JPH04115251A - 写真フイルムパトローネ - Google Patents
写真フイルムパトローネInfo
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- JPH04115251A JPH04115251A JP2412415A JP41241590A JPH04115251A JP H04115251 A JPH04115251 A JP H04115251A JP 2412415 A JP2412415 A JP 2412415A JP 41241590 A JP41241590 A JP 41241590A JP H04115251 A JPH04115251 A JP H04115251A
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- film
- cartridge
- flange
- spool shaft
- photographic film
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- Granted
Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims abstract description 25
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract description 3
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 30
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 210000005182 tip of the tongue Anatomy 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/28—Locating light-sensitive material within camera
- G03B17/30—Locating spools or other rotatable holders of coiled film
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/26—Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
- G03B2217/266—Thrust-type cartridges
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
［０００１］
本発明は、写真フィルムを収納する写真フィルムパトロ
ーネに関するものである。 ［０００２］ ［従来の技術］ 従来、パトローネ本体から写真フィルムの先端を予め引
き出しておかなくてもカメラへの装填が可能で、しかも
、カメラ側の給送機構を簡略化することができ・る写真
フィルムパトローネがある。この写真フィルムパトロー
ネは、フィルム先端がパトローネ本体内に収納され、ス
プール軸をフィルム送り出し方向に回転させることによ
ってフィルム先端をパトローネのポート部から外部に送
り出す構造である。 このような写真フィルムパトローネの中で米国特許第４
８３４３０６号（特開平１−３０６８４５号公報に対応
）に開示されているフイルムパＩ・ローネには、フィル
ムを巻回させたスプール軸の両端にフランジを回動自在
に設けており、これらのフランジの外周には、内側に向
かって***させた舌片が設けられている。 すなわち、フィルムの最外周は、フランジに設けられた
舌片の内側に挟み込まれており、この舌片によりフィル
ム最外周の巻き緩みが防止されている。そして、フィル
ムがポート口に向かう位置には、フランジの相互間が幅
広になるように、フランジを外向きに変形させるための
広開突起が設けられている。すなわち、ポート部付近で
は、常時広開突起がフランジを押し広げており、これら
のフランジに設けた舌片に挟み込まれていたフィルムの
最外周は、舌片から脱出できる。これにより、スプール
軸をフィルム送り出し方向に回転させるとフィルム先端
がポート部からパトローネ外部に送り出されるものであ
る。 ［０００３］
ーネに関するものである。 ［０００２］ ［従来の技術］ 従来、パトローネ本体から写真フィルムの先端を予め引
き出しておかなくてもカメラへの装填が可能で、しかも
、カメラ側の給送機構を簡略化することができ・る写真
フィルムパトローネがある。この写真フィルムパトロー
