JPH04116144A - 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR‐Fe‐Co‐B‐C系永久磁石合金 - Google Patents

不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR‐Fe‐Co‐B‐C系永久磁石合金

Info

Publication number
JPH04116144A
JPH04116144A JP2234371A JP23437190A JPH04116144A JP H04116144 A JPH04116144 A JP H04116144A JP 2234371 A JP2234371 A JP 2234371A JP 23437190 A JP23437190 A JP 23437190A JP H04116144 A JPH04116144 A JP H04116144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grain boundary
boundary phase
magnetic
alloy
irreversible demagnetization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2234371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2740981B2 (ja
Inventor
Toshio Ueda
俊雄 上田
Junichi Yano
純一 矢野
Yuichi Sato
祐一 佐藤
Masayasu Senda
正康 千田
Seiji Isoyama
磯山 誠治
Seiichi Kuno
久野 誠一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa Mining Co Ltd filed Critical Dowa Mining Co Ltd
Priority to JP2234371A priority Critical patent/JP2740981B2/ja
Publication of JPH04116144A publication Critical patent/JPH04116144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2740981B2 publication Critical patent/JP2740981B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
    • H01F1/047Alloys characterised by their composition
    • H01F1/053Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
    • H01F1/055Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
    • H01F1/058Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IVa elements, e.g. Gd2Fe14C

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、不可逆減磁の小さい熱安定性の優れたR(希
土類元素)−Fe−Co−B−C系の永久磁石合金に関
する。
〔従来の技術〕
近年、Sm−Co系磁石の磁力を凌ぐ次世代の永久磁石
としてR−F e−B系磁石が抜用等によって発表され
て以来、当該磁石について多くの報告がなされてきた。
しかしながら、該磁石はSm−C。
系磁石に比べて磁力は優れるものの1 その磁気特性の
熱安定性及び耐酸化性が著しく劣るという欠点を有する
。特に耐酸化性に係わる欠点は1重要な改善課題であり
、上述報告の多くはその改善方法を開示している。
他方、従来のR−F e−B又はR−Fe−Co−B系
磁石は環境温度が上昇すると残留磁束密度(Br)およ
び保磁力(itlc)がSm−Co系磁石に比較して著
しく低下するという性質がある。すなわち熱安定性に劣
るという欠点がある。
このような状況下、環境温度の変化に対して磁気特性の
安定化を圓る手段としては、一般に残留磁束密度の温度
依存係数を小さくすること及び室温における保磁力を十
分に高くすることが提案されている。前者の改善法とし
ては、磁石のキューリー温度を高める方法が一般的であ
り5例えば特開昭59−64733号公報では、Feの
一部をCoで置換することによりキューリー温度を高め
、残留磁束密度の温度依存係数を小さくすることを提案
している。他方、環境温度の上昇に伴って、保磁力が2
激に低下することは既に述べたところだが1 この保磁
力の低下がもたらす重大な欠点は、大きな不可逆M[を
招くということである。
不可逆減磁とは、高温時低下したBrが室温に戻した時
に元に回復しない現象であり、一般に磁石形状の薄型化
に伴ってその劣化が顕著になる。
この不可逆減磁の劣化は、たとえFeの一部をCoで置
換して残留磁束密度の温度依存係数を小さくしても、抜
本的な改善には至らない。このため5実使用に際しては
環境温度及び形状が厳しく制限され1例えば自動車関係
、高速機器等の過酷な用途への適用は困難となる。この
不可逆減磁の改善法としては専ら室温におけるi II
 cを高める方法に頼っているのが実状である。つまり
、高温時のiHcの低下を見込んで、室温でのiHcを
十分に高くすることによって不可逆減磁を小さくする方
法であるが1例えば特開昭59−89401号公報は、
Ti。
Ni、Bi、V、Nb+Cr+Mo等を添加することに
より、室温における1)lcを高め、不可逆減磁率を小
さくすることを教示し、又、特開昭60−32306号
公報は、希土類元素成分として、軽希土類元素に加え、
Dy、Tb、Ha、Gd、Er、Tm、Ybの重希土類
元素の添加を特定し、これにより1llcを高め、不可
逆減磁率を改善することを教示している。
しかし、このようにして1llcを十分高めれば確かに
不可逆減磁は改善されるものの、従来法では例えば16
0°Cの高温にもなると、たとえ室温時のiHcが15
〜20kOeと十分高くても急、激に劣化すると言う問
題点が残る。この場合、更にiHcを高くすることにな
る。一方、このようにiHcが高くなると2着磁の問題
が新たに発生する。即ち、磁石の磁力を最大に引き出す
ためにはその磁力が飽和するまで十分大きな磁界で着磁
する必要があり1着磁率が低いと磁気特性の不安定を招
くが5通常。
該着磁界の大きさとしては磁石が有するiHcの3〜4
倍の磁界が必要とされることから、従来法のように極端
なiHcの増加は2着・脱磁の操作を困難にし、又、設
備の大型化を招くことになる。したがって、従来におい
ては上記高温時の不可逆減磁の劣化と共にこれらの問題
を避けることはできなかった。
(発明が解決しようとする問題点〕 このように、従来のR−Fe−Co−B系磁石では。
高い環境温度での不可逆減磁に対して、十分な改善効果
を得るに至っておらず、Sm−Co系に比べて優れた磁
力を有するにも拘らず、特に高温時の熱安定性及び実用
レヘルでの高H1c化に伴う着磁の問題が、依然として
存在し、上記メリットが大きく損なわれているのが実状
である。
一般に、  R−Fe−B  (又はR−Fe−Co−
B) 系磁石は,R2Fe+4B (又はRz(Fe、
 Co)、、B )型の正方品と、RFe4B= (R
(Fe、Co)4B4)型のBリッチ相、Rリッチ相及
びB、O,相を含む非磁性相とから構成され(尚、R−
Fe−Co−B系磁石ではR(Fe、Co)zで代表さ
れるラーベス相も存在するとされている)、その保磁力
発生の原理は逆磁区核発生機構によるとされている。つ
まりこの逆磁区の存在が保磁力を決定し、その成長に伴
いNlcが低下することから、核発生型磁石の保磁力は
構造敏感型となり正方晶と粒界相、Rリッチ相、Bリッ
チ相及びその他不純物相に支配されることになる。
ところで、該逆磁区核の芽、即ち逆磁区核は正方晶及び
粒界相の欠陥、軟質な磁性相、その他不純物相において
発生し、これらの欠陥、異物の存在により容易に成長す
