JPH04114405U - フイルタエレメントの内筒 - Google Patents

フイルタエレメントの内筒

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JPH04114405U
JPH04114405U JP1569591U JP1569591U JPH04114405U JP H04114405 U JPH04114405 U JP H04114405U JP 1569591 U JP1569591 U JP 1569591U JP 1569591 U JP1569591 U JP 1569591U JP H04114405 U JPH04114405 U JP H04114405U
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JP
Japan
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spiral
cylinder
inner cylinder
seam
filter element
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Application number
JP1569591U
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English (en)
Inventor
正彦 山崎
Original Assignee
山信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐圧強度の大きい螺旋状の継ぎ目部13を持
つスパイラル筒体14よりなるものでありながら、該継
ぎ目部13が邪魔にならず、アッパープレート及びエン
ドプレートと同心円的に嵌合でき、それら相互並びにプ
リーツ状のフィルタの接着支持がうまくできると共に、
そのプリーツ状のフィルタの折り幅寸法を最大にとれて
大きな濾過面積を有効に確保できるフィルタエレメント
の内筒を提供することにある。 【構成】 多数の小孔12aを穿設した長尺な金属帯板
12をスパイラル状に巻回すると共に、その金属帯板1
2の互いに隣接する両側縁部をはぜ継ぎすることによ
り、螺旋状に亘る継ぎ目部13を持つ所要長さのスパイ
ラル筒体14とし、且つそのスパイラル筒体14の両端
縁部に切欠15を設けて前記螺旋状継ぎ目部13の両端
末部分を除去したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主にオイル等の流体中の不純物を濾過捕集するフィルタエレメントの 中心コアとして利用される内筒に関し、特に多数の小孔付き金属帯板をスパイラ ル状に巻回した耐圧型のフィルタエレメントの内筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、オイル等の流体中の不純物を濾過捕集するフィルタエレメントでは、 図5に示す如く、流体の濾過面積を多く取るために、濾布をジグザグ状(プリー ツ状)に折曲して筒状に丸めたフィルタ1を用いている場合が多い。この場合、 フィルタ1内に多数の小孔2aを穿設した内筒(コア)2を挿入すると共に、そ の上端には流体出入口3を有するアッパープレート4を、下端にはエンドプレー ト5を嵌着している。
【0003】 こうした構成のフィルタエレメントにおける内筒2は、フィルタ1を通過する 流体圧により潰れないように耐圧的に大きな強度が必要される。このために従来 では薄鉄板製の内筒2の内周面に複数本のリブ状の補強リング6を溶接していた が、その製作作業が面倒でコスト高を招く。
【0004】 こうしたことから、近年では図4(a)(b)に示す内筒7のように、多数の 小孔8aを穿設した長尺な帯状薄鋼板8をスパイラル状に巻回すると共に、その 薄鋼板8の互いに隣接する両側縁部をはぜ継ぎすることにより、螺旋状に亘る継 ぎ目部9を持つ所要長さのスパイラル筒体10とした構成のものが考えられて来 ている。
