JPH04106997U - 豆のばい煎機 - Google Patents

豆のばい煎機

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JPH04106997U
JPH04106997U JP40697290U JP40697290U JPH04106997U JP H04106997 U JPH04106997 U JP H04106997U JP 40697290 U JP40697290 U JP 40697290U JP 40697290 U JP40697290 U JP 40697290U JP H04106997 U JPH04106997 U JP H04106997U
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JP
Japan
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roasting
section
bean
side wall
combustion
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JP40697290U
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義秋 河崎
聖治 河合
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株式会社石野製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コーヒー豆等の豆の熱風式ばい煎及び直火式
ばい煎を単独でも又組み合わせても簡単におこなう。 【構成】 ハウジング2内に、ばい煎ドラム5を備える
ばい煎部とその下方に燃焼部とが形成されている豆のば
い煎機において、ばい煎ドラムは、側壁側からその対面
する側壁に延びて設けられている回転軸6を備え、開口
部を豆の供給口及びばい煎された豆の排出口33が形成
されている側壁側に位置させてばい煎部内に設けられて
おり、ばい煎部と燃焼部の間の対向する側壁には、熱遮
へい壁部材14の案内部材15が設けられ、また該案内
部材の下方に、少なくとも塊状乃至粒状の遠赤外線放射
物充填用箱16を水平方向に装着可能の案内部材17が
設けられており、燃焼部には、バーナ21及び炭燃焼炉
20が、前記ばい煎ドラムの回転軸方向に並んで設けら
れている。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】 本考案は、コーヒー豆等の豆のばい煎機に関し、特に、コーヒー煎豆製造用の コーヒー生豆のばい煎機に関する。 また、本発明は、コーヒー豆、大豆、茶、もろこし等のばい煎に使用される小 形のばい煎機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コーヒー生豆のばい煎方式には、熱風式、半熱風式及び直火式がある 。 これらのばい煎方式の中、熱風式ばい煎は、燃焼ガスを直接生豆に当ててば い煎するために、ばい煎時間が比較的短縮されるが、水分その他のコーヒー豆の 含有成分の逸出し易いのが問題である。 また、半熱風式ばい煎は、コーヒー豆を燃焼ガスにより間接的に加熱するため に、燃焼ガスの温度を二次空気量を調節して容易に行うことができるが、予熱さ れているばい煎釜内にコーヒー豆を投入するために、投入時のばい煎釜の温度に 影響され易いのが問題である。 直火式ばい煎は、ばい煎ドラムを多孔に形成して、コーヒー豆に直接火を当て てばい煎する方式であるが、加熱の加減が難しい上に、熱源の匂いが煎られたコ ーヒー豆に移るので、熱源の選択も難しく、これらの点で問題がある。 また、熱源の匂いの問題を解消すると共に、効率の良いコーヒ豆の加熱を行う ために、遠赤外線を熱源とするコーヒ豆ばい煎機が提案されている。しかし、遠 赤外線加熱の場合は、大きな熱量を得るには、装置が大掛かりとなり問題である 。 このように、従来のコーヒー豆の加熱方式では、何れを使用するとしても、 満足できるコーヒー豆のばい煎を自由分に安定して行うことができない。