る。このように、磁石の組織が不均質であったり不純物
及び種々の欠陥を含むと、 iHcは容易に低下し、こ
れに伴い実用レベルで重要となる残留磁気の不可逆減磁
は大きくなる。
以上のことから、不可逆減磁率を小さくするW本釣な対
策としては、磁石組織の観点から次のことが言える。(
1)正方品の均質化、(2)粒界相の均質・均一化、(
3)軟質な磁性相の除去、(4)その他不純物相の除去
、である。これらの改善がなされた後に、 iHcを適
正化することにより抜本的な不可逆減磁の改善に至ると
考えられる。
なお、従来の不可逆減磁の改善法として例えば前出の特
開昭59−89401号公報及び特開昭60−3230
6号公報は、室温における1llcを十分高めることに
より改善する方法を開示していることを既に述べたが、
これらの方法では磁石の組織に対しては何ら改善がなさ
れておらず、単に添加物により買方性磁界を大きくする
ことによって、室温における111cを極めて高くシ、
その結果、不可逆減磁を改善するという、高温時の1t
lcの低下を犠牲にした消極的な改善方法である。この
ため、より高温時の改善効果は少なく、又着磁等の問題
が残ることは、既に既述した。
一方、永久磁石合金の組成を均質にし、 iHcを向上
させる方法も数多く報告されており、一般には磁石合金
を熱処理することが提案されている。
例えば特開昭59−217304号公報では、焼結後3
50°C以上の温度で熱処理することにより、 iHc
が改善されることを教示している。該法によれば、熱処
理することにより磁石組成の均質化は改善されるものの
、依然としてBリッチ相やB20.相等の不純物相が存
在していることから1組織の構造上は何ら変化がなく逆
磁区核の発生点及びその成長に対しては、抜本的に解決
されていない。このため咳法によりiHcを高めても高
温時の不可逆減磁の改善効果は小さいと判断される。
このように従来技1ネテによる不可逆減磁の改善は磁石
合金組織の構造に何ら対策手段を講じていないのが実状
である。
また、不純物を除去することにより逆磁区核の発生及び
その成長を抑制する方法としては2例えば酸化物相及び
Bリッチ相等の生成を抑制することが考えられ、酸化物
については磁石中の酸素を低減することにより抑制する
ことが可能である。
また、Bリッチ相については従来材では多く存在し そ
の大きさは正方品と同程度にもなることから5不純物相
としての欠陥だけでなく1 場合によっては大きな磁気
的空間となり減磁界形成の要因にもなる。しかしながら
、従来より実用レベルの高い磁気特性を得るためには、
Bの含有量を高くせざるを得ないのが実状であり2例え
ば特開昭5946008号公報及び前摘の特開昭59−
64733号公報で+1.1kOe以上の1llcを確
保するためには、B含有量を2〜28原子%に特定して
おり、1llcを3 koeにするためには、B含有量
は少なくとも4原子%必要であるとし、更に実用レベル
の高い1tlcを得るためには、Bの含有量をさらに高
くすることを教示している。
即ち、従来技術では、B含有量を少なくするとα−Fe
が析出しやすくなりこれに伴いi II cは急激に低
下するので、 iHcを高めるためにB含有量を多くす
ることから、Bリッチ相の生成を抑制することはできな
かった。従ってこのようにBを多く含み、不純物相とし
て多(のBリッチ相を含有する従来材を実用化するため
には2高温時の不可逆減磁対策として、前述のごとく極
めて高いiHcが必要となる。
本発明の目的はこのようなR−Fe−Co−B系永久磁
石の問題、とりわけ、不可逆減磁の問題点を解決するこ
とにあり、従来材のように、1llcを極めて高くする
ことなく比較的低いi It cでも不可逆減磁が小さ
く熱安定性に優れた永久磁石合金を提供することにある
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、これらの問題点を解決するための手段と
して、[石合金の組織構造による抜本的な不可逆減磁の
改善を鋭意検討した結果、正方晶構造を有する磁性結晶
粒及びRリッチ粒界相を均質にし、且つ磁性結晶粒の各
々を該粒界相で被覆することにより、従来材に比べて著
しく不可逆減磁が改善されることを見い出し、更には、
これらの効果を一層高めるために、Bリッチ相を除去す
るという従来技術では、予想すら困難であった新規技術
を見出すに至り、従来材より低いiHcでも高温に於け
る不可逆減磁が極めて小さく、且つ同等以上の最大エネ
ルギー積を有する新規な永久磁石合金の提供を可能とし
た。即ち、従来技術ではもはや高い磁気特性が得られず
実用範囲外とされていたB含有量2原子%未満領域でも
実用に耐え得る良好な磁気特性を付与し得る新規な技術
を見出したことにより1画期的な不可逆減磁の改善に至
ったのである。
すなわち本発明によれば、R−Fe−Co−B−C系合
金磁石(但しRはR=R,若しくはR=R1+R2であ
って、R1はNd、Pr、Ce、La、Y、Smより選
ばれる少なくとも1種,R2はTb、 Dy、 Gd、
 Ho、 Er。
Tm、Ybより選ばれる少なくとも1種)において。
該合金中、前記の磁性結晶粒の各々が1粒界相で覆われ
ており、この粒界相は、16重量%以下(0重量%を含
まず)のC1又は16重量%以下(0重量%を含まず)
のC及び50重量%以下(0重量%を含まず)のR2を
含むことを特徴とする不可逆減磁の小さい熱安定性に優
れたR −F e−Co−B −C系永久磁石合金を提
供する。
ここで該磁性結晶粒は1粒径が好ましくは0.3〜15
0μmの範囲にあり、この粒径の各結晶粒を覆っている
粒界相の厚みは0.001〜30μmの範囲である。
本発明磁石の好ましい組成(磁性結晶粒と粒界相の全体
の組成)は、原子百分比で、 R(RはR=R,若しく
はR=R,十Rzであって、R9はNdPr、Ce、L
a、Y、Smより選ばれる少なくとも1種R2は、  
”T’b、 Dy、 Gd、 Ho、 Er、 Tm、
 Ybより選ばれる少なくとも1種):10〜30%、
R2:Q〜20%CO:40%以下(0原子%を含まず
)、B:2%未満(0原子%を含まず)、C:0%、残
部がFe及び製造上不可避的な不純物からなる。
[作用] 本発明合金において不可逆Kmを小さくする効果はBが
2%以上でも十分発揮されるものではあるが、特にBが
2%未満と少ない場合には、不可逆減磁が顕著に良好と
なり、しかも磁気特性は従来材と同等以上である。
更にR2が無添加であっても、従来材に比べて不可逆減
磁は著しく小さくなるが、R2を0.04〜20原子%
含有せしめることにより、−層効果的に小さくできる。
本発明による永久磁石の特徴は、従来のように磁石の1
llcを極めて高くしなくても、高温時の不可逆減磁が
小さいことであり1例えば、パーミアンス係数(Pc)
が3,1)Icが13kOeの磁石を環境温度160°
Cで30分放置した後、室温に戻した時、その不可逆減
磁率は一3%である。他方、同しくpc3で1llc 
19kOeの従来材を上記と同一の方法で測定した不可
逆減磁率が一8%であり、1llcが十分高いにも拘ら
ず大きな劣化を示す。従ってこのような高温の環境下で
も本発明磁石の不可逆減磁特性は、従来材に比べて十分
低い1llcでも極めて良好であり、この点でまったく
新規な永久磁石であるといえる。
なお、これら材料の(BH)IIIaxの温度依存性を
後述の第2図に示すが2図から明らかのように。
上記同様、従来材に比べて本発明による永久磁石合金で
は高温時の特性劣化が少なく、この点においても熱安定
性に優れた新規な永久磁石であるといえる。但し該温度
依存性の評価は、不可逆減磁率とは異なり、設定加熱温
度における測定値を示す。
一方2本発明磁石の磁気特性については9等方性焼結磁
石では、Br≧4000(G)、 iHc≧4000 
(Oe) 。
(B H)may≧4 (MGOe)、異方性焼結磁石
では、  Br≧7000(G)  iHc≧4000
(Oe) 、 (B H)may≧10(MGOe)で
あり、従来のR−Fe−B系永久磁石と同等以上の(直
を有する。
このような新規な不可逆減磁特性は5本発明磁石を構成
している各磁性結晶粒の周囲を適切なC又はCとR2含
有量をもつ非磁性相で覆ったことによって得られたもの
である。即ち1本発明者等は非磁性相である粒界相にC
(炭素)の所定量を含有せしめることにより、つまり酸
相の16重量%以下がCとなるように、好ましくは0.
