JPH04113029A - 変速機の同期装置 - Google Patents

変速機の同期装置

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JPH04113029A
JPH04113029A JP2226596A JP22659690A JPH04113029A JP H04113029 A JPH04113029 A JP H04113029A JP 2226596 A JP2226596 A JP 2226596A JP 22659690 A JP22659690 A JP 22659690A JP H04113029 A JPH04113029 A JP H04113029A
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松ヶ迫 隆
Yasuaki Wada
恭明 和田
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永見 智
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    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、手動変速機に用いられる同期装置に関し、と
りわけ、カップリングスリーブとクラッチギアとの間の
回転同期を行うに、インナーコーンおよびアウターコー
ンからなる、謂わゆるダブルコーンを用いた同期装置に
関する。
(従来の技術) この種の同期装置としては、例えば実開昭62−200
842号公報に開示されるものが従来存在し、シンクロ
ハブに若干の軸方向移動を可能にして回転方向に係止さ
れるインナーコーン(インナーボークリング)とアウタ
ーコーン(アウターボークリング)とを備え、これらイ
ンナーコーンとアウターコーンとの間に、クラッチギア
に回転方向に係止される中間コーン(シンクロコーン)
を配置し、同期装置の作動時にインナーコーンとアウタ
ーコーンとを中間コーンの両面に圧接することにより、
大きな摩擦力を発生させて迅速に回転同期を行うことが
できるようになっている。
また、かかるダブルコーンタイプの同期装置では大きな
摩擦力が発生されるため、摩擦面に潤滑油を供給する必
要があるが、前記実開昭62−200842号公報に開
示されるものでは、インナーコーンおよびアウターコー
ンをそれぞれ径方向に貫通して形成された透孔を介して
、中間コーン両面の摩擦面に潤滑油を供給するようにな
っている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来の同期装置にあっては、前記
インナーコーンおよびアウターコーンのコーン面、つま
り、中間コーンとの摩擦面は、摩擦力を大きくする上で
その面積を可能なかぎり大きくした方がよく、従って、
前記潤滑油供給用の透孔はその開口面積を大きく設定す
ることができない。
このため、どうしても前記透孔を介して供給される潤滑
油量は少なくなり、変速操作が頻繁に行われる蛇行した
坂道等では、同期装置が焼き付き易くなってしまうとい
う課題があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、回転同期
時の摩擦力を低下させることなく潤滑油の供給量を大幅
に増大して、焼き付きを確実に防止することができる変
速機の同期装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために本発明は、シンクロハブに
若干の軸方向移動を可能として回転方向に係止され、か
つ、それぞれが同心状に配置されるインナーコーンおよ
びアウターコーンと、これらインナーコーンとアウター
コーンにそれぞれ形成されるコーン面間に配置される中
間コーンと、変速ギアの一端側に一体に設けられるクラ
ッチギアに形成され、前記中間コーンの一端部を挿入し
てこれを回転方向に係止する係止穴とを備え、前記シン
クロハブに噛合されたカップリングスリーブの軸方向移
動により、前記インナーコーン又はアウターコーンの一
方を前記中間コーンに圧接する方向に移動し、この時に
インナーコーンおよびアウターコーンと中間コーンとの
間に発生される摩擦抵抗で、カップリングスリーブとク
ラッチギアとの間の回転同期を行い、最終的にカップリ
ングスリーブがクラッチギアに噛合される変速機の同期
装置において、前記中間コーンを係止する係止穴に潤滑