ネは、フィルム先端がパトローネ本体内に収納され、ス
プール軸をフィルム送り出し方向に回転させることによ
ってフィルム先端をパトローネのポート部から外部に送
り出す構造である。 このような写真フィルムパトローネの中で米国特許第４
８３４３０６号（特開平１−３０６８４５号公報に対応
）に開示されているフイルムパＩ・ローネには、フィル
ムを巻回させたスプール軸の両端にフランジを回動自在
に設けており、これらのフランジの外周には、内側に向
かって***させた舌片が設けられている。 すなわち、フィルムの最外周は、フランジに設けられた
舌片の内側に挟み込まれており、この舌片によりフィル
ム最外周の巻き緩みが防止されている。そして、フィル
ムがポート口に向かう位置には、フランジの相互間が幅
広になるように、フランジを外向きに変形させるための
広開突起が設けられている。すなわち、ポート部付近で
は、常時広開突起がフランジを押し広げており、これら
のフランジに設けた舌片に挟み込まれていたフィルムの
最外周は、舌片から脱出できる。これにより、スプール
軸をフィルム送り出し方向に回転させるとフィルム先端
がポート部からパトローネ外部に送り出されるものであ
る。 ［０００３］
しかしながら、上記記載の写真フィルムパトローネでは
、広開突起がフランジを常時変形させているため、変形
させる荷重が小さくても、時間が経過するにつれて発生
するクリープにより、フランジが元の形状に戻らなくな
る欠点がある。 すなわち、フランジが元の形状に戻らなくなるとフラン
ジに設けた舌片がフィルム最外周を挟み込まず、フィル
ム最外周の巻き緩みが発生し、スプール軸を回転させて
もフィルムがポート部から送り出されなくなる。また、
広開突起と、この広開突起により押し広げられているフ
ランジとの接触面には、大きな摩擦力が発生する。すな
わち、スプール軸に大きな負荷がかかるため、カメラ側
の給送機構は、スプール軸を回転させるための大きな回
転トルクを発生させる機構が必要であり、コストアップ
につながる。 本発明は、このような背景を考慮してなされたもので、
フランジの変形を防止するとともに、従来どおり写真フ
ィルム最外周の巻き緩みを防止させ、スプール軸を回転
させる回転トルクを軽減させる写真フィルムパトローネ
を提供することを目的とする。 ［０００４］
、広開突起がフランジを常時変形させているため、変形
させる荷重が小さくても、時間が経過するにつれて発生
するクリープにより、フランジが元の形状に戻らなくな
る欠点がある。 すなわち、フランジが元の形状に戻らなくなるとフラン
ジに設けた舌片がフィルム最外周を挟み込まず、フィル
ム最外周の巻き緩みが発生し、スプール軸を回転させて
もフィルムがポート部から送り出されなくなる。また、
広開突起と、この広開突起により押し広げられているフ
ランジとの接触面には、大きな摩擦力が発生する。すな
わち、スプール軸に大きな負荷がかかるため、カメラ側
の給送機構は、スプール軸を回転させるための大きな回
転トルクを発生させる機構が必要であり、コストアップ
につながる。 本発明は、このような背景を考慮してなされたもので、
フランジの変形を防止するとともに、従来どおり写真フ
ィルム最外周の巻き緩みを防止させ、スプール軸を回転
させる回転トルクを軽減させる写真フィルムパトローネ
を提供することを目的とする。 ［０００４］
本発明は上記目的を達成するにあたり、スプール軸の両
端で回動自在に設けられたフランジと、これらのフラン
ジ外周の内側に向かって突出して形成され、前記スプー
ル軸に巻回されたフィルム最外周の巻き緩みを防止する
舌片と、ノ（トローネ内部に設けられ、前記フランジを
スプール軸に対して傾いた角度で回動自在に規制する第
１規制リブと、前記フランジがスプール軸に対して傾く
角度の限界を規制する第２規制リブとを備えるとともに
、前記フィルム先端の幅を各舌片の先端間の距離より狭
く、カリフィルム先端の側端と撮影可能部分の側端との
段差が緩やかな曲線となるように形成し、この段差がフ
ィルム送り出し時に舌片に当接してフランジを押し広げ
るようにしたものである。 また、スプール軸の両端で回動自在に設けられたフラン
ジと、これらのフランジ外周の内側に向かって突出して
形成され、前記スプール軸に巻回されたフィルム最外周
の巻き緩みを防止する舌片と、フィルムがポート口に向
かう位置で、前記舌片と当接してフランジ間隔を広げた
状態で規制する広開突起と、パトローネ内部に設けられ
、前記フランジをスプール軸に対して傾いた角度で回動
自在に規制する規制リブとを設けたものである。 ［０００５］
端で回動自在に設けられたフランジと、これらのフラン