05〜111%の範囲になるように含有させることによ
り、この非磁性相をより均質にし、不可逆減磁特性を改
善できることを見い出した。更には酸相の50重量%以
下、好ましくは004〜50重量%がR2となるように
酸相にR2を含有させることにより1−層効果的となる
ことを見出した。R2の含有は該粒界相の融点を高め9
例えば磁石合金が、焼結体であれば、焼結時の象、速な
液相焼結に伴う空隙等の発生又は粒界相の不均一分布を
抑制することができることがわかった。つまり、このよ
うtζ井磁性相で各磁性結晶粒を被覆すれば、従来材と
同等のB含有量でも不可逆減磁を改善することができる
こと、更にはこのC含有粒界相の形成下、Bを2原子%
未渦に低減することにより、磁気、特性は従来の同等レ
ヘル以上でありながら不可逆id iffが画期的に改
善され、更に、この非磁性粒界相に前記R2を共存させ
るとその効果は一層良好となることが明らかとなった。
〔発明の詳細な 説明磁石はC(炭素)の利用の仕方に大きな特徴がある
ので先ずこの点から説明する。
従来より、この種の磁石において一般にCは不可避的に
混入する不純物元素とされており、特別のことがない限
り積極的に添加する合金元素とは扱われていなかった。
例えば前出特開昭59−46008号公報では、CでB
の一部を置換することを開示するが、これは磁石中のB
の含有量を2〜28原子%と規定し2原子%未溝のB量
では保磁力111cが1 koe未満になるので2原子
%のB量を必要とするが、Bの多量の含有ではコストが
高くなるのでコストダウンのメリットから、この場合に
はBの一部をCで置換することが可能であると述べられ
ているに過ぎない。更に特開昭59−163803号公
報にはR−Fe−Co−B−C系磁石が開示され、磁石
中のBの含有量を2〜28原子%、Cの含有量を4原子
%以下と規定し、BとCの具体的な併用を開示している
が、Cの併用にも拘らずBの含有量を2原子%以上を必
須とし、2原子%未満のBfiでは上記特開昭59−4
6008号公報と同様にi If cが1 koe未満
となると説明されている。すなわち、該公報が指摘する
ように、Cは磁気特性を低下させる不純物であると把握
されており1例えば粉末の成形時に用いる滑剤等からの
Cの混入は不可避であり。
又、これを完全に取り除く操作はコストアンプを招くと
いう理由からハードフェライト磁石相当のB r 40
00 Gまでなら、Cの含有量として4原子%以下を許
容できると提案するも゛のであり、Cは磁気特性につい
ては消極的な作用をもつものであり必ずしもCを必須と
はしていない。またC含有の粒界相(非磁性相)の形成
、さらにはCと前記R2含有の粒界相(非磁性相)の形
成についてはこれらの公報では全く示唆されていない。
さらに特開昭62−13304号公報ではR−Fe−C
B−C系磁石において、耐酸化性を改善するためにはC
量が多いと良くないと教示し5 cの含有量を0.05
重量%(原子百分比で約0.3%)以下に抑制すること
を桿案じ、更に他の出願人による特開昭63−7710
3号公報でも同し目的がらCを1100Opp以下にす
ることを提案している。このように従来においてCは磁
気特性および耐酸化性について消極的元素とされており
、必須の添加元素とはされていなかった。
本発明者等は、CをBの単なる置換元素とじて含有させ
るのではなく、磁性結晶粒を包囲する非磁性相(粒界)
中にCを積極的に含有させるという添加の仕方をするな
らば、従来の常識に反してCは磁石の不可逆減磁の改善
に太き(寄与できることを見い出したものであり、更に
はCと共にR2をこの相に含有させることによって一層
これらの効果が有利に発現することを見出した。即ち、
このような非磁性相へのCの含有によって、Bの含有量
が公知の通常範囲であっても従来に比べて低いiHcで
不可逆減磁が改善されるのであるが、特に2原子%未満
のBilの場合にはその効果が更に著しいものになるこ
とがわかった。尚、従来ではBの含有量が2原子%未満
ではiHcが1 kOe以下になるとされていたのであ
るが5本発明では2原子%未溝のB量であっても1ll
cは4 kOe以上となる。このような本発明による新
規な効果は磁性結晶ねの各々を包囲するC又はC及びR
7含有粒界相の形成によってもたらされ、このことから
、これまでの磁気特性の低下及び耐酸化の劣化をもたら
していたCを消極元素とする従来磁石とは全く異なり、
Cを必須とする新規な磁石の発明を完成することができ
た。
この場合、磁性結晶粒の各々を包囲するC又はC及びR
1含有粒界相は、C又はC及びR2以外に磁石を構成し
ている合金元素の少なくとも1種以上を含むものである
。このような不可逆Mlの改善をもたらす粒界相の形成
は、磁石中における磁性結晶間に存在する粒界相にC又
はC及びR2を含有せしめることにより可能となる。
その理由については以下のように推察する。
該粒界相が上記磁性結晶粒を構成している合金元素の少
なくともIf!I!以上を含むことは既に述べたが、こ
のうちFe又はCOの遷移金属元素はαFeやR(Fe
、Co)、等の軟質な磁性相の生成を招きやすく、これ
らの相が僅かに生成しても逆磁区様の発生及びその成長
を促進し、不可逆減磁の劣化をもたらす。これに対して
1本発明による永久磁石合金の粒界相では、不定比なR
−Fe−C。
C系の金属間化合物が生成していると推定され、これに
より上記不純物の生成が抑制されていると考えられる。
このことは、該粒界相が均質な非磁性相であるというこ
とであり、これにより逆磁区様の発生が抑制されると推
定される。又、一般にR2は磁性結晶粒の異方性磁界を
高め、 iHcを向上させる効果を有し、これにより不
可逆減磁は改善される。加えて、磁石合金が焼結体であ
れば、その焼結に際して粒界相が先ず液相となる。いわ
ゆる液相焼結の形をとるが、該粒界相におけるR2の共
存は粒界相の融点を高めることから、加熱に伴う象徴な
液相移動が緩和され、その結果、該粒界相が磁性結晶粒
子の周囲を比較的均一に覆い又空隙等の粒界相欠陥が抑
制されると推定される。
これによって上記同様に、被覆の欠陥等による逆磁区様
の発生及びその成長が抑制されると考えられる。
一方、Bを2原子%未満とすることにより、不可逆減磁
