JPH04117919A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH04117919A
JPH04117919A JP19815990A JP19815990A JPH04117919A JP H04117919 A JPH04117919 A JP H04117919A JP 19815990 A JP19815990 A JP 19815990A JP 19815990 A JP19815990 A JP 19815990A JP H04117919 A JPH04117919 A JP H04117919A
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tray
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Teruhiko Takeda
竹田 照彦
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OSAKA RANCHI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、その内部に調理材料を入れ加熱により調理
を行う加熱調理器に関し、特に調理材料を蒸気加熱によ
り調理することを特徴とする加熱調理器に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
最近、現場作業員の昼食や企業等の運動会等の行事用の
昼食等、あるいは下宿学生、独身者、単身赴任者の簡易
食等を調理する調理器として、例えば中にうどん等の調
理材料、あるいは加工済みの食品等を入れ、加熱するだ
けで短時間に調理できる簡便なものがある。
第15図はこのような調理器の断面構造を示しており、
図において、IOは薄いアルミニウムからなる鍋、4は
鍋10の開口部を覆う蓋、11゜12は調理材料である
この調理器は第16図に示すように、鍋10の中に調理
しようとする材料11,12、例えばうどんのたま及び
水やだし等を入れ、これを固形燃料9を配置した簡易コ
ンロ8などの上に配置して鍋10を加熱し、調理材料を
調理するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来の調理器は以上のように構成されてい
るので、これを用いてうどん、すきやきなどの鍋物や煮
物を調理することはできるが、蒸して食するもの、例え
ばシューマイ、ギョーザ等を調理することができず、ま
た調理済の食品や冷凍食品等を蒸気により温めることが
できないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので
、従来通りうどん、すきやき等の鍋物や煮物を調理でき
るとともに、シューマイ、ギョーザ等のいわゆる蒸し物
も調理でき、さらには調理済の食品等も加熱調理できる
加熱調理器を提供することを目的としている。
〔課題を解決するだめの手段〕
この発明の第1の発明に係る加熱調理器は、その内側上
端面の複数の箇所に凹部が形成されてなる鍋と、その上
縁外面部が上記鍋の上部内面と密着し、上記鍋の複数の
凹部のみにて上記鍋との間で蒸気通過孔を形成するよう
上記鍋の内部に載置されるトレイと、上記鍋の開口を覆
うよう、該鍋の上端開口縁部上に載置される上蓋とを備
え、上記鍋内に入れた水が鍋の加熱により沸騰すると、
該水の蒸気が上記鍋と1・174間の蒸気通過孔を通っ
て、上記トレイと上記」1蓋とで形成される空間に進入
し、該トレイ上の調理材料を蒸気加熱により調理するこ
とを特徴とするものである。
この発明の第2の発明に係る加熱調理器は、その内側上
端面近傍に周状に段差部を有する鍋と、その側壁上端近
傍またはその上端外周縁部の少なくとも2つ以上に蒸気
通過孔を有し、その外周縁部が上記鍋の段差部上に載置
されて上記鍋の内部に配置されるトレイと、上記鍋の開
口部を覆う上蓋とを備え、上記鍋内に入れた水が鍋の加
熱により沸騰すると、該水の蒸気が上記トレイの蒸気通
過孔を通って上記トレイと上蓋とで形成される空間に進
入し、該トレイ上の調理材料を蒸気加熱により調理する
ことを特徴とするものである。
この発明の第3の発明に係る加熱調理器は、断熱性の材
質からなる外釜材と、外釜材内に固定保持されその底面
に電気加熱体が埋め込まれ、その上端部周縁にトレイ載
置部を有する内釜とからなる釜と、その側壁上端部近傍
の少なくとも2箇所以上に蒸気通過孔を有し、その上端
外周縁部が内釜のトレイ載置部上にR置されるトレイと
、トレイ及び釜の上面を覆う上蓋とを備え、上記内釜内
に入れた水が上記電気加熱体の加熱により沸騰すると該