ジ外周の内側に向かって突出して形成され、前記スプー
ル軸に巻回されたフィルム最外周の巻き緩みを防止する
舌片と、ノ（トローネ内部に設けられ、前記フランジを
スプール軸に対して傾いた角度で回動自在に規制する第
１規制リブと、前記フランジがスプール軸に対して傾く
角度の限界を規制する第２規制リブとを備えるとともに
、前記フィルム先端の幅を各舌片の先端間の距離より狭
く、カリフィルム先端の側端と撮影可能部分の側端との
段差が緩やかな曲線となるように形成し、この段差がフ
ィルム送り出し時に舌片に当接してフランジを押し広げ
るようにしたものである。 また、スプール軸の両端で回動自在に設けられたフラン
ジと、これらのフランジ外周の内側に向かって突出して
形成され、前記スプール軸に巻回されたフィルム最外周
の巻き緩みを防止する舌片と、フィルムがポート口に向
かう位置で、前記舌片と当接してフランジ間隔を広げた
状態で規制する広開突起と、パトローネ内部に設けられ
、前記フランジをスプール軸に対して傾いた角度で回動
自在に規制する規制リブとを設けたものである。 ［０００５］
本発明の実施例に係る写真フィルムパトローネ１の断面
図を示す図２、及び、図２に示すＩ−Ｉ・線に沿って切
断して示した図１において、写真フイルムノｆ）口−ネ
１は、スプール軸１０と、フランジ１１と、これらを光
密に収納するパトローネ本体１２とから構成される。パ
トローネ本体１２は、図２に示すＩ−Ｉ線に沿って切断
したパトローネ上部１３とパトローネ下部１４とからな
り、それぞれは、プラスチック等で一体成型されている
。これらのパトローネ上・下部１３゜１４は、超音波溶
着等によって光密に固着されている。このとき、パトロ
ーネ上・下部１３．１４を合体させた状態で維持する位
置決め治具が使用される。この位置決め治具にパトロー
ネ上・下部１３．１４を位置決めするために、パトロー
ネ上・下部１３．１４には、位置決めリブ１５がそれぞ
れ三箇所づつ設けられている。 ［０００６］ 写真フィルム１６は、末端がスプール軸１０の開口部１
７に固定され、スプール軸１０に巻回されている。写真
フィルム１６のフィルム先端部１６ａは、その幅が写真
フィルム１６の幅より狭く形成されていおり、その段差
が半径５ｍｍ以上の緩やかな曲線部１６ｂで結ばれてい
る。また、ポートロ１８に設けられた分離爪１９によっ
てフィルム先端部１６ａが写真フィルム１６の最外周か
ら分離される際にジャミングを起こさないようにフィル
ム先端部１６ａの前端は斜めにカットされている。 ［０００７］ スプール軸１０は、両縁に設けられた鍔２０をパトロー
ネ上・下部１３．１４のそれぞれに設けた軸受部２１で
挟み込むことによって軸支される。これらの鍔２０内側
には、フランジ１１がそれぞれ配置されている。これら
のフランジ１１は、スプール軸１０と別体で形成されて
おり、フランジ１１の外周には、写真フィルム１６を巻
回した方向に突出させた舌片２２が設けられている。こ
の舌片２２により、写真フィルム１６の最外周の巻き緩
みが防止される。 ［０００８］ パトローネ本体１２内には、フランジ１１をスプール軸
１０に対して傾いた角度で位置させるために、規制リブ
２３，２４を設けている。規制リブ２３は、パトローネ
上・下部１３．１４に設けられた軸受部２１の側面内部
からフランジ１１方向に三箇所***させたリブであり、
図２に示すＩ−Ｉ線に対して直角に交差するように形成
されている。この規制リブ２３は、フランジ１１の舌片
２２を設けた面と反対の面に当接しており、写真フィル
ム１６の最外周を挟み込む位置にフランジ１１を規制し
ている。この規制位置における舌片２２の先端同士の距
離は、フィルム先端部１６ａの幅より僅かに広くなるよ
うにしている。これによって、フィルム先端部１６ａだ
けは舌片２２に規制されず、フィルム送り出し時に分離
爪１９によってフィルム先端部１６ａが写真フィルム１
６の最外周から分離される。 ［０００９］ 規制リブ２４は、ポートロ１８近傍に設けられ、前記規
制リブ２３と同様にパトローネ上・下部１３．１４の内
部側面からフランジ１１方向に***させたリブであり、
その高さは規制リブ２３より低く設定されている。この
規制リブ２４によってポートロ１８付近におけるフラン
ジ１１の傾きの限界が規定され、写真フィルム１６の必
要以上の巻き緩みが防止される。また、フランジ１１の
外面が規制リブ２４に当接した際には、フランジ１１に
設けた舌片２２の内側から内側までの間隔が写真フィル
ム１６の幅より充分に広くなるので、舌片２２に挟み込
まれていた写真フィルム１６がポートロ１８付近で脱出
できるとともに、フランジ１１がスプール軸１０に対し