は著しく改善されるが、これは従来材では必ず存在する
Bリッチ相が抑制されたことによると推定される。
つまり、この場合も上記同様Bリッチ相が逆磁区発生点
となっていたと考えられる。尚、従来においてはBを2
%未満にすると、α−Feの生成が容易となり磁気特性
の著しい劣化が生じると報告されているが9本発明によ
る永久磁石合金ではC含有粒界相によりα−Feの生成
が抑制され、従来材と同等以上の特性レベルが可能とな
る。
このように2本発明者等は個々の磁性結晶粒をC又はC
及びR2含有粒界相で被覆することにより、従来材に比
べて低いiHcでも不可逆減磁を著しく改善せしめ、特
に高温での改善効果が太き(更にB含有量の低減により
一層その効果が著しくなることを見出し、公知の技術で
は困難であった熱安定性の良好な永久磁石を発明するに
至った。
このC又はC及びR2含有粒界相は前記のようにC又は
C及びR2以外に、磁石を構成している合金元素の少な
くとも1種以上を含んでいるが。
そのC含有量は粒界相組成において16重量%以下(0
重量%を含まず)であることが必要である。
すなわち1粒界相中のCは該粒界相を均質な非磁性相と
するだけでなく、Bの減少に伴うiHcの低下を抑制す
る効果をもたらすことから、その含有量は粒界相の組成
において好ましくは0.05〜16重量%、更に好まし
くは0.1〜16重量%重量須とする。Cの含有量が0
.05重量%未満では粒界相を均質な非磁性相にするこ
とが不十分でi II cが4 KOe未満となること
もある。一方7粒界相中のC量が16重量%を超えると
磁石のBrの低下が著しくもはや実用が困難となる。又
、該粒界相組成においてR2が0でも従来技術に比べて
不可逆減磁は改善され2本発明の前記目的が達成される
のであるが、好ましくは0.04〜50重量%の範囲の
共存においてより一層の効果がある。粒界相中のR2量
が50重量%を超えると、不可逆減磁は更に改善される
ものの、Brの著しい低下を招く。
この粒界相については個々の磁性結晶粒を均一に被覆す
ることが重要であるが、その厚みは0.001μm未満
ではi II cの低下が著しく、又3oμmを超える
とBrがもはや本発明で意図する値を満足しなくなるの
で0.001μ11〜30μmの範囲、好ましくはo、
oosμm〜15μmの範囲とするのがよい。なおこの
厚みは粒界三重点も含むものである。この厚みはTEM
を用いて測定することができる (後記の実施例でもこ
の測定によった) 一方、この粒界相で囲われる各磁性結晶自身は周知のR
−Fe−Co−B−(C)系永久磁石と同様の組成であ
ってもよい。しかしBが低量であっても本発明磁石の場
合には良好な磁気特性を発現できる。本発明の合金磁石
の組成(磁性結晶粒と粒界相とを併せた全体の組成)は
、好ましくは原子百分比でR:10〜30%、  R,
、: 0〜20%、B:2%未満(0原子%を含まず)
、Co:40%以下(0原子%を含まず)、C:0.1
〜20%、残部Fe及び製造上不可避な不純物からなる
。更に好ましくは原子百分比で、R:10〜30%、 
 R、: 0.04〜20%Co:40%以下(0原子
%を含まず)、B:2%未満(O原子%を含まず)、C
:0.1〜20%、残部:Fe及び製造上不可避的な不
純物からなる。
本発明において、磁石中の総C含有量は好ましくは0.
1〜20原子%である。磁石中の総C含有量が20原子
%を超えるとBrの低下が著しく1本発明で目的とする
等方性焼結磁石としてのBr≧4KG、並びに異方性焼
結磁石としてのBr≧7KGの値を満足しなくなる。一
方、0.1原子%未満ではもはや不可逆減磁を改善する
ことが困難となる。
このように磁石中の総C含有量としては好ましくは0.
1〜20原子%とするが、前述の粒界相中のCは不可逆
K ’411を改善するだけでなく、Bの減少に伴うi
 If cの低下を抑制する効果をもたらすことがら、
その含有量は粒界相の組成において16重量%以下 (
0重量%は含まず)、好ましくはO,OS〜16重量%
、更に好ましくは0.1〜16重四%を必須とする。C
の原料としては、カーボンブラック、高純度カーボン又
はNd−C,Fe−C等の合金を用いることができる。
Rは、R−R1若しくはR= R,十R1であって、こ
こでR6はY、La、Ce、Nd、Pr及び5I11の
フち1種又は2種以上が用いられる。なお2種以」二の
混合物であるミツシュメタル、ジジム等も用いることが
できる。R1はTb、 Dy、 Gd、 Ho、 Er
T m及びybのうち1種又は2種以上である。ここで
Rを好ましくは、 10〜3o原子%とするのは、この
範囲内ではBrが実用上非常に優れるためである。又R
2を0〜2o原子%とするのは、R2は無添加でも従来
技術に比べて不可逆減磁は改善されるが、好ましくは0
.04〜20%でより一層の効果があり、他方20原子
%を超えるとBrが著しく低下するためである。
Bとしては、純ボロン又はフェロボロンを用いることが
でき、その含有量は公知の範囲である2原子%以上でも
従来材に比べて不可逆減磁は改善され9本発明の前記目
的は達成されるのであるが好ましくはBは2原子%未満
、更に好ましくは1.8原子%以下においてより一層の
効果がある。他方。
B無添加ではi 11 cが極端に低下し本発明の目的
を達成できなくなる。フェロボロンとしてはAI、Si
等の不純物を含有するものでも用いることができる。
Coとしては、電解コバルト若しくはNd−C。
Fe−Co、Co−C等の合金を用いることができ。
磁石中に含有する総C量(粒界相と磁性結晶粒のCo量
を合計した値)は40原子%以下(0原子%を含まず)
とする。このようにCo量を限定する理由は、Coを含
有せしめることにより、キューリー点を高め、残留磁束
密度の温度係数を小さくする効果があり、一方総Co1
jlが40原子%を超えると、Brや1llcの磁気特
性の減少が著しくなって本発明の意図する永久磁石とは
ならないからである。
本発明の永久磁石合金は、前述のように厚みが0.00
1〜30 // m、好ましくは0.001〜15 、
I/ mの範囲のC含有粒界相で各々の磁性結晶粒が覆
われているものであるが、その磁性結晶粒の粒径は0.