水の蒸気が上記トレイの蒸気通過孔を通って、上記トレ
イと上蓋とで形成される空間に進入し、該トレイ上の調
理材料を蒸気加熱により調理することを特徴とするもの
である。
また、この発明の第4の発明に係る加熱調理器は、断熱
性の材質からなる外釜材と、外釜材内に固定保持されそ
の底面に電気加熱体が埋め込まれ、その上端部周縁にト
レイ載置部を有し、その内側上端面の複数の箇所に凹部
が形成されてなる内釜とからなる釜と、内釜のトレイ載
置部上にその上端外縁部が載置され、その上縁外面部が
上記内釜の上部内面と密着し、上記内釜の複数の凹部の
みにて上記内釜との間で蒸気通過孔を形成するよう上記
内釜の内部に載置されるトレイと、トレイ及び釜の上面
を覆う上蓋とを備え、上記内釜内に入れた水が上記電気
加熱体の加熱により沸騰すると該水の蒸気が上記内釜と
上記トレイの間の蒸気通通孔を通って、トレイと上蓋と
で形成される空間に進入し、該トレイ上の調理材料を蒸
気加熱により調理することを特徴とするものである。
また、さらにこの発明に係る加熱調理器は、上記第2及
び第4の発明に係る加熱調理器の1〜レイの上端外周縁
部を、内縁部と、内縁部に対して段差を持って低く形成
され少なくともその2箇所以上に孔部を存する外縁部と
から構成し、上蓋をこの外縁部上に配置させ、トレイ上
の調理材料を蒸気加熱する際に、上記上蓋の内表面に付
着する水滴を上記外縁部の孔部からトレイの外側に落と
すようにしたことを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明の第1ないし第4の発明による加熱調理器にお
いては、鍋だけを用いてうどん、すきやき等の鍋物、煮
物、焼きものを調理できるとともに、鍋あるいは内釜の
中に調理材料を載せたトレイを置き、その上に上蓋をし
て鍋あるいは内釜を加熱することにより、鍋あるいは内
釜内に入れた水の蒸気が蒸気通過孔を通って、トレイと
上蓋とで形成される空間に進入してくるので、トレイ上
の調理材料を蒸気加熱することができ、シューマイ、ギ
ョーザ等の蒸し物を調理できるとともに調理後のハンバ
ーグ、すきやき等や、冷凍食品を簡単に温めることがで
きる。
また、トレイの上端外周縁部を、内縁部とこれに対して
段差を持って低く形成された外縁部とから構成し、上蓋
をこの外縁部上に配置し、トレイ上の調理材料を蒸気加
熱する際に、上記上蓋に付着した水滴を上記外縁部の孔
部からトレイの外側に落とすようにしたものにおいては
、調理中あるいは後に調理材料に水滴が付着し、味、外
観が損なわれることを防止でき、さらにまた沸騰した蒸
気が再び水となって内釜内にたまるので、水がすぐに善
な(なることがなくなり、空炊きをしてしまうこともな
くなる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の第1の実施例による加熱調理■ 器の構成を示す分解斜視図、第2図は第1図の断面部分
を示す図である。
図において、1はその内側上側縁部に凹部1aを有する
薄いアルミニウムなどの材質からなる鍋、2は鍋1の内
部に配置されるように、鍋1の内径よりも小さい外径を
有するとともに側面がテーバを持つように形成されたト
レイ、3は薄いアルミ板からなりその外周の一部に取手
部3aが一体形成された中蓋、4はその下面に保温断熱
のための薄いアルミニウム4aが貼られ、その上面中央
部に取手4bが取りつけられたウレタン等からなる上蓋
である。また5は例えば略+字形に形成され、上記鍋1
の底部に配置されてトレイ2を支持するトレイ支持部材
、11はトレイ2上に載せられたギョーザ等の調理材料
である。そして上記鍋1゜トレイ2.トレイ支持部材5
.中蓋3及び上蓋4により本実施例の加熱調理器が構成
される。
次に動作について説明する。
まず、うどん、すきやき等の鍋物や煮物を調理する場合
は、従来例と同様にコンロ8」二に設置しま た鍋1に調理材料11を入れて水やだしを注いでセット
した後、上蓋4を載せ、これをコンロ8」二に配置し固
形材料9に点火して鍋1を加温して調理を行う。なお、
この場合はトレイ2及び中蓋3は使用しない。
次にシューマイ、ギョーザ等のいわゆる蒸し物を調理す
る場合や、調理済の食品や冷凍食品を蒸気加熱したい場
合には、まず鍋1の底部にトレイ支持部材5を設置し、
トレイ2の底面が浸らないように少量の水12を所定位
置まで入れ、次に調理すべき材料11を載せたトレイ2
を鍋1の内部にセットし、中蓋3で鍋1の開口部全面を
覆い、さらにその上に上蓋4を載せる。その後、固形燃
料9に点火し、鍋を加熱すると、水12から水蒸気が発
生し、約数分後には鍋1内は鍋1とトレイ2との間に形
成された蒸気通過孔6aを通って内部に進入してきた乾
燥蒸気で満たされ、さらにトレイ2の下からの蒸気によ