そこで 、例えば、直火式と熱風式など、複数の加熱方式を組み合わせたばい煎方式等が 提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】 しかし、ばい煎されるコーヒー生豆は、水分等の成分含有量及び粒径等が一定 していないところ、据え付けられる熱源及び予め設定されたばい煎方式によつて ばい煎されるために、コーヒー生豆のばい煎方式は制限されることとなり、安定 した味の良いコーヒーを得るのが難しく問題である。 しかも、コーヒー生豆のばい煎装置は、一回のばい煎で出来る限り大量のコー ヒー生豆のばい煎が行えるように作られているので、比較的大形化しており、喫 茶店等でのコーヒー生豆のばい煎に適しておらず 本考案は、従来のコーヒー豆のばい煎機の熱源、ばい煎方式及びばい煎条件の 乏しさに由来する、ばい煎されたコーヒー豆の味の安定性に係る問題点を解決す ることを目的としている。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、三種類の熱源が選択でき、しかもコーヒー豆についての熱風式ばい 煎及び直火式ばい煎を、単独でも又組み合わせても、簡単に行うことができるコ ーヒー豆等の豆のばい煎機を提供することを目的としている。
【0005】 本考案は、ハウジング内に、ばい煎ドラムを備えるばい煎部と、燃焼装置を備 えて前記ばい煎部の下方に燃焼部が形成されている豆のばい煎機において、ばい 煎部は、側壁の一に豆の供給口及びばい煎された豆の排出口が形成され、底部に 給気口が形成され、天井壁又は他の側壁のいずれかに排気口が形成されており、 ばい煎ドラムは、前記豆の供給口及びばい煎された豆の排出口を備える側壁側か らその対面する側壁に延びて設けられている回転軸を備え、側部を前記天井部及 び他の側壁部側に位置させ、開口部を豆の供給口及びばい煎された豆の排出口が 形成されている側壁側に位置させて、ばい煎部内に設けられており、ばい煎部と 燃焼部の間の対向する側壁には、熱遮へい壁部材を水平方向に装着可能の案内部 材が設けられ、また該案内部材の下方に、少なくとも塊状乃至粒状の遠赤外線放 射物充填用箱を水平方向に装着可能の案内部材が設けられており、燃焼部には、 バーナ及び炭燃焼炉が、前記ばい煎ドラムの回転軸方向に並んで設けられている ことを特徴とする豆のばい煎機にある。
【0006】 本考案において、ばい煎機内には、上方にばい煎部が形成され、下方に燃焼部 が形成されている。ばい煎部には、ばい煎ドラムが設けられており、燃焼部には 、バーナ及び炭燃焼炉が、ばい煎ドラムの回転軸方向に並んで設けられている。 ばい煎ドラムは、一端が開放され、他端が閉鎖されている中空円筒体であり、従 来の形式の構造のものが使用できる。ばい煎ドラムの開放側は、ばい煎された豆 の排出口及び豆の供給口を備える、ばい煎機のハウジングの側壁に向けて設けら れている。本考案において、ばい煎部と燃焼部の間には、燃焼部による加熱が、 随時、遮へいできるように、熱遮へい壁を装着することができる。熱遮へい壁は 断熱材で形成されるが、ばい煎ドラムに面する側を熱反射性に形成することがで きる。
【0007】 本考案においては、コーヒー豆等の豆について遠赤外線による加熱を行うことが できるように、熱遮へい壁装着箇所の下方のハウジングの相対する側壁に、案内 部材を設けて、コーヒー豆等の豆の遠赤外線によるばい煎用として、塊状乃至粒 状の遠赤外線放射体が充填される箱を、取り出し可能に装着することができる。 この塊状乃至粒状の遠赤外線放射体を収容する箱の底部は、塊状乃至粒状の遠赤 外線放射体が箱内に収容でき、かつ該放射体が収容されないときには、熱風又は 直火による加熱ができるように、穴が形成されている。本考案において、塊状乃 至粒状の遠赤外線放射体充填用の箱は、該放射体が箱内全域に装着されたときに 、ばい煎ドラムが、燃焼部のバーナによる直火又は炭燃焼炉による熱風により、 加熱されるのを遮へいすることができるものである。このように前記遠赤外線放 射体充填用の箱は、遠赤外線放射体を充填することによって、ばい煎部の遠赤外 線加熱空間を限定できるものであり、遠赤外線加熱空間を適当な大きさにするよ うな位置に装着される。