3〜150μm、好ましくは0.5〜50μmの範囲に
ある。磁性結晶粒の粒径が0.3μm未満になるとHi
eが4 KOe未満となり、また150μmを超えると
1110の低下が著しくなり1本発明磁石の特徴が損な
われる。なおこの結晶粒の粒径の測定はSEMによって
、また組成分析はEPMAを用いて正確に行うことがで
きる (後記実施例でもこれらの測定を行った)。
本発明の永久磁石を製造するには、該永久磁石合金が焼
結体の場合には、溶解・鋳造・粉砕・成形・焼結、若し
くは溶解・鋳造・粉砕・成形・焼結・熱処理の一連の工
程からなる従来同様の方法でも作製可能であるが、好ま
しくは上記製造プロセスにおいて、鋳造後に該鋳造合金
を熱処理する工程を導入するか、または粉砕時若しくは
粉砕後にC原料の一部若しくは全量を二次添加する工程
を導入すること、さらにはこの二つの工程を組合わせて
導入することによって、有利に製造することができる。
尚、R2の一部若しくは全量を二次添加してもよい。他
方、該永久磁石合金が鋳造合金である場合には、熱間塑
性加工法を用いることによって、前述の効果を発揮する
良好な本発明の永久磁石合金を作製することができる。
尚、このような本発明による永久磁石合金は熱安定性に
優れたものであるが、一方耐酸化性についても従来材に
比べて画期的に改善されていることから、従来のように
磁石の最外表面を耐酸化性の保護被覆で被覆しなくても
、磁石自身が極めて優れた耐酸化性を有するので、場合
によっては前記保護被覆の形成は不要となる。なお9本
発明による永久磁石合金から調整された合金粉末は、従
来材に比べて熱安定性および耐酸化性の良好なボンド磁
石を提供することができる。
このように本発明による永久磁石合金は、従来のものに
比べて熱安定性及び耐酸化性が著しく優れ1又、良好な
磁気特性を有することがら種々の磁石応用製品に好適に
用いられる。磁石応用製品としては1例えば次の製品が
挙げられる。
DCブラシレスモーター、サーボモーター等の各種モー
ター;駆動用アクチュエーター、光学ピックアップ用F
/Tアクチュエーター等の各種アクチュエーター;スピ
ーカー、ヘッドホン、イヤホン等の各種音響機器;回転
センサー、磁気センサー等の各種センサーiMRI等の
電磁石代替製品;リードリレー、有極リレー等の各種リ
レー;ブレーキ、クラッチ等の各種磁気カップリング;
ブザチャイム等の各種振動発振機;マグネットセパレー
ター、マグネットチャック等の各種吸着用機器;電磁開
閉器、マイクロスイッチ、ロッドレスエアーシリンダー
等の各種開閉制御機器;光アイソレータ−、クライスト
ロン、マグネトロン等の各種マイクロ波機器;マグネッ
ト発電器;健康器具、玩具等である。なお、このような
磁石応用製品は一例であり、これらに限定されるもので
はない。
また9本発明による永久磁石合金の特徴は熱安定性に優
れ、錆にくいことであり高い環境温度で使用しても、従
来材よりも特性の劣化は少なく。
又従来材のように磁石品の最外露出表面に耐酸化性保護
被膜を形成しなくても高い磁気特性を保持しながら該磁
石自身に優れた耐酸化性が付与されていることから、保
護被膜が不要となることはもとより3特殊な環境用とし
て保護被膜の必要が生じた場合でも、磁石内部がらの錆
の発生がないので、保護被膜を形成するさいの接着性が
良好であると共に、被膜の剥離や被膜厚みの変動による
寸法精度の問題等が解消され、熱安定性及び耐酸化性を
必要とする用途には最適な永久磁石を提供できる。
以下に実施例を挙げて本発明磁石の特性を明らかにする
〔実施例1〕 原料として純度99.9%の電解鉄、純度99.5%の
電解コバルト、ボロン含有tt19.32%のフェロポ
ロン合金、純度99.5%のカーボンブラック及び純度
98.5%(不純物として他の希土類金属を含有する)
のネオジウム金属を使用し1組成比(原子比)として1
8 N d−59F e−15Co−I B −0,2
Cとなるように計量・配合し、真空中、高周波誘導炉で
熔解した後、水冷銅鋳型中に鋳込み9合金塊を得た。こ
のようにして得られた合金塊を680°Cで15時間加
熱後、炉内放冷した。次いで該合金塊をショークラッシ
ャーで破砕した後、アルゴンガス中でスタンプミルを用
いて一10On+eshまで粗砕した後1組成比(原子
比)が18 N d−59F e−15Co−I B 
−T Cとなるように、更に純度99.5%のカーボン
ブラックを該粗砕物に添加し1次いで、振動ミルを用い
て平均粒子径5μmまで粉砕した。このようにして得ら
れた合金粉末を10 KOeの磁界中1 ton/cm
”の圧力で成形した後、アルゴンガス中1120’CT
:1時間保持した後、急、冷し、焼結体を得た。
なお、比較例1として、原料はカーボンブラックを除き
上記実施例1と同一とし、!11成比が18Nd61 
F e−15Co−6Bとなるように計量・配合し1実
施例Iと同様に(但しカーボンブラックは無添加)溶解
後、粗砕、微粉砕、磁場成形し5次いで焼結急冷して焼
結体を得た。
このようにして得られた焼結体の不可逆ill率をフラ
ックスメーターを用いて次の手順で測定した。
(1)パーミアンス係数(P c)が3になるように形
状調整した上記焼結体試料を50KOeで着磁後1室温
(2“5°C)でフラックスを測定する。この時のフラ
ックス値を八〇とする。
(2)ついで上記試料を所定の温度(t”c)で120
分間加熱処理した後、室温まで冷却し、再びフラックス
を測定する。この時のフラックス値をA、とする。
(3)不可逆減磁率の値を次の式で算出する。
は、上記(1)〜(3)の操作を繰り返す。上記測定法
に基づく焼結体の不可逆減磁率の評価として、加熱処理
温度40,60,80,100,120,140及び1
60″cにおける測定値を第1図に、又160°Cにお
ける値を表1に示した。
第1図から明らかのように2本発明による実施例Iの焼
結体(C含有粒界相で各磁性結晶粒を被覆してなる焼結
体)では、比較例1 (C含有の粒界相を持たない焼結
体)に比較して室温(25°C)における保磁力(iH
c)が0.9KOe低いにも拘らず。
高温時の不可逆減磁率が小さくなっている。例えば実施
例1の焼結体の160°Cにおける不可逆fIIi磁率
は−16,8%であるのに対して、比較例1のものでは
−28,2%と本発明の実施例1に比べて11.4%も
劣化している。
一方、熱安定性の別の評価として、上記焼結体の所定加
熱温度における最大エネルギー積(B H)waxの温
度依存性を評価した。
該評価は不可逆i%3iifi率とは異なり、所定温度
の加熱状態にある焼結体をVSMにより測定する方法で
あるが、その評価として加熱処理温度を25(室温)、
90,140及び160°Cとした場合の(BH)+a
xを第2図に示した。
第2図から明らかなように、この場合も本発明による実
施例1の焼結体では比較例1に比べて室温(25°C)
における(BH)+waxが1.7(MGOe)低いに
も拘らず、高温時の(BH)awayは高<、160’
Cでの値は16.1 (MGOe)であるのに対して、
比較例1では10.9 (MGOe)であり1本発明の
実施例1に比べると5.2(MGOe)劣化している。
また、実施例1の焼結体の粒界相におけるC含有量をE
PMAを用いて測定した結果は4.3重量%であった。
更に磁性結晶粒の粒径を焼結組織のSIEMによる観察
から100個を測定したところ、その範囲は1.1〜3
4μ−であった、一方、 TEMにより測定した粒界相
の厚みは0.015〜5.9μ−であった、これらの値
を表1に示した。又室温(25℃)における磁気特性と
して、 VSMを用いて測定したBr+IHc及び(B
H)waxO値も表1に示した。
このように1本発明による永久磁石合金は比較例1のも
のに比べてiHcが低いにも拘らず熱安定性に優れてい
ることが明らかである。
なお、上記焼結体の耐酸化性の評価(耐候性試験)とし
て、温度60℃、湿度90%の恒温・恒温下で6ケ月間
(5040時間)放置した時のBr、 Hlcの減少率
を測定したところ、Brニー0.25%、iHcニー0
.11%と極めて小さく、また外観観察では錆がほとん
ど認められず、耐酸化性が著しく向上していることが明
らかになった。これに対して比較例Iの焼結体ではわず
か1ケ月(720時間)後の減少率がBr: −7,8
%、 rHc:  2.4%となり、これ以上の放置時
間では、原形を留めないほど錆が激しく測定不能であっ
た。
このように本発明による永久磁石合金は比較例1のもの
に比べて耐酸化性にも優れているこ止がわかる。
〔実施例2〜5〕 カーボン量が2表1に示す組成比になるように。