る熱も加わり、約250°C程度の高温状態となる。従
って、このような状態で調理材料は直ちに加熱されて、
約5分後には80〜90°Cになり、例えば、ギョーザ
等をほどよく蒸し上げることができるとともに、調理済
のハンバーグ等や冷凍食品等も十分に温めることができ
、さらには生野菜等を茹でることもできる。
しかも本実施例は、直火で温めている訳ではないので、
こげつきが起こったり敷詰まってしまって味が濃くなる
という心配もない。
ここで、本実施例の加熱機構について説明する。
鍋1の底部で加熱により発生した水蒸気は、第3図に示
ずようにトレイ2と鍋lの隙間に形成された蒸気通過溝
6aからトレイ2内に回り込み、トレイ2上の調理材料
1工を加熱する。この蒸気の一部はさらに中蓋3の上面
にも回り込むので、中蓋3はその上面、下面に流れてい
る蒸気によりトレイ2に密着されることとなり、トレイ
2と中蓋3間の空間は密閉状態となる。従って、蒸気が
外部に漏れずに極めて高い加熱力が得られる。
しかも、本実施例では第1図に示すように、鍋1やトレ
イ2の側壁部を底面に対して垂直ではなくある程度(例
えば10度〜20度)傾斜させているので、発生した水
蒸気は効率よくトレイ2と鍋1の隙間を上昇していき、
蒸気流通孔6a付近まで到達することができる。さらに
この蒸気流通孔6a付近に達する蒸気は乾燥した蒸気と
なっているので、蒸気通過孔6aからトレイ2内に送り
込まれる蒸気は乾燥蒸気となり、調理材料をその」二部
から効率良く加熱することができる。
ここで、従来の蒸し器に対する本実施例の加熱調理器の
利点について説明する。
従来の蒸し器の構造を第17図(a)、 (b)に示す
第17図(a)は、鍋10の中に水12を入れ、底面に
複数の孔40aを有する中板40(同図(b)参照)を
鍋10の内部にセットし、中板40に調理材料11を置
き、蓋4をして鍋を下部から加熱して孔40aから中板
40と蓋4で形成される空間に水蒸気を送り、中板40
上の調理材料11を蒸している状態を示している。この
ような構成では、調理材料11ば中板40の孔40aが
ら入ってくる湿った水蒸気により、下部から加熱される
ので、蒸し上った後に加熱を止めて調理材料を暫く放置
すると、孔40aから入ってくる蒸気により食品が水っ
ぽくなったり、極端な場合にはこれがぬるぬる。びちゃ
びちゃになり食品の味や外観が損なわれるという欠点が
あった。また、中板40には孔40aがあるので、汁け
を有する調理材料は使用できず、調理材料11がある程
度限定されたものとなっていた。
これに対し、本実施例ではトレイ2の底には蒸気通過孔
を設けず、トレイ2の上端開口部付近に蒸気通過孔6a
を設け、そこからトレイの中に乾燥蒸気を送るよう構成
したので、調理後に加熱を止めて暫(放っておいてもト
レイ内に蒸気が入りにくく、調理後の食品が水っぽく、
あるいはぬるぬる、びちゃびちゃになるのを防止でき、
調理直後のおいしい状態を長時間保持できる利点がある
また、さらにはトレイ2の底には従来のような孔を設け
ていないので、汁けを有するものも使用でき、使用可能
な調理材料が高範囲に広がるという利点がある。
ここで、トレイ支持部材5はトレイ2上に重量の大きい
材料が載せられた場合にトレイ2が撓んで調理材料11
が水中に浸るのを防止する働きがあり、これにより鍋1
の中にトレイ2を設置する際の安定性を高めている。
またさらに調理後には、上蓋4はその取手4bを持って
開ければよく、また中蓋3はその外周の一部に設けられ
た取手部3aをつまんでこれを持つことによりその調理
に際し火傷する心配もなく安全である。
このように本実施例の加熱調理器は、従来と同様に、鍋
1及び外蓋4を使用してうどん、すきやき、ちり物、関
東煮、ビーフシチュー、へ宝菜等の鍋物や煮物を調理で
きるとともに、さらに鍋工をフライパンとして使用する
ことにより焼き魚等の焼き物、野菜炒め等の炒め物を調
理することができる。
さらに、鍋1の中にトレイ支持部材5を入れ、少量の水
を入れ、トレイ2及び中蓋3をセットした後、トレイ2
上に加工食品を載せ、鍋を加熱することにより、シュー
マイ、ギョーザ等のいわゆる蒸し物を調理することがで
きる。
さらにはこのような構成においては、調理器のハンバー
ガーやあんまん等の食品や冷凍食品等も簡易に蒸気加熱
により加温調理することができる。
しかもこれらの蒸気加熱時に調理材料は80度〜90度
の高温状態となるので、無菌状態で加熱調理が行われる
こととなり、極めて衛生的である。
また、他の使用方法としては、例えばトレイ2上に卵を
割り、蒸気により加熱することで簡単に焦げのないおい
しい目玉焼きを作ることができる。
またその他には生のほうれん草をトレイ2上に置き、蒸
