JPH04113231A - レベルセンサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、電気絶縁性のある流動性物質、例えば内燃機
関のエンジンオイルやセラミック、ガラス等の粉体を被
検知物質として、その高さレベルを検知するレベルセン
サに関する。

［従来技術］ 例えば内燃機関のエンジンオイルの液面レベルを検知す
るためのレベルセンサにあっては、フロートスイッチを
内蔵するものが主に用いられているほか、超音波や熱変
化を利用したもの等も提案されている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、前記フロート式のものは安価で、しかも信頼
性も高いが、大型とならざる得ないという欠点があった
。

一方、超音波式や熱式のレベルセンサにあっては、小型
化は可能であるが、センサ自体に設けられる回路部分が
複雑化し、高価なものとなるという問題点があった。

本発明は、小型で、回路が簡易で安価なレベルセンサの
提供を目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、一対の電極を放電ギャップを介して対置し、
該電極対を電気絶縁性のある流動性物質内に浸漬し、該
流動性物質により前記電極間を非導通とし、気中で前記
電極間を放電により導通させることにより前記電極対の
高さ位置を基準として流動性物質の高さレベルを検知す
るようにしたことを特徴とするものである。

［作用］ 気中においては前記電極間が放電により導通し、電気絶
縁性のある流動性物質中では電極間は非導通となる。そ
こで、前記電極対を流動性物質の所要レベル位置に配設
し、該電極間の導通状態をみることにより、流動性物質
の高さレベルが所要位置にあるかどうかを検知すること
が可能となる。

［実施例］ 第１図について本発明の一実施例を説明する。

矩形状のセラミック基板１上に導体厚膜２ａ。

２ｂをスクリーン印刷等により平行に塗着形成し、その
端部を内側に屈曲して所定間隔をおいて対向させ、これ
を電極ｅ、ｅとし、さらに導体厚膜２ａ、２ｂの他端部
をリード線５，５の接続端３ａ、３ｂとする。そして前
記電極ｅ、ｅ対間のセラミック基板ｌを部分的に除去し
、その電極ｅ、ｅ間に放電ギャップｇを形成する。この
放電ギャップｇの距離ｄは、印加電圧Ｖや検知すべき流
動性物質の電気絶縁性の大きさに応してさだめられ、流
動性物質で覆われているときには放電せず、気中に曝さ
れたときに放電するようになっている。内燃機関用エン
ジンオイルの検出に用いる場合にはＶ／ｄ２３０００Ｊ
ルト／ｍｒｎとすることが望ましい。さらにセラミック
基板１表面をガラス層４て被覆し、該電極ｅ、ｅと、接
続端３ａ、３ｂのみを露出し、他のセラミック基板１表
面上の導体厚膜２ａ、２ｂを遮蔽する。このとき接続端
３ａ。

３ｂ間の電極間距離りは放電が起きない程度に離間させ
ている。　このセラミック基板１の接続端３ａ、３ｂに
リード線５，５を半田付けし、これを第２図のような螺
子部１１を備える筒状ハウジング１０内に挿入した後に
内空部に樹脂モールド１２を施し、筒状ハウジング１０
の筒体の下部で、前記電極ｅ、ｅめみを露出する。而し
て、レベルセンサＳが構成される。そしてこのレベルセ
ンサＳを、該螺子部１１を利用して、オイルタンク１２
等に螺装する。

第３図は、レベルセンサＳに接続して、所要の液面検知
作動をする検出回路を示す。

ここて昇圧トランス２０はその一次側をパルス電圧を発
生する一次電源Ｖに接続され、二次側には放電ギャップ
ｄを介して対接した電極ｅ、ｅを備えるレベルセンサＳ
の、その接続端３ａ、３ｂに接続され、−次電源■で発
生したパルス電圧が昇圧されて、次の構成により電極ｅ
、ｅに印加され得るようにしている。

前記昇圧トランス２０の二次側には、レベルセンサＳと
コンデンサＣとがダイオードＤ１及び抵抗Ｒを介して直
列に接続されている。さらには前記コンデンサＣはトラ
ンジスタＴのベース端子とエミッタ端子との間に並列接
続されている。このトランジスタＴは、昇圧トランス２
０の一次側のマイナス線路とダイオードＤ２を介してコ
レクク端子が接続し、更にそのエミッタ端子は、前記昇
圧トランス２０の一次側のプラス線路と接続されている
。すなわち、前記昇圧トランス２０の一次側の正負には
トランジスタＴを介して短絡用回路２１が接続されるこ
ととなる。

かかる構成にあって、センサＳがオイル中にある場合に
は電極ｅ、ｅ対間に電気絶縁性の大きなオイルが満たさ
れていることとなるために該電極ｅ、ｅ間に放電は起き
ず、電流は流れないのでコンデンサＣには電荷がたまら
ない。一方、液面レベルが下降し、電極ｅ、ｅが気中に
露出すると、電極ｅ、ｅ間の絶縁が破れ電流が流れるの
でコンデンサＣに電荷がたまり、ショート用トランジス
タＴを駆動し、前記短絡用回路２１が閉路して一次電源
Ｖが短絡する。

而して、かかる構成にあっては、例えば前記レベルセン
サＳをオイルタンクに、その電極ｅ、　ｅがエンジンオ
イルの下限液面位置となるように配設し、前記昇圧トラ
ンス２０の一次側にイグナイタを接続することにより、
該オイルが下限位置以下に減少したことに伴い、前記イ
グナイタの短絡により、エンジンを停止させ、自動車の
故障または事故を未然に防止することが可能となる。

上記実施例は、電極材としてセラミック基板上の印刷電
極を用いたが、種々の材料または形状からなる電極を用
いることができる。また検出結果によりイグナイタの一
次電圧を短絡したが他にランプを転倒させる等種々の報
知手段が提案され得る。例えば、前記回路２］の位置に
種々の７報器を介装することにより、オイルの減少を警
告することが可能となる。

［発明の効果］ 本発明は、上述のように、放電ギャップを介して対置し
た電極対を、気中で放電させて導通させ、電気絶縁性の
ある流動性物質内で絶縁させて非導通とし、この導通及
び非導通を検知して、流動性物質の高さレベルが所要位
置にあるかどうかを検知するようにしたものであり、こ
のため電極と、その接続端のみが設けられていれば良い
から、構造が簡単で、フロートスイッチを使用した構成
と比して小型化でき、複雑な回路も要しないから低廉で
ある等の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の実施例を示し、・第１図はセラミッ
ク基板１の斜視図、第２図はレベルセンサＳの縦断側面
図、第３図は検出回路図である。 Ｓ−・・レベルセンサ ｅ、ｅ・・・電極 ｌ・・・セラミック基板 ２ａ、２ｂ・・・導体厚膜 ３ａ、３ｂ−・・接続端 ２０・・・昇圧トランス ２１・・・短絡用回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の電極を放電ギャップを介して対置し、該電極対を
   電気絶縁性のある流動性物質内に浸漬し、該流動性物質
   により前記電極間を非導通とし、気中で前記電極間を放
   電により導通させることにより前記電極対の高さ位置を
   基準として流動性物質の高さレベルを検知するようにし
   たことを特徴とするレベルセンサ。