【0008】 本考案において、遠赤外線放射体充填用の箱の案内部材は、全域に一つの箱が 装着できるように形成することができ、またばい煎ドラムの回転軸方向に、複数 の箱を並設できるように、形成することができる。前記案内部材が、全域に一つ の箱が装着できるように形成されるときは、箱の全体を一区画として使用できる ように、箱を形成することができるが、箱内部に、例えば、ばい煎ドラムの回転 軸方向を横切るように、少なくとも一つの仕切壁を設けて、箱内部をバーナ用の 区画及び炭燃焼用の区画に分けて使用することができる。このように箱内を分け ると、例えば、遮へい板を一方の区画に配置して、一方の区画からの熱を遮断す ることができる。本考案において、遠赤外線加熱を効率よく行うために、ばい煎 室内壁面は反射面に形成されるのが好ましい。また、遠赤外線加熱を行う場合、 粒状の遠赤外線放射体の加熱は、無臭の加熱方式であるのが好ましい。この場合 は、遠赤外線放射体を加熱された鉄板等の上に載置して、バーナ等により間接加 熱方式により加熱するようにすることができる。
【0009】 本考案において、燃焼部に設けられる炭燃焼炉に熱風発生源を接続して、ばい 煎部に熱風を送り、豆の熱風ばい煎を可能にさせるのが好ましい。本考案におい て、燃焼部には、炭燃焼炉の他にバーナが設けられる。バーナをばい煎ドラムの 開口側に設ける場合は、バーナによるばい煎時に、豆が過熱されないように、そ の上方の箱の区画内に遮へい板を配置して、バーナの炎が直接、ばい煎ドラムに 当たらないようにするのが好ましい。しかし、バーナ燃焼の熱量を比較的小さく 設定するときは、バーナの位置をばい煎ドラムの開口側とは反対側に設けること ができる。本考案において、熱風ばい煎は、炭燃焼炉に空気を送風して、また、 ガスバーナにより行われる。炭燃焼炉は、燃焼炉ガスがう回しないで、直接ばい 煎室内に導入されるように、設けられるのが好ましい。しかし、上方の箱の区画 内に遮へい板を配置して、熱風ばい煎が行えるように設けることもできる。 以上のように、本考案においては、バーナと炭燃焼炉は、共に燃焼部に設けら れるので、遠赤外線加熱、バーナ加熱及び炭火加熱の三熱源による直火方式のコ ーヒー豆等の豆のばい煎を行うことができ、また、遮へい板を装着して、遠赤外 線による直火方式のコーヒー豆等の豆のばい煎と、バーナと炭燃焼炉を熱源とす る熱風方式のコーヒー豆等の豆のばい煎を単独又は適宜組み合わせて行うことが できる。
【0010】 本考案において、ばい煎ドラムは、遠赤外線加熱が容易に行えるように、ドラ ム周囲壁には、多数の孔が、例えば、多孔円筒又は網目状円筒に形成されるのが 好ましい。本考案においても、従来のばい煎ドラムと同様に、ばい煎ドラムは篭 形に形成され、開放口側を、ばい煎された豆の排出口側に位置して設けられる。 ばい煎ドラムの内側には、コーヒー豆等の豆のばい煎が均一に行われるように、 適宜形状の撹拌羽根が取り付けられるのが好ましい。これらの撹拌羽根は、ばい 煎ドラム内のコーヒー豆等の豆の移動を円滑にして、総てのコーヒー豆が均等に 加熱されるように形成されている。
【0011】
【作用】
本考案は、コーヒー豆等をばい煎する豆ばい煎機において、燃焼部の熱源とし て、炭燃焼炉及びバーナを設け、更に、該燃焼部の熱源の上方に、遠赤外線放射 体充填用箱を設けて、粒状乃至塊状の遠赤外線放射体を充填できるようにしたの で、適宜遮へい板を装着又は取り外して、遠赤外線加熱、バーナ加熱、炭火加熱 又は熱風加熱等によるコーヒー豆等の豆のばい煎及びそれらの加熱方式を適宜組 み合わせたコーヒー豆等の豆のばい煎を行うことができる。 したがって、本考案によると、例えば、最初、バーナを熱源とする熱風方式の ばい煎を行い、次に遠赤外線を熱源とする直火方式のばい煎を行うといったばい 煎方式の組み合わせによるコーヒー豆等の豆のばい煎を行うことができ、また、 これとは逆に、最初、遠赤外線を熱源とする直火方式のばい煎を行い、次に、バ ーナを熱源とする熱風方式のばい煎を行うこともできる。その他の熱源及びばい 煎方式についても、単独のばい煎はもとより、種々の組み合わせが可能であり、 ばい煎されるコーヒー豆の水分等の成分含有量及び粒径等に応じて適したばい煎 を行うことができる。