油を供給する潤滑油供給手段を設け、この係止穴からイ
ンナーコーンおよびアウターコーンと中間コーンとの間
に潤滑油を供給する構成とする。
ここで、前記潤滑油供給手段は、変速ギアを貫通して係
止穴に連通する通路とすることができる。
また、変速ギアを貫通する前記通路は、前記変速ギアの
他端側に行くに従って、この変速ギアの回転方向に対し
て逆方向に傾斜することか望ましい。
一方、前記係止穴の開口部を変速ギアの歯部に対向して
形成し、この変速ギアとこれに噛合されるギアとの歯合
部を潤滑油供給手段として、この歯合部から押し出され
る潤滑油の一部を係止穴に導入することかできる。
また、変速ギアを貫通して係止穴に連通ずる通路を形成
し、この通路の開口部を同期装置か取り付けられた取付
軸の支持部に対向して形成し、この支持部に潤滑油供給
するオイルバスを潤滑油供給手段として、このオイルバ
スから供給される潤滑油の一部を前記通路に導入する構
成とすることもできる。
(作用) 以上の構成により本発明の変速機の同期装置にあっては
、中間コーンを係止する係止穴に潤滑油を供給する潤滑
油供給手段を設け、この係止穴からインナーコーンおよ
びアウターコーンと中間コーンとの間に潤滑油を供給す
るようにしたので、これらインナーコーンおよびアウタ
ーコーンのコーン面の摩擦面積を削減すること無く潤滑
油供給を行うことかでき、従って、前記係止穴の開口面
積を大きくすることができる。
ここで、前記潤滑油供給手段は、変速ギアを貫通して係
止穴に連通ずる通路とすることにより、変速ギアで掻き
上げられた潤滑油はその一部がこの通路から導入され、
そして、係止穴へと供給されることになり、潤滑油供給
手段の構成を著しく簡単化することができる。
また、変速ギアを貫通する前記通路を、前記変速ギアの
他端側に行くに従って、この変速ギアの回転方向に対し
て逆方向に傾斜する構成とすることにより、この通路は
潤滑油をより多く掻き込む方向に傾斜されることになり
、前記係止穴、延いては、前記インナーコーンおよびア
ウターコーンへの潤滑油供給量を更に増大することがで
きる。
一方、前記係止穴の開口部を変速ギアの歯部に対向して
形成し、この変速ギアとこれに噛合されるギアとの歯合
部を潤滑油供給手段として、この歯合部から押し出され
る潤滑油の一部を係止穴に導入することにより、潤滑油
供給手段として既存のギアを用いて構成の簡略化を行う
ことができる。
また、変速ギアを貫通して係止穴に連通ずる通路を形成
し、この通路の開口部を同期装置が取り付けられた取付
軸の支持部に対向して形成し、この支持部に潤滑油供給
するオイルバスを潤滑油供給手段として、このオイルバ
スから供給される潤滑油の一部を前記通路に導入する構
成とすることにより、オイルバスから供給される多量の
潤滑油により前記通路に導入される潤滑油量を大幅に増
大することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
即ち、第1図(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明
の第1実施例を示す変速機の同期装置10で、この同期
装置10は取付軸12を介して図外のミッションケース
に支持される。
尚、前記取付軸12は通常アウトプットシャフト又はカ
ウンターシャフトであり、前記同期装置12はこの取付
軸12と、この取付軸12に回転自在に装着された変速
ギア14との間に配置され、これら取付軸12と変速ギ
ア14との間で行われるトルクの伝達又は遮断を、この
同期装置10によって行うようになっている。
前記同期装置10は、シンクロハブ16.カップリング
スリーブ18.インサートキー20.インナーコーン2
2.アウターコーン24.中間コーン26.クラッチギ
ア28により概略構成される。
前記シンクロハブ16は前記取付軸12の外周にスプラ
イン嵌合されて、これらシンクロハブ16と取付軸12
とは一体に回転できるようになっている。
前記カップリングスリーブ18は前記シンクロハブ16
の外周にスプライン嵌合され、これら両者は一体に回転
されると共に、カップリングスリーブ18はシンクロハ
ブ16に対して軸方向移動が可能となっている。
そして、前記カップリングスリーブ18の外周に形成さ
れた環状溝18aには、図外のシフトフォークが係合さ
れ、運転者が図外のコントロールレバーをシフト操作す
ることにより、カップリングスリーブ18は軸方向移動
されるようになっている。