気により加熱して色好く茹でることもできる。
また、本実施例の加熱調理器は調理材料を蒸気で加熱す
るものであるので、加熱により細胞を新鮮な状態に回復
でき、調理材料を色つやよくおいしく温めることができ
、最近、電子レンジの使用で問題となっている繊維や澱
粉等の細胞が壊死することもない。
また、本実施例の鍋1.トレイ2.支持部材5蓋3.4
からなる調理器は、アルミニウム等の安価で軽量なもの
からなっており、流通においてはコンロ8と固形燃料9
だげを常に工場等に備えておき、調理器だけを昼食等に
業者が供給し、調理器は使い捨てるものとして使用する
。これにより現場作業員等は簡単に常に温かいランチを
食することができ、しかも材料は乾燥処理等していない
天然のものを用いることができるので、安くて温かくて
おいしいヘルシーなホットランチを得ることができる。
また本加熱調理器は多くの喫食者に同時に食事を提供す
る場合にも有用である。
なお、上記実施例では鍋1をアルミニウム等の安価なも
ので構成したが、これは目的に応じて鉄やアルミニウム
合金、ボーロー、陶器等の材料で構成してもよい。この
ような場合は、上記のコンロ8と固形燃料9に加えて、
鍋1.上蓋4も常備しておき、業者は調理した食品を載
せたトレイ2及び中蓋3だけを供給するとよく、上記実
施例と同様に喫食者は常に安価で温かくておいしいラン
チが食べられる。
また、食後の後かたづけにおいては、消費者はトレイ2
と中蓋3を捨てるだけでよい。鍋1は調理後の水が少し
残っている程度で、しかも上蓋4は中蓋3を介している
のでほとんど汚れていないのでこれらは特に洗浄しなく
てもよく、極めて簡単に後かたづけができる。
なお、上記実施例では、中蓋3の上にさらに上蓋4を載
せて加熱する例を示したが、上蓋4と中蓋3は必ずしも
双方同時に用いる必要はなく、調理するものに応じて任
意にその一方のみを用いてもよい。この中蓋3がない場
合は、トレイと上蓋内に蒸気が充満することとなるが、
上蓋の重量により蒸気が外に漏れることはなく、トレイ
と上蓋間の空間は密閉状態となる。
またトレイ支持部材5の形状は上述した支持できる形で
あればなんでもよく、例えば第7図に示す井桁形の形状
のものでもよい。
次に本発明の第2の実施例について説明する。
第4図及び第5図はそれぞれ本発明の第2の実施例によ
る加熱調理器の構成を示す分解斜視図及び断面図である
。図において、1は上部に取手11を有する鉄等の材質
からなる鍋、5は例えば略十字形に構成され、上記鍋1
の底部に配置されるトレイ支持部材、2はトレイ支持部
材5上に配置されるアルミニウム等からなるトレイで、
トレイ2ばその側壁の上端近傍部4箇所に等間隔で所望
の大きさを有する蒸気通過孔6bを有している。
3ば取手部3aを有する薄いアルミニウム等からなる中
蓋、4はその上面中央部に取手が取りつけられた例えば
木材等からなる上蓋である。また12は水、11は調理
材料である。本実施例が上記実施例と異なる点は、上記
実施例は鍋lの内側上端面に凹部1aを有し、この凹部
1aとトレイ2により形成される蒸気通過孔6aからト
レイ内に蒸気を導いていたのに対し、本実施例はこのよ
うな蒸気通過孔をトレイ2の側面上端部近傍に設けた点
である。
本加熱調理器の使用方法は上記第1の実施例の場合と同
様に、うどん等の鍋物や煮物を調理する場合は鍋1に調
理材料を入れ、水やだしを注いでセットした後、上蓋4
を載せ鍋1を加熱して調理し、蒸し物を調理する場合は
、まず、鍋1の底面が浸らないように所定位置まで水1
2を入れ、トレイ2を鍋1の段差部に固定するようにし
て鍋1の内部にセットした後、トレイ2上に調理材料1
1を載置し、中蓋3を1−レイ2の上に載せ、さらにそ
の上に上蓋4を載せて鍋1を加熱する。このセットのし
かたは上記第1の実施例と全く同様である。加熱後、数
分で蒸気が発生し、第6図に示すように乾燥した蒸気が
トレイ2の側壁部上端近傍に設けた蒸気通過孔6bより
トレイ2の内部に入り込み、トレイ2上の調理材料11
を加熱する。
またアルミからなる中蓋3はこのとき蒸気によりトレイ
2に密着された状態となり、外部にトレイ2内の蒸気が
漏れるのを防止する働きを有しており、これにより加温
力が一層高められる。
なお、上記実施例では鉄からなる鍋1を用いたが、これ
はアルミニウム製あるいはアルミニウム合金、陶器、あ
るいはホーロー等のものでもよいまた、上記実施例では
トレイ支持部材5をトレイ2の下に配置するようにした
が、これば省略してもよい。
また、本実施例においても加熱調理器を鍋1以外、ある
いは鍋も含めてトレイ2.支持部材5中蓋3.上蓋4を
アルミニウム等の安価で軽量なもので形成したので、使
い捨てするものとして使用することができる。従って鍋