【0012】 本考案においては、比較的蓄熱量が大きい塊状乃至粒状の遠赤外線放射体を、 炭又はガスの燃焼により高い温度に加熱して、遠赤外線を放射させるので、塊状 乃至粒状の遠赤外線放射体による、遠赤外線の放射は、比較的安定したものとす ることができる。しかも、遠赤外線放射体の塊状乃至粒状のセラミックスは、そ の蓄熱量が比較的大きく、しかも、熱源の熱量が大きくできるために、対流によ る加熱も加わり、コーヒー豆等の豆のばい煎を、均一に行うことができ、良質の ばい煎を行うことができる。
【0013】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本考案の実施の態様について説明するが、本考案 は以下の説明及び例示によって、何等限定されるものではない。 第1図は、本考案のコーヒー豆ばい煎機の一実施例について、一部切り欠いて 示す概略の側断面図であり、第2図は、第1図に示される実施例について、一部 切り欠いて示す概略の正断面図である。
【0014】 第1図及び第2図に示される実施例において、コーヒー豆ばい煎機1には、そ のハウジング2内上方に、コーヒー豆ばい煎室3が形成され、その下方に燃焼室 4が形成されている。 コーヒー豆ばい煎室3には、ばい煎ドラム5が設けられている。このばい煎ド ラム5は、本例においては、多孔円筒であり、回転軸6に、ばい煎ドラム5のハ ブ部7及び支持腕8によってに固定支持されている。ばい煎ドラム5の回転は、 回転軸6の端部に取り付けられているプーリ9を介してのチェーン又はベルト伝 動により、ハウジング2の上部に据え付けられているばい煎ドラム駆動モータ1 0の駆動によつて行われる。
【0015】 本例において、遠赤外線加熱によるコーヒー豆のばい煎を効率よく行うために 、ばい煎室3の天井部11及び側壁部12の内壁面13は反射面に形成されてい る。ばい煎室3と燃焼室4の間には、熱遮へい板14を挿脱可能に支持する案内 わく15が設けられている。 この熱遮へい板14の支持用の案内わく15の下方には、遠赤外線加熱用の遠 赤外線放射体(図示されていない)を充填する箱16を、挿脱可能に支持する案 内支持板17が設けられている。この遠赤外線放射体充填箱16は、遠赤外線放 射体を充填してコーヒー豆ばい煎室3のばい煎空間の大きさを適当な大きさに制 限すると共に、遠赤外線放射体から放射される遠赤外線によりばい煎を行う。遠 赤外線による加熱を効率よく行うために、ばい煎室内は、反射面に形成されてい る。
【0016】 また、この遠赤外線放射体充填箱16は、底部18が、網目状等の多孔板に形 成されており、この箱16に充填される遠赤外線放射体の大きさは、底部18の 網目等の多孔板の孔19の大きさより大きいことが必要である。この遠赤外線放 射体の充填箱16の下方は燃焼室4に形成されており、炭燃焼炉20及びガスバ ーナ21が設けられている。豆のばい煎時には、例えば、コーヒー豆の外皮のは く落を生じる。このようにはく落したコーヒー豆の外皮は、ばい煎ドラム5から 遠赤外線放射体の上に落下するが、装置の振動とうにより遠赤外線放射体の間か ら下方に落下し、燃焼することは少ない。 本例において、炭燃焼炉20は熱風ばい煎方式の熱風発生源であり、送風機 22に接続している。本例においては、炭燃焼炉20及びバーナ21の下方には 、受皿23が設けられており、灰やはく落した豆の外皮が収容される。
【0017】 ばい煎室3の上部には、コーヒー豆等から発生する煙を排出するための、排煙 排出口24が形成されている。排煙排出口24は排気ダンパ25(排気ダンパの ハンドル部が図示されている。)及び排気駆動装置26を介してサイクロン形式 の除塵装置27の入り口28に接続している。本例において、除塵装置27には 、コーヒー豆供給ホッパ29がコーヒー豆供給ダンパ30を介して接続しており 、コーヒー生豆(図示されていない)のばい煎ドラム5への供給は、コーヒー豆 供給ダンパー30を開いて行う。コーヒー豆供給ホッパ29の下端開口31は、 ばい煎ドラム5の開口32内に位置して設けられている。