て傾いた角度で回動自在に配置される。 ［００１０１ 図１に示すポートロ１８を形成しているパトローネ本体
１２の内面には、上下方向から***した給送用リブ２５
が設けられている。この給送用リブ２５は、写真フィル
ム１６のパーフォレーション２６と対応する位置で写真
フィルム１６が通過する方向に沿って***しており、写
真フィルム１６がポートロ１８を通過するときには、写
真フィルム１６のパーフォレーション２６の位置と接触
し、露光画面を保護する。 ［００１１］ なお、ポートロ１８には、周知のようにテレンプ２７が
設けられており、このテレンプ２７により、ポートロ１
８から入射する光が遮蔽されるものである。 ［００１２］ 次に、以上のように構成された実施例の作用について簡
単に説明する。 写真フィルム１６のフィルム先端部１６ａをパトローネ
本体１２の外部に送り出す場合は、図２に示すスプール
軸１０を左回転させる。これにより、フィルム先端部１
６ａは、分離爪１９で分離されてポートロ１８に向かう
。スプール軸１０の回転が進むと、写真フィルム１６の
曲線部１６ｂが舌片２２の先端に当接しこれを外方に押
すのでフランジ１１は左右外方に開き、その外面は規制
リブ２４に当接する。これによって舌片２２の先端間の
距離は写真フィルム１６の幅より広くなり、写真フィル
ム１６は舌片２２の規制から解放されてポートロ１８か
らパトローネ本体１２の外部に送り出される。 ［００１３］ 送り出された写真フィルム１６を巻き戻す場合には、ス
プール軸１０を右回転させる。これにより、写真フィル
ム１６は、パーフォレーション２６の位置と給送用リブ
２５とが接触しながら巻き戻される。これによれば、フ
ィルム露光面にキズを付けずに巻き戻せるものである。 なお、スプール軸１０は、パトローネ本体１２の外形か
ら突出していない。すなわち、ユーザーなどが簡単にス
プール軸１０を回転させることができないようになって
いる。 ［００１４］ フィルム巻戻し中、或いは、送り出し中に写真フィルム
１６の巻き緩みが発生した場合は、写真フィルム１６の
最外周が舌片２２の内側を押圧し、これによる摩擦係合
により、フランジ１１が回転する。すなわち、写真フィ
ルム１６の最外周の巻き緩みが発生ずるとフランジ１１
が回転し、写真フィルム１６の巻戻し、又は、送り出し
を可能にするものである。 ［００１５］ なお、上記実施例の規制リブ２３，２４は、パトローネ
上・下部１３．１４の接合部に対して直角に交差する位
置に設けられているため、パトローネ上・下部１３．１
４のそれぞれに一体成型できる効果があるとともに、成
型時に、図１に示すパトローネ本体１２の左・右側面全
面の平面精度が向上するものである。 ［００１６］ また、本発明では、スプール軸１０とフランジ１１とが
別体で設けられているため、スプール軸１０とフランジ
１１とに隙間が発生する。このため、スプール軸１０と
パトローネ本体１２とが軸支された部分２０．２１では
、光を遮蔽する構造とする必要がある。このため、上記
実施例では、スプール軸１０の両縁側に鍔２０を設けた
構造にしている。このような実施例以外の構造としては
、パトローネ本体１２にスプール軸１０を軸支した部分
に発生する隙間をスプール軸１０方向に対して直角方向
に屈折させるようにした構造でもよい。 ［００１７］ さらに、本発明では、スプール軸１０と、フランジ１１
と、パトローネ本体１２とを同じ材質で形成すると、超
音波シール時にそれらが互いに摺動し、この時に発生す
る摩擦熱によって、溶着してしまうため、別々の材質で
形成していることは、いうまでもない。そして、本発明
に係るスプール軸１０と、フランジ１１とは、長期的に
使用可能となり、再使用することができる。これによれ
ば、本発明の写真フィルムパトローネ１がコストダウン
となるものである。 ［００１８］ つぎに、本発明の別の実施例を図３及び図４を参照して
説明する。写真フィルムパトローネ３０は、パトローネ
本体３１内に規制リブ３２と広開突起３３とを設け、フ
−“ランノ１１をスプール軸１０に対して傾いた角度で
位置させることにより、写真フィルム３４をポートロ３
５から送り出すようにしたものである。 ［００１９］ 規制リブ３２は、前記規制リブ２３と同様に写真フィル
ム３４の最外周を挟み込む位置にフランジ１１を規制す
るために、パトローネ上・下部３６．３７の内壁面から
フランジ１１方向に三箇所***させたリブであり、図３
に示すＩＶ−ＩＶ線に対して直角に交差するように形成
されている。 ［００２０１ 広開突起３３は、写真フィルム３４がポートロ３５に向
かう位置に二箇所設けた突起である。これらの広開突起