1と加熱器具、あるいは加熱器具のみを常に消費者が備
えておき、加熱調理器と調理材料とを昼食時に業者が供
給するという手段をとることにより、現場作業員等の消
費者は常に温かいランチを食べることができる。
また、さらには用いる調理材料としては、乾燥処理した
ものや、インスタント食品あるいはしトルト食晶等では
なく、冷凍食品や天然のものを用いることができるので
、新鮮で添加物等が入っていない健康にもよいおいしい
ものを食べることができる。
また、上記実施例ではトレイ2に3つの蒸気流通孔6b
を有するものについて示したが、この孔は少なくともト
レイ2の側壁部上端近傍または上端外周縁部の対称位置
等に2つ以上形成されていればよいものである。
また、本実施例においても]・レイ支持部材5の形状は
上記第1の実施例と同様に井桁形あるいはその他のもの
でもよい。
さらに、第8図はこの発明の第3の実施例による加熱調
理器の構成を示す分解斜視図である。図において、2は
トレイ、4は透明耐熱ガラス等の材質からなる上蓋、6
bはトレイ2の側壁上端部近傍に形成した蒸気通過孔、
14はその底面に電気加熱体16を埋め込んで一体に形
成した内釜、17は断熱性の材質からなる外釜で上記内
釜14をその中央に、内釜I4の螺子25と外釜の螺子
穴26を用いて固定保持している。また、外釜17の下
面の電気加熱体と対面する部分には、断熱性の材料に代
わって複数の孔24を有する放熱効果のある板23が設
けられている。さらに、この外釜17の側面にはプラグ
19を差し込むだめのジャック18が取り付けられてい
る。また、20はコード、21はコンセン]・プラグで
ある。
また、第9図は第8図の断面構造を、第10図は電気加
熱体16の概略構造を示すものであり、11はトレイ2
上の調理材料、12は内釜14内の水、23は外釜17
の底面の一部に設けた放熱効果のある板、22はループ
状の電熱線である。
本実施例の加熱調理器は、外釜17内にその底に電気発
熱体16を埋め込んだ内釜14を螺子25を用いて固定
配置し、内釜14内に水12を入れ、調理材料を載せた
トレイ2をその外周縁部を内釜12の上端部周縁に載せ
て載置し、上蓋4をし、外釜17に取りつけたコンセン
トから電熱線22に電流を流して電熱体16を発熱させ
て内釜I4内の水を加熱し、これにより発生した乾燥蒸
気をトレイ2の蒸気通過孔6bからトレイ2と上蓋4で
形成される空間内に進入させ、トレイ2上の調理材料1
1を加熱調理するものである。この際、外釜17は断熱
性のもので構成され、さらにその下面には放熱板23を
設けであるので熱くなることばなく、容易に取り扱える
このような加熱調理器を用い、調理材料11として冷凍
食品を用いこれを蒸気加熱すると、短時間ではっかほか
の食品を得ることができ、調理材料11はそのままトレ
イ2上に入れても、また、冷凍食品などの調理材料11
を耐熱器の上に載せ、皿ごとトレイ2」二にのせて調理
することもでき、この際はトレイを洗う必要がなく極め
て取扱いが簡易である。
さらに、他の使用方法としては、例えばトレイ2上に卵
を割り、蒸気により加熱することで簡単に焦げのないお
いしい目玉焼きを作ることができ、また生のほうれん草
をトレイ2上に置き、蒸気加熱により色好く茹でること
もできる。
また、本実施例の加熱調理器においても、第17図に示
した従来の薫し器のように底面に蒸気通過孔を有してい
ないので、加熱を止め、調理後にトレイ内に食品を暫く
放っておいても調理器の食品が水っぽく、あるいはぬる
ぬる、びちやびちやになり、食品の味、外観が損なわれ
るということがなく、時間がかなり経っても調理直後の
おいしい状態を保持できる。
また、本実施例の加熱調理器を食品を温める手段として
使用する場合には、蒸気加熱することとなるので、細胞
を新鮮な状態に回復することができ、電子レンジ等で最
近問題となっている温めすぎによる細胞の壊死を生じる
恐れなく、常に調理材料を色つやよく、おいしく温める
ことができる。
また、第11図は上記第2.第3の実施例のトレイ2の
構造を詳細に示したものであり、同図(a)は斜視図、
同図(1))はその平面図、同図(C)はトレイの外縁
部の孔部を拡大して示した図、同図(d)は(b)図の
A−B断面図、同図(e)は(b)図のA−C断面図で
ある。図において、6bは蒸気通過孔、32はトレイ2
の上端外周縁部の外縁部、33はトレイ2の上端外周縁
部の内縁部、30は外縁部32の6か所に形成された孔
、31は外縁部32の4か所に形成された凸部、34は
これを引っ張りあげて出して使用する取手である。
また、第12図は零トレイを備えた加熱調理器の断面構
造を示す図であり、図において、第9図と同一符号は同
一部分を示し、Aは乾燥蒸気の進む経路、Bは上蓋4の