【0018】 ばい煎ドラム5の開口32内に位置して、ばい煎済みのコーヒー豆の排出口 33が形成されており、ばい煎終了時に排出レバー34を矢印35の方向に移動 させて、排出扉36を開き、ばい煎されたコーヒー豆を排出する。ばい煎された コーヒー豆は冷却槽37に排出され、そこで冷却される。
【0019】 本例において、ガスバーナ21に使用される燃料は、ばい煎されたコーヒー豆 にガス燃料の臭いが移らないようなガス燃料が使用される。本例においては、例 えば、天然ガス、都市ガス等の気体燃料がガスバーナ21に使用された。ガスバ ーナ燃焼の火力の調節はバーナ21への燃料ガスの供給を調節して行われる。 炭燃焼炉20の下方は送風機22に接続しており、例えば、弱火、中火、強火 等に炭燃焼炉20の燃焼の程度が調節可能である。
【0020】 本例においては、ばい煎室3と燃焼室4とは連通しており、受皿23を装着し て、排気装置26を作動させることにより、燃焼室4の燃焼ガスをばい煎室3に 積極的に導入でき、コーヒー豆の熱風ばい煎を行うことができる。本例において は、燃焼室4の底部に設けられる受皿32は、熱遮へい板14と兼用できるよう に形成することができる。この場合、熱遮へい板14及び受皿23の装着口を封 鎖するために、適宜蓋ができるように、該受皿23の装着口には、例えば、蝶番 方式の開閉扉、引戸等の、開閉手段を設けることができる。
【0021】 本例は以上のように構成されているので、遠赤外線によりコーヒー豆をばい煎 するときは、ばい煎室3と燃焼室4の間の熱遮へい板14を取り外して、粒状の セラミックス遠赤外線放射体を遠赤外線放射体充填箱16に充填する。遠赤外線 放射体の粒状のセラミックスが充填された遠赤外線放射体充填箱16は、該箱 16の案内支持板17上に配置し、炭燃焼炉20に炭38を入れ、点火する。炭 に点火した後、送風機22を作動させる。また、炭燃焼炉20の点火したところ で、ガスバーナ21を点火し、ばい煎ドラム5を予熱する。この予熱の間に、コ ーヒー豆供給ホッパ29にばい煎するコーヒー生豆を入れる。ばい煎ドラム5が 所定の温度に加熱されたところで、コーヒー豆供給ホッパ29の供給ダンパ30 を開いて、ばい煎ドラム5内にコーヒー生豆を供給する。 コーヒー生豆の供給を終えたところで、供給ダンパ30を閉じて、遠赤外線加 熱器による加熱を継続しながら、排気装置26を作動してばい煎室3内のばい煎 により発生するガスを排出する。排気装置26による排気量は排気ダンパ25の 開きを調節して行われる。所定のばい煎終了温度に達したところで、遠赤外線加 熱器の稼働を停止して、排出レバー34を矢印35の方向に移動させて、排出扉 36を開いてばい煎されたコーヒー豆を冷却槽37に排出する。
【0022】 また、本例においては、ガスバーナによるばい煎を行うときは、遠赤外線放射 体充填箱16のガスバーナ21の上方の区画39に、熱遮へい板40を配置して 、ガスバーナ21の炎及び燃焼ガスが、ばい煎ドラム5のガスバーナ21の開口 側と反対側からばい煎室3に入るようにさせて行われる。ガスバーナ21による 加熱は、排気装置26を作動させて、ガス供給管の開閉弁41の開きを調節して 、ガスバーナ21へのガスの供給を加減しながら行われる。また、この直火ばい 煎後、熱風によるばい煎を行うときは、バーナ燃焼を継続しながら、バーナ燃焼 ガスと炭火燃焼ガスをばい煎室3に導いて、コーヒー生豆のばい煎を行うことが できる
【0023】 このように、本例においては、最初、バーナ燃焼による熱風ばい煎が行われ、 所定温度に達したところで、炭火による熱風ばい煎に切り替えることができる。 さらに、本例においては、炭火単独の熱風ばい煎、遠赤外線による直火ばい煎 を行うこともできる。 以上のように、本例によると、遠赤外線による直火ばい煎、バーナ燃焼による 熱風ばい煎並びに炭火による熱風ばい煎を、単独で又は種々組み合わせて、様々 なコーヒー豆のばい煎を行うことができる。
【0024】 本例においては、ガスバーナ21は、ばい煎ドラム5の開口33側に設けられ 、炭燃焼炉20はその反対側に設けられているが、燃焼室4における熱源の配置 は、もとよりこれらの例に限定されるものでなく、炭燃焼炉20をばい煎ドラム 5の開口33側に設け、ガスバーナ21をその反対側に設けるようにすることも できる。また、この他に、炭燃焼炉20を囲んでガスバーナ21を配置して設け ることもできる。 また、本例においては、燃焼室4には煙道が設けられていないが、例えば、遠 赤外線放射体を間接加熱方式により加熱することができるように、燃焼室4に適 宜煙道を設けることができる。