３３は、フランジ１１に設けた舌片２２の内側から内側
までの間隔を、写真フィルム３４の幅より充分に広い間
隔の位置に形成されており、この位置でプランジ１１の
舌片２２と当接している。これによって舌片２２に挟み
込まれていた写真フィルム３４がポートロ３５付近で脱
出できるとともに、フランジ１１がスプール軸１０に対
して傾いた角度で回動自在に配置される。 ［００２１］ このように構成された写真フィルムパトローネ３０のス
プール軸１−０を左回転させると、写真フィルム３４先
端は、分離爪３８で分離されてポートロ３５からパトロ
ーネ本体３１の外部に送り出される。なお、写真フィル
ム３４の先端がフランジ１１の舌片２２から外れた状態
の場合は、そのままの状態で回転されるように、パトロ
ーネ本体３１の内面とフランジ１１の外周面との隙間を
約０．２ｍｍ程度確保している。 ［００２２］ また、本発明によれば、写真フィルム３４を収納した状
態で写真フィルム３４の先端を送り出す時に必要なスプ
ール軸１０の回転トルクを測定してみると２２０ｇ−ｃ
ｍの値であった。この値は、従来技術に記載した写真フ
ィルムパトローネを使用して前述と同様に測定した値３
５０ｇ・ｃｍに比べ、かなりの効果が得られた値である
。 ［００２３］ さらに、本発明者は、規制リブ３２とフランジ１１とが
接触する全面と、広開突起３３とフランジ１１の舌片２
２とが接触する全面とに、約１０〜３０μｍの凹凸を形
成する加工（以下、「シボ加工」と称す）を行って、前
述と同様に測定してみると１７０ｇ−ｃｍの値であった
。これによれば、従来技術に記載した写真フィルムパト
ローネに比べ 約半分のトルクでスプール軸１０を回転
させることができ、カメラ側の給送機構が大幅にコスト
ダウンとなるものである。 ［００２４］
図を示す図２、及び、図２に示すＩ−Ｉ・線に沿って切
断して示した図１において、写真フイルムノｆ）口−ネ
１は、スプール軸１０と、フランジ１１と、これらを光
密に収納するパトローネ本体１２とから構成される。パ
トローネ本体１２は、図２に示すＩ−Ｉ線に沿って切断
したパトローネ上部１３とパトローネ下部１４とからな
り、それぞれは、プラスチック等で一体成型されている
。これらのパトローネ上・下部１３゜１４は、超音波溶
着等によって光密に固着されている。このとき、パトロ
ーネ上・下部１３．１４を合体させた状態で維持する位
置決め治具が使用される。この位置決め治具にパトロー
ネ上・下部１３．１４を位置決めするために、パトロー
ネ上・下部１３．１４には、位置決めリブ１５がそれぞ
れ三箇所づつ設けられている。 ［０００６］ 写真フィルム１６は、末端がスプール軸１０の開口部１
７に固定され、スプール軸１０に巻回されている。写真
フィルム１６のフィルム先端部１６ａは、その幅が写真
フィルム１６の幅より狭く形成されていおり、その段差
が半径５ｍｍ以上の緩やかな曲線部１６ｂで結ばれてい
る。また、ポートロ１８に設けられた分離爪１９によっ
てフィルム先端部１６ａが写真フィルム１６の最外周か
ら分離される際にジャミングを起こさないようにフィル
ム先端部１６ａの前端は斜めにカットされている。 ［０００７］ スプール軸１０は、両縁に設けられた鍔２０をパトロー
ネ上・下部１３．１４のそれぞれに設けた軸受部２１で
挟み込むことによって軸支される。これらの鍔２０内側
には、フランジ１１がそれぞれ配置されている。これら
のフランジ１１は、スプール軸１０と別体で形成されて
おり、フランジ１１の外周には、写真フィルム１６を巻
回した方向に突出させた舌片２２が設けられている。こ
の舌片２２により、写真フィルム１６の最外周の巻き緩
みが防止される。 ［０００８］ パトローネ本体１２内には、フランジ１１をスプール軸
１０に対して傾いた角度で位置させるために、規制リブ
２３，２４を設けている。規制リブ２３は、パトローネ
上・下部１３．１４に設けられた軸受部２１の側面内部
からフランジ１１方向に三箇所***させたリブであり、
図２に示すＩ−Ｉ線に対して直角に交差するように形成
されている。この規制リブ２３は、フランジ１１の舌片
２２を設けた面と反対の面に当接しており、写真フィル
ム１６の最外周を挟み込む位置にフランジ１１を規制し
ている。この規制位置における舌片２２の先端同士の距
離は、フィルム先端部１６ａの幅より僅かに広くなるよ
うにしている。これによって、フィルム先端部１６ａだ
けは舌片２２に規制されず、フィルム送り出し時に分離
爪１９によってフィルム先端部１６ａが写真フィルム１
６の最外周から分離される。 ［０００９］ 規制リブ２４は、ポートロ１８近傍に設けられ、前記規