内面に付着した水滴の流れる経路を示している。
まず、本トレイの構造について説明する。
零トレイ2は、上端外周縁部を内縁部33と外縁部32
とで構成しており、外縁部32は内縁部33よりも低く
形成し、外縁部32」二には4個の凸部31と6個の孔
30を設けている。そして、内縁部330対面する位置
にトレイ2を持つための引っ張りあげて出して持つよう
になっている取手34を設けている。そして上M4はそ
の縁が、第12図に示すようにトレイの外縁部32上に
、より詳しくはその凸部31上に載り、外縁部32の面
より若干高い位置に保持されるようになっている。
このような構成において、加熱調理中には水12が沸騰
して発生した水蒸気のうち、乾燥蒸気のみがAに示すよ
うにトレイの蒸気通過孔6bからトレイと上蓋4で形成
される空間内に進入し、トレイ上の調理材料を加熱する
。その際、上M4に付着する水滴はBに示すように上蓋
4の内表面を12の中に戻る。
従って、このような構造のトレイでは、トレイ2の外縁
部32に水滴を落下させるための孔30を設けたので、
調理材料が上蓋4の内面から水滴が落下することによっ
て濡れ、その味、外観が損なわれるのをほとんどなくす
ことができる。
また沸騰した蒸気が再び水に還元され内釜内にたまるの
で、水がすぐになくなるということがなくなり、空炊き
をしてしまうこともなくなる。
さらにトレイの外縁部32に凸部31を設は上蓋4を外
縁部32の面から若干浮かしているので上蓋の内面を流
れ落ちる水滴のそのほとんどをトレイ2の下に落とすこ
とができる。
さらに、トレイ2の内縁部33に取手34を設けている
ので、加熱調理後に容易にトレイを持ちあげることがで
き、調理後の処理が容易となる。
また、第13図はこの発明の第4の実施例による加熱調
理器の構成を示す分解斜視図であり、また、その断面構
造を第14図に示す。図において、第中8図と同一符号
は同一部分を示し、14aは内釜の内側上端面に設けた
凹部である。
上記第3の実施例がトレイ2の側壁上端近傍部に蒸気通
過孔6bを設けていたのに対し、本実施例は内釜14の
内側上端面に凹部14aを設け、この凹部14aとトレ
イ2により形成される蒸気通過孔6aからトレイ内に蒸
気を導いている点が異なっている。他の構成は第3の実
施例と全く同様である。
このような第3.第4の実施例においては上記の実施例
と同様に蒸気により鍋物、煮物等や、蒸し物、温め物等
種々のものを蒸気加熱により調理できるが、さらに、こ
れに加えて上記第1及び第2の実施例とは異なり、加熱
手段を電気により構成しているので、火事等の危険が少
なく、安全性を大きく向上できる。しかもコンロや固形
燃料等を別途容易する必要がなく、取扱いが極めて簡易
で衛生的である。
さらにはトレイ2を用いない場合には本加熱調埋葬を所
謂ホントケーキやお好み焼を作るだめのホットプレート
として、あるいはさらにシチュー等の煮物、鍋物などに
使用する電気鍋としても使用することができ、これら第
3.第4の実施例は極めて利用価値が高いものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、その内側上端面に複数の
凹部が形成された鍋と、その上縁外周部が鍋の上部内面
と密着し、鍋の凹部で蒸気通過孔を形成するトレイと、
上蓋とにより加熱調理器を構成し、鍋内に入れた水が鍋
の加熱により沸騰すると、乾燥蒸気が蒸気通過孔を通っ
てトレイと上蓋とで形成される空間に進入し、トレイ上
の調理材料を蒸気加熱により調理するようにしたので、
鍋だけを用いて簡易にうどん、すきやき等の鍋物煮物や
焼き物を調理できるとともに、鍋内にトレイを配置し、
蓋をすることで、調理材料を蒸気加熱できる構造となり
、シューマイ、ギョーザ等の蒸し物を調理でき、さらに
は調理器の食品を色艶よく美味しく温めることができる
という効果があす る。
また、本発明では乾燥蒸気をトレイの上端部からトレイ
内に送るよう構成したので、加熱を止めてもトレイ内に
蒸気が入り込みにくく、調理後に暫く放置しても食品に
水滴がついて味、外観が損なわれるという心配がなく、
美味しいものが得られる効果がある。
また本発明では鍋を安価なアルミニウム等の材料から構
成したので、使い捨てすることができ、従って消費者が
加熱器具だけを常に備えておき、鍋、トレイなどを昼食
時に業者が供給すると消費者は常に簡単に新鮮で温かい
美味しいランチを得ることができる効果がある。
さらに鍋を鉄やアルミ合金等のアルミ箔に比べて高価な
もので構成した場合には、消費者は加熱器具に鍋と上蓋
も含めたものを常備し、業者が中に調理器の食品を入れ
たトレイと中蓋を供給する方法をとれば、消費者は常に
新鮮で温かいヘルシーなランチを安価で得ることができ