カーボンブランクを微粉砕時に連添した以外は実施例1
と同様の操作を行い焼結体を得た。尚実施例2は熔解時
にカーボンブラックを添加せず微粉砕時の添加のみであ
る。
更に、比較例2として18 N d−64F (+−1
5Co−3Bまた比較例3として18Nd−66Fe−
15Co−IBとなるように計量・配合した後、比較例
1と同様な操作を行い焼結体を得た。
このようにして得られた焼結体の160°Cにおける不
可逆減磁率9粒界相におけるcl、磁性結晶粒径2粒界
相の厚み及び磁気特性を実施例1と同一の方法で評価し
、その結果を表1に示した。又160°Cにおける不可
逆減磁率と室温に於ける111cとの関係を第3図に示
した。図中−ム−のラインが本発明による実施例であり
、−〇−のラインが比較例(但し比較例3を除く)であ
る。
図から明らかなように1本発明に従う合金組成(原子百
分率)並びに粒界相の要件を備えた焼結体ハ、いずれも
比較例2のものに比べて1f(cが低いにも拘らず、不
可逆減磁率が小さいことがわかる。
なお、比較例3では粒界相中にCが含有されておらず、
磁気特性は低い値となった。
〔実施例6〜10〕 原料の溶解時に8表2に示すネオジウム(Nd)及びジ
スプロニウム(Dy)itになるように計量・配合し、
更にはカーボン量も同じく表2に示す組成比になるよう
にカーボンブラックを微粉砕時に追撚した以外は全て実
施例1と同一の操作を行って焼結体を得た。なお、実施
例6は溶解時にカーボンブラックを添加せず、微粉砕時
の添加のみである。
更に、比較例4として17.5 N d−0,5D y
−61F e15Co−6B、比較例5として17.5
 N d−0,5D y−66F e15Co−IB、
又比較例6として17.5 N d−0,5D y58
Fe−15Co−IB−23Cとなるように計量・配合
した後、比較例1と同様な操作を行い焼結体を得た。
尚、ジスプロニウム(Dy)の原料としては、純度97
%(不純物として、他の希土類を含有する)のジスプロ
ニウム金属を用いた。
このようにして得られた焼結体の160°Cにおける不
可逆fIi磁率磁率1相界相けるC量及びDy量。
磁性結晶粒径1粒界相の厚み及び磁気特性を、実施例1
と同一の方法で評価し、その結果を表2に示した。
又、160°Cにおける不可逆減磁率と室温におけるi
Hcとの関係を第3図に示した9図中−・−のラインが
本発明による実施例であり、−〇−のラインが比較例(
但し比較例5.6を除く)である。
図から明らかのように2本発明に従う合金組成(原子百
分率)並びに粒界相の要件を備えた焼結体は、いずれも
比較例4のものに比べて、 iHcが低いにも拘らず不
可逆減磁率が小さいことがわかる。特に図中−ム−で示
すR2無添加ラインに比べて不可逆減磁率が小さくなっ
ている。
なお、上記焼結体の(13)1)+l1axの温度依存
性を実施例1と同一の方法で評価し、その結果を第2図
に示した。第2図から明らかのように1本発明による実
施例日の焼結体では、比較例4に比べて室温における(
BH)waxが、はぼ同等であるにも拘らず、高温時の
(BH)waxは高<、160℃での値は21 、7 
(MGOe)であるのに対して、比較例4では12.0
(MGOe)と著しく劣化している。
このように本発明による永久磁石合金は、比較例4の公
知なものに比べてiHcが低いにも拘らず熱安定性に著
しく優れ、又室温における磁石特性も同等レベルにある
ことがわかる。
又、比較例5では粒界相中にCが含有されていないので
、[気持性は低い値となった。一方比較例6では粒界相
中のC含有量が過大なためにBr値が低くなっている。
なお、上記実施例8で得られた焼結体の耐酸化性の評価
として、実施例1と同一の方法で評価したところBr及
びHlcの減少率が、  Br ; −0,22%。
iHc ;−0,09%と極めて小さく、外観観察でも
錆がほとんど認められず、耐酸化性が著しく向上してい
ることが明らかになった。これに対して比較例4の焼結
体では、1か月収上放置すると原形を留めないほど鯖が
激しく測定不能であった。
このように本発明による永久磁石合金は比較例4のもの
に比べて耐酸化性にも優れていることがわかる。
〔実施例11〜15] 原料の溶解時に表3に示すボロン(B)量になるように
計量・配合し、更にはカーボン量も同しく表3に示す組
成比になるようにカーボンブランクを微粉砕時に全量添
加した以外は、全て実施例1と同様の操作を行って焼結
体を得た。
尚、比較例7はボロン(B)量をO原子%とした例であ
り、ボロンを配合しなかった以外は上記と同様な操作を
行い焼結体を得たものである。
このようにして得られた焼結体の160“Cにおける不
可逆減磁率5粒界相におけるC量、磁性結晶粒径9粒界
相の厚み及び磁気特性を実施例1と同一の方法で評価し
、その結果を表3に示した。
又、 160’Cにおける不可逆減磁率と室温における
1llcとの関係を第3図に示した。図中−ムマーのラ
インが本発明による実施例であり、このうち−ム−のラ
インはボロン含有量B<2.0原子%、他方−マーのラ
インはボロン含有量B≧20原子%に対応している。な
お、比較例7のボロン無添加では(BH)waxは0で
あった。
図に見られるように9本発明に従う合金組成並びに粒界
相の要件を備えた焼結体は、比較例(但し、比較例7を
除く)のラインー〇−と比べていずれの場合もiHcが
低いにも拘らず不可逆減磁率が小さいことがわかる。特
にボロン含有NB〈2.0原子%では、B≧2.0原子
%よりも不可逆減磁率は小さくなっている。
〔実施例16〜19〕 原料の溶解時に表4に示すネオジウム(Nd)。
ジスプロニウム (Dy)及びボロン(B)Iになるよ
うに計量・配合した以外は、全て実施例1と同様の操作
を行い焼結体を得た。
このようにして得られた焼結体の160°Cにおける不
可逆減磁率1粒界相におけるcl及びDy量。
磁性結晶粒径1粒界相の厚み及び磁気特性を実施例1と
同一の方法で評価し、その結果を表4に示した。
又、160°Cにおける不可逆減磁率と室温におけるi
 tl cとの関係を第3図に示した0図中−・−−◎
−のラインが本発明による実施例であり、このうち−・
−のラインはボロン含有IB<2.0原子%5−◎−の
ラインはポロン含有i1B≧2.0原子%に対応してい
る。
図に見られるように2本発明に従う合金組成並びに粒界
相の要件を備えた焼結体は、比較例のラインー〇−のも
のと比べると、いずれの場合もiHcが低いにも拘らず
不可逆減磁率が小さいことがわかる。この不可逆減磁率
の改善効果は、B−3原子%の実施例18.及びB=5
原子%の実施例19でも十分大きいが、特に2原子%未
溝において顕著である。
〔実施例20〜25〕 原料の溶解時に表5に示すネオジウム(Nd)及びジス
プロニウム(Dy)量になるように計量・配合した以外
は、全て実施例1と同様の操作を行い焼結体を得た。
更に、比較例8〜10として、原料の溶解時に表5に示
すネオジウム(Nd)及びジスプロニウム(Dy)ff
iになるように計量・配合した以外は、全て比較例1と
同様の操作を行い焼結体を得た。
このようにして得られた焼結体の160°Cにおける不
可逆減磁率8粒界相におけるC量およびDy量、磁性結
晶粒径3粒界相の厚み及び磁気特性を実施例1と同一の
方法で評価し、その結果を表5に示した。
また 160°Cにおける不可逆減磁率と室温における
iHcとの関係を第3図に示した。図中、−・のライン
が本発明による実施例であり、−〇−のラインが比較例
である。
図から明らかなように1本発明に従う合金組成(原子百
分率)並びに粒界相の要件を備えた焼結体は、いずれも
比較例8〜10のものに比べてiHcが低いにも拘らず
不可逆減磁率が小さいことがわかる。
更に、実施例21及び比較例10の焼結体の不可逆減磁
率として、加熱処理温度40.60.80.120.1
40及び160°Cにおける測定値を第1図に示した。
第1図から明らかなように1本発明による実施例21の
焼結体では、比較例10に比較して、室温におけるi 
II cが5.4kOe低いにも拘らず各所定温度にお
ける不可逆減磁率は全て小さく、又加熱処理温度が高温
になっても、その劣化は僅かである。一方、比較例では
著しい劣化を示す。即ち、160’cにおける不可逆減
磁率が実施例21で−1,8%であるのに対して、比較
例10では−11,9%と本発明に比べて10.1%も
劣化している。
このように本発明による永久磁石合金は、比較例のもの
に比べてiHcが低いにも拘らず熱安定性に優れており
、又磁石特性も同等以上であることがわかる。
