケースカバーの電池ケースへの着脱が可能になるとともに、電池ケースとケース カバーとが一体化された電池パックの機器本体への着脱が可能となる。したがっ て、電池交換の際の着脱作業が容易になり、電池交換の煩わしさを解消すること ができる。 (ロ) 1つの可動部に2つの係合部を設けるようにしたので、構成が簡素化さ れ、電気機器のコンパクト化がはかれる。 (ハ) 電池ケースの変位可能な可動部に第6の係合部と第8の係合部を設ける ようにしたので、可動部を外力によって変位させることにより、電池ケースの機 器本体への着脱が可能となるとともに、ケースカバーのみの着脱も可能となり、 電池ケースを機器本体へ装着した状態での電池の交換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る電気機器の電池収納
構造の要部断面図である。
【図2】図1の電池ケースとケースカバーとを分離させ
た状態を示す斜視図である。
【図3】図1のケースカバーを電池ケースに装着させる
状態を示す斜視図である。
【図4】図1のケースカバーを電池ケースに装着させて
いる状態を示す断面図である。
【図5】図1のケースカバーと電池ケースとを一体化さ
せた電池パックの斜視図である。
【図6】図5の電池パックを機器本体に装着させる状態
を示す断面図である。
【図7】本考案の第2実施例に係る電気機器の電池収納
構造の要部断面図である。
【図8】図7の底面図である。
【図9】図7のケースカバーの斜視図である。
【図10】図7のケースカバーを電池ケースに装着させ
る状態を示す斜視図である。
【図11】図7の電池ケースを機器本体に装着させる状
態を示す斜視図である。
【図12】図11の機器本体に装着された電池ケースに
ケースカバーを装着させる状態を示す斜視図である。
【図13】本考案の第3実施例に係る電気機器の電池収
納構造の要部断面図である。
【図14】図13の底面図である。
【図15】図13の電池ケースにおける底部近傍の斜視
図である。
【図16】図13のケースカバーにおける底部近傍の斜
視図である。
【図17】従来の携帯電話の斜視図である。
【図18】図17における電池ケースおよびケースカバ
ーの斜視図である。
【図19】図17の電池ケースとケースカバーとが一体
化された電池パックの斜視図である。
【符号の説明】
21 機器本体(電話機本体) 26 第3の係合部 27 第4の係合部 30 電池 31 電池パック 41 電池ケース 43 第1の係合部 45 第2の係合部 46 第3の係合部 51 ケースカバー 53 第1の係合部 54 可動部 55 第2の係合部 57 第4の係合部 126 第7の係合部 127 第8の係合部 143 第5の係合部 144 可動部 145 第6の係合部 146 第7の係合部 147 第8の係合部 153 第5の係合部 155 第6の係合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を収納する電池ケースと、該電池を
    覆い電池ケースに対して着脱可能なケースカバーと、前
    記電池ケースが着脱可能に設けられる機器本体とを有す
    る電気機器において、前記電池ケースおよびケースカバ
    ーにそれぞれ設けられ、該電池ケースの一方の端部とケ
    ースカバーの一方の端部とを係合させる第1の係合部
    と、前記ケースカバーの他方の端部に形成され、外力を
    与えた時に変位可能な可動部と、前記ケースカバーの可
    動部と前記電池ケースの他方の端部にそれぞれ設けら
    れ、可動部に外力を与えた時に係合が外れ、外力を与え
    ない時に係合可能な第2の係合部と、前記電池ケースお
    よび前記機器本体にそれぞれ設けられ、電池ケースの一
    方の端部と機器本体の一方の端部を係合させる第3の係
    合部と、前記ケースカバーの可動部と機器本体にそれぞ
    れ設けられ、可動部に外力を与えた時に係合が外れ、外
    力を与えない時に係合可能な第4の係合部と、を具備し
    たことを特徴とする電気機器の電池収納構造。
  2. 【請求項2】 電池を収納する電池ケースと、該電池を
    覆い電池ケースに対して着脱可能なケースカバーと、前
    記電池ケースが着脱可能に設けられる機器本体とを有す
    る電気機器において、前記電池ケースおよびケースカバ
    ーにそれぞれ設けられ、該電池ケースの一方の端部とケ
    ースカバーの一方の端部とを係合させる第5の係合部
    と、前記電池ケースの他方の端部に形成され、外力を与
    えた時に変位可能な可動部と、前記電池ケースの可動部
    と前記ケースカバーの他方の端部にそれぞれ設けられ、
    係合可能な第6の係合部と、前記電池ケースおよび前記
    機器本体にそれぞれ設けられ、電池ケースの一方の端部
    と機器本体の一方の端部を係合させる第7の係合部と、
    前記電池ケースの可動部と機器本体にそれぞれ設けら
    れ、可動部に外力を与えた時に係合が外れ、外力を与え
    ない時に係合可能な第8の係合部と、を具備したことを
    特徴とする電気機器の電池収納構造。
JP2820091U 1991-04-01 1991-04-01 電気機器の電池収納構造 Pending JPH04118560U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08250089A (ja) * 1995-03-15 1996-09-27 Saitama Nippon Denki Kk 電子機器のロック構造
JP2006331906A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Kenwood Corp 乾電池ケースの電子機器本体への装着機構
US10908651B2 (en) 2015-09-18 2021-02-02 Toray Industries, Inc. Electronic device housing

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JP2006331906A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Kenwood Corp 乾電池ケースの電子機器本体への装着機構
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