る効果がある。
また、本発明によれば、その内側上端面近傍に周状に段
差部を有する鍋と、その側壁上端近傍に少なくとも2つ
以上の蒸気通過孔を有し、その外周縁部が鍋の段差部上
に載置されて鍋の内部に配置されるトレイと、上蓋とに
より加熱調理器を構成したので、同様に鍋物、煮物や焼
き物を調理できるだけでなく、蒸気加熱により調理材料
を調理できる。
また、さらに本発明によれば断熱体からなる外釜と、外
釜内に配置され底面に電気加熱体を埋め込んだ内釜と、
この内釜の上端部周縁にその外周縁部が固定されて内釜
内に配置され上端部近傍の少なくとも2箇所以上に蒸気
通過孔を有するトレイと、上記トレイ及び鍋の上面を覆
う上蓋とで構成し内釜内に入れた水が電気加熱体の加熱
により沸騰すると水の蒸気がトレイの蒸気通過孔を通っ
てトレイと上蓋とで形成される空間に進入し、トレイ上
の調理材料を蒸気加熱により調理するようにしたので、
または、断熱材からなる外釜と、外釜内に配置され底面
に電気加熱体が埋め込まれ、その内側上端面の複数の箇
所に凹部が形成された内釜と、内釜内に配置されその上
縁外面部が上記内釜の上部内面と密着し、上記内釜の複
数の凹部のみにて上記内釜との間で蒸気通過孔を形成す
るトレイと、トレイを覆う上蓋とで構成し、内釜内に入
れた水が電気加熱体の加熱により沸騰すると水の蒸気が
内釜とトレイの間の蒸気通過孔を通って、トレイと上蓋
とで形成される空間に進入し、該トレイ上の調理材料を
蒸気加熱により調理するようにしたので、上記同様に、
これらを用いてうどん2すきやき等の鍋物、煮物、焼き
物を調理できるとともに鍋の中に調理材料を載せたトレ
イを置き、その上に上蓋を置くことにより、トレイ上の
調理材料を蒸気で加熱調理することができ、冷凍食品等
を極めて短時間で色艶よく瑞々しく美味しく加熱調理す
ることができ、しかも、はっかほかのものを食すること
ができることとなる。しかもこれを電気加熱により構成
したので、コンロ等を用意する必要がなく、取扱いが極
めて簡易となり、衛生的で簡便な加熱調理器が得られる
効果がある。
また、さらにトレ・イの上端外周縁部を、内縁部とこれ
に対して段差を持って低く形成された外縁部とから構成
し、上蓋をこの外縁部上に配置し、トレイ上の調理材料
を蒸気加熱する際に、上記上蓋の内面に付着した水滴を
上記外縁部の孔部からトレイの外側に落とすようにした
ものにおいては、調理中あるいは後に上蓋の内面に付着
している水滴が落下することにより調理材料が濡れ、味
、外観が損なわれることをほとんど防止できる効果があ
る。
さらにまた沸騰した蒸気が再び水となって内釜内にたま
るので、水がすぐにはなくなることがなくなり、空炊き
をしてしまうこともなくなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による加熱調理器の構成
を示す分解斜視図、第2図は第1図の加熱調理器の断面
構成を示す図、第3図は第1図の加熱調理器の蒸気流通
経路を示す図、第4図は本発明の第2の実施例による加
熱調理器の構成を示ず分解斜視図、第5図は第4図の加
熱調理器の断面構成を示す図、第6図は第5図の加熱調
理時の蒸気の流通経路を示す図、第7図は第1図及び第
4図の加熱調理器のトレイ支持部材の他の例を示の加熱
調理器の断面構造を示す図、第10図は第9図の加熱調
理器の構成材料である電気加熱体を示す図、第11図は
本発明の第1.第3の実施例による加熱調理器のトレイ
の他の例を示す図、第12図は第11図のトレイを備え
た加熱調理器の断面構造を示す図、第13図は本発明の
第4の実施例による加熱調理器の構成を示す分解斜視図
、第14図は第13図の加熱調理器の断面構造を示す図
、第15図、第16図は従来の加熱調理器を示す図、第
17図は従来の蒸し器の構成を示す図である。 図において、Iは鍋、1aは凹部、2はトレイ、3は中
蓋、3a、13.34は取手部、4は外蓋、4aはアル
ミ箔、4bは取手、5はトレイ支持部材、6a、6bは
蒸気通過孔、7は孔、8はコンロ、9は固形燃料、11
は調理材料、12は水、I4ば内釜、14aば凹部、1
6は電気発熱体、17は外釜材、18はジャンク、19
はプラグ、20はコード、21はコンセントプラグ、2
2は電熱線、23ば放熱板、24は放熱板の孔、25は
螺子、26ば螺子穴、30は孔、31は凸部、32は外
縁部、33は内縁部である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱調理器において、 その内側上端面の複数の箇所に凹部が形成されてなる鍋
    と、 その上縁外面部が上記鍋の上部内面と密着し、上記鍋の
    複数の凹部のみにて上記鍋との間で蒸気通過孔を形成す