〔実施例26〜33) 原料の熔解時に9表6に示すネオジウム(Nd)ジスプ
ロニウム(Dy)及びコバルト(Co)Iになるように
計量・配合した以外は、全て実°施例1と同様の操作を
行い焼結体を得た。
このようにして得られた焼結体の160″Cにおける不
可逆減磁率1粒界相におけるC量およびDy量、磁性結
晶粒径9粒界相の厚み及び磁気特性を実施例1と同一の
方法で評価し、その結果を表6に示した。
また、160°Cにおける不可逆減磁率と室温における
iHcとの関係を第3図に示した。図中、−・のライン
が本発明による実施例であり、−〇−のラインが比較例
である。
図から明らかなように9本発明に従う合金組成並びに粒
界相の要件を備えた焼結体は5いずれも比較例のものに
比べて、 iHcが低いにも拘らず不可逆l1ff率が
小さいことがわかる。
〔実施例34〜43] 原料の熔解時にネオジウム(Nd)に換えて表7に示す
希土類元素を添加し、又ボロン(B)量が表7に示す組
成比になるようにした以外は、全て実施例1と同様の操
作を行い焼結体を得た。
尚、実施例34〜37は、熔解時にカーボンブランクを
添加せず微粉砕時の添加のみである。
このようにして得られた焼結体の160°Cにおける不
可逆減磁率5粒界相におけるclおよびDy量、磁性結
晶粒径1 粒界相の厚み及び磁気特性を実施例1と同一
の方法で評価し、その結果を表7に示した。
また、160°Cにおける不可逆減磁率と室温における
i If cとの関係を第3図に示した。図中、−・の
ラインが本発明による実施例であり、−〇−のラインが
比較例である。
図から明らかなように2本発明に従う合金組成並びに粒
界相の要件を備えた焼結体は、いずれも比較例の公知な
ものに比べて、 iHcが低いにも拘らず不可逆減磁率
が小さいことがわかる。
〔実施例44〕 原料の溶解時に表8に示すネオジウム(Nd)及びジス
プロニウム(D y) 量になるように計量・配合し、
更には合金微粉末を%[項中で成形した以外は、全て実
施例1と同様の操作を行い焼結体を得た。
このようにして得られた焼結体の160°Cにおける不
可逆減磁率1粒界相におけるC量およびDy量、磁性結
晶粒径1粒界相の厚み及び磁気特性を実施例1と同一の
方法で評価し、その結果を表8に示した。
また、160”Cにおける不可逆減磁率と室温における
1llcとの関係を第3図に示した。図中、−・のライ
ンが本発明による実施例であり、−〇−のラインが比較
例である。
図から明らかなように1本発明に従う合金組成並びに粒
界相の要件を備えた焼結体は、いずれも比較例の公知な
ものに比べて、 iHcが低いにも拘らず不可逆減磁率
が小さいことがわかる。
〔実施例45〜48〕 原料の溶解時に表8に示す名オジウム(Nd)及びジス
プロニウム(Dy)ffiになるように計量・配合し、
またカーボン量が表8に示す組成比となるようにした以
外は、全て実施例1と同様の操作を行い焼結体を得た。
なお、実施例45.47は熔解時にカーボンブラ・7り
を添加せず微粉砕時の添加のみである。
このようにして得られた焼結体の160°Cにおける不
可逆減磁率1粒界相におけるC量およびDy量、m性結
晶粒径9粒界相の厚み及び磁気特性を実施例1と同一の
方法で評価し、その結果を表8に示した。
また、160°Cにおける不可逆減磁率と室温における
Hlcとの関係を第3図に示した。図中、−・−及び−
ム−のラインが本発明による実施例であり○−のライン
が比較例である。
図から明らかなように9本発明に従う合金組成並びに粒
界相の要件を備えた焼結体は、いずれも比較例の公知な
ものに比べて、 Hlcが低いにも拘らず不可逆減磁率
が小さいことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、C又はC及びDy含有粒界相で各磁性結晶粒
を被覆してなる本発明の焼結体磁石(実施例1.21)
  の40.60,80,100,120,140及び
160°Cにおける不可逆減磁率の変化を3該粒界相を
もたない比較例(1,10)のものと対比して示した図
。 第2図は3本発明の焼結体磁石(実施例1,8)の室a
(25°C”) 及ヒ90.140.160°Cに加熱
状態で測定した(BH)maxの変化を比較例(1,4
)のものと対比して示した図 第3図は1本発明の焼結体磁石の不可逆減磁率と室温(
25°C)におけるiHcとき関係を比較例のものと対
比して示した図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)R−Fe−Co−B−C系合金磁石(但し,Rは
    R=R_1若しくはR=R_1+R_2であって,R_
    1はNd,Pr,Ce,La,Y,Smより選ばれる少
    なくとも1種,R_2はTb,Dy,Gd,Ho,Er
    ,Tm,Ybより選ばれる少なくとも1種)において,
    該合金の磁性結晶粒の各々が,16重量%以下(0重量
    %を含まず)のCを含む粒界相で覆われていることを特
    徴とする不可逆減磁の小さい熱安定性に優れた永久磁石
    合金。
  2. (2)粒界相は16重量%以下(0重量%を含まず)の
    Cと50重量%以下(0重量%を含まず)のR_2を含
    む請求項1に記載の永久磁石合金。
  3. (3)磁性結晶粒は,粒径が0.3〜150μmの範囲
    にあり,粒界相の厚みが0.001〜30μmの範囲に
    ある請求項1又は2に記載の永久磁石合金。
  4. (4)粒界相の0.05〜16重量%がCである請求項
    1,2又は3に記載の永久磁石合金。
  5. (5)粒界相の0.05〜16重量%がCであり,粒界
    相の0.04〜50重量%がR_2である請求項2又は
    3に記載の永久磁石合金。
  6. (6)該磁性合金の組成(磁性結晶粒と粒界相とを併せ
    た全体の組成)が原子百分比で,R:10〜30%,R
    _2:0〜20%,B:2%未満(0原子%を含まず)
    ,C:0.1〜20%,Co:40%以下(0原子%を
    含まず),残部がFe及び製造上不可避的な不純物から
    なる請求項1,2,3,4又は5に記載の永久磁石合金
  7. (7)該磁性合金の組成(磁性結晶粒と粒界相とを併せ
    た全体の組成)が,原子百分比で,R:10〜30%,
    R_2:0.04〜20%,B:2%未満(0原子%を
    含まず),C:0.1〜20%,Co:40%以下(0
    原子%を含まず),残部がFe及び製造上不可避的な不
    純物からなる請求項1,2,3,4又は5に記載の永久
    磁石合金。
JP2234371A 1990-09-06 1990-09-06 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR‐Fe‐Co‐B‐C系永久磁石合金 Expired - Fee Related JP2740981B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2234371A JP2740981B2 (ja) 1990-09-06 1990-09-06 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR‐Fe‐Co‐B‐C系永久磁石合金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2234371A JP2740981B2 (ja) 1990-09-06 1990-09-06 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR‐Fe‐Co‐B‐C系永久磁石合金

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04116144A true JPH04116144A (ja) 1992-04-16
JP2740981B2 JP2740981B2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=16969961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2234371A Expired - Fee Related JP2740981B2 (ja) 1990-09-06 1990-09-06 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR‐Fe‐Co‐B‐C系永久磁石合金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2740981B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0680054A1 (en) * 1994-04-29 1995-11-02 Crucible Materials Corporation Re-Fe-B magnets and manufacturing method for the same