制リブ２３と同様にパトローネ上・下部１３．１４の内
部側面からフランジ１１方向に***させたリブであり、
その高さは規制リブ２３より低く設定されている。この
規制リブ２４によってポートロ１８付近におけるフラン
ジ１１の傾きの限界が規定され、写真フィルム１６の必
要以上の巻き緩みが防止される。また、フランジ１１の
外面が規制リブ２４に当接した際には、フランジ１１に
設けた舌片２２の内側から内側までの間隔が写真フィル
ム１６の幅より充分に広くなるので、舌片２２に挟み込
まれていた写真フィルム１６がポートロ１８付近で脱出
できるとともに、フランジ１１がスプール軸１０に対し
て傾いた角度で回動自在に配置される。 ［００１０１ 図１に示すポートロ１８を形成しているパトローネ本体
１２の内面には、上下方向から***した給送用リブ２５
が設けられている。この給送用リブ２５は、写真フィル
ム１６のパーフォレーション２６と対応する位置で写真
フィルム１６が通過する方向に沿って***しており、写
真フィルム１６がポートロ１８を通過するときには、写
真フィルム１６のパーフォレーション２６の位置と接触
し、露光画面を保護する。 ［００１１］ なお、ポートロ１８には、周知のようにテレンプ２７が
設けられており、このテレンプ２７により、ポートロ１
８から入射する光が遮蔽されるものである。 ［００１２］ 次に、以上のように構成された実施例の作用について簡
単に説明する。 写真フィルム１６のフィルム先端部１６ａをパトローネ
本体１２の外部に送り出す場合は、図２に示すスプール
軸１０を左回転させる。これにより、フィルム先端部１
６ａは、分離爪１９で分離されてポートロ１８に向かう
。スプール軸１０の回転が進むと、写真フィルム１６の
曲線部１６ｂが舌片２２の先端に当接しこれを外方に押
すのでフランジ１１は左右外方に開き、その外面は規制
リブ２４に当接する。これによって舌片２２の先端間の
距離は写真フィルム１６の幅より広くなり、写真フィル
ム１６は舌片２２の規制から解放されてポートロ１８か
らパトローネ本体１２の外部に送り出される。 ［００１３］ 送り出された写真フィルム１６を巻き戻す場合には、ス
プール軸１０を右回転させる。これにより、写真フィル
ム１６は、パーフォレーション２６の位置と給送用リブ
２５とが接触しながら巻き戻される。これによれば、フ
ィルム露光面にキズを付けずに巻き戻せるものである。 なお、スプール軸１０は、パトローネ本体１２の外形か
ら突出していない。すなわち、ユーザーなどが簡単にス
プール軸１０を回転させることができないようになって
いる。 ［００１４］ フィルム巻戻し中、或いは、送り出し中に写真フィルム
１６の巻き緩みが発生した場合は、写真フィルム１６の
最外周が舌片２２の内側を押圧し、これによる摩擦係合
により、フランジ１１が回転する。すなわち、写真フィ
ルム１６の最外周の巻き緩みが発生ずるとフランジ１１
が回転し、写真フィルム１６の巻戻し、又は、送り出し
を可能にするものである。 ［００１５］ なお、上記実施例の規制リブ２３，２４は、パトローネ
上・下部１３．１４の接合部に対して直角に交差する位
置に設けられているため、パトローネ上・下部１３．１
４のそれぞれに一体成型できる効果があるとともに、成
型時に、図１に示すパトローネ本体１２の左・右側面全
面の平面精度が向上するものである。 ［００１６］ また、本発明では、スプール軸１０とフランジ１１とが
別体で設けられているため、スプール軸１０とフランジ
１１とに隙間が発生する。このため、スプール軸１０と
パトローネ本体１２とが軸支された部分２０．２１では
、光を遮蔽する構造とする必要がある。このため、上記
実施例では、スプール軸１０の両縁側に鍔２０を設けた
構造にしている。このような実施例以外の構造としては
、パトローネ本体１２にスプール軸１０を軸支した部分
に発生する隙間をスプール軸１０方向に対して直角方向
に屈折させるようにした構造でもよい。 ［００１７］ さらに、本発明では、スプール軸１０と、フランジ１１
と、パトローネ本体１２とを同じ材質で形成すると、超
音波シール時にそれらが互いに摺動し、この時に発生す
る摩擦熱によって、溶着してしまうため、別々の材質で
形成していることは、いうまでもない。そして、本発明
に係るスプール軸１０と、フランジ１１とは、長期的に
使用可能となり、再使用することができる。これによれ
ば、本発明の写真フィルムパトローネ１がコストダウン
となるものである。 ［００１８］ つぎに、本発明の別の実施例を図３及び図４を参照して
説明する。写真フィルムパトローネ３０は、パトローネ
本体３１内に規制リブ３２と広開突起３３とを設け、フ