【0005】 こうした構成のスパイラル状の内筒7であれば、筒体10の周面に継ぎ目部9 が螺旋状に亘って存在し、しかもその継ぎ目部9がはぜ継ぎにより肉厚化されて リブ状に突出した状態となることから、この継ぎ目部9が筒体10の補強作用を なし、別途補強リングを溶接しなくても十分な耐圧強度が得られ、製作コストの 低減が図れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した構成のスパイラル状の内筒7では、通常この筒体10の外 周面を基準面としてその周囲に前記プリーツ状のフィルタ1を巻き付けるように 囲設するので、この筒体10の外周面は上下に亘り平坦でリブ状の突起物が無い ことが好ましい。このために前記継ぎ目部9は図4に示した如く筒体10の内周 面側にリブ状に突出して螺旋状に亘るようにはぜ継ぎすることになる。こうした 場合、内筒7の筒体10の上下両端に前記図5に示したアッパープレート4及び エンドプレート5の内周フランジ筒部4a,5bを嵌合するのに、前記リブ状に 突出する継ぎ目部9の両端末部分が邪魔となり、その筒体10とアッパープレー ト4及びエンドプレート5とが同心円的に嵌合できず、図3に示す如く相互間に 片寄った隙間gが出来てしまうと共に、その外周のプリーツ状のフィルタ1とア ッパープレート4及びエンドプレート5の外周フランジ筒部4b,5bとの間に も反対側に片寄った隙間g′が出来てしまい、それら相互の接着支持がうまく行 かないと共に、その隙間g,g′に接着剤を充填しても実際の使用中の流体の流 圧や振動等により剥離してしまう危険性がある。またその隙間g′を無くすべく 、プリーツ状のフィルタ1の折り幅寸法を周方向でM,Nと大小異ならせること は成形上不可能である。従って全周に亘り狭い折り幅寸法Nで成形したフィルタ 1を用いなければならず、濾過面積が小さくなってしまう問題があった。
【0007】 本考案は前記事情に鑑みなされ、その目的とするところは、耐圧強度の大きい 螺旋状の継ぎ目部を持つスパイラル筒体よりなるものでありながら、アッパープ レート及びエンドプレートと同心円的に嵌合でき、従来の如き片寄った隙間がな く、それら相互並びにプリーツ状のフィルタの接着支持がうまくできると共に、 接着剤の剥離の心配がなくなり、且つそのプリーツ状のフィルタの折り幅寸法を 最大にとれて大きな濾過面積を有効に確保できるフィルタエレメントの内筒を提 供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のフィルタエレメントの内筒は、前記目的を達成するために、多数の小 孔を穿設した長尺な金属帯板をスパイラル状に巻回すると共に、その金属帯板の 互いに隣接する両側縁部をはぜ継ぎすることにより、螺旋状に亘る継ぎ目部を持 つ所要長さのスパイラル筒体とし、且つそのスパイラル筒体の両端縁部に切欠を 設けて前記螺旋状継ぎ目部の両端末部分を除去したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
前記構成のフィルタエレメントの内筒であれば、螺旋状の継ぎ目部を持つスパ イラル筒体であるから、別途補強リングを設けなくとも耐圧強度が大きい。また そのスパイラル筒体の両端縁部の切欠によりリブ状の螺旋状継ぎ目部の両端末部 分が除去されているので、その継ぎ目部が邪魔になることなく、この筒体の両端 にアッパープレート及びエンドプレートの内周フランジ筒部を同心円的に密接嵌 合でき、相互間に片寄った隙間が生じることがなくなる。これでそのスパイラル 筒体とアッパープレート及びエンドプレート並びにプリーツ状のフィルタ各相互 の接着支持が確実にできるようになると共に、その接着剤の剥離の心配がなくな り、且つプリーツ状のフィルタの折り幅寸法を周方向全体に亘り均一で最大にと れて大きな濾過面積を有効に確保できるようになる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1図2により説明する。まず、図1(a)(b) に示す如く、本考案のフィルタエレメントの内筒11は、全体的には図4で示し たものと同様に、多数の小孔12aを穿設した長尺な薄鋼板製等の金属帯板12 をスパイラル状に巻回すると共に、その金属帯板12の互いに隣接する両側縁部 をはぜ継ぎすることにより、螺旋状に亘る継ぎ目部13を持つ所要長さのスパイ ラル筒体14とした構成である。
【0011】 ここで、そのスパイラル筒体14の上下両端縁部にそれぞれ三角形状の切り込 みを入れることで切欠15を設けて、前記螺旋状継ぎ目部13の両端末部分を除 去した構成としている。その各切欠15の切り込み深さは図5に示すアッパープ レート4及びエンドプレート5の内周フランジ筒部4a,5bの突出幅より少し 大きくされている。
【0012】 而して、前述した構成のスパイラル状の内筒11であれば、筒体14の周面に 継ぎ目部13が螺旋状に亘って存在し、しかもその継ぎ目部13がはぜ継ぎによ り肉厚化されてリブ状に突出した状態となることから、この継ぎ目部13が筒体 14の補強作用をなし、別途補強リングを溶接しなくても十分な耐圧強度が得ら れ、製作コストの低減が図れるようになる。