WO2000006792A1 (fr) * 1998-07-29 2000-02-10 Dowa Mining Co., Ltd. Alliage magnetique permanent presentant une excellente resistance a la chaleur, et son procede de production
US6319336B1 (en) 1998-07-29 2001-11-20 Dowa Mining Co., Ltd. Permanent magnet alloy having improved heat resistance and process for production thereof
KR100384624B1 (ko) * 1995-10-07 2003-08-14 크루서블 머티리얼스 코포레이션 영구자석합금및그의제조방법
JP2008045216A (ja) * 1998-07-29 2008-02-28 Dowa Holdings Co Ltd 耐熱性に優れた永久磁石合金
WO2013122255A1 (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Tdk株式会社 R-t-b系焼結磁石
WO2013122256A1 (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Tdk株式会社 R-t-b系焼結磁石
JP2015213146A (ja) * 2014-04-15 2015-11-26 Tdk株式会社 永久磁石および可変磁束モータ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0680054A1 (en) * 1994-04-29 1995-11-02 Crucible Materials Corporation Re-Fe-B magnets and manufacturing method for the same
KR100384624B1 (ko) * 1995-10-07 2003-08-14 크루서블 머티리얼스 코포레이션 영구자석합금및그의제조방법
JP2008045216A (ja) * 1998-07-29 2008-02-28 Dowa Holdings Co Ltd 耐熱性に優れた永久磁石合金
CN1098368C (zh) * 1998-07-29 2003-01-08 同和矿业株式会社 耐热性优良的永磁体合金及其制造方法
US6319336B1 (en) 1998-07-29 2001-11-20 Dowa Mining Co., Ltd. Permanent magnet alloy having improved heat resistance and process for production thereof
EP1607491A1 (en) * 1998-07-29 2005-12-21 Dowa Mining Co., Ltd. Permanent magnet alloy having improved heat resistance and process for production thereof
WO2000006792A1 (fr) * 1998-07-29 2000-02-10 Dowa Mining Co., Ltd. Alliage magnetique permanent presentant une excellente resistance a la chaleur, et son procede de production
WO2013122255A1 (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Tdk株式会社 R-t-b系焼結磁石
WO2013122256A1 (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Tdk株式会社 R-t-b系焼結磁石
CN104137197A (zh) * 2012-02-13 2014-11-05 Tdk株式会社 R-t-b系烧结磁体
US9514869B2 (en) 2012-02-13 2016-12-06 Tdk Corporation R-T-B based sintered magnet
US9773599B2 (en) 2012-02-13 2017-09-26 Tdk Corporation R-T-B based sintered magnet
JP2015213146A (ja) * 2014-04-15 2015-11-26 Tdk株式会社 永久磁石および可変磁束モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2740981B2 (ja) 1998-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6303480B2 (ja) 希土類磁石
JP6274216B2 (ja) R−t−b系焼結磁石、および、モータ
JP6330813B2 (ja) R−t−b系焼結磁石、および、モータ
JP6476640B2 (ja) R−t−b系焼結磁石
US10256016B2 (en) Rare earth based magnet
JP2023509225A (ja) 重希土類合金、ネオジム鉄ホウ素永久磁石材料、原料及び製造方法
US5589009A (en) RE-Fe-B magnets and manufacturing method for the same
JP5999080B2 (ja) 希土類磁石
JP2015119131A (ja) 希土類磁石
JPH04116144A (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR‐Fe‐Co‐B‐C系永久磁石合金
JP2794496B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR−Fe−Co−B−C系永久磁石合金
JP2739525B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR−Fe−B−C系永久磁石合金
JPS61221353A (ja) 永久磁石材料
JP6255977B2 (ja) 希土類磁石
JP2740901B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR−Fe−Co−B−C系永久磁石合金
JP2794494B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR−Fe−Co−B−C系永久磁石合金
JP2739502B2 (ja) 耐酸化性の優れた永久磁石合金
JP2743114B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR‐Fe‐B‐C系永久磁石合金
JP2740902B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR−Fe−Co−B−C系永久磁石合金
JP2794497B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR−Fe−B−C系永久磁石合金
JP2794493B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR−Fe−B−C系永久磁石合金
JP2794495B2 (ja) 不可逆減磁の小さい熱安定性に優れたR−Fe−B−C系永久磁石合金
JP2779654B2 (ja) 耐酸化性の優れた焼結永久磁石合金
JPS63213637A (ja) 強磁性合金
JPH02156510A (ja) 永久磁石

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees