JPH04118450A

JPH04118450A - 定型シーリング材並びに温室建造物のシーリング方法

Info

Publication number: JPH04118450A
Application number: JP2238524A
Authority: JP
Inventors: Takashi Miyai; 宮井　孝士
Original assignee: Sekaicho Rubber Co Ltd
Current assignee: Sekaicho Rubber Co Ltd
Priority date: 1990-09-07
Filing date: 1990-09-07
Publication date: 1992-04-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は１、密封性と通水性を兼ね備えた新規な定型シ
ーリング材に関し、温室、サンルームなどの軒先部にお
ける、屋根材と母屋材の間隙の密封等に用いて、結露水
を排出させる場合などに最適な定型シーリング材並びに
温室建造物のシーリング方法を提供するものである。

来の　術とその口題点一般に、農業用温室、サンルーム等において、特に夜間
時、外部との温度差により、屋根材である透明なポリカ
ーボネート、メチルメタアクリレート樹脂（ＭＭＡ）等
の波板や平板、ガラス板等の裏面に結露する水による弊
害については周知のとおりである。

この結露水の温室外への排出に関し、従来から様々な工
夫がなされているが、いずれも母屋材、合掌材に関わる
複雑な構造をとるため、工事が大掛かりとなって工費が
高くつく上、結露水の排出機能も完全とはいえないもの
である。

この問題を解決するため、実公昭５８−２７６４４号公
報には、第８図−■、■に示すように、屋根材５と母屋
材６との接触部に水切部材としてのコーキング材等Ｃを
挟みつけ、屋根材の裏面に生ずる結露水Ｗを、母屋材た
るＣ形のリップ渭型鋼６の溝に滴下させ集水する方法が
開示されている。

しかしこの方法では、温室に汎用される波形屋根材５を
用いた場合、その山部と母屋材との間に隙間を生じ（第
８図−■）、密封を完全に行なうことがむつかしく、防
風、防水、防塵或いは防虫に支障を来すばかりでなく、
Ｃ型鋼６の溝に滴下する結露水Ｗが飛散して（第８図−
■）温室内の温度、湿度条件を維持することは困難であ
る。

問題を解決するための手本発明は１、繊維集合体と密封材とを積層してなる定型シーリン
グ材２、繊維集合体がフェルト状親水性繊維集合体、密封材
がエチレンプロピレン共重合ゴムよりなる半連泡スポン
ジ体である第１項記載の定型シーリング材３、第２項記載の定型シーリング材において、スポンジ
体の発泡倍率が５〜１５倍で、少なくとも６０％の連続
気泡からなり、５０％圧縮時の圧縮硬さが、５〜２５０
ｇ／′−である定型シーリング材４、第２項記載の定型シーリング材において、スポンジ
体の発泡倍率が５〜１５倍で、少なくとも６０％の連続
気泡からなり、５０％圧縮時の圧縮硬さが、５〜２５０
ｇ／ｃｊである温室建造物用定型シーリング材５、温室建造物の軒先部における、屋根材と母屋材の間
隙の密封に第４項の温室建造物用定型シーリング材を用
いる温室建造物のシーリング方法である。

以下に図面を用いて本発明を順次説明する。

本発明は、繊維集合体ｌと密封材２とを積層してなる第
１図のような定型シーリング材Ｓである。

この定型シーリング材は、第５図に示すように温室の母
屋材６と屋根材５との間に挟着することにより、後述の
如く温室に纏わる上記の問題を一挙に解決できるもので
ある。

本発明における繊＃ｉ萬合体ｌとは、天然４１１維、合
成繊維、ガラス繊維等の繊維からなるフェルト状Ｉｉ＆
維集合体、不織布若しくは織布、又はメリヤス等の組成
物等である。中でもフェルト状繊維集合体が好ましい。

本発明における密封材２とは、エチレンプロピレン共重
合ゴム（Ｅ　Ｆ−’　Ｄ八り）、クロロプレン（ＣＲ）
、スチレンブタジェン共重合体（ＳＢＲ＞、アクリロニ
トリル−２タジ工ン共重合体（ＮＢＲ＞、ポリイソプレ
ン＜ＪＲ＞等の合成ゴムや天然ゴム、各種の合成樹脂の
一種又は二種以上の組成物よりなる高発泡体、或いはパ
テ、コーキング材等である。

好誌しくは、柔軟性と復元力に富み、かつ耐候性、耐腐
食性に富んだ発泡体例えば、エチレンプロピレン共重合
ゴムスポンジ、クロロブレンゴムスポンジ、軟質ウレタ
ンフオーム、ポリエチレンフオーム、ポリ塩化ビニール
フオーム等が挙げられる。

特に半連泡スポンジは外圧によって自由に見掛上の体積
変化を起こすのでこの種の密封に適するものである。中
でもエチレンプロピレン共重合ゴムよりなる半連泡スポ
ンジ体が好適である。