【0013】 また、前記金属帯板12の両側縁部をはぜ継ぎした継ぎ目部13が筒体14の 内周面側にリブ状に突出するようしたので、この筒体14の外周面は上下に亘り 平坦でリブ状の突起物が無いことから、この筒体14の外周面を基準面としてそ の周囲にプリーツ状のフィルタ1を具合良く巻き付けて囲設できるようになる。 しかも、前記筒体14の上下両端縁部に切欠15をそれぞれ設けてリブ状の螺 旋状継ぎ目部13の両端末部分を除去しているので、その継ぎ目部13が邪魔に なることなく、筒体14の上下両端にアッパープレート4及びエンドプレート5 の内周フランジ筒部4a,5aを図2に示す如く同心円的に密接嵌合でき、相互 間に片寄った隙間が生じることがなくなり、同時にその外周のプリーツ状のフィ ルタ1とアッパープレート4及びエンドプレート5の外周フランジ筒部4b,5 bとの間にも片寄った隙間が生じることがなくなり、それら各相互の接着支持が うまくできるようになると共に、その接着剤の剥離の心配がなくなり、且つプリ ーツ状のフィルタ1の折り幅寸法を周方向全体に亘り均一で最大にとれて、大き な濾過面積が有効に確保されるようになる。
【0014】
【考案の効果】
本考案のフィルタエレメントの内筒は、前述の如き構成としたから、耐圧強度 の大きい螺旋状の継ぎ目部を持つスパイラル筒体よりなるものでありながら、ア ッパープレート及びエンドプレートと同心円的に嵌合でき、従来の如き片寄った 隙間がなく、それら相互並びにプリーツ状のフィルタの接着支持がうまくできる と共に、その接着剤の剥離の心配がなくなり、且つそのプリーツ状のフィルタの 折り幅寸法を最大にとれて大きな濾過面積を有効に確保できる実用性大なる効果 が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルタエレメントの内筒の一実施例
を示すもので、(a)は内筒単独の斜視図図、(b)は
(a)のA部拡大断面図。
【図2】同上実施例の内筒を用いたフィルタエレメント
の組立状態の断面図。
【図3】従来の螺旋状の継ぎ目部付き内筒を用いたフィ
ルタエレメントの組立状態の断面図。
【図4】同上従来例の内筒を示すもので、(a)は内筒
単独の斜視図図、(b)は(a)のB部拡大断面図。
【図5】他の従来例を示すフィルタエレメントの分解斜
視図。
【符号の説明】
11…内筒、12…金属帯板、12a…小孔、13…継
ぎ目部、14…スパイラル筒体、15…切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の小孔を穿設した長尺な金属帯板を
    スパイラル状に巻回すると共に、その金属帯板の互いに
    隣接する両側縁部をはぜ継ぎすることにより、螺旋状に
    亘る継ぎ目部を持つ所要長さのスパイラル筒体としたフ
    ィルタエレメントの内筒において、前記スパイラル筒体
    の両端縁部に切欠を設けて前記螺旋状継ぎ目部の両端末
    部分を除去したことを特徴とするフィルタエレメントの
    内筒。
JP1569591U 1991-03-18 1991-03-18 フイルタエレメントの内筒 Pending JPH04114405U (ja)

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JP1569591U JPH04114405U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 フイルタエレメントの内筒

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021094095A1 (de) * 2019-11-14 2021-05-20 Mann+Hummel Gmbh Abscheidebauteil für ein filterelement

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021094095A1 (de) * 2019-11-14 2021-05-20 Mann+Hummel Gmbh Abscheidebauteil für ein filterelement
CN114667178A (zh) * 2019-11-14 2022-06-24 曼·胡默尔有限公司 用于过滤元件的分离构件
CN114667178B (zh) * 2019-11-14 2023-09-05 曼·胡默尔有限公司 用于过滤元件的分离构件
DE112020005785B4 (de) 2019-11-14 2024-02-01 Mann+Hummel Gmbh Abscheidebauteil für ein Filterelement, Filterelement, Filtereinrichtung und Herstellungsverfahren

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