前記シンクロハブ16の外周には複数の軸方向の切欠溝
16aが形成され、この切欠溝16a内に前記インサー
トキー20か挿入される。
前記インサートキー20は前記カップリングスリーブ1
8に係脱可能に係止され、このカップリングスリーブ1
8に伴って軸方向移動されるようになっており、かつ、
このインサートキー20に所定の抵抗力が作用したとき
にカップリングスリーブ18から離脱されるようになっ
ている。
前記インナーコーン22および前記アウターコーン24
はそれぞれ環状に形成されると共に、適宜間隔をもって
同心状に配置され、そして、これらインナーコーン22
およびアウターコーン24は前記シンクロハブ16に係
合されて、それぞれ若干の軸方向移動が可能になってい
ると共に、このシンクロハブ16と若干の相対回転を可
能にして、一体に回転されるようになっている。
また、前記インナ−コーン22外周と前記アウタ−コー
ン24内周は、それぞれ同一方向(シンクロハブ16側
か縮径される方向)に傾斜されるコーン面22a、24
aとして形成され、これらコーン面22a、24a間に
前記中間コーン26か配置される。
尚、前記アウターコーン28の外周には、前記シンクロ
ハブ16の外周に形成されたスプライン歯と同一径の歯
24bが形成されている。
前記クラッチギア28は環状に形成されて、その外周に
前記アウタ−コーン28外周の歯24bと同一径のギア
歯28aが形成されており、かつ、このクラッチギア2
8は前記変速ギア14のシンクロハブ16側に圧入固定
されて、これらクラッチギア28と変速ギア14とは一
体に回転されるようになっている。
また、前記クラッチギア28には、これを軸方向に貫通
する係止穴30が周方向に複数形成され、これら係止穴
30には前記中間コーン26から突設された係止突起2
6aが嵌合されている。
従って、前記中間コーン26は前記クラッチギア28延
いては変速ギア14と一体に回転されると共に、若干の
軸方向移動が可能となっている。
従って、前記同期装置10では、カップリングスリーブ
18が図中右方に移動すると、これに伴ってインサート
キー20も移動し、このインサートキー20はアウター
コーン24を図中右方に押圧する。
すると、前記アウターコーン24は中間コーン26に圧
接され、更に、これらアウターコーン24および中間コ
ーン26が図中右方に若干移動することにより、中間コ
ーン26はインナーコーン22に圧接され、従って、こ
の中間コーン26の両側に摩擦力が発生される。
前記中間コーン26の両側に発生される摩擦力により、
カップリングスリーブ18とクラッチギア28との間、
つまり、取付軸12と変速ギア14との間で回転同期が
行われ、この回転同期が行われた時点てカップリングス
リーブ18はインサートキー20を残して更に移動し、
アウターコーン24の歯24bを押し分けてクラッチギ
ア28の歯28aに噛合される。
このように、カップリングスリーブ18がクラッチギア
28に噛合されると、シンクロハブ16からクラッチギ
ア28に至る同期装置10のトルク伝達経路は完全に結
合され、この状態で取付軸12と変速ギア14とは一体
に回転され、目的の変速段への切り換えが行われる。
ここで、本実施例では前記変速ギア14を一端側(図中
右側)から他端側(図中左側)に貫通して、前記係止穴
30に連通ずる潤滑油供給手段としての通路32を形成
しである。
また、前記通路32は変速ギア14の他端側に行くに従
って、この変速ギア14の回転方向に対して逆方向に傾
斜されるように形成される。
以上の構成により本実施例の同期装置10にあっては、
変速ギア14の回転により掻き上げられた潤滑油は、そ
の一部が通路32の一端側開口部32aから導入され、
この導入された潤滑油は通路32を伝って係止穴30へ
と供給される。
そして、前記係止穴30に供給された潤滑油は中間コー
ン26を伝って、インナーコーン22およびアウターコ
ーン24のコーン面22a、24aに供給され、回転同
期される時にインナーコーン22およびアウターコーン
24と中間コーン26との間に発生される摩擦熱を冷却
することができる。
ところで、前記係止穴30および前記通路32はクラッ
チギア28および変速ギア14に形成されるため、従来
のようにインナーコーン22およびアウターコーン24
に形成されるものではないため、その開口面積を大きく
設定した場合にもコーン面22a、24aの面積に関係
なく、従って、この通路32を大径に形成することがで
きる。