−“ランノ１１をスプール軸１０に対して傾いた角度で
位置させることにより、写真フィルム３４をポートロ３
５から送り出すようにしたものである。 ［００１９］ 規制リブ３２は、前記規制リブ２３と同様に写真フィル
ム３４の最外周を挟み込む位置にフランジ１１を規制す
るために、パトローネ上・下部３６．３７の内壁面から
フランジ１１方向に三箇所***させたリブであり、図３
に示すＩＶ−ＩＶ線に対して直角に交差するように形成
されている。 ［００２０１ 広開突起３３は、写真フィルム３４がポートロ３５に向
かう位置に二箇所設けた突起である。これらの広開突起
３３は、フランジ１１に設けた舌片２２の内側から内側
までの間隔を、写真フィルム３４の幅より充分に広い間
隔の位置に形成されており、この位置でプランジ１１の
舌片２２と当接している。これによって舌片２２に挟み
込まれていた写真フィルム３４がポートロ３５付近で脱
出できるとともに、フランジ１１がスプール軸１０に対
して傾いた角度で回動自在に配置される。 ［００２１］ このように構成された写真フィルムパトローネ３０のス
プール軸１−０を左回転させると、写真フィルム３４先
端は、分離爪３８で分離されてポートロ３５からパトロ
ーネ本体３１の外部に送り出される。なお、写真フィル
ム３４の先端がフランジ１１の舌片２２から外れた状態
の場合は、そのままの状態で回転されるように、パトロ
ーネ本体３１の内面とフランジ１１の外周面との隙間を
約０．２ｍｍ程度確保している。 ［００２２］ また、本発明によれば、写真フィルム３４を収納した状
態で写真フィルム３４の先端を送り出す時に必要なスプ
ール軸１０の回転トルクを測定してみると２２０ｇ−ｃ
ｍの値であった。この値は、従来技術に記載した写真フ
ィルムパトローネを使用して前述と同様に測定した値３
５０ｇ・ｃｍに比べ、かなりの効果が得られた値である
。 ［００２３］ さらに、本発明者は、規制リブ３２とフランジ１１とが
接触する全面と、広開突起３３とフランジ１１の舌片２
２とが接触する全面とに、約１０〜３０μｍの凹凸を形
成する加工（以下、「シボ加工」と称す）を行って、前
述と同様に測定してみると１７０ｇ−ｃｍの値であった
。これによれば、従来技術に記載した写真フィルムパト
ローネに比べ 約半分のトルクでスプール軸１０を回転
させることができ、カメラ側の給送機構が大幅にコスト
ダウンとなるものである。 ［００２４］
以上のように本発明の写真フィルムパトローネでは、規
制リブにより舌片を設けたフランジのスプール軸に対す
る角度を規制するとともに、フィルム先端部とフィルム
全幅との段差に設けた曲線部によりフィルム送り出し時
にポートロ付近のフランジを押し広げるようにした。も
しくは広開突起と規制リブとによりフランジをスプール
軸に対して傾いた角度で回動自在に配置したので、フラ
ンジが変形されずにフィルム最外周の巻き緩みを長期的
に防止するとともに、フィルム先端を確実に送り出しす
る。また、フランジを変形させていないため、スプール
軸を回転させる回転トルクが軽減する効果がある。さら
に、規制リブとフランジとが接触する全面と、広開突起
とフランジの舌片とが接触する全面とにシボ加工を行っ
た場合には、スプール軸の回転トルクが従来技術と比較
して約半分の回転トルクとなる効果がある。
制リブにより舌片を設けたフランジのスプール軸に対す
る角度を規制するとともに、フィルム先端部とフィルム
全幅との段差に設けた曲線部によりフィルム送り出し時
にポートロ付近のフランジを押し広げるようにした。も
しくは広開突起と規制リブとによりフランジをスプール
軸に対して傾いた角度で回動自在に配置したので、フラ
ンジが変形されずにフィルム最外周の巻き緩みを長期的
に防止するとともに、フィルム先端を確実に送り出しす
る。また、フランジを変形させていないため、スプール
軸を回転させる回転トルクが軽減する効果がある。さら
に、規制リブとフランジとが接触する全面と、広開突起
とフランジの舌片とが接触する全面とにシボ加工を行っ
た場合には、スプール軸の回転トルクが従来技術と比較
して約半分の回転トルクとなる効果がある。
【図１】
図２に示したＩ−Ｉ線に沿って切断した断面図である。
【図２】
本発明の実施例に係る写真フィルムパトローネの断面図
である。
である。
【図３】
本発明の別の実施例に係る写真フィルムパトローネの断
面図である。
面図である。
【図４】
図３に示したＩ Ｖ−Ｉ Ｖ線に沿って切断した断面図
である。
である。
１．３０ 写真フィルムパトローネ
１０ スプール軸
１１ フランジ
１２．３１ パトローネ本体
１３．３６ パトローネ上部