    るよう上記鍋の内部に載置されるトレイと、 上記鍋の開口を覆うよう、該鍋の上端開口縁部上に載置
    される上蓋とを備え、 上記鍋内に入れた水が鍋の加熱により沸騰すると、該水
    の蒸気が上記鍋とトレイ間の蒸気通過孔を通って、上記
    トレイと上記上蓋とで形成される空間に進入し、該トレ
    イ上の調理材料を蒸気加熱により調理することを特徴と
    する加熱調理器。
  2. (2)加熱調理器において、 その内側上端面近傍に周状に段差部を有する鍋と、 その側壁上端近傍またその上端外周縁部に少なくとも2
    つ以上の蒸気通過孔を有し、その上端外周縁部が上記鍋
    の段差部上に載置されて上記鍋の内部に配置されるトレ
    イと、 上記鍋の開口部を覆う上蓋とを備え、 上記鍋内に入れた水が鍋の加熱により沸騰すると、該水
    の蒸気が上記トレイの蒸気通過孔を通って上記トレイと
    上蓋とで形成される空間に進入し、該トレイ上の調理材
    料を蒸気加熱により調理することを特徴とする加熱調理
    器。
  3. (3)上記トレイを鍋上に載置した後、上蓋をする前に
    上記鍋の開口縁部上に載置される中蓋をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. (4)所要の高さを有し、上記鍋の底部に配置されて上
    記トレイを支持するトレイ支持部材を有する請求項1ま
    たは2記載の加熱調理器。
  5. (5)上記鍋は鉄、アルミニウム、アルミニウム合金、
    陶器、またはホーローからなることを特徴とする請求項
    1または2記載の加熱調理器。
  6. (6)加熱調理器において、 断熱性の材質からなる外釜材と、 該外釜材内に固定保持され、その底面に電気加熱体が埋
    め込まれ、その上端部周縁にトレイ載置部を有する内釜
    とからなる釜と、 その側壁上端近傍の少なくとも2箇所以上に蒸気通過孔
    を有し、その上端外周縁部が上記内釜のトレイ載置部上
    に載置されるトレイと、 上記トレイ及び釜の上面を覆う上蓋とを備え、上記内釜
    内に入れた水が上記電気加熱体の加熱により沸騰すると
    該水の蒸気が上記トレイの蒸気通過孔を通って、上記ト
    レイと上蓋とで形成される空間に進入し、該トレイ上の
    調理材料を蒸気加熱により調理することを特徴とする加
    熱調理器。
  7. (7)上記トレイの上端外周縁部は、 内縁部と、 該内縁部に対して段差を持って低く形成され、少なくと
    もその2箇所以上に孔部を有する外縁部とから構成され
    ており、 上記上蓋は、上記トレイの外縁部上に配置され、加熱調
    理中に、上記上蓋の内面に付着する水滴は、上記トレイ
    の外縁部の孔部からトレイの外側に落ちることを特徴と
    する請求項2または6記載の加熱調理器。
  8. (8)請求項7記載の加熱調理器において、上記外縁部
    はその2箇所以上に、その上に載置される上蓋を該外縁
    部の面より若干高く保持する凸部を有するものであるこ
    とを特徴とする加熱調理器。
  9. (9)加熱調理器において、 断熱性の材質からなる外釜材と、 該外釜材内に固定保持され、その底面に電気加熱体が埋
    め込まれ、その上端部周縁にトレイ載置部を有し、その
    内側上端面の複数の箇所に凹部が形成されてなる内釜と
    からなる釜と、 上記内釜のトレイ載置部上にその上端外縁部が載置され
    、その上縁外面部が上記内釜の上部内面と密着し、上記
    内釜の複数の凹部のみにて上記内釜との間で蒸気通過孔
    を形成するよう上記内釜の内部に載置されるトレイと、 上記トレイ及び釜の上面を覆う上蓋とを備え、上記内釜
    内に入れた水が上記電気加熱体の加熱により沸騰すると
    該水の蒸気が上記内釜と上記トレイの間の蒸気通過孔を
    通って、トレイと上蓋とで形成される空間に進入し、該
    トレイ上の調理材料を蒸気加熱により調理することを特
    徴とする加熱調理器。
  10. (10)上記外釜材は耐熱性樹脂からなり、上記内釜は
    良熱伝導性の材質からなり、上記上蓋は耐熱性の透明材
    質からなることを特徴とする請求項6または9記載の加
    熱調理器。(11)上記外釜材はその下面に放熱板を有
    するものであることを特徴とする請求項6または9記載
    の加熱調理器。
JP19815990A 1989-10-17 1990-07-25 加熱調理器 Granted JPH04117919A (ja)

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