従って、本実施例では前記通路32を大きな径をもって
形成することにより、この通路32に導入される潤滑油
量を増大することができ、延いては、前記コーン面22
a、24aに供給される潤滑油量を増大して、冷却効果
を大きくすることができる。
また、前記通路32は前記変速ギア14の他端側に行く
に従って、この変速ギア14の回転方向に対して逆方向
に傾斜されているため、この潤滑油供給通路32は変速
ギア14て掻き上げられた潤滑油をより多く掻き込むこ
とができる。
従って、前記通路32はこれが単に傾斜されるという簡
単な構成ではあるが、潤滑油の導入量を増大して冷却効
果を更に増大することができる。
第2図(A)、(B)は本発明の第2実施例を示し、前
記第1実施例と同一構成部分に同一符号を付して重複す
る説明を省略して述べる。
即ち、この実施例は変速ギア14径よりクラッチギア2
8径の方が大きく形成された場合、・このクラッチギア
28に形成される中間コーン26の係止穴30を、変速
ギア14の歯部14aに対向させて貫通形成する。
そして、前記変速ギア14とこれに噛合されるギア40
との歯合部42を潤滑油供給手段として用い、これら変
速ギア14とギア40とが回転されるときに、前記歯合
部42から押し出される潤滑油を前記係止穴30に導入
する構成になっている。
従って、この第2実施例ではクラッチギア28に形成さ
れる係止穴26を、単に変速ギア14の歯部14aに対
向させて貫通形成するという極簡単な構成により目的を
達成でき、また、潤滑油供給手段として既存の変速ギア
14およびギア40を用いることができるため、構成の
簡略化を行うことができる。
ところで、この第2実施例にあっては(B)図に示すよ
うに、クラッチギア28には前記係止穴30以外に、こ
れと略同径位置に他の貫通穴44を形成し、この貫通穴
44にも前記歯合部42で押し出された潤滑油を導入し
て、この貫通穴44からもコーン面22a、24aに潤
滑油を供給することが望ましい。
第3図は本発明の第3実施例を示し、前記各実施例と同
一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して
述べる。
即ち、この実施例では変速ギア14に隣接してミッショ
ンケース50の支持壁52が設けられ、この支持壁52
に前記取付軸12がベアリング54を介して回転自在に
支持されるようになっており、このベアリング54には
オイルパス56を介して積極的に潤滑油が供給されるよ
うになっている。
そして、この実施例では前記変速ギア14を貫通して係
止穴30に連通する通路6oを形成し、この通路60の
支持壁52側に開口される開口部60aを、前記ベアリ
ング54に対向して形成すると共に、潤滑油供給手段と
して前記オイルバス56を用い、このオイルパス56か
ら供給される潤滑油を前記通路60に導入するようにな
っている。
従って、この実施例では前記オイルバス56から供給さ
れる多量の潤滑油が、前記ベアリング54に供給される
と共に、その一部が前記通路6゜から導入され、この通
路60に導入された潤滑油は係止穴30からコーン面2
2a、24aへと供給される。
従って、前記オイルバス56から供給される多量の潤滑
油により、前記コーン面22a、24aへの潤滑油供給
量を大幅に増大することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の変速機の同期装置にあって
は、請求項1では中間コーンを係止する係止穴に潤滑油
を供給する潤滑油供給手段を設け、この係止穴からイン
ナーコーンおよびアウターコーンと中間コーンとの間に
潤滑油を供給するようにしたので、これらインナーコー
ンおよびアウターコーンのコーン面の摩擦面積を削減す
ること無く潤滑油供給を行うことができる。
従って、前記係止穴の開口面積を大きくすることが可能
となり、このように開口面積を大きくすることにより、
前記コーン面に供給される潤滑油量を増大することが可
能となり、潤滑油不足から発生される焼き付きを防止す
ることができる。
また、本発明の請求項2では、前記潤滑油供給手段を、
変速ギアを貫通して係止穴に連通ずる通路として構成し
、変速ギアで掻き上げられた潤滑油を通路から導入する
ようにしたので、潤滑油供給手段の構成を簡単化するこ
とができる。
更に、本発明の請求項3ては、変速ギアを貫通する前記
通路を、前記変速ギアの他端側に行くに従って、この変
速ギアの回転方向に対して逆方向に傾斜させたので、こ