１４．３７ パトローネ下部
１６．３４ 写真フィルム
１６ａ フィルム先端部
１６ｂ 曲線部
１８．３５ ポートロ
１９．３８ 分離爪
２２ 舌片
２３．２４．３２ 規制リブ
２５ 給送用リブ
パーフォレーション
広開突起
【図１１
図面
一
一
ｕ
（Ｕ
【図２１
Ｖ
潰
鏑
［図３１
Ｌ
Claims (2)
- 【請求項１】パトローネ本体に回動自在に収納され、写
真フィルムが巻回されたスプール軸をフィルム送り出し
方向に回転させることにより、フィルム先端をパトロー
ネのポート口から外部に送り出す写真フィルムパトロー
ネにおいて、前記スプール軸の両端で回動自在に設けら
れたフランジと、これらのフランジ外周の内側に向かっ
て突出して形成され、前記スプール軸に巻回されたフィ
ルム最外周の巻き緩みを防止する舌片と、パトローネ内
部に設けられ、前記フランジをスプール軸に対して傾い
た角度で回動自在に規制する第１規制リブと、前記フラ
ンジがスプール軸に対して傾く角度の限界を規制する第
２規制リブとを備えるとともに、前記フィルム先端の幅
を各舌片の先端間の距離より狭く、かつフィルム先端の
側端と撮影可能部分の側端との段差が緩やかな曲線とな
るように形成し、この段差がフィルム送り出し時に舌片
に当接してフランジを押し広げるようにしたことを特徴
とする写真フィルムパトローネ。 - 【請求項２】パトローネ本体に回動自在に収納され、写
真フィルムが巻回されたスプール軸をフィルム送り出し
方向に回転させることにより、フィルム先端をパトロー
ネのポート口から外部に送り出す写真フィルムパトロー
ネにおいて、前記スプール軸の両端で回動自在に設けら
れたフランジと、これらのフランジ外周の内側に向かっ
て突出して形成され、前記スプール軸に巻回されたフィ
ルム最外周の巻き緩みを防止する舌片と、フィルムがポ
ート口に向かう位置で、前記舌片と当接してフランジ間
隔を拡げた状態で規制する広開突起と、パトローネ内部
に設けられ、前記フランジをスプール軸に対して傾いた
角度で回動自在に規制する規制リブとからなることを特
徴とする写真フィルムパトローネ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412415A JP2744141B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-12-20 | 写真フイルムパトローネ |
| US07/721,000 US5226613A (en) | 1990-07-09 | 1991-06-27 | Photographic film cassette |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-180993 | 1990-07-09 | ||
| JP18099390 | 1990-07-09 | ||
| JP2412415A JP2744141B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-12-20 | 写真フイルムパトローネ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04115251A true JPH04115251A (ja) | 1992-04-16 |
| JP2744141B2 JP2744141B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=26500336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2412415A Expired - Fee Related JP2744141B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-12-20 | 写真フイルムパトローネ |
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| US (1) | US5226613A (ja) |
| JP (1) | JP2744141B2 (ja) |
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- 1990-12-20 JP JP2412415A patent/JP2744141B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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