【0025】
【考案の効果】
本考案は、コーヒー豆等をばい煎する豆ばい煎機において、燃焼部の熱源とし て、炭燃焼炉及びバーナを設け、更に、該燃焼部の熱源の上方に、遠赤外線放射 体充填用箱を設けて、粒状のセラミックス遠赤外線放射体又は熱遮へい部材を充 填できるようにしたので、従来のコーヒー豆等の豆のばい煎機に比して、加熱手 段及びばい煎方式が各種豊富に揃えられることとなり、加熱手段及びばい煎方式 の選択が豊富となる。 しかも、本考案は、遠赤外線放射源として、粒状のセラミックスを使用するの で、蓄熱量が大きく、したがって、従来のコーヒー豆ばい煎機に比して、周囲温 度の高い状態下で、遠赤外線加熱を行うので、極めて均一なばい煎が可能となり 、例えば、コーヒー豆の水分等の成分含有量及び粒径等に応じた、コーヒー生豆 のばい煎を行うことが可能となり、例えば、適度の又は好みのコーヒー豆のばい 煎を容易に行うことができる。 したがって、従来のコーヒー豆ばい煎機に比して、本考案は、例えばコーヒー 豆のばい煎が、コーヒー生豆の水分等の成分含有量及び粒径等の不揃いにより困 難とされていた、最適条件に合ったコーヒー豆のばい煎が容易に行えることとな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコーヒー豆ばい煎機の一実施例につい
て、一部切り欠いて示す概略の側断面図である。
【図2】図1に示される実施例について、一部切り欠い
て示す概略の正断面図である。
【符号の説明】
1 コーヒー豆ばい煎機 2 ハウジング 3 コーヒー豆ばい煎室 4 燃焼室 5 ばい煎ドラム 6 回転軸 10 ばい煎ドラム駆動モータ 14 熱遮へい板 15 熱遮へい板案内わく 16 遠赤外線放射体充填箱 17 遠赤外線放射体充填箱の案内支持板 20 炭燃焼炉 21 ガスバーナ 22 送風機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に、ばい煎ドラムを備える
    ばい煎部と、燃焼装置を備えて前記ばい煎部の下方に燃
    焼部が形成されている豆のばい煎機において、ばい煎部
    は、側壁の一に豆の供給口及びばい煎された豆の排出口
    が形成され、底部に給気口が形成され、天井壁又は他の
    側壁のいずれかに排気口が形成されており、ばい煎ドラ
    ムは、前記豆の供給口及びばい煎された豆の排出口を備
    える側壁側からその対面する側壁に延びて設けられてい
    る回転軸を備え、側部を前記天井部及び他の側壁部側に
    位置させ、開口部を豆の供給口及びばい煎された豆の排
    出口が形成されている側壁側に位置させて、ばい煎部内
    に設けられており、ばい煎部と燃焼部の間の対向する側
    壁には、熱遮へい壁部材を水平方向に装着可能の案内部
    材が設けられ、また該案内部材の下方に、少なくとも塊
    状乃至粒状の遠赤外線放射物充填用箱を水平方向に装着
    可能の案内部材が設けられており、燃焼部には、バーナ
    及び炭燃焼炉が、前記ばい煎ドラムの回転軸方向に並ん
    で設けられていることを特徴とする豆のばい煎機。
JP40697290U 1990-12-28 1990-12-28 豆のばい煎機 Pending JPH04106997U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100379664B1 (ko) * 2001-04-26 2003-04-11 김용환 곡물볶음장치
JP2021176933A (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 石光商事株式会社 コーヒー液抽出システム、コーヒー液抽出方法、焙煎したコーヒー豆の製造方法、焙煎したコーヒー豆

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