の傾斜された通路により掻き上げられた潤滑油をより多
く掻き込むことができるため、潤滑油の導入量を更に増
大することができる。
更にまた、本発明の請求項4ては、前記係止穴の開口部
を変速ギアの歯部に対向して形成し、この変速ギアとこ
れに噛合されるギアとの歯合部を潤滑油供給手段として
、この歯合部から押し出される潤滑油の一部を係止穴に
導入したので、潤滑油供給手段として既存のギアを用い
て構成の簡略化を行うことができる。
また、本発明の請求項5では、変速ギアを貫通して係止
穴に連通ずる通路を形成し、この通路の開口部を同期装
置が取り付けられた取付軸の支持部に対向して形成し、
この支持部に潤滑油供給するオイルバスを潤滑油供給手
段として、このオイルバスから供給される潤滑油の一部
を前記通路に導入したので、オイルバスから供給される
多量の潤滑油により、潤滑油の供給量を大幅に増大する
ことができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる変速機の同期装置の第1実施例
を示し、同図(A)は断面側面図、同図(B)はクラッ
チギアから変速ギア方向を見た正面図、同図(C)はク
ラッチギアおよび変速ギアの平面図、第2図は本発明の
第2実施例を示し、同図(A)は要部断面側面図、同図
(B)はクラッチギアの正面図、第3図は本発明の第3
実施例を示す断面側面図である。 14・・・変速ギア 16・・・シンクロハブ 18・・・カップリングスリーブ 22・・・インナーコーン 24・・・アウターコーン 26・・・中間コーン 28・・・クラッチギア 30・・・係止穴 32・・・通路(潤滑油供給手段) 42・・・歯合部(潤滑油供給手段) 54・・・ベアリング 56・・・オイルバス(潤滑油供給手段)60・・・通

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シンクロハブに若干の軸方向移動を可能として回
    転方向に係止され、かつ、それぞれが同心状に配置され
    るインナーコーンおよびアウターコーンと、 これらインナーコーンとアウターコーンにそれぞれ形成
    されるコーン面間に配置される中間コーンと、 変速ギアの一端側に一体に設けられるクラッチギアに形
    成され、前記中間コーンの一端部を挿入してこれを回転
    方向に係止する係止穴とを備え、前記シンクロハブに噛
    合されたカップリングスリーブの軸方向移動により、前
    記インナーコーン又はアウターコーンの一方を前記中間
    コーンに圧接する方向に移動し、この時にインナーコー
    ンおよびアウターコーンと中間コーンとの間に発生され
    る摩擦抵抗で、カップリングスリーブとクラッチギアと
    の間の回転同期を行い、最終的にカップリングスリーブ
    がクラッチギアに噛合される変速機の同期装置において
    、 前記中間コーンを係止する係止穴に潤滑油を供給する潤
    滑油供給手段を設け、この係止穴からインナーコーンお
    よびアウターコーンと中間コーンとの間に潤滑油を供給
    することを特徴とする変速機の同期装置。
  2. (2)潤滑油供給手段は、変速ギアを貫通して係止穴に
    連通する通路であることを特徴とする請求項1に記載の
    変速機の同期装置。
  3. (3)変速ギアを貫通する通路は、前記変速ギアの他端
    側に行くに従って、この変速ギアの回転方向に対して逆
    方向に傾斜されることを特徴とする請求項2に記載の変
    速機の同期装置。
  4. (4)前記係止穴の開口部を変速ギアの歯部に対向して
    形成し、この変速ギアとこれに噛合されるギアとの歯合
    部を潤滑油供給手段として、この歯合部から押し出され
    る潤滑油の一部を係止穴に導入することを特徴とする請
    求項1に記載の変速機の同期装置。
  5. (5)変速ギアを貫通して係止穴に連通する通路を形成
    し、この通路の開口部を同期装置が取り付けられた取付
    軸の支持部に対向して形成し、この支持部に潤滑油供給
    するオイルパスを潤滑油供給手段として、このオイルパ
    スから供給される潤滑油の一部を前記通路に導入するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の変速機の同期装置。
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