JPH04117580U

JPH04117580U - 合成浮子

Info

Publication number: JPH04117580U
Application number: JP2782191U
Authority: JP
Inventors: 秀紀迫田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-03-28
Filing date: 1991-03-28
Publication date: 1992-10-21

Abstract

(57)【要約】【目的】従来単独で、それぞれ使用されていた棒浮子
と円錐形の玉浮子とを、組合せて単独で使用するよりも
数段有効な効果を発揮する外、使用場所や時刻又は魚の
種類によっては、それぞれ単独でも使用できる新規なる
合成浮子を提供することを目的としている。【構成】上下にわたり各種の彩色を施した棒状胴体の
棒浮子を設け、下端には釣糸環を取付け、またこの棒浮
きに対し中間ばめ程度に嵌合するゴム製係止管を内管と
し、下端に重りを具設した円錐浮きを上下自在に嵌め込
み、さらに棒浮きの上端にはケミカル蛍光発光体を保持
筒により取付けて成る合成浮子である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、従来単独でそれぞれ使用されていた棒浮子と、円錐形の玉浮子とを組合せて単独よりも数段有効な効果を発揮する外、使用場所や時刻又は魚の種類等により、それぞれ単独でも使用できる新規なる合成浮子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、魚釣用に使用されている浮子には、棒うき、玉うき、円錐うき等があり、それぞれ特徴に一長一短があって、すべての条件を満足しているものはなかった。そのため多くの釣仲間から諸条件のもとで、いろいろな魚に対しても対応できるような浮子の出現を要望されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこでこの考案は、魚の当りにも敏感で動きが良く、波風などが無く静かな条件下に適応している棒うきと、波風や潮流にも対応し、且つ遠くまでも飛ばせる円錐形の玉うきとを組合せ、さらに上端にはケミカル蛍光発光体も取付けて、夜間も使用可能な、釣仲間の要望に応えることのできる新規なる合成浮子を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案の合成浮子は、棒状胴体の上下にわたり各種の彩色を施した棒浮子を設け、下端には釣糸環を取付け、またこの棒うきに対して中間ばめ程度に嵌合するゴム製係止管を内管とし、下端に重りを具設した円錐浮きを上下自在に嵌め込み、さらに棒うき上端にはケミカル蛍光発光体を保持筒により取付けて成る合成浮子である。

【０００５】

【作用】上記のように構成された合成浮子は、波や風の強い時は円錐浮きを上へ滑らせることにより、浮き全体を安定させて自立浮きとして使用できる。また波や風、潮流などが穏やかな状態では、円錐浮きを下へ滑らせることにより、水中の仕掛け重りと相まって浮きが直立するようにして視認性を高くセットすることができる。さらに以上の操作によって、道糸を始め重りや釣針などの仕掛けの岩礁などに対するからみ状況を直ぐ把握することができる。さらに本合成浮きは、飛ばし浮き兼当り浮きとして使用するができ、広く固定浮き、移動浮きとしても対応することができる。なお上端に取り付けられたケミカル蛍光発光体によって夜間においても使用できることは勿論である。

【０００６】

【実施例】

以下実施例について図面を参照して説明すると、図１において棒浮き（１）の棒状胴体の上下にわたり各種の彩色（２）を区分して施し、下端には重り兼用釣糸環（３）を取付け、また棒浮き（１）に対し中間ばめ程度に嵌合するゴム製係止管（４）を内管とし、下端に重り（６）を具設した円錐浮き（５）を棒浮き（１）胴体の上下自在に嵌め込み、さらに棒浮き（１）の上端にはケミカル蛍光発光体（Ｒ）の保持筒（７）を取付けて成る合成浮子である。なお図面において（Ｈ）は釣針、（Ｌ）は釣糸、（Ｗ）は重りである。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているので、以下記述のような効果を奏するものである。従来の静的な棒浮きと、動的な円錐浮きを組合せたことにより、円錐浮きの飛ばし能力により、浮子，重り及び釣針などの仕掛けを遠くへ投げて、着水後は棒浮きの色彩による視認性を活かし、魚の当りに対する敏感性を利用することが容易である。また円錐浮きを棒浮きに対し上下に移動し、合成浮子の重心を移動することにより、風波や潮流の動きに対応させて、それぞれ安定した使用方法を選ぶことが可能である。さらに釣場の水面に対する高低の条件により、前記の方法を採用して臨機に対応することもできる。なお上端に装備したケミカル蛍光発光体により、夜間いずれの条件下でも使用できるなど、幾多の便利な使用方法を備えた画期的な合成浮子である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の合成浮子の一部断面を示す正面図であ
る。

【図２】合成浮子の下部を欠截した上部の正面図であ
る。

【図３】合成浮子の使用状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１棒浮き２彩色部３釣糸環４係止管５円錐浮き６重り７発光体保持筒Ｒケミカル蛍光発光体Ｈ釣針Ｌ釣糸Ｗ仕掛け重り

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】棒状胴体の上下にわたり各種の彩色を施
した棒浮子を設け、下端には釣糸環を取付け、また棒状
胴体に対し中間ばめ程度に嵌め合うゴム製係止管を内管
とし、下端に重りを具設した円錐浮子を嵌め込み、さら
に上端にはケミカル蛍光発光体保持筒を取付けて成る合
成浮子。