更に詳述すれば、そのスポンジゴムは５〜１５倍の発泡
倍率で、少なくとも６０％の連続気泡がちなり、５０％
圧縮時の圧縮硬さが、５〜２５０ｉｒ／−のものが最も
好■しい。

そのようなゴムスポンジの具体例として、パットシーラ
ー（世界長株式会社製半連泡スポンジゴム定型シーリン
グ材の商品名）が挙げられる。この商品は、非常に柔軟
で追随密着性に富み、且つ耐候性の優れたものである６本発明において繊維集合体１と密封材２との積層には両
面粘着テープ、クロロプレン系接着剤等を用いる汎用の
接着方法を採ることができる。

繊維集合体１と密封材２との積層形態としては、第２図
〜第４図に端面で示すように各種の組み合わせを採るこ
とができる。定型シーリング材の少なくとも上下いずれ
かの面に粘着材層３を設けておくと取扱いが便利である
。

本発明の定型シーリング材Ｓの大きさは断面で１０〜５
０■角程度の目安で、用途に応じ任意に設計して用いる
ことができる。

第５図のように屋根材５が波板の場合、その波の高さに
応じて密封材２の厚みを波の高さの１〜１．５倍程度に
設計することにより、屋根材５と母屋材６との隙間の密
封がより確実となる。繊維集合体１の厚みは５〜１０■
程度とする。

作用効果本発明における定型シーリング材Ｓは、上述のような構
造であるから、これを例えば温室の波型屋根材５とＣ型
鋼の如き母屋材６の間に第５図Ｉ、Ｉｆのように挟みつ
けると、密封材２は屋根材５の波形の内面にそって容易
に変形し、密封作用を果たす。その際、繊維興合体１は
母屋材６の面に密着する（第５図−丁）。そして、波形
屋根材５の裏面に発生した結露水Ｗは主に波形の谷部の
裏面７を伝って矢符Ｆの方向に流下し、母屋材６の上で
定型シーリング材Ｓにゆきあたり、密封材２を伝って繊
維集合体１に達すると、繊維集合体１の毛細管現象によ
り当該集合体１内を通過して温室の外に排出されるもの
である。

本発明における定型シーリング材Ｓの繊維集合体１と密
封材２の上下の使い分けは、屋根材５と母屋材６との隙
間の形状により任意に選択することができる。すなわち
、波形屋根材５のように大きな凹凸にそって密封する場
合は、密封材２か屋根材５に面するようにする。しかし
、必ずしもそれに拘ることなく、第６図のように繊維集
合体１、密封材２、を逆に用いることができる。このよ
うにすれば日中、繊維集合体１が乾燥し易いので、繊維
集合体１の腐食や有害な細菌の発生を抑えることができ
る。

その池水発明における定型シーリング材Ｓは、第２〜第
４図に例示したような、各種の構造に応じ、例えば、第
２図の定型シーリング材Ｓを波形屋根材５に使用すれば
、第７図のような状態となる。このような使用法は、凹
凸のはげしい屋根材５、ｔ／Ｉ材６の間で、特別に密封
か重税されるような場合に利用して、有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明における定型シーリング材Ｓの実施例
の見取図、第２〜第４図は、他の実施例の端面図、第５
図−王、■及び■は、本発明における定型シーリング材
Ｓの使用状態の要部を示す図面、第６図及び第７図は、
他の使用状態を示す部分拡大図、第８図−■及び■は、
従来方法の要部を示す図面である。１・・・繊維集合体　２・・・密封材　３・・・粘着材
層４・・・離型紙　　　５・・・屋根材　６・・・母屋
材８・・・合掌材　Ｃ・・・コーキング材　Ｗ・・・結
露水Ｓ・・・定型シーリング材　矢符Ｆ・・・結露水の
流れ以上

Claims

【特許請求の範囲】１、繊維集合体と密封材とを積層してなる定型シーリン
グ材２、繊維集合体がフェルト状親水性繊維集合体、密封材
がエチレンプロピレン共重合ゴムよりなる半連泡スポン
ジ体である第１項記載の定型シーリング材３、第２項記載の定型シーリング材において、スポンジ
体の発泡倍率が５〜１５倍で、少なくとも６０％の連続
気泡からなり、５０％圧縮時の圧縮硬さが、５〜２５０
ｇ／ｃｍ＾２である定型シーリング材４、第２項記載の定型シーリング材において、スポンジ
体の発泡倍率が５〜１５倍で、少なくとも６０％の連続
気泡からなり、５０％圧縮時の圧縮硬さが、５〜２５０
ｇ／ｃｍ＾２である温室建造物用定型シーリング材５、温室建造物の軒先部における、屋根材と母屋材の間
隙の密封に第４項の温室建造物用定型シーリング材を用
いる温室建造物のシーリング方法